JP2001125961A - 情報ダウンロード用メモリ装置 - Google Patents

情報ダウンロード用メモリ装置

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JP2001125961A
JP2001125961A JP30272699A JP30272699A JP2001125961A JP 2001125961 A JP2001125961 A JP 2001125961A JP 30272699 A JP30272699 A JP 30272699A JP 30272699 A JP30272699 A JP 30272699A JP 2001125961 A JP2001125961 A JP 2001125961A
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JP30272699A
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Tadahiro Yamaguchi
忠博 山口
Ryuichi Nemoto
隆一 根本
Atsutoshi Sato
敦俊 佐藤
Takeru Minemoto
長 峯元
Yoshinori Ninomiya
良憲 二宮
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリに情報コンテンツのダウン
ロードするのに、支払い料金を考慮する必要がなく、ユ
ーザにとって使用し易くする。 【解決手段】 フラッシユメモリは制御回路部とデータ
保存部とを有しており、データ保存部はメモリ管理領域
2aと情報コンテンツをダウンロードするためのデータ
保存領域2bとを有している。メモリ管理領域2aで
は、情報コンテンツをダウンロードするために端末が使
用するソフトやダウンロードした情報コンテンツを再生
するためにタン末が使用するソフトなどが格納され(領
域2a8)、また、情報コンテンツを新たに購入可能な
金額を表わす情報料残高(領域2a5)、ダウンロード
された各情報コンテンツ毎の使用制限条件を表わすアク
セス管理用カウンタ(領域2a7)、データ保存領域2
bをブロック単位で情報料残高に振り替えられるメモリ
利用利用金(領域2a6)などが格納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字や音声,画像
などの情報を記憶するための小型の情報ダウンロード用
メモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パソコンなどの電子機器に用いて
各種情報を書き込んで保存しておくための記憶媒体とし
て、コンパクトフラッシュメモリなどの小型のメモリが
知られている。現状では、かかるメモリに音声や画像な
どの情報が記憶されており、ユーザが希望する内容の情
報を記憶しているメモリを購入し、これを再生専用のプ
レーヤに用いることにより、かかる情報を視聴すること
ができるようにするのがほとんどであった。
【0003】これに対し、近年では、電話回線や通信衛
星,高速データケーブルなどを利用して情報の配信が行
なわれ、ユーザとしても、このように配信される希望の
情報を端末にダンロードすることにより、利用すること
ができるようになってきている。また、コンビニエンス
ストアなどの店頭に端末が設置され、これからの所望情
報をメモリにダウンロードすることができるようになっ
てきている。さらには、また、高性能の携帯電話機など
では、ネットワークに接続することにより、インターネ
ットを利用することができ、インターネットを介して所
望情報を得ることができるようになってきており、パソ
コンなどを使用しなくとも、情報の入手が可能な状況と
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般ユーザ
がこのようなメモリにダウンロードして利用する基本的
な情報のコンテンツとしては、映像や,音声,書籍など
が挙げられる。しかし、このようなコンテンツを利用で
きるようにするためには、プロバイダとの契約のもと
に、このコンテンツの使用料金を支払い、データを電話
回線などを通して使用端末にダウンロードし、この端末
のアプリケーションプログラムなどを利用することによ
って可能となるのであるが、一般ユーザとしては、プロ
バイダと契約して回線使用料などに実際どれだけの金額
を支払わなければならないかが分からないため、非常に
使いづらい面もある。
【0005】また、契約をもとにダウンロードして利用
可能な情報コンテンツは、一般に、著作権が存在するの
で、ダウンロードした情報コンテンツを他人に譲渡した
り、コピーしたりすることを禁止する必要があるし、ま
た、支払い料金に応じて利用できる情報コンテンツの使
用を制限する必要があり、これら使用制限のための処置
も考慮する必要がある。
【0006】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであって、その目的は、情報コンテンツのダウン
ロードするのに支払い料金を考慮する必要がなく、ユー
ザにとって使用し易くした情報ダウンロード用メモリ装
置を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、ユーザの手を
煩わすことなく、情報コンテンツの使用制限処置をする
ことができるようにした情報ダウンロード用メモリ装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、中央演算処理装置などの制御回路部とデ
ータ保存部とを内蔵し、端末に装着して外部からの情報
コンテンツのダウンロードやダウンロードされた情報コ
ンテンツの再生を可能とするものであって、データ保存
部はメモリ管理情報を格納するメモリ管理領域と情報コ
ンテンツをダウンロードするためのデータ保存領域とを
有し、メモリ管理領域は、端末が実行するソフトウェ
ア、即ち、外部との間で通信回線を接続して情報コンテ
ンツのダウンロードのためのソフトウェアや、データ保
存領域にダウンロードされた情報コンテンツを読み出し
て再生するためのソフトウェア,データ保存領域の一部
を構成する複数の単位ブロックを金額に換算して、情報
コンテンツの購入に際しての情報料残高の不足金額を補
填するためのメモリ利用料金とするためのソフトウェア
を格納する領域を含む構成をなしている。
【0009】また、本発明は、情報コンテンツを購入し
てデータ保存領域にダウンロードする毎に、購入した情
報コンテンツの値段分だけ減算され、現時点での情報コ
ンテンツの購入可能な金額を表わす上記情報料残高、上
記のメモリ利用料金、データ保存領域にダウンロードさ
れた情報コンテンツ毎に、再生回数や使用期限を制限す
る情報を夫々、上記のメモリ管理情報の1つとして格納
している構成とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による情報ダンロード用メ
モリの一実施形態の概略構成を示す平面図であって、1
はこの実施形態の情報ダンロード用メモリ、2はデータ
保存部、3は制御回路部、4は外部端子、5は情報残高
表示部、6は書込制御機構部である。
【0011】同図において、この実施形態の情報ダンロ
ード用メモリ1内には、ダウンロードした情報コンテン
ツなどを格納するデータ保存部2とCPU(中央処理装
置)などを含む制御回路部3が内蔵されており、また、
情報ダンロード用メモリ1の表面には、制御回路部3な
どに接続される外部端子(電源端子やクロック端子,デ
ータ端子など)4や情報残高表示部5,書込制御機構部
6が設けられている。情報残高表示部5は、例えば、液
晶パネルなどからなり、データ保存部2にどの位の金額
分の情報コンテンツをダウンロードできるかを表示する
ものであって、数字やマークなどでこれを表示する。パ
ンチング孔の個数で表示するようにしてもよい。また、
書込制御機構部6は、書込みをロックするための装置で
あり、これを操作することにより、情報コンテンツなど
の書込みができないようにする。
【0012】なお、この実施形態の情報ダンロード用メ
モリ1は、このように、CPUを内蔵したメモリであっ
て、代表的には、フラッシュメモリである。しかし、こ
の実施形態は、これのみに限定されるものではないが、
以下の説明では、この実施形態をフラッシュメモリとす
る。
【0013】図2は図1におけるデータ保存部2の構成
の一具体例を示す図であって、2aはメモリ管理領域、
2bはデータ保存領域である。
【0014】同図において、データ保存部2は、各種管
理情報を格納するメモリ管理領域2aと情報コンテンツ
をダウンロードするデータ保存領域2bとからなってお
り、データ保存領域2bはブロック化され、破線で区画
して示すようなブロック単位で管理される。
【0015】また、メモリ管理領域2aは領域2a1
2a8 の8個の領域に区分されており、夫々の領域に所
定の管理情報が格納されている。即ち、領域2a1
は、このフラッシュメモリ1の固有のIDコードが格納
され、領域2a2 には、このデータ保存部2にアクセス
するためのパスワードが格納されている。外部から入力
されるパスワートは暗号化されているが、この暗号を解
くための鍵情報が領域2a3 に格納されている。領域2
4 には、音楽会社や書籍会社,映像販売会社などの情
報コンテンツの提供元(コンテンツ業者)を呼び出すた
めの電話番号やコンテンツ業者に関する情報などが格納
されている。
【0016】領域2a5には、情報料残高が記憶され、
領域2a6には、メモリ利用料金残高が記憶されてい
る。ここで、データ保存領域2bでは、そこを区画する
1ブロック当たりの価格が規定されている。
【0017】ここで、情報料残高は、上記のように、デ
ータ保存領域2bにあと幾ら分の情報コンテンツをダウ
ンロードできるかを示すのであって、情報コンテンツが
ダウンロードされる毎にその情報コンテンツの値段分ず
つ減少し、これが0となると、もはやこのフラッシュメ
モリ1で情報コンテンツのダウンロードはできなくな
る。この情報料残高は必ずしもデータ保存領域2bの容
量に依存しているものではなく、例えデータ保存領域2
b全体使用されなくとも、情報料残高が0になれば、こ
のフラッシュメモリ1での情報コンテンツのダウンロー
ドはできない。図1における情報残高表示部5には、こ
の情報料残高が表示される。
【0018】また、このブロックは金額換算できるよう
にしており、情報コンテンツの購入代金にブロックを金
額換算して用いることができるようにしている。これが
上記のメモリ利用料金である。ブロックをこのように用
い方をすると、金額換算したブロックの使用権をユーザ
