JP2007235648A - ファクシミリシステム及びファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリシステム及びファクシミリ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】受信端末に対して伝送制御手順に従う応呼を繰り返し、通信の確立を図る従来のシステムでは、多くの処理時間がかかってしまう。また、DCSを確認できないだけでも、DCSの再送要求をする必要があり、処理時間がかかる。
【解決手段】受信側のファクシミリ装置のデータ解析部22はDCSデータを解析することにより、モデムを確認し、画像符号化方式を確認する(S3)。DCSデータ31が欠落している場合は、画像データのキャリア周波数及びシンボルレートの測定をすることにより、モデムの種類を決定する(S4)。画像データ復調部23は、決定したモデムの種類によって決まっているキャリア周波数、シンボルレートを基本に復調処理を行う(S6〜S10)。画像復号の際、DCSが欠落している場合には、EOL符号及びEOL+1符号の発生頻度により画像符号化方式を推定する(S10)。
【選択図】図3

Description

本発明はファクシミリシステム及びファクシミリ装置に関し、特に送信端末から送信された画像データを受信端末が受信するファクシミリシステム及びそれに用いるファクシミリ装置に関する。
従来、ファクシミリ装置では、送受信端末間の複雑な伝送制御手順に従って、通信方法の確認を交わした後、画像データを送信している。特に、防災情報等、多くの受信端末に対して緊急を要する同一内容のデータを同時に送信する同報送信を行うファクシミリ装置(以下、FAX装置ともいう)が従来から知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1には、交換機に収容された複数のFAX端末間においてFAXの同報通信を行う場合において、交換機側で受信FAX端末からのFAX制御データを受信して受信FAX端末の着信番号情報CSI(Called Subscriber Identification)及びデジタル識別信号DIS(Digital Identification Signal)を読み取ってメモリに蓄積し、メモリに蓄積されているCSI及びDISに基づいて、通信速度として最低速度を選択するなど受信FAX端末の条件のAND条件をとって、改良したDISを構成して、送信FAX端末へ送り、チャネル分配器を用いて送信FAX端末からのFAX画データを受信FAX端末へ一斉に送信し、FAX画データを受信した受信FAX端末にメッセージ識別MCFを送信させ、そのMCFの受信の有無から受信FAX端末へのFAXの着信の正常性を判断し、受信FAX端末への着信結果を、送信FAX端末のオペレータに音声で案内する構成のファクシミリ装置が開示されている。
また、特許文献2には、通報発信局から送出された大気汚染、天災等の警報の発令、解除を所定の組織又は個人に伝達する警報通達方式であって、通報発信局から送出された通報を自動受信してパターン情報を出力する通報自動監視装置と、上記パターン情報を基に文書情報を読み出し、別途作成した送信付加情報をこの文書情報に合成して出力するパソコンと、パソコンから受信した合成情報を、予め登録された前記組織又は個人が有する末端ファクシミリ装置に同報送信する中央ファクシミリ装置とからなる構成の警報通達方式が開示されている。
また、特許文献3には、FAXサーバとメールサーバと通信端末とが接続されたファクシミリ同報通信システムにおいて、通信端末装置は、FAXサーバに同報送信コマンド、送信先毎の送り状の画データ、及びファクシミリ本文の画データを送出し、FAXサーバは、同報送信コマンドに基づいて、送信先毎に送り状の画データとファクシミリ本文の画データとを送信する送信手段とを備えたファクシミリ同報通信システムが開示されている。
また、IPネットワークを介したファクシミリ通信では、ファクシミリ送信信号を音声信号とみなし、音声パケットに加工して、VoIP(Voice over Internet Protocol)により、IPネットワークを介して通信するが、FAX同報通信時には多数の宛先端末装置とFAX同報装置間で標準のシグナリングプロトコルに従って呼の設定/解放を行うと、接続時間が非常に長くなり、非効率であるため、既存の通信の利便性を損なうことなく、簡素化された技術を用いて、ファクシミリの効率的な同報通信を行うようにしたファクシミリ装置も従来開示されている(例えば、特許文献4参照)。
