JP2001130074A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2001130074A
JP2001130074A JP31263399A JP31263399A JP2001130074A JP 2001130074 A JP2001130074 A JP 2001130074A JP 31263399 A JP31263399 A JP 31263399A JP 31263399 A JP31263399 A JP 31263399A JP 2001130074 A JP2001130074 A JP 2001130074A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印字装置においてチューブの切断を行う場合に
印字の白抜けを防止する。 【解決手段】駆動系ローラであるプラテンローラ23及
び駆動ローラ24Aと従動系ローラである従動ローラ2
4B、25Aとでチューブ21を搬送する途中におい
て、プラテンローラ23等の駆動系ローラが切断等の処
理のために停止する前に、チューブ21の搬送時の伸び
相当量プラテンローラ23及び駆動ローラ24Aを逆方
向に回転させながら、逆回転直前の印字を行い、その後
に、切断等の処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チューブ等の中空
体や剥離紙ライナーなどの分離領域を有する積層体など
に印字する印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時のプリンター等の印字装置には、図
10に示すようなものが知られている。
【0003】この図10に示すものでは、プラテンロー
ラ1とサーマルヘッド2との間に、チューブ3とインク
リボン4とが挟まれており、チューブ3の前後は一対の
搬送ローラ5,6に挟まれている。搬送ローラ5,6は
駆動ローラ5A,6Aと従動ローラ5B、6Bを有し、
駆動ローラ5A、6A及びプラテンローラ1は同じ周速
となるように同期回転する。サーマルヘッド2の前後に
はガイドローラ7、7が設けられ、インクリボン4は巻
き取りリール8によって巻出しリール9から巻き取られ
る。プラテンローラ1の搬送方向前方には、カッター1
0及び受け台11が配置されている。
【0004】この印字装置では、搬送ローラ5,6及び
プラテンローラ1によりチューブ3を送ると共に、巻き
取りリール8によりインクリボン4を送りながら、サー
マルヘッド2に印字データを送って印字が行われる。印
字されたチューブ4は、印字した位置が所定間隔移動し
たときに、カッター10によりカットされる。このカッ
トの時に搬送ローラ5,6及びプラテンローラ1の回転
が停止し、サーマルヘッド2の印字及びインクリボン4
の供給が停止するようになっている。
【0005】また、特開平7−266622号公報の
「印刷装置」では、被印字データの印字中断に際し、被
印字媒体に搬送方向のずれが生じた場合でも、印字抜け
を防止することを課題とする。
【0006】この特開平7−266622号のもので
は、印字ヘッドの1ライン印刷処理ごとに、ラベルテー
プを1ライン分ずつ搬送するものであるが、ラベルテー
プの搬送距離が予め設定された不要余白長に達したこと
で、印刷処理を中断して、その不要余白部分を切断分離
し、再度印刷処理が再開された場合に、ラベルテープの
搬送位置及び印字データのアドレス指定はそのままにし
て直前の印字ラインが印字されるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すような印
字装置の場合、チューブ3の下部3Aには駆動ローラ5
A、6A、プラテンローラ1の駆動力が直に伝わり、チ
ューブ3の上部3Bには従動ローラ5B、6Bの転がり
抵抗及びサーマルヘッド2の摩擦抵抗が働く。
【0008】しかし、チューブ3は中空であり、通常チ
ューブ3はポリ塩化ビニルで軟質に形成されている。こ
のため、図11に示すように、搬送ローラ5,6及びプ
ラテンローラ1によるチューブ3の搬送時に、駆動ロー
ラ5A、6A及びプラテンローラ1に接触する下部3A
が、従動ローラ5B、6Bに接触する上部3Bより先行
して搬送される。
【0009】すなわち、チューブ3の搬送時には、チュ
ーブ3の下部3Aが搬送方向の前方に引かれ、チューブ
3の上部3Bが後側に引かれている。
【0010】そして、カッター10によるチューブ3の
カットの時に、駆動ローラ5A、6A及びプラテンロー
ラ1は回転停止すると、チューブ3の下部3Aは停止す
