JP2001045566A - 無線通信端末及び無線通信端末のソフトウェア変更方法 - Google Patents

無線通信端末及び無線通信端末のソフトウェア変更方法

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JP2001045566A
JP2001045566A JP11218917A JP21891799A JP2001045566A JP 2001045566 A JP2001045566 A JP 2001045566A JP 11218917 A JP11218917 A JP 11218917A JP 21891799 A JP21891799 A JP 21891799A JP 2001045566 A JP2001045566 A JP 2001045566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は無線通信端末において、様々な地域
で実施されている種類の異なる移動体通信サービスを1
台の端末で利用可能にすることを目的とする。 【解決手段】 可変通信手段11とその制御に利用可能
なソフトウェアを複数種類の移動体通信サービスの各々
について保持するライブラリ18と受信波のキャリア周
波数及び変復調方式を識別する第1のサービス識別手段
と受信波のレベルを検出するレベル検出手段22と受信
波のレベルが閾値より低い場合に受信波から逆拡散によ
る希望波の抽出を試みて基地局のサービスの種類を識別
する第2のサービス識別手段と前記第1のサービス識別
手段の識別結果と前記第2のサービス識別手段の識別結
果とに基づき基地局のサービスの種類を特定しその種類
に応じて前記ライブラリに保持された複数のソフトウェ
アの中から特定のソフトウェアを選択しそれを利用して
通信制御する通信制御手段16とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェアの変
更によりPDC,PHS,CDMA等の様々な無線通信
サービスに対応可能な無線通信端末及び無線通信端末の
ソフトウェア変更方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、広帯域な周波数帯で利用可能な
アンテナ技術としてマルチバンドアンテナが知られてい
る(文献1:A.Strugatsky, C.H.Walter“Multimode Mu
ltiband Antenna”,Tactical Communications Conferen
ce, Vol.1,pp.281-295,1992)。また、DSP(Digital
Signal Processor)を利用することにより、無線通信
機の変復調器やフィルタ等の機能をソフトウェアで実現
することが可能である(文献2:J.Mitola, III“The S
oftware Radio Architecture”,IEEE Comm. Mag. Vol.
33,No5,pp.26-38,1995)。
【0003】従って、携帯電話などの1台の端末のソフ
トウェアモジュールを変更するだけで、その端末の変復
調器,シンセサイザ,音声コーデック,通信プロトコル
などの機能をサービスの種類に適応させることが可能で
ある。ところで、ソフトウェアモジュールの変更により
無線通信端末のバージョンアップ,機能変更,機能追加
などを行う場合、現在は次に説明する1,2,3の何れ
かの手続きを行う必要がある。
【0004】1.事業者がユーザの無線通信端末を回収
し、もしくはユーザが無線通信端末を配送し、通信事業
者の販売店やソフトウェアモジュールの書き換えを行う
サービスセンタで無線通信端末に保持されるソフトウェ
アモジュールの内容を書き換える。 2.ユーザは、例えばインターネットなどのネットワー
クを利用して無線通信事業者からソフトウェアモジュー
ルを入手し、そのソフトウェアモジュールをユーザが無
線通信端末に読み込ませて書き換えを行う。
【0005】3.ユーザは、ソフトウェアモジュールが
記録された媒体を入手して、その媒体を無線通信端末に
装着することによりソフトウェアモジュールをユーザが
書き換える。従って、ソフトウェアモジュールの書き換
えによって無線通信端末の機能を変更するには煩わしい
手続きが必要になる。
【0006】また、従来より例えばスイッチの切り替え
により携帯電話とPHSの両方の移動体通信サービスに
適応可能なマルチファンクション型の無線通信端末が知
られている。この端末は、携帯電話のサービスに適合す
る第1の通信ユニット及び第1の通信制御ユニットとP
HSのサービスに適合する第2の通信ユニット及び第2
の通信制御ユニットとをそれぞれ備え、ユーザが必要に
応じてサービスを選択できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在ではP
DC(Personal Digital Cellular Telecommunication S
ystem),GSM(Global System for Mobile Communicat
ions),PHS(Personal Handyphone System),CD
MA(Code Division Multiple Access)のように種類
の異なる様々な移動体通信サービスが提供されている。
また、実施されている移動体通信サービスの種類は、国
毎に種類が異なっている。更に、同じ地域で種類の異な
る複数の移動体通信サービスを利用することも可能であ
るが、それぞれのサービスに対応した複数の端末あるい
は前述のマルチファンクション型の無線通信端末を用い
る必要がある。
【0008】各々の移動体通信サービスに関する音質な
どの通信品質は、利用者の存在する位置の環境などに応
じて大きく変化する。また、データ伝送速度などの通信
品質は各々の移動体通信サービス毎に異なる。従って、
もしも種類の異なる複数の移動体通信サービスを同時に
利用できる場合には、最も音質がよくしかもデータ伝送
速度が速いサービスを選択して利用するのが望ましい。
【0009】しかしながら、マルチファンクション型の
無線通信端末は、複数の端末のそれぞれの機能を搭載す
る必要があるため比較的大型でしかも高価になるのは避
けられず実用的でない。また、最適なサービスを利用す
るためには、利用者がスイッチを切り替えながら各サー
ビスの音質を比較して1つのサービスを選択する必要が
あるため煩わしい操作が必要になる。
【0010】一方、ソフトウェアモジュールの書き換え
によって端末の機能を変更する場合には、ソフトウェア
モジュールの入手や書き換えのために利用者が上述のよ
うな煩わしい手続きを行わざるを得ないのが実情であ
る。本発明は、上述のような無線通信端末において、様
々な地域で実施されている種類の異なる移動体通信サー
