JP2001122245A - 折り畳み式の箱 - Google Patents
折り畳み式の箱Info
- Publication number
- JP2001122245A JP2001122245A JP30672999A JP30672999A JP2001122245A JP 2001122245 A JP2001122245 A JP 2001122245A JP 30672999 A JP30672999 A JP 30672999A JP 30672999 A JP30672999 A JP 30672999A JP 2001122245 A JP2001122245 A JP 2001122245A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- wall
- front side
- box
- foldable box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Cartons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 OA機器等の収納、保管、搬送に利用した後
に、被収納物の載置台として再利用することができる折
り畳み可能な箱を提供する 【解決手段】 正面側壁、背面側壁、上面壁、底面壁、
および左右の側面側壁によって6面体を構成する折り畳
み式の箱において、当該箱を展開した状態で、前記正面
側壁、背面側壁、上面壁、底面壁の連設方向を第1の方
向とし、この第1の方向に直交する方向を第2の方向と
したとき、前記正面側壁、前記背面側壁、および前記左
右側面側壁を、前記第1の方向において奇数分する線に
沿って折り曲げ可能とした。
に、被収納物の載置台として再利用することができる折
り畳み可能な箱を提供する 【解決手段】 正面側壁、背面側壁、上面壁、底面壁、
および左右の側面側壁によって6面体を構成する折り畳
み式の箱において、当該箱を展開した状態で、前記正面
側壁、背面側壁、上面壁、底面壁の連設方向を第1の方
向とし、この第1の方向に直交する方向を第2の方向と
したとき、前記正面側壁、前記背面側壁、および前記左
右側面側壁を、前記第1の方向において奇数分する線に
沿って折り曲げ可能とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み式の箱に
関するものであり、特に、プリンタ、ファクシミリ等の
OA機器の収納、搬送に好適に用いることができ、か
つ、収納物品を開梱した後に当該物品を載置する台とし
て再利用することができる箱に関するものである。
関するものであり、特に、プリンタ、ファクシミリ等の
OA機器の収納、搬送に好適に用いることができ、か
つ、収納物品を開梱した後に当該物品を載置する台とし
て再利用することができる箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ、プリンタ、ファクシミリ
等のOA機器は、通常ダンボール製の箱に収納して保
管、搬送される。この箱は、一般的に、正面板状部材、
背面板状部材、上面板状部材、底面板状部材、左右の側
面板状部材を連設して6面体を構成したものである。被
収納物であるOA機器は、内側面を当該機器の形状に、
外側面を6面体の箱の形状に合わせた発泡スチロール製
のダンパ材をあてがって、箱の中に収容し、保管、搬送
する。
等のOA機器は、通常ダンボール製の箱に収納して保
管、搬送される。この箱は、一般的に、正面板状部材、
背面板状部材、上面板状部材、底面板状部材、左右の側
面板状部材を連設して6面体を構成したものである。被
収納物であるOA機器は、内側面を当該機器の形状に、
外側面を6面体の箱の形状に合わせた発泡スチロール製
のダンパ材をあてがって、箱の中に収容し、保管、搬送
する。
【0003】このような従来の箱は、展開した状態にお
いて正面板状部材、背面板状部材、上面板状部材、底面
板状部材を同一方向(第1の方向)に連設すると共に、
これらの各部材について、前記第1の方向に直交する第
2の方向における左右に側面板状部材を連設し、各連設
箇所を折り曲げて六面体として使用する。このとき、左
右の側面を構成する板状部材は、中央で突き合わせにし
た状態となり、接着テープ等で連結して被収納物を収
納、封印して使用する。
いて正面板状部材、背面板状部材、上面板状部材、底面
板状部材を同一方向(第1の方向)に連設すると共に、
これらの各部材について、前記第1の方向に直交する第
2の方向における左右に側面板状部材を連設し、各連設
箇所を折り曲げて六面体として使用する。このとき、左
右の側面を構成する板状部材は、中央で突き合わせにし
た状態となり、接着テープ等で連結して被収納物を収
納、封印して使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の箱
は、未使用の物品の収納、搬送には非常に便利ではある
が、ユーザが品物を一旦購入して開梱した後は、次回に
箱を使用するときまでその収納場所に困るのが現実であ
る。六面体のままではもちろんのこと、左右の側面の突
き合わせ部分を開放して、同一方向に連設した各部材を
連設部分で折り畳んだ状態にしても、かなり大きな収納
スペースが必要となる。従って、商品購入後は、この箱
は破棄してしまうことが多く、資源の無駄が生じてい
る。また、箱を破棄することがないまでも、一旦開梱し
た後は、引っ越しなどで機器を動かす必要が生じるまで
は使用されることがないため、収納場所において無用の
長物となっていた。
は、未使用の物品の収納、搬送には非常に便利ではある
が、ユーザが品物を一旦購入して開梱した後は、次回に
箱を使用するときまでその収納場所に困るのが現実であ
る。六面体のままではもちろんのこと、左右の側面の突
き合わせ部分を開放して、同一方向に連設した各部材を
連設部分で折り畳んだ状態にしても、かなり大きな収納
スペースが必要となる。従って、商品購入後は、この箱
は破棄してしまうことが多く、資源の無駄が生じてい
る。また、箱を破棄することがないまでも、一旦開梱し
た後は、引っ越しなどで機器を動かす必要が生じるまで
は使用されることがないため、収納場所において無用の
長物となっていた。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、収納、搬送用の箱として利用し
た後に、被収納物の載置台として再利用することができ