は放棄することになり、データ保存領域2bでの使用可
能な容量が減少する。このようにすることにより、上記
の情報料残高が購入しようとする情報コンテンツの販売
料金よりも少ない場合、このメモリ利用料金をこの情報
料残高に追加することにより、これを購入することがで
きるようにしている。このメモリ利用料金の残高が領域
2a6に格納されている。このメモリ利用料金残高は、
フラッシュメモリ1の価格や情報料残高にもよるが、そ
の最大金額が決められている。例えば、情報料残高が5
千円のフラッシュメモリ1を購入したところ、6千円分
の情報コンテンツを購入したいものとすると、不足する
千円分をメモリ利用料金で補填することにより、この情
報コンテンツを購入することができる。この場合、勿
論、メモリ利用料金残高が千円以上であることが必要で
あるし、この千円分に相当するブロックをユーザは放棄
することになる。また、領域2a6のメモリ利用料金残
高は、この購入によって千円差し引かれることになる。
【0019】なお、このようにメモリ利用料金を使用す
ると、情報コンテンツの購入金額が増加するが、上記の
ように、データ保存領域2bでの使用可能な容量が減少
する。しかし、使用容量が減少したデータ保存領域2b
でも、この増加した購入金額まで情報コンテンツを購入
してダウンロードできるのである。この場合、この増加
した金額分情報コンテンツをダウンロードすると、デー
タ保存領域2bの容量が不足する場合もあり得るが、こ
のような場合には、以前にダウンロードした古い情報コ
ンテンツの記憶部分にダウンロードされるようにする。
【0020】領域2a7には、情報コンテンツへのアク
セス回数や使用期限などの使用制限に関する情報、アク
セス管理用カウンタが格納される。フラッシュメモリ1
では、情報コンテンツのダウンロードの回数が制限され
ており、また、情報コンテンツに対しては、その使用期
限や使用(再生)回数が制限される。この領域2a7
は、このような情報コンテンツのダウンロードをあと何
回できるかを表わす情報や、各情報コンテンツ毎の使用
期限の日時,あと何回使用(再生)できるかを表わす情
報が、アクセス管理用カウンタとして、記憶される。
【0021】領域2a8には、ダウンロード用のソフト
ウェア(例えば、端末機判断用ソフトウエア,コンテン
ツ選択画面表示用ソフトウエア,回線接続用通信ソフト
ウエア,情報料残高管理用ソフトウエア,メモリ利用料
金換算用ソフトウエア,データ保存領域管理用ソフトウ
エア,暗号解読用ソフトウエア)が記憶されている。
【0022】図3は図1に示したフラッシュメモリ1と
これが接続される端末との回路構成を示すブロック図で
あって、7はCPU(中央演算処理装置)、8はデータ
記録部、9が端末用ソフトウェア記録部、10が管理情
報記録部、11がデータデコーダ/エンコーダ、12が
データバッファ、13は入出力制御装置、14は暗号処
理部、15は端末用ソフトウェア処理部、16は管理情
報処理部、17は、表示制御装置、18は書込制御装
置、19は時計部、20は端末、21はCPU、22は
入出力制御装置、23はデータデコーダ/エンコーダ、
24は入力装置、25は主記憶装置、26は通信制御装
置、27は表示処理装置、28は表示装置、29はファ
イリング装置であり、図1に対応する部分には、同一符
号を付けている。
【0023】同図において、フラッシュメモリ1では、
データ記録部8,端末用ソフトウェア記録部9及び管理
情報記録部10が図1,図2で示したデータ保存部2を
構成するものであり、データ記録部8が図2におけるデ
ータ保存領域2bに、端末用ソフトウェア記録部9が図
2の領域2a8 での端末機器判断用ソフトウェアやコン
テンツ選択画面表示用ソフトウエア,回線接続用通信ソ
フトウェアなどの端末20に対するソフトウェアを格納
した部分に相当し、これ以外の図2のメモリ管理領域2
aが及び管理情報記録部10に相当する。また、時計部
19は、図示しないバックアツプ電池によって常時動作
しており、日時の情報を出力している。
【0024】フラッシュメモリ1が外部端子4(図1)を
介して端末20に接続されると、フラッシュメモリ1で
は、電源が供給されてCPU7が動作し、各部の制御や
処理動作を行なう。即ち、CPU7は、管理情報記録部
10の領域2a4(図2)から情報料残高を取り込み、こ
れを処理した後、入出力制御装置13及び表示制御装置
17を介して情報料残高表示装置5に供給し、この情報
料残高表示装置5でこの情報料残高を表示させる。ある
いは、情報料残高表示装置5は常時電源が供給されてい
て、情報料残高を表示している状態にすることもでき
る。この場合には、この情報料残高表示装置5で情報料
残高がレジスタなどに保持されており、管理情報記録部
10の領域2a4で書き換えられると、この書き換えら
れた情報料残高が読み出されてこのこのレジスタに書き
込まれる。また、パンチング孔で情報料残高を情報料残
高表示装置5で表示する場合には、表示領域中のパンチ
ング孔が設けられていない範囲が情報料残高を表わして
おり、管理情報記録部10の領域2a4 で書き換えられ
たときに、パンチング孔を増やしていくようにする。
【0025】また、接続された端末20でこのフラッシ
ュメモリ1が使用可能である場合には、フラッシュメモ
リ1や端末20の各種動作を行なわせるための操作が、
ユーザにより、端末装置20のキーボードなどの入力装
置24によって行なわれるが、その操作に応じて、CP
U7は、書込制御処理部18及び入出力制御装置13を
介して書込制御機構部6から情報を取り込み、このフラ
ッシュメモリ1が書込禁止にロックされているか否かを
判定する。書込禁止にロックされている場合には、入力
装置24からダウンロードの指示があっても、これ以上
情報コンテンツのダウンロードを行なうことができな
い。勿論、書込制御機構部6の操作によってこのロック
が解除されると、ダウンロードが可能となる。
【0026】さらに、CPU7は、管理情報記録部10
の領域2a7から情報コンテンツの使用制限に関する情
報を取り込み、このフラッシュメモリ1の情報コンテン
ツのダウンロードの回数が制限回数に達しているか否
か、また、データ記録部に記録されている各情報コンテ
ンツが使用期限に達しているか否か、使用制限回数に達
しているか否かを判定する。ダウンロードの回数が制限
回数に達しているときには、あるいは、情報料残高が残
り少ない場合(この場合、不足分をメモリ利用料金残高
で補填できないものとする)では、もはやこのフラッシ
ュメモリ1では、情報コンテンツをダウンロードできず
(即ち、情報コンテンツを購入することができず)、デ
ータ保存部2に記憶されている情報コンテンツを読み出
して視聴できるだけとなる。視聴希望の情報コンテンツ
が再生回数が使用制限回数に達していたり、使用期限が
切れていたりした場合には、この情報コンテンツを視聴
することができない。
【0027】フラッシュメモリ1で情報コンテンツのダ
ウンロードが可能である場合、端末20において、ユー
ザが入力装置24で希望する情報コンテンツを購入する
ための操作を行なうと、CPU21の制御のもとに、こ
の入力装置24からのこれら情報が入出力制御装置22
及びデータデコーダ/エンコーダ23で処理されてフラ
ッシュメモリ1に転送される。
【0028】フラッシュメモリ1では、CPU7がこの
情報をデータデコーダ/エンコーダ11,データバッフ
ァ12,入出力制御装置13を介して取り込み、情報コ
ンテンツのダウンロードの要求があったことを確認す
る。この確認をすると、CPU7は、上記のように、書
込制御機構部6からの情報や管理情報記録部10の領域
2a4の情報料残高,ダンロード使用とする情報コンテ
ンツの価格などからダウンロード可能か否かを判定し、
可能であれば、端末用ソフトウェア9に記録されている
回線接続用通信ソフトウェアを端末のCPU21で使用
可能にするとともに、管理情報記録部10の領域2a2
から暗号化された固有パスワードを、領域2a4からコ
ンテンツ業者の電話番号などの回線接続用情報を夫々読
み出して端末20に送り、ユーザが指定した情報コンテ
ンツの受信を指示する。
【0029】端末20では、この指令情報を受けると、
CPU21が入出力装置22と通信制御装置26を動作
させ、取り込んだ電話番号を用いてコンテンツ業者を呼
び出し、暗号化された固有パスワードをこのコンテンツ
業者に送る。これとともに、CPU21は表示処理装置
27を動作させ、この呼び出すコンテンツ業者の電話番
号やこの業者に関する情報をスピーカなどを備えた液晶
などからなる表示装置28に表示させる。
【0030】一方、コンテンツ業者側では、この暗号化
された固有パスワードを解読して登録されている固有パ
スワードと照合し、これらが一致すると、まず、フラッ
シュメモリ1側と同じ暗号化方式で暗号化されたフラッ
シュメモリ1の固有パスワードが送られてくる。この固
有パスワードは、CPU21の制御のもとに、通信制御
装置26,入出力制御装置22,データデコーダ/エン
コーダ23を介してフラッシュメモリ1に供給される。
フラッシュメモリ1では、CPU7が、管理情報記録部
10の領域2a8に格納されている暗号解読用ソフトウ
ェアを用いることにより、暗号化されている固有パスワ
ードを解読し、また、管理情報記録部10の領域2a2
に格納されている暗号化されている固有パスワードも同
様にして解読し、これに固有パスワードを照合する。
【0031】これら固有パスワードが一致すると、コン
テンツ業者から送られてきた固有パスワードは正しいも
のとし、端末20を介してコンテンツ業者に情報コンテ
ンツの送信を要求する。これにより、コンテンツ業者か
らユーザが希望する情報コンテンツが暗号化されて送信
される。この暗号方式は、上記のフラッシュメモリ1側
の固有パスワードのものと同様の方式のものである。
【0032】このようにして、ユーザが希望する情報コ
ンテンツが受信されると、この受信情報コンテンツは、
CPU21の制御のもとに、通信制御装置26,入出力
制御装置22及びデータデコーダ/エンコーダ23で処
理されてフラッシュメモリ1に供給される。フラッシュ
メモリ1では、この情報コンテンツがデータデコーダ1
1で処理されてデータバッファ12に一旦保持され、読
み出される。そして、CPU7の制御のもとに、この情
報コンテンツが暗号化されたまま、管理情報記録部10
の領域2a8のデータ保存領域管理用ソフトウェアを用
いて、データ記録部8にダウンロードされるが、この場
合、データ記録部8では、図2に示したデータ保存領域
2bに記憶されることになる。この情報コンテンツのダ
ウンロードが終了すると、CPU7は、管理情報記録部
10の領域2a8に格納されている情報量残高換算用ソ
フトウェアを用いて、管理情報記録部10の領域2a4
