JP2001130887A - 低騒音マスト - Google Patents
低騒音マストInfo
- Publication number
- JP2001130887A JP2001130887A JP31632699A JP31632699A JP2001130887A JP 2001130887 A JP2001130887 A JP 2001130887A JP 31632699 A JP31632699 A JP 31632699A JP 31632699 A JP31632699 A JP 31632699A JP 2001130887 A JP2001130887 A JP 2001130887A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain
- roller
- roller support
- vibration
- mast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フォークリフトは無負荷時車体振動等により
チェーン及びフィンガボードが振動し、チェーンとロー
ラサポート、ローラとマストレールとのすきまが振動に
より打音を発生する。また開示されている技術では、チ
ェーンとローラサポートとの干渉を回避したり、防振部
材を介してチェーンとローラサポートとの空隙をなくし
て振動規制するものもあるが、ローラとマストレールと
のすきまについては振動規制がされていない。この発明
はローラとマストレールとのすきまによる打音解消を課
題とするものである。 【解決手段】 ローラサポート２の背面のチェーン５を
取り付ける固定部３上部に凸部４を設け、該凸部４に上
下方向に垂れたチェーン５を擦過する程度に当てて、ロ
ーラサポート２を前倒し方向へ押すようにしたことを特
徴とするフィンガボード１を備えた低騒音マストとして
いる。
チェーン及びフィンガボードが振動し、チェーンとロー
ラサポート、ローラとマストレールとのすきまが振動に
より打音を発生する。また開示されている技術では、チ
ェーンとローラサポートとの干渉を回避したり、防振部
材を介してチェーンとローラサポートとの空隙をなくし
て振動規制するものもあるが、ローラとマストレールと
のすきまについては振動規制がされていない。この発明
はローラとマストレールとのすきまによる打音解消を課
題とするものである。 【解決手段】 ローラサポート２の背面のチェーン５を
取り付ける固定部３上部に凸部４を設け、該凸部４に上
下方向に垂れたチェーン５を擦過する程度に当てて、ロ
ーラサポート２を前倒し方向へ押すようにしたことを特
徴とするフィンガボード１を備えた低騒音マストとして
いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、フォークリフト
のマスト装置の低騒音化に関するものである。
のマスト装置の低騒音化に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来技術として図２に示すように、シリ
ンダとチェーンを介して昇降するフィンガボードは、フ
ィンガボードのローラサポートとチェーンの間に、一定
のすきまを設けてチェーンが固定されているのが普通で
ある。又特殊な例として、実開平１ー１５２９９６号公
報や実開平５ー５６８９７号公報のように振動規制や打
音軽減の技術を開示したものもある。
ンダとチェーンを介して昇降するフィンガボードは、フ
ィンガボードのローラサポートとチェーンの間に、一定
のすきまを設けてチェーンが固定されているのが普通で
ある。又特殊な例として、実開平１ー１５２９９６号公
報や実開平５ー５６８９７号公報のように振動規制や打
音軽減の技術を開示したものもある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来普通の
ものは、無負荷時車体振動等によりチェーン及びフィン
ガボードが振動し、チェーンとローラサポート、ローラ
とマストレールとのすきまが振動により打音を発生す
る。参考に挙げた上記２つの公報に開示された技術で
は、前者はチェーンとローラサポートとの干渉を回避
し、後者は防振部材を介してチェーンとローラサポート
との空隙をなくして接触させ振動規制するもので、ロー
ラとマストレールとのすきまについては振動規制がされ
ていない。この発明はローラとマストレールとのすきま
による打音解消を課題とするものである。
ものは、無負荷時車体振動等によりチェーン及びフィン
ガボードが振動し、チェーンとローラサポート、ローラ
とマストレールとのすきまが振動により打音を発生す
る。参考に挙げた上記２つの公報に開示された技術で
は、前者はチェーンとローラサポートとの干渉を回避
し、後者は防振部材を介してチェーンとローラサポート
との空隙をなくして接触させ振動規制するもので、ロー
ラとマストレールとのすきまについては振動規制がされ
ていない。この発明はローラとマストレールとのすきま
による打音解消を課題とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用効果】この発明は
上記の課題に対処するためになされたもので、ローラサ