この特許文献4には、ファクシミリの同報通信を集中的に管理するFAX同報装置を設け、送信側の端末装置がFAX同報装置に1:1の送信を行ってFAX同報装置に送信データを蓄積し、FAX同報装置が、標準のシグナリングプロセスによらずに、より簡易化されたプロトコル(例えば、マルチキャストプロトコル)に従って、通信先の複数の端末装置に一斉に同報通信を行う構成のシステムが開示されている。マルチキャストパケットを受信した端末装置は、受信パケットのヘッダに付されているアドレスに基づいて、マルチキャストパケットであることを検出すると、シグナリング制御によらず、より単純な制御手順により、収容するファクシミリ装置に受信データを転送する。
一方、G3ファクシミリの勧告当初が、DIS/DCS(Digital Command Signal;ディジタル命令信号)のFIF(ファクシミリ情報フィールド)のビット13、14がドントケアであったために、送信側ファクシミリ装置の中には、DCSのFIFのビット13、14に受信側ファクシミリ装置(受信端末)からのDISのFIFのビット13、14をそのままセットして受信端末へ送信するものがある。この場合、DIS/DCSのFIFのビット11〜14を使用するように規定されたV.17モデム機能を有する受信端末から見ると、V.17モデムによるモデムスピードが設定されたと判断してしまい、画像通信がエラーとなって画像受信できないため、この不具合を解消するようにしたファクシミリ装置も従来開示されている(例えば、特許文献5参照)。
この特許文献5では、送信側ファクシミリ装置(送信端末)が、最初のDCSによってV.17モデムの9600bpsを指定してきた場合には、受信端末はV.29の9600bpsによる送信を指定してきたものと判断して、V.29の9600bpsによるTCF(Training Check)受信を行い、また、V.17モデムの使用停止であれば、V.17モデムを除くV.27ter、V.29のモデムからモデムを選択してTCF受信を行う構成のファクシミリ装置が開示されている。
特開2000−216940号公報 特開平5−073794号公報 特開2001−094704号公報 特開2003−008820号公報 特開平5−130352号公報
しかしながら、これらの特許文献1〜3に開示されているファクシミリ画データを同報送信する装置では、全ての受信端末に対してこの伝送制御手順に従う応呼を繰り返し、通信の確立を図るため、多くの処理時間がかかってしまう。また、送信端末からデータを送られた受信端末が、次の別の受信端末へ転送するリレー方式の伝送方法もあるが、これも全ての受信端末にデータが届くまでに多くの時間がかかるだけでなく、セキュリティの問題もでてきてしまう。
また、送信側ファクシミリ装置が伝送制御手順に従って受信側ファクシミリ装置(受信端末)に送るデータには、モデムの種類や画像符号化方式を示すDCS(Digital Command Signal)と呼ばれるコード(ディジタル命令信号)がある。特許文献1〜3に記載された従来のファクシミリ装置は、受信端末の場合は、単にこのDCSを確認できないだけでも、DCSの再送要求をする必要があり、処理時間がかかるという問題がある。
更に、特許文献4記載の従来のファクシミリ装置は、IPネットワークを介した同報装置であり、受信パケットのヘッダに付されているアドレスに基づいて、マルチキャストパケットであることを検出すると、シグナリング制御によらず、より単純な制御手順により、収容するファクシミリ装置に受信データを転送するものであり、受信データ中にDCSが欠落した場合にも画像復調を行える方法については特許文献4には開示されていない。 