るが、引っ張られたチューブ3には応力が生じており、
従動ローラ5B、6Bは自由回転による慣性があり、サ
ーマルヘッド2の摩擦抵抗は小さい。このために、図1
1に示す状態よりも、チューブ3の上部3Bはプラテン
ローラ1の前方に移動する。また、チューブ3の上部3
Bはサーマルヘッド2とプラテンローラ1とにより挟ま
れているため、プラテンローラ1側には逆戻りしない。
【0011】従って、チューブ3のカット後に、搬送ロ
ーラ5,6及びプラテンローラ1を駆動して、サーマル
ヘッド2の印字を再開すると、図13に示すように、チ
ューブ3の上部3Bが遅れて印字された文字中に白抜き
の隙間Wが出来てしまう問題がある。
【0012】これを解消するために、カット時にも継続
的に印字を続行した場合には、白抜きの代わりに印字中
の文字に段差が生じてしまう問題がある。
【0013】さらに、駆動ローラ5A、6Aの停止後、
一定時間経過してからチューブ3が従動ローラ5Bに向
かって縮む途中で印字を再開しても、外気の寒暖差或い
は作業環境の温度の違いやチューブ3の硬度の違いによ
り、伸縮量が変化しやすいので、停止時間の調節では、
印字する文字中の白抜き状態を常時解消することは難し
い。
【0014】また、特開平7−266622号公報の
「印刷装置」は、不要余白が発生した場合に、これを切
断して適正な印字長のラベルを形成し、このカッタの切
断時に切断前の印字データを再印字するが、この印刷装
置はラベルであるために、チューブや厚肉の被印字体を
搬送を停止した場合に、従動ローラ側の表面が駆動ロー
ラ側の表面より先行した状態になることが考慮されてい
ない。
【0015】従って、特開平7−266622号では、
チューブや厚肉の印字対象物に印字しつつ切断を行う場
合の印字の白抜けが解消されない問題がある。
【0016】本発明は、このようなチューブ等の印字対
象物がプラテンローラからプラテンローラ前方の搬送ロ
ーラに送られてゆく途中で搬送ローラが停止した場合に
おける、印字の白抜き現象を確実に解消することを目的
とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1の印字装置は、相対向する駆動系
ローラと従動系ローラとの間に中空体若しくは中間部に
分離領域を有する積層体のいずれかの印字対象物を挟み
込み、前記駆動系ローラを回転させながら前記従動系ロ
ーラ系側から印字を行う印字装置であり、前記印字対象
物を切断等の処理に入る前に、前記駆動系ローラによる
前記印字対象物の移動時の変形相当量、前記印字対象物
を印字時の移送方向に対して逆送する逆送と、印字とを
実行し、これらの逆送と印字との後に、前記切断等の処
理を行うことを特徴とする。
【0018】本発明の請求項1の印字装置によれば、駆
動系ローラと従動系ローラとで印字対象物を搬送する途
中において、印字対象物の従動系ローラ側の部位が、駆
動系ローラ側の部位より先に進んだ状態になっている
が、印字対象物の切断等(その他エンボス加工・箔押し
等でも良い)を行う際に、印字対象物の搬送時の変形
(伸び)相当量駆動系ローラを逆方向に回転させつつ、
印字するため、印字の白抜き部分は確実且つ素早く解消
される。
【0019】本発明の請求項2の印字装置は、請求項1
の印字装置において、前記印字対象物に印字する印字手
段は、前記印字対象物の逆送と印字の時に、直前の印字
を行うことを特徴とする印字装置。
【0020】本発明の請求項2の印字装置によれば、請
求項1の印字装置において、前記印字対象物に印字する
印字手段は、前記駆動ローラ系が逆回転する直前の印字
を再開するので、逆方向への搬送量が印字対象物の伸縮
量を超えたとしても、前の印字の上に同じ印字がなされ
てオーバーラップした状態となるので、白抜き状態は確
実に解消できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態にかかる
印字装置を図面に基づいて説明する。図2は本発明の一
実施形態にかかる印字装置の主要構成を示したものであ
る。
【0022】図2において、印字装置20の印字対象物
には、中空体からなるチューブ21やプラスチックシー
トや紙シートからなる記名板(図示せず)、肉厚の厚い
プラスチック板、軟らかいプラスチック板、裏面に剥離
ライナーなどを有するラベル紙或いはプラスチックシー
トなどが挙げられ、特にチューブ21や肉厚が厚く軟ら
かいプラスチック板或いはラベル紙及びプラスチックシ
ートへの印字においてこの印字装置20は有効である。
図1では印字対象物の一例としてチューブ21に印字を