に格納されている情報料残高からこのダウンロードに使
用したデータ保存領域2bのブロック数に対応する金額
を減算し、新たな情報料残高としてこの領域2a4に書
き込むとともに、情報残高表示装置5での表示内容をこ
の新たな情報料残高に更新する。
【0033】なお、同じ価格の情報コンテンツであって
も、その時間的な長さが異なる場合もあるが、データ保
存領域2bの各ブロックは、このブロックの価格に相当
する価格の最大の情報量を記憶できる容量をもつように
している。
【0034】また、このデータ保存領域2bへのダウン
ロードの仕方としては、上記のように、空いているブロ
ックの先頭から順次詰めて書き込むようにしてもよい、
但し、この場合には、この情報コンテンツの価格に相当
する個数のブロックを使い切れず、いくつかのブロック
が余ってしまうこともあるが、この個数のブロックを使
いきったものとして管理情報記録部10の領域2a4
登録される(この場合には、使い切ったものとするブロ
ックも含めて、使用されたブロックを表わす情報も領域
2a4 に格納する)。
【0035】図2には図示しないが、ユーザが情報コン
テンツを購入するときに入力装置24で入力した情報に
基づいてデータ記録領域に格納された情報コンテンツの
リストが作成され、管理情報記録部10(図2のメモリ
管理領域2a)に格納されている。このリストは、ユー
ザによる入力装置24での読み出し指令操作があると、
読み出され、端末20に送られて表示部28に表示させ
ることができる。ユーザはこのリストから再生希望の情
報コンテンツを選択することができ、その選択操作を入
力装置24で行なうと、そのコンテンツ選択情報は、上
記のようにして、フラッシュメモリ1に送られる。
【0036】フラッシュメモリ1では、このコンテンツ
選択情報を受けると、CPU7が、端末用ソフトウェア
記録部9に格納されているコンテンツ選択画面表示用ソ
フトウェアを読み出して端末20に送り、CPU21で
これが使用できるようにするとともに、管理情報記録部
10の領域2a8 のデータ保存領域管理用ソフトウェア
を用い、データ保存領域2aに記憶されているこのコン
テンツ選択情報で指定された情報コンテンツを読み出
し、暗号処理部14において、管理情報記録部10の領
域2a8 に格納されている暗号解読用ソフトウェアと領
域2a3 に格納されている解読用鍵情報とを用いてこの
暗号化された情報コンテンツを解読し、端末20に送
る。
【0037】そこで、端末20では、この情報コンテン
ツを受けると、上記のコンテンツ選択画面表示用ソフト
ウェアによるCPU21の制御のもとに、この情報コン
テンツが表示処理装置27を介して表示装置28に供給
され、ユーザが希望した情報コンテンツを視聴すること
ができるようになる。
【0038】以上のようにして、この実施形態では、フ
ラッシュメモリ1を端末20に装着し、入力装置24か
ら情報を入力することにより、現在のフラッシュメモリ
1で購入することができる値段の範囲で、希望する情報
コンテンツを購入,ダウンロードすることができること
になる。
【0039】なお、購入する情報コンテンツの値段が現
在の情報料残高を超える場合には、CPU7は、管理情
報記録部2a8 に格納されているメモリ利用料金換算用
ソフトウエアを用いることにより、情報コンテンツの購
入金額の不足分をデータ保存領域2bのブロックで割り
当て、情報管理記憶部10の領域2a6 に格納されてい
るメモリ利用料金残高を更新する。
【0040】また、コンテンツ業者からは情報コンテン
ツはデータ圧縮されて送られてくる場合もあるが、これ
に対処できるようにするために、この圧縮情報を伸長処
理などするソフトウエアも同時にコンテンツ業者から送
られて来るようにし、また、フラッシュメモリ1側で
は、このソフトウェアを用いて受信した情報コンテンツ
を伸長処理する手段を設けるようにする。
【0041】図4は以上説明したフラッシュメモリ1の
使用端末の具体例を示す図である。
【0042】図4(a)はフラッシュメモリ1の専用の
端末20を公衆電話機32に接続してコンテンツ業者と
の通信を可能とし、情報コンテンツの購入ができるよう
にしたものであり、通信装置30を端末20に取り付
け、これにケーブルで接続されたモジュラジャックを公
衆電話機31に取り付ける。この通信装置30は通信制
御装置(図3)によって制御される。なお、端末20に
設けられる液晶表示画面28aとイヤホーン28bと
は、図3における表示装置28を構成するものである。
操作キー24aは入力装置24(a)の操作部をなすも
のであり、これにより、上記のように、情報コンテンツ
の購入やダウンロードされた購入情報コンテンツの再生
操作を行なうことができる。
【0043】図4(b)はフラッシュメモリ1の専用の
端末20を携帯用の電話機33に接続してコンテンツ業
者との通信を可能とし、情報コンテンツの購入ができる
ようにしたものであり、この電話機33との接続方法
は、図4(a)に示した公衆電話機32の場合と同様で
ある。
【0044】図4(c)は端末20を携帯用の電話機3
4に内蔵したものであって、この電話機34はフラッシ
ュメモリ1を装着可能に構成されて情報コンテンツ用の
専用の操作キー24bが設けられているが、携帯用電話
機34の液晶表示装置35やイヤホーン36は端末20
の表示装置28(図3)にも兼用される。
【0045】図4(d)は一般の公衆電話回線を利用し
てコンテンツ業者との通信を可能とするものであって、
電話機37を接続するモジュラコンセントにモジュラジ
ャックを差し込んで接続するものである。
【0046】図4(e)はフラッシュメモリ1の専用の
端末20をパソコン40に接続してコンテンツ業者との
通信を可能とし、情報コンテンツの購入ができるように
したものであり、通信装置30に接続されたUSBやシ
リアルなどの接続端子39をパソコン40に取り付け
る。
【0047】図4(f)は店頭などに設置されるフラッシ
ュメモリ1専用の端末41を示すものであって、図3に
示した端末20が内蔵されている。この端末41には、
フラッシュメモリ1の挿入口42が設けられているとと
もに、現金やクレジットカードなどのプリペイドカード
の投入口43も設けることができ、現金やプリペイドカ
ードでもって情報コンテンツを購入することができるよ
うにしている。この端末41の操作は、表示画面44に
表示されるタッチパネル45によって行なうことができ
る。
【0048】先に、図3により、この実施形態の動作を
概略的に説明したが、さらに、情報料残高の処理を処理
を含めたこの実施形態の動作について説明するが、その
前に、この実施形態のフラッシュメモリ1の価格やこれ
を決定する要素等について説明する。ユーザとしては、
フラッシュメモリ1を使用する場合、原則的には、その
使用代金を考慮する必要がないように、フラッシュメモ
リ1の値段が決められる。なお、例外的には、図4
(e)に示すように、公衆電話回線を利用する場合、通
話料金が電話会社(キャリア)から請求されるようにし
てもよいし、また、図4(f)に示すように、店頭など
に設けられた端末41を利用して情報コンテンツの購入
や再生を行なう場合、現金やプリペイドカードでもって
その代金を支払う場合もある。
【0049】図5はこの実施形態のフラッシュメモリ1
の販売価格を決定する要素を示すものであって、まず、
メーカがフラッシュメモリ1を製造すると、このフラッ
シュメモリ1の製造原価にメーカの利益分が加算されて
メーカの出荷価格が決められる。そして、このフラッシ
ュメモリ1をコンテンツ業者に出荷するが、ここで、コ
ンテンツ業者(例えば、音楽会社や書籍会社など)の必
要経費やフラッシュメモリ1を販売する際のコンテンツ
業者の収益分が加味されてフラッシュメモリ1自体の価
格が決定される。そして、さらに、このフラッシュメモ
リ1自体の価格にコンテンツ業者の情報コンテンツを販
売することにより収益分が加算され、さらに、この販売
に際して、プロバイダ(電話回線をインターネットに接
続する回線接続業者)やキャリア(電話会社などの通信
回線を有する通信会社)に支払うべきこれらの収益分が
加算され、フラッシュメモリ1の小売価格が決定され
る。コンテンツ業者の情報コンテンツの販売による収益
分やプロバイダ,キャリアの収益分(これらがプリペイ
ド料金となる)は、概略的には、図2に示したデータ保
存領域でダウンロード可能な情報コンテンツの情報量で
ほぼ決まる。
【0050】図6はフラッシュメモリ1の価格に対する
情報料残高とプリペイド料金との関係を示す図である。
【0051】図5で説明したように、フラッシュメモリ
1の小売価格はその製造原価、メーカの利益分、コンテ
ンツ業者の必要経費及びコンテンツ業者やプロバイダ,
キャリアの収益分から成り立っているが(図6
(a))、情報料残高が固定である場合には、図6
(b)に示すように、そのうちの製造原価、メーカの利
益分、コンテンツ業者の必要経費が情報料残高に相当
し、残りのコンテンツ業者やプロバイダ,キャリアの収
益分が情報コンテンツを購入するためにユーザが支払う
べきプリペイド料金に相当する部分となる。
【0052】また、先に説明したメモリ利用料金残高を
利用して情報コンテンツの購入料金を増やすことができ
るようにした情報料残高可変型のフラッシュメモリ1の
場合には、図6(c)に示すように、上記のデータ保存
領域2b(図2)のブロックを利用することにより、最
大コンテンツ業者のメモリ自体による収益分までプリペ
イド料金とすることができる。
【0053】図7はフラッシュメモリ1をコンテンツ業
者が販売する場合のこのフラッシュメモリ1の流れと代
金の流れとを示す図である。
【0054】同図において、コンテンツ業者は、メモリ
メーカからメモリ購入代金(図5でのメーカ出荷価格に
相当する)を支払ってフラッシュメモリ1を購入し、こ
のメモリ購入代金にコンテンツ業者としての必要経費や
メモリ自体による収益を付加してフラッシュメモリ1自
体の価格を決める。そして、また、キャリアからの回線
使用料金情報に基づいて回線使用代金を決め、プロバイ
ダからの回線接続料金情報に基づいて回線接続代金を決
め、これらをフラッシュメモリ1自体の価格に追加し、
さらに、コンテンツ作成者から情報コンテンツを得るた
めのコンテンツ購入代金を加味して(この場合、コンテ
ンツ業者での情報コンテンツ自体による収益分も含まれ
ている)メモリ小売業者に卸す。メモリ小売業者は、以
上のメモリ購入代金,コンテンツ購入代金,回線使用代
金及び回線接続代金をコンテンツ業者に支払うととも
に、この支払った代金にメモリ小売業者自身の収益分な
どを追加してフラッシュメモリ1の小売価格(図5)と
し、消費者に販売する。なお、キャリアは通信手段のプ
リペイド利用情報と回線使用料金情報とから回線使用料