また更に、特許文献5には、V.17モデム機能を有しない送信端末から送信された信号を、DIS/DCSのFIFのビット11〜14を使用するように規定されたV.17モデム機能を有する受信端末で受信した場合、DIS/DCSのFIFのビット11〜14の部分が誤ってセットされるため、誤ったモデムスピードを判断してしまうことを回避するための構成が開示されているが、この特許文献5にも受信データ中にDCSが欠落した場合にも画像復調を行える方法については開示されていない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、受信ファクシミリデータ中にDCSコードが欠落している場合においても、画像データ部分のキャリア周波数とシンボルレートからモデムの種類を決定し、また、EOL(End of Line)データ及びEOL+1データの発生頻度から画像符号化方式を決定することにより画像復調を可能とするファクシミリシステム及びファクシミリ装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、DCSコードが欠落しても伝送手順を簡易化し、処理時間を短縮化し得るファクシミリシステム及びファクシミリ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のファクシミリシステムは、ファクシミリデータを送信する送信端末と、ファクシミリデータを伝送路を介して受信する1又は2以上の受信端末とからなるファクシミリシステムにおいて、送信端末は一方的にファクシミリデータを送信する送信手段を備え、受信端末は、ファクシミリデータを受信する受信手段と、受信手段により受信したファクシミリデータ中のデジタル命令信号であるDCSコードを解析して得られたモデムの種類を示す解析結果、又はDCSコードが欠落しているときには、ファクシミリデータ中の画像データのキャリア周波数とシンボルレートとから決定したモデムの種類を示す解析結果を、受信したファクシミリデータ中の画像データと共に出力するデータ解析手段と、データ解析手段からの解析結果に基づいてビット復号をした後、ファクシミリデータ中の所定の符号に基づいて画像符号化方式を決定し、その画像符号化方式により受信したファクシミリデータ中の画像データを復号して画像信号を出力する画像データ復調手段とを備えていることを特徴とする。
この発明では、送信端末から一方的に送信されたファクシミリデータ中にDCSコードが欠落していた場合は、ファクシミリデータ中の画像データのキャリア周波数とシンボルレートとから決定したモデムの種類を示す解析結果を、受信したファクシミリデータ中の画像データと共に画像データ復調手段へ出力するようにしたため、画像データ復調手段ではDCSコードが欠落していても画像データを復号できる。
ここで、上記の画像データ復号手段は、DCSコードに基づいて画像符号化方式を決定し、DCSコードが欠落しているときには、ファクシミリデータ中のライン終端符号であるEOL符号と、EOL+1符号との発生頻度に基づいて画像符号化方式を決定する画像符号化方式決定手段と、決定された画像符号化方式に基づいて、ファクシミリデータ中の画像データを復号する復号手段とを含むことを特徴とする。
また、上記の画像符号化方式決定手段は、EOL+1符号が連続して6回繰り返される頻度が第1の閾値より高いときには画像符号化方式をMR方式として決定し、EOL符号が連続して6回繰り返される頻度が第2の閾値より高いときには画像符号化方式をMH方式として決定し、EOL符号の発生頻度が第3の閾値未満のときには画像符号化方式をMMR方式として決定することを特徴とする。この発明では、DCSコードが欠落していても画像データの画像符号化方式を決定することができ、よってファクシミリデータ中の画像データの復号ができる。
また、本発明は上記の目的を達成するため、送信端末は、同一内容のファクシミリデータを一方的に、かつ、複数台の受信端末へ一斉に送信することを特徴とする。個の発明では、ファクシミリデータの同報送信ができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明のファクシミリ装置は、送信端末から送信されたファクシミリデータを、伝送路を介して受信して画像信号を復号するファクシミリ装置において、ファクシミリデータを受信する受信手段と、受信手段により受信したファクシミリデータ中のデジタル命令信号であるDCSコードを解析して得られたモデムの種類を示す解析結果、又はDCSコードが欠落しているときには、ファクシミリデータ中の画像データのキャリア周波数とシンボルレートとから決定したモデムの種類を示す解析結果を、受信したファクシミリデータ中の画像データと共に出力するデータ解析手段と、データ解析手段からの解析結果に基づいてビット復号をした後、ファクシミリデータ中の所定の符号に基づいて画像符号化方式を決定し、その画像符号化方式により受信したファクシミリデータ中の画像データを復号して画像信号を出力する画像データ復調手段とを有することを特徴とする。
