JP2001127083A - 半導体実装装置 - Google Patents

半導体実装装置

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JP2001127083A
JP2001127083A JP30861499A JP30861499A JP2001127083A JP 2001127083 A JP2001127083 A JP 2001127083A JP 30861499 A JP30861499 A JP 30861499A JP 30861499 A JP30861499 A JP 30861499A JP 2001127083 A JP2001127083 A JP 2001127083A
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JP
Japan
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semiconductor element
bonding
bonding agent
die bonding
transfer
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JP30861499A
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English (en)
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Miki Abe
未来 阿部
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • H01L24/741Apparatus for manufacturing means for bonding, e.g. connectors
    • H01L24/743Apparatus for manufacturing layer connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/741Apparatus for manufacturing means for bonding, e.g. connectors
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  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイボンド剤の塗布位置と半導体素子の接着
位置ずれが防止できる半導体実装装置を得る。 【解決手段】 半導体素子1をボンディングコレット5
で吸着し、ボンディングコレット5をダイボンド剤容器
4上へ移動した後、ダイボンド剤3の上面に半導体素子
1の裏面が接触するようにボンディングヘッド6を一定
深さまで降ろして半導体素子1の裏面にダイボンド剤3
を付着させる。しかる後、ボンディングヘッド6をボン
ディングステージ9上に移動させ、半導体素子1を実装
基板2上の所定の位置に押し付けて接着する処理を順次
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体実装装置に
関するもので、特に高周波用半動体素子をパッケージ、
基板、およびリードフレームなどに接着する装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の半導体実装装置の構成図
である。図において、1は半導体ウエハなどから切り出
した半導体素子、2は実装基板、3はダイボンド剤、4
はダイボンド剤3を入れた容器、5は真空圧を供給して
半導体素子1を吸着できるようにした貫通穴を有するボ
ンディングコレット、6はボンディングコレット5を保
持するボンディングヘッド、7a'は転写ヘッドの駆動
系、7b'はボンディングヘッドの駆動系、8cはダイ
ボンド剤3の塗布とボンディングの制御装置、9は実装
基板2を載せるボンディングステージ、10は半導体素
子1とほぼ同じ形状にダイボンド剤3を付着することが
できる転写コレット、11は転写コレット10を保持す
る転写ヘッドである。
【0003】転写ヘッドの駆動系7a'は、転写ヘッド
11を保持しながらダイボンド剤容器4上からボンディ
ングステージ9上の実装基板2上へ水平移動させたり、
転写コレット10にダイボンド剤3を付着させたり、転
写コレット10に付着したダイボンド剤3を実装基板2
