JP2927334B2 - 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法 - Google Patents

粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温高湿下での洗
剤粒子の流動性が良好でかつ溶解性に優れたノニオン界
面活性剤を主成分とする粒状ノニオン洗剤組成物及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】ノニオン界面活性剤は、一般に低泡性であ
り、洗浄力が水の硬度の影響を受けにくく、特に泥汚れ
や低温での汚れ分散性にも優れている。更に、ノニオン
界面活性剤は、生分解性が良好で環境負荷が低く、低毒
性で安全性の高い優れた界面活性剤である。しかしなが
ら、ノニオン界面活性剤は一般に常温で液状であり、粒
状ノニオン洗剤製品から洗剤容器へのノニオン界面活性
剤のしみ出しが懸念されている。ノニオン界面活性剤が
洗剤容器にしみ出すことにより、製品外観の悪化、容器
接触部分でのノニオン界面活性剤の減少による洗浄力の
低下、並びに洗剤粒子の流動性、耐ケーキング性に悪影
響を及ぼす問題があった。特開平4−339898号公
報では、非晶質の吸油性担体を5〜20%配合すること
によりノニオン界面活性剤のしみ出し防止の改善を図っ
ているが、ノニオン界面活性剤自体は常温で液状である
ことに変化はなく、特に、30℃を超える夏場にはノニ
オン界面活性剤がしみ出して洗剤粒子の流動性を悪化さ
せる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、高
温高湿下での洗剤粒子の流動性及び溶解性に優れたノニ
オン界面活性剤を主成分とする粒状ノニオン洗剤組成物
及びその好適な製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
につて鋭意検討した結果、ノニオン界面活性剤と、ノニ
オン界面活性剤をゲル化させ、粒状洗剤中に固化し、保
持させるノニオンゲル化剤を併用することにより、高温
高湿下での流動性を向上できることを見出した。一方、
ノニオン界面活性剤にノニオンゲル化剤を単独で併用し
た場合、洗剤粒子の溶解性が悪化することが判明した
が、この問題は、吸油性担体を併用すれば解決できるこ
とが見出された。また、上記の併用効果が、ノニオン界
面活性剤、ノニオンゲル化剤、及び吸油性担体を撹拌造
粒処理するか、又は混練押出後破砕造粒処理することに
より粒状ノニオン洗剤組成物とした場合に、顕著となる
ことを見出した。本発明は係る新規な知見に基づくもの
である。即ち、本発明は、以下の発明を対象とする。
1.ノニオン界面活性剤、ノニオンゲル化剤、及び吸油
性担体を含有することを特徴とする粒状ノニオン洗剤組
成物。2.ノニオン界面活性剤、ノニオンゲル化剤、及
び吸油性担体を撹拌造粒するか、又は混練押出後破砕造
粒することを特徴とする粒状ノニオン洗剤組成物の製造
方法。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明においては、ノニオン界面
活性剤としては、各種のノニオン界面活性剤を使用する
ことができる。好ましいノニオン界面活性剤としては、
例えば、以下のものを挙げることができる。 (1)炭素数6〜22、好ましくは8〜18の脂肪族ア
ルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキシドを平均3
〜30モル、好ましくは7〜20モル付加したポリオキ
シアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル。こ
の中でも、ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニ
ル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンアルキル(又はアルケニル)エーテルが好適である。 (2)ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)
フェニルエーテル。 (3)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間に
アルキレンオキシドが付加した以下の式で示される脂肪
酸アルキルエステルアルコキシレート。 R1 CO(OA)n OR2 (R1 COは、炭素数6〜22、好ましくは8〜18の