る折り畳み可能な箱を提供することを目的とする。
になされたものであり、収納、搬送用の箱として利用し
た後に、被収納物の載置台として再利用することができ
る折り畳み可能な箱を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にかかる折り畳み可能な箱は、正面側壁、背
面側壁、上面壁、底面壁、および左右の側面側壁によっ
て6面体を構成する折り畳み式の箱において、当該箱を
展開した状態で、前記正面側壁、背面側壁、上面壁、お
よび底面壁を連設した方向を第1の方向とし、この第1
の方向に直交する方向を第2の方向としたとき、前記正
面側壁、前記背面側壁、および前記左右側面側壁を、前
記第1の方向において奇数分する線に沿って折り曲げ可
能としたことを特徴とする。
に、本発明にかかる折り畳み可能な箱は、正面側壁、背
面側壁、上面壁、底面壁、および左右の側面側壁によっ
て6面体を構成する折り畳み式の箱において、当該箱を
展開した状態で、前記正面側壁、背面側壁、上面壁、お
よび底面壁を連設した方向を第1の方向とし、この第1
の方向に直交する方向を第2の方向としたとき、前記正
面側壁、前記背面側壁、および前記左右側面側壁を、前
記第1の方向において奇数分する線に沿って折り曲げ可
能としたことを特徴とする。
【0007】このように構成することによって、被収納
物品を収納、保管、搬送する際には、正面側壁、背面側
壁、および左右の側面側壁を伸長させた状態で物品の収
納、梱包用箱として使用することができると共に、開梱
後は、正面側壁、背面側壁、および左右の側面側壁を折
り曲げ線に沿って折り曲げて、そのサイズを収納、梱包
用として使用するときの奇数分の1にして、被収納物品
の載置台として使用することができる。ここで、本発明
の折り畳み式箱を載置台として使用する場合には、側面
側壁が奇数分の1に折り畳んだ状態になるので、重量の
あるOA機器等を支持するのに十分な強度を得ることが
できる。
物品を収納、保管、搬送する際には、正面側壁、背面側
壁、および左右の側面側壁を伸長させた状態で物品の収
納、梱包用箱として使用することができると共に、開梱
後は、正面側壁、背面側壁、および左右の側面側壁を折
り曲げ線に沿って折り曲げて、そのサイズを収納、梱包
用として使用するときの奇数分の1にして、被収納物品
の載置台として使用することができる。ここで、本発明
の折り畳み式箱を載置台として使用する場合には、側面
側壁が奇数分の1に折り畳んだ状態になるので、重量の
あるOA機器等を支持するのに十分な強度を得ることが
できる。
【0008】本発明にかかる折り畳み可能な箱は、更
に、前記正面側壁に、前記折り曲げ可能とした線の内前
記上面壁側から数えて奇数番目の線にまたがるように第
1の開口を設けると共に、前記正面側壁に、前記正面側
壁と前記底面壁との連設部分と、前記折り曲げ線の内の
前記底面壁に最も近い折り曲げ線との間に第2の開口を
設けたことを特徴とする。
に、前記正面側壁に、前記折り曲げ可能とした線の内前
記上面壁側から数えて奇数番目の線にまたがるように第
1の開口を設けると共に、前記正面側壁に、前記正面側
壁と前記底面壁との連設部分と、前記折り曲げ線の内の
前記底面壁に最も近い折り曲げ線との間に第2の開口を
設けたことを特徴とする。
【0009】このように、箱の正面側壁に、上面壁側か
ら数えて奇数番目の折り曲げ線にまたがるようにして設
けた第1の開口、および正面側壁と底面壁との連設部
と、折り曲げ線の内の底面壁に最も近い折り曲げ線との
間に設けた第2の開口とによって、正面側壁、背面側
壁、左右の側面側壁を折り畳んだ状態の箱(載置台)の
前面に開口ができるため、箱を載置台として使用する場
合に、例えば印刷用の用紙などのサプライ品をこの開口
内に収納することができる。
ら数えて奇数番目の折り曲げ線にまたがるようにして設
けた第1の開口、および正面側壁と底面壁との連設部
と、折り曲げ線の内の底面壁に最も近い折り曲げ線との
間に設けた第2の開口とによって、正面側壁、背面側
壁、左右の側面側壁を折り畳んだ状態の箱(載置台)の
前面に開口ができるため、箱を載置台として使用する場
合に、例えば印刷用の用紙などのサプライ品をこの開口
内に収納することができる。
【0010】本発明の折り畳み式の箱は、前記第1の開
口が、当該開口がまたがっている折り曲げ線を中心にし
て対称であることが好ましい。また、前記正面側壁、背
面側壁および左右側面側壁を前記折り曲げ線に沿って折
り曲げたときに前記第1の開口と第2の開口が重なっ
て、ほぼ同じ大きさの開口を形成することが好ましい。
さらに、本発明の折り畳み可能な箱は、第2の開口が底
面壁に及ぶことを特徴とする。このように構成すること
によって、載置台として使用する際に、開口内に収納し
たサプライ品の取り出しが容易になる。
口が、当該開口がまたがっている折り曲げ線を中心にし
て対称であることが好ましい。また、前記正面側壁、背
面側壁および左右側面側壁を前記折り曲げ線に沿って折
り曲げたときに前記第1の開口と第2の開口が重なっ
て、ほぼ同じ大きさの開口を形成することが好ましい。
さらに、本発明の折り畳み可能な箱は、第2の開口が底
面壁に及ぶことを特徴とする。このように構成すること
によって、載置台として使用する際に、開口内に収納し
たサプライ品の取り出しが容易になる。
【0011】また、本発明の折り畳み式の箱は、前記正
面側壁、背面側壁および左右側面側壁を伸長させた状態
において、少なくとも前記正面側壁の内側面に沿って延
在し、少なくとも前記第1及び第2の開口を塞ぐ補強部
材を更に具えることを特徴とする。
面側壁、背面側壁および左右側面側壁を伸長させた状態
において、少なくとも前記正面側壁の内側面に沿って延
在し、少なくとも前記第1及び第2の開口を塞ぐ補強部
材を更に具えることを特徴とする。
【0012】このような補強部材を設けるによって、第
1及び第2の開口を設けることによる箱の強度の低下を
防ぐことができる。また、開口からのほこり、湿気等の
進入を防ぐことができる。
1及び第2の開口を設けることによる箱の強度の低下を
防ぐことができる。また、開口からのほこり、湿気等の
進入を防ぐことができる。
【0013】更に、本発明の折り畳み式の箱は、前記左
右側面側壁がそれぞれ2枚の板状部材で構成されてお
り、これらの板状部材が前記正面側壁と前記背面側壁の
前記第2の方向における両側にそれぞれ連接されている
ことを特徴とする。この構成により、側面側壁は、2枚