行う。
【0023】印字装置20は、フレーム22Aにプラテ
ンローラ23、搬送ローラ24、送り量検知ローラ25
が回転可能に軸支されており、搬送ローラ24は駆動ロ
ーラ24Aと従動ローラ24Bからなる。駆動ローラ2
4A及びプラテンローラ23は、図示しない同一のステ
ッピングモータで駆動制御され、それぞれのチューブ2
1に接する面の周速が等しくなるようにギア比が構成さ
れている。送り量検知ローラ23にはロータリーエンコ
ーダが設けられ、チューブ21の送り量及び回転方向が
図示しない制御装置に出力される。
【0024】プラテンローラ23に対向する位置には、
フレーム22Bに支持されるサーマルヘッド26が配置
されている。サーマルヘッド26は、ベース27に固定
されており、ベース27は前記制御装置に制御される図
示しない電磁ソレノイドの伸縮によりプラテンローラ2
3に対して進退する。フレーム22Bのサーマルヘッド
26の前後にはガイドローラ28,28が配置されてお
り、ガイドローラ28,28及びサーマルヘッド26に
はインクリボン29が掛け渡されている。インクリボン
29は巻出しリール30から巻き取りリール31に向か
って搬送される。
【0025】巻き取りリール31及び巻出しリール30
は、図3、図4に示すリボンギア32とリボンフランジ
33とで構成されている。リボンギア32の回転軸部3
4の下部には図示しない軸受けに回転自在に保持される
ジャーナル部35が設けられ、リボンギア32の下部に
はギア36が形成される。このギア36は、巻き取りリ
ール31側の軸受けにリボンギア32が装着されたとき
に、前述のモータの出力軸のギアと噛み合って、プラテ
ンローラ23及び駆動ローラ24Aと同じ周速で回転す
る。なお、リボンギア32が巻出しリール30側の軸受
けに装着されたときにギア36は自在に回転可能とな
る。リボンギア32は、巻出し側リール30の軸受け及
び巻き取り側リール31の軸受けのいずれに対しても着
脱可能に装着される。回転軸部34の上部のジャーナル
部37には、リボンフランジ33が装着されるようにな
っている。回転軸部34の中央部はリボンコア38が装
着されるように太く形成されている。
【0026】ギア36の回転軸部34の根元部には、リ
ボンコア38の位置決め突起39が突設され、リボンコ
ア38には位置決め突起39が填り込む位置決め凹部4
0が形成されている。リボンコア38は、図5に示すよ
うに、回転軸部34の中央部に装着されたときに、突起
39と凹部40とが嵌合することにより、回転軸部34
に対する回り止めがなされる。
【0027】巻き取り側のリボンコア41にも同様に突
起39が嵌合する凹部40が形成されているが、巻き取
り側のリボンコア41には、インクリボン29の印字後
の膨らみを吸収するための環状の凹部42が形成されて
おり、印字の熱及び圧力によって変形したインクリボン
29が巻き付けられてゆく途中でリボンコア41の外側
に膨らむことを防止している。
【0028】リボンフランジ33には、回転軸部34の
中央部上部に装着するための挿入穴43が形成され、リ
ボンギア32のジャーナル部37に突設された小フラン
ジ部44と回転軸部34の太い径の中央部との間にリボ
ンフランジ33が固定される。リボンフランジ33の周
囲には、インクリボン29の残量を表示するためのスリ
ット45が一対形成され、また、着脱にも用いうる凹部
46が形成されている。
【0029】搬送ローラ24の駆動ローラ24A側に
は、図2に示すように、チューブ21を送るためのガイ
ド板47が設けられている。また、送り量検知ローラ2
5の上部近傍にもチューブ21を送るガイド板48が設
けられている。搬送ローラ24の先方にあるガイド板4
7の更に先方には、カッター49が設けられており、カ
ッター49は図示しない電磁ソレノイドにより支持板5
0に向かって進退してチューブ21をカットする。
【0030】次に、制御装置によるプラテンローラ23
及び駆動ローラ24A、巻き取りリール31、サーマル
ヘッド26の印字の制御について説明する。
【0031】制御装置には、プラテンローラ23及び駆
動ローラ24A、巻き取りリール31を駆動するモータ
と、サーマルヘッド26をプラテンローラ23に対して
進退させる電磁ソレノイドと、サーマルヘッド26の印
字データに基づいて発熱素子の発熱を制御する印字制御
部と、送り量検知ローラ25のロータリーエンコーダと
が少なくとも接続されている。
【0032】印字の際には、予め、インクリボン29
は、巻出しリール30からガイドローラ28、サーマル
ヘッド26、ガイドローラ28を経由して巻き取りリー
