JPH09267849A - 非開放形スパウト付軟包材容器 - Google Patents
非開放形スパウト付軟包材容器Info
- Publication number
- JPH09267849A JPH09267849A JP11183996A JP11183996A JPH09267849A JP H09267849 A JPH09267849 A JP H09267849A JP 11183996 A JP11183996 A JP 11183996A JP 11183996 A JP11183996 A JP 11183996A JP H09267849 A JPH09267849 A JP H09267849A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spout
- filling
- packaging
- open type
- bag
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D75/00—Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
- B65D75/52—Details
- B65D75/58—Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
- B65D75/5861—Spouts
- B65D75/5872—Non-integral spouts
- B65D75/5877—Non-integral spouts connected to a planar surface of the package wall
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
- Bag Frames (AREA)
- Tubes (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】合成樹脂で一体構造としたスパウトが、軟質
樹脂フイルムより成る包袋に溶着され、スパウトに設け
られた切れ目を破断することにより、包袋内の充填物が
容易に取出せるようにする。 【構成】軟質フイルムで製作された包袋に、合成樹脂で
一体構造で製作されたスパウトを取付け、充填物を取出
す際にはスパウトの切れ目より破断して開口し、充填物
を取出せるように構成した。破断したスパウト頭部は、
蓋としての機能を有するように構成したので、充填物を
小分けにして取出せる。一体構造の非開放形スパウトな
ので、包袋を輸送・保管する場合でも充填物の漏出がな
い。
樹脂フイルムより成る包袋に溶着され、スパウトに設け
られた切れ目を破断することにより、包袋内の充填物が
容易に取出せるようにする。 【構成】軟質フイルムで製作された包袋に、合成樹脂で
一体構造で製作されたスパウトを取付け、充填物を取出
す際にはスパウトの切れ目より破断して開口し、充填物
を取出せるように構成した。破断したスパウト頭部は、
蓋としての機能を有するように構成したので、充填物を
小分けにして取出せる。一体構造の非開放形スパウトな
ので、包袋を輸送・保管する場合でも充填物の漏出がな
い。
Description
【0001】〔産業上の利用分野〕本発明は、縦形製袋
充填並びに他の袋充填包装方法で製作された包袋等に用
いられ、充填物取出しの出入口部分をなすスパウトに関
し、特に充填物の液体・粒体並びに粘体等を製袋充填し
た後において、一体形樹脂成形なるが故にスパウトより
の充填物の漏出が無く、且つ輸送・保管並びに充填内容
物の取出しに好適な非開放形スパウト付軟包材容器に関
する。
充填並びに他の袋充填包装方法で製作された包袋等に用
いられ、充填物取出しの出入口部分をなすスパウトに関
し、特に充填物の液体・粒体並びに粘体等を製袋充填し
た後において、一体形樹脂成形なるが故にスパウトより
の充填物の漏出が無く、且つ輸送・保管並びに充填内容
物の取出しに好適な非開放形スパウト付軟包材容器に関
する。
【0002】〔従来の技術〕従来の縦形製袋充填物の紙
ケース入りの方法としては、幾通りかの方法があるが、