金情報を作成し、プロバイダは通信手段のプリペイド利
用情報と回線接続料金情報とから回線接続料金情報を作
成する。
【0055】一方、消費者(ユーザ)はこの購入したフ
ラッシュメモリ1を使用するのであるが、コンテンツ業
者は、消費者にそれが希望する情報コンテンツを通信手
段を介して販売すると、そのときの回線使用代金をキャ
リアに、また、プロバイダにそのときの回線接続代金を
夫々支払う。
【0056】このようにして、コンテンツ業者は、フラ
ッシュメモリ1の購入価格に情報コンテンツの購入代金
やキャリアに対する回線使用代金,プロバイダに対する
回線接続代金を上乗せして販売し、情報コンテンツを購
入可能な情報料残高を情報料残高表示装置5で表示する
ようにしているものであるから、消費者、即ち、フラッ
シュメモリ1のユーザとしては、このような代金を一切
配慮することなく、フラッシュメモリ1を使用すること
ができ、フラッシュメモリ1が非常に使い易くなる。
【0057】図8はフラッシュメモリ1をメモリメーカ
が販売する場合のこのフラッシュメモリ1の流れと代金
の流れとを示す図である。
【0058】同図において、この場合のコンテンツ業者
は、コンテンツ製作者から情報コンテンツを購入し、こ
れを消費者の要求に応じて送信するだけのものとなり、
フラッシュメモリ1にはタッチしない。
【0059】一方、メモリメーカは、フラッシュメモリ
1の出荷価格を決めるとともに、さらに、図7でのコン
テンツ業者と同様の方法でフラッシュメモリ1の小売価
格を決め、メモリ小売業者に卸す。メモリ小売業者は、
図7で説明した代金をメモリメーカに支払うことにな
る。また、メモリメーカは、コンテンツ業者に、コンテ
ンツ購入代金を、コンテンツ業種の必要経費やコンテン
ツによる収益分も含めて支払うことになる。さらに、消
費者が購入したフラッシュメモリ1にコンテンツ業者か
ら通信手段を介して情報コンテンツを購入すると、キャ
リアは回線使用代金を、プロバイダは回線接続代金を夫
々メモリメーカに請求することになる。
【0060】この場合も、図7に示した場合と同様、フ
ラッシュメモリ1のユーザとしては、このような代金を
一切配慮することなく、フラッシュメモリ1を使用する
ことができ、フラッシュメモリ1が非常に使い易くな
る。
【0061】図9はフラッシュメモリ1の端末20とし
て一般家庭用などの据付電話機や携帯用の電話機を介し
て情報コンテンツを購入する場合の作業の流れを示す図
である。ここでは、図8に示したように、メモリメーカ
がフラッシュメモリ1を販売するものとしており、ま
た、動作の流れは(1),(2),(3)……の順に従
う。
【0062】まず、消費者(ユーザ)が備え付けの電話
機や携帯用の電話機を用いて情報コンテンツを要求する
と((1)回線選択)、キャリアはプロバイダに電話回
線を接続し((2)接続)、プロバイダはこの電話回線
をインターネットに接続し((3)インターネット接
続)、これをメモリメーカに通知する。このインターネ
ットの接続により、消費者とコンテンツ業者との間がイ
ンターネットによって接続される((4)接続)。
【0063】かかる状態になると、消費者側からフラッ
シュメモリ1に格納されている暗号化されたメモリ固有
パスワードや希望する情報コンテンツの指定情報などの
プリペイドメモリ情報がコンテンツ業者に送られ
((5)プリペイドメモリ情報)、これに応じて、コン
テンツ業者からこの情報コンテンツの料金に関する情報
((6)コンテンツ料金情報)や消費者が希望した情報
コンテンツ((7)コンテンツ)が消費者に送られる。
これとともに、コンテンツ業者からメモリメーカにこの
情報コンテンツの料金の請求があり((8)コンテンツ
料金請求)、また、プロバイダとキャリアから夫々消費
者に回線接続料金の通知((9)回線接続料金情報),
回線使用料金の通知((10)回線使用料金情報)をす
るとともに、メモリメーカに回線接続料金の請求((1
2)回線接続料金請求),回線使用料金の請求((1
3)回線使用料金情報)がある。また、消費者側からフ
ラッシュメモリ1に格納されている情報料残高情報がメ
モリメーカに送られ((11)情報料残高情報)、メモ
リメーカは、この情報料残高から情報コンテンツの料金
や回線接続料金,回線使用料金分だけ情報料残高を更新
するように消費者に通知する((14))。消費者側で
は、フラッシュメモリ1において、情報料残高を更新す
るが、この情報料残高が不足した場合には、これをメモ
リメーカに通知する((15)情報料残高不足情報)。
【0064】そこで、メモリメーカはこの不足分をキャ
リアに請求し((16)情報料不足分請求)、これに基
づいて、キャリアは月まとめの電話料金の請求に含めて
この不足分を請求する((17)情報料不足分請求(月
まとめ))。即ち、情報コンテンツの購入に料金が不足
すると、メモリメーカに代わり、キャリアが回線使用料
金が不足しているとして消費者に請求する。
【0065】情報コンテンツを購入する場合、この情報
コンテンツの販売価格ばかりでなく、このための回線使
用料金や回線接続料金も必要になり、これらを含めて情
報コンテンツを購入するに必要な料金となる。従って、
情報料残高がこの料金に不足している場合には、消費者
への料金請求体系としての電話料金の請求体系を利用
し、これを回線使用料金の不足分として電話料金で請求
するものである。従って、消費者としては、希望とする
情報コンテンツを購入するのに、現在の情報料残高でこ
れを購入できるかどうかを心配する必要がない。購入で
きない場合には、情報料残高が0となっており、これに
よって消費者は情報コンテンツを購入するができないこ
とを知ることができる。
【0066】図10はフラッシュメモリ1の端末20と
して公衆電話機を介して情報コンテンツを購入する場合
の作業の流れを示す図であり、図9に対応する動作には
同一符号を付けている。
【0067】同図において、この場合の動作も図9で示
す場合と同様であるが、情報コンテンツを購入して料金
が不足する場合には((15)情報料不足情報)、メモ
リメーカがキャリア,通信手段を介して消費者に通知さ
れる。この場合、料金が不足したことを示すメッセージ
がアナウンスされ、不足料金が公衆電話機のディスプレ
イに表示される((16)情報料不足分請求)。現金や
テレホンカードなどのプリペイドカードを公衆電話機に
挿入することにより、この不足分を支払うことができる
((17)支払)。もし、不足分が支払われないときに
は、フラッシュメモリ1にこのときダウンロードした情
報コンテンツを使用不能にするすることができるように
する。
【0068】以上以外の動作は図9の場合と同様であ
り、説明を省略するが、この場合も、図9と同様の効果
が得られる。
【0069】先に、図3でもってこの実施形態の動作を
概略的に説明したが、次に、この動作をさらに具体的に
説明する。
【0070】図11は図6(b)で説明した情報コンテ
ンツの許容購入料金が固定の場合のこの実施形態の動作
を示すフローチャートである。ここでは、料金が図9に
示したように流れる場合を例として説明する。
【0071】同図において、まず、ユーザ(消費者)
が、所望とする情報コンテンツを購入するために、入力
装置24(図3)を操作すると、端末認証ルーチンが起
動する(ステップ100)。この端末認証ルーチンを図
12により説明する。
【0072】図12において、フラッシュメモリ1がそ
のデータ保存部2のメモリ管理領域2a(図2)に格納
されている端末機器判断用ソフトウェアを用いることに
より、フラッシュメモリ1を装着した端末20(図3)
からその種別情報の取得を試み(ステップ101)、こ
の取得が成功しない場合には(ステップ102)、この
端末20がこのフラッシュメモリ1を使用できないもの
として、種別情報取得フラグをOFF(例えば、レベル
“0”)とし(ステップ103)、図11のステップ2
00に進む(ステップ104)。端末20の種別情報の
取得が成功した場合には(ステップ102)、この端末
20にダウンロード用のソフトウェアがあるか否かを判
断し(ステップ105)、これがあれば、この端末20
でそれが保有するダウンロード用のソフトウェアを起動
させ(ステップ106)、この端末20の種別情報取得
フラグをON(例えば、レベル“1”)として(ステッ
プ107)、図11のステップ200に進む。なお、こ
の場合のダウンロード用のソフトウェアは、図2の領域
2a8 に格納されている回線接続用通信ソフトウェアで
ある。
【0073】端末20がダウンロード用のソフトウェア
を保有していない場合には(ステップ105)、フラッ
シュメモリ1のメモリ管理領域2aの領域2a8に格納
されている回線接続用通信ソフトウェアをこの端末20
が使用可能か否か判断し(ステップ109)、使用不能
であれば、種別情報取得フラグをOFFにし(ステップ
110)、図11のステップ200に進む。
【0074】端末20がフラッシュメモリ1側の回線接
続用通信ソフトウェアを使用することができる場合には
(ステップ109)、このフラッシュメモリ1側の回線
接続用通信ソフトウェアが端末20側にコピーされ(ス
テップ112)、端末20のCPU21はこのソフトウ
ェアを起動する(ステップ113)。これとともに、フ
ラッシュメモリ1側では、種別情報取得フラグをONに
し(ステップ114)、図11のステップ200に進
む。
【0075】このように、この端末認証ルーチン(ステ
ップ100)を実行することにより、端末20が回線接
続用通信ソフトウェアを起動してコンテンツ業者との通
信を可能としたときには、フラッシュメモリ1は種別情
報取得フラグをONにし、それ以外のときには、種別情
報取得フラグをOFFにする。
【0076】次に、図11において、ステップ200に
進むと、種別情報取得フラグがONか、OFFかを判断
する。種別情報取得フラグがOFFの場合には、処理が
失敗してこれ以上動作を続けられないとして、処理を終
了する(ステップ500)。この場合、図4(a)〜
(d)に示すように通信手段として電話機を使用した場
合には、端末20の表示装置28(図3)に、また、図
4(e)に示すようにパソコン40に端末20を接続し
ている場合には、その表示画面に、夫々図15(a)に
示すような画面が表示される。
【0077】図11において、また、種別情報取得フラ
グがOFFの場合には(ステップ200)、図13に示
す回線接続ルーチンに進む(ステップ300)。
【0078】図13において、フラッシュメモリ1は、
メモリ管理領域2aの領域2a4に格納されている回線
接続用情報(即ち、各コンテンツ業者の紹介リストやそ
れらの電話番号などの情報)や領域2a2に格納されて
いる暗号化されたメモリ固有パスワード、領域2a1