この発明では、送信端末から一方的に送信されたファクシミリデータ中にDCSコードが欠落していた場合は、ファクシミリデータ中の画像データのキャリア周波数とシンボルレートとから決定したモデムの種類を示す解析結果を、受信したファクシミリデータ中の画像データと共に画像データ復調手段へ出力するようにしたため、画像データ復調手段ではDCSコードが欠落していても画像データを復号できる。
ここで、上記の本発明のファクシミリ装置は、上記の画像データ復号手段を、DCSコードに基づいて画像符号化方式を決定し、DCSコードが欠落しているときには、ファクシミリデータ中のライン終端符号であるEOL符号と、EOL+1符号との発生頻度に基づいて画像符号化方式を決定する画像符号化方式決定手段と、決定された画像符号化方式に基づいて、ファクシミリデータ中の画像データを復号する復号手段とを含む構成としたことを特徴とする。この発明では、DCSコードが欠落していても、画像符号化方式を決定することができる。
また、上記のデータ解析手段は、ファクシミリデータを周波数解析して、DCSコードとトレーニングデータと画像データとデータ終了を示すEOMコードとを分離する分離手段と、分離手段により分離されたDCSコードを解析してモデムの種類を決定し、DCSコードが欠落しているときには、分離手段により分離された画像データのキャリア周波数とシンボルレートと、分離手段により分離されたトレーニングデータによる相関計算処理とに基づいて、モデムの種類を決定する解析処理を行う解析処理手段とを有することを特徴とする。この発明では、トレーニングデータによる相関計算処理結果を使用してモデムの種類を決定しているので、より正確にモデムの種類の決定ができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明のファクシミリ装置は、データ解析手段を、分離手段によりトレーニングデータを分離できないときは、画像データの先頭部分をトレーニングデータとして扱う構成としたことを特徴とする。この発明では、トレーニングデータが分離できないときでも、トレーニングデータによる相関計算処理結果と同様の相関計算処理結果を得ることができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明のファクシミリ装置は、その画像符号化方式決定手段を、EOL+1符号が連続して6回繰り返される頻度が第1の閾値より高いときには画像符号化方式をMR方式として決定し、EOL符号が連続して6回繰り返される頻度が第2の閾値より高いときには画像符号化方式をMH方式として決定し、EOL符号の発生頻度が第3の閾値未満のときには画像符号化方式をMMR方式として決定する手段であることを特徴とする。この発明では、DCSコードが欠落していても画像データの画像符号化方式を決定することができ、よってファクシミリデータ中の画像データの復号ができる。
本発明によれば、送信端末から一方的に送信されたファクシミリデータ中にDCSコードが欠落していた場合は、ファクシミリデータ中の画像データのキャリア周波数とシンボルレートとから決定したモデムの種類を示す解析結果を、受信したファクシミリデータ中の画像データと共に画像データ復調手段へ出力することにより、画像データ復調手段ではDCSコードが欠落していても符号化方式を決定して画像データを復号できるようにしたため、受信ファクシミリデータ中にDCSコードが欠落していても、送信端末にDCSコードの再送要求をする必要がなく、このため複雑な伝送制御手段に従う必要がなく、処理時間を速くできる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明になるファクシミリ装置が適用されるファクシミリシステムの一例の概念図を示す。同図において、ファクシミリシステムは、送信側ファクシミリ装置である送信端末11と、受信側ファクシミリ装置である受信端末12とが伝送路を介して接続された構成である。送信端末11は、既存のFAX伝送制御手順で送るべきデータを一方的に送信する端末装置である。受信端末12は、送信端末11から送信されたデータを受信して画像データを復号する本発明のファクシミリ装置である。