ポートの背面のチェーンを取り付ける固定部の上部に凸
部を設け、該凸部に上下方向に垂れたチェーンを擦過す
る程度に当てて、ローラサポートを前倒し方向へ押すよ
うにしたことを特徴とするフィンガボードを備えた低騒
音マストとしている。
上記の課題に対処するためになされたもので、ローラサ
ポートの背面のチェーンを取り付ける固定部の上部に凸
部を設け、該凸部に上下方向に垂れたチェーンを擦過す
る程度に当てて、ローラサポートを前倒し方向へ押すよ
うにしたことを特徴とするフィンガボードを備えた低騒
音マストとしている。
【０００５】上記構成により、フィンガボードが地上か
ら上がった時、フィンガボードの自重と上述の凸部によ
り、チェーンが真っすぐになろうとし、フィンガボード
のローラをインナマストレールに押しつけるようにな
る。これによりチェーンとローラサポート、インナマス
トレールとローラとのすきまがなくなりローラによる打
音を低減することができる。
ら上がった時、フィンガボードの自重と上述の凸部によ
り、チェーンが真っすぐになろうとし、フィンガボード
のローラをインナマストレールに押しつけるようにな
る。これによりチェーンとローラサポート、インナマス
トレールとローラとのすきまがなくなりローラによる打
音を低減することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施例について、
図面により説明する。図１はこの発明による１実施例を
示すフィンガボードの断面図である。フィンガボード１
はローラサポート２に取り付けられたローラ７によりイ
ンナマストレール８を案内として上下に昇降可能になっ
ており、油圧シリンダ（図示せず）により上下するイン
ナマストレール８に固定されたチェーンホイール６から
吊り下げられたチェーン５とローラサポート２のチェー
ン５の固定部３で連結されている。
図面により説明する。図１はこの発明による１実施例を
示すフィンガボードの断面図である。フィンガボード１
はローラサポート２に取り付けられたローラ７によりイ
ンナマストレール８を案内として上下に昇降可能になっ
ており、油圧シリンダ（図示せず）により上下するイン
ナマストレール８に固定されたチェーンホイール６から
吊り下げられたチェーン５とローラサポート２のチェー
ン５の固定部３で連結されている。
【０００７】更にローラサポート２のチェーン５の固定
部３の上部に凸部４が形成されていて、この凸部４がチ
ェーンホイール６から吊り下げられたチェーン５と、擦
れ合う程度に僅かな接触を保つ位置にあるため、チェー
ン５を引っ張り上げる力が加わると真直ぐになろうとし
て、ローラサポート２を前倒し方向へ押すことになる。
部３の上部に凸部４が形成されていて、この凸部４がチ
ェーンホイール６から吊り下げられたチェーン５と、擦
れ合う程度に僅かな接触を保つ位置にあるため、チェー
ン５を引っ張り上げる力が加わると真直ぐになろうとし
て、ローラサポート２を前倒し方向へ押すことになる。
【０００８】フィンガボード１が地上から上がり、たる
んでいたチェーン５がフィンガボード１の自重や荷物の
重量を引っ張り上げる力により真っすぐになろうとした
時、ローラサポート２のチェーン５の固定部３の上部に
設けられた凸部４を押すことになり、フィンガボード１
は前倒し方向へ傾むくことになる。
んでいたチェーン５がフィンガボード１の自重や荷物の
重量を引っ張り上げる力により真っすぐになろうとした
時、ローラサポート２のチェーン５の固定部３の上部に
設けられた凸部４を押すことになり、フィンガボード１
は前倒し方向へ傾むくことになる。
【０００９】この作用によりローラ７はインナマストレ
ール８に対し、上部のローラ７では前方へ、下部のロー
ラ７では後方へ寄せられた状態で、ローラサポート２が
昇降することとなり、フィンガボード１はすきまの分だ
け前後へ不安定に揺動することがなくなって、ローラ７
による打音を低減することができる。
ール８に対し、上部のローラ７では前方へ、下部のロー
ラ７では後方へ寄せられた状態で、ローラサポート２が
昇降することとなり、フィンガボード１はすきまの分だ
け前後へ不安定に揺動することがなくなって、ローラ７
による打音を低減することができる。
【００１０】上記 実開平１−１５２９９６号公報およ
び実開平５−５６８９７号公報に開示された技術が、チ
ェーン５とフィンガボード１及びタイビームとの干渉衝
撃を緩和し、チェーン５の損傷とチェーン５による打音
を防止するためであったのとは異なり、この発明は、ロ
ーラサポート２をチェーン５の張力により強制的に前傾
させることで、ローラサポート２に取り付けられたロー
ラ７とインナマストレール８とのすきまを一定の方向へ
寄せることで、ローラ７による打音を低減するようにし
たことである。
び実開平５−５６８９７号公報に開示された技術が、チ
ェーン５とフィンガボード１及びタイビームとの干渉衝
撃を緩和し、チェーン５の損傷とチェーン５による打音
を防止するためであったのとは異なり、この発明は、ロ
ーラサポート２をチェーン５の張力により強制的に前傾
させることで、ローラサポート２に取り付けられたロー
ラ７とインナマストレール８とのすきまを一定の方向へ
寄せることで、ローラ７による打音を低減するようにし
たことである。
