JP2001122344A - 洗剤物品 - Google Patents

洗剤物品

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JP2001122344A JP30538799A JP30538799A JP2001122344A JP 2001122344 A JP2001122344 A JP 2001122344A JP 30538799 A JP30538799 A JP 30538799A JP 30538799 A JP30538799 A JP 30538799A JP 2001122344 A JP2001122344 A JP 2001122344A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】香調の持続、固化及び変色の抑制、不溶物発生
の抑制等、保存安定性に優れた洗剤物品を提供するこ
と。 【解決手段】洗剤組成物を包装材料で包装してなる洗剤
物品であって、該洗剤組成物がガス充填包装されてなる
洗剤物品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗剤組成物がガス充
填包装されてなる洗剤物品に関する。
【0002】
【従来の技術】粉粒状洗剤の容器としては、低価格の点
や製造・成型の容易さ、印刷性等の点から、従来、加工
紙を材料とする箱型容器やプラスチックボトルが一般に
用いられている。また、プラスチック資源の節約や、環
境保全の観点から、プラスチック材料の使用量を低下し
た容器、廃棄時の容積を小さくする詰替用製品(ピロー
タイプ包装、多方シール包装、スタンデングパウチ包装
等)が知られている。
【0003】従来の洗剤組成物の充填技術では、洗剤組
成物と同時に充填されるガス組成に対する配慮がなかっ
た。このため、例えば、洗剤組成物と、同時に充填され
た二酸化炭素との反応による不溶化物の発生、水分によ
る固化や変質と言った保存安定性に問題があった。ま
た、特開平4−226600号公報には、粉末洗剤を減
圧下で気密箔内に包装することが記載されているが、一
般の含水粉末洗剤では固化が発生するため、特別な配合
組成にする必要があり、汎用的ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、香調
の持続、固化及び変色の抑制、不溶物発生の抑制等、保
存安定性に優れた洗剤物品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、洗剤組
成物を包装材料で包装してなる洗剤物品であって、該洗
剤組成物がガス充填包装されてなる洗剤物品に関するも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の洗剤物品は、少なくと
も、洗剤組成物、包装材料及びガスから構成される。ガ
ス充填包装とは、洗剤組成物を充填する際に同時に充填
される空気を不活性ガスと置換して充填する包装であ
る。ガス充填包装の方法としては、ノズル式、チャンバ
ー式、ガスフラッシュ式等が挙げられる。この中で、チ
ャンバー式、ガスフラッシュ式が好ましい。洗剤組成物
をガス充填包装することにより、香調の接続、固化及び
変色の抑制、不溶物発生の抑制ができるので、洗剤組成
物を長期間安定して保存することができる。
【0007】ガスとは不活性ガスそのもの又は不活性ガ
スと空気との混合物をいう。不活性ガスとして、香調の
接続、変色の抑制及び不溶物発生の抑制の観点から窒素
ガス、ヘリウムガス、ネオンガス、アルゴンガス、クリ
プトンガス、キセノンガス等が挙げられる。この中で、
窒素ガス、ヘリウムガスが好ましく、窒素ガスが特に好
ましい。洗剤組成物の安定性の点から、ガス置換率は8
0体積%以上が好ましく、90体積%以上がより好まし
く、95体積%以上が更に好ましく、99体積%以上が
特に好ましい。
【0008】洗剤物品の体積は、固化の抑制及び保存安
定性の観点から包装材料の最大充填体積の50%以上が
好ましく、60%以上がより好ましく、70%以上が更
に好ましい。ここで、「包装材料の最大充填体積」と
は、包装材料の表面積に等しい表面積を有する真球の体
積をいう。また、洗剤物品の体積は、1気圧20℃にて
ガス置換法により求めることができる。
【0009】洗剤組成物の体積の充填率は、固体の抑制
及び保存安定性、並びに、外圧による洗剤の圧縮防止の
観点から、洗剤物品の体積の50〜95%が好ましく、
60〜95%がより好ましく、70〜95%が更に好ま
しく、80〜95%が特に好ましい。ここで、「充填
率」とは、「充填率(%)=(洗剤組成物の重量/洗剤
組成物のJIS K 3362により求める嵩密度)/
洗剤物品の体積×100」で算出される値である。
【0010】包装材料は、気体遮断性が高いほど良く、
特に炭酸ガス透過度、酸素ガス透過度、透湿度が低い程
良い。炭酸ガス透過度が50cc/m2・24hrs ・atm (40
℃、90%RH)以下、酸素ガス透過度が50cc/m2・24hr