その一つとしてバツグ イン ボツクス(Bag in
Box)法がある。この方法は、四方シールされたス
パウト付の空袋に内容物を充填する際、四方はシールさ
れているのでスパウトの蓋を取つて開口し、スパウトを
通じて空袋内に充填物を収納し、その後スパウトの蓋を
閉じて内容物を充填する。内容物を取出す場合には、ス
パウトの蓋を取外して内容物を取出すのであるが、この
場合のスパウトの蓋は、ネジ付のスクリユーキヤツプ或
は機械的に蓋の端を引つ掛けて蓋を取り、蓋をする時は
やはり機械的に上部より押付けて口部に嵌合させるの何
れかの方法が採用されており、使用材質も柔軟性のある
ゴム質若しくは樹脂等が用いられていた。
ケース入りの方法としては、幾通りかの方法があるが、
その一つとしてバツグ イン ボツクス(Bag in
Box)法がある。この方法は、四方シールされたス
パウト付の空袋に内容物を充填する際、四方はシールさ
れているのでスパウトの蓋を取つて開口し、スパウトを
通じて空袋内に充填物を収納し、その後スパウトの蓋を
閉じて内容物を充填する。内容物を取出す場合には、ス
パウトの蓋を取外して内容物を取出すのであるが、この
場合のスパウトの蓋は、ネジ付のスクリユーキヤツプ或
は機械的に蓋の端を引つ掛けて蓋を取り、蓋をする時は
やはり機械的に上部より押付けて口部に嵌合させるの何
れかの方法が採用されており、使用材質も柔軟性のある
ゴム質若しくは樹脂等が用いられていた。
【0003】その他の方法として、キユービボツクスと
呼ばれる方法があり、この方法は軟かい成形容器の口に
スパウトが取付けられ、内容物を充填する時はネジ蓋を
外し、充填物を容器内に充填した後にネジ蓋を閉じ、使
用時にはネジ蓋を外して充填切を取出す方法である。
呼ばれる方法があり、この方法は軟かい成形容器の口に
スパウトが取付けられ、内容物を充填する時はネジ蓋を
外し、充填物を容器内に充填した後にネジ蓋を閉じ、使
用時にはネジ蓋を外して充填切を取出す方法である。
【0004】縦形ピローは製袋の同時充填の方法で、図
3に示すように、ナイロンやポリエステル等をポリエチ
レン(PE)等のラミネートより成るフイルム11を、
頂部に近い個所にスパウトを通す丸孔17を穿5、この
中にスパウトの縁部16を挿入してフイルム11と熱接
着する。次いでフイルム11を成形部に導いてその前縁
部を重ね合せ、ヒートバー等で挾んで接着し、袋を形成
すると同時に、包袋中に製品充填筒12を介して充填物
14を封入し、ヒートシールを行つた後切断して図3
(B)及び(C)に示す充填と包袋22を完了させてい
る。
3に示すように、ナイロンやポリエステル等をポリエチ
レン(PE)等のラミネートより成るフイルム11を、
頂部に近い個所にスパウトを通す丸孔17を穿5、この
中にスパウトの縁部16を挿入してフイルム11と熱接
着する。次いでフイルム11を成形部に導いてその前縁
部を重ね合せ、ヒートバー等で挾んで接着し、袋を形成
すると同時に、包袋中に製品充填筒12を介して充填物
14を封入し、ヒートシールを行つた後切断して図3
(B)及び(C)に示す充填と包袋22を完了させてい
る。
【0005】この包袋製造方法は、合掌貼り三方シール
包装とも呼ばれており、その他にセンター貼り(背貼り
ともいう)、四方シール貼り或は三角錐貼り等の方法が
あるが、充填物14を出入れするスパウト15は、図4
に示すように、丸いキヤツプ状の蓋18で構成され、通
常は密閉されており、充填内容物を取出す場合には蓋1
8を開放して内容物を取出す。通常は蓋18と出入口部
19の部分に設けられたネジ山20を締付けて密閉し、
蓋18と出入口部19のパツキン部分21の封止によ
り、充填内容物の漏出を防ぐ構造となつている。密閉す
るパツキン部分21の接触不良、或はネジ山20の嵌合
が甘くて緩んだ場合、内部の充填物14が蓋18より漏
れる恐れがあり、特に袋の底部に近い個所にスパウト1
5が設けられた場合、充填物14よりの圧力を受けて洩
れ出す危険性が存在した。
包装とも呼ばれており、その他にセンター貼り(背貼り
ともいう)、四方シール貼り或は三角錐貼り等の方法が
あるが、充填物14を出入れするスパウト15は、図4
