JP2001124245A - 線材束の保持具 - Google Patents

線材束の保持具

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JP2001124245A
JP2001124245A JP30354199A JP30354199A JP2001124245A JP 2001124245 A JP2001124245 A JP 2001124245A JP 30354199 A JP30354199 A JP 30354199A JP 30354199 A JP30354199 A JP 30354199A JP 2001124245 A JP2001124245 A JP 2001124245A
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JP
Japan
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panel
wire bundle
opening
band
main body
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Pending
Application number
JP30354199A
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English (en)
Inventor
Kyosuke Tanaka
恭介 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、線材束とパネル部材の解体作業の
作業性を向上させることができるとともに、パネル部材
のリサイクル率を大幅に向上させることができる線材束
の保持具を提供するものである。 【解決手段】 バンド部材13からパネル部材19の開口部
19aに抜け止め係止される係合手段15を設け、この係合
手段15を、突出方向基端部が開口された薄肉かつ球形状
の本体16と、本体16の突出方向基端部から基端部外方に
折り曲げられ、パネル部材19の開口部19a周縁に係止さ
れる折り曲げ部17と、本体16の突出方向先端部背面に設
けられ、この背面から本体16の開口を通して外方に突出
する棒状部材18とから構成し、さらに、バンド部材13の
長手方向に亘って棒状部材18を外方に逃すためのスリッ
ト13bを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材束の保持具に
関し、詳しくは、車体や電気機器等のパネルの所定位置
にワイヤハーネス等の長尺な線材束を束ねて固定するこ
とができる線材束の保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体や電気機器等のパネルの所
定位置にワイヤハーネス等の線材束を固定するために保
持具として結束バンドを用いることが知られており、こ
の結束バンドとしては、例えば、図4〜6に示すような
ものがある。
【0003】図4〜6において、1は結束バンドであ
り、この結束バンド1は、ワイヤハーネス2に巻回され
るとともに延在方向に鋸状凹凸部3aが形成されたバン
ド部材3と、車体や電子機器等のパネル4に形成された
開口部4aに挿入され、開口部4aの周縁に可動片5
a、5bが当接することにより、パネル4に抜け止め係
止される逆止係止体5と、この逆止係止体5を取り囲む
ようにしてバンド部材3の先端部から突出し、所定の弾
発力を有する皿状部材6と、バンド部材3の基端部に形
成され、バンド部材3の先端部から挿通可能な挿通孔7
aおよびバンド部材3が挿通孔7aに挿通されたときに
鋸状凹凸部3aに係合される係合爪7bを有するロック
部材7と、から構成されている。
【0004】このような結束バンド1にあっては、ワイ
ヤハーネス2にバンド部材3を巻回して、バンド部材3
の先端部を挿通孔7aに挿通してワイヤハーネス2の径
と略一致した時点で鋸状凹凸部3aを係合爪7bに係合
させることにより、ワイヤハーネス2の径を吸収しつつ
ワイヤハーネス2を強固に保持する。
【0005】次いで、ワイヤハーネス2をパネル4に取
付ける際には、逆止係止体5をパネル4の開口部4aに
挿入して可動片5a、5bの先端部をパネル4の一側面
の開口部4a周縁に当接させる。このとき、皿状部材6
がパネル4の他側面に逆止係止体5を引っ張ることによ
り、パネル4の厚みを吸収して、逆止係止体5の当接力
がばらつくことが防止される。このようにして結束バン
ド1によってワイヤハーネス2がパネル4に取付けられ
る。
【0006】なお、逆止係止体5はワイヤハーネス2が
パネル4から脱落しないように、通常10〜15kg程度の保
持力を付与されるように設計されている。
【0007】また、ワイヤハーネス2は長尺であり、ワ
イヤハーネス2が車体パネル等に取付けられる場合に
は、図7に示すように、多数の箇所で結束バンド1が車
体に取付けられ、ワイヤハーネス2の数が多い場合に
は、100〜200個の結束バンド1が必要になる場合があ