ビス、並びに同じ地域で実施されている種類の異なる複
数の移動体通信サービスを1台の端末で利用可能にする
とともに、複数の移動体通信サービスを選択できる場合
には好ましい移動体通信サービスの自動選択を可能に
し、更に端末の大型化やコストの上昇を抑制し、ソフト
ウェアの更新にかかる負担を小さくすることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】例えば、次の文献の技術
を用いることにより、受信波から受信波のキャリア周波
数,シンボルレート及び変復調方式を自動的に識別する
ことができる(文献3:平新太郎,中川正雄,“蓄積一
括変調に基づく変調方式の識別”,信学技報、DSP9
7−123)。
【0012】本発明は、このような自動識別技術を利用
して無線通信端末が利用できる移動体通信サービスの種
類を自動的に推定し、同時に複数のサービスを選択でき
る場合、あるいは現在利用しているサービスとは別のサ
ービスが存在する場合に、好ましいサービスを自動選択
してそのサービスに対応する機能をソフトウェアの切り
替えにより動的に実現するための技術である。
【0013】すなわち、請求項1の無線通信端末は、基
地局との間で無線通信が可能な無線通信端末であって、
送受信する無線信号の変復調方式及びキャリア周波数を
ソフトウェアで変更可能な可変通信手段と、前記可変通
信手段の制御に利用可能なソフトウェアモジュールを、
複数種類の移動体通信サービスのそれぞれについて保持
するソフトウェアモジュールライブラリと、前記基地局
が送出した信号を受信して得られる受信波に基づいてそ
のキャリア周波数及び変復調方式を識別する第1のサー
ビス識別手段と、前記受信波のレベルを検出するレベル
検出手段と、前記レベル検出手段の検出した受信波のレ
ベルが所定の閾値より低い場合には、受信波から逆拡散
による希望波の抽出を試みて、その結果から基地局が提
供するサービスの種類を識別する第2のサービス識別手
段と、前記第1のサービス識別手段の識別結果と前記第
2のサービス識別手段の識別結果とに基づいて、基地局
が提供するサービスの種類を特定し、その種類に応じて
前記ソフトウェアモジュールライブラリに保持された複
数のソフトウェアモジュールの中から特定のソフトウェ
アモジュールを選択し、選択したソフトウェアモジュー
ルを利用して前記可変通信手段を制御する通信制御手段
とを設けたことを特徴とする。
【0014】可変通信手段は、送受信する無線信号の変
復調方式及びキャリア周波数をソフトウェアで変更する
ことができる。従って、ソフトウェアの変更により様々
な移動体通信サービスに対応できる。ソフトウェアモジ
ュールライブラリは、前記可変通信手段の制御に利用可
能なソフトウェアモジュールを、複数種類の移動体通信
サービスのそれぞれについて保持している。
【0015】第1のサービス識別手段は、基地局が送出
した信号を受信して得られる受信波に基づいてそのキャ
リア周波数及び変復調方式を識別する。また、レベル検
出手段は、受信波のレベルを検出する。第2のサービス
識別手段は、前記レベル検出手段の検出した受信波のレ
ベルが所定の閾値より低い場合には、受信波から逆拡散
による希望波の抽出を試みて、その結果から基地局が提
供するサービスの種類を識別する。
【0016】CDMA通信方式の場合、信号は様々な周
波数に拡散されて送信されるので、TDMA(Time Div
ision Multiple Access)やFDMA(Frequency Divis
ionMultiple Access)の場合と比べて受信波の信号レベ
ルは小さくなる。従って、検出した受信波のレベルが小
さい場合には、提供されている移動体通信サービスの通
信方式がCDMAである可能性が高い。
【0017】受信波の種類がCDMAである場合には、
その無線通信システム固有の制御チャネル用(報知チャ
ネルのみでも可能)の符号を用いて逆拡散を行うことに
より、希望波(無線通信システムの制御情報(報知情
報)を含む信号)を取り出すことが可能である。例え
ば、DS(直接拡散)方式の受信波の場合には、PN符
号,GOLD符号,Walsh符号を用いて逆拡散すれ
ばよい。FH(周波数ホッピング)方式の場合には周波
数シンセサイザが必要になる。
【0018】受信波の逆拡散により希望波を抽出できた
場合には、その希望波の内容から、その移動体通信サー
ビスのシステムが利用している周波数帯や制御情報(報
知情報)の符号を特定できるため、その受信波の移動体
通信サービスの種類(日本仕様のCDMA−ONE,香
港仕様のCDMA−ONE,W−CDMAなど)を特定
できる。
【0019】通信制御手段は、前記第1のサービス識別
手段の識別結果と前記第2のサービス識別手段の識別結
果とに基づいて、基地局が提供するサービスの種類を特
定し、その種類に応じて前記ソフトウェアモジュールラ
イブラリに保持された複数のソフトウェアモジュールの
中から特定のソフトウェアモジュールを選択し、選択し
たソフトウェアモジュールを利用して前記可変通信手段
を制御する。
【0020】従って、利用者が旅行などで外国に移動
し、利用可能な移動体通信サービスの種類が変わった場
合には、移動先の地域で実施されているサービスに対応
したソフトウェアモジュールが自動的に選択されるの
で、1台の端末を各国で共通に利用できる。しかも、サ
ービスの違いに対してソフトウェアモジュールの切り替
えで対応するので、複数のサービスのそれぞれに対応す
る複数組のハードウェアを端末に搭載する必要がなく、
端末の大型化やコストの上昇を避けることができる。
【0021】請求項2は、請求項1の無線通信端末にお
いて、前記第2のサービス識別手段が、既存の移動体通
信サービスに対応付けられた周波数拡散された受信波か
ら報知チャネルの信号を希望波として抽出するために必
要な逆拡散の方式を示す情報を、複数の移動体通信サー
ビスのそれぞれについて予め保持していることを特徴と
する。
【0022】CDMA通信方式の移動体通信サービスの
場合、それが利用している周波数帯や制御情報を逆拡散
するための方法(符号)を特定しないとサービスを受け
ることはできない。既存のサービスでは各々のサービス
で利用している報知チャネルの信号を逆拡散により得る
ための方法(符号)が定まっているので、それらの情報
を端末上に保持しておく。これにより、様々なCDMA
通信方式の移動体通信サービスを受けることが可能にな
る。
【0023】請求項3は、請求項1の無線通信端末にお
いて、前記ソフトウェアモジュールライブラリに存在し
ないソフトウェアモジュールが基地局から報知チャネル
で送出される場合には、基地局から送出されたソフトウ
ェアモジュールを受信して前記ソフトウェアモジュール
ライブラリの内容を追加又は変更するライブラリ更新手
段を更に設けたことを特徴とする。
【0024】提供される移動体通信サービスの種類が増