【００１１】この発明の構成による場合、チェーン５と
ローラサポート２の背面に設けられた凸部４とは、殆ど
常時当接した状態になっているので、打音や損傷の発生
する恐れは少なく、定期的な点検によりチェーン５など
の損傷事故の発生防止が可能である。
ローラサポート２の背面に設けられた凸部４とは、殆ど
常時当接した状態になっているので、打音や損傷の発生
する恐れは少なく、定期的な点検によりチェーン５など
の損傷事故の発生防止が可能である。
【図１】この発明のフィンガボードの断面図である。
【図２】従来のフィンガボードの断面図である。
１ フィンガボード ２ ローラサポート ３ 固定部 ４ 凸部 ５ チェーン
Claims (1)
- 【請求項１】 ローラサポート(2)の背面のチェーン(5)
を取り付ける固定部(3)の上部に凸部(4)を設け、該凸部
(4)に上下方向に垂れたチェーン(5)を擦過する程度に当
てて、ローラサポート(2)を前倒し方向へ押すようにし
たことを特徴とするフィンガボード(1)を備えた低騒音
マスト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31632699A JP2001130887A (ja) | 1999-11-08 | 1999-11-08 | 低騒音マスト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31632699A JP2001130887A (ja) | 1999-11-08 | 1999-11-08 | 低騒音マスト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001130887A true JP2001130887A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18075895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31632699A Pending JP2001130887A (ja) | 1999-11-08 | 1999-11-08 | 低騒音マスト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001130887A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010076846A (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-08 | Tcm Corp | キャリッジのがたつき防止装置 |
| CN103552954A (zh) * | 2013-10-21 | 2014-02-05 | 合肥搬易通科技发展有限公司 | 一种前移式叉车门架前移后退的限位装置 |
| EP3059203A1 (de) * | 2015-02-20 | 2016-08-24 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Hubanordnung eines hubwagens und hubwagen |
| CN113003494A (zh) * | 2019-12-18 | 2021-06-22 | 浙江知嘛网络科技有限公司 | 一种具有链条防扭功能的叉车用链轮 |
-
1999
- 1999-11-08 JP JP31632699A patent/JP2001130887A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010076846A (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-08 | Tcm Corp | キャリッジのがたつき防止装置 |
| CN103552954A (zh) * | 2013-10-21 | 2014-02-05 | 合肥搬易通科技发展有限公司 | 一种前移式叉车门架前移后退的限位装置 |
| EP3059203A1 (de) * | 2015-02-20 | 2016-08-24 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Hubanordnung eines hubwagens und hubwagen |
| CN105905843A (zh) * | 2015-02-20 | 2016-08-31 | 永恒力股份公司 | 升降运送车的升降装置及升降运送车 |
| US10207906B2 (en) | 2015-02-20 | 2019-02-19 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Lifting assembly for a lift truck, and lift truck |
| CN113003494A (zh) * | 2019-12-18 | 2021-06-22 | 浙江知嘛网络科技有限公司 | 一种具有链条防扭功能的叉车用链轮 |
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