へ転写するための上下移動をするものである。
【0004】ボンディングヘッドの駆動系7b'は、半
導体素子1を保持しながらボンディングヘッド6をボン
ディングステージ9上の実装基板2上へ水平移動させ、
また半導体素子1を実装基板2へ接着するための上下移
動をするものである。
【0005】8cは、ダイボンド剤3を塗布するタイミ
ングや位置、ダイボンドするタイミングや位置の他、半
導体素子1のピッキング、吸着の停止・開始のタイミン
グ、ダイボンド荷重・時間など、ダイボンドを実行する
に必要な動作を制御する制御装置である。
【0006】従来の半導体実装装置は図4に示すように
構成され、まず、図4(A)に示すように転写コレット
10を転写ヘッド11により容器4方向に降ろし、転写
コレット10に容器4内のダイボンド剤3を付着させた
後、当該転写コレット10を上方に移動させる。次に当
該転写コレット10を図4(B)に示すように転写コレ
ット10をボンディングステージ9上の実装基板2の上
に移動させ、転写ヘッド11を降ろして実装基板2に一
定量のダイボンド剤3を実装基板2の所定の位置に塗布
した後、転写コレット10を上方に移動させる。図4
(D)に示すように半導体素子1を吸着したボンディン
グコレット5をボンディングステージ9上に移動させ、
図4(E)に示すようにボンディングヘッド6を降ろし
て半導体素子1を実装基板2上の所定の位置に押し付け
て接着した後、ボンディングヘッド6は図4(F)に示
すように上方に移動するものである。
【0007】以上のようにして、従来の半導体実装装置
は、実装基板2の所定の位置にダイボンド剤3を塗布し
た後、半導体素子1をダイボンド剤3と同じ位置に接着
していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の半
導体実装装置は、ダイボンド剤3を実装基板2に塗布し
た後、同じ位置に半導体素子1を接着するため、ダイボ
ンド剤3を塗布する転写ヘッド11の駆動系7aと半導
体素子1を接着するボンディングヘッド6の駆動系7b
が別系統となっている。したがって、特に高精度にボン
ディングすることが必要な場合、塗布位置と接着位置に
ズレが発生していた。
【0009】このため、半導体素子の接着エリア全面に
ダイボンド剤が塗布されることなく接着されるので、次
のような問題点を誘発させていた。
【0010】たとえば、高周波用機器へ適用など、導電
性のダイボンド剤によって厚さ100μmの薄型半導体
素子を高い位置精度、例えば±50μm以下の精度で、
ボンディングすることが必要な場合、電気信号を伝える
ために必要な部分にダイボンド剤が塗布されていないと
目的とする電気性能が得られないという問題があった。
【0011】また、そのような薄型半導体素子におい
て、ワイヤボンドパッドの下面にダイボンド剤が塗布さ
れていない場合、ワイヤボンディング時に割れや欠けな
どの不具合が発生するという問題があった。また、接着
剤がはみ出して塗布された場合、隣接チップ間からはみ
出したダイボンド剤が這い上がり、チップ面を汚染する
という問題があった。
【0012】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたもので、従来の半導体実装装置で発生する位置
ズレを防止し、電気的、機械的に最適な接着面積を確保
することで、製造物の電気性能と製造品質の安定化の両
方を実現する半導体実装装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明の半導体実装
装置は、半導体素子を着脱自在に保持するボンディング
コレットと、上記半導体素子を実装基板に接着するため
のダイボンド剤を入れた容器と、上記ボンディングコレ
ットを保持して所定の位置に移動するためのボンディン
グヘッドと、上記半導体素子をダイボンド剤で接着する
実装基板を載せるボンディングステージと、上記半導体
素子をボンディングコレットで保持させ、上記ボンディ
ングコレットを上記ダイボンド剤容器上へ移動させ、ダ
イボンド剤の上面に半導体素子の裏面が接触するように
ボンディングヘッドを一定深さまで降ろして半導体素子
の裏面にダイボンド剤を付着させる手段、上記ボンディ
ングヘッドをボンディングステージ上に移動させ、半導
体素子を実装基板上の所定の位置に押し付けて接着する
手段とを有する移動制御機構とを備えたものである。
【0014】第2の発明の半導体実装装置は、半導体素