図2は本発明になるファクシミリ装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図に示す本実施の形態のファクシミリ装置は、図1の受信端末12に相当し、受信したデータをファイルもしくはメモリに保存するデータ蓄積部21と、独自にモデムの種類や画像符号化方式を決定することのできるデータ解析部22と、画像データを復調する画像データ復調部23とを有し、送受信端末間の伝送制御のやりとりを殆ど必要としない装置である。
また、画像データ復調部23は、データ解析部22からのトレーニングデータ24と画像データ、モデムの種類及び画像符号化方式を示すデータトを入力として受け、IQデータを出力するIQ検波・適応等化器231と、IQ検波・適応等化器231からのデータをビット復号及びデスクランブル処理するビット復号・デスクランブル回路232と、ビット復号・デスクランブル回路232から出力された信号をデータ解析部22からの画像復号方式に基づいて画像復号する画像復号回路233とから構成される。
次に、図1及び図2の実施の形態の動作について、図3のフローチャート及び図4、図5と共に説明する。送信端末11は、図4に示す既存のFAX伝送制御手順で同報送信すべきデータ(DCSデータ、トレーニングデータ、画像データ等)を一度に、一方的に、かつ、一斉に複数の受信端末12へ送信する。受信端末12である本実施の形態のファクシミリ装置は、受信データをリアルタイムに逐次復調処理するのではなく、まず、最初に図2のデータ蓄積部21において、ファイルもしくはメモリに保存する(図3のステップS1)。受信端末12は、データ解析部22及び画像データ復調部23で、蓄積されたデータを基にデータの解析及び復調処理を行い、復調不可能と判断した場合のみ再送要求を出力する。既存のFAX通信の伝送制御手順に従った送受信端末間のやりとりは一切行わない。
すなわち、受信端末12はデータ解析部22において、保存した受信データの各データブロックの分離を行う(図3のステップS2)。既存のFAX通信では、図4に示すように、通信パラメータを示すコード(ディジタル命令信号)であるDCSデータ31、トレーニングデータ32、画像であるメッセージデータ(MESSAGE)33、メッセージ終了を示すコードであるEOM(End of Message)34、手順終了を示すコードであるEOP(End of Procedure)35の順でデータが送信されてくる。その中から復調に必要なDCSデータ31、トレーニングデータ32、メッセージデータ(画像データ)33、EOM34を検出し、分離する。
分離の方法は、まず、図5に示すように、楕円で囲んだ区間(これは図4の各コードやデータ31、32、33、34、35が存在する区間)が無データ部か、有データ部かレベル判定により行う。次に、ブロックの出現する順番として、図4に示したように、DCSデータ31、トレーニングデータ32、メッセージデータ(画像データ)33、EOM34となっているはずであるが、念のため、各ブロックの周波数測定を行い、その通りであることを確認する。
周波数測定を行うと、DCSデータ31は、1650Hzと1850Hzの2つの周波数にピークを持つスペクトラムとなり、トレーニングデータ32は、キャリア周波数が、1700Hzもしくは1800Hzのシンボルレートを中心とするある帯域を持つスペクトラムとなり、メッセージデータ(画像データ)33のブロックも同様に、キャリア周波数が1700Hzもしくは1800Hzのシンボルレートを中心とするある帯域を持つスペクトラムとなり、EOMデータ34は、キャリア周波数が1100Hzのスペクトラムとなる。
次に、データ解析部22はDCSデータ31を解析することにより、モデムを確認し、画像符号化方式を確認する(図3のステップS3)。もし、DCSデータ31が欠落し、モデムの種類が分からない場合は、メッセージデータ(画像データ)33のキャリア周波数及びシンボルレートの測定をすることにより、モデムの種類を決定する(図3のステップS4)。ここで、モデムの種類とキャリア周波数及びシンボルレートの関係を表1に示す。
Figure 2007235648
表1から分かるように、画像データのキャリア周波数が1700Hzのとき、モデムは「V29」と決定することができる。また、シンボルレートは、受信データの二乗データを周波数解析すると、キャリア周波数から左右にシンボルレートの1/2の幅の部分にピークが2つ立つので、その幅の値により「V29」のシンボルレートである2400Hzであるかどうかを確認する。
