JP2001130608A - 改ざん防止用クロージャー構造及びバッグインボックス内容器 - Google Patents
改ざん防止用クロージャー構造及びバッグインボックス内容器Info
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
タンパーエビデントバンド32を有するキャップ3と、
キャップ3が螺着されるクロージャー本体2とからな
り、タンパーエビデントバンド32はその先端部が自由
端となるようにバンド32の内周面に固設された羽根状
部材34を備え、クロージャー本体2は、羽根状部材3
4と掛合してタンパーエビデントバンド32の開栓方向
への回転を阻止するラチェットと羽根状部材34と掛合
してタンパーエビデントバンド32の上方への移動を阻
止する凸部23とを備える改ざん防止用クロージャー構
造A。 【効果】 バッグインボックス内容器のクロージャー構
造に、フィンロック方式のキャップによる改ざん防止機
能、開封後のタンパーエビデントバンド脱落防止機能を
付与できる。
Description
とこれに取り付けられるキャップとを具備するクロージ
ャー構造に改ざん防止機能を持たせた改ざん防止用クロ
ージャー構造、及び合成樹脂製の内容器と例えば段ボー
ル等の外箱とから構成される所謂バッグインボックスと
呼ばれる液体容器の上記内容器であって、上記クロージ
ャー構造を備えたバッグインボックス内容器に関し、よ
り詳しくは、クロージャー構造のキャップがネジ込み式
の大口径のキャップであってもキャッピングが容易にで
き、開栓する時は遊びが少なく、キャップの開栓方向回
転時に即時に改ざん防止機能が発揮され、且つ開栓後
は、切り離されたタンパーエビデントバンドが脱落しな
い改ざん防止用クロージャー構造及び該クロージャー構
造を備えたバッグインボックス内容器に関する。
り、飲料用のPET(ポリエチレンテレフタレート)ボ
トルのネジ込み式クロージャー構造に改ざん防止、所謂
タンパーエビデント機能を持たせるために、例えば図8
〜図11に示すように、PETボトル1’のクロージャ
ー本体2’のネジ部22の下方に互いに周方向に所定間
隔離間させて複数個のラチェット(掛け合い爪)24を
突設し、また、キャップ3’側には、後述するタンパー
エビデントバンドの脱落防止のため、その上端縁35が
バンド内方にやや突出したバンド本体33の内周面に上
記ラチェット24に引っ掛けるための羽根状部材34を
互いに周方向に所定間隔離間させて複数個設けたタンパ
ーエビデントバンド32をキャップ本体30の下部に数
カ所のブリッジ部31によって接続し、キャップ3’を
締めた時には上記羽根状部材34はラチェット24を乗
り越えてラチェット24とラチェット24との間に入り
込み、キャップ3’を開栓する時には上記羽根状部材3
4が上記ラチェット24に引っ掛かることによって、上
記ブリッジ部31が切断され、図8に示すように上記タ
ンパーエビデントバンド32がキャップ本体30と切り
離されるようにした一般にフィンロック方式と呼ばれる
改ざん防止機能を持つものが使用されている。
ージャー構造においては、開栓後にPETボトル1’を
逆さまにして内容品を排出したり、飲用する時に上記タ
ンパーエビデントバンド32が脱落すると異物混入の原
因となったり、飲用者に不快感を与えたりするので、開
封後にPETボトル1’を逆さにしても、切り離された
タンパーエビデントバンド32が脱落しないように、上
記クロージャー本体2’のラチェット24を突設した部
分の上部にアンダーカット23’と呼ばれるリング状の
出っ張りを設け、また、タンパーエビデントバンドの上
端縁の内径を上記アンダーカット部の外径よりも小さく
し、キャップ3’を締めた時にタンパーエビデントバン
ド32全体をこのアンダーカット23’の下に入り込ま
せ、開封後に切り離されたタンパーエビデントバンド3
2のバンド本体33の上端縁35がアンダーカット2
3’に引っ掛かって、PETボトル1’を逆さまにして
も切り離されたタンパーエビデントバンドが落ちないよ
うになっている。
容器には、この他にもいくつかの改ざん防止方法が採ら
れているが、上記フィンロック方式は、開栓時にキャッ
プを緩めてからブリッジ部が破断するまでの遊びが少な
く、改ざん防止機能に優れた方法の1つである。
ル等の外箱とから構成されている液体用容器の1つであ
るバッグインボックスにおいては、従来、内容品の保
存、運搬時には外箱が糊貼りや粘着テープによって密封
されており、内容品の液体を排出する際に、外箱の段ボ
ールケースの内容器のクロージャー該当位置に設けられ
たミシン目を破って孔を開け、クロージャー部分をこの
孔から引き出してキャップを外し、内容品を排出する方
法が採られてきた。