ル31に掛け渡し、手動操作により、プラテンローラ2
3及び搬送ローラ24及び送り量検知ローラ25にチュ
ーブ21をセットする。
【0033】チューブ21をセットするとき、サーマル
ヘッド26、ガイドローラ28,28、従動ローラ24
B並びに送り量検知ローラ25の従動ローラ25Aは、
印字ユニットのフレーム22Bからフレーム22Aか
ら、離れている。チューブ21のセット後、フレーム2
2Bがフレーム22Aに結合され、チューブ21が、送
り検知ローラ25及び従動ローラ25A、プラテンロー
ラ23とインクリボン29との間、駆動ローラ24Aと
従動ローラ24Bとの間に、セットされる。
【0034】まず、印字装置20は、メインスイッチの
オンにより、カッター49によるカットの実行機能を有
する印字プログラムが立ち上がり済みで、更に選択キー
により、印字を行いつつカットする印字モードに入って
いるものとする。
【0035】印字モードのフラグが立ち上がると、制御
装置はサーマルヘッド26が印字する1チップ分のデー
タを読み込み(ステップ1;以下単にS1と表示す
る)、更に、サーマルヘッド26に通電させるための1
ライン分のデータを読み取る(S2)。読み取った1ラ
イン分のデータの判断を行い(S3)、そのデータが印
字データであれば、サーマルヘッド26に通電し(S
4)、プラテンローラ23のモータを1ライン分正回転
させる(S5)。S3の判断処理で1ライン分のデータ
が例えば余白やスペースであれば、S5に進む。S5に
おいて、モータを1ライン分正回転したら、切断処理の
有無の判断を行い(S6)、切断処理がなければ、印字
中の1チップのデータ残があるかの判断を行う(S
7)。S7の判断で、データ残があれば、S2に戻って
再度次の1ライン分のデータを読み取る。
【0036】S6において切断処理があれば、新規の印
字データを読込む(S8)。次に、1ライン分(例えば
ステッピングモータの1ステップ角)駆動ローラ24A
のモータを逆回転させながら(S9)、S8にて新しく
読み込んだ新規データをサーマルヘッド27に送って印
字する(S10)。S10の印字後、プラテンローラ2
3等のモータを停止し(S11)、カッター49の電磁
ソレノイドを作動してチューブ21を切断する(S1
2)。チューブ21の切断後S8にて読み込んだ1ライ
ン分のデータを再度読み込み(S13)、駆動ローラ2
4Aのモータを正回転させつつ(S14)、サーマルヘ
ッド27に送って印字する(S15)。
【0037】S9におけるモータの逆回転のときに、チ
ューブ21の上面部が、従動ローラの慣性回転或いはチ
ューブ21の応力によって、チューブ21の下面部より
カッター49側に先行しているので、サーマルヘッド2
6の発熱素子の1ライン分モータを逆回転するので、チ
ューブ21上部の引張応力が解消され、チューブ21上
部が逆回転によりチューブ21下部より先行することが
防止される。モータの逆回転の後に、S10により新規
な1ライン分データをサーマルヘッド26に送って印字
すると共に、S13〜S15において駆動用ローラ24
Aのモータの正回転時にS8の1ラインデータをサーマ
ルヘッド26に送って印字するので、印字の白抜けが防
止される。
【0038】S15において切断処理が終わったら、S
7に戻る。S7の判断処理において、1チップ中の印字
データ残が無ければ、次のチップの印字データがあるか
どうかの判断を行う(S16)。S16で次のチップの
印字データがあれば、S1に戻り、次のチップの印字に
入る。
【0039】S16において次に印字すべき印字データ
が無ければ、1チップ長プラテンローラ23等のモータ
を正回転して停止させ(S17)、カッター49により
チューブ21の切断を行い(S18)、最後のチップか
どうかの判断をする(S19)。S19の判断におい
て、未だ最後のチップが残っていれば、S17に戻り、
最後のチップが残っていなければ、この印字処理モード
を終了する。
【0040】以上説明したように、この印字装置20に
よれば、プラテンローラ23及び駆動ローラ24Aと従
動系ローラ24Bとでチューブ21を搬送する途中にお
いて、チューブ21の従動ローラ24B、25Aに接触
する側の部位が、プラテンローラ23に接触する側の部
位より先に進む。そのため、チューブ21の切断・エン
ボス等の搬送の停止を伴う処理が入ると、チューブ21
の上部が応力により搬送方向前方に進もうとするが、モ
ータが逆回転しながら(S9)、新規の1ラインデータ
の印字を行う(S10)と共に、チューブ21の切断後
の正回転時に再度S8の1ラインデータを印字するため