また、画像データのキャリア周波数が1800Hzの場合は、モデムが「V29」のときと同様にしてシンボルレート推定を行い、画像データのシンボルレートが1200Hzもしくは1600Hzであれば、モデムは「V27」、画像データのシンボルレートが2400Hzであればモデムは「V17(V33)」と識別することができる。
また、この結果をより確かなものにするために、データ解析部22はトレーニングデータ32と、各モデム毎に規格で決まっているトレーニングデータとの相関を計算し、最も相関度の高いものをモデムの種類として決定する(図3のステップS4)。上記の周波数解析による推定結果と、トレーニングデータを用いた相関計算処理による推定結果の一致により、モデムの種類を最終的に決定する。また、V17のデータ速度が、「12kHz」なのか「14.4kHz」なのかは、復調後のシンボル点数により決定する。
なお、トレーニングデータ32を確認できない場合はメッセージデータ(画像データ)33の先頭部分をトレーニングデータとして扱い(図3のステップS5)、ステップS4のトレーニングデータによる相関計算処理を行う。
次に、上記のデータ解析部22による解析によってモデムの種類が決定すると、画像データ復調部23により、その決定したモデムの種類によって決まっているキャリア周波数、シンボルレートを基本に復調処理が行われる。
この画像データ復調部23による復調処理では、まず、IQ検波・適応等化器231によりIQ検波処理を行い、続いて適応等化処理を行ってIQ検波出力データを得る(図3のステップS6)。続いて、ビット復号・デスクランブル回路232により、モデムに応じたビット復号と送信側のスクランブルを解除するデスクランブルとを行い、ビットデータを出力する(図3のステップS7、S8)。次に、このビットデータを用いて画像復号回路233がデータ解析部22で解析して得られた画像符号化方式に基づいて画像復号を行う(図3のステップS9)。
この画像復号の際、DCSが欠落している場合には、このビットデータにより、EOL(End of Line)符号(000000000001)、及び、EOL+1符号(0000000000011)の発生頻度により画像符号化方式を推定する(図3のステップS10)。
ファクシミリの画像符号化方式には、良く知られているように、MH(Modified Huffman;一次元符号化)方式、MR(Modified READ;二次元符号化)方式及びMMR(Modified MR;Modified二次元符号化)方式の3種類がある。MH方式はG3ファクシミリの標準符号化方式で、ライン内で白画素(又は黒画素)が何個続いたかを示すランレングスを順次ハフマン符号で符号化する方式である。また、MR方式は現在符号化している符号化ラインと、その直上に位置する既に符号化が終了したラインとは相関性が高いことを利用し、変化画素の座標を符号化する方式である。更に、MMR方式は、G4ファクシミリの標準符号化方式で、全ラインを直前のラインを参照して符号化する方式である。
これらのうち、ライン終端符号であるEOL(000000000001)符号が検出される頻度が高い場合、MH方式かMR方式であるので、EOL符号が検出される頻度が高い場合は、MH方式かMR方式であると仮定する。
次に、「EOL+1」(0000000000011)符号列が連続6回繰り返される頻度が第1の閾値より高い場合はMR方式、「EOL」(000000000001)符号列が連続6回繰り返される頻度が第2の閾値より高い場合はMH方式であることに着目して、MR方式であるかMH方式であるかを決定する。上記以外の場合、例えば、EOL符号が検出される頻度が第3の閾値より低い場合は、MMR方式として決定する。画像データ復調部23は、このようにしてステップS10で決定された符号化方式に基づいて、ステップS9での画像復号回路233による画像復号を行う。