る。なお、図7において、8はワイヤハーネス2に取付
けられたコネクターであり、結束バンド1の矢印で示す
向きが結束バンド1が取付けられる方向を示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の結束バンド1にあっては、結束バンド1をパ
ネル4に取付けたときに逆止係止体5が高い保持力でパ
ネル4に抜け止め係止されるため、結束バンド1をパネ
ル4から簡単に取り外すことができないという問題があ
り、このように簡単に結束バンド1を取り出すことがで
きないと、以下に示すような不具合が発生してしまう。
【0009】近時のように、種々の製品材料のリサイク
ルを行なうような環境下にあっては、例えば、車両のリ
サイクルを行なう場合に、車体(パネル)を構成する鉄
の純度を上げるためには、車体に装着された不要な金属
を車体から取り外す必要がある。このとき、主に銅を使
用しているワイヤハーネスが車体に装着されたままであ
ると、当然のことながら鉄の純度が低下してしまい、リ
サイクルに不都合なものとなる。
【0010】したがって、従来のように結束バンド1を
パネル4から容易に取り出すことができないと、ワイヤ
ハーネス2がパネル4に装着されたままとなり、車体の
純度を上げることができない大きな要因となってしま
う。
【0011】そこで本発明は、線材束をパネル部材から
簡単に取り外すことができるようにして、線材束とパネ
ル部材の解体作業の作業性を向上させることができると
ともに、パネル部材のリサイクル率を大幅に向上させる
ことができる線材束の保持具を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、複数の線材からなる線材束
を保持して該線材束をパネル部材に取付けるようにした
線材束の保持具であって、前記線材束に巻回されること
により、前記線材束を保持可能な長尺なバンド部材と、
該バンド部材の所定箇所から突出し、パネル部材の開口
部に抜け止め係止される係合手段とを備え、前記係合手
段が、突出方向基端部が開口された薄肉かつ球形状の本
体と、該本体の突出方向基端部から該基端部外方に折り
曲げられ、前記パネル部材の開口部周縁に係止される折
り曲げ部と、前記本体の突出方向先端部背面に設けら
れ、該背面から前記本体の開口を通して外方に突出する
棒状部材とを有し、前記バンド部材の長手方向に亘って
前記棒状部材の逃し用のスリットが形成されたことを特
徴としている。
【0013】その場合、線材束に保持具を取付けるに
は、線材束に棒状部材を通した後、バンド部材を線材束
に巻回する。このとき、棒状部材の先端部がスリットを
通してバンド部材の外方に突出するため、棒状部材がバ
ンド部材を線材束に巻回する際の妨げになることがな
い。
【0014】次いで、保持部材をパネル部材に取付ける
には、線材束を結束バンドで保持した後、係合手段の本
体をパネル部材の開口部に挿通すると、折り曲げ部がパ
ネル部材の開口部周縁に係止されることにより、本体が
パネル部材に抜け止め係止される。この結果、線材束が
保持手段を介してパネル部材に取付けられる。
【0015】一方、保持部材をパネル部材から取り外す
には、棒状部材を把持して引っ張ると、薄肉形状の本体
が棒状部材によって引っ張られることにより本体が捲れ
る。このため、折り曲げ部がパネル本体の開口部周縁か
ら外れて本体がパネル部材から取り外される。
【0016】この結果、係合部材を介して線材束をパネ
ル部材から簡単に取り外すことができ、線材束とパネル
部材との解体作業の作業性を向上させることができると
ともに、パネル部材のリサイクル率を大幅に向上させる
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1〜3は本発明に係る線材束の保持具の
一実施形態を示す図である。
【0019】まず、構成を説明する。図1、2におい
て、11は樹脂材料等から構成された結束バンド(保持
具)であり、この結束バンド11は基端部から先端部に向
かって延在するとともに延在方向に鋸状凹凸部13aが形
成され、ワイヤハーネス(線材束)12を保持可能な長尺
なバンド部材13を有している。
【0020】また、結束バンド11の先端部にはロック部
材14が設けられており、このロック部材14の内部にはバ
ンド部材13の基端部が挿通可能な挿通孔14aが形成され
ているとともに、この挿通孔14a内にバンド部材13の鋸
状凹凸部13aに係合してバンド部材13をロック部材14に
抜け止め係止する係合片14bが設けられている。
【0021】また、ロック部材14近傍のバンド部材13部
分には係合手段15が設けられている。この係合手段15は
突出方向基端部が開口された薄肉かつ球形状の本体16
と、本体16の突出方向基端部から基端部外方に折り曲げ
られ、パネル部材19の開口部19a周縁に係止される折り
曲げ部17と、本体16の突出方向先端部背面に設けられ、
この背面から本体16の開口を通して外方に突出する棒状
部材18とから構成されている。
【0022】また、バンド部材13の長手方向に亘ってス