の板状部材がつき合わされた状態となり、正面側壁と側
面側壁、背面側壁と側面側壁とが連設されているので、
正面側壁、背面側壁および左右側面側壁を折り曲げて使
用する場合に、側面側壁の強度を平均的に保つことが可
能となる。また、収納物品の梱包、開梱作業が容易とな
る。
右側面側壁がそれぞれ2枚の板状部材で構成されてお
り、これらの板状部材が前記正面側壁と前記背面側壁の
前記第2の方向における両側にそれぞれ連接されている
ことを特徴とする。この構成により、側面側壁は、2枚
の板状部材がつき合わされた状態となり、正面側壁と側
面側壁、背面側壁と側面側壁とが連設されているので、
正面側壁、背面側壁および左右側面側壁を折り曲げて使
用する場合に、側面側壁の強度を平均的に保つことが可
能となる。また、収納物品の梱包、開梱作業が容易とな
る。
【0014】また、本発明の折り畳み式の箱は、前記正
面側壁に連設されている左右の側面板状部材および前記
背面側壁に連設されている側面板状部材の前記第2の方
向における長さが、前記上面壁または前記底面壁の前記
第1の方向における長さの約1/2であることを特徴と
する。さらに、本発明の折り畳み式箱は、前記上面壁と
前記底面壁とが前記第2の方向における両側に延在する
延在部分を具え、当該延在部分の前記第2の方向におけ
る長さが、前記正面側壁、背面側壁、左右の側面側壁に
設けた折り曲げ線間の長さ、あるいは前記上面壁と前記
正面側壁との連設部から、当該連設部に最も近い折り曲
げ線との間の長さ、あるいは、前記底面壁と前記正面側
壁との連設部から、当該連設部に最も近い折り曲げ線と
の間の長さの1/2以上、かつ当該長さより短いことを
特徴とする。
面側壁に連設されている左右の側面板状部材および前記
背面側壁に連設されている側面板状部材の前記第2の方
向における長さが、前記上面壁または前記底面壁の前記
第1の方向における長さの約1/2であることを特徴と
する。さらに、本発明の折り畳み式箱は、前記上面壁と
前記底面壁とが前記第2の方向における両側に延在する
延在部分を具え、当該延在部分の前記第2の方向におけ
る長さが、前記正面側壁、背面側壁、左右の側面側壁に
設けた折り曲げ線間の長さ、あるいは前記上面壁と前記
正面側壁との連設部から、当該連設部に最も近い折り曲
げ線との間の長さ、あるいは、前記底面壁と前記正面側
壁との連設部から、当該連設部に最も近い折り曲げ線と
の間の長さの1/2以上、かつ当該長さより短いことを
特徴とする。
【0015】このように構成することにより、各側面側
壁を構成する板状部材は、側面側壁のほぼ中央部分でつ
き合わせた状態となる。また、上面壁と底面壁との延在
部分の長さを上記の通り規定することによって、正面側
壁、背面側壁、左右の側面側壁を折り曲げ線に沿って折
り畳んで使用する場合に、上面壁と底面壁との延在部分
で側面側壁を覆うことが可能となり、粘着テープや金属
製のフックなどで側面側壁の突き合わせ部分を接着した
場合の、粘着テープを剥がした痕、あるいは金属製フッ
クを除去した痕を外側に露出させずに済む。
壁を構成する板状部材は、側面側壁のほぼ中央部分でつ
き合わせた状態となる。また、上面壁と底面壁との延在
部分の長さを上記の通り規定することによって、正面側
壁、背面側壁、左右の側面側壁を折り曲げ線に沿って折
り畳んで使用する場合に、上面壁と底面壁との延在部分
で側面側壁を覆うことが可能となり、粘着テープや金属
製のフックなどで側面側壁の突き合わせ部分を接着した
場合の、粘着テープを剥がした痕、あるいは金属製フッ
クを除去した痕を外側に露出させずに済む。
【0016】本発明の折り畳み式の箱の他の好適な実施
例は、前記正面側壁、前記背面側壁、および前記左右側
面側壁に設けた折り曲げ線を折り曲げることによって、
前記折り畳み式の箱の体積を、これらの正面側壁、背面
側壁、および左右側面側壁を伸長させたときの前記箱の
体積のほぼ奇数分の1とし、前記折り曲げ線を折り曲げ
た状態にある左右側面側壁を更に内側に折り曲げて前記
正面側壁および背面側壁の内側面にほぼ沿うようにする
ことによって、前記箱内に開口を形成するようにしたこ
とを特徴とする。
例は、前記正面側壁、前記背面側壁、および前記左右側
面側壁に設けた折り曲げ線を折り曲げることによって、
前記折り畳み式の箱の体積を、これらの正面側壁、背面
側壁、および左右側面側壁を伸長させたときの前記箱の
体積のほぼ奇数分の1とし、前記折り曲げ線を折り曲げ
た状態にある左右側面側壁を更に内側に折り曲げて前記
正面側壁および背面側壁の内側面にほぼ沿うようにする
ことによって、前記箱内に開口を形成するようにしたこ
とを特徴とする。
【0017】このように構成することによっても、折り
畳み式箱を載置台として使用する場合には、側面側壁が
奇数分の1に折り畳んだ状態になるので、重量のあるO
A機器等を支持するのに十分な強度を得ることができる
とともに、折り曲げ先で折り曲げた左右側面側壁を更に
内側に折り曲げることによって、箱内に開口が形成され
るため、この開口内にサプライ品などを収容することが
可能となる。
畳み式箱を載置台として使用する場合には、側面側壁が
奇数分の1に折り畳んだ状態になるので、重量のあるO
A機器等を支持するのに十分な強度を得ることができる
とともに、折り曲げ先で折り曲げた左右側面側壁を更に
内側に折り曲げることによって、箱内に開口が形成され
るため、この開口内にサプライ品などを収容することが
可能となる。
【0018】また、本発明は上記折り畳み式の箱の使用
方法に関し、前記正面側壁、前記背面側壁、および前記
左右の側面側壁に設けた折り曲げ線を伸長させた状態で
六面体を構成し、この六面体内に被収納物品を収納して
使用することを特徴とする。この場合、前記補強部材を
用いて少なくとも前記第1及び第2の開口部を塞いだ状
態で前記被収納物品を収納して使用することが好まし
い。
方法に関し、前記正面側壁、前記背面側壁、および前記
左右の側面側壁に設けた折り曲げ線を伸長させた状態で
六面体を構成し、この六面体内に被収納物品を収納して
使用することを特徴とする。この場合、前記補強部材を
用いて少なくとも前記第1及び第2の開口部を塞いだ状
態で前記被収納物品を収納して使用することが好まし
い。
【0019】さらに、本発明は上記折り畳み式の箱の使
用方法において、前記折り曲げ線を折り曲げた状態で六
面体を構成し、当該六面体の体積を、前記正面側壁、前
記背面側壁、および前記左右の側面側壁に設けた折り曲