に示すように、丸いキヤツプ状の蓋18で構成され、通
常は密閉されており、充填内容物を取出す場合には蓋1
8を開放して内容物を取出す。通常は蓋18と出入口部
19の部分に設けられたネジ山20を締付けて密閉し、
蓋18と出入口部19のパツキン部分21の封止によ
り、充填内容物の漏出を防ぐ構造となつている。密閉す
るパツキン部分21の接触不良、或はネジ山20の嵌合
が甘くて緩んだ場合、内部の充填物14が蓋18より漏
れる恐れがあり、特に袋の底部に近い個所にスパウト1
5が設けられた場合、充填物14よりの圧力を受けて洩
れ出す危険性が存在した。
【0006】従つてスパウト15を製作する場合、蓋1
8の密閉が確実に保てるように、充分なる精度・強度を
有するスパウト15としなければならないが、一般的に
使用されるプラスチツクは弾性を有する個体であつても
耐熱性が低く、時には外力による変形を受け、充填物1
4の漏出を完全に防止することに困難な場合が存在し
た。
8の密閉が確実に保てるように、充分なる精度・強度を
有するスパウト15としなければならないが、一般的に
使用されるプラスチツクは弾性を有する個体であつても
耐熱性が低く、時には外力による変形を受け、充填物1
4の漏出を完全に防止することに困難な場合が存在し
た。
【0007】上記した製袋充填方法には何れもこの開放
形スパウト15が用いられており、最近はあらゆる製品
の充填包装方法に利用され、小分けして必要量だけ取出
した後に、残存内容物を再度封止して次回の取出しを待
つという利用方法ではなく、一旦内容物を取出したなら
ば全量を消費し、包袋は使い捨てにするという利用方法
が主流となつている。従つてその利用分野も、小なるも
のは食品包装から、大なるものは紙ケース箱と一体とな
つた包装で、その収容量も小なるものは500立方糎か
ら10立或は20立程度の充填ができる袋加工が要求さ
れている。
形スパウト15が用いられており、最近はあらゆる製品
の充填包装方法に利用され、小分けして必要量だけ取出
した後に、残存内容物を再度封止して次回の取出しを待
つという利用方法ではなく、一旦内容物を取出したなら
ば全量を消費し、包袋は使い捨てにするという利用方法
が主流となつている。従つてその利用分野も、小なるも
のは食品包装から、大なるものは紙ケース箱と一体とな
つた包装で、その収容量も小なるものは500立方糎か
ら10立或は20立程度の充填ができる袋加工が要求さ
れている。
【0008】これらの包装は使い捨てであるから、使用
済後における包装の廃棄も大きな問題である。当該バツ
グインボツクス、つまり紙函とフイルム袋との組合せ包
装は、ポリ容器、雑ガラス容器、金属容器等に替る容器
で、ポリ容器とはブロー成形容器で、丈夫でいつまでも
容器の形を保ち、空容器になつても、河川に浮んでいた
り、ゴミ埋立地でも、いつまでも形を留め、ゴミのカサ
では最悪のゴミである。ポリ容器も雑ガラスも金属も、
リサイクルには回収の手間、分別の手間などコストがか
さみ、現実としてはリサイクルが不可能である。その点
バツグインボツクスの紙はリサイクルも可能、焼却も可
能である。またフイルムも代替エネルギー化、焼却と処
理しやすい素材であり、ゴミを減らすということの環境
問題の処理には極めて進んだ容器である。
済後における包装の廃棄も大きな問題である。当該バツ
グインボツクス、つまり紙函とフイルム袋との組合せ包
装は、ポリ容器、雑ガラス容器、金属容器等に替る容器
で、ポリ容器とはブロー成形容器で、丈夫でいつまでも
容器の形を保ち、空容器になつても、河川に浮んでいた
り、ゴミ埋立地でも、いつまでも形を留め、ゴミのカサ
では最悪のゴミである。ポリ容器も雑ガラスも金属も、
リサイクルには回収の手間、分別の手間などコストがか
さみ、現実としてはリサイクルが不可能である。その点
バツグインボツクスの紙はリサイクルも可能、焼却も可
能である。またフイルムも代替エネルギー化、焼却と処
理しやすい素材であり、ゴミを減らすということの環境
問題の処理には極めて進んだ容器である。
【0009】〔発明が解決しようとする課題〕最近の製
袋充填包装は、収納内容量も5立、10立と大形とな
り、従つてスパウトに掛る圧力も増大し、少しでも蓋の