リット13bが形成されており、このスリット13bは棒状
部材18をバンド部材13の外方に逃すために設けられてい
る。
【0023】なお、本体16は棒状部材18を比較的強い外
力(人の腕力等)で引っ張らないと捲れないような厚さ
および強度に設定されている。
【0024】次に、作用を説明する。
【0025】まず、結束バンド11をワイヤハーネス12に
取付けるには、ワイヤハーネス12に棒状部材18を通した
後、バンド部材13をワイヤハーネス12に巻回し、次い
で、バンド部材13の基端部を挿通孔14aに挿通して鋸状
凹凸部13aを係合片14bに係合させることにより、バン
ド部材13をロック部材14に抜け止め係止する(図2
(b)参照)。このとき、棒状部材18の先端部がスリッ
ト13bを通してバンド部材13の外方に突出するため、棒
状部材18がバンド部材13をワイヤハーネス12に巻回する
際の妨げになることがない。
【0026】次いで、本体16を開口部19aに挿通して折
り曲げ部17を開口部19a周縁に係合させることにより、
結束バンド11を介してワイヤハーネス12をパネル部材19
に取付ける(図3(a)参照)。
【0027】一方、ワイヤハーネス12をパネル部材19か
ら取り外すには、棒状部材18を把持して引っ張ると、薄
肉形状の本体16が棒状部材18によって引っ張られること
により本体16が捲れる。このため、折り曲げ部17が開口
部19a周縁から外れて本体16がパネル部材19から取り外
される(図3(b)参照)。
【0028】このように本実施形態では、バンド部材13
からパネル部材19の開口部19aに抜け止め係止される係
合手段15を設け、この係合手段15を、は突出方向基端部
が開口された薄肉かつ球形状の本体16と、本体16の突出
方向基端部から基端部外方に折り曲げられ、パネル部材
19の開口部19a周縁に係止される折り曲げ部17と、本体
16の突出方向先端部背面に設けられ、この背面から本体
16の開口を通して外方に突出する棒状部材18とから構成
し、さらに、バンド部材13の長手方向に亘って棒状部材
18を外方に逃すためのスリット13bを設けたため、係合
手段15を介してワイヤハーネス12をパネル部材19から簡
単に取り外すことができ、ワイヤハーネス12とパネル部
材19との解体作業の作業性を向上させることができると
ともに、パネル部材19のリサイクル率を大幅に向上させ
ることができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、係合部材
を介して線材束をパネル部材から簡単に取り外すことが
でき、線材束とパネル部材との解体作業の作業性を向上
させることができるとともに、パネル部材のリサイクル
率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保持具の一実施形態を示す図であ
り、(a)はその保持具としての結束バンドの上面図、
(b)は同図(a)のA−A方向矢視断面図である。
【図2】(a)は一実施形態の結束バンドをワイヤハー
ネスに取付けた状態を示すその斜視図、(b)は結束バ
ンドをワイヤハーネスに取付けた状態を示す側面図であ
る。
【図3】(a)は一実施形態の結束バンドをパネル部材
に取付けた状態を示す図、(b)は結束バンドをパネル
部材から取り外す状態を示す図である。
【図4】従来の結束バンドを示す図である。
【図5】従来の結束バンドの要部を示す図であり、
(a)は図4のA方向矢視図、(b)は図4のB方向矢
視図、(c)は図4のC−C断面図である。
【図6】従来の結束バンドでワイヤハーネスをパネルに
取付け状態を示す図である。
【図7】ワイヤハーネスを車両に取付けたときの配線状
態の概略図である。
【符号の説明】
11 結束バンド(保持具) 12 ワイヤハーネス(線材束) 13 バンド部材 15 係合手段 16 本体 17 折り曲げ部 18 棒状部材 19 パネル部材 19a 開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の線材からなる線材束を保持して該線
    材束をパネル部材に取付けるようにした線材束の保持具
    であって、 前記線材束に巻回されることにより、前記線材束を保持
    可能な長尺なバンド部材と、該バンド部材の所定箇所か
    ら突出し、パネル部材の開口部に抜け止め係止される係
    合手段とを備え、 前記係合手段が、突出方向基端部が開口された薄肉かつ
    球形状の本体と、該本体の突出方向基端部から該基端部
    外方に折り曲げられ、前記パネル部材の開口部周縁に係
    止される折り曲げ部と、前記本体の突出方向先端部背面
    に設けられ、該背面から前記本体の開口を通して外方に
    突出する棒状部材とを有し、 前記バンド部材の長手方向に亘って前記棒状部材の逃し
    用のスリットが形成されたことを特徴とする線材束の保
    持具。
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