げ線を伸長させて構成した六面体の体積の奇数分の1に
して使用することを特徴とする。
用方法において、前記折り曲げ線を折り曲げた状態で六
面体を構成し、当該六面体の体積を、前記正面側壁、前
記背面側壁、および前記左右の側面側壁に設けた折り曲
げ線を伸長させて構成した六面体の体積の奇数分の1に
して使用することを特徴とする。
【0020】このようにして本発明の折り畳み式箱の正
面側壁、背面側壁、および側面側壁を折り畳むことによ
って、箱を載置台として使用することが可能となる。ま
た、この載置台は、正面、背面、側面の各側壁が折り畳
まれた複数枚の板状部材で構成されることになるため、
側面の強度が高く、開口部が設けられているにもかかわ
らず、OA機器等を十分に支持することができる。ま
た、箱を載置台として使用する場合に、第1及び第2の
開口が重なって、台の前面に位置するため、印刷用紙な
どのサプライ用品をこの開口を介して載置台内に収納す
ることが可能である。
面側壁、背面側壁、および側面側壁を折り畳むことによ
って、箱を載置台として使用することが可能となる。ま
た、この載置台は、正面、背面、側面の各側壁が折り畳
まれた複数枚の板状部材で構成されることになるため、
側面の強度が高く、開口部が設けられているにもかかわ
らず、OA機器等を十分に支持することができる。ま
た、箱を載置台として使用する場合に、第1及び第2の
開口が重なって、台の前面に位置するため、印刷用紙な
どのサプライ用品をこの開口を介して載置台内に収納す
ることが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。なお、本実施形態では、本発明の折
り畳み可能な箱に収納し、搬送、載置するOA機器とし
て、小型プリンタを例にとって説明する。なお、説明に
際して、本発明の箱を展開した状態で、正面側壁、背面
側壁、上面壁、底面壁の連設方向を第1の方向、この第
1の方向に直交する方向を第2の方向と規定する。
参照して説明する。なお、本実施形態では、本発明の折
り畳み可能な箱に収納し、搬送、載置するOA機器とし
て、小型プリンタを例にとって説明する。なお、説明に
際して、本発明の箱を展開した状態で、正面側壁、背面
側壁、上面壁、底面壁の連設方向を第1の方向、この第
1の方向に直交する方向を第2の方向と規定する。
【0022】図1及び図2は、本発明の実施形態の折り
畳み可能な箱の展開図であり、図1は箱本体の展開図、
図2は、箱の補強部材の展開図である。また、図3は、
図1に示す箱本体を組み立てた状態を示す斜視図であ
る。図3に示すように、箱10は、組み立てた状態にお
いて、正面側壁11と、これに対向する背面側壁12、
上面壁13とこれに対向する底面壁14、および左右の
側面側壁15、16とを具える6面体で構成されてい
る。また、図1から明らかなとおり、展開した状態にお
いて、正面側壁11、背面側壁12、上面壁13、底面
壁14が一の方向(第1の方向)に連設されており、左
右の側面側壁15、16は正面側壁11および背面側壁
12に第2の方向において左右に連設された2枚の部材
15a、15bおよび16a、16bで構成されてい
る。これらの部材15a、15bおよび16a、16b
は、組立時に、それぞれ連設部17および18で内側に
ほぼ直角に折り曲げられ、互いに突き合わせた状態で側
面側壁15、16を構成する。また、上面壁13および
底面壁14も、図1における第2の方向における左右に
延在部分13a、13b、14a、14bを具えてお
り、組み立て時においてこれらの延在部分も連設部1
7、18にて内側にほぼ直角に折り曲げられる。なお、
これらの延在部分13a、13b、14a、14bは、
正面側壁11、背面側壁12、および側面側壁15、1
6を伸長させた状態で使用する場合には、側壁面15、
16の下側に入り込む。
畳み可能な箱の展開図であり、図1は箱本体の展開図、
図2は、箱の補強部材の展開図である。また、図3は、
図1に示す箱本体を組み立てた状態を示す斜視図であ
る。図3に示すように、箱10は、組み立てた状態にお
いて、正面側壁11と、これに対向する背面側壁12、
上面壁13とこれに対向する底面壁14、および左右の
側面側壁15、16とを具える6面体で構成されてい
る。また、図1から明らかなとおり、展開した状態にお
いて、正面側壁11、背面側壁12、上面壁13、底面
壁14が一の方向(第1の方向)に連設されており、左
右の側面側壁15、16は正面側壁11および背面側壁
12に第2の方向において左右に連設された2枚の部材
15a、15bおよび16a、16bで構成されてい
る。これらの部材15a、15bおよび16a、16b
は、組立時に、それぞれ連設部17および18で内側に
ほぼ直角に折り曲げられ、互いに突き合わせた状態で側
面側壁15、16を構成する。また、上面壁13および
底面壁14も、図1における第2の方向における左右に
延在部分13a、13b、14a、14bを具えてお
り、組み立て時においてこれらの延在部分も連設部1
7、18にて内側にほぼ直角に折り曲げられる。なお、
これらの延在部分13a、13b、14a、14bは、
正面側壁11、背面側壁12、および側面側壁15、1
6を伸長させた状態で使用する場合には、側壁面15、
16の下側に入り込む。
【0023】正面側壁11とこの側壁11から延在する
側面側壁15a、16a、および背面側壁12とこの側
壁12から延在する側面側壁15b、16bには、これ
らの側壁面を、図1における第1の方向において3等分
する折曲線19、20および21、22が設けられてい
る。また、正面側壁11には、上側側壁13側の折曲線
20を中心に前記第1の方向においてほぼ対称に開口3
0が、また、正面側壁11の底面壁14側端部には、正
面側壁11と底面壁14との連設部21にまたがる開口
40が設けられている。
側面側壁15a、16a、および背面側壁12とこの側
壁12から延在する側面側壁15b、16bには、これ
らの側壁面を、図1における第1の方向において3等分
する折曲線19、20および21、22が設けられてい
る。また、正面側壁11には、上側側壁13側の折曲線
20を中心に前記第1の方向においてほぼ対称に開口3
0が、また、正面側壁11の底面壁14側端部には、正
面側壁11と底面壁14との連設部21にまたがる開口
40が設けられている。
【0024】開口30は、第1の方向に延在する辺がア
ーチ状、第2の方向に延在する辺は直線状であり、展開