子を着脱自在に保持するボンディングコレットと、上記
半導体素子を実装基板に接着するためのダイボンド剤を
入れた容器と、上記ボンディングコレットを保持して所
定の位置に移動するためのボンディングヘッドと、上記
半導体素子をダイボンド剤で接着する実装基板を載せる
ボンディングステージと、上記半導体素子とほぼ同じ形
状にダイボンド剤を付着することができる転写コレット
と、上記転写コレットに付着したダイボンド剤を写し取
る転写ステージと、上記転写コレットを保持して所定の
位置に移動するための転写ヘッド、ダイボンド剤を上記
転写コレットに付着させ、上記転写コレットを上記転写
ステージ上に移動させ、上記転写ヘッドを降ろして上記
転写ステージに一定量のダイボンド剤を塗布する手段、
上記半導体素子を吸着したボンディングコレットを上記
転写ステージに移動させ、上記転写ステージに塗布され
たダイボンド剤の上面に上記半導体素子の裏面が接触す
るようにボンディングヘッドを降ろし、上記半導体素子
の裏面にダイボンド剤を付着させる手段、上記半導体素
子にダイボンド剤が付着された状態で上記ボンディング
ヘッドをボンディングステージ上に移動させ、上記半導
体素子を実装基板上の所定の位置に押し付けて接着する
手段とを有する移動制御機構とを備えたものである。
【0015】第3の発明の半導体実装装置は、第2の発
明において上記転写ステージに一定量転写されているダ
イボンド剤を加熱する加熱手段を設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す半導体実装装置の構成と実装の動作
を表す概念図である。図において、1、2、3、5、
6、9は図4のものと同様である。7bはボンディング
ヘッドの駆動系、8aは半導体素子1へのダイボンド剤
塗布および実装基板2への半導体素子1の接着を制御す
る制御装置である。
【0017】上記半導体素子1は、主にSi,GaAs
などの半導体材料のものを指すが、直方体形状のAl2
3材料で作られた基板、キャパシタ、抵抗体などのチ
ップ類も用いる。
【0018】上記実装基板2は、たとえば、樹脂、セラ
ミック、金属などの材料で、パッケージ形状、リードフ
レーム形状、および基板形状になっているものを用い
る。
【0019】上記ダイボンド剤3は、たとえば、主成分
がエポキシ、ポリイミド、シリコンなど樹脂系であり、
フィラーにAuやシリカ、ガラス粒子などが混入する場
合があり、導電性や絶縁性、熱伝導性などの特性を示す
ものである。
【0020】ボンディングヘッド6の駆動系7bは、基
本的にワークエリアを水平に移動する場合と、半導体素
子1裏面にダイボンド剤3を塗布する時や実装基板2へ
のダイボンド時などに上下に移動する場合の2方向に移
動するものである。たとえば、機械的な位置精度を確保
するために、レールのようなものに沿って移動する時も
ある。
【0021】制御装置8aは、ダイボンド剤3を塗布す
るタイミングや位置、ダイボンドするタイミングや位置
の他、半導体素子1のピッキング、吸着の停止・開始の
タイミング、ダイボンド荷重・時間など、ダイボンドを
実行するに必要な動作を制御する。たとえば、半導体素
子1の裏面にダイボンド剤3を塗布する際、半導体素子
1の裏面が容器4中のダイボンド剤3上面に接触する
が、半導体素子1の表面にまで浸漬しないように、ボン
ディングヘッド6の上下方向の距離をコントロールす
る。
【0022】ボンディングステージ9は、縦横および角
度方向への移動が可能であり、実装基板2を載せて固定
した後、半導体素子を接着する所定の位置に高精度に動
くことが可能である。
【0023】上記のように構成された半導体実装装置に
おいて、半導体素子1を図1(A)に示すようにボンデ
ィングコレット5で吸着し、ダイボンド剤3の上面に半
導体素子1の裏面が接触するようにボンディングヘッド
6を一定深さまで降ろして半導体素子1の裏面にダイボ
ンド剤3を付着させた後(図1(B))、当該ボンディ
ングヘッド6を上方に移動させる。図1(A)に示すよ
うにダイボンド剤3の上面に半導体素子1の裏面が接触
するようにボンディングヘッド6を一定深さまで降ろし
て半導体素子1の裏面にダイボンド剤3を付着させ後
(図1(B))、ボンディングヘッド6を上方に移動さ
せ、かつ図1(C)(D)に示すようにボンディングス
テージ9上に移動させ、半導体素子1を実装基板2上の
所定の位置に押し付けて接着する。しかる後ボンディン
グヘッド6、ボンディングコレット5を図1(E)に示