嵌合状態が悪ければ、充填物が流出する危険性が増大し
つつあるため、従来のような蓋形の封止では不充分な場
合があり、簡単に開口できて一体構造の合成樹脂より成
る非開放形のスパウトを提供する。
袋充填包装は、収納内容量も5立、10立と大形とな
り、従つてスパウトに掛る圧力も増大し、少しでも蓋の
嵌合状態が悪ければ、充填物が流出する危険性が増大し
つつあるため、従来のような蓋形の封止では不充分な場
合があり、簡単に開口できて一体構造の合成樹脂より成
る非開放形のスパウトを提供する。
【0010】〔課題を解決するための手段〕先細で下膨
れ状の筒体で構成し、一体構造の合成樹脂より成るスパ
ツトであつて、筒体の中間部に縁部を設け、その上部に
は上部突条が、下部には切れ目と下部突条が筒体の周囲
をめぐつて設けられ、切れ目に沿つてスパウトを破断し
て開口し、充填物を取出せるようにした。非開放形スパ
ウトを用いて実現した。又、破断したスパウトの上部突
条と下部突条を嵌合させて開口部を閉鎖し、充填物の流
出を防止できるよう構成したので、充填物を小分けにし
て取出すことも可能となつた。
れ状の筒体で構成し、一体構造の合成樹脂より成るスパ
ツトであつて、筒体の中間部に縁部を設け、その上部に
は上部突条が、下部には切れ目と下部突条が筒体の周囲
をめぐつて設けられ、切れ目に沿つてスパウトを破断し
て開口し、充填物を取出せるようにした。非開放形スパ
ウトを用いて実現した。又、破断したスパウトの上部突
条と下部突条を嵌合させて開口部を閉鎖し、充填物の流
出を防止できるよう構成したので、充填物を小分けにし
て取出すことも可能となつた。
【0011】〔実施例〕本発明の実施例を図面に基づい
て説明する。図1は、本発明実施例に係る非開放形スパ
ウトの説明用断面図である。図2は、本発明実施例に係
る非開放形スパウトを用いたバツグインボックスで包装
を製作する説明図である。
て説明する。図1は、本発明実施例に係る非開放形スパ
ウトの説明用断面図である。図2は、本発明実施例に係
る非開放形スパウトを用いたバツグインボックスで包装
を製作する説明図である。
【0012】ポリエチレンテレフタレート(PET)、
ナイロン、ポリエチレン(PE)の機械的強度があり、
且つ安全性、耐薬品性の高い合成樹脂を用い、図1
(B)の断面図に示すように、一体構造で先端が閉鎖さ
れた尖頭頂部6を有する細長くてやや下膨れ状の筒体か
ら成る非開放形スパウト1を製作する。(図1(A))
ナイロン、ポリエチレン(PE)の機械的強度があり、
且つ安全性、耐薬品性の高い合成樹脂を用い、図1
(B)の断面図に示すように、一体構造で先端が閉鎖さ
れた尖頭頂部6を有する細長くてやや下膨れ状の筒体か
ら成る非開放形スパウト1を製作する。(図1(A))
【0013】スパウト1の略々中央部に円板状の上部縁
部2があり、その直上には上部突条3が、上部縁部2の
直下には切れ目4が、その筒体の円周に沿つて設けられ
ている。切れ目4は、スパウト1を構成する合成樹脂の
厚さを変えて、この部分より破断し易くするために設け
たものであつて、指で押して切れ目4に沿つてスパウト
1を上下に折り、2分できるようになつている。(図1
(C))
部2があり、その直上には上部突条3が、上部縁部2の
直下には切れ目4が、その筒体の円周に沿つて設けられ
ている。切れ目4は、スパウト1を構成する合成樹脂の
厚さを変えて、この部分より破断し易くするために設け
たものであつて、指で押して切れ目4に沿つてスパウト
1を上下に折り、2分できるようになつている。(図1
(C))
【0014】切れ目4の直下には下部突条5が筒体の周
に沿つて設けられ、上部突条3の外径と下部突条5の内
径が略々一致するように構成され、スパウト1が上下に
2分されたとき図1Cに示すように蓋として開口部を閉
鎖でき、内容物を密閉して漏出しないように突条3,5
が嵌合するようになつている。(図1(D))スパウト
1の最下端には縁部16があり、フイルム11に設けた
孔17を介してスパウト1とフイルム11がヒートシー
ルされ、包袋を構成している。
に沿つて設けられ、上部突条3の外径と下部突条5の内
径が略々一致するように構成され、スパウト1が上下に
