JPH09205650A - 画像通信方法 - Google Patents

画像通信方法

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JPH09205650A
JPH09205650A JP3429496A JP3429496A JPH09205650A JP H09205650 A JPH09205650 A JP H09205650A JP 3429496 A JP3429496 A JP 3429496A JP 3429496 A JP3429496 A JP 3429496A JP H09205650 A JPH09205650 A JP H09205650A
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応一 小山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを伝送する際にかかる通信時間を
短縮する。 【解決手段】 送信装置Sでは、画像データ中のブロッ
クに輪郭を含むか否かを輪郭検出器4が検出し、画像輪
郭を含むブロックのデータには誤り検出符号化器6が誤
り検出符号を付し、一方、画像輪郭を含まないブロック
データには誤り訂正符号化器7が誤り訂正符号を付し、
通信制御部5がブロックデータを通信路9を介して伝送
する。ブロックデータを受信した受信装置Rでは、輪郭
を含むブロックデータを誤り検出復号化器12に導き、
誤りを検出すると再送を要求し、一方、輪郭を含まない
ブロックデータを誤り訂正復号化器13に導き、誤りを
検出すると訂正処理を行う。このように、再送を行う対
象のブロックデータを減少させて通信時間を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線や有線等の通
信路を使用して、画像のデータを通信する画像通信方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像をデジタルデータに変換し、送信装
置から受信装置へと通信路を介して通信する画像通信で
は、通信路の瞬断、雑音、ひずみ等によって通信するデ
ータに誤りが生じることがある。このようなデータの誤
りに対して、従来より、画像データに誤り検出符号を付
して伝送する画像通信方法が実施されている。
【0003】このような従来の画像通信方法を実施する
装置を図6に示す。この装置において、送信装置19側
では、画像データを分割して複数のブロックデータと
し、このブロックデータを離散コサイン変換器1で離散
コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)によっ
てDCT符号化し、量子化器2で量子化してデータ量を
圧縮し、ハフマン符号化器3で情報源符号化して更にデ
ータ量を圧縮する。そして、この情報源符号化されたブ
ロックデータに基づいて通信制御部17でフレーム化
し、変復調器8、通信路9を介して送信側装置20へと
順次送信する。
【0004】一方、受信装置20側では、送信されたフ
レームを通信路9、変復調器10を介して順次受信し、
通信制御部18がフレームから情報源符号化されている
ブロックデータを取り出し、ハフマン復号器14によっ
てデータを伸張し、更に、逆量子化器15で逆量子化
し、逆離散コサイン変換器16で逆変換する。そして、
このブロックデータを一つの画像分受信した後、これら
一つの画像分のブロックデータに基づいて原像を再生し
てディスプレイ等の表示手段に出力する。
【0005】ここで、上記のフレーム化にはHDLC(H
igh level Data Link Control)が用いられ、伝送誤りを
検出するためのCRC(Cyclic Redundancy Check)符号
が各ブロックデータに付加される。すなわち、ブロック
データに基づいて誤り検出符号化器5でCRC符号を生
成し、図2(a)に示すように、ブロックデータ部にフラ
グ、アドレス、コントロールデータを付加し、さらに、
CRC符号を付加してフレームを生成する。
【0006】そして、このフレームを送信装置19が送
信し、フレームを受信した受信装置20では、誤り検出
復号器13によりCRC符号に基づいて受信したフレー
ムに誤りが生じているか否かを検出し、誤りを生じてい
る場合には通信制御部18が送信装置19に当該フレー
ムの再送を要求し、送信装置19から誤りのないフレー
ムを受信できるまで再送要求処理を繰り返し行って、1