えると、ソフトウェアモジュールライブラリに保持すべ
きソフトウェアモジュールの量も増えるので、1台の端
末で全ての移動体通信サービスに対応するのは困難にな
る。しかし、不足しているソフトウェアモジュールを基
地局が送出する場合には、それを利用してソフトウェア
モジュールライブラリを更新することにより、新しい移
動体通信サービスにも対応できる。
【0025】請求項4の無線通信端末のソフトウェア変
更方法は、送受信する無線信号の変復調方式及びキャリ
ア周波数をソフトウェアで変更可能な可変通信手段と、
前記可変通信手段の制御に利用可能なソフトウェアモジ
ュールを、複数種類の移動体通信サービスのそれぞれに
ついて保持するソフトウェアモジュールライブラリと、
前記基地局が送出した信号を受信して得られる受信波に
基づいてそのキャリア周波数及び変復調方式を識別する
第1のサービス識別手段と、前記受信波のレベルを検出
するレベル検出手段と、前記レベル検出手段の検出した
受信波のレベルが所定の閾値より低い場合には、受信波
から逆拡散による希望波の抽出を試みて、その結果から
基地局が提供するサービスの種類を識別する第2のサー
ビス識別手段と、前記第1のサービス識別手段の識別結
果と前記第2のサービス識別手段の識別結果とに基づい
て、基地局が提供するサービスの種類を特定し、その種
類に応じて前記ソフトウェアモジュールライブラリに保
持された複数のソフトウェアモジュールの中から特定の
ソフトウェアモジュールを選択し、選択したソフトウェ
アモジュールを利用して前記可変通信手段を制御する通
信制御手段とを備える無線通信端末と、基地局とを用い
て前記無線通信端末の使用するソフトウェアを変更する
ための無線通信端末のソフトウェア変更方法であって、
前記無線通信端末が使用可能なソフトウェアモジュール
を前記基地局に蓄積しておき、前記基地局はそれが保持
するソフトウェアモジュールを報知チャネルを利用して
前記無線通信端末に送出し、前記無線通信端末はそれ自
身のソフトウェアモジュールライブラリに存在しないソ
フトウェアモジュールが基地局から送出された場合に、
そのソフトウェアモジュールを受信してソフトウェアモ
ジュールライブラリを更新することを特徴とする。
【0026】請求項4は、請求項1の無線通信端末と、
基地局とを用いて無線通信端末の使用するソフトウェア
を変更するための方法である。すなわち、基地局には前
記無線通信端末が使用可能なソフトウェアモジュールを
蓄積しておく。また、基地局はそれが保持するソフトウ
ェアモジュールを報知チャネルを利用して無線通信端末
に送出する。無線通信端末は、それ自身のソフトウェア
モジュールライブラリに存在しないソフトウェアモジュ
ールが基地局から送出された場合には、受信したソフト
ウェアモジュールによって自局のソフトウェアモジュー
ルライブラリを更新する。
【0027】これにより、様々な種類の移動体通信サー
ビスに対応するソフトウェアモジュールを無線通信端末
が利用できる。請求項5の無線通信端末は、基地局との
間で無線通信が可能な無線通信端末であって、送受信す
る無線信号の変復調方式及びキャリア周波数をソフトウ
ェアで変更可能な可変通信手段と、前記可変通信手段の
制御に利用可能なソフトウェアモジュールを保持するソ
フトウェアモジュール保持手段と、前記基地局が送出し
た信号を受信して得られる受信波に基づいてそのキャリ
ア周波数及び変復調方式を識別する第1のサービス識別
手段と、前記受信波のレベルを検出するレベル検出手段
と、前記レベル検出手段の検出した受信波のレベルが所
定の閾値より低い場合には、受信波から逆拡散による希
望波の抽出を試みて、その結果から基地局が提供するサ
ービスの種類を識別する第2のサービス識別手段と、前
記第1のサービス識別手段の識別結果と、前記第2のサ
ービス識別手段の識別結果とに基づいて1つもしくは複
数の基地局から提供される複数のサービスの種類をそれ
ぞれ特定し、前記レベル検出手段の検出した受信波のレ
ベルから推定される通信品質に基づいて複数のサービス
の1つを選択し、選択したサービスの種類に応じたソフ
トウェアモジュールを利用して前記可変通信手段を制御
する通信制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0028】可変通信手段は、送受信する無線信号の変
復調方式及びキャリア周波数をソフトウェアで変更する
ことができる。従って、ソフトウェアの変更により様々
な移動体通信サービスに対応できる。ソフトウェアモジ
ュール保持手段は、前記可変通信手段の制御に利用可能
なソフトウェアモジュールを保持している。第1のサー
ビス識別手段は、前記基地局が送出した信号を受信して
得られる受信波に基づいてそのキャリア周波数及び変復
調方式を識別する。
【0029】レベル検出手段は、前記受信波のレベルを
検出する。第2のサービス識別手段は、前記レベル検出
手段の検出した受信波のレベルが所定の閾値より低い場
合には、受信波から逆拡散による希望波の抽出を試み
て、その結果から基地局が提供するサービスの種類を識
別する。通信制御手段は、前記レベル検出手段の検出し
た受信波のレベルから推定される通信品質に基づいて複
数のサービスの1つを選択し、選択したサービスの種類
に応じたソフトウェアモジュールを利用して前記可変通
信手段を制御する。
【0030】複数の移動体通信サービスの電波を同時に
受信できる場合には、それぞれの移動体通信サービスを
利用することが可能である。また、各移動体通信サービ
スを利用する場合の通信品質(音質など)は、そのサー
ビスの通信方式の種類と受信波のレベルとに基づいて推
定できる。従って、通信制御手段の制御により、通信品
質の良好なサービスを自動的に選択して通信することが
できる。また、利用者の移動などによって通信品質があ
る程度劣化した場合には、通信の途中で利用するサービ
スの切り替えを行うこともできる。
【0031】請求項6の無線通信端末のソフトウェア変
更方法は、送受信する無線信号の変復調方式及びキャリ
ア周波数をソフトウェアで変更可能な可変通信手段と、
前記可変通信手段の制御に利用可能なソフトウェアモジ
ュールを保持するソフトウェアモジュール保持手段と、
前記基地局が送出した信号を受信して得られる受信波に
基づいてそのキャリア周波数及び変復調方式を識別する
第1のサービス識別手段と、前記受信波のレベルを検出
するレベル検出手段と、前記レベル検出手段の検出した
受信波のレベルが所定の閾値より低い場合には、受信波
から逆拡散による希望波の抽出を試みて、その結果から
基地局が提供するサービスの種類を識別する第2のサー
ビス識別手段と、前記第1のサービス識別手段の識別結
果と、前記第2のサービス識別手段の識別結果とに基づ
いて1つもしくは複数の基地局から提供される複数のサ
