JP2001127820A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2001127820A
JP2001127820A JP30635499A JP30635499A JP2001127820A JP 2001127820 A JP2001127820 A JP 2001127820A JP 30635499 A JP30635499 A JP 30635499A JP 30635499 A JP30635499 A JP 30635499A JP 2001127820 A JP2001127820 A JP 2001127820A
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communication
module
software module
station
call
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JP30635499A
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Hironori Shiba
宏礼 芝
Kazuhiro Uehara
一浩 上原
Shuji Kubota
周治 久保田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は対向する2つの通信局が所持して
いるソフトウェアモジュールの相互補完を容易にするた
めの通信装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 課金対象外の第1の通信リンクを確立す
るための仮呼び出し信号と自局が保持する各モジュール
の索引情報とを送出する手段と索引情報から自局が必要
とするモジュールの有無を識別する手段と自局が必要と
するモジュールの転送を他局に要求する手段とモジュー
ルの転送を他局から要求された場合には指定されたモジ
ュールを送出する手段と要求したモジュールを受信した
場合にはそのモジュールを蓄積する手段と受信したモジ
ュールが正常な場合には受信したモジュールで自局のソ
フトウェアを変更もしくは追加する手段とモジュールの
更新処理が完了した後で課金対象の第2の通信リンクを
確立するための呼び出し信号を送出する手段と相手局か
らの呼び出し信号の受信に応答して通信を開始する手段
とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線もしくは有線
で直接又は所定のネットワークを介して接続され互いに
通信を行う通信装置に関し、特に通信やその制御に利用
されるソフトウェアを変更する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信又は有線通信を行う様々な通信
装置は、それに内蔵された様々なソフトウェアによって
制御されている。例えば、DSP(Digital Signal Pro
cessor)を利用する場合には、変復調器や音声コーデッ
ク等の機能をソフトウェアで実現することが可能である
(文献1:J.Mitola, III“The Software Radio Archit
ecture”,IEEE Comm. Mag. Vol.33,No5,pp.26-38,199
5)。
【0003】従って、変復調器,シンセサイザ,音声コ
ーデック,通信プロトコル等の各機能をソフトウェアで
実現している場合には、ソフトウェアを変更するだけで
通信装置の機能を変更することができる。ところで、例
えば対向する2局間で通信を行う場合に、各々の通信局
で利用可能なあるソフトウェアモジュールを一方の通信
局だけが所持している場合がある。そのような場合に
は、所持している第1の通信局から所持していない第2
の通信局に対してソフトウェアモジュールの転送を行う
ことにより、第2の通信局にソフトウェアを追加したり
ソフトウェアのバージョンアップを行うことができる。
【0004】このようなソフトウェアモジュールの転送
を行う場合には、従来より図20に示すような手順を用
いて通信を行っている。すなわち、ソフトウェアモジュ
ールを所持している第1の通信局は、時刻t51で所定
の制御フレームを用いて第2の通信局に対し呼び出しを
行う。
【0005】第2の通信局は、時刻t52で制御フレー
ムを用いて第1の通信局に対し応答を返す。その後の時
刻t53で、第1の通信局と第2の通信局との間は通信
中になる。例えば、第2の通信局で必要とされるソフト
ウェアモジュールが第1の通信局に存在することを通信
の内容から第2の通信局の利用者が判断した場合には、
時刻t54で第2の通信局から第1の通信局に対して、
特定のソフトウェアモジュールの要求を行う。
【0006】この要求に応答して、時刻t55で第1の
通信局は第2の通信局から要求された特定のソフトウェ
アモジュールを通信フレームを用いて第2の通信局に対
して送信する。この後、第2の通信局では必要に応じて
受信したソフトウェアモジュールを利用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】例えば、互いに対向す
る第1の通信局と第2の通信局との間で画像通信を行お
うとする場合、第1の通信局及び第2の通信局のそれぞ
れが、ビデオドライバのソフトウェアモジュールを所持
している必要がある。
【0008】少なくとも一方の通信局がビデオドライバ
のソフトウェアモジュールを所持していない場合には、
画像の通信はできない。しかし、何れか一方の通信局が
必要とされるビデオドライバのソフトウェアモジュール
を所持している場合には、そのソフトウェアモジュール
を他方の通信局に転送することにより2局間で必要なソ
フトウェアモジュールを相互補完できるので画像通信も
可能になる。
【0009】但し、このようなソフトウェアモジュール
の転送を行うためには、ソフトウェアモジュールの要求
を行う必要があり、そのためには各通信局の利用者が、
自局及び相手局の所持する様々なソフトウェアモジュー
ルの種類やバージョンを把握するとともに各々のソフト
ウェアモジュールが自局にとって必要であるか否かを調
べる必要がある。
【0010】従って、利用者の特別な操作によってソフ
トウェアモジュールの要求を行わない限り、仮に相手局
だけが特定の機能を実現するためのソフトウェアモジュ
ールや新しいバージョンのソフトウェアモジュールを所
持している場合であってもそれを利用することはできな
い。また、2つの通信局が通信する場合には、一般的に
交換機などを有する有料のネットワークを介在して通信
することになる。この場合、目的とする通信とは別のソ
フトウェアモジュールの転送については、その通信を課
金対象にした方がよい場合もあるし、課金対象から除外
した方がよい場合もある。
【0011】また、ソフトウェアモジュールの転送のた
めの通信については、呼び出し音の出力などによってユ
ーザに知らせる方がよい場合もあるし、ユーザに知らせ
ずに自動的に行った方がよい場合もある。本発明は、対
向する2つの通信局が所持しているソフトウェアモジュ
ールの相互補完を容易にするための通信装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1は、他の通信局
との間で無線もしくは有線による通信が可能な通信装置
において、ユーザの呼び出し操作に応答して、課金対象
外の第1の通信リンクを確立するための仮呼び出し信号
と、自局が保持する各ソフトウェアモジュールに関する
少なくとも種類,バージョン及び対応機種を含む索引情
報とを送出する仮呼び出し要求手段と、受信した信号に
前記索引情報が含まれている場合には、自局が保持する
各ソフトウェアモジュールの情報と受信した索引情報と
の比較により自局が必要とするソフトウェアモジュール
の有無を識別するモジュール識別手段と、自局が必要と
するソフトウェアモジュールが前記索引情報に含まれて
いる場合には、そのソフトウェアモジュールの転送を他
局に要求するモジュール要求手段と、ソフトウェアモジ
ュールの転送を他局から要求された場合には指定された
ソフトウェアモジュールを送出するモジュール送出手段
と、要求したソフトウェアモジュールを受信した場合に
はそのモジュールを蓄積するモジュール受信手段と、受
信したソフトウェアモジュールについて動作テストを実
施するとともに、その結果が正常である場合には、受信
したソフトウェアモジュールによって自局の利用するソ
フトウェアを変更もしくは追加するモジュール更新手段
と、前記モジュール更新手段の更新処理が完了した後、
又は前記ソフトウェアモジュールの転送が不要である場
合に、課金対象の第2の通信リンクを確立するための呼
び出し信号を送出する呼び出し要求手段と、相手局から
の前記呼び出し信号の受信に応答して通信を開始する呼
び出し応答手段とを設けたことを特徴とする。
【0013】請求項1では、通信のためにユーザが呼び
出し操作を行うと、まず最初に仮呼び出し信号が送出さ
れる。この仮呼び出し信号によって確立される第1の通
信リンクは課金対象外とされる。また、仮呼び出し信号
を送出する際には自局が保持する各ソフトウェアモジュ
ールに関する索引情報も制御フレームとして送出され
る。
【0014】この制御フレームを受信することにより、