脂肪酸残基を表わす。OAは、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド等の炭素数2〜4、好ましくは2〜3の
アルキレンオキシドの付加単位を表わす。nは、アルキ
レンオキシドの平均付加モル数を示し、一般に3〜3
0、好ましくは7〜20の数である。R2は、炭素数1
〜3の置換基を有してもよい、低級アルキル基を表
す。) (4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。 (5)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。 (6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。 (7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。 (8)グリセリン脂肪酸エステル。
【0006】上記のノニオン界面活性剤の中でも、融点
が40℃以下でHLBが9〜16のポリオキシエチレン
アルキル(又はアルケニル)エーテル、脂肪酸メチルエ
ステルにエチレンオキシドが付加した脂肪酸メチルエス
テルエトキシレートが特に好適に用いられる。また、こ
れらのノニオン界面活性剤は混合物として使用してもよ
い。ノニオン界面活性剤は、粒状ノニオン洗剤組成物中
に、好ましくは15〜50重量%、更に好ましくは15
〜40重量%、特に好ましくは15〜35重量%で含有
される。この量が15重量%未満では、得られる洗剤粒
子中のノニオン界面活性剤濃度が低いばかりか低嵩密度
となるため、洗剤の使用量を多くしないと良好な洗浄効
果が得られず、近年のコンパクト化と相反する結果とな
り好ましくない。また、省資源の点でも好ましくない。
一方、50重量%を超えると、バッチ式の製造の場合に
は特に問題とはならないが、連続式の製造の際には造粒
機内への付着量が増し、安定に製造することが困難とな
り、好ましくない。本発明で使用されるノニオンゲル化
剤は、ノニオン界面活性剤をゲル化し、粒状洗剤中にノ
ニオン界面活性剤を固化し保持する作用を有する。この
ノニオンゲル化剤の使用により、ノニオン界面活性剤の
しみ出し防止、洗剤粒子の流動性及び耐ケーキング性
は、高温高湿下で大幅に改善される。従って、このよう
な機能を有するノニオンゲル化剤である限り、種々のノ
ニオンゲル化剤を使用することができる。本発明で使用
されるノニオンゲル化剤としては、従来、油ゲル化剤と
して使用されたものと同様のものを使用することができ
る。このようなノニオンゲル化剤のうち、特定のノニオ
ン界面活性剤をそのノニオンゲル化剤によってゲル化し
た時に、40℃において最大圧縮応力が30g/cm2 以上
のものを使用することが好ましい。この最大圧縮応力
は、一般的な洗浄剤であるアルコールエトキシレート型
ノニオン界面活性剤(炭素鎖長12、エチレンオキシド
の平均付加モル数9、融点20℃)を、測定すべきノニ
オンゲル化剤と重量比5/1において70℃で混合し、
20℃まで冷却し、次いで20℃で3時間放置した後、
縦5cm×横5cm×高さ1cmの直方体の試験片を作製した
後、その試験片に断面直径が1.5cmの円柱状治具を40
℃及び圧縮速度20mm/minの条件下で押圧した時の最大
圧縮応力を測定する。
【0007】本発明においては、ノニオンゲル化剤の上
記条件下での最大圧縮応力が、30g/cm2未満では、得
られる洗剤粒子の高温下での流動性が不十分となる傾向
がある。更に好ましい最大圧縮応力は、50〜2000
g/cm2 、特に好ましい最大圧縮応力は、100〜150
0g/cm2 である。本発明で使用できる好ましいノニオン
ゲル化剤としては、例えば、12−ヒドロキシステアリ
ン酸(最大圧縮応力520g/cm2 )(KFトレーディン
グ製ヒドロキシステアリン(商品名))、ジベンジリデ
ンソルビトール(最大圧縮応力30g/cm2 )(新日本理
科製ゲルオールD(商品名))、ステアリン酸リチウム
(最大圧縮応力50g/cm2 )(KFトレーディング製L
i−ST(商品名))、パルミチン酸アルミニウム(最
大圧縮応力50g/cm2 )(KFトレーディング製Al−
PL(商品名))、2−エチルヘキサン酸リチウム(最
大圧縮応力66g/cm 2 )(KFトレーディング製Li−
2EH(商品名))、12−ヒドロキシステアリン酸ア
ルミリウム(最大圧縮応力126g/cm2 )(KFトレー
ディング製Al−OHST(商品名))、ラウロイルグ
