JP2001122761A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JP2001122761A JP2001122761A JP30374399A JP30374399A JP2001122761A JP 2001122761 A JP2001122761 A JP 2001122761A JP 30374399 A JP30374399 A JP 30374399A JP 30374399 A JP30374399 A JP 30374399A JP 2001122761 A JP2001122761 A JP 2001122761A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】リパーゼ阻害活性を有する成分を見出し、これ
を用いた細菌性リパーゼに起因する皮膚疾患に対して有
効な皮膚外用剤を提供すること。 【解決手段】ブドウ科(Vitaceae)ヤブガラシ属(Cayr
atia)に属する植物の抽出物を有効成分とする、細菌性
リパーゼに起因する皮膚疾患、例えば、ニキビ等に対し
て有効な皮膚外用剤を提供することにより、上記の課題
を解決し得ることを見出した。
を用いた細菌性リパーゼに起因する皮膚疾患に対して有
効な皮膚外用剤を提供すること。 【解決手段】ブドウ科(Vitaceae)ヤブガラシ属(Cayr
atia)に属する植物の抽出物を有効成分とする、細菌性
リパーゼに起因する皮膚疾患、例えば、ニキビ等に対し
て有効な皮膚外用剤を提供することにより、上記の課題
を解決し得ることを見出した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚外用剤に関す
る技術分野の発明である。さらに詳しくは、皮膚表層の
微生物のリパーゼを阻害することにより、このリパーゼ
に起因する、ニキビ等の皮膚疾患を予防、防止するため
の皮膚外用剤に関する発明である。
る技術分野の発明である。さらに詳しくは、皮膚表層の
微生物のリパーゼを阻害することにより、このリパーゼ
に起因する、ニキビ等の皮膚疾患を予防、防止するため
の皮膚外用剤に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】人体における細菌性リパーゼには、皮膚
表層に常在する微生物(プロピオニバクテリウム アク
ネス:Propionibacterium acnes 、ピティロスポラム
オバール:Pityrosporum ovale、マイクロコッカス属:
Micrococcus sp.など)の産生するリパーゼが知られて
おり、これらのリパーゼが、皮脂中に含まれるトリグリ
セライドを分解し遊離脂肪酸を産生する。この遊離脂肪
酸は、皮膚に対して刺激性の炎症反応を引き起こし、ニ
キビ、皮膚炎、フケなどの要因となると考えられてい
る。
表層に常在する微生物(プロピオニバクテリウム アク
ネス:Propionibacterium acnes 、ピティロスポラム
オバール:Pityrosporum ovale、マイクロコッカス属:
Micrococcus sp.など)の産生するリパーゼが知られて
おり、これらのリパーゼが、皮脂中に含まれるトリグリ
セライドを分解し遊離脂肪酸を産生する。この遊離脂肪
酸は、皮膚に対して刺激性の炎症反応を引き起こし、ニ
キビ、皮膚炎、フケなどの要因となると考えられてい
る。
【0003】特に、ニキビの原因とされるプロピオニバ
クテリウム アクネスの菌数と産生する遊離脂肪酸には
相関関係があり、遊離脂肪酸が毛包壁に対して、刺激性
の炎症反応とそれに伴う過角化、コメドの形成を引き起
こすと考えられている(McGinley,K,J.et.al.,J.Clin.M
icrobiol.12:672-675,1980)。
クテリウム アクネスの菌数と産生する遊離脂肪酸には
相関関係があり、遊離脂肪酸が毛包壁に対して、刺激性
の炎症反応とそれに伴う過角化、コメドの形成を引き起
こすと考えられている(McGinley,K,J.et.al.,J.Clin.M
icrobiol.12:672-675,1980)。
【0004】これに対し、細菌性のリパーゼを阻害して
疾患を抑制または予防する薬剤の開発は未だ途上にあ
り、2-Pyridylmethyl-2-(P-(2-methylpropyl)-phenyl)p
ropionate (慣用名イブプロフェンピコノール)(西日
皮膚47.5、888〜898、899 〜908、1985)、テトラサイクリ
ンおよび金属塩(特開昭59−186919号公報)等
が、報告されているに過ぎない。
疾患を抑制または予防する薬剤の開発は未だ途上にあ
り、2-Pyridylmethyl-2-(P-(2-methylpropyl)-phenyl)p
ropionate (慣用名イブプロフェンピコノール)(西日