に、印字の白抜けが防止される。このため、環境温度の
如何に関わらず印字停止から印字再開までの白抜き部分
は確実且つ素早く解消される。
【0041】さらに、チューブ21の印字手段であるサ
ーマルヘッド26は、チューブ21の逆方向及び再度の
順方向への搬送の際に、プラテンローラ23及び新規の
印字を再開するので、逆方向への搬送量がチューブ21
の伸縮量を超えたとしても、前の印字の上に同じ印字が
なされてオーバーラップした状態となり、白抜き状態は
確実に解消できる。
【0042】なお、本発明の印字対象物は、チューブに
限らず袋状の中空体あるいは厚みがあって軟質のもので
も良く、また、ラベルのように剥離紙とラベル本体とか
らなり剥離紙とラベル本体との間にずれが生じやすいよ
うなものを対象とすることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の請求項1の印字装置によれば、
駆動系ローラと従動系ローラとで印字対象物を搬送する
途中において、印字対象物の従動系ローラ側の部位が、
駆動系ローラ側の部位より先に進んだ状態になっている
が、印字対象物の切断等(その他エンボス加工・箔押し
等でも良い)を行う際に、印字対象物の搬送時の変形
(伸び)相当量駆動系ローラを逆方向に回転させつつ、
印字するため、印字の白抜き部分は確実且つ素早く解消
される。
【0044】本発明の請求項2の印字装置によれば、請
求項1の印字装置において、前記印字対象物に印字する
印字手段は、前記駆動ローラ系が逆回転する直前の印字
を再開するので、逆方向への搬送量が印字対象物の伸縮
量を超えたとしても、前の印字の上に同じ印字がなされ
てオーバーラップした状態となるので、白抜き状態は確
実に解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる印字装置の印字中の
切断処理の流れを説明するための流れ図
【図2】本発明の実施形態にかかる印字装置の主要構成
を示す説明図
【図3】(A)は図2のリボンギアの平面図、(B)は
リボンギアの断面図
【図4】(A)は図2のリボンフランジの平面図、
(B)はリボンフランジの断面図
【図5】(A)は図2の巻出し側のリボンコアの平面
図、(B)は巻出し側のリボンコアの断面図
【図6】(A)は図2の巻き取り側のリボンコアの平面
図、(B)は巻き取り側のリボンコアの断面図
【図7】図2に示すチューブを正回転方向に搬送すると
きのチューブの挙動を示す説明図
【図8】図2のチューブを逆回転方向に搬送するときの
チューブの挙動を示す説明図
【図9】図1に示す流れ図により印字を補正した場合の
説明図
【図10】従来の印字装置の主要構成を示す説明図
【図11】従来の印字装置により従動ローラが慣性回転
した場合のチューブの挙動を示す説明図
【図12】従来の印字装置により駆動ローラを再度搬送
開始した場合のチューブの挙動を示す説明図
【図13】図12の後に印字を再開した場合の白抜けの
状態を示す説明図
【符号の説明】
5A、6A…駆動ローラ(駆動系ローラ) 5B、6B…従動ローラ(従動系ローラ) 26 …サーマルヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB17 AC06 AE02 AE07 AF20 AF23 AF51 GA11 GB07 GB20 GB43 LA03 LA24 LB09 LB17 LB35 LC11 LC23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する駆動系ローラと従動系ローラと
    の間に中空体若しくは中間部に分離領域を有する積層体
    のいずれかの印字対象物を挟み込み、前記駆動系ローラ
    を回転させながら前記従動系ローラ系側から印字を行う
    印字装置であり、 前記印字対象物を切断等の処理に入る前に、前記駆動系
    ローラによる前記印字対象物の移動時の変形相当量、前
    記印字対象物を印字時の移送方向に対して逆送する逆送
    と、印字とを実行し、これらの逆送と印字との後に、前
    記切断等の処理を行うことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】請求項1の印字装置において、 前記印字対象物に印字する印字手段は、前記印字対象物
    の逆送と印字の時に、直前の印字を行うことを特徴とす
    る印字装置。
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