JP2001129830A - タイヤブラダーパンク検出装置 - Google Patents

タイヤブラダーパンク検出装置

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JP2001129830A
JP2001129830A JP31096599A JP31096599A JP2001129830A JP 2001129830 A JP2001129830 A JP 2001129830A JP 31096599 A JP31096599 A JP 31096599A JP 31096599 A JP31096599 A JP 31096599A JP 2001129830 A JP2001129830 A JP 2001129830A
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JP
Japan
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bladder
puncture
tire
flow rate
shaping
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Pending
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JP31096599A
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English (en)
Inventor
Toshiie Maeda
利家 前田
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンクの検出能力が高く、しかも、加硫前に
パンクの検出を行うことでタイヤをスクラップ処分にし
なくて済む無駄のないタイヤブラダーパンク検出装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 生タイヤ6を金型1に押しつけて生タイ
ヤ6を加硫するブラダー5のパンク検出装置であり、計
測手段8と判定手段9を備えている。そして、計測手段
8は、ブラダー5内へ供給されるシェーピング媒体のシ
ェーピング流量を毎回測定するよう構成されている。ま
た、判定手段9は、計測手段8にて測定された所定回目
の流量値と、その直前回の流量値と、を比較してパンク
か否かを判断するよう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生タイヤを内部側
から金型に押しつけて加硫するブラダーのパンクを検出
するタイヤブラダーパンク検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤブラダーパンク検出装置
は、例えば図5に示すように、上型41と下型42とセクタ
ー43とを備えた金型40において、ブラダー45にて生タイ
ヤ44を内側より金型40に押しつけて加硫している最中
の、ブラダー45内部の加硫媒体(加熱加圧媒体)の圧力
の(漏れによる)低下率───リーク率───や、金型
40に埋め込まれた圧力センサー46にて測定されるブラダ
ー45内部の加硫媒体の漏れによる圧力にて、パンクを検
出していた。そして、例えば、次の表1の検出結果が得
られる。なお、タイヤ内面部Tとは、ブラダー45が(加
硫中の)生タイヤ44と接触している部分をいい、タイヤ
内面部以外Uとは、ブラダー45が(加硫中の)生タイヤ
44と接触していない部分をいう(図5参照)。
【0003】
【表1】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記表1に示
すように、ブラダーのタイヤ内面部で10mm,20mm,30mm
の傷あり(全てブラダーのパンクとなる)の場合におけ
る内圧リーク率は、ブラダーの傷なし(ブラダーのパン
クなし)の場合における内圧リーク率と同じであるた
め、ブラダーのパンクの検出はできない。これは、ブラ
ダーの傷なしの場合でも、配管ジョイント部等のブラダ
ーに影響ない所から、加硫媒体が漏れるため、常に、5
〜10%の内圧リーク率となるためである。そして、ブラ
ダーのタイヤ内面部以外で10mmの傷あり(ブラダーのパ
ンクとなる)の場合における内圧リーク率は、10〜20%
となり、10%を越えるため、パンクとして検出される。
なお、このタイヤ内面部以外での傷は、タイヤ内面部で
の傷にくらべて少なく、ブラダーパンク全体の約10%し
か発生しない。また、圧力センサーに関しても、内圧リ
ーク率と同じことがいえる。
【0005】従って、ブラダーの傷なしと傷ありに差が
なく、パンク検出能力としては、ブラダーパンク時の10
%程度となり、パンク検出能力が低いものとなってい
た。そして、内圧リーク率や圧力センサーの感度を上げ
た場合、誤検出率が急増し、パンクでないのに、パンク
と判定してしまう。さらに、生タイヤの加硫中にパンク
の検出を行っているので、ブラダーのパンクにより不良
品のタイヤが製造されると、処分をしなければならず、
無駄が多かった。
【0006】そこで、本発明は、パンクの検出能力が高
く、しかも、加硫前にパンクの検出を行うことでタイヤ