部分が改ざん防止の役目を果たすので、内容器のクロー
ジャー構造には、特に改ざん防止の機能は設けられてい
ないことが一般的であった。
貼りや粘着テープを剥がし、ミシン目を破らずに内容器
のクロージャー部分を取り出して開栓した後、再度、糊
貼りや粘着テープで段ボールケースを再封しておくこと
も可能であり、昨今、製品の安全性確保の要求の高まり
から、内容器そのものにも改ざん防止機能を付与するこ
とが求められてきている。
内容器のクロージャー構造についても、上述したPET
ボトルに採用されているフィンロック方式の改ざん防止
機構を持たせることが考えられるが、その場合、次のよ
うな問題が生じる。
ルの一般的な口径は内径22mm程度であるのに対し
て、バッグインボックス内容器のクロージャーは、一般
にその口径が内径32mmから150mmと上記PET
ボトルの口径よりもかなり大きいのみならず、上記PE
Tボトルは、強力な自動キャッピング装置によってキャ
ッピングされるのに対して、上記バッグインボックス内
容器は手作業でのキャッピングも多く行われている。
る上記フィンロック方式のクロージャー構造の場合、キ
ャッピング時に上記タンパーエビデントバンド全体を該
バンドの上端縁内径が上記アンダーカット部を乗り越え
ないように強い力で上記アンダーカットの下まで押し込
む必要があるが、上述したようにPETボトルは、強力
な自動キャッピング装置によってキャッピングされるの
で、プラスチックの弾性変形を利用して、この自動キャ
ッピング装置により、強い力でキャップがネジ込まれ、
タンパーエビデントバンド全体がアンダーカットの下ま
で押し込まれる。そして、開栓時には、上述したように
タンパーエビデントバンドのバンド本体の上端縁がアン
ダーカットに引っ掛かることにより、切断されたタンパ
ーエビデントバンドの脱落を防いでいる。
ロージャー構造の場合、上述したように口径がPETボ
トルよりもかなり大きく、そのため、キャップのネジ込
みにはPETボトルよりも強い力が必要であるが、上述
したように手作業でのキャッピングも多いため、PET
ボトルのクロージャー構造と同じようなクロージャー構
造では、手作業での連続的なキャッピング作業が大変で
あり、また、完全にキャッピングがされていないのに作
業者が気がつかないで出荷されてしまうなどの不具合も
生じ易いという問題があった。また、キャッピング時の
抵抗によってブリッジが切れてしまうこともあった。
で、バッグインボックス内容器のキャップのように大口
径のキャップでも手作業の軽い力でキャッピングが容易
にでき、開栓する時は遊びが少なく、キャップの開栓方
向回転時に即時に改ざん防止機能が発揮され、且つ開栓
後は、タンパーエビデントバンドの脱落防止が図れる改
ざん防止用クロージャー構造及び該クロージャー構造を
備えたバッグインボックス内容器を提供する。
成するため、下部に一箇所以上のブリッジによって連結
されたタンパーエビデントバンドを有するキャップと、
該キャップが螺着されるクロージャー本体とからなる改
ざん防止用クロージャー構造であって、上記タンパーエ
ビデントバンドはその先端部が自由端となるように上記
バンドの内周面に固設された羽根状部材を備え、上記ク
ロージャー本体は、上記羽根状部材と掛合して上記タン
パーエビデントバンドの開栓方向への回転を阻止するラ
チェットと上記羽根状部材と掛合して上記タンパーエビ
デントバンドの上方への移動を阻止する凸部とを備える
ことを特徴とする改ざん防止用クロージャー構造を提供
する。
部が面取りされていると、より好適である。
容器の本体に取り付けられる取付部を有するものである
と、更に好適である。
その下部に容器の本体に取り付けられる取付部を有する
上記改ざん防止用クロージャー構造が上記取付部を介し
て容器に取り付けられたことを特徴とするバッグインボ
ックス内容器を提供する。
溶着してなるものであると、より好適である。
ブロー成型のいずれかの成型方法によって合成樹脂を成
型してなるものであっても、より好適である。
構造は、タンパーエビデントバンドはその先端部が自由
端となるように上記バンドの内周面に固設された羽根状
部材を備え、上記クロージャー本体は、上記羽根状部材
と掛合して上記タンパーエビデントバンドの開栓方向へ
の回転を阻止するラチェットと上記羽根状部材と掛合し
て上記タンパーエビデントバンドの上方への移動を阻止
する凸部とを備えているので、上記タンパーエビデント
バンドの上端縁がバンド内方に突出していたとしても、
キャッピングする際に、上記PETボトルのように上記
タンパーエビデントバンドを上記凸部の下部に強い力で
押し込む必要がなく、また、上記羽根状部材はキャッピ
ングの際には自由端となっている先端側がタンパーエビ
デントバンド側に撓むので、上記タンパーエビデントバ
