JP2001043087A - 無線通信端末のソフトウェア変更方法及び無線通信端末 - Google Patents

無線通信端末のソフトウェア変更方法及び無線通信端末

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JP2001043087A
JP2001043087A JP11218919A JP21891999A JP2001043087A JP 2001043087 A JP2001043087 A JP 2001043087A JP 11218919 A JP11218919 A JP 11218919A JP 21891999 A JP21891999 A JP 21891999A JP 2001043087 A JP2001043087 A JP 2001043087A
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software
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JP11218919A
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Hironori Shiba
宏礼 芝
Kazuhiro Uehara
一浩 上原
Shuji Kubota
周治 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は無線基地局を利用してソフトウェア
モジュールを無線通信端末に転送する場合の通信事業者
やユーザの負担を小さくすることを目的とする。 【解決手段】 無線通信端末が利用可能な少なくとも1
つのソフトウェアモジュールをサーバ装置上に保持し、
保持されたソフトウェアモジュールをサーバ装置からネ
ットワークを介して基地局に送信し、基地局では、サー
バ装置から受信したソフトウェアモジュールのデータを
専用の無線チャネルである報知チャネルを利用して報知
フレームとして周期的に繰り返し無線通信端末に送信
し、無線通信端末では、報知チャネルを介して基地局か
ら送信される報知フレームの情報を受信してそれに含ま
れるソフトウェアモジュールを抽出し、受信したソフト
ウェアモジュールによってソフトウェアを書き換える無
線通信端末のソフトウェア変更方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話の
ように基地局との間で無線通信が可能な無線通信端末の
動作を決定するソフトウェアを基地局及びネットワーク
を利用して変更するための無線通信端末のソフトウェア
変更方法及び無線通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、DSP(Digital Signal Proce
ssor)を利用することにより、無線通信端末の変復調器
やフィルタ等の機能をソフトウェアで実現することが可
能である(文献1:J.Mitola, III“The Software Radi
o Architecture”,IEEE Comm.Mag. Vol.33,No5,pp.26-
38,1995)。
【0003】従って、無線通信端末の変復調器,シンセ
サイザ,音声コーデック,通信プロトコルなどをソフト
ウェアで実現している場合には、ソフトウェアモジュー
ルの変更により、それぞれの無線通信端末の動作や機能
を変更することができる。ソフトウェアモジュールの変
更により無線通信端末のバージョンアップ,機能変更,
機能追加などを行う場合、現在は次に説明する1,2,
3の何れかの手続きを行う必要がある。
【0004】1.事業者がユーザの無線通信端末を回収
し、もしくはユーザか無線通信端末を配送し、通信事業
者の販売店やソフトウェアモジュールの書き換えを行う
サービスセンタで無線通信端末に保持されるソフトウェ
アモジュールの内容を書き換える。 2.ユーザは、例えばインターネットなどのネットワー
クを利用して無線通信事業者からソフトウェアモジュー
ルを入手し、そのソフトウェアモジュールをユーザが無
線通信端末に読み込ませて書き換えを行う。
【0005】3.ユーザは、ソフトウェアモジュールが
記録された媒体を入手して、その媒体を無線通信端末に
装着することによりソフトウェアモジュールをユーザが
書き換える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば、通信事業者が
無線通信端末のソフトウェアの不具合を改修しようとす
る場合、あるいはユーザか無線通信端末の機能追加やソ
フトウェアのバージョンアップを希望する場合には、前
述のように、無線通信端末を配送したり、ユーザがネッ
トワークを用いてソフトウェアモジュールを入手する必
要があった。また、インターネットなどのネットワーク
を利用できないユーザの場合には、ネットワークを介し
てソフトウェアモジュールを入手することができない。
【0007】ところで、無線通信端末の場合には、それ
自体の通信機能を利用して基地局と無線回線で接続すれ
ば、無線通信端末と様々なネットワークとを基地局を介
して接続することができる。従って、この無線回線を利
用して利用者がソフトウェアモジュールを入手すること
も可能である。しかしながら、無線通信端末と基地局と
の間でデータフレームを伝送するためのデータリンクを
確立してソフトウェアモジュールを転送すると、ソフト
ウェアモジュールの転送を行っている間は、その回線が
使用中になり通話はできなくなる。
【0008】特に、対象となるソフトウェアモジュール
