JP2001124263A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2001124263A
JP2001124263A JP30222799A JP30222799A JP2001124263A JP 2001124263 A JP2001124263 A JP 2001124263A JP 30222799 A JP30222799 A JP 30222799A JP 30222799 A JP30222799 A JP 30222799A JP 2001124263 A JP2001124263 A JP 2001124263A
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JP
Japan
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ring
grip ring
groove
spring
grip
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Pending
Application number
JP30222799A
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English (en)
Inventor
Motoaki Hirota
源昭 広田
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Shimizu Alloy Mfg Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Alloy Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂管との連結に適した、プッシュオン
形の管継手を提供する。 【解決手段】 受口4の内面に形成された環状テーパ溝
5と、この溝に嵌め込まれるグリップリング6及びセッ
トスプリング7とからなる。グリップリング6は内周面
が鋸歯面11で、外周面がテーパ面12であり、リング
の1箇所に切り割り10があって、径の拡縮変形が自在
である。更に、グリップリング6の外周面の環状溝13
には、バネリング14が嵌め込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管端を挿し込むだ
けで連結可能な、いわゆるプッシュオン形の管継手の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】プッシュオン形の管継手は、従来から種
々の形態のものが多数提案されており、その一例とし
て、特開平5−263972号がある。ここに示された
管継手は、継手受口の内面にテーパ付き環状溝が設けら
れていて、この溝にはゴムリングが嵌め込まれ、かつ、
このゴムリングの内面には数個の金属製歯体が半埋設さ
れた構造である。そして、この管継手では、管端の挿し
込み時には、ゴムリングの拡径によって挿入を許し、管
端の抜き出しに対しては、溝のテーパによるゴムリング
の縮径と、管壁への歯体の喰い込みによって、管の抜け
出しを阻止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
管継手は、鋳鉄管などの金属管用として、開発されたも
のであり、金属管には適するが、ポリエチレン樹脂管や
塩化ビニール樹脂管などの合成樹脂管用には適さない。
なぜなら、この管継手では、ゴムリングの内面に埋め込
んだ数個の歯体に力を集中させて、管の壁面に歯を喰い
込ませて固定保持する方式である為、壁面が硬くて強い
金属管の場合には、丁度良いが、壁面が柔らかであった
り、脆かったりする合成樹脂管の場合には、管壁が変形
したり、破損したりして、充分な固定保持力を得ること
ができない。この為、従来は連結する管の種類に合わせ
て、継手を変えなければならず、この結果、例えば、継
手組み付け形のバルブ等を製造する場合には、異なった
継手の付いたバルブを何種類も作らなければならないと
いう問題があった。
【0004】本発明は、このような点に鑑み、合成樹脂
管に適する、プッシュオン形式の管継手を提供するにあ
る。また、本発明は、従来の金属管用の管継手を、リン
グのみの取替えで合成樹脂管用に簡単に改造できる管継
手を提供するにある。更に本発明は、柔らかなポリエチ
レン樹脂管にも、また、硬い塩化ビニール樹脂管にも利
用できる管継手を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の継手の技術的手
段は、受口の内面に形成された環状テーパ溝と、このテ
ーパ溝に嵌め込まれるグリップリングと、グリップリン
グの背面に嵌め込まれるセットスプリングとからなり、
グリップリングは内周面が歯面で、外周面がテーパ面で
あり、また、グリップリングには切り割りが設けられて
いて、そのリング径が拡縮自在であり、更に、リングの
外周面に形成された環状溝にはバネリングが嵌め込まれ
て、形状保持されるようになっていることにある。
【0006】また、グリップリングを硬質合成樹脂製と
し、切り割りを1箇所に形成するようにしてもよい。更
に、グリップリングを金属製とし、切り割りを3箇所に
設けて、3分体でリングを構成し、更に外周面の環状溝
を傾斜状に設けて、嵌めたバネリングを溝縁によって外
方から係止するようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の管継手の実施の形態を、