s ・atm (40℃、90%RH)以下、透湿度が10g/m2
24hrs (40℃、90%RH)以下がより好ましい。透過度、
透湿度の測定は、JIS K 7126、JIS K
7129による。
【0011】包装材料に使用される素材としては、アル
ミ複合フィルム、アルミニウム蒸着フィルム、酸化ケイ
素蒸着フィルム、酸化アルミ蒸着フィルム、ビニロン系
フィルム、ラッカーコートフィルム、ポリ塩化ビニリデ
ンコートフィルム等が挙げられ、アルミ複合フィルム、
アルミニウム蒸着フィルム、酸化ケイ素蒸着フィルム、
酸化アルミ蒸着フィルム、ビニロン系フィルムが好まし
く、アルミ複合フィルム、アルミニウム蒸着フィルム、
酸化ケイ素蒸着フィルム、酸化アルミ蒸着フィルムが特
に好ましい。
【0012】洗剤組成物の組成としては、界面活性剤が
4〜50重量%、アルカリ剤が8〜50重量%の組成が
好ましい。また、水不溶性無機物が10〜50重量%、
水溶性ポリマーが1〜20重量%の組成が好ましい。か
かる範囲であれば、強い洗浄力を発揮できる。界面活性
剤の量が5〜45重量%がより好ましく、10〜40重
量%が特に好ましい。特に、洗剤組成物としては酵素を
含有するものが好ましく、その含有量は組成物の0.1
〜5重量%がより好ましく、0.2〜3重量%が更に好
ましい。酵素としては、例えば、セルラーゼ、プロテア
ーゼ、ペプチナーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、及びデキ
ストラナーゼからなる群より選ばれる1種以上が好まし
く用いられる。
【0013】界面活性剤としては、陰イオン界面活性
剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界
面活性剤等が挙げられる。陰イオン界面活性剤として
は、高級アルコールの硫酸エステル塩、高級アルコール
のエトキシル化物の硫酸エステル塩、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩若しくはそのエス
テル塩及び脂肪酸塩が挙げられる。特に、アルキル鎖の
炭素数が10〜18(好ましくは12〜14)の直鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル鎖の炭素数が1
0〜20のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩が好ま
しい。また、対イオンとしては、アルカリ金属、アルカ
リ土類金属、アンモニア、アルカノールアミン等が挙げ
られる。溶解速度調整の観点から、カリウムイオンを併
用することも好ましい。全対イオン中カリウムイオンは
5重量%以上が好ましく、20重量%以上がより好まし
く、40重量%以上が特に好ましい。
【0014】非イオン界面活性剤としては、高級アルコ
ールのエチレンオキシド(以下「EO」という)付加
物、若しくはEO/プロピレンオキシド(以下「PO」
という)付加物、脂肪酸アルカノールアミド、アルキル
ポリグリコシド等が挙げられる。特に炭素数が10〜1
6のアルコールのEO1〜10モル付加物が皮脂汚れの
除去、耐硬水性、生分解性の点、及び直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸塩との相性の点で好ましい。
【0015】アルカリ剤としては、炭酸塩、ケイ酸塩、
リン酸塩、アミン類が挙げられる。特に炭酸塩、ケイ酸
塩が好ましい。
【0016】水不溶性無機物としては、一次粒子の平均
粒径が0.1〜20μmのものが好ましく、例えば結晶
性又は非晶質のアルミノケイ酸塩、二酸化ケイ素、水和
ケイ酸化合物、パーライト、ベントナイト等の粘土化合
物等が挙げられる。中でも金属イオン封鎖能及び界面活
性剤の吸油能の点で結晶性アルミノケイ酸塩が好まし
い。
【0017】水溶性ポリマーとしては、カルボン酸系ポ
リマー、カルボキシメチルセルロース、可溶性澱粉、糖
類等が挙げられる。中でも金属イオン封鎖能、固体汚れ
・粒子汚れの分散能及び再汚染防止能の点で、分子量が
数千〜10万のカルボン酸系ポリマーが好ましい。特
に、アクリル酸−マレイン酸コポリマーの塩とポリアク
リル酸塩が好ましい。ここで、塩としてはナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩が挙げられる。
【0018】洗剤組成物には、洗剤の分野で公知のビル
ダー、漂白剤(過炭酸塩、過ホウ酸塩、漂白活性化剤
等)、再汚染防止剤(カルボキシメチルセルロース
等)、柔軟化剤、還元剤(亜硫酸塩等)、蛍光増白剤、
抑泡剤(シリコーン等)、香料等を含有させることがで
きる。
【0019】洗剤組成物の一つの形態は粉粒状であり、
嵩密度は好ましくは500〜1200g/L、より好ま
しくは600〜1000g/L、特に好ましくは650
〜850g/Lである。経済効率の観点から嵩密度は5
00g/L以上が好ましく、溶解性の観点から1200
g/L以下が好ましい。また、該洗剤組成物の平均粒径