皮膚47.5、888〜898、899 〜908、1985)、テトラサイクリ
ンおよび金属塩(特開昭59−186919号公報)等
が、報告されているに過ぎない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した、従来から用
いられている細菌性のリパーゼを阻害する薬剤は、他の
配合成分との関係からリパーゼ阻害効果を発揮できなか
ったり、局所適用における安全性、有効性において、必
ずしも満足し得ないものであった。
いられている細菌性のリパーゼを阻害する薬剤は、他の
配合成分との関係からリパーゼ阻害効果を発揮できなか
ったり、局所適用における安全性、有効性において、必
ずしも満足し得ないものであった。
【0006】そこで、本発明が解決すべき課題は、この
ような問題点を克服し得る、リパーゼ阻害活性を有する
成分を見出し、これを用いた細菌性リパーゼに起因する
皮膚疾患に対して有効な皮膚外用剤を提供することにあ
る。
ような問題点を克服し得る、リパーゼ阻害活性を有する
成分を見出し、これを用いた細菌性リパーゼに起因する
皮膚疾患に対して有効な皮膚外用剤を提供することにあ
る。
【0007】
【発明が解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題の解決に向けて、安全性が高く、かつ、リパーゼ阻害
効果に優れた成分を得るべく、種々の物質について、広
くリパーゼ阻害活性について検討した。その結果、ブド
ウ科(Vitaceae)ヤブガラシ属に属する植物の抽出物
に、優れたリパーゼ阻害活性があることを見いだし、こ
の知見に基づき、本発明を提供するに至った。
題の解決に向けて、安全性が高く、かつ、リパーゼ阻害
効果に優れた成分を得るべく、種々の物質について、広
くリパーゼ阻害活性について検討した。その結果、ブド
ウ科(Vitaceae)ヤブガラシ属に属する植物の抽出物
に、優れたリパーゼ阻害活性があることを見いだし、こ
の知見に基づき、本発明を提供するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、ブドウ科(Vitacea
e)ヤブガラシ属(Cayratia)に属する植物の抽出物を
有効成分とする、細菌性リパーゼに起因する皮膚疾患、
例えば、ニキビ等に対して有効な皮膚外用剤(以下、本
発明皮膚外用剤ともいう)を提供する発明である。
e)ヤブガラシ属(Cayratia)に属する植物の抽出物を
有効成分とする、細菌性リパーゼに起因する皮膚疾患、
例えば、ニキビ等に対して有効な皮膚外用剤(以下、本
発明皮膚外用剤ともいう)を提供する発明である。
【0009】本発明者が知る限りにおいて、上記の植物
抽出物のリパーゼ阻害作用に関する報告はこれまでにな
く、また細菌性リパーゼに起因する皮膚疾患に有効な皮
膚外用剤としての応用も知られていない。
抽出物のリパーゼ阻害作用に関する報告はこれまでにな
く、また細菌性リパーゼに起因する皮膚疾患に有効な皮
膚外用剤としての応用も知られていない。
【0010】なお、本発明において、皮膚外用剤は、広
く外皮(頭皮を含む)に適用することが可能な剤を意味
するものであり、化粧料、医薬品、医薬部外品等の薬事
法上の分類には全く拘束されるものではない。
く外皮(頭皮を含む)に適用することが可能な剤を意味
するものであり、化粧料、医薬品、医薬部外品等の薬事
法上の分類には全く拘束されるものではない。
【0011】また、本発明において、リパーゼ阻害剤と
は、上述したように、外皮における主に細菌に起因する
リパーゼの活性を阻害して、このリパーゼにより惹起さ
れる皮膚疾患、例えば、ニキビ、皮膚炎、フケ等を防止
・改善し得る皮膚外用剤を意味するものである。
は、上述したように、外皮における主に細菌に起因する
リパーゼの活性を阻害して、このリパーゼにより惹起さ
れる皮膚疾患、例えば、ニキビ、皮膚炎、フケ等を防止
・改善し得る皮膚外用剤を意味するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明皮膚外用剤の有効成分 ブドウ科(Vitaceae)ヤブガラシ属(Cayratia)に属す
る植物は、主にアジアに分布する、つる性の多年草であ
る。代表種としては、ヤブガラシ(Cayratia japonica
Gagn. )を挙げることができる。
て説明する。本発明皮膚外用剤の有効成分 ブドウ科(Vitaceae)ヤブガラシ属(Cayratia)に属す
る植物は、主にアジアに分布する、つる性の多年草であ
る。代表種としては、ヤブガラシ(Cayratia japonica
Gagn. )を挙げることができる。
【0013】このヤブガラシは、成長力が旺盛で、完全
に除去することが困難な害草とも知られており、本発明
によって有効利用の途が一つ拡がることは、意義が大き
い。本発明においては、ヤブガラシ属に属する植物の全
草の抽出物(以下、ヤブガラシ抽出物ともいう)を有効