の数やデータ量が多い場合にはソフトウェアモジュール
の転送に時間がかかるので、長時間通話ができないし、
通話料金がかさみ、無線回線に対する負担も大きくな
る。本発明は、上記のような無線通信端末のソフトウェ
ア変更方法及び無線通信端末において、無線基地局を利
用してソフトウェアモジュールを転送する場合の通信事
業者やユーザの負担を小さくすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】一般的な移動体通信サー
ビスにおいては、基地局は、その基地局のサービスエリ
ア内に存在する全ての無線通信端末に対し、報知チャネ
ルを利用して位置登録のための情報,チャネル構造に関
する情報,システム情報等の制御情報を通知する。
【0010】この報知チャネルは、基地局から不特定の
無線通信端末に対して情報を報知するための専用のチャ
ネルである。報知チャネルを用いる場合には、データリ
ンクの確立を行うことなしに基地局から無線通信端末に
対して情報を送信できる。そこで、本発明では、報知チ
ャネルを用いて通知する制御情報にソフトウェアモジュ
ールに関する情報を付加し、この報知チャネルで基地局
から無線通信端末に対してソフトウェアモジュールを転
送する。これにより、データリンクを確立したデータ通
信を行わなくてもソフトウェアモジュールを無線通信端
末に転送できる。
【0011】すなわち、請求項1は、無線通信端末,該
無線通信端末と無線通信可能な基地局,該基地局と接続
されたネットワーク及び該ネットワークに接続されたサ
ーバ装置を備えるシステムを利用する無線通信端末のソ
フトウェア変更方法であって、前記無線通信端末が利用
可能な少なくとも1つのソフトウェアモジュールを前記
サーバ装置上に保持し、前記サーバ装置に保持された少
なくとも1つのソフトウェアモジュールを前記サーバ装
置からネットワークを介して前記基地局に送信し、前記
基地局では、前記サーバ装置から受信したソフトウェア
モジュールのデータを専用の無線チャネルである報知チ
ャネルを利用して報知フレームとして周期的に繰り返し
前記無線通信端末に送信し、前記無線通信端末では、報
知チャネルを介して前記基地局から送信される報知フレ
ームの情報を受信してそれに含まれるソフトウェアモジ
ュールを抽出し、受信したソフトウェアモジュールによ
って前記無線通信端末に備わったソフトウェアを書き換
えることを特徴とする。
【0012】請求項1では、報知チャネルで基地局から
無線通信端末に対してソフトウェアモジュールを転送す
るので、その転送のために基地局と無線通信端末との間
でデータリンクを確立する必要がない。従って、ソフト
ウェアモジュールを転送中であっても話中にならないの
で通話をすることができる。また、多数の無線通信端末
に対して同時にソフトウェアモジュールを転送できるの
で、回線に対する負担が小さい。
【0013】請求項2は、請求項1の無線通信端末のソ
フトウェア変更方法において、前記基地局では、前記サ
ーバ装置から受信したソフトウェアモジュールのデータ
を利用して、各ソフトウェアモジュールの少なくとも識
別情報,種類,バージョン及び対応機種を表す情報を含
む第1の報知フレームと、複数のソフトウェアモジュー
ルの何れか1つの本体及びその識別情報を含む第2の報
知フレームとを生成し、前記基地局は前記第1の報知フ
レーム及び第2の報知フレームを報知チャネルを利用し
て周期的に繰り返し送信するとともに、前記第1の報知
フレームの送出周期を第2の報知フレームの送出周期よ
りも大きく定め、第2の報知フレームを送出する度にそ
れに含まれるソフトウェアモジュールを順次に切り替え
ることを特徴とする。
【0014】第1の報知フレームにはソフトウェアモジ
ュールの本体を含む必要がないので、多数のソフトウェ
アモジュールのそれぞれに関する識別情報,種類,バー
ジョン,対応機種などを1つの第1の報知フレームで転
送することができる。この第1の報知フレームに含まれ
るバージョンの情報や対応機種の情報を参照することに
より、対応するソフトウェアモジュールが無線通信端末
の必要とするものか否かを自動的に識別できるので、無
線通信端末は、受信すべきソフトウェアモジュールの識
別情報を1つの第1の報知フレームを受信するだけで特
定できる。
【0015】特定したソフトウェアモジュールの本体
は、受信した第2の報知フレームの中から抽出して得る
ことができる。第2の報知フレームに含まれるソフトウ
ェアモジュールは順次に切り替わるが、受信した報知フ
レームの識別情報を参照することにより目的のソフトウ
ェアモジュールを含む第2の報知フレームか否かを識別
できる。
【0016】また、第1の報知フレームの内容の変化は
頻繁に生じないので、無線通信端末が第1の報知フレー
ムを繰り返し受信する必要はない。そこで、第1の報知
フレームの送出周期を第2の報知フレームの送出周期よ
りも大きくすることにより、短い周期で第2の報知フレ
ームを転送でき、効率的にソフトウェアモジュールを転
送できる。
【0017】請求項3は、請求項1の無線通信端末のソ
フトウェア変更方法において、前記サーバ装置は、それ
が保持するソフトウェアモジュールの改修もしくは追加
が生じたときに、改修もしくは追加されたソフトウェア
モジュールをネットワークを介して前記基地局に送信す
ることを特徴とする。請求項3では、ソフトウェアモジ
ュールの改修などが行われると、その変化をサーバ装置
が検出し、改修又は追加されたソフトウェアモジュール
を基地局に転送する。このソフトウェアモジュールは、
基地局から報知チャネルを介して各無線通信端末に配信
される。従って、必要なときだけサーバ装置から基地局