2分されたとき図1Cに示すように蓋として開口部を閉
鎖でき、内容物を密閉して漏出しないように突条3,5
が嵌合するようになつている。(図1(D))スパウト
1の最下端には縁部16があり、フイルム11に設けた
孔17を介してスパウト1とフイルム11がヒートシー
ルされ、包袋を構成している。
【0015】本発明のスパウト1を用いた包袋容器の製
作法は、従来の開放形スパウト15を用いて包袋を製作
する場合と同様であつて、熱可量性樹脂がラミネートさ
れた帯状のフイルム11の上部に近い個所に丸孔17を
穿ち、この丸孔17に尖頭頂部6を有するスパウト1を
挿入し、スパウト1の縁部16とフイルム11をヒート
シールを行つて密着させる。次いで帯状フイルム11を
成形部に導いてフイルム11の縁部を重ね合わせ、製品
充填筒12を包み込むように筒形に折り曲げ、フイルム
11を前側で重ね合わせてヒートバー或はヒートロール
に挾んでヒートシールを行い、同時に底部にもヒートシ
ールを行つて包袋22を形成し、同時に製品充填筒12
を通して充填物14を包袋22の中に充填し、充填物1
4が定量に達したならば、上端部をヒートシールで封止
して切離し、非開放形スパウト1を用いた軟包材容器の
包袋22を完成させる。
作法は、従来の開放形スパウト15を用いて包袋を製作
する場合と同様であつて、熱可量性樹脂がラミネートさ
れた帯状のフイルム11の上部に近い個所に丸孔17を
穿ち、この丸孔17に尖頭頂部6を有するスパウト1を
挿入し、スパウト1の縁部16とフイルム11をヒート
シールを行つて密着させる。次いで帯状フイルム11を
成形部に導いてフイルム11の縁部を重ね合わせ、製品
充填筒12を包み込むように筒形に折り曲げ、フイルム
11を前側で重ね合わせてヒートバー或はヒートロール
に挾んでヒートシールを行い、同時に底部にもヒートシ
ールを行つて包袋22を形成し、同時に製品充填筒12
を通して充填物14を包袋22の中に充填し、充填物1
4が定量に達したならば、上端部をヒートシールで封止
して切離し、非開放形スパウト1を用いた軟包材容器の
包袋22を完成させる。
【0016】この包袋22は主として1立以下の少容量
容器であるが、5立、10立等の大容量の場合は、図2
に示す工程で製作される紙ケース7に収容された包袋2
2とする。紙ケース7に収納された包袋22より充填物
14を取出す場合は、カツトギヤザ8の個所で紙ケース
7を切断すると、頭部が図2(E)に示すように切離さ
れて蓋状となり、スパウト1が露出する。スパウト1の
切れ目4で破断すれば、充填物14を取出すことができ
る。
容器であるが、5立、10立等の大容量の場合は、図2
に示す工程で製作される紙ケース7に収容された包袋2
2とする。紙ケース7に収納された包袋22より充填物
14を取出す場合は、カツトギヤザ8の個所で紙ケース
7を切断すると、頭部が図2(E)に示すように切離さ
れて蓋状となり、スパウト1が露出する。スパウト1の
切れ目4で破断すれば、充填物14を取出すことができ
る。
【0017】充填物14を取出すに際し、全量取出しで
はなくて部分取出の場合は、スパウト1を図1(D)に
示すように上下の突条3,5を嵌合させて密閉すれば、
内容物が漏出することも無く、且つ包袋22自身も紙ケ
ース7に収容されて接着されているから、直立させるこ
とができて保管にも好都合である。切離された紙ケース
7の頭部を更に蓋としてスパウト1を覆えば、塵埃より
スパウト1を保護できる。
はなくて部分取出の場合は、スパウト1を図1(D)に
示すように上下の突条3,5を嵌合させて密閉すれば、
内容物が漏出することも無く、且つ包袋22自身も紙ケ
ース7に収容されて接着されているから、直立させるこ
とができて保管にも好都合である。切離された紙ケース
7の頭部を更に蓋としてスパウト1を覆えば、塵埃より
スパウト1を保護できる。
【0018】本発明は、尖頭頂部と上下の突条を有する
非開放形スパウトとして説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、種々の変形が可能である。例え
ば、本発明の説明で上部突条3と下部突条5を嵌合し、