成分として用いることができる。
に除去することが困難な害草とも知られており、本発明
によって有効利用の途が一つ拡がることは、意義が大き
い。本発明においては、ヤブガラシ属に属する植物の全
草の抽出物(以下、ヤブガラシ抽出物ともいう)を有効
成分として用いることができる。
【0014】ヤブガラシ抽出物は、常法により得ること
ができる。すなわち、例えば、ヤブラシ属に属する植物
の全草を、抽出溶媒と共に浸漬または加熱還流した後、
濾過し、濃縮して得ることができる。このような抽出工
程において用いられる抽出溶媒は、通常抽出に用いられ
る溶媒であれば任意に用いることが可能であり、特にメ
タノール、エタノール等のアルコール類、含水アルコー
ル類、アセトン、酢酸エチルエステル、1,3−ブチレ
ングリコール等の有機溶媒を、それぞれ単独あるいは組
み合わせて用いることができる。また、これらの工程に
より得られた抽出物を、さらに上記の溶媒を用い、分配
クロマトグラフィーや吸着クロマトグラフィー等によ
り、さらに精製されたものを用いることができる。
ができる。すなわち、例えば、ヤブラシ属に属する植物
の全草を、抽出溶媒と共に浸漬または加熱還流した後、
濾過し、濃縮して得ることができる。このような抽出工
程において用いられる抽出溶媒は、通常抽出に用いられ
る溶媒であれば任意に用いることが可能であり、特にメ
タノール、エタノール等のアルコール類、含水アルコー
ル類、アセトン、酢酸エチルエステル、1,3−ブチレ
ングリコール等の有機溶媒を、それぞれ単独あるいは組
み合わせて用いることができる。また、これらの工程に
より得られた抽出物を、さらに上記の溶媒を用い、分配
クロマトグラフィーや吸着クロマトグラフィー等によ
り、さらに精製されたものを用いることができる。
【0015】このようにして入手され得る、本発明皮膚
外用剤の有効成分として用いられるヤブガラシ抽出物の
配合量は、他の成分との具体的な組合せや剤形等によっ
て適宜選択されるべきものであり、特に限定されるもの
ではないが、好ましくは、概ね、剤全量中乾燥物として
0.0001〜20.0重量%、特に好ましくは同0.
001〜10.0重量%である。この配合量が剤全量中
乾燥物として0.0001重量%未満であると、十分な
リパーゼ阻害効果が発揮されず好ましくなく、逆に、同
20.0%を超えて配合すると、着色や匂いが著しくな
る傾向が強くなり、製剤上好ましくない。また、剤全量
中乾燥物として10.0重量%を超えて配合しても、そ
の配合量に見合ったリパーゼ阻害効果を得ることが困難
になる傾向が認められる。
外用剤の有効成分として用いられるヤブガラシ抽出物の
配合量は、他の成分との具体的な組合せや剤形等によっ
て適宜選択されるべきものであり、特に限定されるもの
ではないが、好ましくは、概ね、剤全量中乾燥物として
0.0001〜20.0重量%、特に好ましくは同0.
001〜10.0重量%である。この配合量が剤全量中
乾燥物として0.0001重量%未満であると、十分な
リパーゼ阻害効果が発揮されず好ましくなく、逆に、同
20.0%を超えて配合すると、着色や匂いが著しくな
る傾向が強くなり、製剤上好ましくない。また、剤全量
中乾燥物として10.0重量%を超えて配合しても、そ
の配合量に見合ったリパーゼ阻害効果を得ることが困難
になる傾向が認められる。
【0016】このようにして、ヤブガラシ抽出物を有効
成分として配合することにより、主に、皮膚に存在する
細菌のリパーゼ活性を阻害し、ニキビ、フケ、皮膚炎等
に有効な皮膚外用剤が提供される。
成分として配合することにより、主に、皮膚に存在する
細菌のリパーゼ活性を阻害し、ニキビ、フケ、皮膚炎等
に有効な皮膚外用剤が提供される。
【0017】本発明皮膚外用剤の具体的な態様 本発明皮膚外用剤を実際に用いるに際しては、必須成分
である本植物抽出物以外に、通常、皮膚外用剤に用いら
れる成分、例えば、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、紫
外線吸収剤、乳化剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール
類、粉末成分、金属封鎖剤、色材、水性成分、水、各種
の皮膚栄養剤や薬剤等を必要に応じて適宜配合すること
ができる。
である本植物抽出物以外に、通常、皮膚外用剤に用いら
れる成分、例えば、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、紫
外線吸収剤、乳化剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール
類、粉末成分、金属封鎖剤、色材、水性成分、水、各種
の皮膚栄養剤や薬剤等を必要に応じて適宜配合すること
ができる。
【0018】本発明皮膚外用剤は、例えば軟膏、クリー
ム、乳液、ローション、パック、浴用剤等、従来から皮