にソフトウェアモジュールが転送されることになり、同
じソフトウェアモジュールを繰り返し転送する必要がな
い。また、改修や追加されたソフトウェアモジュールを
直ちに各無線通信端末に配信することができる。
【0018】請求項4は、所定の無線基地局との間で無
線通信が可能な無線通信端末において、無線基地局の報
知チャネルで順次に送信される情報を受信して、前記無
線基地局が送出可能な複数のソフトウェアモジュールの
それぞれに関する少なくとも識別情報,種類,バージョ
ン及び対応機種を表す情報を含む第1の報知フレーム
と、識別情報及びその識別情報に対応する1つのソフト
ウェアモジュールの本体及びその識別情報を含む第2の
報知フレームとをそれぞれ検出し、前記第1の報知フレ
ームの内容から取得すべきソフトウェアモジュールの識
別情報を特定し、特定された識別情報を含む第2の報知
フレームからソフトウェアモジュールを抽出するソフト
ウェア受信制御手段を設けたことを特徴とする。
【0019】請求項4においては、第1の報知フレーム
の内容から必要なソフトウェアモジュールを自動的に特
定できるので、無線基地局から報知チャネルで送出され
る全てのソフトウェアモジュールを無線通信端末が受信
する必要はない。従って、無線通信端末の処理の負荷を
軽減できる。請求項5は、請求項4の無線通信端末にお
いて、前記ソフトウェア受信制御手段が、少なくとも取
得済みのソフトウェアモジュールの識別番号と前記第1
の報知フレームに含まれるそれぞれの識別番号とを比較
して、取得すべきソフトウェアモジュールの識別情報を
特定することを特徴とする。
【0020】請求項5では、取得済みのソフトウェアモ
ジュールの識別番号と第1の報知フレームに含まれるそ
れぞれの識別番号とを比較することにより、取得すべき
ソフトウェアモジュールを自動的に識別できるので、実
際に無線通信端末が受信するソフトウェアモジュールの
数を減らすことができ、無線通信端末の処理の負荷を軽
減できる。
【0021】請求項6は、請求項4の無線通信端末にお
いて、取得すべき複数のソフトウェアモジュールに関す
る情報を利用者に対して表示する表示手段と、前記表示
手段に表示されたソフトウェアモジュールの選択に関す
る利用者からの入力を受け付ける入力手段と、報知チャ
ネルから取得するソフトウェアモジュールを前記入力手
段からの入力によって選択されたものに限定する選択制
御手段とを設けたことを特徴とする。
【0022】請求項6では、受信可能なソフトウェアモ
ジュールの中から、実際に受信するソフトウェアモジュ
ールを利用者が選択できる。従って、必要最小限のソフ
トウェアモジュールだけを受信することができる。請求
項7は、請求項4の無線通信端末において、前記第2の
報知フレームから抽出されたソフトウェアモジュールに
ついて動作試験を行い、前記動作試験の結果が正常であ
る場合に、利用しているソフトウェアの内容を受信した
ソフトウェアモジュールの内容で書き換える書き換え制
御手段を設けたことを特徴とする。
【0023】請求項7では、動作試験の結果が正常であ
る場合以外は利用しているソフトウェアの内容を受信し
たソフトウェアモジュールの内容で書き換えることがな
いので、書き換えによって無線通信端末の動作異常が生
じるのを未然に防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の無
線通信端末のソフトウェア変更方法及び無線通信端末の
1つの実施の形態について、図1〜図9を参照して説明
する。この形態は請求項1〜請求項5及び請求項7に対
応する。
【0025】図1はモジュール転送システムの構成を示
すブロック図である。図2は基地局の構成例を示すブロ
ック図である。図3は無線通信端末の構成例を示すブロ
ック図である。図4は基地局の動作を示すフローチャー
トである。図5はこの形態の無線通信端末の動作を示す
フローチャートである。図6はサーバ上のソフトウェア
モジュールライブラリの構成例を示す模式図である。図
7は基地局上のソフトウェアモジュールライブラリの構
成例を示す模式図である。図8は索引情報の構成例を示
すタイムチャートである。図9は報知フレームの送出例
を示すタイムチャートである。
【0026】この形態では、請求項1の無線通信端末,
基地局,ネットワーク及びサーバ装置は、それぞれ無線
通信端末10,基地局20,無線通信システムのネット
ワーク40及びソフトウェアモジュールサーバ30に対
応する。また、請求項2の第1の報知フレームは報知フ
レームHF1に対応し、請求項2の第2の報知フレーム
は報知フレームHF2〜HF4に対応する。請求項4の
ソフトウェア受信制御手段は通信制御ユニット12に対
応する。請求項7の書き換え制御手段は通信制御ユニッ
ト12に対応する。
【0027】この形態では、図1に示すモジュール転送
システムを用いて無線通信端末10のソフトウェアを変
更する場合を想定している。図1において、各無線通信
端末10は所定の移動体通信サービスを受けることがで
きる。すなわち、各無線通信端末10は基地局20との
間で無線通信を行うことができる。基地局20は無線通
信システムのネットワーク40に接続されている。ま
た、この無線通信システムのネットワーク40にはソフ
トウェアモジュールサーバ30が接続されている。
【0028】ソフトウェアモジュールサーバ30上に
は、例えば図6に示すようなソフトウェアモジュールラ
イブラリが蓄積されている。すなわち、多数のソフトウ
ェアモジュールM(1),M(2),・・・M(N)がソフトウ
ェアモジュールサーバ30に蓄積されている。これらの