相手局が所持するソフトウェアを認識できるので、自局
が必要とするソフトウェアモジュールを特定できる。必
要なモジュールについて要求信号を送出することによ
り、相手からそのモジュールを受信できる。従って、通
信の際に利用者が相手側の所持するモジュールを調べた
り、必要なモジュールを発見する度に手動で要求信号を
送出する必要がなく、通信局間の相互補完によるソフト
ウェアのバージョンアップ,機能変更,機能追加等を容
易に実現できる。
【0015】このようなソフトウェアモジュールの転送
は仮呼び出しに対する第1の通信リンクで転送されるの
で、呼び出し音などは出力されずユーザが無意識のうち
に自動的にモジュールの追加や更新が行われる。また、
ソフトウェアモジュールの転送の通信については課金対
象外となる。
【0016】ソフトウェアモジュールの転送及び更新が
完了すると、呼び出し信号によって課金対象の第2の通
信リンクが確立され、本来の通信が開始される。従っ
て、一方の通信局のみが必要なソフトウェアモジュール
を所有している場合であっても、双方の通信局がそのソ
フトウェアモジュールを利用して通信することができ
る。請求項2は、他の通信局との間で無線もしくは有線
による通信が可能な通信装置において、ユーザの呼び出
し操作に応答して、課金対象外の第1の通信リンクを確
立するための仮呼び出し信号と、自局が保持する各ソフ
トウェアモジュールに関する少なくとも種類,バージョ
ン及び対応機種を含む索引情報とを送出する仮呼び出し
要求手段と、受信した信号に前記索引情報が含まれてい
る場合には、自局が保持する各ソフトウェアモジュール
の情報と受信した索引情報との比較により自局が必要と
するソフトウェアモジュールの候補を特定する候補特定
手段と、少なくとも前記候補特定手段の特定したソフト
ウェアモジュールの情報を表示出力する表示制御手段
と、ユーザからの入力に応じて特定のソフトウェアモジ
ュールを選択するモジュール選択手段と、前記モジュー
ル選択手段の選択した特定のソフトウェアモジュールの
転送を他局に要求するモジュール要求手段と、ソフトウ
ェアモジュールの転送を他局から要求された場合には指
定されたソフトウェアモジュールを送出するモジュール
送出手段と、要求したソフトウェアモジュールを受信し
た場合にはそのモジュールを蓄積するモジュール受信手
段と、受信したソフトウェアモジュールについて動作テ
ストを実施するとともに、その結果が正常である場合に
は、受信したソフトウェアモジュールによって自局の利
用するソフトウェアを変更もしくは追加するモジュール
更新手段と、前記モジュール更新手段の更新処理が完了
した後、又は前記ソフトウェアモジュールの転送が不要
である場合に、課金対象の第2の通信リンクを確立する
ための呼び出し信号を送出する呼び出し要求手段と、相
手局からの前記呼び出し信号の受信に応答して通信を開
始する呼び出し応答手段とを設けたことを特徴とする。
【0017】請求項2では、請求項1と同様に、通信の
ためにユーザが呼び出し操作を行うと、まず最初に仮呼
び出し信号が送出される。この仮呼び出し信号によって
確立される第1の通信リンクは課金対象外とされる。ま
た、仮呼び出し信号を送出する際には自局が保持する各
ソフトウェアモジュールに関する索引情報も制御フレー
ムとして送出される。
【0018】この制御フレームを受信することにより、
相手局が所持するソフトウェアを認識できるので、自局
が必要とするソフトウェアモジュールを特定できる。候
補特定手段は、自局が保持する各ソフトウェアモジュー
ルの情報と受信した索引情報との比較により自局が必要
とするソフトウェアモジュールの候補を特定する。表示
制御手段は、候補特定手段の特定したソフトウェアモジ
ュールの情報を表示出力する。モジュール選択手段は、
ユーザからの入力に応じて特定のソフトウェアモジュー
ルを選択する。モジュール要求手段は、モジュール選択
手段の選択した特定のソフトウェアモジュールの転送を
他局に要求する。
【0019】従って、相手局が所有するソフトウェアモ
ジュールのうち、ユーザが選択したソフトウェアモジュ
ールのみを転送してから通信を開始することができる。
請求項3は、請求項1又は請求項2の通信装置におい
て、相手局からの仮呼び出し信号を受信した場合には、
仮呼び出しに対する応答と、自局が保持する各ソフトウ
ェアモジュールに関する少なくとも種類,バージョン及
び対応機種を含む索引情報とを制御フレームに含めて送
出する仮呼び出し応答手段を設けたことを特徴とする。
【0020】請求項3においては、仮呼び出し信号を受
信した通信局だけでなく、仮呼び出しを行った通信局も
相手局が保持するソフトウェアモジュールを認識できる
ので、2つの通信局の間で相互にソフトウェアモジュー
ルを転送し必要なモジュールを相互に補完できる。請求
項4は、他の通信局との間で無線もしくは有線による通
信が可能な通信装置において、ユーザの呼び出し操作に
応答して、課金対象の通信リンクを確立するための呼び
出し信号と、自局が保持する各ソフトウェアモジュール
に関する少なくとも種類,バージョン及び対応機種を含
む索引情報とを制御フレームとして送出する呼び出し要
求手段と、受信した制御フレームに前記索引情報が含ま
れている場合には、自局が保持する各ソフトウェアモジ
ュールの情報と受信した索引情報との比較により自局が
必要とするソフトウェアモジュールの有無を識別するモ
ジュール識別手段と、自局が必要とするソフトウェアモ
ジュールが前記索引情報に含まれている場合には、その
ソフトウェアモジュールの転送要求を通信リンクを確立
した後で転送される通信フレームに含めて他局に送出す
るモジュール要求手段と、受信した通信フレームの種別
を識別する通信フレーム識別手段と、ソフトウェアモジ
ュールの転送要求を受信した通信フレームから検出した
場合には、他局から要求されたソフトウェアモジュール
を通信フレームに含めて送出するモジュール送出手段
と、要求したソフトウェアモジュールを受信した場合に
はそのモジュールを蓄積するモジュール受信手段と、受
信したソフトウェアモジュールについて動作テストを実
施するとともに、その結果が正常である場合には、受信
したソフトウェアモジュールによって自局の利用するソ
フトウェアを変更もしくは追加するモジュール更新手段
と、前記モジュール更新手段の更新処理が完了した後、
又は前記ソフトウェアモジュールの転送が不要である場
合に、変更完了の通知を含む通信フレームを送出する変
更通知手段とを設けたことを特徴とする。
【0021】請求項4では、通信のためにユーザが呼び
出し操作を行うと、呼び出し信号が送出される。この呼
び出し信号によって課金対象の通信リンクが確立され
る。また、呼び出し信号を送出する際には自局が保持す
る各ソフトウェアモジュールに関する索引情報も制御フ
レームとして送出される。この制御フレームを受信する
ことにより、相手局が所持するソフトウェアを認識でき
るので、自局が必要とするソフトウェアモジュールを特
定できる。必要なモジュールについて要求信号を送出す
ることにより、相手からそのモジュールを受信できる。
【0022】従って、通信の際に利用者が相手側の所持
するモジュールを調べたり、必要なモジュールを発見す
る度に手動で要求信号を送出する必要がなく、通信局間
の相互補完によるソフトウェアのバージョンアップ,機
能変更,機能追加等を容易に実現できる。
【0023】ソフトウェアモジュールの転送要求は、通
信リンクを確立した後で転送される通信フレームに含め
て他局に送出される。通信フレームを受信した通信局で
は、その通信フレームの種類を識別する。そして、ソフ
トウェアモジュールの転送要求を受信した通信フレーム
から検出した場合には、他局から要求されたソフトウェ
アモジュールを通信フレームに含めて送出する。
【0024】要求したソフトウェアモジュールを通信フ
レームにより受信した通信局では、そのモジュールを蓄
積し、動作テストの結果が正常である場合には、受信し
たソフトウェアモジュールによって自局の利用するソフ
トウェアを変更もしくは追加する。ソフトウェアモジュ
ールの更新処理が完了した後、又はソフトウェアモジュ
ールの転送が不要である場合には変更完了の通知を含む
通信フレームが送出され、通常の通信が開始される。
【0025】このようなソフトウェアモジュールの転送
は通常の呼び出しに対する通信リンクで転送されるの
で、ソフトウェアモジュールの転送についても通信に対
する課金が実施される。いずれにしても、一方の通信局
のみが必要なソフトウェアモジュールを所有している場
合であっても、双方の通信局がそのソフトウェアモジュ
ールを利用して通信することができる。
【0026】請求項5は、他の通信局との間で無線もし
くは有線による通信が可能な通信装置において、ユーザ
の呼び出し操作に応答して、課金対象の通信リンクを確
立するための呼び出し信号と、自局が保持する各ソフト
ウェアモジュールに関する少なくとも種類,バージョン
及び対応機種を含む索引情報とを制御フレームとして送
出する呼び出し要求手段と、受信した制御フレームに前
記索引情報が含まれている場合には、自局が保持する各
ソフトウェアモジュールの情報と受信した索引情報との
比較により自局が必要とするソフトウェアモジュールの
候補を特定する候補特定手段と、少なくとも前記候補特