膚外用剤として用いられているいずれの形で適用するこ
とが可能であり、剤型も特に限定されない。
ム、乳液、ローション、パック、浴用剤等、従来から皮
膚外用剤として用いられているいずれの形で適用するこ
とが可能であり、剤型も特に限定されない。
【0019】上述したように、本発明皮膚外用剤は、優
れた細菌性リパーゼの阻害作用を有し、この酵素阻害作
用を総合的に発揮する皮膚外用剤として用いることがで
きるが、特定の作用に着目した用途の皮膚外用剤とする
ことも可能である。
れた細菌性リパーゼの阻害作用を有し、この酵素阻害作
用を総合的に発揮する皮膚外用剤として用いることがで
きるが、特定の作用に着目した用途の皮膚外用剤とする
ことも可能である。
【0020】まず、本抽出物の細菌性リパーゼの阻害効
果に着目して、本発明皮膚外用剤をリパーゼ阻害剤とし
て用いることができる(本発明リパーゼ阻害剤)。本発
明リパーゼ阻害剤は、さらに具体的な用途として、代表
的には、ニキビ改善剤(本発明ニキビ改善剤)、フケ改
善剤、皮膚炎改善剤等として用いることができる。
果に着目して、本発明皮膚外用剤をリパーゼ阻害剤とし
て用いることができる(本発明リパーゼ阻害剤)。本発
明リパーゼ阻害剤は、さらに具体的な用途として、代表
的には、ニキビ改善剤(本発明ニキビ改善剤)、フケ改
善剤、皮膚炎改善剤等として用いることができる。
【0021】本発明リパーゼ阻害剤を、ニキビ改善剤と
して用いる場合にも、ヤブガラシ抽出物に加えて、上記
の一般成分を配合することが可能であるが、特に、公知
のニキビに対して改善効果を有する成分を配合すること
により、一層のニキビ改善効果を発揮させることができ
る。
して用いる場合にも、ヤブガラシ抽出物に加えて、上記
の一般成分を配合することが可能であるが、特に、公知
のニキビに対して改善効果を有する成分を配合すること
により、一層のニキビ改善効果を発揮させることができ
る。
【0022】具体的には、前述のイブプロフェンピコノ
ール、テトラサイクリン類、イオウ等の薬剤の他、消炎
剤、殺菌剤、角栓軟化・溶解剤、皮脂抑制剤等を配合す
ることにより、一層のニキビ改善効果を発揮させること
ができる。これらの公知のニキビ改善成分の配合量は、
具体的な配合成分や製品形態等に応じて適宜変更するこ
とが可能である。
ール、テトラサイクリン類、イオウ等の薬剤の他、消炎
剤、殺菌剤、角栓軟化・溶解剤、皮脂抑制剤等を配合す
ることにより、一層のニキビ改善効果を発揮させること
ができる。これらの公知のニキビ改善成分の配合量は、
具体的な配合成分や製品形態等に応じて適宜変更するこ
とが可能である。
【0023】本発明リパーゼ阻害剤を、主にフケ改善を
目的とした頭皮頭髪用外用剤として用いる場合にも、ヤ
ブガラシ抽出物に加えて、上記の一般成分を配合するこ
とが可能であるが、特に、フケに対して改善効果等を有
する頭皮頭髪用成分を配合することにより、一層のフケ
改善効果等を発揮させることができる。
目的とした頭皮頭髪用外用剤として用いる場合にも、ヤ
ブガラシ抽出物に加えて、上記の一般成分を配合するこ
とが可能であるが、特に、フケに対して改善効果等を有
する頭皮頭髪用成分を配合することにより、一層のフケ
改善効果等を発揮させることができる。
【0024】具体的には、血行促進剤、局所刺激剤、抗
脂漏剤、角質溶解剤、殺菌剤、消炎剤、毛包賦活剤、抗
男性ホルモン剤等を配合することにより、一層のフケ改
善効果を発揮させることができる。これらの公知の頭皮
頭髪用成分の配合量は、具体的な配合成分や製品形態等
に応じて適宜変更することが可能である。
脂漏剤、角質溶解剤、殺菌剤、消炎剤、毛包賦活剤、抗
男性ホルモン剤等を配合することにより、一層のフケ改
善効果を発揮させることができる。これらの公知の頭皮
頭髪用成分の配合量は、具体的な配合成分や製品形態等
に応じて適宜変更することが可能である。
【0025】本発明リパーゼ阻害剤を、肌荒れ改善用外
用剤として用いる場合にも、ヤブガラシ抽出物に加え
て、上記の一般成分を配合することが可能であるが、特
に、肌荒れに対して改善効果等を有する成分を配合する
ことにより、一層の消炎効果等を発揮させることができ
る。
用剤として用いる場合にも、ヤブガラシ抽出物に加え
て、上記の一般成分を配合することが可能であるが、特
に、肌荒れに対して改善効果等を有する成分を配合する
ことにより、一層の消炎効果等を発揮させることができ
る。
【0026】具体的には、グリチルリチン酸、アラント
イン、アズレン等の抗炎症剤;トラネキサム酸等のプロ
テアーゼ阻害剤;アルギニン、オルニチン等のアミノ酸
類;グルコース、キシリトール、エリスリトール等の糖
類;クエン酸、タンニン酸、酸化亜鉛等の収斂剤;メン
トール、カンフル等の清涼剤;各種のビタミン類;抗ヒ
スタミン剤;副腎皮質ステロイド等を配合することが可
能である。これらの公知の肌荒れ改善成分の配合量は、
具体的な配合成分や製品形態等に応じて適宜変更するこ