格納されているメモリ固有IDコードなどのアクセス情
報を端末20に送る(ステップ301)。これにより、
端末20の表示装置28やパソコン40で接続可能なコ
ンテンツ業者のリストが図15(b)に示すように表示さ
れ、ユーザにコンテンツ業者を選択できるようにする。
そこで、ユーザが端末20の入力装置24を操作してコ
ンテンツ業者を選択すると(ステップ302)、端末2
0は、上記の回線接続用通信ソフトウェアを用いて、コ
ンテンツ業者との間の通信回線を接続する動作を行なう
(ステップ303)。この回線接続が失敗した場合に
は、処理が失敗したとして図15(a)に示した画面表示
を表示装置28やパソコン40で行なわせ(ステップ3
05)、ユーザが入力装置24で中止指令を入力しない
限り、コンテンツ業者への通信回線の接続動作を繰り返
し、中止指令があると(以上、ステップ306)、全て
の動作が終了する。
【0079】コンテンツ業者との回線接続が成功すると
(ステップ304:この場合、図9でのメモリメーカに
も回線が接続されている)、端末20はフラッシュメモ
リ1から受け取ったメモリ固有IDコードをコンテンツ
業者に送出する(ステップ307)。そこで、コンテン
ツ業者側では、既に登録されているIDコードと受け取
ったメモリ固有IDコードとを照合して相互認証し(ス
テップ308)、適正なIDコードでなければ、端末2
0に全ての動作を終了させるが、適正なIDコードであ
れば、パスワードの送出を端末20に要求する。これに
応じて、端末20はフラッシュメモリ1の暗号化された
メモリ固有パスワードをコンテンツ業者に送出する。こ
のパスワードについても、コンテンツ業者は、解読し
て、IDコードの場合と同様にして、相互認証し(ステ
ップ310)、適正なパスワードでなければ、端末20
とフラッシュメモリ1に全ての動作を終了させるが、適
正なパスワードであれば、図11のステップ400に進
む(ステップ311)。
【0080】図11のステップ400はコンテンツ選択
ルーチンの実行であるが、これを図14により説明す
る。
【0081】図14において、ステップ400に進む
と、まず、コンテンツ業者により、端末20の表示装置
28やパソコン40で図15(c)に示すような情報コン
テンツの種類を選択可能な画面表示が行なわれ(ステッ
プ401)、そのうちの1つをユーザが入力装置24な
どを操作して選択すると(ステップ402)、コンテン
ツ業者からこの選択された種類のコンテンツ情報(即
ち、情報コンテンツのタイトルや値段などの一覧)が端
末20に送られ(ステップ403)、この情報が図15
(d)に示すように、表示装置28やパソコン40で画面
表示される。これとともに、端末20はフラッシュメモ
リ1からそのメモリ管理領域の領域2a5 に格納されて
いる情報料残高を読み取り、これを、図9に示したよう
に、メモリメーカに送る(ステップ405)。
【0082】ユーザが入力装置24などを操作して、表
示装置28やパソコン40で、図15(e)に示すよう
に、画面表示から希望する情報コンテンツを選択すると
(ステップ406)、コンテンツ業者側では、この選択
された情報コンテンツに対し、フラッシュメモリ1への
この情報コンテンツのダウンロードに要する予想時間
(=情報コンテンツのデータ量÷回線速度)を算出し
(ステップ407)、この予想時間からダウンロードに
要する通信予想料金(=ダウンロード予想時間×(単位
時間当たりの通信料+単位時間当たりの回線(例えば、
インターネット)接続料))を算出し(ステップ40
8)、さらに、この情報コンテンツを利用するに要する
利用予想料金(=情報コンテンツの料金+通信予想料
金)を算出する(ステップ409)。
【0083】このようにして利用予想料金が求まると、
コンテンツ業者は、この利用予想料金がフラッシュメモ
リ1の上記情報料残高で賄えるか否かを判断し(ステッ
プ410)、賄える場合には、残高不足予想フラグをO
FFにし(ステップ411)、図11のステップ600
に進むが(ステップ412)、賄えない場合には、端末
20の表示装置28やパソコン40でその旨を知らせる
図16(a)で示すような画面表示を行なわせ(ステッ
プ413)、ユーザから別の情報コンテンツを選択する
旨の通知がある場合には(ステップ414)、ステップ
401に戻って再度の選択を行なわせ、情報コンテンツ
の購入を中止する場合には(ステップ415)、端末2
0の動作を終了しさせ、また、不足していても、ユーザ
から購入動作を続行させる旨の指示があると(ステップ
415)、残高不足予想フラグをONとし(ステップ4
16)、図11のステップ600に進む。
【0084】図11において、ステップ600では、コ
ンテンツ業者側で、上記のコンテンツ選択ルーチン(ス
テップ400)で決定した残高不足予想フラグがON
か、OFFかを判定し、ONであれば、情報コンテンツ
を販売できないとして、図16(b)に示すような処理失
敗の画面表示を端末20の表示装置28やパソコン40
で行なわせ(ステップ900)、端末20やフラッシュ
メモリ1の動作を停止させる。
【0085】これに対し、残高不足予想フラグがONで
あるときには、コンテンツ業者側で、ユーザにダウンロ
ードする情報コンテンツを決定し、端末20の表示装置
28やパソコン40で図16(c)に示すようなこの決
定した情報コンテンツに関する情報を表示させ(ステッ
プ700)、これを端末20側に送る(ステップ80
0)。端末20側でこれをダウンロードできない場合に
は、この旨をコンテンツ業者側に通知し(ステップ10
00)、これにより、コンテンツ業者側は端末20の表
示装置28やパソコン40で図16(d)に示すような
再度のダウンロードを必要とするかを問い合わせる画面
表示を行なわせ(ステップ1500)、必要とする旨の
指示をユーザが端末20の入力装置24で行なうと(ス
テップ1600)、ステップ800に戻って同じ情報コ
ンテンツの送出を行なうが、ユーザが必要ないとした場
合には(ステップ1600)、端末20の動作を終了さ
せる。
【0086】また、この決定された情報コンテンツのフ
ラッシュメモリ1へのダウンロードが成功し、端末20
からその旨の通知があると(ステップ800)、コンテ
ンツ業者は送出した情報コンテンツの料金を、キャリア
(電話会社など)はこの情報コンテンツの通信に必要と
した回線使用料を、また、プロバイダはこの情報コンテ
ンツの通信に必要とした回線接続料を夫々メモリメーカ
(図9)に請求する(ステップ1100)。これに基づ
いて、メモリメーカはこの情報コンテンツのダウンロー
ドに要する利用金額の総額(=コンテンツ料金+回線使
用料+回線接続料)を算出し(ステップ1200)、フ
ラッシュメモリ1から情報料残高を取り込んで新たな情
報料残高(取り込んだ情報料残高−利用金額総額)を算
出し(ステップ1300)、フラッシュメモリ1の情報
料残高をこの新たに算出した情報料残高に更新させる
(ステップ1400)。
【0087】以上により、情報コンテンツをダウンロー
ドするための動作が終了する。
【0088】図17は図6(c)で説明した情報コンテ
ンツの許容購入料金が可変の場合のこの実施形態の動作
を示すフローチャートである。ここでも、料金が図9に
示したように流れる場合を例として説明する。
【0089】同図において、ステップ100〜800,
ステップ1000〜1300,1500,1600は図
11に示した動作の場合と同様であり、説明を省略す
る。図11に示した動作では、残高不足予想フラグがO
Nのときには(ステップ900)、ダウンロードのため
の動作を停止するものであったが、フラッシュメモリ1
の情報料が可変の場合には、上記のステップ900の代
わりに、ステップ1700〜2100の動作が行なわ
れ、また、図11でのステップ1400の代わりに、ス
テップ2200が行なわれる。以下、これらのステップ
1700〜2200について説明する。
【0090】コンテンツ選択ルーチン(ステップ40
0:図14)で決定された残高不足予想フラグがOFF
の場合には、コンテンツ業者側では、図14のステップ
405でフラッシュメモリ1から取得した情報料残高と
図14のステップ409で算出した利用予想料金との差
額を情報料不足予想金額として求め(ステップ170
0)、また、フラッシュメモリ1のメモリ管理領域の領
域2a6(図2)に格納されているメモリ利用料金残高
を取り込み、これをメモリ使用料とする(ステップ18
00)。このメモリ使用料は、要するに、フラッシュメ
モリ1のデータ保存領域2b(図2)での未使用のブロ
ック数にこのブロックの単価を乗算したものである。こ
こで、「未使用のブロック数」とは、メモリ利用料金と
して使用可能なブロック数のうちでメモリ利用料金とし
てまだ使用されていないブロック数のことを意味してい
る。
【0091】次に、コンテンツ業者側では、求めたメモ
リ使用料が情報料不足予想金額を補うことができるか否
かを判定し(ステップ1900)、補うことができない
場合には、端末20の表示装置28やパソコン40でそ
の旨を知らせる図16(a)で示すような画面表示を行
なわせ(ステップ2100)、端末20やフラッシュメ
モリ1の動作を停止させるが、メモリ使用料が情報料不
足予想金額を補うことができる場合には、フラッシュメ
モリ1の情報料残高を、これまでの情報料残高にこのメ
モリ使用料のうちの情報料不足予想金額分を加算したも
のとして(ステップ2000)、ステップ700に進
む。
【0092】また、フラッシュメモリ1への情報コンテ
ンツのダウンロードが成功すると(ステップ100
0)、メモリメーカは、ステップ2000で決定したメ
モリ使用料がコンテンツ業者から通知され、ステップ1
100〜1300の動作を行なった後、フラッシュメモ
リ1での情報料残高を更新させるとともに、この情報料
残高に加算したメモリ使用料に相当するフラッシュメモ
リ1のデータ保存領域2bでのブロックを使用不能状態
にロックする(ステップ2200)。
【0093】以上により、情報コンテンツをダウンロー
ドするための動作が終了する。
【0094】図18はこの実施形態のフラッシュメモリ
1を用いたシステムでの他の動作を示すフローチャート
であって、ここでは、フラッシュメモリ1の情報料が可
変とする。また、料金が図9に示したように流れる場合
を例として説明する。
【0095】同図において、ステップ100〜800,
1000〜1200,1500〜1900,2100は
図17で示した動作と同様であるので、それらの説明を
省略する。なお、ここでは、メモリ使用料が情報料不足
予想金額を補う金額であれば(ステップ1900)、図
17の動作のようにフラッシュメモリ1の新たな情報料
残高を求めることなく、ステップ700に進み、情報コ
ンテンツのダウンロードのための動作に移る。