ービスの種類をそれぞれ特定し、前記レベル検出手段の
検出した受信波のレベルから推定される通信品質に基づ
いて複数のサービスの1つを選択し、選択したサービス
の種類に応じたソフトウェアモジュールを利用して前記
可変通信手段を制御する通信制御手段とを備える無線通
信端末と、複数種類の移動体通信サービスに対応した複
数のソフトウェアモジュールを保持するソフトウェアモ
ジュールライブラリを提供するソフトウェアモジュール
サーバとを用いて、無線通信端末が新たな移動体通信サ
ービスを受けようとする場合には、前記ソフトウェアモ
ジュールサーバから無線通信端末に対してソフトウェア
モジュールを転送することを特徴とする。
【0032】請求項6では、請求項5の無線通信端末
と、複数種類の移動体通信サービスに対応した複数のソ
フトウェアモジュールを保持するソフトウェアモジュー
ルライブラリを提供するソフトウェアモジュールサーバ
とを用いる方法である。すなわち、無線通信端末が新た
な移動体通信サービスを受けようとする場合には、前記
ソフトウェアモジュールサーバから無線通信端末に対し
てソフトウェアモジュールを転送する。従って、無線通
信端末に様々な種類のソフトウェアモジュールを保持し
ておかなくても、様々な種類の移動体通信サービスを受
けることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の無
線通信端末の1つの実施の形態について、図1及び図2
を参照して説明する。この形態は、請求項1及び請求項
2に対応する。図1はこの形態の無線通信端末の構成を
示すブロック図である。図2はこの形態の無線通信端末
の動作を示すフローチャートである。
【0034】この形態では、請求項1の可変通信手段,
ソフトウェアモジュールライブラリ及びレベル検出手段
は、それぞれマルチモード送受信ユニット11,ソフト
ウェアモジュールライブラリ18及び受信レベル検出回
路22に対応する。また、請求項1の第1のサービス識
別手段はステップS13,S14に対応し、第2のサー
ビス識別手段はステップS12,S16〜S19に対応
し、通信制御手段はステップS21〜S25に対応す
る。
【0035】図1に示す無線通信端末10は、携帯電話
などの端末として利用される。従って、例えば図8,図
9に示すように、移動体通信サービスを提供する基地局
51又は52との間で無線通信を行うことができる。移
動体通信サービスの種類が違うと、変復調方式,通信プ
ロトコルなどが異なるので、一般的な無線通信端末の場
合には1種類のサービスだけしか利用できないが、図1
の無線通信端末10は使用するソフトウェアモジュール
19の自動切り替えにより、1台の端末で様々な種類の
移動体通信サービスを利用できる。
【0036】また、無線通信端末10が利用可能な移動
体通信サービスの種類としては、PDC,PHS,CD
MA−ONE,W−CDMAなどがある。図1に示す無
線通信端末10には、マルチモード送受信ユニット1
1,操作ボード12,表示ユニット13,外部インタフ
ェース14,音声処理ユニット15,通信制御ユニット
16,メモリ17,ソフトウェアモジュールライブラリ
18,モジュール書き換え回路21,受信レベル検出回
路22,キャリア周波数検出回路23,変復調方式検出
回路24及びシンボルレート検出回路25が備わってい
る。
【0037】マルチモード送受信ユニット11は、基地
局51,52との間で多元接続による無線通信(送信及
び受信)を行うための回路である。マルチモード送受信
ユニット11は、広帯域の周波数帯で利用可能なマルチ
バンドアンテナと、プログラマブル信号処理回路とを内
蔵している。プログラマブル信号処理回路は、様々な種
類の変復調を実現可能な変復調回路,マルチバンドフィ
ルタ,周波数拡散回路,周波数逆拡散回路などの機能を
果たす。
【0038】従って、マルチモード送受信ユニット11
を用いることにより様々な通信方式の通信を行うことが
できる。このマルチモード送受信ユニット11について
は、例えば前記文献1,文献2の技術を利用することに
より実現できる。操作ボード12は、通信相手先のダイ
ヤル入力などに用いるテンキーなどの入力装置である。
表示ユニット13は、通信相手先の電話番号などの文字
情報を表示するための表示装置である。音声処理ユニッ
ト15は、通話に利用するマイクロホン,スピーカ及び
音声信号を処理するための電気回路を内蔵している。
【0039】通信制御ユニット16は、マイクロコンピ
ュータを内蔵した制御装置であり、この無線通信端末1
0の全体の通信制御を行う。通信制御ユニット16のマ
イクロコンピュータは、通信制御ユニット16に内蔵さ
れたROM(読み出し専用メモリ)に予め保持された固
定プログラムと、メモリ(RAM)17上に保持された
ソフトウェアモジュール19のプログラムとを実行す
る。
【0040】通信制御ユニット16の制御により、マル
チモード送受信ユニット11の機能を様々な通信方式に
対応するように切り替えることができる。ソフトウェア
モジュールライブラリ18は、予め多数のソフトウェア
モジュール19を保持している。これらのソフトウェア
モジュール19は、それぞれ異なる移動体通信サービス
に対応した通信機能を実現するためのソフトウェアプロ
グラム及びデータを備えている。
【0041】このソフトウェアモジュールライブラリ1
8には、既に通信方式が決定している既存の移動体通信
サービスであるCDMA−ONE(日本),CDMA−
ONE(香港),W−CDMA,PDC,PHS,GS
Mなどのそれぞれに対応するソフトウェアモジュール1
9が備わっている。利用するソフトウェアモジュール1
9の切り替えにより、通信システムの種類、すなわち周
波数,変調方式,アクセス方式,通信フレームフォーマ
ット,音声コーデックなどが変更される。
【0042】実際には、ソフトウェアモジュールライブ
ラリ18上の何れか1つのソフトウェアモジュール19
が選択され、それがモジュール書き換え回路21によっ
てメモリ17に転送され、メモリ17上のソフトウェア
モジュール19が通信制御ユニット16によって実行さ
れる。受信レベル検出回路22は、マルチモード送受信
ユニット11が受信した受信波のレベルを検出する。キ
ャリア周波数検出回路23は、受信波のキャリア周波数
を検出する。変復調方式検出回路24は、受信波の変復
調方式を検出する。シンボルレート検出回路25は、受
信波がCDMAである場合にそのシンボルレートを検出
する。
【0043】なお、周波数拡散されたCDMAの受信波
からその希望波(制御チャネル又は報知チャネルの信
号)を抽出するためには、周波数の逆拡散を行う必要が
ある。この逆拡散を行うためには、希望波に対応する符
号が必要になる。また、拡散方式が直接拡散か周波数ホ
ッピングかを特定する必要がある。直接拡散の場合に
は、PN符号,GOLD符号,Walsh符号などの符