図面の実施例に基づいて説明する。図1は水道用ソフト
シール仕切弁に利用した例である。1は弁本体、2、3
は左右の継手部であり、両継手部2、3は同一構造であ
る。また、Aは連結する合成樹脂管の管端である。
【0008】次に、継手部2の詳細について説明する。
4は受口で、弁本体1の壁面と一体的に連設されてい
る。この受口4の内面には、テーパ付き環状溝5が設け
られていて、この溝5の底面には、出口に向かって径が
小さくなるようなテーパが付されている。6はグリップ
リングで、テーパ溝5に嵌着される。7はグリップリン
グの背面に押圧力を付与するセットスプリングである。
なお、8は水密ゴム輪で、受口4のより奥の方に設けら
れた環状溝に嵌着されている。
【0009】グリップリング6の第1実施例が図2、図
3に示されている。このグリップリング6は、1箇所に
切り割り10を有するリング状で、その材質は多少の弾
性を持った硬質合成樹脂製である。このリングの内周面
には、全面に互って抜け止め用の鋸歯11が形成されて
いる。また、リング6の外周面は、テーパ面12になっ
ていて、このテーパ角は前記のテーパ溝5の傾斜と同じ
である。更にリング6の外周面には環状に溝13が設け
られ、この溝13にはバネリング14が嵌め込まれてい
る。このバネリング14は、1箇所に切り割り15を有
する割りリング状で、このリングの弾性縮径力によっ
て、グリップリング6を外方から締め付け、形状保持を
行う。
【0010】セットスプリング7の詳細は、図4、図5
に示されている。このセットスプリング7は、1箇所に
切り割り16を有する座金状で、その材質はバネ材であ
る。このセットスプリング7には、本体面17から複数
個(図示例では4個)の押え片18が伸び出していて、
この押え片18の弾性押圧力によって、グリップリング
6の背面を押す。
【0011】前記のグリップリング6及びセットスプリ
ング7を、受口4に装填するには、先ず、セットスプリ
ング7を、切り割り16を利用して、大きく縮径させ
て、受口4のテーパ溝5に嵌め込む。続いて、グリップ
リング6にバネリング14を嵌めた上で、切り割り10
を利用して、グリップリング6を大きく縮径させ、受口
4のテーパ溝5のセットスプリング7の手前に嵌め込
む。この状態で、グリップリング6はセットスプリング
7の押え片18によって背面から常時押されるようにな
るので、位置的に安定する。
【0012】このようにしてグリップリング6とセット
スプリング7とを装填し、次に連結しようとする管Aの
管端を受口4に挿し込む。グリップリング6はバネリン
グ14の弾性力によって縮径していて、その内径は管A
の外径よりも僅かに小さいが、挿し込み方向が鋸歯11
に対して順方向であるので、強く押し込むと、グリップ
リング6が拡径し、管端を挿し込むことができる。挿し
込み完了状態では、バネリング14の力によってグリッ
プリング6は縮径し、鋸歯11が管Aの壁面に接触する
と共に、セットスプリング7の力によってグリップリン
グ6のテーパ面12はテーパ溝5と接触した状態とな
る。
【0013】受口に挿し込んだ管Aに引き抜き方向の力
が加わると、鋸歯11が管壁に引掛って、グリップリン
グ6も抜け出し方向に移動しようとする。このグリップ
リング6は受口内にテーパ面で支持されているので、こ
の移動に伴って、グリップリング6は縮径し、鋸歯11
が管Aの壁面に喰い込むようになり、管Aは強く固定保
持され、抜け出しは阻止される。また、管Aの挿込連結
状態では、水密ゴム輪8が管壁に密着した状態となるの
で、連結部から水洩れすることはない。なお、第1実施
例のグリップリング6は材質が合成樹脂であるので、ポ
リエチレン樹脂管のような材質の柔らかな管の連結に適
する。
【0014】図6、図7にはグリップリングの第2実施
例が示されている。このグリップリング20の材質は、
銅合金である。リングは3箇所に切り割り22が設けら
れていて3個の分体21からなる。その内の1個の分体
21aは角が面取り23されていて、リング組付を容易
に行えるように配慮されている。このグリップリング2
0は前記第1実施例のものと同様に、その内周面には、
全面に互って鋸歯24が形成され、また、外周面はテー
パ面25になっている。更に、リング20の外周面には
環状溝26が設けられ、ここにバネリング27が嵌め込
まれている。ただし、この第2実施例の環状溝26は傾
斜状に設けられていて、バネリング27嵌込状態では図
示のように溝縁28がバネリング27の外側を係止する
ようになる。この結果、3個の分体21の組付状態での
保持力は高く、不用意な離脱を起さない。
【0015】このグリップリング20を受口4に取付け
るには、先ず、角が面取り23された分体21aを除い
た他の2個の分体21だけを先にテーパ溝5に嵌め込
む。なお、この際、バネリング27は取付けておく。次
に、残った分体21aを、リングの中央位置から外方に
強く押付けるようにして、2分体の間に押し込む。分体
21aの角が面取り23されているので、比較的小さな
力で押込むことができる。嵌め込み後は、バネリング2
7による縮径力が各分体21に働くので、各分体21は
リング形状を安定的に保持し、容易に脱落することはな
い。この第2実施例のグリップリング20の管Aに対す
る抜け止め作用は、前記第1実施例のものと同じであ
る。ただ、第2実施例のグリップリング20は材質が銅
合金で、鋸歯24が強靱であるので、管Aの材質が硬い