ルタミン酸ジブチルアミド(最大圧縮応力200g/cm
2 )(味の素製コアギュランGP−1(商品名))、ラ
ウロイルグルタミン酸ステアリルアミド(最大圧縮応力
53g/cm2 )(味の素製)、ジカプロイルリジンラウリ
ルアミド(最大圧縮応力183g/cm2 )(味の素製)、
ジカプロイルリジンラウリルアミド(最大圧縮応力91
g/cm2 )(味の素製)、ジカプロイルリジンラウリルエ
ステル(最大圧縮応力45g/cm2 )(味の素製)、ラウ
ロイルフェニルアラニンラウリルアミド(最大圧縮応力
37g/cm2 )(味の素製)、ポリスチレンポリブタジエ
ンブロックコポリマー(分子量:20万、組成:スチレ
ン/ブタジエン=40/60)(最大圧縮応力60g/cm
2 )(KFトレーディング製KF21(商品名))、ポ
リアクリアマイド(分子量:10万)−イソパラフィン
混合物(最大圧縮応力83g/cm2 )(扶桑コーポ製ソラ
ガムSD401(商品名))、ポリスチレンブロックと
ポリブタジエンブロックのブロックコポリマー(分子
量:10万、組成:スチレン/ブタジエン=30/7
0)(最大圧縮応力48g/cm2 )(KFトレーディング
製)、デキストリンパルミチン酸エステル(最大圧縮応
力80g/cm2 )(千葉製粉製レオパールKL(商品
名))等、又はこれらの混合物を挙げることができる。
これらのノニオンゲル化剤を混合物とすることにより、
所望の最大圧縮応力を提供することができる。
【0008】本発明においては、ノニオンゲル化剤は、
粒状ノニオン洗剤組成物中に、好ましくは0.1〜30重
量%、更に好ましくは0.5〜20重量%、特に好ましく
は1〜10重量%で含有される。この量が0.1重量%未
満では、得られる洗剤粒子の高温高湿下での流動性が著
しく悪化する傾向にあり、好ましくない。一方、30重
量%を超えると得られる洗剤粒子の溶解性が悪化し易く
好ましくない。本発明で使用される吸油性担体は、高温
高湿下でのノニオンのしみ出しと洗剤粒子の固化を抑制
する一方、洗剤使用時の洗剤の溶解性を向上させるため
に添加するものである。吸油性担体は、ノニオン界面活
性剤を吸着・保持するのに十分な多孔性微粉体であり、
ノニオン界面活性剤を物理的に吸着し、一方、これによ
り膨潤するものではない。好ましい吸油性担体として
は、JIS−K6220試験方法で表される吸油量が8
0ml/100g以上、好ましくは150〜600ml/100gの
吸油性であり、かつ嵩密度が0.1g/cc未満、好ましくは
0.001〜0.08g/ccである物質が好適に用いられる。
このような吸油性担体としては、例えば、非晶質珪酸
(吸油量:250ml/100g、嵩密度:0.06g/cc)(ト
クソー製トクシール、日本アエロジル製アエロジル、日
本シリカ製ニップシール)、非晶質珪酸カルシウム(吸
油量:450ml/100g、嵩密度:0.03g/cc)(トクソ
ー製フローライト、コフランケミカル製チクソレック
ス)、非晶質アルミノ珪酸塩(吸油量:150ml/100
g、嵩密度:0.08g/cc)、珪酸マグネシウム(吸油
量:180ml/100g、嵩密度:0.08g/cc)、炭酸マグ
ネシウム(吸油量:150ml/100g、嵩密度:0.08g/
cc)、炭酸カルシウム(吸油量:110ml/100g、嵩密
度:0.09g/cc)、スピネル(吸油量:600ml/100
g、嵩密度:0.008g/cc)、コーディエライト(吸油
量:600ml/100g、嵩密度:0.008g/cc)、ムライ
ト(吸油量:560ml/100g、嵩密度:0.009g/c
c)、澱粉分解物(吸油量:200ml/100g、嵩密度:
0.06g/cc)(松谷化学製パインフロー)等が挙げられ
る。また、これらの吸油性担体は混合物として使用して
もよい。
【0009】吸油性担体は、粒状ノニオン洗剤組成物中
に、好ましくは0.1〜20重量%、更に好ましくは0.5
〜15重量%、特に好ましくは1〜10重量%で含有さ
れる。この量が0.1重量%未満では、得られる洗剤粒子
の高温高湿下での固化性が著しく悪化し易く好ましくな
い。一方、30重量%を超えると得られる洗剤粒子の微
粉量が増加し粉だちが発生し易い。なお、吸油性担体の
みでもノニオン界面活性剤のしみ出し及び洗剤粒子の固
化防止にはある程度の効果があるが、それらの効果、特
に、固化性は、ノニオンゲル化剤と併用することにより
更に向上させることができる。
【0010】本発明の粒状ノニオン洗剤組成物中には、
通常洗剤原料に配合されている以下のような成分を配合
することができる。これらの成分の配合方法には、各種
