JP2001122550A - トラクション式エレベータの非常停止装置の検査方法 - Google Patents
トラクション式エレベータの非常停止装置の検査方法Info
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Abstract
装置をかご6に備えたトラクション式エレベータにおい
ても、比較的容易な方法で非常停止装置の検査を行うこ
とができること。 【解決手段】 かご6に連結されている主ロープ5a〜
5cのうち任意の主ロープ5aのソケット32aをかご
6から外して固定具33によりピット9に固定する。そ
して、ジャッキ21でかご6を昇降させることにより主
ロープ5b,5cを弛緩させ、非常停止装置の動作を確
認する。
Description
た際に動作する非常停止装置、いわゆるスラックロープ
セーフティをかごに備えたトラクション式エレベータに
おいて、この非常停止装置の検査方法に関するものであ
る。
装置は、主に油圧エレベータや巻胴式エレベータに使用
されている。この非常停止装置の検査方法を油圧エレベ
ータを例にとって図2により説明する。
2内へ圧油が給排されることによって、上端部にプーリ
3を有するプランジャ4が上下方向に進退し、これによ
り、主ロープ5を介して、かご6がガイドレール7に沿
って昇降路8内を昇降するようになっている。また、ピ
ット9にはスプリングバッファ受台10、この受台10
に設置したスプリング11が設けられ、かご6がピット
9へ落下したときにその衝撃を吸収する緩衝器になって
いる。更に、主ロープ5が弛緩したときにかご6をガイ
ドレール7に拘束して非常停止させる非常停止装置(図
示省略)がかご6に設置されている。
6の弛緩時に前記非常停止装置が正常に動作するかどう
かの検査が行われる。この検査方法は、まずスプリング
11を取り外して、受台10にスタンド20、ジャッキ
21を設置して、このジャッキ21によりかご6を上昇
させて、主ロープ5を故意に弛緩させる。そして、ジャ
ッキ21を下降させ、このときのかご6の降下量が所定
値以下であるか否かを確認し、これにより前記非常停止
装置が正常に動作しているか否かを判定するものであ
る。
式エレベータの場合は、主ロープ5の反かご6側はシリ
ンダ2やピット9などの昇降路側に固定されているた
め、前記の方法で主ロープ5を弛緩させることができ
る。しかし、トラクション式エレベータの場合、主ロー
プ5の反かご6側はカウンターウエイトであるため、ジ
ャッキ21でかご5を上昇させると、その分カウンター
ウエイトが下降するため、前記従来の方法では主ロープ
5を弛緩させることができない、という問題があった。
れている主ロープのうち任意の数の主ロープを前記かご
との連結を解除して昇降路側に固定することにより、ジ
ャッキでかごを上昇させたときにカウンターウエイトが
動かないようにしたものである。
説明する。図において、30は昇降路8内又は機械室に
設置したトラクションシーブ、31はカウンターウエイ
トであり、主ロープ5は3本の主ロープ5a〜5cから
なっている。32a〜32cは各主ロープ5a〜5cの
ソケット、33は固定具、図2と同一符号は同一のもの
を示している。
法は、まずスプリング11を取り外して、受台10にス
タンド20、ジャッキ21を設置する。そして、主ロー
プ5のうち任意数の主ロープ(ここでは主ロープ1a)
のソケット32aをかご6の連結から外して固定具33
によりピット9に固定する。これにより、カウンターウ
エイト31はかご6とは無関係にピット9、即ち昇降路
側に固定される。次にジャッキ21によりかご6を上昇
させて、主ロープ5b,5cを故意に弛緩させ、そして
ジャッキ21を下降させて、このときのかご6の降下量
が所定値以下であるか否かを確認する。
トラクション式エレベータであっても、従来と同様の方
法で非常検出装置の検査を行うことができる。尚、本実
施形態において、スタンド20,ジャッキ21をスプリ
ングバッファ受台10の上に設置しているが、ピット9
に直接設置してもよい。また、主ロープ5のピット9へ
の固定本数は1本に限ることはなく、カウンターウエイ
ト31の重量や安全性を考慮して複数本であってもよ
い。更に固定具33はロッドやワイヤロープなどソケッ
ト32aとピット9とを連結できるものであればよい。
また主ロープ5はピット9に直接固定しているが、建物
の固定部などの昇降路側に固定できればよい。
主ロープが弛緩した際に動作する非常停止装置をかごに
備えたトラクション式エレベータにおいても、油圧エレ
ベータなどの場合と同様に比較的容易な方法で検査作業
を行うことができる。
検査方法を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 トラクションシーブに巻き掛けられた複
数の主ロープ、前記主ロープの一側に連結されたかご、
前記トラクションシーブを挟んで前記主ロープの他側に
連結されたカウンターウエイト、前記かごに設けられ前
記主ロープが弛緩した際に動作する非常停止装置を備え
たものにおいて、 前記かごの下方に昇降装置を設置する工程と、前記主ロ
ープのうち任意の数の主ロープを前記かごとの連結を解
除して昇降路側に固定する工程と、前記昇降装置により
かごを上昇させかごに連結されている残りの主ロープを
弛緩させる工程と、前記昇降装置を下降させ前記非常停
止装置が作動しているか否かを確認する工程とを有する
トラクション式エレベータの非常停止装置の検査方法。 - 【請求項2】 前記昇降装置はピットに設置したジャッ
キであり、前記任意の数の主ロープはピットに固定する
ことを特徴とする請求項1記載のトラクション式エレベ
ータの非常停止装置の検査方法。
Priority Applications (1)
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JP30109399A JP3578014B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | トラクション式エレベータの非常停止装置の検査方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006240842A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | トラクション方式かつ下部懸架方式エレベータの主ロープ取り替え方法およびそれに用いられる吊り板 |
KR100888060B1 (ko) | 2008-10-31 | 2009-03-16 | 주식회사 국제곤도라 | 비상멈춤장치의 시험기기 |
WO2018092308A1 (ja) * | 2016-11-21 | 2018-05-24 | 三菱電機株式会社 | エレベータの非常止め装置の検査方法 |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30109399A patent/JP3578014B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN109952262A (zh) * | 2016-11-21 | 2019-06-28 | 三菱电机株式会社 | 电梯的紧急停止装置的检查方法 |
CN109952262B (zh) * | 2016-11-21 | 2020-06-23 | 三菱电机株式会社 | 电梯的紧急停止装置的检查方法 |
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