とが可能である。
イン、アズレン等の抗炎症剤;トラネキサム酸等のプロ
テアーゼ阻害剤;アルギニン、オルニチン等のアミノ酸
類;グルコース、キシリトール、エリスリトール等の糖
類;クエン酸、タンニン酸、酸化亜鉛等の収斂剤;メン
トール、カンフル等の清涼剤;各種のビタミン類;抗ヒ
スタミン剤;副腎皮質ステロイド等を配合することが可
能である。これらの公知の肌荒れ改善成分の配合量は、
具体的な配合成分や製品形態等に応じて適宜変更するこ
とが可能である。
【0027】
【実施例】以下、実施例によって、本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明の技術的範囲を限定することを
意図するものではない。また、配合量は、重量%で表
す。
的に説明するが、本発明の技術的範囲を限定することを
意図するものではない。また、配合量は、重量%で表
す。
【0028】実施例に先立ち、本発明皮膚外用剤の有効
成分であるヤブガラシ抽出物のニキビの改善効果に関連
する、リパーゼ阻害活性および実使用試験の試験方法お
よびその評価基準について説明する。 A.リパーゼ阻害活性評価試験 (1)リパーゼの調製 Pabloらの方法(J.Invest.Dermatol.63,213,1974
)に準じてリパーゼを精製した。
成分であるヤブガラシ抽出物のニキビの改善効果に関連
する、リパーゼ阻害活性および実使用試験の試験方法お
よびその評価基準について説明する。 A.リパーゼ阻害活性評価試験 (1)リパーゼの調製 Pabloらの方法(J.Invest.Dermatol.63,213,1974
)に準じてリパーゼを精製した。
【0029】すなわち、ブレイン・ハート・インフュー
ジョンブイヨン培地中にヒト皮膚から分離したプロピオ
ニバクテリウム アクネスの1白金耳を接種し、37℃
で7日間嫌気的に培養し、培養液を4℃、3000rpm
で15分間遠心分離した。次に、−30℃下、遠心分離
上清1L 中に、95%エタノールを1L 添加し、−10
℃で30分間スターラーで攪拌したのち、4℃、100
0rpm で15分間遠心分離を行い、沈渣を凍結乾燥し
て、これを粗リパーゼとした。この0.5gを、0.1
mol/L NaCl−0.02mol/L 酢酸緩衝液(pH5.
2)3mLに溶解し、セファデックスG−100カラム
(φ2.6cm、長さ45cm)を用いて、0.1mol/L N
aCl−0.02mol/L 酢酸緩衝液でゲル濾過し、活性
画分40mLを得て、これをリパーゼ溶液とした。
ジョンブイヨン培地中にヒト皮膚から分離したプロピオ
ニバクテリウム アクネスの1白金耳を接種し、37℃
で7日間嫌気的に培養し、培養液を4℃、3000rpm
で15分間遠心分離した。次に、−30℃下、遠心分離
上清1L 中に、95%エタノールを1L 添加し、−10
℃で30分間スターラーで攪拌したのち、4℃、100
0rpm で15分間遠心分離を行い、沈渣を凍結乾燥し
て、これを粗リパーゼとした。この0.5gを、0.1
mol/L NaCl−0.02mol/L 酢酸緩衝液(pH5.
2)3mLに溶解し、セファデックスG−100カラム
(φ2.6cm、長さ45cm)を用いて、0.1mol/L N
aCl−0.02mol/L 酢酸緩衝液でゲル濾過し、活性
画分40mLを得て、これをリパーゼ溶液とした。
【0030】(2)試験試料の調製 ブドウ科(Vitaceae)ヤブガラシ属(Cayratia)ヤブガ
ラシ(Cayratia japonica Gagn. )の、乾燥した全草5
0gを、室温で1週間、5倍量のエタノールに浸漬し、
抽出液を濃縮乾固した。この固形物をジメチルスルフォ
キシド(DMSO)に溶解し、1%ヤブガラシDMSO溶液
を作成した。これを用いて以下の実験を行った。
ラシ(Cayratia japonica Gagn. )の、乾燥した全草5
0gを、室温で1週間、5倍量のエタノールに浸漬し、
抽出液を濃縮乾固した。この固形物をジメチルスルフォ
キシド(DMSO)に溶解し、1%ヤブガラシDMSO溶液
を作成した。これを用いて以下の実験を行った。
【0031】(3)比較試料の調製 リパーゼ阻害効果のある薬剤として現在皮膚外用剤に使
用されている2-Pyridylmethyl-2-(P-(2-methylpropy
l)-phenyl)propionate (慣用名イブプロフェンピコノ
ール)(西日皮膚47,5 888〜898、898 〜908、1985)、
テトラサイクリン(特開昭59−186919号公報)
を、以下の方法で調製したものを比較試料とした。 2-Pyridylmethyl-2-(P-(2-methylpropyl)-phenyl)pro
pionate 2-Pyridylmethyl-2-(P-(2-methylpropyl)-phenyl)propi
onate を、酵素溶液中で反応させるときの濃度が、0.
