JP2001130585A - 開封糸付き紙封筒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】紙封筒を開封するときに、はさみやナイフなど
の器具がなくてもきれいに開封し、中の書類等を破損す
ることがなく開封することを得る。 【解決手段】封筒の折り返し蓋の谷部にミシン目を入れ
て糸を接着剤で張り付け、開封時につまみやすく処理さ
れた糸の端末を引き上げることで、切り口をきれいな切
り口で直線的に開封できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、器具を使わずに通
常の紙封筒（以下、封筒といいます。）を開封するため
に、封をする折り返し部の内側の谷部に沿ってミシン目
３を入れて糸４を張り付け、開封時に糸の端末５を引い
て直線的に開封し、内部の書類を破損しない様にした封
筒に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の市販されている封筒は開封する時
に、はさみやナイフ、開封機などの器具を使用したり、
ミシン目の切取線が入っている所を手で切り取る様にな
っている。このために器具を探したり、器具がない場合
は手でちぎって開けるために切り口が汚くなったり、中
の書類まで切ってしまう等の問題点があった。これはミ
シン目の入った封筒を開封する場合も同じであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、器具を使用
しなくても封筒をきれいに直線的に開封し、内部の書類
等を破損しないことを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】封筒の封をする折り返し
谷部のミシン目３に沿って糸４を接着剤で張り付け、糸
の端末５を指や爪でつまめるような形状にする。この糸
の端末の形状は、玉の形でもタブのような形でも良い。

【０００５】糸の両端が長くなって集配や自動仕訳機な
どで処理する際にじゃまにならないようにする。封筒の
折返し谷部の両端に図２の様な切り込み６を入れ、糸の
端末５が封筒からはみ出ないようにしても良い。

【０００６】封をした封筒を開封する場合は糸の端末５
を指で押さえつけ、もう一方の糸の端末５を指や爪でつ
まんで糸を引き、開封するようにする。

【０００７】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明をする。

【０００８】図１（ａ）に於いて封筒の封をする折り返
しの谷部に沿ってミシン目３を入れる。

【０００９】このミシン目に沿って糸４を接着剤で張り
付け、糸の端末５を指や爪でつまめるような形状にす
る。

【００１０】封をした封筒を開封する場合、一方の糸の
端を指で押さえつけて、もう一方の端をつまみ、図１
（ｂ）の矢印の方向に糸を引いて開封する。

【００１１】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１２】内に入れる書類が封筒の長さと同じでも、
折り返し部分の線に沿って開封できるため開封時に封の
中の書類を破損することが無くなる。

【００１３】又、切り口が直線的なために開封後も封筒
を別の目的に使用でき、資源の再利用にも貢献すること
ができる。

【００１４】さらに、菓子のパッケージなどに使われる
紙製の箱の開梱等にも応用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】封筒の裏側全体を示す図

【図２】谷部ミシン目、糸、谷部の切り込みを示す図

【符号の説明】

１ 封筒本体 ２ 封筒の折り返し蓋 ３ ミシン目 ４ 糸 ５ 糸の端末 ６ 切り込み ７ 封印用接着剤

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】紙封筒を開封するために糸（４）を、封を
   する折り返し部の内側の谷部に沿って接着剤張り付け、
   器具を使用しなくても直線的に開封できる様にした紙封
   筒。
2. 【請求項２】紙封筒の封の折り返し谷部にミシン目
   （３）を入れ、細く弱い糸でも、或いは厚い紙でも容易
   に開封できるようにした封筒。