このように、本実施の形態によれば、受信端末12が、たとえ受信データにDCS31が欠落していても、受信データ中のメッセージデータ(画像データ)33から、独自にモデムの種類や画像符号化方式を決定する機能を備えて、画像復調を行えるようにしたため、送信端末11にDCSの再送要求をする必要がなく、よって、従来に比べて伝送制御処理時間を速くできる。また、本実施の形態では送信端末11が一方的にデータを送信しているので、送信端末11と受信端末12との間で応呼を繰り返すことはなく、受信端末12との通信を迅速に完了することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。図6はFAX同報装置の概念図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図6は、1つの送信側のファクシミリ装置(送信端末)11から、n台の本発明のファクシミリ装置である受信側ファクシミリ装置(受信端末)12〜12に同一内容のデータを一方的に、かつ、一斉に送信するFAX同報装置の概念図を示す。
各受信端末12〜12は、それぞれ図2に示した構成であり、図2〜図5と共に説明したように、受信データ中のDCSが欠落していても、独自にモデムの種類・画像符号化方式を決定できるデータ解析機能を持つことで画像データ復調を行い、画像データの復調が不可能な場合のみ受信端末(図6では12)から送信端末11に再送要求を行う。
従って、この実施の形態も受信端末12〜12は、送信端末11にDCSの再送要求をする必要がなく、よって、従来に比べて伝送制御処理時間を速くでき、しかも、送信端末11は受信端末12〜12個々に応呼を繰り返す必要がないため、全ての受信端末12〜12との通信が完了するまでの時間が、従来のファクシミリ同報通信に比べて極めて短時間で済み、また、リレー方式で送信しなくてもよいので、処理時間の短縮化のみならずセキュリティ性も向上できる。
地震の震度や津波情報を提供しているセンター(送信端末)から、関連する省庁やユーザー(受信端末)に対して自動的にFAX通信回線で情報を一斉配信する。情報を受けた各受信端末は、たとえ受信データ中にDCSが欠落していたとしても、受信データ中の画像データから独自に、モデムの種類と画像符号化方式を決定し、画像復調を行い、送信端末への再送要求は極力行わない。そして、次の最新の情報を得るために通信回線をあけておく。
本発明は、FAX通信にて、災害情報(地震の震度・津波警報等)や緊急連絡事項等を複数のユーザーに早急に伝える必要のあるときにこの方法を用いると効果が大きい。また、通常のFAX通信においても伝送制御手順が簡略化されるため、通信回線の混雑が緩和され、効率良く使うことが可能になる。
本発明のファクシミリ装置が適用されるファクシミリシステムの一例の概念図である。 本発明のファクシミリ装置の一実施の形態のブロック図である。 図2の一連の処理の流れを示すフローチャートである。 FAX通信のデータ構造の一例を示す図である。 FAX通信のデータブロックの分離方法を示す図である。 本発明のファクシミリ装置が適用されるファクシミリシステムの他の例の概念図である。
符号の説明
11 送信側ファクシミリ装置(送信端末)
12、12〜12 本発明のファクシミリ装置(受信端末)
21 データ蓄積部
22 データ解析部
23 画像データ復調部
31 DCSデータ
32 トレーニングデータ
33 メッセージデータ(画像データ)
34 EOM
35 EOP
231 IQ検波・適応等化器
232 ビット復号・デスクランブル回路
233 画像復号回路




Claims (9)

  1. ファクシミリデータを送信する送信端末と、前記ファクシミリデータを伝送路を介して受信する1又は2以上の受信端末とからなるファクシミリシステムにおいて、
    前記送信端末は一方的にファクシミリデータを送信する送信手段を備え、
    前記受信端末は、
    前記ファクシミリデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記ファクシミリデータ中のデジタル命令信号であるDCSコードを解析して得られたモデムの種類を示す解析結果、又は該DCSコードが欠落しているときには、前記ファクシミリデータ中の前記画像データのキャリア周波数とシンボルレートとから決定したモデムの種類を示す解析結果を、受信したファクシミリデータ中の画像データと共に出力するデータ解析手段と、
    前記データ解析手段からの解析結果に基づいてビット復号をした後、前記ファクシミリデータ中の所定の符号に基づいて画像符号化方式を決定し、その画像符号化方式により受信した前記ファクシミリデータ中の画像データを復号して画像信号を出力する画像データ復調手段と
    を備えていることを特徴とするファクシミリシステム。