スパウト1の出入口19を密閉すると説明しているが、
切れ目4の個所での上部スパウトの外径と、下部スパウ
トの内径を略々同一とし、出入口19の側壁での摩擦力
でお互を密着させ、出入口19を密閉することも可能で
ある。
非開放形スパウトとして説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、種々の変形が可能である。例え
ば、本発明の説明で上部突条3と下部突条5を嵌合し、
スパウト1の出入口19を密閉すると説明しているが、
切れ目4の個所での上部スパウトの外径と、下部スパウ
トの内径を略々同一とし、出入口19の側壁での摩擦力
でお互を密着させ、出入口19を密閉することも可能で
ある。
【0019】〔発明の効果〕本発明のスパウトは、一体
構造で製作されているので充填物の漏出がなく、使用す
る場合はスパウトを破断して充填物を取出すから、輸送
・保管中の充填物漏出がなく、完全な封止が保たれる。
又、本発明のスパウトは、破断して充填物を取出した
後、上下の突条を嵌合して密閉が保てるので、充填物を
小分けにして取出すこともできる。
構造で製作されているので充填物の漏出がなく、使用す
る場合はスパウトを破断して充填物を取出すから、輸送
・保管中の充填物漏出がなく、完全な封止が保たれる。
又、本発明のスパウトは、破断して充填物を取出した
後、上下の突条を嵌合して密閉が保てるので、充填物を
小分けにして取出すこともできる。
【0020】このスパウトを含む包袋は、紙ケースと軟
包材の組合せであるから、使用済後の廃棄に際し、紙ケ
ースは焼却、軟包材は焼却若しくは埋め立て等で容易に
処置ができ、瓶・缶・ポリ容器のように嵩張らないので
取扱いが容易である。使用済のスパウト付包袋は、スパ
ウトが密閉できるので、充填物を詰め直して再使用でき
るので、廃棄物の発生を抑制することができる。
包材の組合せであるから、使用済後の廃棄に際し、紙ケ
ースは焼却、軟包材は焼却若しくは埋め立て等で容易に
処置ができ、瓶・缶・ポリ容器のように嵩張らないので
取扱いが容易である。使用済のスパウト付包袋は、スパ
ウトが密閉できるので、充填物を詰め直して再使用でき
るので、廃棄物の発生を抑制することができる。
【図 1】本発明実施例に係る非開放形スパウトの説明
図である。
図である。
【図 2】本発明実施例に係る非開放形スパウトを用い
て段ボールケースを製作する場合の説明図である。
て段ボールケースを製作する場合の説明図である。
【図 3】本発明実施例に係る非開放形スパウトを用い
て軟質材容器を製作する場合の説明図である。
て軟質材容器を製作する場合の説明図である。
【図 4】従来の開放形スパウトの説明図である。
【符号の説明】 1:非開放形スパウト 2:上部縁部 3:上部突条 4:切れ目 5:下部突条 6:尖頭頂部 7:紙ケース 8:カツトギヤザ(又はミ
シン目カツト線) 9:ホツトメルト 10:シール部(端部) 11:袋用フイルム 12:製品充填筒 13:シール部(合掌部) 14:充填物 15:スパウト(開放形) 16:台座の縁部 17:丸 孔 18:蓋 19:出入口 20:ネジ山 21:パツキン部 22:包袋
シン目カツト線) 9:ホツトメルト 10:シール部(端部) 11:袋用フイルム 12:製品充填筒 13:シール部(合掌部) 14:充填物 15:スパウト(開放形) 16:台座の縁部 17:丸 孔 18:蓋 19:出入口 20:ネジ山 21:パツキン部 22:包袋
Claims (3)
- 【請求項1】縦形製袋充填包装を含む袋充填包装方法で
製作される包袋に取付けられ、充填物の出入口に用いら
れる一体構造の合成樹脂より成るスパウトにおいて、先
細りで下膨れ状の筒体中間部に円板状の縁部が設けら
れ、縁部の上方には上部突条が、下部には切れ目と下部
突条が筒体の周囲に沿つて設けられ、切れ目に沿つてス
パウトを破断させて開口することにより、充填物を取出
すことを特徴とする非開放形スパウト付軟包材容器。 - 【請求項2】上部突条と下部突条を嵌合させて開口部を
閉鎖し、充填物の流出を防止したことを特徴とする請求
項1記載の非開放形スパウト付軟包材容器。 - 【請求項3】カツトギヤザ並びにホツトメルトを用いた