ソフトウェアモジュールMは、無線通信端末10が利用
可能なソフトウェアである。
【0029】図6に示すように、各ソフトウェアモジュ
ールMにはモジュール名,バージョン,対応機種,識別
子及びモジュール本体の情報が備わっている。モジュー
ル名は、人間がモジュールを区別するために利用可能な
名称である。互いのモジュールを区別できるように、各
識別子にはモジュール毎に異なる値が割り当てられてい
る。バージョンの情報は、そのモジュールが改変される
度に異なる値に更新される。対応機種の情報は、そのモ
ジュールを利用可能な無線通信端末10の機種を表す。
モジュール本体には、コンピュータが実行可能な1組の
プログラムやデータが含まれている。
【0030】例えば無線通信システムのネットワーク4
0に接続される他のコンピュータを介して必要に応じて
改修,追加,削除などの処理を受けるため、ソフトウェ
アモジュールサーバ30に蓄積されるソフトウェアモジ
ュールライブラリの内容は逐次変更される。この例で
は、ソフトウェアモジュールサーバ30はそれが蓄積し
ているソフトウェアモジュールライブラリについて何れ
かのソフトウェアモジュールの改修もしくは追加があっ
た場合には、改修もしくは追加されたソフトウェアモジ
ュールを無線通信システムのネットワーク40を介して
基地局20に送出する。
【0031】従って、基地局20上にも図7に示すよう
に、ソフトウェアモジュールサーバ30のソフトウェア
モジュールライブラリの一部分が蓄積される。図7の例
では、ソフトウェアモジュールM(1),M(2),M(3)が
基地局20上のソフトウェアモジュールライブラリに蓄
積されている。基地局20においても、各ソフトウェア
モジュールにはモジュール名,バージョン,対応機種,
識別子及びモジュール本体の情報が含まれている。例え
ば、ソフトウェアモジュールM(1)のモジュール名,バ
ージョン,対応機種及び識別子は、それぞれ「MOD
1」,「Ver1.0」,「A,B」及び「ID(1)」
になっている。
【0032】図1に示すモジュール転送システムにおい
ては、基地局20は報知チャネルを用いて各無線通信端
末10にソフトウェアモジュールを転送する。報知チャ
ネルは、一般に無線通信システムの呼制御情報や無線回
線の制御情報を全ての移動局に通知するために用いられ
る専用チャネルである。報知チャネルについては、基地
局20と各々の無線通信端末10との間でデータリンク
を確立することなく情報を伝送することができる。
【0033】この例では、基地局20は報知チャネルを
用いて例えば図9に示すような報知フレームHF1,H
F2,HF3,HF4を全ての無線通信端末10に対し
て送出する。図9の例では、4種類の報知フレームHF
1〜HF4が一定の時間周期T1で順番に出力され、時
間周期T2毎に同じ報知フレームが繰り返し現れる。報
知フレームHF1には、報知情報,識別子ID及び索引
情報が含まれている。この報知情報には、無線通信シス
テムの呼制御情報や無線回線制御情報などシステム運用
に必要な各種制御情報が含まれる。
【0034】また、報知フレームHF2には報知情報,
識別子及び1番目のソフトウェアモジュールM(1)が含
まれている。同様に、報知フレームHF3には報知情
報,識別子及び2番目のソフトウェアモジュールM(2)
が含まれ、報知フレームHF4には報知情報,識別子及
び3番目のソフトウェアモジュールM(3)が含まれてい
る。報知フレームHF1に含まれる索引情報は、例えば
図8に示すように1番目のソフトウェアモジュールM
(1)に含まれるモジュール名,バージョン,対応機種及
び識別子と、2番目のソフトウェアモジュールM(2)に
含まれるモジュール名,バージョン,対応機種及び識別
子と、3番目のソフトウェアモジュールM(3)に含まれ
るモジュール名,バージョン,対応機種及び識別子とで
構成される。
【0035】報知フレームHF1〜HF4に含まれてい
る各識別子IDは、報知フレーム毎に異なる値が割り当
てられている。すなわち、報知フレームHF1の識別子
ID(0)には、それが索引情報を含むフレームであるこ
とを識別できるような値が割り当ててある。また、報知
フレームHF2〜HF4に含まれている各識別子IDに
は、それぞれのフレームに含まれるソフトウェアモジュ
ールを特定するための値(各モジュールに含まれる識別
子と同じ)が割り当ててある。
【0036】従って、報知フレームに含まれる識別子の
値から、そのフレームが索引情報を含むか否かを識別で
きる。また、ソフトウェアモジュールを含む報知フレー
ムについては、その識別子の値によりそれに含まれるソ
フトウェアモジュールを特定できる。図2に示すよう
に、基地局20はマルチモード無線通信ユニット21,
通信制御ユニット22,ネットワークインタフェース2
3,報知フレーム構成ユニット24及びソフトウェアモ
ジュールライブラリ25を備えている。
【0037】マルチモード無線通信ユニット21は、無
線通信端末10との間で無線通信を行うための通信回路
であり、広帯域な周波数帯で利用可能なマルチバンドア
ンテナと、マルチバンドフィルタ及びフレキシブルな変
復調を可能にするプログラマブル信号処理部とを内蔵し
ている。
【0038】マルチモード無線通信ユニット21のプロ
グラマブル信号処理部については、前記文献1の技術を
用いて実現することができる。また、マルチバンドアン
テナについては文献2(A.Strugatsky, C.H.Walter “M
ultimode Multiband Antenna”,Tactical Communicatio
ns Conference, Vol.1,pp.281-295,1992)に示された技