画像分の正常なブロックデータを受信する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の画像通
信方法にあっては、通信路においてフレームに誤りが生
じると、その誤りの生じたフレームを再送するといった
処理を行っており、例えば、無線回線や有線回線等とい
ったデータ伝送誤りが発生しやすい通信路を使用してい
る場合には、フレームの再送処理を頻繁に繰り返す事態
が生じてしまっており、画像データの通信時間が非常に
長くかかってしまうという問題があった。また、通信時
間が長時間かかるために、このような画像通信はデータ
伝送誤りが発生しやすい回線では利用されないか、又
は、利用されるとしても利用の形態が限られてしまって
いた。本発明は上記した従来の事情に鑑みなされたもの
で、画像データを伝送する際にかかる通信時間を短縮す
ることができ、多種の通信路及び利用形態で画像通信を
実現できる画像通信方法を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は画像はその輪郭が鮮明であれば画像全
体の内容はほぼ完全に把握できることに着目してなされ
たもので、画像通信において輪郭を含むブロックデータ
は伝送誤り発生に対して再送処理を行って完全な形で伝
送させ、又、輪郭を含まないブロックデータは伝送誤り
発生に対して再送処理を行わずに自己訂正処理を行って
ある程度正確な形で伝送させるようにし、これらブロッ
クデータから再生された画像全体を十分に認識できるも
のとするとともに、再送処理のデータ量を減少させて通
信時間を短縮させる。
【0009】そこで、請求項1に係る画像通信方法は、
1つの画像の画像データを複数のブロックデータに分割
して、送信装置から受信装置へ伝送する画像通信方法に
おいて、伝送される画像データ中の画像輪郭を含むブロ
ックと画像輪郭を含まないブロックとを識別し、画像輪
郭を含むブロックデータには誤り検出符号を付して伝送
する一方、画像輪郭を含まないブロックデータには誤り
訂正符号を付して伝送し、受信装置側で訂正符号及び検
出符号に基づいて伝送されたブロックデータの誤り発生
を検出した場合には、画像輪郭を含まないブロックにつ
いては誤り訂正符号に基づいて当該ブロックデータの誤
り訂正処理を行う一方、画像輪郭を含むブロックデータ
については送信装置へ当該ブロックデータの再送を要求
し、受信装置は誤り訂正し又は再送されたブロックデー
タを用いて画像データを再生することを特徴とする。
【0010】上記した請求項1に係る画像通信方法で
は、受信装置側は訂正符号及び検出符号に基づいて伝送
されたブロックデータの誤り発生を検出し、画像輪郭を
含まないブロックデータに誤りが生じていた場合には誤
り訂正符号に基づいて当該ブロックデータの誤り訂正処
理を行う一方、画像輪郭を含むブロックデータに誤りが
生じていた場合には送信装置へ当該ブロックデータの再
送を要求し、受信装置にブロックデータの再送処理を行
わせる。このように、再送要求及び再送処理を行う対象
が輪郭を含むブロックデータだけとなって再送処理する
データ量が減るため、再送要求及び再送処理にかかって
いた時間を減少させて通信時間を短縮することができ
る。
【0011】また、請求項2に記載した画像通信方法で
は、請求項1の画像通信方法において送信装置は前記ブ
ロックデータの伝送に先立って、画像輪郭を含むブロッ
クと画像輪郭を含まないブロックを特定するテーブルデ
ータを受信装置へ伝送し、受信装置は当該テーブルデー
タに基づいて伝送されたブロックデータについての前記
誤り訂正処理又は再送要求処理を選択することを特徴と
する。上記した請求項2に係る画像通信方法では、請求
項1の画像通信方法において、受信装置は、予め送信さ
れたテーブルデータに基づいて、ブロックデータに対し
ての前記誤り訂正処理又は再送要求処理を選択するため
に、画像通信の処理効率が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係るに画像通
信方法を図面を参照して説明する。まず、本実施例に係
る画像通信方法を実施する装置を図1を参照して説明す
る。この装置は、送信装置Sと受信装置Rと通信路9と
を備えており、通信路9を介して送信装置Sと受信装置
Rとが接続されている。送信装置Sには、データをDC
T係数化する離散コサイン変換器1と、データを量子化
する量子化器2と、データを情報源符号化するハフマン
符号化器3と、画像の輪郭を検出する輪郭検出器4と、
フレームを生成して送信する通信制御部5と、フレーム