定手段の特定したソフトウェアモジュールの情報を表示
出力する表示制御手段と、ユーザからの入力に応じて特
定のソフトウェアモジュールを選択するモジュール選択
手段と、前記モジュール選択手段の選択した特定のソフ
トウェアモジュールの転送要求を、通信リンクを確立し
た後で転送される通信フレームに含めて他局に送出する
モジュール要求手段と、受信した通信フレームの種別を
識別する通信フレーム識別手段と、ソフトウェアモジュ
ールの転送要求を受信した通信フレームから検出した場
合には、他局から要求されたソフトウェアモジュールを
通信フレームに含めて送出するモジュール送出手段と、
要求したソフトウェアモジュールを受信した場合にはそ
のモジュールを蓄積するモジュール受信手段と、受信し
たソフトウェアモジュールについて動作テストを実施す
るとともに、その結果が正常である場合には、受信した
ソフトウェアモジュールによって自局の利用するソフト
ウェアを変更もしくは追加するモジュール更新手段と、
前記モジュール更新手段の更新処理が完了した後、又は
前記ソフトウェアモジュールの転送が不要である場合
に、変更完了の通知を含む通信フレームを送出する変更
通知手段とを設けたことを特徴とする。
【0027】請求項5においては、請求項4と同様に、
通信のためにユーザが呼び出し操作を行うと、呼び出し
信号が送出される。この呼び出し信号によって課金対象
の通信リンクが確立される。また、呼び出し信号を送出
する際には自局が保持する各ソフトウェアモジュールに
関する索引情報も制御フレームとして送出される。この
制御フレームを受信することにより、相手局が所持する
ソフトウェアを認識できるので、自局が必要とするソフ
トウェアモジュールを特定できる。必要なモジュールに
ついて要求信号を送出することにより、相手からそのモ
ジュールを受信できる。
【0028】従って、通信の際に利用者が相手側の所持
するモジュールを調べたり、必要なモジュールを発見す
る度に手動で要求信号を送出する必要がなく、通信局間
の相互補完によるソフトウェアのバージョンアップ,機
能変更,機能追加等を容易に実現できる。
【0029】候補特定手段は、自局が保持する各ソフト
ウェアモジュールの情報と受信した索引情報との比較に
より自局が必要とするソフトウェアモジュールの候補を
特定する。表示制御手段は、少なくとも候補特定手段の
特定したソフトウェアモジュールの情報を表示出力す
る。モジュール選択手段は、ユーザからの入力に応じて
特定のソフトウェアモジュールを選択する。モジュール
要求手段は、モジュール選択手段の選択した特定のソフ
トウェアモジュールの転送要求を、通信リンクを確立し
た後で転送される通信フレームに含めて他局に送出す
る。
【0030】従って、相手局が所有するソフトウェアモ
ジュールのうち、ユーザが選択したソフトウェアモジュ
ールのみを転送してから通信を開始することができる。
請求項6は、請求項4又は請求項5の通信装置におい
て、相手局からの呼び出し信号を受信した場合には、呼
び出しに対する応答と、自局が保持する各ソフトウェア
モジュールに関する少なくとも種類,バージョン及び対
応機種を含む索引情報とを制御フレームに含めて送出す
る呼び出し応答手段を設けたことを特徴とする。
【0031】請求項6においては、呼び出し信号を受信
した通信局だけでなく、呼び出しを行った通信局も相手
局が保持するソフトウェアモジュールを認識できるの
で、2つの通信局の間で相互にソフトウェアモジュール
を転送し必要なモジュールを相互に補完できる。
【0032】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の通
信装置の1つの実施の形態について、図1〜図7及び図
14〜図17を参照して説明する。この形態は、請求項
1〜請求項3に対応する。
【0033】図1はこの形態の無線通信端末の構成を示
すブロック図である。図2はこの形態の通信動作の例を
示すタイムチャートである。図3はこの形態の各通信局
の呼び出し側の処理(1)を示すフローチャートであ
る。図4はこの形態の各通信局の着信側の処理(1)を
示すフローチャートである。図5はモジュール更新処理
の内容を示すフローチャートである。図6はこの形態の
各通信局の呼び出し側の処理(2)を示すフローチャー
トである。図7はこの形態の各通信局の着信側の処理
(2)を示すフローチャートである。
【0034】図14はソフトウェアモジュールライブラ
リの構成例を示す模式図である。図15はソフトウェア
モジュールライブラリの具体例を示す模式図である。図
16はこの形態の制御フレーム(1)の構成を示す模式
図である。図17はこの形態のフレーム識別子とフレー
ム種別との対応を示す模式図である。この形態では、請
求項1の仮呼び出し要求手段,モジュール識別手段,モ
ジュール要求手段,モジュール送出手段,モジュール受
信手段,モジュール更新手段,呼び出し要求手段及び呼
び出し応答手段は、それぞれステップS10〜S12,
ステップS13〜S16,ステップS17〜S19,ス
テップS49〜S52,ステップS32,ステップS3
3〜S35,ステップS26〜S28及びステップS5
7〜S59に対応する。
【0035】また、請求項2の仮呼び出し要求手段,候
補特定手段,表示制御手段,モジュール選択手段,モジ
ュール要求手段,モジュール送出手段,モジュール受信
手段,モジュール更新手段,呼び出し要求手段及び呼び
出し応答手段は、それぞれステップS10〜S12,ス
テップS14〜S16A,ステップS16B,ステップ
S16C,ステップS17〜S19,ステップS49〜
S52,ステップS32,ステップS33〜S35,ス
テップS26〜S28及びステップS57〜S59に対
応する。
【0036】また、請求項3の仮呼び出し応答手段はス
テップS40〜S42に対応する。この形態では、図1
9に(a)として示すように2台の無線通信端末10同
士で通信を行う場合を想定している。しかし、図19に
(b)として示すように、交換機などを含む通信ネット
ワーク33や基地局30を間に介在して、無線通信端末
10と通信端末35との間で通信を行うこともできる。
図19の(b)の場合、通信端末35には無線通信端末
10と同等の有線の通信機能を備える必要がある。
【0037】この形態で用いる無線通信端末10は、図
1に示すように、マルチモード送受信ユニット11,フ
レーム識別子検出回路12,操作ボード13,表示ユニ
ット14,音声処理ユニット15,外部インタフェース
16,通信制御ユニット17,バッファメモリ18,モ
ジュール書き換え回路19,ソフトウェアモジュールラ
イブラリ20,索引情報生成回路21,制御フレーム生
成回路22及び通信フレーム生成回路23を備えてい
る。
【0038】マルチモード送受信ユニット11は、無線
通信を行うための回路であり、広帯域な周波数帯で利用
可能なマルチバンドアンテナやプログラマブル信号処理
装置を内蔵している。プログラマブル信号処理装置は、
それぞれの機能をフレキシブルに変更可能なマルチバン
ドフィルタ,変復調器,音声コーデックなどとして用い
られる。プログラマブル信号処理装置の機能はソフトウ
ェアによって変更することができる。このマルチモード
送受信ユニット11については、前記文献1に記載され
た技術を用いて実現することができる。
【0039】フレーム識別子検出回路12は、受信した
信号が構成する各フレームに付加されたフレーム識別子
を検出してそのフレームの種別を識別する。操作ボード
13は、ダイヤル番号の入力に利用されるテンキーなど
の入力装置を備えている。表示ユニット14は、相手先
電話番号などの文字情報を表示可能な表示装置である。
音声処理ユニット15は、通話の際に利用されるマイク
ロホン及びスピーカと、それらの信号を処理する電気回
路とを備えている。
【0040】外部インタフェース16は、この無線通信
端末10を他の装置と直接接続するためのインタフェー
スである。例えば、外部インタフェース16を介して2
台の無線通信端末10同士を有線で接続することもでき
る。通信制御ユニット17は、マイクロコンピュータな
どを内蔵した制御装置である。この通信制御ユニット1
7は、無線通信端末10の全体の動作を制御する。通信
制御ユニット17のマイクロコンピュータが実行するプ
ログラムやそれが利用するデータは、複数の独立したソ
フトウェアモジュールMとしてソフトウェアモジュール
ライブラリ20に保持されている。
【0041】ソフトウェアモジュールライブラリ20
は、多数のソフトウェアモジュールMを保持するメモリ
である。バッファメモリ18は、送信する情報や受信し
た情報を一時的に保持するために利用される。モジュー
ル書き換え回路19は、ソフトウェアモジュールライブ
ラリ20に新しいソフトウェアモジュールMを追加した
り、既に存在するモジュールのバージョンアップを行う
際にモジュールの書き換えを行う。
【0042】この例では、ソフトウェアモジュールライ
ブラリ20に保持された各ソフトウェアモジュールM
は、図14に示すようにモジュール名,バージョン,対
応機種,グループ情報及びモジュール本体で構成されて
いる。例えば、図15の例ではソフトウェアモジュール
M(1)のモジュール名,バージョン,対応機種及びグル
ープ情報は、それぞれ「MOD1」,「Ver1.