1%、0.01%になるように、DMSOに溶解した。 テトラサイクリン テトラサイクリン塩酸塩(シグマ社製)を、酵素溶液中
で反応させるときの濃度が、0.1%、0.01%にな
るように、DMSOに溶解した。
用されている2-Pyridylmethyl-2-(P-(2-methylpropy
l)-phenyl)propionate (慣用名イブプロフェンピコノ
ール)(西日皮膚47,5 888〜898、898 〜908、1985)、
テトラサイクリン(特開昭59−186919号公報)
を、以下の方法で調製したものを比較試料とした。 2-Pyridylmethyl-2-(P-(2-methylpropyl)-phenyl)pro
pionate 2-Pyridylmethyl-2-(P-(2-methylpropyl)-phenyl)propi
onate を、酵素溶液中で反応させるときの濃度が、0.
1%、0.01%になるように、DMSOに溶解した。 テトラサイクリン テトラサイクリン塩酸塩(シグマ社製)を、酵素溶液中
で反応させるときの濃度が、0.1%、0.01%にな
るように、DMSOに溶解した。
【0032】(4)リパーゼ活性の測定法および阻害率
の算出 上記(1)で得られたリパーゼ溶液に、試験試料、比較
試料をそれぞれ加えて、37℃で振盪した後、それぞれ
正確に1mLずつ取り分けた(リパーゼ溶液a、bおよび
c、d)。他方、オリーブオイル乳液5mLと0.1mol/
L リン酸緩衝液(pH7.0)4mLとを、50mL容共栓
三角フラスコに正確に取りよく混合し、37℃の恒温水
槽を用いて10分間予熱した。次いで、ここに上記1mL
ずつ取り分けたリパーゼ溶液a、bおよびc、dをそれ
ぞれ一か所に集中しないように攪拌しながら加えて良く
混合し、酵素反応を行わせた。正確に10分間経過後、
アセトン−エタノール混液20mLを注ぎ、フェノールフ
タレイン試薬5滴を加え、0.05mol/L 水酸化ナトリ
ウム溶液で滴定した。
の算出 上記(1)で得られたリパーゼ溶液に、試験試料、比較
試料をそれぞれ加えて、37℃で振盪した後、それぞれ
正確に1mLずつ取り分けた(リパーゼ溶液a、bおよび
c、d)。他方、オリーブオイル乳液5mLと0.1mol/
L リン酸緩衝液(pH7.0)4mLとを、50mL容共栓
三角フラスコに正確に取りよく混合し、37℃の恒温水
槽を用いて10分間予熱した。次いで、ここに上記1mL
ずつ取り分けたリパーゼ溶液a、bおよびc、dをそれ
ぞれ一か所に集中しないように攪拌しながら加えて良く
混合し、酵素反応を行わせた。正確に10分間経過後、
アセトン−エタノール混液20mLを注ぎ、フェノールフ
タレイン試薬5滴を加え、0.05mol/L 水酸化ナトリ
ウム溶液で滴定した。
【0033】一方、これとは別に、オリーブ油乳液5mL
と0.1mol/L リン酸緩衝液(pH7.0)4mLとを、
50mL容共栓付き三角フラスコに正確に取り、37℃で
30分間加温後、アセトン−エタノール混液20mLをそ
そぎ、次いで上記1mLずつ取り分けたリパーゼ溶液a、
bおよびc、dをそれぞれ加えた。次に、フェノールフ
タレイン試薬5滴を加え、0.05mol/L 水酸化ナトリ
ウム溶液で滴定した。これを対照液として酵素反応を行
わせた滴定量から差し引き、活性値を算出した。
と0.1mol/L リン酸緩衝液(pH7.0)4mLとを、
50mL容共栓付き三角フラスコに正確に取り、37℃で
30分間加温後、アセトン−エタノール混液20mLをそ
そぎ、次いで上記1mLずつ取り分けたリパーゼ溶液a、
bおよびc、dをそれぞれ加えた。次に、フェノールフ
タレイン試薬5滴を加え、0.05mol/L 水酸化ナトリ
ウム溶液で滴定した。これを対照液として酵素反応を行
わせた滴定量から差し引き、活性値を算出した。
【0034】これと同様に、試験試料もしくは比較試料
を加えないリパーゼ溶液の活性値を測定し、この値を、
酵素活性値100(阻害率0%)とする阻害率で表し
た。この結果を第1表に示す。なお、ここで用いたヤブ
ガラシ抽出物の配合量は、乾燥重量換算である。
を加えないリパーゼ溶液の活性値を測定し、この値を、
酵素活性値100(阻害率0%)とする阻害率で表し
た。この結果を第1表に示す。なお、ここで用いたヤブ
ガラシ抽出物の配合量は、乾燥重量換算である。
【0035】 第 1 表 ──────────────────────────────────── 濃度(重量%) リパーゼ阻害率(%) ──────────────────────────────────── ヤブガラシ抽出物 0.1% 73.6 0.01% 30.6 イブプロフェンピコノール 0.1% 30.4 0.01% 9.3 テトラサイクリン塩酸塩 0.1% 64.0 0.01% 30.5 ──────────────────────────────────── 第1表から明らかなように、ヤブガラシ抽出物は、従来
からリパーゼ阻害剤として知られているイブプロフェン
ピコノール、テトラサイクリン塩酸塩に比べ、格段に優
れたリパーゼ阻害活性を有することが判明した。
からリパーゼ阻害剤として知られているイブプロフェン
ピコノール、テトラサイクリン塩酸塩に比べ、格段に優
れたリパーゼ阻害活性を有することが判明した。
【0036】B.ニキビ改善効果 本発明皮膚外用剤の効果を、ニキビに対する改善率から
評価した。その結果を第2表に示す。 (1)試料 試料としては、第2表に示すように、本発明品としてヤ
ブガラシ(Cayratia japonica Gagn. )の全草乾燥物の
50%エタノール抽出物を配合したローションと、抽出