を変復調して通信する変復調器8と、を備えている。受
信装置Rには、フレームを変復調する変復調器10と、
フレームの受信処理を行う通信制御部11と、データを
情報源復号化するハフマン復号化器14と、逆量子化す
る逆量子化器15と、逆離散コサイン変換する逆離散コ
サイン変換器16と、を備えている。
【0013】離散コサイン変換器1は、画像データを、
例えば8画素×8画素の単位で分割し、これらブロック
データに対してDCT変換を行い、周波数情報を示すD
CT係数へ変換している。また、逆離散コサイン変換器
16は、離散コサイン変換器1と逆の変換を行ってい
る。
【0014】量子化器2は、データの属する範囲によっ
て、予め設定した所定の量子化符号へと変換する量子化
を行い、データ量の圧縮を行う。例えば、データが0〜1
00の範囲内であれば1に、100〜200であれば2に、200
以上であれば3のように変換し、データのビット数を縮
小してデータ量を圧縮する。また、逆量子化器15は、
量子化器2と逆の変換を行う。
【0015】ハフマン符号化器3は、データの中で高い
確率で出現するデータほど短い情報源符号へと変換して
データ量の圧縮をする。また、ハフマン復号化器14
は、ハフマン符号化器3と逆の変換をする。
【0016】輪郭検出器4は、輪郭検出用フィルタを使
用して、画像データ中の急激に濃度が変化している部分
の画素、つまり、輪郭を含んでいる部分の画素を抽出
し、例えば、その画素を含んでいるブロックデータを”
1”、含んでいないブロックデータを”0”という数値
にして、各ブロックデータと対応したテーブルデータに
し、メモリ(図示せず)に保持する。本実施例では、上
記した輪郭部分の検出は以下のように行っている。ま
ず、画像データの各画素の座標を(x,y)とし、その画素
の画素値をg(x,y)とし、輪郭検出用フィルタによる変換
を表す式h(k,l)を、例えば数式1又は数式2に示すもの
を使用している。
【0017】
【数1】
【0018】
【数2】
【0019】なお、数式1はある画素とその画素を取り
囲む8画素との画素濃度差を求めるフィルタ変換式であ
り、また、数式2はある画素と、その画素を取り囲む8
画素に更にそれらを取り囲む16画素を加えた24画素
との画素濃度差を求めるフィルタ変換式である。なお、
本発明では、これらフィルタ変換式に限定されず、ある
画素の周囲を囲む任意の画像との濃度差を求めるように
フィルタ変換式を設定してもよい。そして、下記の数式
3によって、画素の変化を表す画素変化値E(x,y)を求め
る。
【0020】
【数3】
【0021】例えば、数式3で数式1に示すフィルタ変
換式を適用した場合には、画素変化値E(x,y)は、ある画
素(x,y)の画素値を4倍して上下左右の4画素の画素値
を引くといった操作を行うことを意味し、ある画素(x,
y)とその周囲の画素との濃度差を求めていることにな
る。
【0022】予め設定された輪郭部分とみなせる状態を
表す基準値と上記で求めた画素変化値E(x,y)の絶対値と
を比較し、画素変化値が大きい場合には輪郭部分である
と判断する。なお、上記した基準値は、処理する画像に
応じて各画像データ毎に設定するようにしてもよい。
【0023】通信制御部5は、データを誤り検出符号を
付したフレームにする誤り検出符号化器6と、データを
誤り訂正符号を付してフレームにする誤り訂正符号化器
7と、を備え、前記フレームの送信及び再送を行う等の
通信制御を行っている。そして、ブロックデータを送信
するときには、通信制御部5は、ブロックデータを送信
するに先立って、まずメモリに保持してあるテーブルデ
ータをメモリにそのまま保持させておくとともに、テー
ブルデータを誤り検出符号化器6に導いて誤り検出符号
を付したフレームにして送信する。次に、通信制御部5
はブロックデータをメモリに保持してあるテーブルデー
タに基づいて輪郭を含むか否かを判断し、輪郭を含むブ
ロックデータであれば誤り検出符号化器6に、輪郭を含
まないブロックデータであれば誤り訂正符号化器7に導
いて、フレームを生成して送信する。
【0024】なお、フレームを送信して受信装置R側か
ら再送要求を受けとった場合には、当該フレームの再送
を行い、再送フレームの受信を完了したとの応答を受け
取った場合には、次に送信するフレームがあればそのフ
レームの送信処理を行う。
【0025】誤り検出符号化器6は、データに基づいて
誤り検出符号(例えばCRC符号)を生成し、HDLC
手順で使用される図2(a)に示すフレームを生成する。
【0026】誤り訂正符号化器7は、データに基づいて