0」,「A,B」及び「フリーウェア」になっている。
対応機種は、そのソフトウェアモジュールMを利用可能
な装置の機種名を表している。従って、ソフトウェアモ
ジュールM(1)は機種「A」の装置及び機種「B」の装
置の場合に利用できる。
【0043】グループ情報は、そのソフトウェアモジュ
ールMの配布が可能か否かを調べる際に利用できる情報
である。グループ情報が「フリーウェア」である場合に
は自由にそれを配布できる。グループ情報が「有料」の
ソフトウェアモジュールMは、特別な許可がない限り配
布はできない。
【0044】例えば、図19に(a)として示すよう
に、2台の無線通信端末10(1),10(2)の間で通信を
行う場合に、一方の無線通信端末10(1)のソフトウェ
アモジュールライブラリ20に存在しないソフトウェア
モジュール(例えばビデオ通信のためのドライバ)Mが
通信相手の無線通信端末10(2)に保持されている場合
がある。そのような場合、無線通信端末10(2)に保持
されたソフトウェアモジュールMを通信により無線通信
端末10(1)に転送すれば、無線通信端末10(1)にソフ
トウェアモジュールMを追加したりモジュールのバージ
ョンアップをすることができる。
【0045】この例では、2台の無線通信端末10
(1),10(2)が図2に示すような通信を行うため、ユー
ザが特別な要求を行わなくても上記のようなソフトウェ
アモジュールMの転送を簡単に行うことができる。な
お、図1において第1の通信局及び第2の通信局は2台
の無線通信端末10(1),10(2)のそれぞれに相当す
る。図1の通信については、マルチモード送受信ユニッ
ト11を用いて無線通信で行う場合もあるし、外部イン
タフェース16を利用して有線通信で行う場合もある。
【0046】図1の索引情報生成回路21は、ソフトウ
ェアモジュールライブラリ20に登録されている各ソフ
トウェアモジュールMの内容を調べるのに利用可能な索
引情報を生成する。索引情報には、図16に示すように
全てのソフトウェアモジュールMのモジュール名,バー
ジョン及び対応機種の情報が含まれている。制御フレー
ム生成回路22は、通信リンクを確立するための呼び出
し信号などの制御情報を転送するのに利用される制御フ
レームを生成する。通信フレーム生成回路23は、本来
の通信の内容を転送するのに利用される通信フレームを
生成する。
【0047】この例では、図17に示すように4種類の
制御フレームと1種類の通信フレームとを利用して通信
を行う。各フレームの種類は、フレーム識別子によって
区別される。
【0048】制御フレーム(1)は、図16に示すように
送信局の索引情報を含んでいる。制御フレーム(3)は、
受信側の局に対するモジュールの送出要求を含んでい
る。制御フレーム(4)は、送信側の局が保持するソフト
ウェアモジュールMを含んでいる。通信フレームにはユ
ーザのデータが含まれている。図2に示す通信動作につ
いて、以下に説明する。
【0049】通信を行うためには、まず最初に相手を呼
び出して第1の通信局と第2の通信局との間で通信リン
クを確立する必要がある。しかし、この例では通常の呼
び出しを行う前に仮呼び出しを行う。仮呼び出しと通常
の呼び出しとの大きな違いは、通信に対して課金を伴う
か否かである。つまり、仮呼び出しで確立された通信リ
ンクに対してはネットワーク(交換機など)の課金は伴
わないが、通常の呼び出しで確立された通信リンクに対
しては課金を伴う。
【0050】また、仮呼び出しで通信リンクを確立する
場合には、呼び出し側は、ネゴシエーション中等の端末
の状態表示や呼び出し音の鳴動により、端末の状態がユ
ーザへ通知される。一方、着信側は、仮呼び出しを用い
たソフトウェアモジュールの変更中は鳴動などによるユ
ーザへの通知は行わない。そして、着信側はソフトウェ
アモジュールの書き換えが終了し、呼び出しを受信する
ことで呼び出し音が鳴動し、ユーザの呼び出しを行う。
そのため、ユーザが応答した際にはソフトウェアモジュ
ールの書き換えは終了しており、所望の通信を行うこと
ができるといったメリットがある。
【0051】図2において、第1の通信局は仮呼び出し
のための制御フレーム(1)を時刻t11で送出する。こ
の制御フレーム(1)には、第1の通信局のソフトウェア
モジュールライブラリ20に関する索引情報も含まれて
いる。第1の通信局からの仮呼び出しに応答するため、
第2の通信局は仮応答信号が含まれる制御フレーム(1)
を時刻t12で送出する。この制御フレーム(1)には、
第2の通信局のソフトウェアモジュールライブラリ20
に関する索引情報が含まれている。
【0052】第2の通信局は、時刻t11で受信した制
御フレーム(1)に含まれる索引情報を調べることによ
り、自局に不足しているソフトウェアモジュールMが第
1の通信局に存在するか否かを識別できる。従って、必
要なソフトウェアモジュールMが見つかった場合には、
第2の通信局は時刻t13で制御フレーム(3)を用いて
モジュールの要求を行う。
【0053】同様に、第1の通信局は時刻t12で受信
した制御フレーム(1)に含まれる索引情報を調べること
により、自局に不足しているソフトウェアモジュールM
が第2の通信局に存在するか否かを識別できる。従っ
て、必要なソフトウェアモジュールMが見つかった場合
には、第1の通信局は時刻t14で制御フレーム(3)を
用いてモジュールの要求を行う。
【0054】上記モジュールの要求に応答して、第1の
通信局は指定されたソフトウェアモジュールMを時刻t
15で制御フレーム(4)として送出する。また、第2の
通信局は指定されたソフトウェアモジュールMを時刻t
16で制御フレーム(4)として送出する。第1の通信局
及び第2の通信局は、ソフトウェアモジュールMを受信
した場合、それによって自局のソフトウェアモジュール
ライブラリ20の更新あるいは追加を行う。
【0055】以上の動作が終了すると、第2の通信局は
変更完了通知を含む制御フレーム(2)を時刻t17で送
出する。第1の通信局は、制御フレーム(2)によって変
更完了通知を検出すると、時刻t18で呼び出し信号を
含む制御フレーム(2)を送出する。この呼び出し信号を
受信すると、第2の通信局は、応答を含む制御フレーム
(2)を時刻t19で送出する。これによって通常の通信
リンクが確立する。
【0056】つまり、これ以降はユーザのデータを転送
することができる。有料のネットワークを利用する場合
には、ユーザのデータを転送する際にはその通信に対し
て課金される。以上のように、時刻t20で通常の通信
を開始する前に必要なソフトウェアモジュールMの転送
を自動的に実行することができる。また、有料のネット
ワークを利用する場合であってもソフトウェアモジュー
ルMの転送には課金されない。
【0057】なお、図2は1つのソフトウェアモジュー
ルMを単一の制御フレーム(4)で転送する場合を示して
いるが、ソフトウェアモジュールMの大きさが大きい場
合には、複数に分割して複数の制御フレーム(4)を利用
して転送してもよい。実際には、各無線通信端末10の
通信制御ユニット17が図3,図4及び図5に示す処理
を実行することにより図2の動作が実現する。呼び出し
側の通信局が行う処理が図3に示されており、着信側の
通信局が行う処理が図4に示されている。
【0058】図3及び図4を参照して、具体的な処理の
内容を以下に説明する。以下の説明では、呼び出し側及
び着信側の通信局が、それぞれ図2に示す第1の通信局
及び第2の通信局に対応する場合を想定している。相手
局を呼び出すために、ユーザが所定の呼び出し操作(例
えば操作ボード13から相手局の番号を入力)を行う
と、呼び出し側の通信局の処理は図3のステップS10
からS11に進む。
【0059】ステップS11では、仮呼び出しの制御情
報及び呼び出し側の第1の通信局のソフトウェアモジュ
ールライブラリ20に関する索引情報を含む制御フレー
ム(1)を作成する。また、この制御フレーム(1)をステッ
プS12で送信する。この制御フレーム(1)は、例えば
図2の時刻t11で送出される。この仮呼び出しに対す
る第2の通信局からの仮応答(t12)には、第2の通
信局のソフトウェアモジュールライブラリ20に関する
索引情報が含まれている。この仮応答を検出すると、ス
テップS13からS14に進む。
【0060】ステップS14では、仮応答の制御フレー
ム(1)に含まれる索引情報を抽出する。次のステップS
15では、索引情報の内容を解析する。すなわち、相手
局にどのようなソフトウェアモジュールMが存在するの
かを調べる。ステップS16では、受信した索引情報の
内容と自局がソフトウェアモジュールライブラリ20に
保持しているソフトウェアモジュールMとを比較して、
自局が利用でき、しかも自局に存在しない最新(バージ
ョンで識別)のソフトウェアモジュールMが相手局に存
在するか否かを識別する。存在する場合には、そのソフ
トウェアモジュールMを転送要求の対象に決定する。
【0061】転送要求すべきソフトウェアモジュールM
が存在する場合には、ステップS17からS18に進
む。ステップS18では、ステップS16で決定したソ
フトウェアモジュールMに関するモジュール要求を含む
制御フレーム(3)を作成する。また、ステップS19で
制御フレーム(3)を送信する。この制御フレーム(3)は、
図2の時刻t14で第1の通信局から送出される。
【0062】図2の時刻t13で第2の通信局が送出す
る制御フレーム(3)には、第2の通信局のモジュール要
求が含まれている。これを受信すると第1の通信局の処