は好ましくは150〜800μm、より好ましくは25
0〜750μm、特に好ましくは300〜700μmで
ある。ペースト化防止の観点から150μm以上が好ま
しく、溶解性の観点から800μm以下が好ましい。洗
剤組成物の水分値としては、品質の観点から10重量%
以下が好ましく、8重量%以下がより好ましい。
【0020】かかる洗剤組成物は、例えば、特開昭61
−69897号公報、特開昭61−69899号公報、
特開昭61−69900号公報、特開平5−20920
0号公報、DE19529298号公報に記載の方法に
より製造することができる。より高嵩密度の洗剤組成物
を得る方法としては、WO95/26394号パンフレ
ットに記載の発明を参考にすることができる。更に例示
するならば、水不溶性無機物の一部を除いた主成分を連
続ニーダーを用いて捏和・混合し、得られた捏和物と残
部の水不溶性無機物とを粉砕機に投入して粉砕すること
により得ることができる。そして、得られた洗剤組成物
を篩い分けすることによって所定の平均粒径分布を有す
る洗剤組成物を得ることができる。なお、連続ニーダー
としては、例えば、栗本鉄工所製KRC2型、粉砕機と
してはホソカワミクロン製DKASO6型等が好適例で
ある。また、別の方法としては、例えば、水不溶性無機
物等の一部を除いた主成分をスラリーにし、これを噴霧
乾燥し得られた粒子とバインダー物質等とで造粒するこ
とにより、洗剤組成物を得ることができる。そして、得
られた洗剤組成物を篩い分けすることによって、場合に
よっては粉砕することによって、所定の平均粒径分布を
有する洗剤組成物を得ることができる。
【0021】また、洗剤組成物の流動性及び非ケーキン
グ性の観点から、洗剤組成物と表面被覆剤とを混合し
て、さらに洗剤組成物の表面改質を行っても良い。表面
被覆剤としては、例えば、アルミノケイ酸塩、ケイ酸カ
ルシウム、二酸化ケイ素、ベントナイト、タルク、クレ
イ、非晶質シリカ誘導体、結晶性シリケート化合物等の
シリケート化合物、金属石鹸、粉末の界面活性剤等の微
粉体、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリ
コール、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸とマレイン
酸のコポリマー又はその塩等のポリカルボン酸塩等の水
溶性ポリマー、脂肪酸が挙げられる。
【0022】
【実施例】〔平均粒径〕JIS Z 8801の標準篩
を用いて5分間振動させた後、篩目のサイズによる重量
分率から求めた。 〔嵩密度〕JIS K 3362により規定された方法
で測定した。
【0023】<洗剤組成物1の調製>洗剤組成物1を以
下のようにして製造した。表1に示した組成より、全洗
剤組成物中の重量基準で、非イオン界面活性剤3重量
%、結晶性シリケート、ゼオライト10重量%、香料、
及び酵素を除いた成分から、固形分50重量%スラリー
を調製し、噴霧乾燥することによって噴霧乾燥粒子を得
た。ついで、これを全洗剤組成物中、結晶性シリケート
5重量%とともにハイスピードミキサー(深江工業
(株)製)に投入し、残りの非イオン界面活性剤をスプ
レーしながら攪拌造粒を行った。造粒後、全洗剤組成物
中、ゼオライト5重量%を添加し、攪拌して造粒粒子を
表面被覆したのち、Vブレンダーに移し、残りのゼオラ
イトを混合し、酵素1.3重量%と香料0.2重量%を
混合して洗剤組成物1を得た。洗剤組成物1の組成、物
性を表1に示す。
【0024】<洗剤組成物2の調製>洗剤組成物2を以
下のようにして製造した。まず、表1の洗剤組成物中の
重量基準で、LAS−Na、LAS−K、SFE−N
a、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレ
ングリコール、ゼオライト10重量%、アクリル酸−マ
レイン酸コポリマー、脂肪酸ナトリウム、1号ケイ酸
塩、炭酸ナトリウム15重量%、硫酸ナトリウム、亜硫
酸ナトリウム、及び蛍光染料からなる、固形分50重量
%スラリーを調製し、噴霧乾燥して噴霧乾燥組成物を得
た。これに洗剤組成物中の重量基準で、結晶性シリケー
ト3重量%及び炭酸ナトリウム13重量%をリボンミキ
サーに投入して混合を行った。得られた混合物を前押し
出し式2軸型押し出し造粒機(ペレッターダブル:不二
パウダル(株)製)で直径が10mmの円柱状に押し出
し成形して圧密化した。得られたペレット状物を、全洗
剤組成物中ゼオライト5重量%とともにフラッシュミル
(不二パウダル(株)製)で粉砕造粒して表面被覆を行
った。この造粒物から粗大物を取り除いた後、Vブレン
ダーに移し、残りのゼオライトを混合し、酵素と香料を
混合して洗剤組成物2を得た。洗剤組成物2の組成、物
性を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】ここで、アクリル酸−マレイン酸コポリマ
ーはナトリウム塩(70モル%中和)であり、モノマー
比はアクリル酸/マレイン酸=3/7(モル比)を用い