  2. 前記画像データ復号手段は、前記DCSコードに基づいて前記画像符号化方式を決定し、前記DCSコードが欠落しているときには、前記ファクシミリデータ中のライン終端符号であるEOL符号と、EOL+1符号との発生頻度に基づいて前記画像符号化方式を決定する画像符号化方式決定手段と、決定された前記画像符号化方式に基づいて、前記ファクシミリデータ中の画像データを復号する復号手段とを含むことを特徴とする請求項1記載のファクシミリシステム。
  3. 前記画像符号化方式決定手段は、前記EOL+1符号が連続して6回繰り返される頻度が第1の閾値より高いときには画像符号化方式をMR方式として決定し、前記EOL符号が連続して6回繰り返される頻度が第2の閾値より高いときには画像符号化方式をMH方式として決定し、前記EOL符号の発生頻度が第3の閾値未満のときには画像符号化方式をMMR方式として決定することを特徴とする請求項2記載のファクシミリシステム。
  4. 前記送信端末は、同一内容のファクシミリデータを一方的に、かつ、複数台の前記受信端末へ一斉に送信することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のファクシミリシステム。
  5. 送信端末から送信されたファクシミリデータを、伝送路を介して受信して画像信号を復号するファクシミリ装置において、
    前記ファクシミリデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記ファクシミリデータ中のデジタル命令信号であるDCSコードを解析して得られたモデムの種類を示す解析結果、又は該DCSコードが欠落しているときには、前記ファクシミリデータ中の前記画像データのキャリア周波数とシンボルレートとから決定したモデムの種類を示す解析結果を、受信したファクシミリデータ中の画像データと共に出力するデータ解析手段と、
    前記データ解析手段からの解析結果に基づいてビット復号をした後、前記ファクシミリデータ中の所定の符号に基づいて画像符号化方式を決定し、その画像符号化方式により受信した前記ファクシミリデータ中の画像データを復号して画像信号を出力する画像データ復調手段と
    を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 前記画像データ復号手段は、前記DCSコードに基づいて前記画像符号化方式を決定し、前記DCSコードが欠落しているときには、前記ファクシミリデータ中のライン終端符号であるEOL符号と、EOL+1符号との発生頻度に基づいて前記画像符号化方式を決定する画像符号化方式決定手段と、決定された前記画像符号化方式に基づいて、前記ファクシミリデータ中の画像データを復号する復号手段とを含むことを特徴とする請求項5記載のファクシミリ装置。
  7. 前記データ解析手段は、
    前記ファクシミリデータを周波数解析して、前記DCSコードとトレーニングデータと画像データとデータ終了を示すEOMコードとを分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された前記DCSコードを解析してモデムの種類を決定し、該DCSコードが欠落しているときには、前記分離手段により分離された前記画像データのキャリア周波数とシンボルレートと、前記分離手段により分離された前記トレーニングデータによる相関計算処理とに基づいて、モデムの種類を決定する解析処理を行う解析処理手段と
    を有することを特徴とする請求項6記載のファクシミリ装置。
  8. 前記データ解析手段は、前記分離手段により前記トレーニングデータを分離できないときは、前記画像データの先頭部分をトレーニングデータとして扱うことを特徴とする請求項7記載のファクシミリ装置。
  9. 前記画像符号化方式決定手段は、前記EOL+1符号が連続して6回繰り返される頻度が第1の閾値より高いときには画像符号化方式をMR方式として決定し、前記EOL符号が連続して6回繰り返される頻度が第2の閾値より高いときには画像符号化方式をMH方式として決定し、前記EOL符号の発生頻度が第3の閾値未満のときには画像符号化方式をMMR方式として決定することを特徴とする請求項6記載のファクシミリ装置。

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