ンドの上記羽根状部材が取り付けられた下部は上記凸部
を容易に乗り越えることができ、従って、軽い力で完全
なキャッピングを行うことができる。
捻るとキャッピングによって上記凸部の下に入り込んで
いた上記羽根状部材がラチェットに係止され、タンパー
エビデントバンドの開栓方向への動きを妨げるので、上
記ブリッジが切断されて、キャップとタンパーエビデン
トバンドとが切り離されることによって、改ざん防止機
能が発揮される。
に上記羽根状部材の先端側が入り込んでいるので、上記
凸部が従来のフィンロック方式のアンダーカットと同様
に機能し、開栓後に容器を逆さまにしても、上記凸部の
下に入り込んでいた上記羽根状部材の先端側が上記凸部
に引っ掛かり、キャップから切り離されたタンパーエビ
デントバンドが脱落することが防止される。
部が面取りされていると、より軽くねじ込むことができ
るので、より好適である。
容器の本体に取り付けられる取付部を有するものである
と、容器本体は柔らかく、口部は硬い材質とすることが
できるので、このようなクロージャー構造は、バッグイ
ンボックス内容器に取り付けるものとして、更に好適で
ある。
に容器の本体に取り付けられる取付部を有する本発明の
改ざん防止用クロージャー構造が上記取付部を介して容
器に取り付けられたバッグインボックス内容器は、軽い
力でキャッピングが容易にでき、且つ開栓時には、改ざ
ん防止機能を速やかに発揮すると共に、開栓後には、タ
ンパーエビデントバンドが脱落することもない。
溶着してなるものであると、本発明によるクロージャー
部品を熱溶着によって容易に取り付けることができるの
で、より好適である。
ブロー成型のいずれかの成型方法によって合成樹脂を成
型してなるものであると、本発明によるクロージャー部
品を熱溶着やインサート成型、カシメ方式によって取り
付けることができるので、より好適である。
面を参照して更に詳しく説明する。図1〜図7は、本発
明の改ざん防止用クロージャー構造及びバッグインボッ
クス内容器の一構成例を説明するものであり、図1は本
発明の一構成例の改ざん防止用クロージャー構造Aの開
栓前の状態を示す断面図であり、図2は上記改ざん防止
用クロージャー構造Aの開栓後の状態を示す断面図、図
3はクロージャー本体2の正面図、図4はクロージャー
本体2の一部を横に切断して示した断面図、図5はクロ
ージャー本体2の平面図である。また、図6は上記クロ
ージャー本体に取り付けるキャップ3の斜視図、図7は
上記キャップ3の底面図である。
内容品を充填し、保管、輸送する合成樹脂製のバッグイ
ンボックス内容器1の容器本体10の孔部11に取り付
けられ、容器1の充填口、注出口となるクロージャー本
体2と、該クロージャー本体2に螺着されるキャップ3
とからなるものである。
は、その材質、製袋方法などが特に制限されるものでは
ないが、バッグインボックス内容器はコンパクトに折り
畳まれることから、容器本体10の材質としては、柔軟
性のあるものが好ましく、例えばポリエチレン,EVA
(エチレン−酢酸ビニル共重合体),ポリプロピレン等
の合成樹脂の単体や、これらの材料とナイロン,エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体,ポリエステル,金属や
その他無機化合物の蒸着フィルム,アルミ箔等との多層
共押出しフィルムや、ラミネート品などが好適に使用さ
れる。
されたプラスチックフィルムを互いに離間可能に二層以
上重ねて周縁部を略四角形状になるように熱融着して容
器本体10を製袋する方法、また、左右のフィルムを胴
部フィルムの間に折り込んで周縁部を熱溶着してガゼッ
ト形状の容器本体10を製袋する方法、更に、加熱され
たシート状のプラスチックを金型を用いて真空成型や圧
空成型したり、加熱されたチューブ状のプラスチックに
エアーを吹き込んでブロー成型する方法などが好適であ
る。
1の上部外周面にネジ部22を有し、該ネジ部22の下
にリング状凸部23が突設されており、このリング状凸
部23の下に周方向に所定間隔離間した複数のラチェッ
ト24が突設され、更にその下にラチェット24及び上
記リング状凸部23よりやや大径の外径を有し、後述す
るタンパーエビデントバンドを開栓後に上記リング状凸
部との間に保持する鍔部25が設けられ、円筒状本体2
1の下端部には、フランジ部(取付部)26が設けられ
ている。
口径が特に制限されるものではないが、キャッピングを
軽い力で容易、且つ確実に行うことができるという本発
明の効果を考慮すれば、内径32〜150mm、特に3
2〜120mmであると、より効果的である。
に制限されるものではないが、クロージャー本体は、充
填時に充填装置に固定され、充填後は液密に封止される
ので、適度な剛性が必要であり、例えばポリエチレン、
EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリエステル等の合成樹脂が好適
に使用される。
制限されるものではないが、このリング状凸部23は、
キャッピングの際に、タンパーエビデントバンドの羽根
状部材が撓んで各羽根状部材の先端部を概ね結ぶ円B
(図7参照)の径が大きくなって、タンパーエビデント
バンドのバンド本体の羽根状部材が取り付けられた部分
(バンド本体の下部)がリング状凸部を軽い力で容易に
通過し、リング状凸部の下方にタンパーエビデントバン
ドの羽根状部材の先端側が入り込むように形成すること
を考慮すれば、リング状凸部23の外径は、タンパーエ
ビデントバンドのバンド本体の下部の内径よりもやや小
径であり、且つ羽根状部材の先端部が概ねその円周上と
なる円B(図7参照)よりも大径の外径であり、例えば
リング状凸部23の外径がタンパーエビデントバンドの
上記円Bの径よりよりも1.0〜4.0mm程度大径と
なるようにすると、好適であり、キャップを螺着した
時、タンパーエビデントバンドの羽根状部材の先端側が
0.5〜2.0mm程度リング状凸部23の下に入り込
んだ状態となり、好適である。なお、本発明の場合、凸
部は連続したリング状である必要はなく、不連続のもの
であってもよい。
に制限されるものではないが、キャップを開栓方向に回
した時には、後述するタンパーエビデントバンドの羽根
状部材がラチェット24に引っ掛かって係止され、且つ
キャッピングを行う時には、羽根状部材がラチェット2
4を容易に乗り越えられるように、図4に示すように略
三角柱状とすると、好適であり、また、その数は、通常
2〜8個程度が好適である。
バッグインボックス内容器1の容器本体10の孔部11
の周縁に上記フランジ部(取付部)26が熱溶着されて
ヒートシール部27が形成されているが、本発明の場
合、バッグインボックス内容器にクロージャー本体を取
り付ける方法は、特に制限されるものではなく、例えば
熱溶着によって取り付ける以外に、インサート成型、カ
シメ方式等の適宜手段によっても取り付けることができ
る。
ップ3は、ネジ込み式のキャップ本体30とその下部に
複数箇所のブリッジ部31によって連結されたタンパー
エビデントバンド32とからなり、タンパーエビデント
バンド32には、バンド本体33の内周面に長板形状の
複数の羽根状部材34が互いに周方向に所定間隔離間し
て、その先端部が自由端となってバンド内方に突出する
ように取り付けられている。ここで、上記ブリッジ部3
1の数は特に制限されるものではないが、通常2〜4個
程度である。
2は、バンド本体33の幅が羽根状部材34と同じでな
くてもよく、その内面に羽根状部材34が取り付けられ
ており、図1,2に示すようにバンド本体33の上端縁
35がバンド内方に突出していてもよく、また、突出し
た部分のない平坦なものであってもよい。ここで、バン
ド本体33と羽根状部材34の幅の差は、特に制限され
るものではなく、同じ幅でも、どちらかの幅が広くても
よい。
ものではないが、通常10〜30個程度である。なお、
上記羽根状部材34は、自由端となっている先端側が軽
い力でバンド本体側に撓んで各羽根状部材34の先端が
概ね円周上に載る円B(図7参照)の径を大きくするこ
とができると共に、その先端側が開栓後に切り離された
タンパーエビデントバンド32全体の重さを担うことが
できる限り、その材質、形状が特に制限されるものでは
ないが、下側角部が斜めにカットされたり、湾曲するよ
うに面取りされていると、好適である。
ジャー本体2に螺着された時、タンパーエビデントバン
ド32が、上記クロージャー本体2のリング状凸部23
と鍔部25との間、即ち複数のラチェット24が周方向
に沿って形成されている部分に各羽根状部材34の先端
側のみが入り込み、バンド本体33の上部はリング状凸
部23よりも上方にやや出っ張った状態となっている。
は、特に制限されるものではなく、液体、粉体などいず
れのものであってもよいが、改ざん防止機能を付与する
目的を考慮すれば、例えばワインや日本酒等の酒類,み
りんや醤油等の調味液類などの飲食品、メッキ液などの
工業用薬品類、医療用液体などの薬品類等の液体を充
填、保管する容器として好適である。
の際にタンパーエビデントバンド32の羽根状部材34
がバンド本体側に容易に撓み、各羽根状部材34の先端
を結ぶ円B(図7参照)の径が大きくなってリング状凸
部を乗り越えた後、クロージャー本体2のリング状凸部
23の下方にその先端側が入り込み、羽根先端が復元し
た状態となるので、キャッピングを手作業で行ったとし
ても、軽い力で容易、且つ確実にキャッピングすること
ができる。
ば、キャッピングの際に羽根状部材34がラチェット2