号を用いればよい。周波数ホッピングの場合には、周波
数シンセサイザが必要になる。
【0044】CDMA方式の既知の移動体通信サービス
については、そのサービスで利用している希望波の符号
及び拡散方式が知られている。従って、既知の全ての移
動体通信サービスのそれぞれに関する希望波の符号及び
拡散方式の情報が通信制御ユニット16の内部メモリに
予め登録してある。この情報を利用することにより、既
知の移動体通信サービスであれば、逆拡散により希望波
を抽出できる。なお、種類の異なるサービスが新たに開
始された場合には、そのサービスに関する情報を追加す
る必要がある。
【0045】通信制御ユニット16は、実際に使用する
ソフトウェアモジュール19を切り替えるために、図2
に示す処理を実行する。なお、図2には無線通信端末1
0の一部分の処理だけが示されているが、他の処理は一
般的な携帯電話の端末と同様である。以下、図2を参照
して通信制御ユニット16の動作を説明する。マルチモ
ード送受信ユニット11が信号波を受信すると、処理は
ステップS10からS11に進む。ステップS11で
は、受信レベル検出回路22を用いて受信波レベルを測
定する。
【0046】ステップS12では、ステップS11で測
定した受信波レベルを予め定めた閾値(定数)と比較す
る。受信波レベルが閾値より大きい場合にはステップS
13に進み、受信波レベルが閾値以下の場合にはステッ
プS16に進む。例えば、CDMA方式のシステムから
送出した電波を受信した場合には、その信号は周波数拡
散されているため、TDMAやFDMAの受信波と比べ
て受信波のレベルが小さくなる。つまり、CDMAの受
信波を検出した場合にはステップS16に進むことにな
る。
【0047】ステップS13ではキャリア周波数検出回
路23を用いて受信波のキャリア周波数を検出し、ステ
ップS14では変復調方式検出回路24を用いて受信波
の変復調方式を検出する。ステップS15では、ステッ
プS13で検出したキャリア周波数とステップS14で
検出した変復調方式とに基づいて、その受信波に対応す
る移動体通信サービスの種類(PDC,PHSなど)を
推定する。
【0048】受信波レベルが閾値以下の場合には、ステ
ップS16で受信波の周波数逆拡散を試みる。具体的に
は、CDMA方式の既知の移動体通信サービスのそれぞ
れに対応する情報を順次に入力し、各々のサービスの拡
散方式に応じてそのサービスの報知チャネル(希望波)
に割り当てられた符号を用いて逆拡散を行う。逆拡散に
より希望波の抽出に成功した場合には、ステップS17
からS18に進み、そのサービスで利用している周波数
帯及び制御情報(報知情報)の符号を特定する。また、
シンボルレート検出回路25を用いてシンボルレートを
検出する。
【0049】ステップS19では、ステップS18で特
定した周波数帯,報知情報の符号及びシンボルレートに
基づいて受信波を送信したCDMAサービスの種類を推
定する。そして、推定したCDMAサービスがこの無線
通信端末10で利用可能なサービスである場合にはステ
ップS20に進む。ステップS20では、ステップS1
5で推定したサービス又はステップS19で推定したサ
ービスに対応付けられた特定のソフトウェアモジュール
19がソフトウェアモジュールライブラリ18に存在す
るか否かを識別する。存在する場合には、ステップS2
0からS21に進む。
【0050】もしも現在利用できるサービスが複数存在
する場合には、ステップS21で1つのサービスを選択
する。また、選択したサービスに対応付けられた特定の
ソフトウェアモジュール19と現在利用しているメモリ
17上のソフトウェアモジュール19とが一致するか否
かを識別する。一致しない場合には、ソフトウェアモジ
ュール19の切り替えが必要なのでステップS22に進
む。
【0051】ステップS22では、ステップS21で選
択した移動体通信サービスに対応付けられた特定のソフ
トウェアモジュール19をソフトウェアモジュールライ
ブラリ18から入力する。そして、そのソフトウェアモ
ジュール19についてステップS23で動作テストを行
う。すなわち、ソフトウェアモジュール19が完全に動
作するか否かを調べる。ステップS23でのテストの結
果、動作が正常であった場合にはステップS25に進
む。
【0052】ステップS25では、動作の検証が済んだ
ソフトウェアモジュール19をモジュール書き換え回路
21を用いてメモリ17に転送する。つまり、メモリ1
7上に保持されたソフトウェアモジュール19を別のソ
フトウェアモジュール19で書き換える。メモリ17上
のソフトウェアモジュール19の書き換えによって、そ
れ以降に通信制御ユニット16が実行するプログラムや
データが切り替わるので、ステップS21で選択した移
動体通信サービスを無線通信端末10で利用することが
できる。
【0053】例えば、無線通信端末10を所持する利用
者が、図8に示すように移動体通信サービス(1)を利
用できるゾーンから移動体通信サービス(2)を利用で
きるゾーンに移動した場合、サービスの種類が変わるの
で、例えば周波数や変復調方式が変わることになる。こ
のような場合には、無線通信端末10は移動先のゾーン
で受信した受信波のキャリア周波数,変復調方式などに
基づいて利用するソフトウェアモジュール19を自動的
に切り替えるので、移動先でも無線通信端末10を用い
て移動体通信サービス(2)を利用できる。
【0054】(第2の実施の形態)本発明の無線通信端
末及び無線通信端末のソフトウェア変更方法の1つの実
施の形態について、図3及び図4を参照して説明する。
この形態は請求項3及び請求項4に対応する。図3はこ
の形態の基地局の構成を示すブロック図である。図4は
この形態の無線通信端末及び基地局の動作を示すフロー
チャートである。
【0055】この形態は第1の実施の形態の変形例であ
る。無線通信端末10の構成及び基本的な動作は第1の
実施の形態と同一であるが、図4のモジュール受信処理
が追加されている。
【0056】図3に示すように、基地局51には送受信
ユニット41,通信制御ユニット42,ネットワークイ
ンタフェース43,報知フレーム生成回路44及びソフ
トウェアモジュールライブラリ45が備わっている。通
信制御ユニット42は、様々な無線通信端末との間で無
線通信(送受信)を行うための通信回路である。送受信
ユニット41が使用する周波数や変復調方式は予め固定
されている。
【0057】通信制御ユニット42は、マイクロコンピ
ュータのような制御装置を内蔵しており、この基地局5
1の全体の制御を行う。この通信制御ユニット42は、
ネットワークインタフェース43を介してネットワーク
と接続されている。ソフトウェアモジュールライブラリ
45は、様々な種類の移動体通信サービスをそれぞれ利
用するために無線通信端末10が必要とする多数のソフ