すように上方に移動させる。
【0024】以上のように、この発明の実施の形態1に
よる半導体実装装置は、半導体素子をボンディングコレ
ット5で吸着し、ボンディングコレット5をダイボンド
剤容器4上へ移動した後、ダイボンド剤3の上面に半導
体素子1の裏面が接触するようにボンディングヘッド6
を一定深さまで降ろして半導体素子1の裏面にダイボン
ド剤3を付着させ、ボンディングヘッド6をボンディン
グステージ9上に移動させ、半導体素子1を実装基板2
上の所定の位置に押し付けて接着する処理を順次行う。
半導体素子1の裏面をダイボンド剤3に接触させること
によって、半導体素子1の全面にダイボンド剤3を付着
させ、半導体素子1にダイボンド剤3を付着させたボン
ディングヘッド6で実装基板の所定の位置へ接着するこ
とにより、ダイボンド剤の塗布と半導体素子の接着が同
じボンディングヘッド6で実施される。これによって、
ダイボンド剤の塗布位置と半導体素子の接着位置の位置
ズレが防止でき、製造物の電気性能と製造品質の安定化
を実現できる。
【0025】実施の形態2.図2はこの発明の実施2の
形態を示す半導体実装装置の構成と実装の動作を表わす
概念図である。図において、1〜6、7b、9は図1と
同じであり、7aは転写ヘッドの駆動系、8bはダイボ
ンド剤の転写および半導体素子1へのダイボンド剤3の
塗布および実装基板2への半導体素子1の接着を制御す
る制御装置、10は半導体素子1とほぼ同じ形状でダイ
ボンド剤3を付着することができる転写コレット、11
は転写コレット10を保持する転写ヘッド、12はダイ
ボンド剤3を写し取るための転写ステージである。
【0026】転写ヘッド11の駆動系7aは、基本的に
ワークエリアを水平に移動する場合と、転写コレット1
0にダイボンド剤3を塗布する時や転写ステージ12上
へ転写する時などに上下に移動する場合の2方向に移動
するものである。たとえば、機械的な位置精度を確保す
るために、レールのようなものに沿って移動する時もあ
る。
【0027】転写コレット10は、半導体素子1の裏面
に適量のダイボンド剤3を写し取るため、あらかじめ実
装基板2とは別の場所にダイボンド剤3を塗布させるも
のである。転写させたダイボンド剤3を半導体素子1の
裏面に写し取る際、裏面からズレないようにするため、
半導体面積よりも一回りほど大きいものを用いる。たと
えば、半導体素子と同形状の櫛形の先端にダイボンド剤
を塗布するタイプや、直方体で全面に塗布するタイプな
どを用いる。
【0028】転写ステージ12は、上記転写コレット1
0によってあらかじめダイボンド剤3を塗布する場所で
あり、塗布したダイボンド剤3は、半導体素子1を保持
したボンディングコレット5を移動させ、半導体素子1
の裏面に接触し写し取る。半導体素子の裏面にダイボン
ド剤を写し取った後、残った接着剤は、ワイパーのよう
なものでその都度拭き取る機構になっており、ダイボン
ド塗布量を一定量に保たせている。
【0029】制御装置8bは、ダイボンド剤3を塗布す
るタイミングや位置、ダイボンドするタイミングや位置
の他、半導体素子1のピッキング、吸着の停止・開始の
タイミング、ダイボンド荷重・時間など、ダイボンドを
実行するに必要な動作を制御する。たとえば、半導体素
子1の裏面にダイボンド剤3を塗布する際、半導体素子
1の裏面が転写ステージ12上のダイボンド剤3上面に
接触するが、転写ステージ12にぶつからないように、
ボンディングヘッド6の上下方向の距離をコントロール
する。
【0030】上記のように構成された半導体実装装置に
おいて、まず、転写ヘッド11を転写コレット10が容
器4のダイボンド剤3に接するように降ろして付着さ
せ、図2(A)に示すようにダイボンド剤3を転写コレ
ット10に付着させた状態で上方に移動させ後、水平方
向に移動させて、図2(B)に示すように転写コレット
10を降ろし転写ステージ12上に移動させ、転写ステ
ージ12に一定量のダイボンド剤3を塗布した後(図2
(B))、図2(C)に示すように転写コレット10、
転写ヘッド11を上方に移動させる。次に図2(D)に
示すように半導体素子1を吸着したボンディングコレッ
ト5を上記転写ステージ12に移動させ、転写ステージ
12に塗布されたダイボンド剤3の上面に半導体素子1
の裏面が接触するようにボンディングヘッド6を降ろ
し、半導体素子1の裏面にダイボンド剤3を付着させる
(図2(E))。ダイボンド剤3が付着した半導体素子
1を上方に移動させ、ボンディングステージ9に対向す