物を除いたローションを用いた。 (2)対象 17才から25才までのニキビに悩む男女40名。(1
群20名)
評価した。その結果を第2表に示す。 (1)試料 試料としては、第2表に示すように、本発明品としてヤ
ブガラシ(Cayratia japonica Gagn. )の全草乾燥物の
50%エタノール抽出物を配合したローションと、抽出
物を除いたローションを用いた。 (2)対象 17才から25才までのニキビに悩む男女40名。(1
群20名)
【0037】(3)使用方法および観察日 化粧石鹸を用いて顔面をよく洗浄した後、皮疹上に各々
の皮膚外用剤を1日に2〜3回塗布して、4週間後に患
部の観察を行った。 (4)全般改善度 使用前に比較して使用薬剤により症状が改善された
(a)、不変または悪化した(b)の2段階に分けた。
の皮膚外用剤を1日に2〜3回塗布して、4週間後に患
部の観察を行った。 (4)全般改善度 使用前に比較して使用薬剤により症状が改善された
(a)、不変または悪化した(b)の2段階に分けた。
【0038】(5)有効性評価基準 ◎:全般改善度で20名中(a)が15名以上である。 ○:全般改善度で20名中(a)が10〜14名であ
る。 △:全般改善度で20名中(a)が5〜9名である。 ×:全般改善度で20名中(a)が4名以下である。
る。 △:全般改善度で20名中(a)が5〜9名である。 ×:全般改善度で20名中(a)が4名以下である。
【0039】上記の評価基準に従い実施例1及び比較例
の有用性を評価し、その結果を処方と合わせて第2表に
示した。なお、ここで用いられたヤブガラシ抽出物の配
合量は、乾燥重量換算である。
の有用性を評価し、その結果を処方と合わせて第2表に
示した。なお、ここで用いられたヤブガラシ抽出物の配
合量は、乾燥重量換算である。
【0040】 第 2 表 ──────────────────────────────────── 本発明品(実施例1) 比較品 ──────────────────────────────────── ヤブガラシ抽出物 1.0 − ソルビトール(70%) 3.0 3.0 グリセリン 5.0 5.0 POE(60)硬化ヒマシ油誘導体 0.5 0.5 クエン酸 0.15 0.15 エタノール 10.0 10.0 精製水 残余 残余 ──────────────────────────────────── 有効性 ◎ △ ──────────────────────────────────── 第2表に示すように、ヤブガラシ抽出物を配合した本発
明皮膚外用剤は、優れたニキビ改善効果を有していた。
明皮膚外用剤は、優れたニキビ改善効果を有していた。
【0041】以下に種々の剤型の本発明皮膚外用剤の処
方例を実施例として示す。なお、各実施例の外用剤は、
その剤型に応じて常法により製造した。各実施例の本発
明皮膚外用剤において、上記の実使用試験を行ったとこ
ろ、いずれも優れたニキビ改善効果を有していた。な
お、各実施例におけるヤブガラシ抽出物の配合量は、乾
燥重量換算である。
方例を実施例として示す。なお、各実施例の外用剤は、
その剤型に応じて常法により製造した。各実施例の本発
明皮膚外用剤において、上記の実使用試験を行ったとこ
ろ、いずれも優れたニキビ改善効果を有していた。な
お、各実施例におけるヤブガラシ抽出物の配合量は、乾
燥重量換算である。
【0042】 〔実施例2〕 ローション 配合成分 配合量(重量%) (1)リジンベタイン 1.0 (2)ヤブガラシエタノール抽出物 0.2 (3)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05 (4)グリセリン 4.0 (5)1,3−ブチレングリコール 4.0 (6)エタノール 7.0 (7)ポリオキシエチレンオレイルアルコール 0.5 (8)メチルパラベン 0.05 (9)クエン酸 0.01 (10)クエン酸ソーダ 0.1 (11)香 料 0.05 (12)精製水 残 余
【0043】 〔実施例3〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) (1)セトステアリルアルコール 3.5 (2)スクワラン 40.0 (3)ミツロウ 3.0 (4)還元ラノリン 5.0 (5)ヤブガラシブタノール抽出物 0.9 (6)エチルパラベン 0.3 (7)ポリオキシエチレン(20) 2.0 ソルビタンモノパルミチン酸エステル (8)ステアリン酸モノグリセリド 2.0 (9)香 料 0.03 (10)トラネキサム酸ヘキシルアミド 3.0 (11)リン酸ピリドキサール 0.1 (12)オルニチンベタイン 0.05 (13)1,3−ブチレングリコール 5.0 (14)グリセリン 5.0 (15)精製水 残 余
【0044】 〔実施例4〕 乳 液 配合成分 配合量(重量%) (1)トラネキサム酸塩酸塩 2.0 (2)ヤブガラシ1,3−BG抽出物 1.0 (3)アラニンベタイン 0.1 (4)アラントイン 0.05 (5)ステアリン酸 1.5 (6)セチルアルコール 0.5 (7)ミツロウ 2.0 (8)ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.0 (9)グリセリンモノステアリン酸エステル 1.0 (10)プロピレングリコール 5.0 (11) エタノール 3.0 (12)エチルパラベン 0.3 (13)香 料 0.03 (14)精製水 残 余