時には全体が樽のような形状を有する。また、開口40
は、正面側壁11において、開口30の約半分の大きさ
を有し、底面壁14において、開口30のアーチ状と同
じアーチ状に切り欠かれている。なお、底面壁14およ
び上面壁13には、運搬の際に持ち手として作用する長
孔50、50が設けられている。開口30および40
は、後述するとおり、箱本体10を折り畳んでOA機器
の載置台として使用する際に、載置台の中にサプライ用
品を収納するための開口となる。なお、底面壁14の端
部には背面側壁12の端部との連設用に耳60が設けら
れている。
ーチ状、第2の方向に延在する辺は直線状であり、展開
時には全体が樽のような形状を有する。また、開口40
は、正面側壁11において、開口30の約半分の大きさ
を有し、底面壁14において、開口30のアーチ状と同
じアーチ状に切り欠かれている。なお、底面壁14およ
び上面壁13には、運搬の際に持ち手として作用する長
孔50、50が設けられている。開口30および40
は、後述するとおり、箱本体10を折り畳んでOA機器
の載置台として使用する際に、載置台の中にサプライ用
品を収納するための開口となる。なお、底面壁14の端
部には背面側壁12の端部との連設用に耳60が設けら
れている。
【0025】図3は、図1に示す展開した状態の箱10
を組み立てた状態を示す斜視図である。図3から明らか
なとおり、箱10は、正面側壁11、背面側壁12、側
面側壁15、16を伸長させて組み立てた状態におい
て、正面側壁11に二つの開口30および40ができ
る。底面壁14側の開口40は、底面壁14内に若干延
在している。この状態で、箱10はプリンタ1を収納す
る容積を有する。なお、開口40および50ができるこ
とによって、プリンタ1の収納時にプリンタ本体が外気
にさらされることになり、また、箱10の強度が弱くな
るため、図2に示すような補強部材をあてがってこれを
防ぐようにしている。
を組み立てた状態を示す斜視図である。図3から明らか
なとおり、箱10は、正面側壁11、背面側壁12、側
面側壁15、16を伸長させて組み立てた状態におい
て、正面側壁11に二つの開口30および40ができ
る。底面壁14側の開口40は、底面壁14内に若干延
在している。この状態で、箱10はプリンタ1を収納す
る容積を有する。なお、開口40および50ができるこ
とによって、プリンタ1の収納時にプリンタ本体が外気
にさらされることになり、また、箱10の強度が弱くな
るため、図2に示すような補強部材をあてがってこれを
防ぐようにしている。
【0026】図4は、プリンタ1を本発明にかかる折り
畳み可能な箱10内に収納する時の状態を示す斜視図で
ある。箱10は、一方の側の側面側壁15a、15b、
13a、14aを開いて側面を開放し、この開放部分か
らプリンタ1を箱10内に収納する。補強部材70を箱
10の正面側壁11、底面壁14の内側面にあてがっ
て、開口30、40を塞ぐと共に、箱10の強度を強化
するようにしている。本例では、補強部材70を1枚の
み使用するようにしているが、別の補強部材を、補強部
材70に対向させて使用して、箱10の強度をより強化
するようにしても良い。なお、補強部材は、少なくとも
開口30および40を塞ぐだけの面積を有するものであ
ればその目的を達することができる。
畳み可能な箱10内に収納する時の状態を示す斜視図で
ある。箱10は、一方の側の側面側壁15a、15b、
13a、14aを開いて側面を開放し、この開放部分か
らプリンタ1を箱10内に収納する。補強部材70を箱
10の正面側壁11、底面壁14の内側面にあてがっ
て、開口30、40を塞ぐと共に、箱10の強度を強化
するようにしている。本例では、補強部材70を1枚の
み使用するようにしているが、別の補強部材を、補強部
材70に対向させて使用して、箱10の強度をより強化
するようにしても良い。なお、補強部材は、少なくとも
開口30および40を塞ぐだけの面積を有するものであ
ればその目的を達することができる。
【0027】プリンタ1は、発泡スチロールなどのショ
ックアブソーバ材で挟んで、箱10内に収納するように
する。収納後は、開放した側面側壁15a、15b、1
3a、14aを閉じて粘着テープ、あるいは金属性のフ
ックなどで止めつけて、保管、搬送に供する。
ックアブソーバ材で挟んで、箱10内に収納するように
する。収納後は、開放した側面側壁15a、15b、1
3a、14aを閉じて粘着テープ、あるいは金属性のフ
ックなどで止めつけて、保管、搬送に供する。
【0028】上述したとおり、本発明の折り畳み可能な
箱10は、プリンタ等のOA機器を開梱した後は、正面
側壁11、背面側壁12、側面側壁15、16を折り曲
げ線19〜22に沿って1/3の大きさに折り畳んで当
該OA機器の載置台として使用することが可能である。
図5は箱10を折り畳んだときの状態を示す斜視図であ
る。箱10を折り畳む場合、まず、左右の側面側壁13
a、13b、14a、14b、15a、15b、16
a、16bをすべて開放してフリーとし、折り曲げ線1
9〜22に沿って、正面側壁11、背面側壁12、左右
の側面側壁15a、15b、16a、16bを、折り曲
げて重ねる。このときの折り曲げる方向を、折り曲げ線
19と20とで、また折り曲げ線21と22とで交互に
なるようにして、正面側壁11と側面側壁15a、16
aおよび背面側壁12と側面側壁15b、16bを3重
に重ねる。次いで、このように3重に重ねた側面側壁1
5a、15b、16a、16bを、連設部17、18に
沿って内側にほぼ直角に折り込み、さらに上面壁13お
よび底面壁14の延在部13a、13b、14a、14
bを連設部17、18に沿って折り曲げてその上に重ね
る。このように正面側壁11、背面側壁12、および各
側面側壁を織り込むことによって、箱10の全体の体積
が図3に示す箱10の約三分の一になる。なお、延在部
13a、13b、14a、14bは折り曲げ線17、1
8に沿って折った時に、互いに重なり合う程度の長さと
し、一方の延在部の端部内側に両面粘着テープなどを設
けて、張り合わせることが好ましい。
箱10は、プリンタ等のOA機器を開梱した後は、正面
側壁11、背面側壁12、側面側壁15、16を折り曲
げ線19〜22に沿って1/3の大きさに折り畳んで当
該OA機器の載置台として使用することが可能である。
図5は箱10を折り畳んだときの状態を示す斜視図であ
る。箱10を折り畳む場合、まず、左右の側面側壁13
a、13b、14a、14b、15a、15b、16