【0096】さて、フラッシュメモリ1への情報コンテ
ンツのダウンロードが成功し(ステップ1000)、利
用金額総額が決定すると(ステップ1200)、メモリ
メーカでは、通信手段が公衆電話回線の場合(ステップ
2300)、公衆電話回線接続処理ルーチンを実行する
(ステップ2400)。公衆電話回線が使用されたこと
は、キャリアからの回線使用料の請求によって知ること
ができる。次に、公衆電話回線接続処理ルーチンを図1
9によって説明する。
【0097】図19において、メモリメーカでは、図1
8のステップ1200で算出した利用料金総額をフラッ
シュメモリ1での現在の情報料残高で賄えるか否かを判
定し(ステップ2401)、賄える場合には、この情報
料残高から利用料金総額を差し引いて新たな情報料残高
とし(ステップ2402)、フラッシュメモリ1での情
報料残高をこの新たな情報料残高に更新させ(ステップ
2403)、端末20の動作を終了させる。
【0098】利用料金総額をフラッシュメモリ1での現
在の情報料残高によって賄えない場合には(ステップ2
401)、今回フラッシュメモリ1にダウンロードした
情報コンテンツを使用することができないようにし(ス
テップ2404)、また、この旨を端末20の表示装置
28やパソコン40に図20(a)に示すように画面表
示する(ステップ2405)。そして、次に、図20
(b)に示すような画面表示が端末20の表示装置28
やパソコンで行なわれ、不足分の支払方法として、先に
図18のステップ1800で求めたメモリ使用料で支払
うか、現金またはテレホンカードやクレジットカードな
どのプリペイドカードで支払うか、後で別の機会に支払
うかのいずれかを選択することができるようにする(ス
テップ2406)。
【0099】ユーザが、不足分の支払方法として、メモ
リ使用料で支払うことを選択した場合には、フラッシュ
メモリ1の情報料残高を、これまでの情報料残高にこの
メモリ使用料のうちの情報料不足予想金額分を加算した
ものとして(ステップ2407)、この求めた新たな情
報料残高から図18のステップ1200で得られた利用
金額総額を差し引いてダウンロード後のフラッシュメモ
リ1の情報料残高とし、フラッシュメモリ1のメモリ管
理領域2aの領域2a5での情報料残高をこの求めた情
報料残高に更新させる(ステップ2408)。そして、
ステップ2407で情報料残高に加算したメモリ使用料
に相当するフラッシュメモリ1のデータ保存領域2bで
のブロックを使用不能状態にロックし(ステップ240
9)、これによってダウンロードした情報コンテンツに
関する料金が全て支払われたとして、ダウンロードした
情報コンテンツを使用可能とし(ステップ2410)、
端末20の表示装置28やパソコン40にこの旨を通知
する図20(c)に示すような画面表示が行なわれる
(ステップ2411)。その後、端末20の動作を終了
させる。
【0100】また、ステップ2406で、不足分を現金
またはプリペイドカードで支払うことをユーザが選択し
た場合には、端末20の表示装置28やパソコン40に
図20(d)に示すような画面表示を行なわせて支払を
要求し(ステップ2412)、支払が確認されない場合
には(ステップ2413)、ステップ2406に戻って
再度支払方法の選択ができるようにする。ユーザによる
不足分の支払が確認されると(ステップ2413)、キ
ャリアとプロバイダとに夫々回線使用料と回線接続料の
内訳を通達し(ステップ2414)、ダウンロードした
情報コンテンツを使用可能として(ステップ241
5)、端末20の表示装置28やパソコン40で図20
(c)に示すような画面表示が行なわれてユーザにこの
旨を通知する(ステップ2416)。その後、端末20
の動作を終了させる。
【0101】さらに、不足分を後の機会に支払うことを
ユーザが選択した場合には、メモリメーカは、後払い処
理ルーチンを実行する(ステップ2416)。これを図
21で説明する。
【0102】この後払い処理ルーチンは、その後フラッ
シュメモリ1が端末20に装着されて通信可能となった
ときに実行されるものである。勿論、不足料金が支払わ
れるまでは、図19のステップ2404により、料金未
払いの情報コンテンツは使用不能状態となっている。
【0103】図21において、フラッシュメモリ1が端
末20に装着されて(ステップ24171)、メモリメ
ーカとの通信が可能となると(ステップ24172)、
端末20で後払いソフトウェアを起動させ、図22
(a)に示すような画面を端末20の表示装置28やパ
ソコン40に表示させてユーザに後払い処理ルーチンを
開始したことを知らせる(ステップ24173)。この
後払いソフトウェアがフラッシュメモリ1のメモリ管理
領域2aに格納されている場合には、端末20がこの後
払いソフトウェアをフラッシュメモリ1から取り込んで
起動する。なお、料金未払いの場合には、メモリメーカ
において、このフラッシュメモリ1に関する情報(メモ
リ固有IDコードやメモリ固有パスワードなど)や未払
い料金などの控えがとられており、かかるフラッシュメ
モリ1に関する情報を端末20から取り込んで確認する
ことにより、フラッシュメモリ1との通信が可能か否か
を判定するのである。
【0104】そして、メモリメーカは、まず、フラッシ
ュメモリ1のメモリ管理領域2aの領域2a5からこの
メモリ1の現在の情報料残高を読み取り(ステップ24
174)、端末20の表示装置28やパソコン40に図
22(a)に示すような画面を表示させて、未払いとな
っている前回のダウンロードの料金の不足分の支払いを
要求し、その支払方法をユーザが選択できるようにする
(ステップ24175)。
【0105】この選択方法としては、メモリ使用料に
よる支払い,現金またはプリペイドカードによる支払
い,キャリアの回線使用料の3通りがあるが、ユーザ
が端末20の入力装置24やパソコン40を操作して
の方法を選択した場合には、メモリメーカはステップ2
4176〜24180の処理を行なうが、これは図19
でのメモリ使用料による支払いを選択した場合のステッ
プ2407〜2411の処理と同様である。上記の支
払い方法をユーザが選択した場合には、メモリメーカは
ステップ24181〜24185の処理を行なうが、こ
れは図19での現金またはプリペイドカードによる支払
いを選択した場合のステップ2412〜2416の処理
と同様である。
【0106】上記の支払い方法を選択した場合には、
図18のステップ1200で求めた利用金額総額をキャ
リアの回線使用料とし(ステップ24186)、キャリ
アとプロバイダとに夫々回線使用料と回線接続料の内訳
を通達する(ステップ24187)。これで、メモリメ
ーカは、端末20の動作を終了させるが、一方では、メ
ーカは上記の未払いの不足分をキャリアに通話料金とし
てユーザに請求するように指示し、キャリアはこれを月
まとめの通話料金に含めてユーザに通知する。これによ
り、ユーザが通話料金を支払うと、キャリアはその旨を
メモリメーカに通知する。そこで、メモリメーカは、そ
の後ユーザが、例えば、ダウンロードした情報コンテン
ツを使用するためなどでフラッシュメモリ1を端末20
に装着すると、端末20はこのフラッシュメモリ1のメ
モリ管理領域2aに格納されているダウンロートされた
情報コンテンツが利用可能かどうかを示す情報を読み取
り、利用不能の情報コンテンツがあれば、これをメモリ
メーカに通知する。メモリメーカは、この通知に対し、
上記の未払い分が月まとめの通話料金で支払われていれ
ば、図19でのステップ2415,2416と同様の処
理を行なって、これまで使用不能であった情報コンテン
ツの使用を可能とする(あるいは、また、上記の支払
い方法を選択したことにより、ダウンロードした情報コ
ンテンツを使用可能とするようにしてもよい)。
【0107】以上のようにして図19での後払い処理ル
ーチン(ステップ2416)が終了し、フラッシュメモ
リ1にダウンロードされた全ての情報コンテンツが使用
可能となる。
【0108】図18に戻って、使用する通信手段が据え
付けの電話機や携帯用の電話機の通信回線を用いる場合
には(ステップ2500)、メーカは一般電話/形態電
話回線接続処理ルーチンを実行する。かかる電話回線が
使用されたことは、キャリアからの回線使用料の請求に
よって知ることができる。次に、一般電話/形態電話回
線接続処理ルーチンを図23によって説明する。
【0109】図23において、メモリメーカでは、図1
8のステップ1200で算出した利用料金総額をフラッ
シュメモリ1での現在の情報料残高で賄えるか否かを判
定し(ステップ2601)、賄える場合には、この情報
料残高から利用料金総額を差し引いて新たな情報料残高
とし(ステップ2602)、フラッシュメモリ1での情
報料残高をこの新たな情報料残高に更新させ(ステップ
2603)、端末20の動作を終了させる。これは、公
衆電話回線接続処理ルーチンを示す図19でのステップ
2401〜2403の処理と同様である。
【0110】また、利用料金総額をフラッシュメモリ1
での現在の情報料残高で賄えない場合には(ステップ2
601)、図18でのステップ1200で求めた利用金
額総額をキャリアの回線使用料とし(ステップ260
4)、キャリアとプロバイダとに夫々回線使用料と回線
接続料の内訳を通達する(ステップ2605)。この場
合には、公衆電話回線接続処理ルーチンを示す図21で
のステップ24187の処理後と同様の処理により、ダ
ウンロードした情報コンテンツの利用が可能となる。
【0111】図24はフラッシュメモリ1のメモリ管理
領域2aの領域2a7に格納されているアクセス管理用
カウンタを用いてダウンロードされている情報コンテン
ツのアクセス(再生)回数を制限する処理の一具体例を
示すフローチャートである。
【0112】同図において、ユーザがフラッシュメモリ
1を端末20に装着し、入力装置24を操作してフラッ
シュメモリ1にダウンロードされている所望の情報コン
テンツの再生を指示すると、端末20の表示装置28や
パソコン40に図25(a)に示すような画面が表示さ
れて再生希望する情報コンテンツの選択可能とし、これ
によってユーザが希望する情報コンテンツを決定すると
(ステップ2700)、この端末20はフラッシュメモ
リ1のメモリ管理領域2aの領域2a7に格納されてい
るこのユーザが再生希望した情報コンテンツの再生回数
に関するアクセス管理用カウンタを読み込む。この再生
回数に関するアクセス管理用カウンタはこの情報コンテ
ンツをあと何回再生可能であるかを表わす数値情報であ
って、この再生回数に関するアクセス管理用カウンタの
値が0であるときには(ステップ2701)、端末20
の表示装置28やパソコン40に図25(b)に示すよ
うな画面が表示されて、ユーザが希望した情報コンテン