る位置まで水平に移動させる。そして図2(F)に示す
ようにボンディングヘッド6をボンディングステージ9
上に移動させ、図2(G)に示すように半導体素子1を
実装基板2上の所定の位置に押し付けて接着させた後、
ボンディングヘッド6、ボンディングコレット5を図2
(H)に示すように上方に移動させる。
【0031】この発明の実施の形態2による半導体実装
装置は、ダイボンド剤3を転写コレット10に付着さ
せ、転写コレット10を転写ステージ12上に移動さ
せ、転写ヘッド11を降ろして転写ステージ12に一定
量のダイボンド剤3を塗布した後、半導体素子1を吸着
したボンディングコレット5を転写ステージ12に移動
させる。そして転写ステージ12に塗布されたダイボン
ド剤3の上面に半導体素子1の裏面が接触するようにボ
ンディングヘッド6を降ろし、半導体素子1の裏面にダ
イボンド剤3を付着させ、ボンディングヘッド6をボン
ディングステージ9上に移動させ、半導体素子1を実装
基板2上の所定の位置に押し付けて接着する処理を順次
行う。
【0032】あらかじめ、一定量に転写されているダイ
ボンド剤を半導体素子の裏面に接触させることによっ
て、半導体素子の全面に適正な厚みや量のダイボンド剤
が付着する。その後は、実施の形態1と同様に、半導体
素子にダイボンド剤を付着させたボンディングヘッドで
実装基板の所定の位置へ接着するため、ダイボンド剤の
塗布と半導体素子の接着が同じボンディングヘッドで実
施される。したがって、ダイボンド剤の塗布位置と半導
体素子の接着位置の位置ズレの防止に加えて、ダイボン
ド剤の厚みや塗布量を適正にすることができ、製造物の
電気性能と製造品質の安定化を実現できる。
【0033】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示す半導体実装装置の構成と実装の動作を表わす
概念図であり、図において1〜12は、図2と同じもの
であり、13は転写ステージを加温するヒータおよび温
度制御装置である。
【0034】ヒータおよび温度制御装置13は、転写ス
テージ12を加温して、転写ステージ12上に塗布され
たダイボンド剤3の粘度を低下するためのものである。
少なくとも±2℃以下の温度コントロールが可能であ
り、ダイボンド剤3の粘度低下に必要な温度を加温でき
るものとする。
【0035】上記のように構成された半導体実装装置に
おいて、実施の形態2に示す半導体実装装置に、ヒータ
および温度制御装置13を具備する転写ステージ12を
備えることにより、図3(B)(C)に示すように転写
ステージ12とその上に塗布されたダイボンド剤3が加
熱され、図3(D)(E)に示すようにダイボンド剤3
の粘度が下がり転写ステージ12上に均一に塗り広がっ
た後、半導体素子1を吸着したボンディングコレット5
を転写ステージ12に移動させる。転写ステージ12に
塗布されたダイボンド剤3の上面に半導体素子1の裏面
が接触するようにボンディングヘッド6を降ろし、半導
体素子1の裏面にダイボンド剤3を付着させ、図3
(F)(G)に示すようにボンディングヘッド6をボン
ディングステージ9上に移動させ、図3(H)に示すよ
うに半導体素子1を実装基板2上の所定の位置に押し付
けて接着する。
【0036】以上のように、あらかじめ一定量に転写さ
れているダイボンド剤3を加熱し、ダイボンド剤3の粘
度を低下させることによって、半導体素子1の裏面をダ
イボンド剤3に接触させる際、半導体素子1の全面に適
正な厚みや量のダイボンド剤3がなじみ良く付着する。
その後、実施の形態1と同様に、半導体素子1にダイボ
ンド剤3を付着させたボンディングヘッド6で実装基板
2の所定の位置へ接着するため、ダイボンド剤3の塗布
と半導体素子1の接着が同じボンディングヘッド6で実
施される。したがって、ダイボンド剤3の塗布位置と半
導体素子1の接着位置の位置ズレの防止、およびダイボ
ンド剤3の厚みや塗布量の適正化に加えて、ダイボンド
剤3のなじみ性を向上することができる。
【0037】
【発明の効果】第1の発明によれば、ダイボンド剤の塗
布位置と半導体素子の接着位置の位置ズレが防止でき
る。これによって、製造物の電気性能と製造品質の安定
化が実現できる。
【0038】第2の発明によれば、第1の発明によって
有効となったダイボンド剤の塗布位置と半導体素子の接
着位置の位置ズレ防止に加えて、ダイボンド剤の厚みや
量を適正にすることができる。これによって、製造物の
電気性能と製造品質の安定化が実現できる。