紙ケース内に包装を固定し、紙ケースなるが故に整列集
合が可成にし運搬・保管を容易にし、店頭陳列場所取り
効果を向上させたことを特徴とする請求項1記載の非開
放形スパウト付軟包容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11183996A JPH09267849A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 非開放形スパウト付軟包材容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11183996A JPH09267849A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 非開放形スパウト付軟包材容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09267849A true JPH09267849A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14571468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11183996A Pending JPH09267849A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 非開放形スパウト付軟包材容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09267849A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6968669B2 (en) | 2002-11-06 | 2005-11-29 | Lancer Partnership Ltd. | Flexible packaging |
JP2006232300A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Toppan Printing Co Ltd | 口栓付きパウチ |
US7600360B2 (en) | 2002-04-19 | 2009-10-13 | Lancer Partnership Ltd, Dorothy Linda Schroeder as Trustee for three trusts, and SMJCGF, LLP | Flexible packaging |
CN104108524A (zh) * | 2014-06-09 | 2014-10-22 | 李红彪 | 一种方便生产的酱油瓶瓶盖 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP11183996A patent/JPH09267849A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7600360B2 (en) | 2002-04-19 | 2009-10-13 | Lancer Partnership Ltd, Dorothy Linda Schroeder as Trustee for three trusts, and SMJCGF, LLP | Flexible packaging |
US6968669B2 (en) | 2002-11-06 | 2005-11-29 | Lancer Partnership Ltd. | Flexible packaging |
JP2006232300A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Toppan Printing Co Ltd | 口栓付きパウチ |
CN104108524A (zh) * | 2014-06-09 | 2014-10-22 | 李红彪 | 一种方便生产的酱油瓶瓶盖 |
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