の方法が適用でき、例えば、これらの成分を造粒処理工
程で配合してもよく、また、造粒処理により得られた洗
剤粒子に混合してもよく。 (1)無機質洗浄ビルダーとして、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、結晶性ゼ
オライト、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナト
リウム等。 (2)有機質洗浄ビルダーとして、クエン酸塩、コハク
酸塩、ポリアクリル酸塩、ポリアクリル酸−マレイン酸
共重合体、EDTA等。 (3)蛍光剤として、ビス(トリアジニルアミノ)スチ
ルベンジスルホン酸誘導体、ビス(スルホスチリル)ビ
フェニル塩[チノパールCBS]等。 (4)酵素として、リパーゼ、プロテアーゼ、セルラー
ゼ、アミラーゼ等。 (5)漂白剤として、過炭酸塩、過硼酸塩等。 (6)帯電防止剤として、ジアルキル型4級アンモニウ
ム塩などのカチオン界面活性剤等。 (7)表面改質剤として、微粉炭酸カルシウム、微粉ゼ
オライト、ポリエチレングリコール等。 (8)アニオン界面活性剤として、α−スルホ脂肪酸メ
チルエステル塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、
α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル
塩、脂肪酸石鹸等。 (9)再汚染防止剤として、カルボキシメチルセルロー
スなどのセルロース誘導体等。 (10)増量剤として、硫酸ナトリウム、硫酸カリウ
ム、塩化ナトリウム等。 (11)還元剤として、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリ
ウム等。
【0011】次に、本発明の粒状ノニオン洗剤組成物の
製造方法について説明する。本発明の必須成分であるノ
ニオン界面活性剤、ノニオンゲル化剤、及び吸油性担体
は、撹拌造粒時に添加され、均一に造粒処理される。こ
の時、他の洗剤成分、例えば、ゼオライト、炭酸ナトリ
ウム、蛍光剤等を配合してもよい。なお、本発明の粒状
ノニオン洗剤組成物の製造に際して、種々の変更態様が
考えられる。例えば、上記攪拌造粒に先立って、ノニオ
ンゲル化剤を溶媒中に溶解して、溶液状のノニオンゲル
化剤液を準備し、攪拌造粒機に、ノニオン界面活性剤及
び必要に応じて配合された各種成分とともに添加し、攪
拌造粒する方法がある。この方法を使用することによ
り、ノニオン界面活性剤のゲル化及び均一化を確実に達
成し、保存時におけるノニオン界面活性剤のしみ出しを
更に効果的に行うことができる。ノニオンゲル化剤を溶
解するのに使用する溶媒としては、ノニオンゲル化剤の
種類に応じて、各種の溶媒を使用することができる。例
えば、そのような溶媒として、エタノールや、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2
−ピロリドン等の溶媒を使用することができる。本発明
で使用されるノニオンゲル化剤は、本来、油のゲル化に
使用されている、所謂、油ゲル化剤と同様のものであ
る。従って、このような用途において溶液とするために
使用される各種溶媒を同様に使用することができる。ノ
ニオンゲル化剤液におけるノニオンゲル化剤の濃度は、
1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%である。
【0012】攪拌造粒操作で用いられる撹拌造粒機とし
ては、ハイスピードミキサー、シュギミキサー、レーデ
ィゲミキサーなどの造粒器内部に撹拌翼を有し、この撹
拌翼と造粒器内部壁面との間に30mm以下のクリアラ
ンスを有する内部撹拌型の造粒機が高嵩密度洗剤粒子を
得る上で好適に用いられる。攪拌造粒の温度は、一般に
20〜60℃、好ましくは30〜50℃、更に好ましく
は35〜50℃である。温度が20℃よりも低い場合に
は、造粒が進みにくく好ましくない。一方、温度が60
℃よりも高くなると、逆に、造粒機内での付着が増え、
負荷が過大となり易く、好ましくない。また、攪拌造粒
処理における処理時間は、通常、1〜10分、好ましく
は2〜8分である。一方、本発明の粒状ノニオン洗剤組
成物は、上記攪拌造粒の場合と同様に、混練押出し機、
好ましくは、密閉式の圧密化処理装置、更に好ましくは
横型連続式のニーダーに導入し、ニーダー内で剪断力を
付与しながら混合して造粒物(固体洗剤)を形成し、次
いで破砕造粒機によって破砕造粒し、圧密化処理を行っ