をスクラップ処分にしなくて済む無駄のないタイヤブラ
ダーパンク検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るタイヤブラダーパンク検出装置は、
生タイヤを金型に押しつけて該生タイヤを加硫するブラ
ダーのパンク検出装置であって;加硫を開始する前のシ
ェーピング工程においてブラダー内へ供給されるシェー
ピング媒体のシェーピング流量を毎回測定する計測手段
と;該計測手段にて測定された所定回目の流量値と、そ
の直前回の流量値と、を比較してパンクか否かを判断す
る判定手段と;を備えたものである。
【0008】また、判定手段が、ブラダーの使用回数の
40回目以降より判断を開始するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0010】図1は、本発明のタイヤブラダーパンク検
出装置の実施の一形態を示し、この装置は、例えば上型
2と下型3とセクター4を備えたタイヤ成形用の金型1
に用いられる。
【0011】そして、ブラダー5は、生タイヤ6の外面
を金型1に押しつけてその生タイヤ6を整形・加硫する
ゴム袋で、生タイヤ6の内面に沿うように、金型1の中
央部にあるブラダーシリンダー7のヘッド部・センター
ホスト下部クランプ17にその上方・下方端部を取り付け
られている。
【0012】即ち、図1(イ)に示すように、ブラダー
5の外面に生タイヤ6を装着して、ブラダー5の内部へ
シェーピング媒体を供給して、図1(ロ)に示すよう
に、ブラダー5を膨張させて、生タイヤ6を金型1の内
面近くに沿わせるシェーピング(整形)工程と、図示省
略するが、そのシェーピング工程後に、生タイヤ6の内
部に加熱加圧媒体の加硫媒体───例えば、蒸気や窒素
ガス等───をいれて、生タイヤ6を内部から膨張させ
て、金型1の内面に押しつけて加硫を行う加硫工程と、
において、このブラダー5が使用される。
【0013】そして、本装置は、加硫開始前のシェーピ
ング工程においてパンクの検出を行うよう構成されてい
る。即ち、本装置は計測手段8と判定手段9とを備え、
計測手段8は、シェーピング工程においてブラダー5内
へ供給されるシェーピング媒体のシェーピング流量を毎
回測定するように構成され、さらに、判定手段9は、計
測手段8にて測定された所定回目の流量値と、その直前
回の流量値と、を比較してパンクか否かを判断するよう
に構成されている。なお、パンクとは、ブラダー5に内
面と外面を貫通する傷が生じ、ブラダー5内のシェーピ
ング媒体が、外部へ漏れうる状態をいう。
【0014】具体的に述べると、センターホスト16に設
けられた連通孔11に、シェーピング媒体を供給する配管
10が接続されている。なお、この連通孔11はブラダー5
の内部と外部を連通しており、シェーピング媒体がブラ
ダー5内へ供給されるよう構成されている。
【0015】そして、この配管10に取り付けられている
(圧力調整弁等の)シェーピング圧力コントロール装置
12と、センターホスト16と、の間に、シェーピング流量
計が設けられ、かつ、このシェーピング流量計にコンピ
ューターが接続されている。要するに、この場合、計測
手段8としてシェーピング流量計が用いられ、かつ、判
定手段9としてコンピューターが用いられている。
【0016】そして、ブラダー5をシェーピング工程に
て使用する毎回毎に、シェーピング流量計(計測手段
8)にて、シェーピング媒体のシェーピング流量を測定
し、コンピューター(判定手段9)にて、そのシェーピ
ング流量を記憶させると共に、所定回目の流量値とその
直前回の流量値とを比較させて、パンクを判断させる。
【0017】なお、この判定手段9は、所定回目の流量
値がその直前回の流量値に比べて上昇した場合に、パン
クと判断し、例えば、流量上昇率が1%以上となった場
合にパンクと判定させる。これは、パンクによりシェー
ピング媒体が漏れてシェーピング流量が増加することに
よる。
【0018】また、判定手段9が、ブラダー5の使用回
数の40回目以降より判断を開始するようにした。即ち、
判定手段9の判断開始の状態において、判定手段9は、
ブラダー5の使用回数の39回目の(計測手段8にて測定
された)シェーピング流量値を記憶しており、その39回
目の流量値と40回目の流量値との流量上昇率を比較し、
パンクの判断を開始する。
【0019】次に、図2に、ブラダー5の使用回数と、
(計測手段8にて測定された)シェーピング流量と、の
関係の一例を示す。
【0020】即ち、太線(━)Fは、ブラダー5に傷が
なくパンクしていない状態を示し、細線(─)Sは、ブ
ラダー5のタイヤ内面部に10mmの傷が発生してパンクし
た状態を示す。なお、ブラダー5のタイヤ内面部Tと
は、図1に示すように、ブラダー5が生タイヤ6と接触
する(又は接触するであろう)部分をいう。
【0021】そして、太線Fは、ブラダー5の使用回数
が0回目(新品)〜約35回目では、シェーピング流量の
多少の増減があり不安定であるが、使用回数が約35回目
以降では、シェーピング流量が安定して減少していく。
これは、ブラダー5の形状等が、生タイヤ6の内面形状
等に、馴染んだためである。
【0022】また、細線Sは、使用回数が約30回目以降
よりシェーピング流量が安定して減少していくが、所定