ツは使用できないことを知らせる(ステップ270
3)。
【0113】この再生回数に関するアクセス管理用カウ
ンタの数値が0でないときには(ステップ2702)、
フラッシュメモリ1のデータ保存領域2bから決定され
た情報コンテンツが端末20に読み込まれ、表示装置2
8またはパソコン40に表示される(ステップ270
2)。この情報コンテンツの再生が完了すると(ステッ
プ2704)、端末20は読み込んだ再生回数に関する
アクセス管理カウンタの数値を1だけ差し引き、これ
を、この再生した情報コンテンツの新たな再生回数に関
するアクセス管理カウンタとして、フラッシュメモリ1
のメモリ管理領域2aの領域2a7に書き込み(ステッ
プ2705)、動作を終了する。
【0114】図26はフラッシュメモリ1のメモリ管理
領域2aの領域2a7に格納されているアクセス管理用
カウンタを用いてダウンロードされている情報コンテン
ツの使用期限を制限する処理の一具体例を示すフローチ
ャートである。
【0115】同図において、ユーザがフラッシュメモリ
1を端末20に装着し、入力装置24を操作してフラッ
シュメモリ1にダウンロードされている所望の情報コン
テンツの再生を指示すると、端末20の表示装置28や
パソコン40に図25(a)に示すような画面が表示さ
れて再生希望する情報コンテンツの選択可能とし、これ
によってユーザが希望する情報コンテンツを決定すると
(ステップ2800)、この端末20はフラッシュメモ
リ1のメモリ管理領域2aの領域2a7に格納されてい
るこのユーザが再生希望した情報コンテンツの使用期限
に関するアクセス管理用カウンタを読み込む。使用期限
に関するアクセス管理用カウンタはこの情報コンテンツ
の使用期限を表わす日時の情報であって、フラッシュメ
モリ1の時計部(図3)から現在の一時を読み取り、こ
の使用期限から読み取った日時を差し引いてこの情報コ
ンテンツの有効期限を算出する(ステップ2801)。
そして、この有効期限が0でないときには(ステップ2
802)、この情報コンテンツの再生を実行するが(ス
テップ2803)、有効期限が0のときには(ステップ
2802)、この情報コンテンツの再生は行なわず、端
末20の表示装置24やパソコン40に図27に示すよ
うな画面を表示させ、ユーザが再生希望した情報コンテ
ンツは期限切れであることを知らせる(ステップ280
4)。そして、端末20は動作を終了する。
【0116】この実施形態では、アプリケーシヨンソフ
トウェアや情報料残高の追加もできるようにしている。
以下、この点について説明する。
【0117】図28はアプリケーションソフトウエアの
追加の動作を示すフローチャートであって、前出図面に
対応するステップには同一符号を付けている。
【0118】同図において、まず、ユーザはフラッシュ
メモリ1を端末20に装着し、所望とする情報コンテン
ツのダウンロードを希望するのであるが、ステップ10
0〜1000,1500,1600の処理は図11で説
明した通りである。
【0119】ユーザが希望する情報コンテンツのフラッ
シュメモリ1へのダウンロードが成功すると(ステップ
1000)、次に、コンテンツ業者は、端末20の表示
装置28やパソコン40に図30に示すような画面を表
示させてユーザにこのダウンロードした情報コンテンツ
用にアプリケーションソフトウェア(例えば、この情報
コンテンツの特別の表示のためのソフトウェア)が必要
かどうかを問い合わせる(ステップ2900)。アプリ
ケーションソフトウェアを必要とするという返答をユー
ザがすると、コンテンツ業者は端末20にこのアプリケ
ーションソフトウェアを送る(ステップ2901)。端
末20は、このアプリケーションソフトウェアを、この
情報コンテンツ用として、フラッシュメモリ1のメモリ
情報管理領域2aの領域2a8 に格納させ、この情報コ
ンテンツの再生時に使用可能とする。また、これまでフ
ラッシュメモリ1のメモリ管理領域2aの領域2a8
記憶されているアプリケーション用ソフトウェアで充分
である場合には、ユーザは必要ないと返答する。
【0120】このような処理がなされると、コンテンツ
業者は、ダウンロードした情報コンテンツの料金を、ア
プリケーションソフトウェアもダウンロードしたときに
は、このアプリケーションソフトウェアの料金も含め
て、メモリメーカに請求する。また、キャリアとプロバ
イダは夫々、情報コンテンツのダウンロードに要した回
線使用料,回線接続料を、アプリケーションソフトウェ
アもダウンロードしたときには、その分も含めて、メモ
リメーカに請求する(ステップ2902)。
【0121】そして、メモリメーカは、コンテンツ料金
(アプリケーションソフトウェアもダウンロードされた
ときには、この料金も含めて)と回線使用料と回線接続
料との合計を利用金額総額とし(ステップ2903)、
フラッシュメモリ1の現在の情報料残高からこの情報料
残高を差し引いてフラッシュメモリ1の新たな情報料残
高とし(ステップ2904)、フラッシュメモリ1の情
報料残高をこれに更新させる(ステップ2905)。
【0122】図29はフラッシュメモリ1に情報料残高
を追加する場合の動作を示すフローチャートであって、
前出図面に対応するステップには同一符号を付けてい
る。
【0123】同図において、まず、ユーザはフラッシュ
メモリ1を端末20に装着し、所望とする情報コンテン
ツのダウンロードを希望するのであるが、ステップ10
90〜1000,1500,1600の処理は図11で
説明した通りである。
【0124】回線接続ルーチン(ステップ300)が終
了すると、端末20の表示装置28やパソコン40に情
報料追加購入を選択できる画面が表示され、この表示画
面で情報料追加購入を選択できる(ステップ300
0)。なお、図11で説明したように、回線接続ルーチ
ン(ステップ300)が終了すると、図14に示したコ
ンテンツ選択ルーチン(ステップ400)に移行するの
であるが、このコンテンツ選択ルーチンに移行するとと
もに表示画面(図15(c))にこの情報料追加購入の
選択の項目が設けられている。
【0125】この表示画面で情報料の追加購入を選択す
ると、図31に示すような金額を入力するための画面が
端末20の表示装置28やパソコン40に表示され、端
末20の入力装置24やパソコン40を操作して必要と
する追加購入金額を入力を入力すると(ステップ300
1)、使用される端末20の種別に応じて(ステップ3
002)、次のような処理動作が行なわれる。
【0126】即ち、メモリメーカは、まず、端末20
が、図4(a)に示すように、公衆電話機32に接続さ
れている場合には、通話料金を徴収できないので、その
旨を知らせる図31(b)に示すような画面を端末20
の表示装置28やパソコン40に表示させ(ステップ3
003)、しかる後、端末20の動作を終了させる。
【0127】また、端末20が、図4(d)に示すよう
に、据え付けの一般電話機に用いられていたり、図4
(b),(c),(e)に示すように、携帯用の電話機
やパソコン40に接続されていたりした場合には、図2
2(b)で示すのと同様な画面表示を端末20の表示装
置28やパソコン40で行なわせることにより、この情
報料の追加購入料をキャリアの料金(月まとめの通話料
金)で支払うか、クレジットカードで支払うかを選択で
きるようにする(ステップ3004)。
【0128】そこで、ユーザがキャリアの料金で支払う
ことを選択したときには、フラッシュメモリ1の現在の
情報料残高にこの追加購入金額を追加してこのフラッシ
ュメモリ1の新たな情報料残高とし、これを端末20に
送ってフラッシュメモリ1のメモリ管理領域2aの領域
2a5に書き込むとともに(ステップ3005)、キャ
リアにこの追加購入金額を請求する(ステップ300
6)。
【0129】ユーザがキャリアの料金で支払うことを選
択したときには(ステップ3004)、端末20の入力
装置24やパソコン40でクレジット会社を指定選択し
(ステップ3007)、ユーザ所有のクレジットカード
のカードナンバーを入力する(ステップ3008)。こ
れにより、メモリメーカはこの指定されたクレジット会
社に入力された追加購入金額を請求する(ステップ30
09)。クレジット会社は、これに対する清算処理を行
なうが(ステップ3010)、この処理が成功しないと
(ステップ3011)、その旨を端末20の表示装置2
8やパソコン40で表示させ(ステップ3012)、ユ
ーザが再処理を指示しないときには(ステップ301
3)、これで端末20の動作を停止させるが(このとき
には、勿論、情報料を追加することはできない)、再処
理が指示されたときには、ステップ3004に戻って支
払い方法の選択を再度行なうことができるようにする。
また、クレジット会社の清算処理が成功したときには
(ステップ3011)、ステップ3014に進み、先の
ステップ3005,3006と同様の処理が行なわれて
新たな情報料残高がフラッシュメモリ1に設定されるこ
とになる。
【0130】また、端末20が、図4(f)に示すよう
に、店頭などに設置された専用の端末41である場合に
は(ステップ3002)、図22(b)で示すのと同様
な画面表示を専用端末41の表示装置44で行なわせる
ことにより、この情報料の追加購入料を現金やプリペイ
ドカードで支払うか、クレジットカードで支払うかを選
択できるようにする(ステップ3015)。
【0131】そこで、ユーザがこの表示装置44で表示
されるタッチパネル45の操作で現金またはプリペイド
カードによる支払いを選択すると、メモリメーカはこの
表示装置44で現金またはプリペイドカードを専用端末
41の投入口43から投入するように要求し(ステップ
3016)、所定時間内にその投入が確認できない場合
には、専用端末41の表示装置44にその旨を示す画面
を表示させ(ステップ3018)、これに対してユーザ
が再処理を指示しない場合には(ステップ3019)、
専用端末41の動作を終了させるが、再処理を指示した
ときには、ステップ3015に戻って支払い方法の選択
を再度行なわせるようにする。
【0132】ステップ3017で現金またはプリペイド
カードによる支払いが確認できると、ステップ300
5,3006の場合と同様の処理が行なわれて新たな情
報料残高がフラッシュメモリ1に設定されることになる
(ステップ3020)。
【0133】支払方法としてクレジットカードによる方
法が選択された場合には(ステップ3015)、メモリ
メーカは、ユーザが専用端末41の投入口43からクレ
ジットカードを投入したことやそのクレジット会社など
を確認するともに(ステップ3021)、このクレジッ
ト会社にステップ3001で入力された追加購入金額を
請求する(ステップ3022)。クレジット会社は、こ
れに対する清算処理を行なうが(ステップ3023)、