術を用いて実現できる。
【0039】通信制御ユニット22は、マイクロコンピ
ュータのような制御装置で構成されている。通信制御ユ
ニット22は、各無線通信端末10に対して移動体通信
サービスを提供するための制御を行う。また、通信制御
ユニット22は報知チャネルを介してソフトウェアモジ
ュールを無線通信端末10に提供するための制御を行
う。
【0040】ネットワークインタフェース23は、通信
制御ユニット22と無線通信システムのネットワーク4
0とを接続するためのインタフェースである。報知フレ
ーム構成ユニット24は、図9に示すような各種の報知
フレームを生成するための回路である。ソフトウェアモ
ジュールライブラリ25は、ソフトウェアモジュールサ
ーバ30から転送された全てのソフトウェアモジュール
を蓄積するための記憶装置である。
【0041】図3に示すように、各無線通信端末10は
マルチモード無線通信ユニット11,通信制御ユニット
12,通信制御用メモリ13,操作ボード14,表示ユ
ニット15,音声処理ユニット16,モジュール更新回
路17及び受信バッファ18を備えている。マルチモー
ド無線通信ユニット11は、基地局20との間で無線通
信を行うための通信回路であり、広帯域な周波数帯で利
用可能なマルチバンドアンテナと、マルチバンドフィル
タ及びフレキシブルな変復調を可能にするプログラマブ
ル信号処理部とを内蔵している。
【0042】マルチモード無線通信ユニット11のプロ
グラマブル信号処理部については、前記文献1の技術を
用いて実現することができる。また、マルチバンドアン
テナについては前記文献2に示された技術を用いて実現
できる。操作ボード14は、ダイヤル用のテンキーなど
を内蔵した入力装置である。表示ユニット15は、相手
先の電話番号などの情報を表示するための出力装置であ
る。音声処理ユニット16は、マイクロホン,スピー
カ,符号化部,復号化部などを内蔵した回路であり、送
受信される音声信号の処理を行う。
【0043】通信制御ユニット12は、マイクロコンピ
ュータのような制御装置である。通信制御ユニット12
は、無線通信端末10が携帯電話などとして機能するよ
うに様々な制御を行う。通信制御ユニット12の制御に
利用されるプログラムやデータは、通信制御用メモリ1
3に複数のソフトウェアモジュール19として保持され
ている。ソフトウェアモジュール19の内容を変更すれ
ば、通信制御ユニット12の制御の内容を変更し、無線
通信端末10の機能を変更(不具合の修正,機能の追加
など)することができる。
【0044】この例では、各無線通信端末10は基地局
20が報知チャネルに送出した報知フレームから新しい
ソフトウェアモジュールを受信して、ソフトウェアモジ
ュール19の内容を書き換えることができる。基地局2
0から受信したソフトウェアモジュールは、受信バッフ
ァ18に一時的に保持される。モジュール更新回路17
は、通信制御用メモリ13上の各ソフトウェアモジュー
ル19を受信バッファ18に保持された新しいソフトウ
ェアモジュールに置き換えるための書き換え処理を行
う。
【0045】ソフトウェアモジュールを転送するために
基地局20の通信制御ユニット22が実施する制御の内
容について、図4を参照して説明する。ソフトウェアモ
ジュールサーバ30におけるソフトウェアモジュールの
追加や改修によって、新しいソフトウェアモジュールが
ソフトウェアモジュールサーバ30から基地局20に転
送されると、基地局20の処理はステップS30からS
31に進む。
【0046】ステップS31では、ソフトウェアモジュ
ールサーバ30から送出されたソフトウェアモジュール
を受信してそれをソフトウェアモジュールライブラリ2
5に登録する。すなわち、新規のモジュールであればソ
フトウェアモジュールライブラリ25に追加し、変更さ
れたモジュールであれば古いモジュールを新しいモジュ
ールで置き換える。
【0047】ステップS32では、基地局20が無線通
信端末10に送信すべき報知フレームに関する識別子の
リストを作成する。例えば、図7に示す3つのソフトウ
ェアモジュールM(1),M(2),M(3)が送信対象である
場合には、索引情報の識別子ID(0)と、ソフトウェア
モジュールM(1)の識別子ID(1)と、ソフトウェアモジ
ュールM(2)の識別子ID(2)と、ソフトウェアモジュー
ルM(3)の識別子ID(3)とが順番に並んだ識別子リスト
を作成する。
【0048】ステップS33では、ステップS32で作
成した識別子リストの中から1つの識別子を選択する。
選択する識別子は、ステップS33を実行する度に順次
に変更される。ステップS34では、ステップS33で
選択した識別子の種類を識別する。選択した識別子が索
引情報の識別子ID(0)である場合にはステップS35
に進み、それ以外の場合にはステップS36に進む。
【0049】ステップS35では、報知フレームで送出
すべき索引情報を作成する。例えば、送信対象となるソ
フトウェアモジュールが図7に示すM(1),M(2),M
(3)である場合には、図8に示すように、各モジュール
のモジュール名,バージョン,対応機種及び識別子が並
んだ索引情報を作成する。ステップS36では、ステッ
プS33で選択した識別子に対応する1つのソフトウェ
アモジュールをソフトウェアモジュールライブラリ25
から入力する。例えば、選択した識別子がID(2)であ
る場合には、それと同じ識別子を有するソフトウェアモ
ジュールM(2)を入力する(図7参照)。
【0050】ステップS37では、ステップS35で作
成した索引情報又はステップS36で入力した1つのソ