誤り訂正符号(例えば、BCH(Bose-Chaudhuri-Hocque
nghem)符号)を生成し、図2(b)に示すように、ブロッ
クデータにヘッダー部と、BCH符号とを付加してフレ
ームを生成する。なお、ヘッダーは、通信を行う際にフ
レームの同期を取るために使用され、上記した誤り検出
符号化器6で生成されるフレームと、誤り訂正符号化器
7で生成されるフレームと、の2つの形式の違うフレー
ムが送信装置Sと受信装置R間で同様に通信ができるよ
うにするものである。
【0027】変復調器8は、送信側の通信制御部5と通
信路9とのフレームの受け渡しを可能とし、変復調器1
0は、受信側の通信制御部11と通信路9とのフレーム
の受け渡しを可能とし、その結果、受信装置R側と送信
装置S側との通信が可能になる。なお、通信路9は、例
えば、無線回線や電話回線等の有線回線が使用されてい
る。
【0028】通信制御部11は、フレームから誤り検出
符号に基づいて誤りが生じているかを検出する誤り検出
復号化器12と、フレームから誤り訂正符号に基づいて
誤りを検出し訂正処理を行う誤り訂正復号化器13と、
を備え、フレームの再送を要求する、受信が完了したと
の応答をする等の通信制御を行う。ブロックデータを受
信するときには、通信制御部11は、まず、始めに送ら
れてくるテーブルデータのフレームを受信し、誤り検出
復号化器12で誤り検出符号に基づいた処理を行った後
に、受信装置Rのメモリ(図示せず)に格納する。
【0029】そして、引き続き送られてくるブロックデ
ータのフレームを受信すると通信制御部11は、メモリ
に格納したテーブルデータに基づいて、輪郭を含むデー
タのフレームか否かを判断して、輪郭を含むフレームで
あれば誤り検出復号化器12に導き、輪郭を含まないフ
レームであれば誤り訂正復号化器13に導いて、フレー
ムからデータを得る。
【0030】誤り検出復号化器12は、フレームからC
RC符号を取り出して、この符号に基づいてフレームに
誤りがあるか否かを検出する。そして、フレームに誤り
が生じている場合には、情報制御部11に再送の要求を
行わせ、誤りがない場合には、フレームからデータを抽
出し、通信制御手段11に受信完了応答を行わせる。
【0031】誤り訂正復号化器13は、フレームからB
CH符号を取り出して、この符号に基づいてフレームに
誤りがあるかを検出し、誤りがある場合には、この符号
に基づいて訂正処理を行ってデータを再生し、誤りが無
い場合には、フレームからデータを抽出する。そして、
通信制御手段11に受信完了応答を行わせる。
【0032】次に、本実施例に係る画像通信方法を実施
する装置の動作を説明する。画像データに基づいて輪郭
検出器4で生成されたテーブルデータが、メモリ(図示
せず)に保持される。一方、画像データは分割されてブ
ロックデータとなり、離散コサイン変換器1、量子化器
2、ハフマン符号化器3を通って、情報源符号化され
る。この情報源符号化されたブロックデータは通信制御
部5へと導かれ、通信制御部5では、下記に説明するテ
ーブルデータ及びブロックデータの送信処理が行われ
る。送信処理で生成されたフレームは、通信路9、変復
調器10を介して受信装置R側の通信制御部11に受信
される。通信制御部11では、下記に説明するテーブル
データ及びブロックデータの受信処理が行われ、フレー
ムからブロックデータが抽出される。このブロックデー
タを、ハフマン復号化器14、逆量子化器15、逆離散
コサイン変換器16を介して、画像データの一部を表す
元のブロックデータに復元する。そして、このブロック
データを画像データ構成数分まとめることで1画像分の
画像データへと再生し、ディスプレイ等の表示手段に画
像として表示される。
【0033】次に、上記したテーブルデータの送信処理
では、通信制御部5は、テーブルデータをメモリにその
まま保持させておくとともに、誤り訂正符号化器7に導
いて、誤り訂正符号を付してフレームを生成し、受信装
置Rに送信する。そして、この送信に対して再送要求を
受け取った場合には、受信完了したとの応答を受け取る
まで当該フレームを再送を繰り返す。そして、受信完了
応答を受け取った場合には、次にブロックデータの送信
処理を行う。
【0034】また、ブロックデータの送信処理は図3に
示すような手順で行われ、通信制御部5に導かれたデー
タは、通信制御部5でメモリに保持してあるテーブルデ
ータに基づいて、輪郭を含むデータであるか否かを判断
され(ステップS1)、輪郭を含むデータであれば、誤
り検出符号化器6によって誤り検出符号が付したフレー