a、16bをすべて開放してフリーとし、折り曲げ線1
9〜22に沿って、正面側壁11、背面側壁12、左右
の側面側壁15a、15b、16a、16bを、折り曲
げて重ねる。このときの折り曲げる方向を、折り曲げ線
19と20とで、また折り曲げ線21と22とで交互に
なるようにして、正面側壁11と側面側壁15a、16
aおよび背面側壁12と側面側壁15b、16bを3重
に重ねる。次いで、このように3重に重ねた側面側壁1
5a、15b、16a、16bを、連設部17、18に
沿って内側にほぼ直角に折り込み、さらに上面壁13お
よび底面壁14の延在部13a、13b、14a、14
bを連設部17、18に沿って折り曲げてその上に重ね
る。このように正面側壁11、背面側壁12、および各
側面側壁を織り込むことによって、箱10の全体の体積
が図3に示す箱10の約三分の一になる。なお、延在部
13a、13b、14a、14bは折り曲げ線17、1
8に沿って折った時に、互いに重なり合う程度の長さと
し、一方の延在部の端部内側に両面粘着テープなどを設
けて、張り合わせることが好ましい。
【0029】ここで、正面側壁11に設けた第1の開口
30は、折り曲げ線20を中心に対称であるため、折り
曲げ線20で正面側壁11を折り曲げると、図1に示す
開口30の約半分の大きさの開口となる。また、折り曲
げ線19を折り曲げると、この開口は第2の開口40と
重なり合い、図5に示すように開口100が、箱10の
正面側壁11にできる。また、第2の開口40は、底面
壁14に、アーチ形状に切れ込んでいるため、箱10’
にできた開口100は底面の手前側端部においてアーチ
形状に開口することになる。
30は、折り曲げ線20を中心に対称であるため、折り
曲げ線20で正面側壁11を折り曲げると、図1に示す
開口30の約半分の大きさの開口となる。また、折り曲
げ線19を折り曲げると、この開口は第2の開口40と
重なり合い、図5に示すように開口100が、箱10の
正面側壁11にできる。また、第2の開口40は、底面
壁14に、アーチ形状に切れ込んでいるため、箱10’
にできた開口100は底面の手前側端部においてアーチ
形状に開口することになる。
【0030】図6は、箱10’をプリンタ1の載置台と
して使用する状態を示す斜視図である。本例では、開口
100は、図5において横方向に約320mmの幅を、
箱10’が約245mmの奥行きを具えるように設計さ
れている。したがって、開口100を介して箱10’内
に、例えばA4サイズの用紙などのサプライ用品を収納
することが可能である。
して使用する状態を示す斜視図である。本例では、開口
100は、図5において横方向に約320mmの幅を、
箱10’が約245mmの奥行きを具えるように設計さ
れている。したがって、開口100を介して箱10’内
に、例えばA4サイズの用紙などのサプライ用品を収納
することが可能である。
【0031】また、正面側壁11、背面側壁12、およ
び左右の側面側壁15a、15b、16a、16bは、
上述したとおり3重に折り曲げられているため、プリン
タ等のOA機器を箱10’上に載置するのに十分な強度
を得ることができる。
び左右の側面側壁15a、15b、16a、16bは、
上述したとおり3重に折り曲げられているため、プリン
タ等のOA機器を箱10’上に載置するのに十分な強度
を得ることができる。
【0032】なお、図3に示すように、正面側壁11、
背面側壁12および左右の側面側壁15、16を折り曲
げ線19〜22で折り曲げずに伸長させた状態で箱10
を使用する場合、側面側壁15a、15bおよび16
a、16bはつき合わせた状態となる。従って、プリン
タ1を収納して梱包する際に、側面側壁15a、15b
および16a、16b同士を粘着テープなどで貼り合わ
せるか、あるいは専用のフック等で留めつける必要があ
り、プリンタ1を開梱する際にこの粘着テープや、金属
製の留め金をはずした痕が残る。しかし、上述したとお
り、箱10を載置台10’として使用する際には、側面
側壁15a、15bおよび16a、16bを内側に折り
込んで、その上を上面壁13の延在部13a、13bお
よび底面壁14の延在部14a、14bで覆うようにし
ているため、粘着テープなどの痕はこれらの延在部に覆
われて外部に露出することがない。
背面側壁12および左右の側面側壁15、16を折り曲
げ線19〜22で折り曲げずに伸長させた状態で箱10
を使用する場合、側面側壁15a、15bおよび16
a、16bはつき合わせた状態となる。従って、プリン
タ1を収納して梱包する際に、側面側壁15a、15b
および16a、16b同士を粘着テープなどで貼り合わ
せるか、あるいは専用のフック等で留めつける必要があ
り、プリンタ1を開梱する際にこの粘着テープや、金属
製の留め金をはずした痕が残る。しかし、上述したとお
り、箱10を載置台10’として使用する際には、側面
側壁15a、15bおよび16a、16bを内側に折り
込んで、その上を上面壁13の延在部13a、13bお
よび底面壁14の延在部14a、14bで覆うようにし
ているため、粘着テープなどの痕はこれらの延在部に覆
われて外部に露出することがない。
【0033】箱10を、載置台として利用した後に、O
A機器を再度移動させる場合には、折り曲げ線19〜2
2を伸長させることで容易に収納、梱包用の箱として再
利用することができる。この際、図2に示すような補強
部材を添えることによって、強度が保たれ、箱としての
機能をより容易に実現できる。
A機器を再度移動させる場合には、折り曲げ線19〜2
2を伸長させることで容易に収納、梱包用の箱として再
利用することができる。この際、図2に示すような補強
部材を添えることによって、強度が保たれ、箱としての
機能をより容易に実現できる。
【0034】上述の実施形態では、正面側壁に開口を設
けた箱を例にとって説明したが、この他にも、正面側
壁、背面側壁、および左右側面側壁に設けた折り曲げ線
を折り曲げて、さらにこの折り曲げた状態にある左右側
面側壁を更に内側に折り曲げて前記正面側壁および背面
側壁の内側面にほぼ沿うようにすることによって、前記
箱内に開口を形成し、この開口内にサプライ品を収納す
るようにしてもよい。
けた箱を例にとって説明したが、この他にも、正面側
壁、背面側壁、および左右側面側壁に設けた折り曲げ線
を折り曲げて、さらにこの折り曲げた状態にある左右側
面側壁を更に内側に折り曲げて前記正面側壁および背面