理はステップS20からS21に進む。ステップS21
では、受信した制御フレーム(3)のモジュール要求で指
定されたソフトウェアモジュールMを自局のソフトウェ
アモジュールライブラリ20から探し出し、そのデータ
を入力する。
【0063】ステップS22では、ステップS21で入
力したソフトウェアモジュールMを含む制御フレーム
(4)を作成する。この制御フレーム(4)がステップS23
で送信される。一方、第1の通信局がステップS19で
送信した制御フレーム(3)のモジュール要求に対して、
時刻t16で第2の通信局が送出したソフトウェアモジ
ュールM(制御フレーム(4))を第1の通信局が受信す
ると、第1の通信局の処理はステップS24からS25
に進む。
【0064】ステップS25の具体的な内容は図5に示
すとおりである。図5のステップS31では、受信した
制御フレーム(4)からそれに含まれるソフトウェアモジ
ュールMを抽出する。ステップS32では、抽出された
ソフトウェアモジュールMをバッファメモリ18に蓄積
する。ステップS33では、受信したバッファメモリ1
8上のソフトウェアモジュールMの動作について検証を
行う。完全に動作することを確認した場合にはステップ
S34に進む。ソフトウェアモジュールMの動作に異常
がある場合にはモジュールの更新は中止する。
【0065】ステップS34では、モジュール書き換え
回路19を制御してソフトウェアモジュールライブラリ
20上のソフトウェアモジュールMの書き換え又は追加
を実施する。すなわち、バッファメモリ18上のソフト
ウェアモジュールMをソフトウェアモジュールライブラ
リ20に転送する。ソフトウェアモジュールライブラリ
20上にバージョンの古いモジュールが存在する場合に
は、新しいソフトウェアモジュールMで置き換える。ス
テップS35では、追加又は更新したソフトウェアモジ
ュールMを通信制御ユニット17が利用できるように、
ソフトウェアモジュールライブラリ20を管理する情報
を更新する。
【0066】第1の通信局が時刻t15で送出したソフ
トウェアモジュールを含む制御フレーム(4)に対して、
第2の通信局からの変更完了通知を含む制御フレーム
(2)を時刻t17で第1の通信局が受信した場合には、
第1の通信局の動作は図3のステップS26からS27
に進む。ステップS27では、通常の呼び出しの制御情
報を含む制御フレーム(2)を作成する。この制御フレー
ム(2)は次のステップS28で送信される。この呼び出
しに対して第2の通信局が応答すると、課金を伴う通信
リンクが確立される。この後で、ユーザは通常の通信
(通話,データ通信,ビデオ通信など)を行うことがで
きる。
【0067】次に、着信側の第2の通信局の動作につい
て説明する。第2の通信局では、第1の通信局からの上
記仮呼び出しの着信を受けると図4のステップS40か
らS41の処理に進む。ステップS41では、仮呼び出
しに対応する仮応答の制御情報及び自局のソフトウェア
モジュールライブラリ20に関する索引情報を含む制御
フレーム(1)を作成する。この制御フレーム(1)は、例え
ば図2の時刻t12で送出される。
【0068】また、ステップS43では図2の時刻t1
1で受信した制御フレーム(1)から索引情報を抽出す
る。次のステップS44では、索引情報の内容を解析す
る。すなわち、第1の通信局にどのようなソフトウェア
モジュールMが存在するのかを調べる。ステップS45
では、受信した索引情報の内容と自局がソフトウェアモ
ジュールライブラリ20に保持しているソフトウェアモ
ジュールMとを比較して、自局が利用でき、しかも自局
に存在しない最新(バージョンで識別)のソフトウェア
モジュールMが相手局に存在するか否かを識別する。存
在する場合には、そのソフトウェアモジュールMを転送
要求の対象に決定する。
【0069】転送要求すべきソフトウェアモジュールM
が存在する場合には、ステップS46からS47に進
む。ステップS47では、ステップS45で決定したソ
フトウェアモジュールMに関するモジュール要求を含む
制御フレーム(3)を作成する。また、ステップS48で
制御フレーム(3)を送信する。この制御フレーム(3)は、
図2の時刻t13で第2の通信局から送出される。
【0070】図2の時刻t14で第1の通信局が送出す
る制御フレーム(3)には、第1の通信局のモジュール要
求が含まれている。これを受信すると第2の通信局の処
理はステップS49からS50に進む。ステップS50
では、受信した制御フレーム(3)のモジュール要求で指
定されたソフトウェアモジュールMを自局のソフトウェ
アモジュールライブラリ20から探し出し、そのデータ
を入力する。
【0071】ステップS51では、ステップS50で入
力したソフトウェアモジュールMを含む制御フレーム
(4)を作成する。この制御フレーム(4)がステップS52
で送信される。一方、第2の通信局がステップS48で
送信した制御フレーム(3)のモジュール要求に対して、
時刻t15で第1の通信局が送出したソフトウェアモジ
ュールM(制御フレーム(4))を第2の通信局が受信す
ると、第2の通信局の処理はステップS53からS54
に進む。ステップS54の内容は前記ステップS25と
同一である。
【0072】次のステップS55では、第2の通信局は
変更完了の制御情報を含む制御フレーム(2)を作成す
る。この制御フレーム(2)が次のステップS56で第2
の通信局から送信される。第1の通信局からの呼び出し
を含む制御フレーム(2)を受信すると、第2の通信局の
動作はステップS57からS58に進む。ステップS5
8では、呼び出しに対する応答の制御情報を含む制御フ
レーム(2)を作成する。この制御フレーム(2)は次のステ
ップS59で送信される。
【0073】ステップS59で第2の通信局が送出する
応答によって、第1の通信局との間で通常の通信リンク
が確立される。これ以降、第1の通信局と第2の通信局
との間でユーザの通信(通話,データ通信,ビデオ通信
など)が可能になる。なお、図3に示す処理の代わりに
図6の処理を実行し、図4に示す処理の代わりに図7の
処理を実行してもよい。図6及び図7に示す処理は、そ
れぞれ図3及び図4に示す処理の変形例である。
【0074】図3,図4の処理ではステップS16,S
45で相手局に要求するソフトウェアモジュールMを自
動的に決定しているが、図6,図7の処理ではユーザが
指定できるように変更されている。
【0075】図6のステップS16Aでは、要求するモ
ジュールの候補を決定する。すなわち、受信した索引情
報に含まれる多数のソフトウェアモジュールMのうち、
自局が利用可能で、自局に存在しないかもしくは自局に
存在するものよりもバージョンが新しいモジュールを要
求するモジュールの候補として決定する。ステップS1
6Bでは、受信した索引情報のうち、ステップS16A
で決定したモジュールの候補のみの情報(モジュール
名,バージョン,対応機種などのリスト)を表示ユニッ
ト14で表示する。なお、表示ユニット14に全ての索
引情報を表示してステップS16Aで決定された候補と
それ以外のものとをマークなどで区別して表示してもよ
い。
【0076】この無線通信端末10を利用しているユー
ザは、ステップS16Bの処理によって表示ユニット1
4に可視表示されたモジュールの候補の情報を参照し
て、その中から所望のソフトウェアモジュールMを操作
ボード13に対する入力により選択することができる。
ステップS16Cでは、ユーザの入力操作により指定さ
れたソフトウェアモジュールMを要求モジュールとして
選択する。従って、ステップS18ではユーザの指定し
たソフトウェアモジュールMに関する転送要求を含む制
御フレーム(3)を作成する。
【0077】図6の各ステップと同様に、図7のステッ
プS45Aでは要求するモジュールの候補を決定する。
ステップS45Bでは、受信した索引情報のうち、ステ
ップS45Aで決定したモジュールの候補のみの情報
(モジュール名,バージョン,対応機種などのリスト)
を表示ユニット14で表示する。ステップS45Cで
は、ユーザの入力操作により指定されたソフトウェアモ
ジュールMを要求モジュールとして選択する。
【0078】(第2の実施の形態)本発明の通信装置の
もう1つの実施の形態について、図8〜図13及び図1
8を参照して説明する。この形態は、請求項4〜請求項
6に対応する。
【0079】図8はこの形態の無線通信端末の構成を示
すブロック図である。図9はこの形態の通信動作の例を
示すタイムチャートである。図10はこの形態の各通信
局の呼び出し側の処理(1)を示すフローチャートであ
る。図11はこの形態の各通信局の着信側の処理(1)
を示すフローチャートである。図12はこの形態の各通
信局の呼び出し側の処理(2)を示すフローチャートで
ある。図13はこの形態の各通信局の着信側の処理
(2)を示すフローチャートである。図18はこの形態
のフレーム識別子とフレーム種別との対応を示す模式図
である。
【0080】この形態は、第1の実施の形態の変形例で
ある。図8において、図1の各要素と対応する要素につ
いては同一の符号を付けて示してある。第1の実施の形
態と同一の部分については説明を省略する。この形態で
は、請求項4の呼び出し要求手段,モジュール識別手
段,モジュール要求手段,通信フレーム識別手段,モジ
ュール送出手段,モジュール受信手段,モジュール更新
手段及び変更通知手段は、それぞれステップS70〜S
72,ステップS93〜S95,ステップS96〜S9
8,フレーム識別子検出回路12,ステップS80〜S
83,ステップS32(図5),ステップS33〜S3