て、本発明の粒状ノニオン洗剤組成物を製造することが
できる。この場合、ニーダーの他に、一軸又は二軸スク
リュー押出機などを用いて行うこともできる。本発明で
使用する混練押出し機として、具体的には、株式会社栗
本鐵工所製のKRCニーダーなどが挙げられる。破砕造
粒機としては、カッターミル等を使用することができ
る。破砕造粒機としては、例えば、ホソカワミクロン
(株)製のフィッツミル(DKASO6号)等を使用すること
ができる。混練押出し機は、一般に30〜60℃、好ま
しくは35〜55℃、更に好ましくは40〜50℃であ
る。温度が30℃よりも低い場合には、混練押出し機へ
の負荷が過大となり易く、好ましくない。一方、温度が
60℃よりも高くなると、逆に、混練物が粉砕機に付着
し易くなり、好ましくない。処理時間は、通常、0.2〜
2分、好ましくは0.5〜1分である。また、破砕造粒処
理は、一般に5〜30℃、好ましくは10〜25℃、更
に好ましくは10〜20℃である。温度が5℃よりも低
い場合には、結露が発生し易くなり、好ましくない。一
方、温度が30℃よりも高くなると、逆に粉砕機への付
着が生じ易くなり、好ましくない。処理時間は、通常、
1〜30秒、好ましくは3〜30秒である。
【0013】このような攪拌造粒又は混練押出しによ
り、本発明では嵩密度が0.3〜1.2g/ml 、好ましくは
0.5〜1g/ml の圧密化物を得るのが好ましい。更に、
このようにして製造された洗剤粒子に対してコーティン
グ剤を添加してコーティング処理してもよい。これによ
り、流動特性を改良することができる。コーティング剤
としては、 JIS200メッシュふるい通過分が50%以
上の無機質粉末が好適であり、素材的には例えば、炭酸
ナトリウム、炭酸カルシウム等の炭酸塩や、非晶質シリ
カ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム等のケイ酸
塩、ゼオライト等のアルミノケイ酸塩等を使用すること
ができる。コーティング剤は、本発明の粒状ノニオン洗
剤組成物中に、一般に0.5〜15重量%、好ましくは1
〜10重量%の量で使用される。更に、このように製造
された洗剤粒子には、酵素、香料などを後添加すること
もできる。得られた本発明の粒状ノニオン洗剤組成物
は、一般に平均粒径300〜3000μm 、好ましくは
350〜2000μm 、特に好ましくは400〜100
0μm で得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明について、実施例及び比較例に
より更に詳細に説明する。なお、実施例及び比較例にお
いて、以下の試験方法により各試料を評価した。 [しみ出し性試験]外側からコートボール紙(坪量:3
50g/m2)、ワックスサンド紙(坪量:30g/m2)、ク
ラフトパルプ紙(70g/m2)の3層からなる紙を用い
て、長さ15cm×巾9.3cm×高さ18.5cmの箱を作製し
た。この箱に試料1.2kgを入れ、50℃、85%RHの
恒温恒湿室中に30日間保存後、洗剤を全て取り出し、
箱の内側の洗剤との接触部分のしみ出しの度合いを目視
で以下の基準で評価した。 ◎:しみ出しが認められない ○:しみ出しが僅かに認められる △:しみ出しが少し認められる ×:しみ出しが多く認められる [固化性試験]外側からコートボール紙(坪量:350
g/m2)、ワックスサンド紙(坪量:30g/m2)、クラフ
トパルプ紙(70g/m2)の3層からなる紙を用いて、長
さ15cm×巾9.3cm×高さ18.5cmの箱を作製した。こ
の箱に試料1.2kgを入れ、50℃、85%RHの恒温恒
湿室中に30日間保存後、洗剤をJIS規格4メッシュ
のふるい上に注意深く移し、ふるいを穏やかに振動した
後、ふるい上の重量と総重量とを求め、下記の式1から
固化性を算出した。 式1: 固化性(%)={ふるい上の重量(g)/総
重量(g)}×100 [溶解性試験]500mlビーカーに5℃の水道水を入
れ、洗剤組成物5gを投入し、5分間撹拌した。次に、
溶け残りの洗剤粒子をナイロン布上に取り出し、105
℃で2時間乾燥し、以下の式2で表される溶解残渣を算
出し、以下の基準で評価した。
【0015】式2:溶解残渣(%)={(溶解残分の1
05℃2時間乾燥品g)/5g}×100 ◎:0%≦溶解残渣<1% ○:1%≦溶解残渣<5% △:5%≦溶解残渣<10% ×:10%≦溶解残渣% [流動性試験]JIS Z2502に基づいて、45℃
における安息角を排出法で測定した。 [嵩密度]JIS Z2504に準じて、嵩密度を測定した。 [粉だち]洗濯機内に70cmの高さからスプーン一杯