側壁の内側面にほぼ沿うようにすることによって、前記
箱内に開口を形成し、この開口内にサプライ品を収納す
るようにしてもよい。
【0035】本発明の折り畳み式箱は、上述の実施形態
に限定されるものではなく、様々な変形例を考えること
ができる。例えば、上述の例では、正面側壁、背面側
壁、側面側壁を3重に折り畳むようにしているが、奇数
等分して折り畳むことができれば、必ずしも3重でなく
とも、5重、あるいは7重に折り畳むようにして良い。
この場合、正面側壁に設けた折り曲げ線のうち、上面壁
側から数えて奇数番目の折り曲げ線の各々に、当該折り
曲げ線にまたがる開口を設けるようにする。
に限定されるものではなく、様々な変形例を考えること
ができる。例えば、上述の例では、正面側壁、背面側
壁、側面側壁を3重に折り畳むようにしているが、奇数
等分して折り畳むことができれば、必ずしも3重でなく
とも、5重、あるいは7重に折り畳むようにして良い。
この場合、正面側壁に設けた折り曲げ線のうち、上面壁
側から数えて奇数番目の折り曲げ線の各々に、当該折り
曲げ線にまたがる開口を設けるようにする。
【0036】
【発明の効果】上記に詳細に説明したとおり、本発明の
折り畳み可能な箱は、伸長時にはOA機器等の収納、搬
送用容器として使用することができると共に、開梱後に
正面側壁、背面側壁、側面側壁を折り畳むことによっ
て、OA機器等の載置台として利用することができる。
従って、機器の載置台を改めて購入する必要がなく、ま
た、箱自体を再利用することができるので、経済的、か
つ省資源化に寄与する。また、箱自体の収納場所が不要
となるため、住居あるいはオフィス内の省スペース化を
図ることができる。
折り畳み可能な箱は、伸長時にはOA機器等の収納、搬
送用容器として使用することができると共に、開梱後に
正面側壁、背面側壁、側面側壁を折り畳むことによっ
て、OA機器等の載置台として利用することができる。
従って、機器の載置台を改めて購入する必要がなく、ま
た、箱自体を再利用することができるので、経済的、か
つ省資源化に寄与する。また、箱自体の収納場所が不要
となるため、住居あるいはオフィス内の省スペース化を
図ることができる。
【図1】図1は、本発明の折り畳み式の箱を展開した状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図2】図2は、図1に示す箱の強化部材を展開した状
態で示す図である。
態で示す図である。
【図3】図3は、図1に示す折り畳み式の箱にOA機器
を収納する際の図である。
を収納する際の図である。
【図4】図4は、本発明の折り畳み式の箱を折り畳んだ
状態で示す図である。
状態で示す図である。
【図5】図5は、本発明の折り畳み式の箱を折り畳ん
で、OA機器の載置台として使用する状態を示す図であ
る。
で、OA機器の載置台として使用する状態を示す図であ
る。
【図6】図6は、本発明の折り畳み式の箱を折り畳ん
で、OA機器の載置台として使用する状態を示す斜視図
である。
で、OA機器の載置台として使用する状態を示す斜視図
である。
10、10’ 箱 11 正面側壁 12 背面側壁 13 上面壁 14 底面壁 13a、13b、14a、14b、15a、15b、1
6a、16b 側面側壁 15、16 側面側壁 17、18、19、20、21、22、90 折り曲
げ線 30 第1の開口 40 第2の開口 50、80 長孔 70 補強部材 100 開口
6a、16b 側面側壁 15、16 側面側壁 17、18、19、20、21、22、90 折り曲
げ線 30 第1の開口 40 第2の開口 50、80 長孔 70 補強部材 100 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋爪 哲生 東京都目黒区柿の木坂1−12−13 柿の木 坂ハウズB−102 Fターム(参考) 3E060 AB05 BC02 CB06 CB11 CB17 CD04 CD13 DA30 EA09 EA16 EA17
Claims (13)
- 【請求項1】 正面側壁、背面側壁、上面壁、底面壁、
および左右の側面側壁によって6面体を構成する折り畳
み式の箱において、当該箱を展開した状態で、前記正面
側壁、背面側壁、上面壁、底面壁の連設方向を第1の方
向とし、この第1の方向に直交する方向を第2の方向と
したとき、前記正面側壁、前記背面側壁、および前記左
右側面側壁を、前記第1の方向において奇数分する線に
沿って折り曲げ可能としたことを特徴とする折り畳み式
の箱。 - 【請求項2】 請求項1に記載の折り畳み式の箱におい
て、前記正面側壁に、前記折り曲げ可能とした線の内前
記上面壁側から数えて奇数番目の線にまたがるように第
1の開口を設けると共に、前記正面側壁に、前記正面側
壁と前記底面壁との連設部分と、前記折り曲げ線の内の
前記底面壁に最も近い折り曲げ線との間に第2の開口を
設けたことを特徴とする折り畳み式の箱。 - 【請求項3】 請求項2に記載の折り畳み式の箱におい
て、前記第1の開口が、当該開口がまたがっている折り
曲げ線を中心にして対称であることを特徴とする折り畳
み式の箱。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載の折り畳み式の箱
において、前記正面側壁、背面側壁および左右側面側壁
を前記折り曲げ線に沿って折り曲げたときに前記第1の
開口と第2の開口が重なって、ほぼ同じ大きさの開口を
形成することを特徴とする折り畳み式の箱。 - 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかに記載の折
り畳み式の箱において、前記第2の開口が前記底面壁に
及ぶことを特徴とする折り畳み式の箱。 - 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれかに記載の折
り畳み式の箱において、前記正面側壁、背面側壁および
左右側面側壁を伸長させた状態において、少なくとも前
記正面側壁の内側面に沿って延在し、少なくとも前記第
1及び第2の開口を塞ぐ補強部材を更に具えることを特
徴とする折り畳み式の箱。 - 【請求項7】 請求項2ないし6のいずれかに記載の折
り畳み式の箱において、前記左右の側面側壁がそれぞれ
2枚の板状部材で構成されており、これらの板状部材
が、前記正面側壁と前記背面側壁の前記第2の方向にお
ける両側に連接されていることを特徴とする折り畳み式