もの、例えば、塩化ビニール樹脂管などの場合にも利用
可能である。
【0016】本発明は、前記の実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形
実施可能である。グリップリング6、20の細部形状、
鋸歯11、24の形状、環状溝13、26の細部形状な
どは自由である。
【0017】
【発明の効果】本発明の管継手は、グリップリングの内
周全面に形成した歯面で、連結する管の外壁を係止する
ので、合成樹脂管に対しても、その管壁を傷付けること
なく、しっかりと、抜け出さないように連結保持でき
る。また、受口の形状は、従来の鋳鉄管用と同じである
から、グリップリングの取替えだけで、合成樹脂管用に
改造可能であり、実用上、極めて有益である。更に、グ
リップリングは、構造が簡単であるので、廉価に製造で
き、受口への嵌め込みも容易である。
【0018】請求項2のものは、特に、ポリエチレン樹
脂管などのような材質の柔らかな合成樹脂管用に適す
る。
【0019】請求項3のものは、柔らかなポリエチレン
樹脂管の他、硬くて脆い塩化ビニール樹脂管など、ほと
んどの種類の合成樹脂管に利用可能である。また、グリ
ップリングは3分割されているが、傾斜した溝にバネリ
ングを嵌めて、形状保持を行っているので、リング分体
が不用意に脱落することがなく、取扱い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管継手をバルブに組み付けた状態の、
要部を断面で示した正面図。
【図2】グリップリングの第1実施例の正面図。
【図3】図2のグリップリングの断面図。
【図4】セットスプリングの正面図。
【図5】セットスプリングの断面図。
【図6】グリップリングの第2実施例の正面図。
【図7】図6のグリップリングの断面図。
【符号の説明】
1 弁本体 2、3 継手部 4 受口 5 テーパ溝 6 グリップリング 7 セットスプリング 8 水密ゴム輪 10 切り割り 11 鋸歯 12 テーパ面 13 環状溝 14 バネリング 15、16 切り割り 17 本体面 18 押え片 20 グリップリング 21 分体 22 切り割り 23 面取り 24 鋸歯 25 テーパ面 26 環状溝 27 バネリング 28 溝縁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口の内面に形成された環状テーパ溝
    と、このテーパ溝に嵌め込まれるグリップリングと、グ
    リップリングの背面に嵌め込まれるセットスプリングと
    からなり、グリップリングは内周面が歯面で、外周面が
    テーパ面であり、また、グリップリングには切り割りが
    設けられていて、そのリング径が拡縮自在であり、更
    に、リングの外周面に形成された環状溝にはバネリング
    が嵌め込まれて、形状保持されるようになっている管継
    手。
  2. 【請求項2】 グリップリングが硬質合成樹脂製で、切
    り割りが1箇所に形成されている請求項1記載の管継
    手。
  3. 【請求項3】 グリップリングが金属製であり、切り割
    りは3箇所に設けられていて、3分体でリング構成さ
    れ、更に外周面の環状溝が傾斜状に形成されていて、嵌
    め込まれたバネリングが溝縁によって外方から係止され
    るようになっている請求項1記載の管継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003004195A1 (fr) * 2001-07-03 2003-01-16 Kanai, Hiroaki Materiau de fil metallique pour bague de fixation, procede de fabrication de ce materiau de fil metallique pour bague de fixation et dispositif pour fabriquer ce materiau de fil metallique pour bague de fixation ainsi que procede de fabrication d'une bague de fixation pour raccorder les tuyaux en utilisant le materiau de fi

Cited By (2)

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WO2003004195A1 (fr) * 2001-07-03 2003-01-16 Kanai, Hiroaki Materiau de fil metallique pour bague de fixation, procede de fabrication de ce materiau de fil metallique pour bague de fixation et dispositif pour fabriquer ce materiau de fil metallique pour bague de fixation ainsi que procede de fabrication d'une bague de fixation pour raccorder les tuyaux en utilisant le materiau de fi
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