5(図5)及びステップS106に対応する。
【0081】また、請求項5の呼び出し要求手段,候補
特定手段,表示制御手段,モジュール選択手段,モジュ
ール要求手段,通信フレーム識別手段,モジュール送出
手段,モジュール受信手段,モジュール更新手段及び変
更通知手段は、それぞれステップS70〜S72,ステ
ップS95A,ステップS95B,ステップS95C,
ステップS96〜S98,フレーム識別子検出回路1
2,ステップS80〜S83,ステップS32(図
5),ステップS33〜S35(図5)及びステップS
106に対応する。
【0082】また、請求項6の呼び出し応答手段は、ス
テップS90〜S92に対応する。図8に示すように、
この形態の無線通信端末10の構成は第1の実施の形態
とほぼ同じであるが、図9に示す通信動作を実現するた
めに、図8の通信制御ユニット17Bは図10,図11
に示す制御を実施する。この形態の無線通信端末10
は、図18に示すように1種類の制御フレームと4種類
の通信フレームとを利用して通信を行う。各フレームの
種類は、フレーム識別子によって区別される。
【0083】この形態の制御フレームは、図16に示す
制御フレーム(1)と同様に送信局の索引情報を含んでい
る。通信フレーム(1)は、受信側の局に対するモジュー
ルの送出要求を含んでいる。通信フレーム(2)は、送信
側の局が保持するソフトウェアモジュールMを含んでい
る。通信フレーム(3)は、ソフトウェアモジュールMを
受信した通信局の変更完了通知を含んでいる。通信フレ
ーム(4)は、ユーザのデータを含んでいる。
【0084】図9に示す通信動作について、以下に説明
する。通信を行うためには、まず最初に相手を呼び出し
て第1の通信局と第2の通信局との間で通信リンクを確
立する必要がある。そこで、第1の通信局は最初に呼び
出しの信号を含む制御フレームを時刻t31で送出す
る。この制御フレームには、第1の通信局のソフトウェ
アモジュールライブラリ20に関する索引情報も含まれ
ている。
【0085】第1の通信局からの呼び出しに応答するた
め、第2の通信局は応答信号が含まれる制御フレームを
時刻t32で送出する。この制御フレームには、第2の
通信局のソフトウェアモジュールライブラリ20に関す
る索引情報も含まれている。第2の通信局は、時刻t3
1で受信した制御フレームに含まれる索引情報を調べる
ことにより、自局に不足しているソフトウェアモジュー
ルMが第1の通信局に存在するか否かを識別できる。従
って、必要なソフトウェアモジュールMが見つかった場
合には、第2の通信局は時刻t33で通信フレーム(1)
を用いてモジュールの要求を行う。
【0086】同様に、第1の通信局は時刻t32で受信
した制御フレームに含まれる索引情報を調べることによ
り、自局に不足しているソフトウェアモジュールMが第
2の通信局に存在するか否かを識別できる。従って、必
要なソフトウェアモジュールMが見つかった場合には、
第1の通信局は時刻t34で通信フレーム(1)を用いて
モジュールの要求を行う。
【0087】上記モジュールの要求に応答して、第1の
通信局は指定されたソフトウェアモジュールMを時刻t
35で通信フレーム(2)として送出する。また、第2の
通信局は指定されたソフトウェアモジュールMを時刻t
36で通信フレーム(2)として送出する。第1の通信局
及び第2の通信局は、ソフトウェアモジュールMを受信
した場合、それによって自局のソフトウェアモジュール
ライブラリ20の更新あるいは追加を行う。
【0088】第1の通信局のソフトウェアモジュールラ
イブラリ20の更新が終了すると、第1の通信局は時刻
t37で変更完了通知を含む通信フレーム(3)を送信す
る。また、第2の通信局のソフトウェアモジュールライ
ブラリ20の更新が終了すると、第2の通信局は時刻t
38で変更完了通知を含む通信フレーム(3)を送信す
る。第1の通信局及び第2の通信局がそれぞれ通信フレ
ーム(3)による変更完了通知を受け取ると、通信フレー
ム(4)を用いた通常の通信が可能になる。
【0089】この形態では、通常の通信リンクを確立し
てからソフトウェアモジュールMの転送を行っているの
で、有料のネットワークを利用する場合にはソフトウェ
アモジュールMの転送についても課金の対象になる。い
ずれにしても、時刻t39で通常の通信を開始する前に
必要なソフトウェアモジュールMの転送を自動的に実行
することができる。
【0090】なお、図9は1つのソフトウェアモジュー
ルMを単一の通信フレーム(2)で転送する場合を示して
いるが、ソフトウェアモジュールMの大きさが大きい場
合には、複数に分割して複数の通信フレーム(2)を利用
して転送してもよい。実際には、各無線通信端末10の
通信制御ユニット17Bが図10,図11及び図5に示
す処理を実行することにより図9の動作が実現する。呼
び出し側の通信局が行う処理が図10に示されており、
着信側の通信局が行う処理が図11に示されている。
【0091】以下の説明においては、図9に示すように
呼び出し側の通信局が第1の通信局であり、着信側の通
信局が第2の通信局である場合を想定している。まず、
図10を参照して呼び出し側の処理について説明する。
相手局を呼び出すために、ユーザが所定の呼び出し操作
(例えば操作ボード13から相手局の番号を入力)を行
うと、呼び出し側の通信局の処理は図10のステップS
70からS71に進む。
【0092】ステップS71では、呼び出しの制御情報
及び第1の通信局のソフトウェアモジュールライブラリ
20に関する索引情報を含む制御フレームを作成する。
また、この制御フレームをステップS72で送信する。
この制御フレームは、例えば図9の時刻t31で送出さ
れる。この呼び出しに対する第2の通信局からの応答
(t32)には、第2の通信局のソフトウェアモジュー
ルライブラリ20に関する索引情報が含まれている。こ
の応答を検出すると、ステップS73からS74に進
む。
【0093】ステップS74では、応答の制御フレーム
に含まれる索引情報を抽出する。次のステップS75で
は、索引情報の内容を解析する。すなわち、相手局にど
のようなソフトウェアモジュールMが存在するのかを調
べる。ステップS76では、受信した索引情報の内容と
自局がソフトウェアモジュールライブラリ20に保持し
ているソフトウェアモジュールMとを比較して、自局が
利用でき、しかも自局に存在しない最新(バージョンで
識別)のソフトウェアモジュールMが相手局に存在する
か否かを識別する。存在する場合には、そのソフトウェ
アモジュールMを転送要求の対象に決定する。
【0094】転送要求すべきソフトウェアモジュールM
が存在する場合には、ステップS77からS78に進
む。ステップS78では、ステップS76で決定したソ
フトウェアモジュールMに関するモジュール要求を含む
通信フレーム(1)を作成する。また、ステップS79で
通信フレーム(1)を送信する。この通信フレーム(1)は、
図9の時刻t34で第1の通信局から送出される。
【0095】図9の時刻t33で第2の通信局が送出す
る通信フレーム(1)には、第2の通信局のモジュール要
求が含まれている。これを受信すると第1の通信局の処
理はステップS80からS81に進む。ステップS81
では、受信した通信フレーム(1)のモジュール要求で指
定されたソフトウェアモジュールMを自局のソフトウェ
アモジュールライブラリ20から探し出し、そのデータ
を入力する。
【0096】ステップS82では、ステップS81で入
力したソフトウェアモジュールMを含む通信フレーム
(2)を作成する。この通信フレーム(2)がステップS83
で送信される。一方、第1の通信局がステップS79で
送信した通信フレーム(1)のモジュール要求に対して、
時刻t36で第2の通信局が送出したソフトウェアモジ
ュールM(通信フレーム(2))を第1の通信局が受信す
ると、第1の通信局の処理はステップS84からS85
に進む。
【0097】ステップS85の具体的な内容は、既に説
明した図5と同一である。すなわち、受信した通信フレ
ーム(2)からそれに含まれるソフトウェアモジュールM
を抽出し、抽出されたソフトウェアモジュールMをバッ
ファメモリ18に蓄積する。さらに、受信したバッファ
メモリ18上のソフトウェアモジュールMの動作につい
て検証を行い、完全に動作することを確認した場合には
そのソフトウェアモジュールMをソフトウェアモジュー
ルライブラリ20に登録する。
【0098】次のステップS86では、変更完了通知を
含む通信フレーム(3)を作成する。この通信フレーム(3)
がステップS87で送信される。第1の通信局が時刻t
35で送出したソフトウェアモジュールを含む通信フレ
ーム(2)に対して、第2の通信局からの変更完了通知を
含む通信フレーム(3)を時刻t38で第1の通信局が受
信した場合には、第1の通信局の動作はステップS88
からS89に進む。従って、ユーザは通常の通信(通
話,データ通信,ビデオ通信など)を行うことができ
る。
【0099】次に、着信側の第2の通信局の動作につい
て説明する。第2の通信局では、第1の通信局からの上
記呼び出しの着信を受けると図11のステップS90か
らS91の処理に進む。ステップS91では、呼び出し
に対応する応答の制御情報及び自局のソフトウェアモジ
ュールライブラリ20に関する索引情報を含む制御フレ
ームを作成する。この制御フレームは、例えば図9の時
刻t32で送出される。
【0100】また、ステップS93では図9の時刻t3
1で受信した制御フレームから索引情報を抽出する。次