(約20g)の洗剤を落下させ、発塵状態を目視によ
り、以下の基準に従って評価した。 無:全く粉体が生じなかった 少々:水面付近に靄状に粉が発生した 多い:洗濯機を越えて粉が生じた [造粒機への付着試験]造粒した洗剤粒子を排出した
後、造粒機を開け、内部側壁及び攪拌翼に付着した洗剤
の量を目視により、以下の基準に従って評価した。 無:全く付着しなかった 僅か:薄く僅かに付着した 多い:多量に付着した
【0016】実施例1〜5 表1に示す量のノニオン界面活性剤にノニオンゲル化剤
と蛍光剤とを80℃で混合溶解し、ノニオン溶液を調製
した。次に、吸油性担体、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナト
リウム及びA型ゼオライトをレーディゲミキサー
((株)マツボー製、M−20型)に投入し、主軸(2
00rpm)、チョッパー(6000rpm)の撹拌下
でこれらの成分を40℃、3分間均一に混合した。次い
で、上記ノニオン溶液を加圧ノズル(池内MK120,
噴霧圧5kg/cm2)を用いて添加し、平均粒子径が500
μmとなるまで造粒処理を行った。最後に、転動ドラム
内でA型ゼオライトを加え、撹拌造粒によって得られた
粒子に被覆し、更に酵素、香料などの他の任意成分を加
えて、表1に示す性状の粒状ノニオン洗剤組成物(平均
粒径:500μm )を得た。
【0017】実施例6 造粒装置としてニーダー(栗本鐡工(株)製KRC−2
型)に実施例1と同様に各成分を添加し、40℃で1分
間混練し、固体洗剤を押出した後、この固体洗剤を破砕
造粒機(ホソカワミクロン(株)製のフィッツミル(DK
ASO6号))により平均粒径500μmとなるように15
℃、5秒間破砕造粒して、粒状ノニオン洗剤組成物を得
た。
【0018】比較例1〜2 ノニオン界面活性剤又は吸油性担体を使用しないことを
除いて、実施例1と同様にして、粒状ノニオン洗剤組成
物を製造した。 [使用原料]なお、実施例及び比較例で使用したノニオ
ン界面活性剤、ノニオンゲル化剤、及び吸油性担体は、
以下の通りである。ノニオン界面活性剤 (1)ノニオン界面活性剤−1 C1225O(CH2 CH2 O)7 H(新日本理科(株)
製コノール20Pにエチレンオキシドを平均7モル付加
したポリオキシエチレンアルキルエーテル) (2)ノニオン界面活性剤−2 C1327O(CH2 CH2 O)15(CH2 CH2 CH2
O)3 H(ダイアドールにエチレンオキシドを平均15
モル、プロピレンオキシドを平均3モル付加したポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル) (3)ノニオン界面活性剤−3 C1123CO(OCH2 CH2 9 OCH3
【0019】ノニオンゲル化剤 (1)ノニオンゲル化剤−1 12−ヒドロキシステアリン酸(川研ファインケミカル
(株)製) (2)ノニオンゲル化剤−2 N−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド(味の素
(株)製) (3)ノニオンゲル化剤−3 ポリスチレンブロックとポリブタジエンブロックとから
なるブロック共重合物と、ポリノルボルネンとの混合物
(KFトレーディング(株)製、KF21)
【0020】吸油性担体 (1)吸油担体−1 非晶質シリカ((株)トクソー製トクシールN、吸油量
250ml/100g) (2)吸油担体−2 結晶質珪酸カルシウム((株)トクソー製フローライト
R、吸油量450ml/100g)) (3)吸油担体−3 非晶質アルミノケイ酸ナトリウム(吸油量150ml/
100g))
【0021】
【表1】 表1 実施例 比較例 組成(重量%) 1 2 3 4 5 6 1 2 ノニオン界面活性剤 1 10 23 3 5 20 23 23 23 2 2 1 1 2 8 1 1 1 3 3 1 28 33 20 1 1 1ノニオンゲル化剤 1 15 3 0.2 6 8 3 3 2 1 1 1 1 3 13 1吸油性担体 1 0.5 1 10 1 1 2 1 8 0.1 8 1 1 3 5 10 10 10 A型ゼオライト (造粒用) 20 18 15 30 15 18 22 30 (被覆用) 0.5 1 1 1.5 1.5 1 1 1 重質ソーダ灰 10 4 1 4 4 4 軽質ソーダ灰 20 15 10 10 20 20 20 亜硫酸ナトリウム 1 1 1 1 1 1 1 1 珪酸ナトリウム 3 1 塩化ナトリウム 