4を容易に乗り越えられるので、キャッピング時の抵抗
によってブリッジ部31が切れてしまうことを確実に防
止することができる。
ャー本体2に螺着したキャップ3をひねると、キャップ
本体30はひねりに追従するが、タンパーエビデントバ
ンド32は羽根状部材34がクロージャー本体2のラチ
ェット24に係止されて動かないため、キャップ本体3
0とタンパーエビデントバンド32とを連結するブリッ
ジ部31が切断されて、開封された跡が残り、これによ
って、改ざん防止が図られる。
も、羽根状部材34がリング状凸部23に引っ掛かるの
で、キャップ本体30から切り離されたタンパーエビデ
ントバンド32の脱落を防止することができる。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
して差し支えない。
できると共に、開栓時には開栓方向への回転時の遊びが
なく、優れた改ざん防止機能を発揮し、且つ開栓後には
切り離されたタンパーエビデントバンドが容器を逆さに
しても脱落しないクロージャー構造及び該クロージャー
構造を備えたバッグインボックス内容器が得られる。
成例を説明する開栓前のクロージャー構造の断面図であ
る。
断面図である。
面図である。
の斜視図である。
の状態を説明するために一部を破断して示した説明図で
ある。
面図である。
プの一部を切り欠いて示した斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 下部に一箇所以上のブリッジによって連
結されたタンパーエビデントバンドを有するキャップ
と、該キャップが螺着されるクロージャー本体とからな
る改ざん防止用クロージャー構造であって、上記タンパ
ーエビデントバンドはその先端部が自由端となるように
上記バンドの内周面に固設された羽根状部材を備え、上
記クロージャー本体は、上記羽根状部材と掛合して上記
タンパーエビデントバンドの開栓方向への回転を阻止す
るラチェットと上記羽根状部材と掛合して上記タンパー
エビデントバンドの上方への移動を阻止する凸部とを備
えることを特徴とする改ざん防止用クロージャー構造。 - 【請求項2】 上記羽根状部材の先端部の下側角部が面
取りされた請求項1記載の改ざん防止用クロージャー構
造。 - 【請求項3】 上記クロージャー本体はその下部に容器
の本体に取り付けられる取付部を有する請求項1又は2
記載の改ざん防止用クロージャー構造。 - 【請求項4】 請求項3記載の改ざん防止用クロージャ
ー構造が上記取付部を介して容器に取り付けられたこと
を特徴とするバッグインボックス内容器。 - 【請求項5】 上記容器が合成樹脂フィルムを熱溶着し
てなる請求項4記載のバッグインボックス内容器。 - 【請求項6】 上記容器が真空成型、圧空成型又はブロ
ー成型のいずれかの成型方法によって合成樹脂を成型し
てなる請求項4記載のバッグインボックス内容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31696599A JP2001130608A (ja) | 1999-11-08 | 1999-11-08 | 改ざん防止用クロージャー構造及びバッグインボックス内容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31696599A JP2001130608A (ja) | 1999-11-08 | 1999-11-08 | 改ざん防止用クロージャー構造及びバッグインボックス内容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001130608A true JP2001130608A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18082920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31696599A Pending JP2001130608A (ja) | 1999-11-08 | 1999-11-08 | 改ざん防止用クロージャー構造及びバッグインボックス内容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001130608A (ja) |
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1999
- 1999-11-08 JP JP31696599A patent/JP2001130608A/ja active Pending
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