この処理が成功しないと(ステップ3024)、その旨
を専用端末41の表示装置44で表示させ(ステップ3
025)、ユーザが再処理を指示しないときには(ステ
ップ3026)、これで専用端末41の動作を停止させ
るが(このときには、勿論、情報料を追加することはで
きない)、再処理が指示されたときには、ステップ30
15に戻って支払方法の選択を再度行なうことができる
ようにする。また、クレジット会社の清算処理が成功し
たときには(ステップ3024)、ステップ3027に
進み、先のステップ3005,3006と同様の処理が
行なわれて新たな情報料残高がフラッシュメモリ1に設
定されることになる。
【0134】このようにして、フラッシュメモリ1を購
入したときに購入可能な情報コンテンツよりも多くの情
報コンテンツを購入することができるようになる。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メモリ自体が用いるソフトウェアばかりでなく、端末で
用いるダウンロード用のソフトウェアも内蔵のデータ保
存部に格納されて管理されるものであるから、端末の保
有するソフトウェアの種類を少なくすることができ、そ
の分、端末としては、他の種類のソフトウェアを用いる
ことができて、多機能化が可能となるし、また、携帯用
の電話機などの固有の機能を有する装置を、そのメモリ
容量を増加させることなしに、本発明の端末として使用
可能とすることができる。
【0136】また、本発明は、それ自身で情報コンテン
ツの購入可能な金額を管理するものであるから、あるい
はまた、情報コンテンツの値段が該購入可能な金額を越
えたとしても、メモリ利用料金でこれを補うことも可能
にするものであるから、ユーザに、それが所望とする情
報コンテンツを購入可能かどうかを判断させるような必
要はなく、ユーザにとって使い易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報ダウンロード用メモリの一実
施形態を示す平面図である。
【図2】図1に示した実施形態のメモリ構成の一具体例
を示す図である。
【図3】図1に示した実施形態とこれを用いる端末の一
具体例の回路構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示した実施形態の使用形態の具体例を示
す図である。
【図5】図1に示した実施形態の小売価格を決める要素
を概略的に示す図である。
【図6】図1に示した実施形態の情報料残高とメモリ使
用料金との説明図である。
【図7】図1に示した実施形態をコンテンツ業者が販売
する場合の代金の流れを示す図である。
【図8】図1に示した実施形態をメモリメーカが販売す
る場合の代金の流れを示す図である。
【図9】一般家庭などの据付電話機や携帯用の電話機を
用いて図1に示した実施形態を使用した場合の作業の流
れを示す図である。
【図10】公衆電話機を用いて図1に示した実施形態を
使用した場合の作業の流れを示す図である。
【図11】情報料が固定の図1に示した実施形態を用い
るシステムの動作を示すフローチャートである。
【図12】図11における端末認証ルーチンの一具体例
を示すフローチャートである。
【図13】図11における回線接続ルーチンの一具体例
を示すフローチャートである。
【図14】図11におけるコンテンツ選択ルーチンの一
具体例を示すフローチャートである。
【図15】図11〜図14で示した動作で端末やパソコ
ンに表示される画面の具体例を示す図である。
【図16】図11〜図14で示した動作で端末やパソコ
ンに表示される画面の他の具体例を示す図である。
【図17】情報料が可変の図1に示した実施形態を用い
るシステムの動作を示すフローチャートである。
【図18】図1に示した実施形態のフラッシュメモリを
用いたシステムでの他の動作を示すフローチャートであ
る。
【図19】図18における公衆電話回線接続処理ルーチ
ン(ステップ2400)の一具体例を示すフローチャー
トである。
【図20】図19に示したルーチンの実行中に図4で示
した端末やパソコンに表示される画面の具体例を示す図
である。
【図21】図19における後払い処理ルーチン(ステッ
プ2416)の一具体例を示すフローチャートである。
【図22】図21に示したルーチンの実行中に図4で示
した端末やパソコンに表示される画面の具体例を示す図
である。
【図23】図18における一般電話/携帯電話回線接続
処理ルーチン(ステップ2600)の一具体例を示すフ
ローチャートである。
【図24】図1に示した実施形態のアクセス回数の使用
制限のための処理動作の一具体例を示すフローチャート
である。
【図25】図24で示した処理動作中に表示される画面
の具体例を示す図である。
【図26】図1に示した実施形態の使用期限による使用
制限のための処理動作の一具体例を示すフローチャート
である。
【図27】図26で示した処理動作中に表示される画面
の具体例を示す図である。
【図28】図1に示した実施形態へのアプリケーション
ソフトウェアのダウンロードのための処理動作の一具体
例を示すフローチャートである。
【図29】図1に示した実施形態への情報料の追加購入
処理動作の一具体例を示すフローチャートである。
【図30】図28に示した処理動作中に表示される画面
の具体例を示す図である。
【図31】図29に示した処理動作中に表示される画面
の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 情報ダウンロード用メモリ 2 データ保存部 3 制御回路部 4 外部端子 5 情報料残高表示装置 6 書込制御機構部 7 CPU 8 データ記録部 9 端末用ソフトウェア記録部 10 管理情報記録部 15 端末用ソフトウェア処理部 19 時計部 20 端末 21 CPU 24 入力装置 25 主記憶装置 26 通信制御装置 28 表示装置 29 ファイリング装置 30 通信装置 31 モジュラジャック 32 公衆電話機 33 携帯用の電話機 34 専用の携帯電話機 37 一般の電話機 38 モジュラコンセント 39 接続装置 40 パソコン 41 専用端末 42 情報ダウンロード用メモリの挿入口 43 現金・プリペイドカードの投入口 44 表示画面 45 タッチパネル
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 敦俊 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 峯元 長 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 二宮 良憲 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 Fターム(参考) 5B035 AA00 BB09 BC00 CA06 CA29 CA38 5B049 AA01 BB00 BB26 CC37 CC39 DD04 EE02 EE23 EE25 FF04 FF06 FF07 GG02 GG04 GG10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央演算処理装置などの制御回路部とデ
    ータ保存部とを内蔵し、端末に装着して外部からの情報
    コンテンツのダウンロードとダウンロードされた該情報
    コンテンツの再生ができるようにした情報ダウンロード
    用メモリ装置において、 該データ保存部は、メモリ管理情報を格納するメモリ管
    理領域と情報コンテンツをダウンロードするためのデー
    タ保存領域とを有し、 該メモリ管理領域は、外部との間で通信回線を接続して
    該情報コンテンツのダウンロードのために該端末で実行
    されるソフトウェアや、該データ保存領域にダウンロー
    ドされた該情報コンテンツを読み出して再生するために
    該端末で実行されるソフトウェアを格納する領域を含む
    ことを特徴とする情報ダウンロード用メモリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記メモリ管理領域には、前記情報コンテンツを購入し
    て前記データ保存領域にダウンロードする毎に、購入し
    た前記情報コンテンツの値段分だけ減算され、現時点で
    の前記情報コンテンツの購入可能な金額を表わす情報料
    残高を前記メモリ管理情報の1つとして格納しているこ
    とを特徴とする情報ダウンロード用メモリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記データ保存領域は、その一部が金額に換算可能な複
    数の単位ブロックを含み、 前記メモリ管理領域は、該複数の単位ブロックを金額に
    換算して、前記情報コンテンツの購入に際しての前記情
    報料残高の不足金額を補填するためのメモリ利用料金と
    するために前記端末で実行されるソフトウェアを格納す
    る領域を含むことを特徴とする情報ダウンロード用メモ
    リ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記メモリ管理領域には、前記メモリ利用料金の残高を
    前記メモリ管理情報の1つとして格納していることを特
    徴とする情報ダウンロード用メモリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4において、 前記メモリ管理領域には、前記データ保存領域にダウン
    ロードされた前記情報コンテンツ毎に、再生回数を制限
    する情報を前記メモリ管理情報の1つとして格納してい
    ることを特徴とする情報ダウンロード用メモリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3または4において、 前記メモリ管理領域には、前記データ保存領域にダウン
    ロードされた前記情報コンテンツ毎に、再生可能な期限
    を規定する情報を前記メモリ管理情報の1つとして格納
    していることを特徴とする情報ダウンロード用メモリ装
    置。
JP30272699A 1999-10-25 1999-10-25 情報ダウンロード用メモリ装置 Pending JP2001125961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30272699A JP2001125961A (ja) 1999-10-25 1999-10-25 情報ダウンロード用メモリ装置

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