2 1 2 2 2 STPP 7 1 1 1 1 層状ポリケイ酸塩 1 5 2 1 5 5 5 石鹸 1 0.6 0.5 0.6 0.6 0.6 AA−MA 2 1 0.3 1 1 1 CMC−Na 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 クエン酸ソーダ 6 1 PEG 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 シリコーン 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 蛍光剤 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 酵素 0.3 0.5 0.8 1 1 0.5 0.5 0.5 香料 0.1 0.1 0.1 0.2 0.2 0.1 0.1 0.1その他少量成分 Bla* Bla Bla Bla Bla Bla Bla Bla 評価結果 しみ出し性 ◎ ◎ ○ ○ ◎ ○ × △ 固化性(%) 0 0 1 3 0 2 14 27 溶解性 ○ ◎ ◎ ○ ◎ ○ × ○ 安息角(°) 35 35 45 40 37 50 80 60 嵩密度(g/cc) 0.8 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 粉だち 無 無 少し 無 無 無 無 無造粒機への付着 無 無 無 無 僅か 無 無 無 注)Bla*は、残量を意味する。 A型ゼオライト:結晶質アルミノケイ酸ナトリウム(水
沢化学(株)製、シルトンB) 重質ソーダ灰:粒灰(旭硝子(株)製) 軽質ソーダ灰:軽灰(旭硝子(株)製) 亜硫酸ナトリウム:亜硫酸曹達(神州化学(株)製) 珪酸ナトリウム:JIS2号水ガラス(日本化学工業
(株)製) 塩化ナトリウム:試薬特級塩化ナトリウム(純正化学
(株)製) STPP:トリポリリン酸ナトリウム(純正化学(株)
製) 層状ポリケイ酸塩:SKS−6(ヘキストジャパン) 石鹸:ラウリン酸ナトリウムとオレイン酸ナトリウムの
1/1混合物(ライオンオレオケミカル(株)製) AA−MA:アクリル酸とマレイン酸の7/3のコポリ
マー、平均分子量5万 CMC−Na:カルボキシメチルセルロース(ダイセル
化学(株)製1170) クエン酸ソーダ:試薬特級クエン酸ナトリウム(純正化
学(株)製) PEG:ポリエチレングリコール(ライオン化学(株)
製、平均分子量6000) シリコーン:ジメチルシリコーン油(信越化学(株)
製) 蛍光剤:4,4´−ビス(2−スルホスチリル)ビフェ
ニルジナトリウム(チバガイギー(株)製、チノパール
CBS−X) 酵素:リパーゼ/プロテアーゼ/セルラーゼ=1/1/
1混合物
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ノニオン界面活性剤、
ノニオンゲル化剤、及び吸油性担体を併用することによ
り、高温高湿下での洗剤粒子の流動性、しみ出し、及び
固化性が改善され、更に、洗剤粒子の溶解性が向上す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3/37 C11D 3/37 (72)発明者 阿部 誠治 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライ オン株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−87697(JP,A) 特開 平5−209200(JP,A) 特開 平4−348199(JP,A) 特開 平6−116600(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 17/06 C11D 1/66 - 1/82 C11D 3/08 C11D 3/12 C11D 3/20 - 3/37

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノニオン界面活性剤、ノニオンゲル化
    剤、及び吸油性担体を含有することを特徴とする粒状ノ
    ニオン洗剤組成物。
  2. 【請求項2】 ノニオン界面活性剤、ノニオンゲル化
    剤、及び吸油性担体を攪拌造粒するか、又は混練押出後
    破砕造粒することを特徴とする粒状ノニオン洗剤組成物
    の製造方法。
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