ムに生成され(ステップS2)、輪郭を含まないデータ
であれば、誤り訂正符号化器7によって誤り訂正符号を
付したフレームに生成される(ステップS3)。
【0035】そして、通信制御部5が生成されたフレー
ムを受信装置R側に送信する(ステップS4)。そし
て、通信制御部5が受信装置R側から再送要求を受信し
た場合(ステップS5)には、受信が完了したとの応答
を受信するまでフレームの再送処理を繰り返す(ステッ
プS4)。受信完了応答を受信した場合には、送信する
データを全て送信したかを判断し(ステップS6)、全
てのデータを送信するまで処理を繰り返す。
【0036】また、上記したテーブルデータの受信処理
では通信制御部11は、最初に送られてくるテーブルデ
ータのフレームを誤り検出復号器12に導き、フレーム
に誤りが生じているか否かを検出し、誤りを生じている
場合には、送信装置Sにフレームの再送を要求し、誤り
を生じていない場合には、受信が完了したとの応答を送
信装置Sに送信するとともに、フレームからテーブルデ
ータを抽出してメモリに格納し、次に送られてくるブロ
ックデータの受信処理が行われる。
【0037】また、ブロックデータの受信処理は図4に
示す手順で行われ、通信制御部11は送信されてくるフ
レームが、メモリに格納されているテーブルデータに基
づいて、輪郭を含むブロックデータのフレームか否かを
判断し(ステップS7)、輪郭を含むブロックデータの
フレームである場合には、誤り検出復号器12が、誤り
を生じているか否かを検出する(ステップS8)。そし
て、誤りを生じている場合には通信制御部11が再送の
要求を送信側の通信制御部5に送信し(ステップS
9)、誤りが生じていない場合には通信制御部11がフ
レームからブロックデータを抽出するとともに、受信完
了応答を送信側の通信制御部5に送信する(ステップS
10)。
【0038】一方、輪郭を含まないフレームである場合
には、誤り訂正復号器13がフレームに誤りが生じてい
るかを否かを検出し(ステップS11)、誤りを生じて
いない場合にはブロックデータを抽出するとともに、通
信制御部11が送信装置Sに受信完了応答を送信し(ス
テップS12)、また、誤りが生じている場合には誤り
訂正符号に基づいて誤り訂正処理を行ってブロックデー
タを再生し、送信装置Sに受信完了応答を送信する(ス
テップS13)。
【0039】フレームから得られたブロックデータは、
後続の処理を行うハフマン復号化器14へと導かれる
(ステップS14)。そして、次にフレームが受信され
るか否かを判断し(ステップS15)、フレームが受信
される間は処理を繰り返す(ステップS7)。
【0040】上記したように、テーブルデータ及び輪郭
を含むブロックデータのフレームに対して誤りが生じた
場合にのみ再送処理を行っており、従来の画像通信方法
に比べてフレーム再送処理を行う対象のデータ量を減少
させることができる。このため、フレーム再送処理を行
う時間が短くなり、通信時間の短縮が可能となる。ま
た、このような通信時間の短縮の効果は、図5の実線に
示すように、波線で示す従来例に較べて、とりわけデー
タ伝送誤り率が高くなればなる程顕著である。
【0041】更に、画像を認識する上で重要な輪郭を含
むブロックデータのフレームに対して誤りが生じた場合
に再送処理を行って確実なブロックデータを得ることが
でき、また、輪郭を含まないブロックデータのフレーム
に対して誤りが生じた場合にも、ある程度誤りを訂正し
てブロックデータを得ることができるために、これらブ
ロックデータから再生された画像データは内容を確認す
るのに十分明瞭な画像を表示させることができる。
【0042】なお、上記した実施例では、ブロックデー
タを送信する前にテーブルデータを送信し、そのテーブ
ルデータに基づいて受信装置R側で、受信されるデータ
が輪郭を含むブロックデータか、輪郭を含まないブロッ
クデータかを判断し、後続の処理を選択していたが、送
信装置S側がテーブルデータを送信せずに、送信するブ
ロックデータのフレームに輪郭を含むか含まないかを示
すフラグを付し、受信装置Rがブロックデータを受信し
たときにブロックデータ毎にそのフラグに基づいて輪郭
を含むか否かを識別して、後続の処理を選択するように
しても、識別してから処理を選択するといった処理効率
のわずかな低下があるが、通信時間の短縮といった本発
明の効果が十分に得られ、さらに、受信装置Rにテーブ
ルデータを保持するためのメモリを備える必要がなくな
る。
【0043】また、本実施例では、輪郭を含むブロック