フトウェアモジュールを用いて1つの報知モジュールを
作成する。実際には、報知フレーム構成ユニット24を
用いて効率的に報知フレームを作成する。ステップS3
8では、ステップS37で作成した1つの報知フレーム
を所定のタイミングで報知チャネルに送出する。例え
ば、図9に示すように所定時間T1毎に報知フレームH
F1,HF2,HF3,HF4を順次に送出する。
【0051】図9の例では、索引情報を含む報知フレー
ムHF1の送出周期はT2であり、ソフトウェアモジュ
ールを含む報知フレームHF2,HF3,HF4の送出
周期はT1になっている。ソフトウェアモジュールを受
信するために各無線通信端末10の通信制御ユニット1
2が実施する制御の内容について、図5を参照して説明
する。
【0052】ステップS10では、基地局20が報知チ
ャネルに送出した各報知フレームをそれぞれ受信する。
1つの報知フレームを受信すると、次のステップS11
に進む。ステップS11では、ステップS10で受信し
た報知フレームからそれに含まれる識別子を抽出し、そ
の種類を識別する。索引情報やソフトウェアモジュール
を含む有効な報知フレームを表す識別子を検出した場合
には、ステップS12を通ってステップS13に進む。
【0053】また、識別子の種類から索引情報を含む報
知フレームを検出した場合にはステップS13を通って
ステップS14に進み、何れかのソフトウェアモジュー
ルを含む報知フレームを検出した場合にはステップS1
3を通ってステップS18に進む。
【0054】ステップS14では、受信した報知フレー
ムから索引情報を抽出する。ステップS15では、ステ
ップS14で抽出した索引情報に基づいて、基地局20
が送出する予定のソフトウェアモジュールの中にその無
線通信端末10にとって必要なモジュールが含まれてい
るか否かを識別する。例えば、その無線通信端末10の
機種を表す情報と、索引情報に含まれる各モジュールの
対応機種とを比較して、対応機種に含まれる場合には必
要なモジュールの候補になる。また、通信制御用メモリ
13に保持されている使用中の全てのソフトウェアモジ
ュール19のそれぞれと同じモジュール名もしくは同じ
識別子を持ち、しかも新しい(数値が大きい)バージョ
ンのモジュールは必要なモジュールとみなす。
【0055】必要なモジュールが存在する場合には、ス
テップS15からS16に進む。ステップS16では、
必要な全てのモジュールに対応する識別子を索引情報の
中から抽出する。ステップS17では、ステップS16
で抽出した全ての識別子を検索リストに登録する。例え
ば、図8に示す検索情報を受信した場合にそれに含まれ
る全てのモジュールが必要であれば、識別子ID(1),
ID(2),ID(3)の全てが検索リスト上に順番に並ぶ。
【0056】ソフトウェアモジュールを含む報知フレー
ム(例えば図9のHF2,HF3,HF4の何れか)を
受信した場合には、ステップS13からS18に進む。
ステップS18では、受信した報知フレームに含まれる
識別子を、ステップS17で登録した検索リストに含ま
れる各識別子と比較する。受信した報知フレームの識別
子が検索リストに含まれる何れかの識別子と一致する場
合には、必要なモジュールを含む報知フレームとみなし
てステップS19に進む。
【0057】ステップS19では、受信した報知フレー
ムの中に含まれる1つのソフトウェアモジュールを抽出
する。このソフトウェアモジュールは、次のステップS
20で受信バッファ18に一時的に保存される。ステッ
プS21では、受信したソフトウェアモジュールについ
て所定の動作テストを行う。すなわち、そのモジュール
が正常に動作するか否かを識別する。動作テストの結果
が正常の場合に限り、ステップS22を通ってステップ
S23に進む。
【0058】ステップS23では、モジュール更新回路
17を用いて受信バッファ18に保持された動作確認済
の新しいソフトウェアモジュールを通信制御用メモリ1
3に書き込む。これによって、何れかのソフトウェアモ
ジュール19の内容が更新される。ステップS23で書
き換えの完了したモジュールについては再び受信する必
要がないので、ステップS24では、そのモジュールに
対応する識別子を削除するように検索リストの内容を更
新する。
【0059】ステップS25では、受信すべき全てのモ
ジュールの受信が終了したか否かを識別する。すなわ
ち、検索リストに識別子が存在する場合には受信すべき
モジュールが残っているのでステップS10に戻り、検
索リストが空の場合には終了しているのでステップS2
6に進む。通信制御用メモリ13上に存在するソフトウ
ェアモジュール19を上記の処理によって更新した場合
には、通信制御用メモリ13上に存在する全てのソフト
ウェアモジュール19に関する識別子のリストと索引情
報(ソフトウェア名,バージョン,対応機種,識別子)
をステップS26で更新する。これらの識別子のリスト
と索引情報は、ステップS15でモジュールを比較する
際に参照される。
【0060】(第2の実施の形態)本発明の無線通信端
末のソフトウェア変更方法及び無線通信端末のもう1つ
の実施の形態について、図10を参照して説明する。こ
の形態は請求項6に対応する。
【0061】この形態では、請求項6の表示手段,入力
手段及び選択制御手段は、それぞれステップS51,S
52,S53に対応する。この形態は第1の実施の形態
の変形例であり、無線通信端末の動作が図10に示すよ
うに変更された他は第1の実施の形態と同一である。変
更された部分の無線通信端末10の動作について、以下
に説明する。
【0062】無線通信端末10が索引情報を含む報知フ