回目の測定値Aでパンクの発生が検知された。即ち、直
前回(所定回目の測定値Aの1回前)の測定値Pに比べ
て、所定回目の測定値Aが上昇───シェーピング流量
が増加───している。
【0023】さらに、ブラダー5の傷と、流量上昇率
と、の関係の実測結果を、次の表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】従って、図2と、上記表2と、から、判定
手段9の判断を、ブラダー5の使用回数の40回目以降よ
り開始させると共に、流量上昇率が1%以上となった場
合にパンクと判定させることで、有効にパンクか否かを
判断できることが明らかとなる。
【0026】さらに、ブラダー5のパンク時は、様々な
長さの傷が発生するが、パンクの判定を流量上昇率が1
%以上とすることで、パンク全体の90%程度を検出する
ことが可能となる。なお、1%未満では、誤検出率の確
率が高まる。
【0027】なお、判定手段9の判断の開始となるブラ
ダー5の使用回数や、パンクの判定となる流量上昇率
は、ブラダー5の種類・寸法等や、金型やタイヤの種類
・寸法等や、圧力媒体(シェーピング媒体)の条件等
に、応じて、増減変更自在である。即ち、図3に示すよ
うに、計測手段8にて毎回計測された流量値に基づいて
パンクか否かを判断する判定手段9は、プログラム入力
手段により、その判定基準値───判断開始回数や、流
量上昇率───を、変更自在に設定できる。
【0028】次に、図4に、本装置の全体の流れを示
す。即ち、ブラダー5の使用回数が40回以上になると、
判定手段9の適用が開始され、計測手段8にて測定され
たシェーピング流量の測定値が、その直前回目の測定値
よりも1%以上上昇した場合に、判定手段9にてブラダ
ー5のパンクと判断する。
【0029】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、例えば、加硫成型金型の構造(構成)は、図示
のものに限定されない。
【0030】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成されるので、
次に記載する効果を奏する。
【0031】(請求項1によれば)シェーピング工程に
おけるシェーピング流量を測定して比較するため、ブラ
ダー5のパンクをほぼ確実に判断でき、パンク検出能力
が高いものとなる。また、加硫を開始する前にパンクを
検出するため、タイヤをスクラップ処分にしなくて済
む。即ち、金型1が型閉めされて加硫媒体が入るまで
に、生タイヤ6を取り出すことができ、無駄のないもの
となる。
【0032】(請求項2によれば)ブラダー5の使用回
数の40回目以降より判断を開始するため、シェーピング
流量が安定し、正確にパンクを判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す作用説明を兼ねた
正面断面図である。
【図2】ブラダーの使用回数とシェーピング流量との関
係を示すグラフ図である。
【図3】ブロック図である。
【図4】フローチャート図である。
【図5】従来例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 金型 5 ブラダー 6 生タイヤ 8 計測手段 9 判定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生タイヤ6を金型1に押しつけて該生タ
    イヤ6を加硫するブラダー5のパンク検出装置であっ
    て、 加硫を開始する前のシェーピング工程においてブラダー
    5内へ供給されるシェーピング媒体のシェーピング流量
    を毎回測定する計測手段8と、 該計測手段8にて測定された所定回目の流量値と、その
    直前回の流量値と、を比較してパンクか否かを判断する
    判定手段9と、 を備えたことを特徴とするタイヤブラダーパンク検出装
    置。
  2. 【請求項2】 判定手段9が、ブラダー5の使用回数の
    40回目以降より判断を開始するようにした請求項1記載
    のタイヤブラダーパンク検出装置。
JP31096599A 1999-11-01 1999-11-01 タイヤブラダーパンク検出装置 Pending JP2001129830A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446436B1 (ko) * 2001-12-19 2004-09-01 한국타이어 주식회사 가류기 블래더의 게이지 측정장치
KR100509778B1 (ko) * 2002-11-13 2005-08-23 한국타이어 주식회사 가류기의 브라더 측정장치
JP2009137038A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Bridgestone Corp 折り返しブラダ監視システム
JP2010115796A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ加硫用ブラダーのパンク検出装置およびパンク検出方法

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