のステップS94では、索引情報の内容を解析する。す
なわち、第1の通信局にどのようなソフトウェアモジュ
ールMが存在するのかを調べる。ステップS95では、
受信した索引情報の内容と自局がソフトウェアモジュー
ルライブラリ20に保持しているソフトウェアモジュー
ルMとを比較して、自局が利用でき、しかも自局に存在
しない最新(バージョンで識別)のソフトウェアモジュ
ールMが相手局に存在するか否かを識別する。存在する
場合には、そのソフトウェアモジュールMを転送要求の
対象に決定する。
【0101】転送要求すべきソフトウェアモジュールM
が存在する場合には、ステップS96からS97に進
む。ステップS97では、ステップS95で決定したソ
フトウェアモジュールMに関するモジュール要求を含む
通信フレーム(1)を作成する。また、ステップS98で
通信フレーム(1)を送信する。この通信フレーム(1)は、
図9の時刻t33で第2の通信局から送出される。
【0102】図9の時刻t34で第1の通信局が送出す
る通信フレーム(1)には、第1の通信局のモジュール要
求が含まれている。これを受信すると第2の通信局の処
理はステップS99からS100に進む。ステップS1
00では、受信した通信フレーム(1)のモジュール要求
で指定されたソフトウェアモジュールMを自局のソフト
ウェアモジュールライブラリ20から探し出し、そのデ
ータを入力する。
【0103】ステップS101では、ステップS100
で入力したソフトウェアモジュールMを含む通信フレー
ム(2)を作成する。この通信フレーム(2)がステップS1
02で送信される。一方、第2の通信局がステップS9
8で送信した通信フレーム(1)のモジュール要求に対し
て、時刻t35で第1の通信局が送出したソフトウェア
モジュールM(通信フレーム(2))を第2の通信局が受
信すると、第2の通信局の処理はステップS103から
S104に進む。ステップS104の内容は前記ステッ
プS85と同一である。
【0104】次のステップS105では、第2の通信局
は変更完了通知を含む通信フレーム(3)を作成する。こ
の通信フレーム(3)が次のステップS106で第2の通
信局から送信される。第1の通信局からの変更完了通知
を含む通信フレーム(3)を受信すると、第2の通信局の
動作はステップS107からS108に進む。これ以
降、第1の通信局と第2の通信局との間でユーザの通信
(通話,データ通信,ビデオ通信など)が可能になる。
【0105】なお、図10に示す処理の代わりに図12
の処理を実行し、図11に示す処理の代わりに図13の
処理を実行してもよい。図12及び図13に示す処理
は、それぞれ図10及び図11に示す処理の変形例であ
る。
【0106】図10,図11の処理ではステップS7
6,S95で相手局に要求するソフトウェアモジュール
Mを自動的に決定しているが、図12,図13の処理で
はユーザが指定できるように変更されている。図12の
ステップS76Aでは、要求するモジュールの候補を決
定する。すなわち、受信した索引情報に含まれる多数の
ソフトウェアモジュールMのうち、自局が利用可能で、
自局に存在しないかもしくは自局に存在するものよりも
バージョンが新しいモジュールを要求するモジュールの
候補として決定する。
【0107】ステップS76Bでは、受信した索引情報
のうち、ステップS76Aで決定したモジュールの候補
のみの情報(モジュール名,バージョン,対応機種など
のリスト)を表示ユニット14で表示する。なお、表示
ユニット14に全ての索引情報を表示してステップS1
6Aで決定された候補とそれ以外のものとをマークなど
で区別して表示してもよい。
【0108】この無線通信端末10を利用しているユー
ザは、ステップS76Bの処理によって表示ユニット1
4に可視表示されたモジュールの候補の情報を参照し
て、その中から所望のソフトウェアモジュールMを操作
ボード13に対する入力により選択することができる。
ステップS76Cでは、ユーザの入力操作により指定さ
れたソフトウェアモジュールMを要求モジュールとして
選択する。従って、ステップS78ではユーザの指定し
たソフトウェアモジュールMに関する転送要求を含む通
信フレーム(1)を作成する。
【0109】図12の各ステップと同様に、図13のス
テップS95Aでは要求するモジュールの候補を決定す
る。ステップS95Bでは、受信した索引情報のうち、
ステップS95Aで決定したモジュールの候補のみの情
報(モジュール名,バージョン,対応機種などのリス
ト)を表示ユニット14で表示する。ステップS95C
では、ユーザの入力操作により指定されたソフトウェア
モジュールMを要求モジュールとして選択する。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、仮呼び出し又は呼び出
しの際に利用する制御フレームに通信局が所有するソフ
トウエアの索引情報を付加するので、通信のために呼接
続を行う毎に、ユーザが特別な要求を行わなくても通信
機の所持するソフトウェアモジュールを相互補完するよ
うに自動的に更新することができる。
【0111】従って、例えば通信事業者が複数の基地局
間の通信に本発明を適用すれば、基地局間の自立分散的
なバージョンアップや機能追加が可能になる。また、基
地局と無線通信端末との通信に本発明を適用すれば、通
信の際に基地局から無線通信端末にソフトウェアモジュ
ールを転送できるので、通信事業者はユーザが所持する
通信機のソフトウェアのバージョンアップを容易に行う
ことが可能になる。
【0112】また、ユーザが無線通信端末同士で通信す
る場合には、ユーザ間で通信機のソフトウェアモジュー
ルを相互補完することにより、機能変更、機能追加等の
書き換えが可能である。さらに、通信(音声,データ等
のユーザデータによる通信)の開始前に通信局間のソフ
トウェアモジュールの相互補完を行うため、ソフトウェ
アモジュール不備による通信の中断がなくなる。
【0113】従って、通信事業者におけるソフトウェア
モジュールの修正や機能追加時の負担軽減、ユーザにお
ける通信機の簡易な機能変更、及び通信時の利便性の向
上が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の無線通信端末の構成を示す
ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の通信動作の例を示すタイム
チャートである。
【図3】第1の実施の形態の各通信局の呼び出し側の処
理(1)を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態の各通信局の着信側の処理
(1)を示すフローチャートである。
【図5】モジュール更新処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図6】第1の実施の形態の各通信局の呼び出し側の処
理(2)を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態の各通信局の着信側の処理
(2)を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態の無線通信端末の構成を示す
ブロック図である。
【図9】第2の実施の形態の通信動作の例を示すタイム
チャートである。
【図10】第2の実施の形態の各通信局の呼び出し側の
処理(1)を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施の形態の各通信局の着信側の処理
(1)を示すフローチャートである。
【図12】第2の実施の形態の各通信局の呼び出し側の
処理(2)を示すフローチャートである。
【図13】第2の実施の形態の各通信局の着信側の処理
(2)を示すフローチャートである。
【図14】ソフトウェアモジュールライブラリの構成例
を示す模式図である。
【図15】ソフトウェアモジュールライブラリの具体例
を示す模式図である。
【図16】第1の実施の形態の制御フレーム(1)の構
成を示す模式図である。
【図17】第1の実施の形態のフレーム識別子とフレー
ム種別との対応を示す模式図である。
【図18】第2の実施の形態のフレーム識別子とフレー
ム種別との対応を示す模式図である。
【図19】通信に用いる通信局の例を示すブロック図で
ある。
【図20】従来例の通信動作を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
10 無線通信端末 11 マルチモード送受信ユニット 12 フレーム識別子検出回路 13 操作ボード 14 表示ユニット 15 音声処理ユニット 16 外部インタフェース 17 通信制御ユニット 18 バッファメモリ 19 モジュール書き換え回路 20 ソフトウェアモジュールライブラリ 21 索引情報生成回路 22 制御フレーム生成回路 23 通信フレーム生成回路 30 基地局 33 通信ネットワーク 35 通信端末 M ソフトウェアモジュール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の通信局との間で無線もしくは有線に
    よる通信が可能な通信装置において、 ユーザの呼び出し操作に応答して、課金対象外の第1の
    通信リンクを確立するための仮呼び出し信号と、自局が
    保持する各ソフトウェアモジュールに関する少なくとも
    種類,バージョン及び対応機種を含む索引情報とを送出
    する仮呼び出し要求手段と、 受信した信号に前記索引情報が含まれている場合には、