た。蛍光染料としてはチノパールCBS-X とチノパールAM
S-GX(チバスペシャルティケミカルズ社製)の重量比1
/1混合物を用いた。ゼオライトとしては4A型ゼオラ
イト、平均粒径3μm(東ソー(株)製)を用いた。結
晶性シリケートは粉末SKS−6(クラリアントトクヤ
マ社製)を粉砕し平均粒径50μmとしたものを用い
た。酵素は、セルラーゼK(特開昭63−264699
号公報記載のもの)とリポラーゼ100T(ノボ社製)
とを3:1の重量比で混合したものを用いた。
【0027】<実施例1、2:ガス充填包装>包装材料
として、アルミ複合フィルムのPET(12μm)/A
L(9μm)/CPP(60μm)を用い、洗剤組成物
1及び2それぞれの窒素ガス置換によるガス充填包装を
チャンバー式充填包装機で行い、洗剤物品を得た。ここ
での包装はピロータイプ包装とした。上記包装材料の4
0℃、90%RHでの炭酸ガス透過度、酸素ガス透過度
及び透湿度は、それぞれ、1cc/m2・24hrs ・atm 以
下、1cc/m2・24hrs ・atm 以下及び1g/m2・24hrs
以下であった。なお、PETとはポリエチレンテレフタ
レートを、ALとはアルミニウムを、CPPとは無延伸
ポリプロピレンをいう。充填包装条件は、ガス置換率9
9%;洗剤物品の体積は包装材料の最大充填体積の72
%;洗剤組成物の体積の充填率は84%とした。
【0028】この洗剤物品を30℃・80%RHの恒温
恒湿器中に90日間放置した。試験後、注意深く洗剤物
品から洗剤組成物を取り出し、状態(固化発生の有無、
香調変化の有無、色調変化の有無)を保存前と比較観察
した。また、保存前後の洗剤組成物の水不溶分の発生量
を比較した。これらの結果を表2に示す。
【0029】<比較例1>窒素ガス置換を行わない以外
は、実施例2と同様の方法により洗剤物品を作製した。
【0030】〔水不溶分の測定方法〕内径105mmの
円柱状の1Lビーカーに10℃の蒸留水1Lを入れ、全
長35mm、直径7.5mmの円柱状攪拌子(科学共栄
社製、型式SA−35等が好適例)を用いて550rp
mにて攪拌を行った。10℃の試料1gを正確に計り取
り、水の渦中心に投入し、10分間攪拌を行った。その
後、直ちに目開き75μmの篩で濾過し、ビーカー内壁
に付着した不溶物も洗ビンにて10℃の蒸留水、約20
mLで該篩に洗い出した。次に、105℃、2時間にて
乾燥残分を測定し、水不溶分を算出した。 水不溶分(%)=〔乾燥残分重量(g)〕/〔投入試料
重量(g)〕×100
【0031】
【表2】
【0032】表2より、本発明の洗剤物品は、90日間
の高温・多湿条件下で保存しても、洗剤組成物の状態及
び洗浄力を良好な程度に維持することができたこと、さ
らに水不溶分の発生もわずかであったことが分かった
(実施例1、2)。ガス充填包装しなかった例(比較例
1)では、保存後に性能が低下した。
【0033】
【発明の効果】本発明の洗剤物品は、香調の持続、固化
及び変色の抑制、不溶物発生の抑制等、保存安定性に優
れた洗剤物品である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E053 AA03 BA04 DA02 DA03 JA07 3E067 AA05 AB99 BA03A BB12A BB14A CA04 CA06 GA19 GD10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗剤組成物を包装材料で包装してなる洗
    剤物品であって、該洗剤組成物がガス充填包装されてな
    る洗剤物品。
  2. 【請求項2】 洗剤物品の体積が、包装材料の最大充填
    体積の50%以上である請求項1記載の洗剤物品。
  3. 【請求項3】 洗剤組成物の体積の充填率が、洗剤物品
    の体積の50〜95%である請求項1又は2記載の洗剤
    物品。
  4. 【請求項4】 ガスが窒素ガスである請求項1〜3いず
    れか記載の洗剤物品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185909A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Toppan Printing Co Ltd 黄変防止機能を有する積層フィルムと該積層フィルムを用いた包装袋
JP2012210967A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Kao Corp 箱形容器
JP2016069394A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 ライオン株式会社 粒状洗剤及びその製造方法並びに洗剤製品
JP2016172591A (ja) * 2016-04-28 2016-09-29 花王株式会社

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