データと輪郭を含まないブロックデータにそれぞれ違う
誤り検出符号及び誤り訂正符号を付していたが、誤り訂
正を行うことのできる符号を前記両ブロックデータに付
し、送信するフレームを形成することもできる。また、
上記した実施例では、図2(a)(b)に示したように形式の
違うフレームを用いて輪郭を含むブロックデータと輪郭
を含まないブロックデータとを伝送していたが、輪郭を
含むブロックデータと輪郭を含まないブロックデータと
で同じ形式のフレームを使用するといったように、他の
形式のフレームを用いることもできる。
【0044】
【発明の効果】上記説明したように、請求項1に係る画
像通信方法によると、伝送する画像データ中のブロック
が画像輪郭を含むか否かに基づいて誤り検出処理又は誤
り訂正処理を使い分けるようにしたため、誤り検出処理
に基づいて再送されるデータ量が縮小されて画像データ
の通信時間を短縮することができるとともに、再生され
た画像データからは十分に認識できる了解度の高い画像
を得ることができる。また、請求項2に係る画像通信方
法によると、上記した効果に加え、送信装置がブロック
データが輪郭を含むか含まないかを特定するテーブルデ
ータをブロックデータの送信に先立って送信して、受信
装置がこのテーブルデータに基づいて送られてくるブロ
ックデータが輪郭を含むか否かを識別し、データに誤り
が生じた場合には、この識別に従って再送処理及び訂正
処理を選択するようにしたために、再送処理及び訂正処
理に際しての判断及び選択等を減らすことができ、処理
効率が向上する。このように、通信時間の短縮ができる
とともに、画像データから了解度の高い画像が得られる
ために、無線回線などの誤り率の多い通信路を使った通
信でも、画像通信が支障なく利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る画像通信方法を実施
する装置の構成図である。
【図2】 データの送信に使用するフレームを示す図で
ある。
【図3】 本発明の一実施例に係る画像通信方法で画像
データを送信する際の手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】 本発明の一実施例に係る画像通信方法で画像
データを受信する際の手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】 従来例と本発明の一実施例においての通信時
間を示した図である。
【図6】 従来例に係る画像通信方法を実施する装置の
構成図である。
【符号の説明】
S・・送信装置、 R・・受信装置、5、11・・通信
制御部、 6・・誤り検出符号化器、7・・誤り検出符
号化器、 8、10・・変復調器、9・・通信路、 1
2・・誤り検出復号化器、13・・誤り訂正復号化器、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの画像の画像データを複数のブロッ
    クデータに分割して、送信装置から受信装置へ伝送する
    画像通信方法において、伝送される画像データ中の画像
    輪郭を含むブロックと画像輪郭を含まないブロックとを
    識別し、画像輪郭を含むブロックデータには誤り検出符
    号を付して伝送する一方、画像輪郭を含まないブロック
    データには誤り訂正符号を付して伝送し、受信装置側で
    訂正符号及び検出符号に基づいて伝送されたブロックデ
    ータの誤り発生を検出した場合には、画像輪郭を含まな
    いブロックについては誤り訂正符号に基づいて当該ブロ
    ックデータの誤り訂正処理を行う一方、画像輪郭を含む
    ブロックデータについては送信装置へ当該ブロックデー
    タの再送を要求し、受信装置は誤り訂正し又は再送され
    たブロックデータを用いて画像データを再生することを
    特徴とする画像通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像通信方法におい
    て、送信装置は前記ブロックデータの伝送に先立って、
    画像輪郭を含むブロックと画像輪郭を含まないブロック
    を特定するテーブルデータを受信装置へ伝送し、受信装
    置は当該テーブルデータに基づいて伝送されたブロック
    データに対する前記誤り訂正処理又は再送要求処理を選
    択することを特徴とする画像通信方法。
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