    自局が保持する各ソフトウェアモジュールの情報と受信
    した索引情報との比較により自局が必要とするソフトウ
    ェアモジュールの有無を識別するモジュール識別手段
    と、 自局が必要とするソフトウェアモジュールが前記索引情
    報に含まれている場合には、そのソフトウェアモジュー
    ルの転送を他局に要求するモジュール要求手段と、 ソフトウェアモジュールの転送を他局から要求された場
    合には指定されたソフトウェアモジュールを送出するモ
    ジュール送出手段と、 要求したソフトウェアモジュールを受信した場合にはそ
    のモジュールを蓄積するモジュール受信手段と、 受信したソフトウェアモジュールについて動作テストを
    実施するとともに、その結果が正常である場合には、受
    信したソフトウェアモジュールによって自局の利用する
    ソフトウェアを変更もしくは追加するモジュール更新手
    段と、 前記モジュール更新手段の更新処理が完了した後、又は
    前記ソフトウェアモジュールの転送が不要である場合
    に、課金対象の第2の通信リンクを確立するための呼び
    出し信号を送出する呼び出し要求手段と、 相手局からの前記呼び出し信号の受信に応答して通信を
    開始する呼び出し応答手段とを設けたことを特徴とする
    通信装置。
  2. 【請求項2】 他の通信局との間で無線もしくは有線に
    よる通信が可能な通信装置において、 ユーザの呼び出し操作に応答して、課金対象外の第1の
    通信リンクを確立するための仮呼び出し信号と、自局が
    保持する各ソフトウェアモジュールに関する少なくとも
    種類,バージョン及び対応機種を含む索引情報とを送出
    する仮呼び出し要求手段と、 受信した信号に前記索引情報が含まれている場合には、
    自局が保持する各ソフトウェアモジュールの情報と受信
    した索引情報との比較により自局が必要とするソフトウ
    ェアモジュールの候補を特定する候補特定手段と、 少なくとも前記候補特定手段の特定したソフトウェアモ
    ジュールの情報を表示出力する表示制御手段と、 ユーザからの入力に応じて特定のソフトウェアモジュー
    ルを選択するモジュール選択手段と、 前記モジュール選択手段の選択した特定のソフトウェア
    モジュールの転送を他局に要求するモジュール要求手段
    と、 ソフトウェアモジュールの転送を他局から要求された場
    合には指定されたソフトウェアモジュールを送出するモ
    ジュール送出手段と、 要求したソフトウェアモジュールを受信した場合にはそ
    のモジュールを蓄積するモジュール受信手段と、 受信したソフトウェアモジュールについて動作テストを
    実施するとともに、その結果が正常である場合には、受
    信したソフトウェアモジュールによって自局の利用する
    ソフトウェアを変更もしくは追加するモジュール更新手
    段と、 前記モジュール更新手段の更新処理が完了した後、又は
    前記ソフトウェアモジュールの転送が不要である場合
    に、課金対象の第2の通信リンクを確立するための呼び
    出し信号を送出する呼び出し要求手段と、 相手局からの前記呼び出し信号の受信に応答して通信を
    開始する呼び出し応答手段とを設けたことを特徴とする
    通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の通信装置におい
    て、相手局からの仮呼び出し信号を受信した場合には、
    仮呼び出しに対する応答と、自局が保持する各ソフトウ
    ェアモジュールに関する少なくとも種類,バージョン及
    び対応機種を含む索引情報とを制御フレームに含めて送
    出する仮呼び出し応答手段を設けたことを特徴とする通
    信装置。
  4. 【請求項4】 他の通信局との間で無線もしくは有線に
    よる通信が可能な通信装置において、 ユーザの呼び出し操作に応答して、課金対象の通信リン
    クを確立するための呼び出し信号と、自局が保持する各
    ソフトウェアモジュールに関する少なくとも種類,バー
    ジョン及び対応機種を含む索引情報とを制御フレームと
    して送出する呼び出し要求手段と、 受信した制御フレームに前記索引情報が含まれている場
    合には、自局が保持する各ソフトウェアモジュールの情
    報と受信した索引情報との比較により自局が必要とする
    ソフトウェアモジュールの有無を識別するモジュール識
    別手段と、 自局が必要とするソフトウェアモジュールが前記索引情
    報に含まれている場合には、そのソフトウェアモジュー
    ルの転送要求を通信リンクを確立した後で転送される通
    信フレームに含めて他局に送出するモジュール要求手段
    と、 受信した通信フレームの種別を識別する通信フレーム識
    別手段と、 ソフトウェアモジュールの転送要求を受信した通信フレ
    ームから検出した場合には、他局から要求されたソフト
    ウェアモジュールを通信フレームに含めて送出するモジ
    ュール送出手段と、 要求したソフトウェアモジュールを受信した場合にはそ
    のモジュールを蓄積するモジュール受信手段と、 受信したソフトウェアモジュールについて動作テストを
    実施するとともに、その結果が正常である場合には、受
    信したソフトウェアモジュールによって自局の利用する
    ソフトウェアを変更もしくは追加するモジュール更新手
    段と、 前記モジュール更新手段の更新処理が完了した後、又は
    前記ソフトウェアモジュールの転送が不要である場合
    に、変更完了の通知を含む通信フレームを送出する変更
    通知手段とを設けたことを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 他の通信局との間で無線もしくは有線に
    よる通信が可能な通信装置において、 ユーザの呼び出し操作に応答して、課金対象の通信リン
    クを確立するための呼び出し信号と、自局が保持する各
    ソフトウェアモジュールに関する少なくとも種類,バー
    ジョン及び対応機種を含む索引情報とを制御フレームと
    して送出する呼び出し要求手段と、 受信した制御フレームに前記索引情報が含まれている場
    合には、自局が保持する各ソフトウェアモジュールの情
    報と受信した索引情報との比較により自局が必要とする
    ソフトウェアモジュールの候補を特定する候補特定手段
    と、 少なくとも前記候補特定手段の特定したソフトウェアモ
    ジュールの情報を表示出力する表示制御手段と、 ユーザからの入力に応じて特定のソフトウェアモジュー
    ルを選択するモジュール選択手段と、 前記モジュール選択手段の選択した特定のソフトウェア
    モジュールの転送要求を、通信リンクを確立した後で転
    送される通信フレームに含めて他局に送出するモジュー
    ル要求手段と、 受信した通信フレームの種別を識別する通信フレーム識
    別手段と、 ソフトウェアモジュールの転送要求を受信した通信フレ
    ームから検出した場合には、他局から要求されたソフト
    ウェアモジュールを通信フレームに含めて送出するモジ
    ュール送出手段と、 要求したソフトウェアモジュールを受信した場合にはそ
    のモジュールを蓄積するモジュール受信手段と、 受信したソフトウェアモジュールについて動作テストを
    実施するとともに、その結果が正常である場合には、受
    信したソフトウェアモジュールによって自局の利用する
    ソフトウェアを変更もしくは追加するモジュール更新手
    段と、 前記モジュール更新手段の更新処理が完了した後、又は
    前記ソフトウェアモジュールの転送が不要である場合
    に、変更完了の通知を含む通信フレームを送出する変更
    通知手段とを設けたことを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5の通信装置におい
    て、相手局からの呼び出し信号を受信した場合には、呼
    び出しに対する応答と、自局が保持する各ソフトウェア
    モジュールに関する少なくとも種類,バージョン及び対
    応機種を含む索引情報とを制御フレームに含めて送出す
    る呼び出し応答手段を設けたことを特徴とする通信装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011523327A (ja) * 2008-06-13 2011-08-04 シルバー スプリング ネットワークス インコーポレイテッド Mac副層において通信ネットワークノードを動的に構成し管理する方法及びシステム
JP2013073629A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Samsung Electronics Co Ltd アプリケーションプログラムのプロトコルを再構成する方法及びその装置
JP2014023001A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 送話ラウドネス定格情報測定装置、及び送話ラウドネス定格情報測定方法

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