トウェアモジュール46を保持している。このソフトウ
ェアモジュール46は、無線通信端末10のソフトウェ
アモジュールライブラリ18に登録されたソフトウェア
モジュール19と同様の機能を果たすものである。
【0058】無線通信端末10のソフトウェアモジュー
ルライブラリ18に全てのサービスに対応するソフトウ
ェアモジュール19を保持するのは困難であるので、こ
の例では無線通信端末10に不足しているモジュールを
基地局51の保持するソフトウェアモジュール46の転
送により補充する。報知フレーム生成回路44は、所定
の報知フレームを生成するための回路である。ソフトウ
ェアモジュール46は、報知フレーム生成回路44が生
成する報知フレームの中に含めて報知情報とともに報知
チャネルから送出される。
【0059】すなわち、基地局51は図4のステップS
40でソフトウェアモジュールライブラリ45からソフ
トウェアモジュール46を入力し、ステップS41でそ
のソフトウェアモジュール46を含む報知フレームを作
成し、ステップS42で報知フレームを送出する。
【0060】次に、無線通信端末10の動作について説
明する。報知フレームを受信可能な場合には、無線通信
端末10の処理はステップS30からS31に進む。ス
テップS31では基地局51が送出する報知フレームを
受信する。ステップS32では、受信した報知フレーム
に含まれているソフトウェアモジュール46を抽出す
る。このソフトウェアモジュール46は、ステップS3
3で通信制御ユニット16に内蔵されるバッファメモリ
に蓄積される。
【0061】1つのソフトウェアモジュール46の受信
に成功すると、ステップS34に進む。ステップS34
では、受信したソフトウェアモジュール46について動
作が正常か否かを調べるために動作テストを行う。その
結果、動作が正常であった場合にはステップS35に進
む。ステップS35では、動作の検証が終了したソフト
ウェアモジュール46を、モジュール書き換え回路21
を介してソフトウェアモジュールライブラリ18に転送
し、ソフトウェアモジュールライブラリ18の一部分を
書き換える。
【0062】ステップS36では、ステップS35でソ
フトウェアモジュールライブラリ18に追加登録された
ソフトウェアモジュール46を利用できるように、ソフ
トウェアモジュールライブラリ18を管理する情報(登
録された各モジュールのモジュール名,バージョン,移
動体通信サービスの種類など)を更新する。従って、ソ
フトウェアモジュールライブラリ18に不足しているソ
フトウェアモジュール46が基地局51のソフトウェア
モジュールライブラリ45に存在する場合には、無線通
信端末10は報知フレームを受信して自動的にモジュー
ルを補充することができる。
【0063】(第3の実施の形態)本発明の無線通信端
末及び無線通信端末のソフトウェア変更方法の1つの実
施の形態について、図5〜図7を参照して説明する。こ
の形態は請求項5及び請求項6に対応する。
【0064】図5はこの形態の無線通信端末10の構成
を示すブロック図である。図6及び図7はこの形態の無
線通信端末10の動作を示すフローチャートである。こ
の形態は、第1の実施の形態の変形例である。図5〜図
7において、第1の実施の形態と対応する要素及びステ
ップは同一の符号を付けて示してある。この形態では、
請求項5の可変通信手段,ソフトウェアモジュール保持
手段及びレベル検出手段は、それぞれマルチモード送受
信ユニット11,メモリ17及び受信レベル検出回路2
2に対応する。
【0065】また、請求項5の第1のサービス識別手段
はステップS13,S14に対応し、第2のサービス識
別手段はステップS16〜S19に対応し、通信制御手
段はステップS51〜S57に対応する。図5に示す無
線通信端末10は、マルチモード送受信ユニット11,
操作ボード12,表示ユニット13,外部インタフェー
ス14,音声処理ユニット15,通信制御ユニット1
6,メモリ17,モジュール書き換え回路21,受信レ
ベル検出回路22,キャリア周波数検出回路23,変復
調方式検出回路24,シンボルレート検出回路25及び
ネットワークインタフェース29を備えている。
【0066】第1の実施の形態のソフトウェアモジュー
ルライブラリ18は、図5の無線通信端末10には備わ
っていない。その代わり、ネットワークインタフェース
29を接続したネットワーク65には、ソフトウェアモ
ジュールサーバ60が接続されている。ソフトウェアモ
ジュールサーバ60には、様々な種類の移動体通信サー
ビスのそれぞれを利用するために無線通信端末10が利
用できる多数のソフトウェアモジュール61が蓄積され
ている。従って、図5の無線通信端末10はソフトウェ
アモジュールサーバ60から必要とするソフトウェアモ
ジュール61をダウンロードして利用することができ
る。
【0067】なお、この例では無線通信端末10にソフ
トウェアモジュールサーバ60を直接接続してあるが、
基地局51にソフトウェアモジュールサーバ60を内蔵
したり、基地局51に接続されたネットワークにソフト
ウェアモジュールサーバ60を接続してもよい。図5の
通信制御ユニット16は、図6及び図7に示す処理を実
行する。図6及び図7に示す処理のうち、第1の実施の
形態と異なる部分について以下に説明する。なお、図
6,図7の処理については無線通信端末の待ち受け受信
中に実行することを想定しているが、通話中に同様の処
理を行うことも可能である。
【0068】図6のステップS51では、ステップS1
5又はステップS19で推定した各々の移動体通信サー
ビスについて、受信レベル検出回路22が検出した受信
レベルとそのサービスの種類の違いとに基づいて無線通
信システムの通信品質(音質,SN比などの違い)を推
定する。そして、複数種類の移動体通信サービスの受信
波を同時に検出できる場合には、複数の移動体通信サー
ビスの通信品質を比較する。この比較の対象には、現在
利用している移動体通信サービスも含まれる。
【0069】ステップS52では、ステップS51の通
信品質の比較結果に基づいて、1つの移動体通信サービ
スを選択する。例えば、現在選択している移動体通信サ
ービス(保持しているソフトウェアモジュール61に対
応するサービス)の品質がユーザの希望する予め定めた
品質より低く、しかも利用できる他の移動体通信サービ
スの品質がそれよりも高い場合には、現在選択している
移動体通信サービスとは別の移動体通信サービスを選択
する。
【0070】すなわち、例えばPDCの移動体通信サー
ビスを利用している状態でその通信品質が悪化して通信
不可能になり、待ち受け状態になっているときに、PD
Cの通信品質よりも品質の高い(受信レベルが高い)P
HSの移動体通信サービスの電波を受信できるようにな
ると、PHSのサービスを自動的に選択する。また、現
在選択している移動体通信サービスに比べて、利用でき