レームを受信した場合には、ステップS16に続いてス
テップS51に進む。ステップS51では、受信した検
索情報の中から、必要な全てのモジュールに関する情報
を抽出し、その情報を表示ユニット15に出力する。従
って、無線通信端末10の利用者は、表示ユニット15
に表示される情報を参照することにより基地局20から
どのようなモジュールを受信できるかを認識できる。
【0063】表示ユニット15に表示される情報に反応
して利用者が操作ボード14を操作すると、その入力に
応じて表示された複数のモジュールの一部分もしくは全
てを選択するようにステップS52で処理する。ステッ
プS53では、ステップS52で選択した全てのソフト
ウェアモジュールの識別子を検索リストに登録する。
【0064】第1の実施の形態の場合と同様に、ステッ
プS53で登録された検索リストに含まれる全てのソフ
トウェアモジュールが、それ以降の処理で他の報知フレ
ームから受信され、無線通信端末10上のソフトウェア
モジュール19にバージョンアップ,追加などの変更が
加えられる。この形態では、基地局20からダウンロー
ドするソフトウェアモジュールを利用者が選択すること
ができる。
【0065】なお、図9に示す例では、1つのソフトウ
ェアモジュールを1つの報知フレームで送出する場合を
想定しているが、ソフトウェアモジュールの情報量が大
きい場合も考えられる。そのような場合には、例えば図
11,図12,図13に示すような形態で1つのソフト
ウェアモジュールを複数に分割し、複数の報知フレーム
を用いて送出すればよい。
【0066】図11の例では、分割されたソフトウェア
モジュールM(1)を、複数の報知フレームHF2(1),H
F3(1),HF4(1)を用いてモジュール全ての送出が終
わるまで連続的に送出している。また、報知フレームに
挿入したフラグFを用いて、送出しているモジュールの
抽出及び組立に必要な情報を送出している。すなわち、
分割された各ソフトウェアモジュールの最初のデータに
はフラグF(1)を付加し、途中のデータにはフラグF(2)
を付加し、最後のデータにはフラグF(3)を付加してあ
る。
【0067】図12の例では、分割された各モジュール
のデータを間欠的に送出している。すなわち、分割され
たソフトウェアモジュールM(1)の各データは報知フレ
ームHF2(1),HF2(2),HF2(3)で間欠的に送出
され、分割されたソフトウェアモジュールM(2)の各デ
ータは報知フレームHF3(1),HF3(2)で間欠的に送
出され、分割されたソフトウェアモジュールM(3)の各
データは報知フレームHF4(1),HF4(2),・・・で
間欠的に送出される。
【0068】図13の例では、分割されたソフトウェア
モジュールM(1)のそれぞれのデータ部分を送出するの
にパケットを用いている。また、この例では前記フラグ
Fと同様の情報をパケットヘッダの中に含めてある。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、報知チャネルを利用し
て無線通信端末が利用するソフトウェアモジュールの転
送を行うので、基地局側の一回の送信で多数の無線通信
端末のソフトウェアを同時に書き換えることができる。
また、データリンクを確立することなしにモジュールを
転送できるので、利用者は待ち受け中にモジュールの書
き換えを行うことができる。
【0070】従って、ソフトウェアを提供する事業者に
おいては、ソフトウェアモジュールの修正や機能追加時
の負担が軽減され、利用者においては無線通信端末の簡
易な機能変更が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】モジュール転送システムの構成を示すブロック
図である。
【図2】基地局の構成例を示すブロック図である。
【図3】無線通信端末の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】基地局の動作を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態の無線通信端末の動作を示す
フローチャートである。
【図6】サーバ上のソフトウェアモジュールライブラリ
の構成例を示す模式図である。
【図7】基地局上のソフトウェアモジュールライブラリ
の構成例を示す模式図である。
【図8】索引情報の構成例を示すタイムチャートであ
る。
【図9】報知フレームの送出例を示すタイムチャートで
ある。
【図10】第2の実施の形態の無線通信端末の動作を示
すフローチャートである。
【図11】報知フレームの送出例を示すタイムチャート
である。
【図12】報知フレームの送出例を示すタイムチャート
である。
【図13】報知フレームの送出例を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】 10 無線通信端末 11 マルチモード無線通信ユニット 12 通信制御ユニット 13 通信制御用メモリ 14 操作ボード 15 表示ユニット 16 音声処理ユニット 17 モジュール更新回路 18 受信バッファ 19 ソフトウェアモジュール 20 基地局 21 マルチモード無線通信ユニット 22 通信制御ユニット 23 ネットワークインタフェース 24 報知フレーム構成ユニット 25 ソフトウェアモジュールライブラリ 30 ソフトウェアモジュールサーバ 40 無線通信システムのネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 周治 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B076 BB06 BB13 BB17 5K033 AA03 AA09 BA13 CB01 CB13 CB14 DA01 EC01 5K034 AA07 DD02 EE03 FF01 FF03 HH04 HH07 HH14 HH17 HH63 JJ02 KK21 LL01 MM36 MM39 NN04 5K067 BB04 EE02 EE10 FF02 GG02 GG11 HH23 KK13 KK15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信端末,該無線通信端末と無線通