【0039】第3の発明によれば、第2の発明によって
有効となるダイボンド剤の厚みと量の適正化に加えて、
ダイボンド剤のなじみ性を向上することができる。これ
によって、製造物の電気性能と製造品質の安定化が実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による半導体実装方法の実施の形態
1を示す図である。
【図2】 この発明による半導体実装装置の実施の形態
2を示す図である。
【図3】 この発明による半導体実装装置の実施の形態
3を示す図である。
【図4】 従来の半導体実装方法を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体素子、2 実装基板、3 ダイボンド剤、4
容器、5 ボンディングコレット、6 ボンディング
ヘッド、7a 転写ヘッドの駆動系、7bボンディング
ヘッドの駆動系、8a、8b、8c 制御装置、9 ボ
ンディングステージ、10 転写コレット、11 転写
ヘッド、12 転写ステージ、13ヒータおよび温度制
御装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を着脱自在に保持するボンデ
    ィングコレットと、上記半導体素子を実装基板に接着す
    るためのダイボンド剤を入れた容器と、上記ボンディン
    グコレットを保持して所定の位置に移動するためのボン
    ディングヘッドと、上記半導体素子をダイボンド剤で接
    着する実装基板を載せるボンディングステージと、上記
    半導体素子を上記ボンディングコレットで保持し、その
    状態で上記容器上へ移動させるとともに、ダイボンド剤
    の上面に半導体素子の裏面が接触するようにボンディン
    グヘッドを一定深さまで降ろして半導体素子の裏面にダ
    イボンド剤を付着させる手段、上記ボンディングヘッド
    をボンディングステージ上に移動させ、半導体素子を実
    装基板上の所定の位置に押し付けて接着する手段とを有
    する移動制御機構とを備えたことを特徴とする半導体実
    装装置。
  2. 【請求項2】 半導体素子を着脱可能に保持するボンデ
    ィングコレットと、上記半導体素子を実装基板に接着す
    るためのダイボンド剤を入れた容器と、上記ボンディン
    グコレットを保持して所定の位置に移動するためのボン
    ディングヘッドと、上記半導体素子をダイボンド剤で接
    着する実装基板を載せるボンディングステージと、上記
    半導体素子とほぼ同じ形状にダイボンド剤を付着するこ
    とができる転写コレットと、上記転写コレットに付着し
    たダイボンド剤を写し取る転写ステージと、上記転写コ
    レットを保持して所定の位置に移動するための転写ヘッ
    ド、ダイボンド剤を上記転写コレットに付着させ、上記
    転写コレットを上記転写ステージ上に移動させ、上記転
    写ヘッドを降ろして上記転写ステージに一定量のダイボ
    ンド剤を塗布する手段、上記半導体素子を保持したボン
    ディングコレットを上記転写ステージに移動させ、上記
    転写ステージに塗布されたダイボンド剤の上面に上記半
    導体素子の裏面が接触するようにボンディングヘッドを
    降ろし、上記半導体素子の裏面にダイボンド剤を付着さ
    せる手段、上記半導体素子にダイボンド剤が付着された
    状態で上記ボンディングヘッドをボンディングステージ
    上に移動させ、上記半導体素子を実装基板上の所定の位
    置に押し付けて接着する手段とを有する移動制御機構と
    を備えたことを特徴とする半導体実装装置。
  3. 【請求項3】 上記転写ステージに一定量転写されてい
    るダイボンド剤を加熱する加熱手段を設けたことを特徴
    とする請求項2記載の半導体実装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20130029708A (ko) * 2011-09-15 2013-03-25 가부시끼가이샤 히다찌 하이테크 인스트루먼츠 다이본더 및 다이본딩 방법
CN110047766A (zh) * 2019-04-25 2019-07-23 广东工业大学 一种双模混合控制芯片倒装方法

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