る他の移動体通信サービスの品質がはるかに高い場合に
は、現在利用している移動体通信サービスとは別の移動
体通信サービスを選択してもよい。
【0071】また、現在選択している移動体通信サービ
スの品質が低く、他に利用できる他の移動体通信サービ
スが複数存在する場合には、最も品質の高い移動体通信
サービスを選択すればよい。メモリ17上に保持してい
るソフトウェアモジュール61で利用できる移動体通信
サービスとは別の種類の移動体通信サービスに切り替え
る必要がある場合には、ステップS52から図7のS5
3に進む。
【0072】ステップS53では、ステップS52で選
択した移動体通信サービスの種類に対応する特定のソフ
トウェアモジュール61を転送するように、ソフトウェ
アモジュールサーバ60に要求する。この要求に対して
ソフトウェアモジュールサーバ60が送出するソフトウ
ェアモジュール61は、ステップS54で無線通信端末
10に受信される。
【0073】無線通信端末10がソフトウェアモジュー
ルサーバ60から受信したソフトウェアモジュール61
は、ステップS55で通信制御ユニット16内部のバッ
ファメモリに蓄積される。ステップS56では、受信し
たソフトウェアモジュール61が正常に動作するか調べ
るために、所定の動作テストを実施する。その結果、ソ
フトウェアモジュール61の正常な動作が確認できた場
合には、ステップS57に進む。
【0074】ステップS57では、正常な動作を確認し
たソフトウェアモジュール61をモジュール書き換え回
路21を用いてメモリ17に転送し、メモリ17上のモ
ジュールを書き換える。この書き換えによって、通信制
御ユニット16が実行するプログラムが切り替わるの
で、それ以降の無線通信端末10の通信機能が変更され
る。この通信機能の変更によって、それまでとは異なる
移動体通信サービスを利用できるようになる。
【0075】例えば、図9の例では移動体通信サービス
(1)を利用できるゾーンと移動体通信サービス(2)
を利用できるゾーンとが一部分で重なっているので、重
なった領域に無線通信端末10が移動した場合には2種
類の移動体通信サービスを利用可能になる。最初に移動
体通信サービス(1)だけを利用できる位置に無線通信
端末10が存在すると、移動体通信サービス(1)に対
応するソフトウェアモジュール61が無線通信端末10
に保持されることになる。その後で、2種類の移動体通
信サービス(1),(2)を利用可能な位置に無線通信端末
10が移動すると、図6のステップS52で何れか一方
のサービスが選択される。
【0076】もしも移動体通信サービス(1)の品質が
低く、移動体通信サービス(2)の品質が高いとソフト
ウェアモジュール61の変更が実施される。従って、そ
れ以降は自動的に品質のよい移動体通信サービス(2)
を利用することになる。
【0077】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、受信波レ
ベルなどに基づいて利用可能な移動体通信サービスの種
類を自動的に識別し、利用する移動体通信サービスに応
じて端末の機能を適応させるようにソフトウェアを変更
するので、利用者は1台の端末を様々な地域で利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の無線通信端末の動作を示す
ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の無線通信端末の構成を示す
フローチャートである。
【図3】第2の実施の形態の基地局の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】第2の実施の形態の無線通信端末及び基地局の
動作を示すフローチャートである。
【図5】第3の実施の形態の無線通信端末の構成を示す
ブロック図である。
【図6】第3の実施の形態の無線通信端末の動作(1)
を示すフローチャートである。
【図7】第3の実施の形態の無線通信端末の動作(2)
を示すフローチャートである。
【図8】移動体通信システムの配置例(1)を示す斜視
図である。
【図9】移動体通信システムの配置例(2)を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 無線通信端末 11 マルチモード送受信ユニット 12 操作ボード 13 表示ユニット 14 外部インタフェース 15 音声処理ユニット 16 通信制御ユニット 17 メモリ 18 ソフトウェアモジュールライブラリ 19 ソフトウェアモジュール 21 モジュール書き換え回路 22 受信レベル検出回路 23 キャリア周波数検出回路 24 変復調方式検出回路 25 シンボルレート検出回路 29 ネットワークインタフェース 41 送受信ユニット 42 通信制御ユニット 43 ネットワークインタフェース 44 報知フレーム生成回路 45 ソフトウェアモジュールライブラリ 46 ソフトウェアモジュール 51,52 基地局 60 ソフトウェアモジュールサーバ 61 ソフトウェアモジュール 65 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 一浩 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 久保田 周治 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K024 AA76 BB04 CC11 DD01 5K027 AA11 CC08 5K067 AA44 BB04 CC10 DD51 EE04 EE10 FF02 HH22 HH23 JJ15 KK15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局との間で無線通信が可能な無線通
    信端末であって、 送受信する無線信号の変復調方式及びキャリア周波数を
    ソフトウェアで変更可能な可変通信手段と、 前記可変通信手段の制御に利用可能なソフトウェアモジ
    ュールを、複数種類の移動体通信サービスのそれぞれに
    ついて保持するソフトウェアモジュールライブラリと、 前記基地局が送出した信号を受信して得られる受信波に
    基づいてそのキャリア周波数及び変復調方式を識別する
    第1のサービス識別手段と、 前記受信波のレベルを検出するレベル検出手段と、 前記レベル検出手段の検出した受信波のレベルが所定の
    閾値より低い場合には、受信波から逆拡散による希望波
    の抽出を試みて、その結果から基地局が提供するサービ
    スの種類を識別する第2のサービス識別手段と、 前記第1のサービス識別手段の識別結果と前記第2のサ
    ービス識別手段の識別結果とに基づいて、基地局が提供