    信可能な基地局,該基地局と接続されたネットワーク及
    び該ネットワークに接続されたサーバ装置を備えるシス
    テムを利用する無線通信端末のソフトウェア変更方法で
    あって、 前記無線通信端末が利用可能な少なくとも1つのソフト
    ウェアモジュールを前記サーバ装置上に保持し、 前記サーバ装置に保持された少なくとも1つのソフトウ
    ェアモジュールを前記サーバ装置からネットワークを介
    して前記基地局に送信し、 前記基地局では、前記サーバ装置から受信したソフトウ
    ェアモジュールのデータを専用の無線チャネルである報
    知チャネルを利用して報知フレームとして周期的に繰り
    返し前記無線通信端末に送信し、 前記無線通信端末では、報知チャネルを介して前記基地
    局から送信される報知フレームの情報を受信してそれに
    含まれるソフトウェアモジュールを抽出し、受信したソ
    フトウェアモジュールによって前記無線通信端末に備わ
    ったソフトウェアを書き換えることを特徴とする無線通
    信端末のソフトウェア変更方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の無線通信端末のソフトウェア
    変更方法において、前記基地局では、前記サーバ装置か
    ら受信したソフトウェアモジュールのデータを利用し
    て、各ソフトウェアモジュールの少なくとも識別情報,
    種類,バージョン及び対応機種を表す情報を含む第1の
    報知フレームと、複数のソフトウェアモジュールの何れ
    か1つの本体及びその識別情報を含む第2の報知フレー
    ムとを生成し、前記基地局は前記第1の報知フレーム及
    び第2の報知フレームを報知チャネルを利用して周期的
    に繰り返し送信するとともに、前記第1の報知フレーム
    の送出周期を第2の報知フレームの送出周期よりも大き
    く定め、第2の報知フレームを送出する度にそれに含ま
    れるソフトウェアモジュールを順次に切り替えることを
    特徴とする無線通信端末のソフトウェア変更方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の無線通信端末のソフトウェア
    変更方法において、前記サーバ装置は、それが保持する
    ソフトウェアモジュールの改修もしくは追加が生じたと
    きに、改修もしくは追加されたソフトウェアモジュール
    をネットワークを介して前記基地局に送信することを特
    徴とする無線通信端末のソフトウェア変更方法。
  4. 【請求項4】 所定の無線基地局との間で無線通信が可
    能な無線通信端末において、 無線基地局の報知チャネルで順次に送信される情報を受
    信して、前記無線基地局が送出可能な複数のソフトウェ
    アモジュールのそれぞれに関する少なくとも識別情報,
    種類,バージョン及び対応機種を表す情報を含む第1の
    報知フレームと、識別情報及びその識別情報に対応する
    1つのソフトウェアモジュールの本体及びその識別情報
    を含む第2の報知フレームとをそれぞれ検出し、前記第
    1の報知フレームの内容から取得すべきソフトウェアモ
    ジュールの識別情報を特定し、特定された識別情報を含
    む第2の報知フレームからソフトウェアモジュールを抽
    出するソフトウェア受信制御手段を設けたことを特徴と
    する無線通信端末。
  5. 【請求項5】 請求項4の無線通信端末において、前記
    ソフトウェア受信制御手段が、少なくとも取得済みのソ
    フトウェアモジュールの識別番号と前記第1の報知フレ
    ームに含まれるそれぞれの識別番号とを比較して、取得
    すべきソフトウェアモジュールの識別情報を特定するこ
    とを特徴とする無線通信端末。
  6. 【請求項6】 請求項4の無線通信端末において、 取得すべき複数のソフトウェアモジュールに関する情報
    を利用者に対して表示する表示手段と、 前記表示手段に表示されたソフトウェアモジュールの選
    択に関する利用者からの入力を受け付ける入力手段と、 報知チャネルから取得するソフトウェアモジュールを前
    記入力手段からの入力によって選択されたものに限定す
    る選択制御手段とを設けたことを特徴とする無線通信端
    末。
  7. 【請求項7】 請求項4の無線通信端末において、前記
    第2の報知フレームから抽出されたソフトウェアモジュ
    ールについて動作試験を行い、前記動作試験の結果が正
    常である場合に、利用しているソフトウェアの内容を受
    信したソフトウェアモジュールの内容で書き換える書き
    換え制御手段を設けたことを特徴とする無線通信端末。
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