【0045】 〔実施例5〕 軟 膏 配合成分 配合量(重量%) (1)トラネキサム酸n−ヘキシルエステル塩酸塩 3.0 (2)グリチルリチン酸ピリドキシン 1.0 (3)γ−ブチロベタイン 0.1 (4)ヤブガラシ熱水抽出物 1.5 (5)ステアリルアルコール 18.0 (6)モクロウ 20.0 (7)ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 0.25 (8)グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 (9)ワセリン 40.0 (10)精製水 残 余
【0046】 〔実施例6〕 パ ッ ク 配合成分 配合量(重量%) (1)トラネキサム酸グアニジド 5.0 (2)トリパルミチン酸ビリドキシン 1.5 (3)フェニルアラニルベタイン 0.1 (4)ポリビニルアルコール 15.0 (5)ヤブガラシアセトン抽出物 2.0 (6)ポリエチレングリコール 3.0 (7)プロピレングリコール 7.0 (8)エタノール 10.0 (9)メチルパラベン 0.05 (10)香 料 0.05 (11)精製水 残 余
【0047】 〔実施例7〕 固形白粉 配合成分 配合量(重量%) (1)タルク 82.4 (2)ステアリン酸 1.5 (3)ラノリン 5.0 (4)スクワラン 5.0 (5)ヤブガラシエタノール抽出物 0.3 (6)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 2.0 (7)トリエタノールアミン 1.0 (8)トラネキサム酸メチルアミド 1.0 (9)ジカプリル酸ピリドキシン 0.1 (10)グルタミン酸ベタイン 0.1 (11)顔 料 適 量 (12)香 料 適 量
【0048】
【発明の効果】本発明により、皮膚の細菌性リパーゼに
起因する様々な皮膚疾患、例えば、ニキビ、フケ、皮膚
炎等に対して有効な皮膚外用剤が提供される。
起因する様々な皮膚疾患、例えば、ニキビ、フケ、皮膚
炎等に対して有効な皮膚外用剤が提供される。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月9日(1999.11.
9)
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/10 A61P 17/10 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA112 AA122 AB432 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC132 AC182 AC242 AC302 AC402 AC422 AC432 AC442 AC482 AC542 AC582 AC622 AC642 AC682 AC712 AC742 AD042 AD112 AD512 AD532 AD632 BB51 CC02 CC04 CC05 CC07 CC12 DD21 DD23 DD27 DD31 EE13 EE14 FF01 4C088 AB56 AC01 BA10 CA05 CA06 CA07 MA02 MA17 MA22 MA28 MA63 NA14 ZA89 ZA90 ZA92
Claims (4)
- 【請求項1】 ブドウ科(Vitaceae)ヤブガラシ属(Ca
yratia)に属する植物の抽出物を有効成分とする皮膚外
用剤。 - 【請求項2】 ブドウ科(Vitaceae)ヤブガラシ属(Ca
yratia)に属する植物が、ヤブガラシ(Cayratia japon
ica Gagn. )である、請求項1記載の皮膚外用剤。 - 【請求項3】 ニキビ改善用外用剤である、請求項1ま
たは2記載の皮膚外用剤。 - 【請求項4】 リパーゼ阻害剤である、請求項1または
2記載の皮膚外用剤。の抽出物を有効成分とすることを
特徴とするニキビ改善用皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30374399A JP2001122761A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30374399A JP2001122761A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122761A true JP2001122761A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17924747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30374399A Withdrawn JP2001122761A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001122761A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002332237A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-22 | Ss Pharmaceut Co Ltd | 皮膚外用剤 |
-
1999
- 1999-10-26 JP JP30374399A patent/JP2001122761A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002332237A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-22 | Ss Pharmaceut Co Ltd | 皮膚外用剤 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070109 |