    するサービスの種類を特定し、その種類に応じて前記ソ
    フトウェアモジュールライブラリに保持された複数のソ
    フトウェアモジュールの中から特定のソフトウェアモジ
    ュールを選択し、選択したソフトウェアモジュールを利
    用して前記可変通信手段を制御する通信制御手段とを設
    けたことを特徴とする無線通信端末。
  2. 【請求項2】 請求項1の無線通信端末において、前記
    第2のサービス識別手段が、既存の移動体通信サービス
    に対応付けられた周波数拡散された受信波から報知チャ
    ネルの信号を希望波として抽出するために必要な逆拡散
    の方式を示す情報を、複数の移動体通信サービスのそれ
    ぞれについて予め保持していることを特徴とする無線通
    信端末。
  3. 【請求項3】 請求項1の無線通信端末において、前記
    ソフトウェアモジュールライブラリに存在しないソフト
    ウェアモジュールが基地局から報知チャネルで送出され
    る場合には、基地局から送出されたソフトウェアモジュ
    ールを受信して前記ソフトウェアモジュールライブラリ
    の内容を追加又は変更するライブラリ更新手段を更に設
    けたことを特徴とする無線通信端末。
  4. 【請求項4】 送受信する無線信号の変復調方式及びキ
    ャリア周波数をソフトウェアで変更可能な可変通信手段
    と、前記可変通信手段の制御に利用可能なソフトウェア
    モジュールを、複数種類の移動体通信サービスのそれぞ
    れについて保持するソフトウェアモジュールライブラリ
    と、前記基地局が送出した信号を受信して得られる受信
    波に基づいてそのキャリア周波数及び変復調方式を識別
    する第1のサービス識別手段と、前記受信波のレベルを
    検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段の検出
    した受信波のレベルが所定の閾値より低い場合には、受
    信波から逆拡散による希望波の抽出を試みて、その結果
    から基地局が提供するサービスの種類を識別する第2の
    サービス識別手段と、前記第1のサービス識別手段の識
    別結果と前記第2のサービス識別手段の識別結果とに基
    づいて、基地局が提供するサービスの種類を特定し、そ
    の種類に応じて前記ソフトウェアモジュールライブラリ
    に保持された複数のソフトウェアモジュールの中から特
    定のソフトウェアモジュールを選択し、選択したソフト
    ウェアモジュールを利用して前記可変通信手段を制御す
    る通信制御手段とを備える無線通信端末と、 基地局とを用いて前記無線通信端末の使用するソフトウ
    ェアを変更するための無線通信端末のソフトウェア変更
    方法であって、 前記無線通信端末が使用可能なソフトウェアモジュール
    を前記基地局に蓄積しておき、 前記基地局はそれが保持するソフトウェアモジュールを
    報知チャネルを利用して前記無線通信端末に送出し、 前記無線通信端末はそれ自身のソフトウェアモジュール
    ライブラリに存在しないソフトウェアモジュールが基地
    局から送出された場合に、そのソフトウェアモジュール
    を受信してソフトウェアモジュールライブラリを更新す
    ることを特徴とする無線通信端末のソフトウェア変更方
    法。
  5. 【請求項5】 基地局との間で無線通信が可能な無線通
    信端末であって、 送受信する無線信号の変復調方式及びキャリア周波数を
    ソフトウェアで変更可能な可変通信手段と、 前記可変通信手段の制御に利用可能なソフトウェアモジ
    ュールを保持するソフトウェアモジュール保持手段と、 前記基地局が送出した信号を受信して得られる受信波に
    基づいてそのキャリア周波数及び変復調方式を識別する
    第1のサービス識別手段と、 前記受信波のレベルを検出するレベル検出手段と、 前記レベル検出手段の検出した受信波のレベルが所定の
    閾値より低い場合には、受信波から逆拡散による希望波
    の抽出を試みて、その結果から基地局が提供するサービ
    スの種類を識別する第2のサービス識別手段と、 前記第1のサービス識別手段の識別結果と、前記第2の
    サービス識別手段の識別結果とに基づいて1つもしくは
    複数の基地局から提供される複数のサービスの種類をそ
    れぞれ特定し、前記レベル検出手段の検出した受信波の
    レベルから推定される通信品質に基づいて複数のサービ
    スの1つを選択し、選択したサービスの種類に応じたソ
    フトウェアモジュールを利用して前記可変通信手段を制
    御する通信制御手段とを設けたことを特徴とする無線通
    信端末。
  6. 【請求項6】 送受信する無線信号の変復調方式及びキ
    ャリア周波数をソフトウェアで変更可能な可変通信手段
    と、前記可変通信手段の制御に利用可能なソフトウェア
    モジュールを保持するソフトウェアモジュール保持手段
    と、前記基地局が送出した信号を受信して得られる受信
    波に基づいてそのキャリア周波数及び変復調方式を識別
    する第1のサービス識別手段と、前記受信波のレベルを
    検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段の検出
    した受信波のレベルが所定の閾値より低い場合には、受
    信波から逆拡散による希望波の抽出を試みて、その結果
    から基地局が提供するサービスの種類を識別する第2の
    サービス識別手段と、前記第1のサービス識別手段の識
    別結果と、前記第2のサービス識別手段の識別結果とに
    基づいて1つもしくは複数の基地局から提供される複数
    のサービスの種類をそれぞれ特定し、前記レベル検出手
    段の検出した受信波のレベルから推定される通信品質に
    基づいて複数のサービスの1つを選択し、選択したサー
    ビスの種類に応じたソフトウェアモジュールを利用して
    前記可変通信手段を制御する通信制御手段とを備える無
    線通信端末と、 複数種類の移動体通信サービスに対応した複数のソフト
    ウェアモジュールを保持するソフトウェアモジュールラ
    イブラリを提供するソフトウェアモジュールサーバとを
    用いて、無線通信端末が新たな移動体通信サービスを受
    けようとする場合には、前記ソフトウェアモジュールサ
    ーバから無線通信端末に対してソフトウェアモジュール
    を転送することを特徴とする無線通信端末のソフトウェ
    ア変更方法。
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