の箱。 - 【請求項8】 請求項2ないし7のいずれかに記載の折
り畳み式の箱において、前記正面側壁に連設されている
左右の側面板状部材および前記背面側壁に連設されてい
る側面板状部材の前記第2の方向における長さが、前記
上面壁または前記底面壁の前記第1の方向における長さ
の約半分であることを特徴とする折り畳み式の箱。 - 【請求項9】 請求項2ないし8のいずれかに記載の折
り畳み式の箱において、前記上面壁と前記底面壁とが前
記第2の方向における両側に延在する延在部分を具え、
当該延在部分の前記第2の方向における長さが、前記正
面側壁、背面側壁、左右の側面側壁に設けた折り曲げ線
間の長さ、あるいは前記上面壁と前記正面側壁との連設
部から、当該連設部に最も近い折り曲げ線との間の長
さ、あるいは、前記底面壁と前記正面側壁との連設部か
ら、当該連設部に最も近い折り曲げ線との間の長さより
短いことを特徴とする折り畳み式の箱。 - 【請求項10】 請求項1に記載の折り畳み式の箱にお
いて、前記正面側壁、前記背面側壁、および前記左右側
面側壁に設けた折り曲げ線を折り曲げることによって、
前記折り畳み式の箱の体積を、これらの正面側壁、背面
側壁、および左右側面側壁を伸長させたときの前記箱の
体積のほぼ奇数分の1とし、前記折り曲げ線を折り曲げ
た状態にある左右側面側壁を更に内側に折り曲げて前記
正面側壁および背面側壁の内側面にほぼ沿うようにする
ことによって、前記箱内に開口を形成するようにしたこ
とを特徴とする折り畳み式の箱。 - 【請求項11】 請求項1ないし10に記載の折り畳み
式の箱の使用方法において、前記正面側壁、前記背面側
壁、および前記左右の側面側壁に設けた折り曲げ線を伸
長させた状態で六面体を構成し、この六面体内に被収納
物品を収納して使用することを特徴とする折り畳み式箱
の使用方法。 - 【請求項12】 請求項11に記載の折り畳み式の箱の
使用方法において、前記補強部材を用いて少なくとも前
記第1及び第2の開口部を塞いだ状態で前記被収納物品
を収納して使用することを特徴とする折り畳み式箱の使
用方法。 - 【請求項13】 請求項1ないし10に記載の折り畳み
式の箱の使用方法において、前記折り曲げ線を折り曲げ
た状態で六面体を構成し、当該六面体の体積を、前記正
面側壁、前記背面側壁、および前記左右の側面側壁に設
けた折り曲げ線を伸長させて構成した六面体の体積の奇
数分の1にして使用することを特徴とする折り畳み式の
箱の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30672999A JP2001122245A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 折り畳み式の箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30672999A JP2001122245A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 折り畳み式の箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122245A true JP2001122245A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17960605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30672999A Pending JP2001122245A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 折り畳み式の箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001122245A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008543686A (ja) * | 2005-06-23 | 2008-12-04 | オトール・ソシエテ・アノニム | オープンワークフラップを有する段ボール箱及びそれを得るためのブランクのセット |
-
1999
- 1999-10-28 JP JP30672999A patent/JP2001122245A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008543686A (ja) * | 2005-06-23 | 2008-12-04 | オトール・ソシエテ・アノニム | オープンワークフラップを有する段ボール箱及びそれを得るためのブランクのセット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11227866A (ja) | 扇風機の梱包装置 | |
JP3856921B2 (ja) | 機器梱包用のパッキング材 | |
JP2001122245A (ja) | 折り畳み式の箱 | |
JP4364746B2 (ja) | 梱包用箱 | |
KR200378625Y1 (ko) | 포장용 상자 | |
JP2019094115A (ja) | 包装用箱体 | |
JP4034554B2 (ja) | 額縁等包装箱 | |
JP3059067U (ja) | 瓶用蓋付組立紙箱 | |
KR20200017914A (ko) | 포장용 상자 | |
US20080054058A1 (en) | Packaging box assembly with a changeable size | |
JPS607312Y2 (ja) | 仕切付の包装用箱 | |
JP2003341253A (ja) | ケース | |
JP7413686B2 (ja) | 包装体 | |
JP3234409B2 (ja) | 梱包装置 | |
JP3063919U (ja) | 容 器 | |
JP3438782B2 (ja) | 梱包箱の構造 | |
JPS6128789Y2 (ja) | ||
JPH0966928A (ja) | 収納ボックス | |
JPH09132230A (ja) | 紙製輸送箱 | |
JPH0526022Y2 (ja) | ||
JPH09248989A (ja) | ボックスファイル | |
JP2001225874A (ja) | 段ボールクッション | |
JPH04279471A (ja) | 包装用緩衝体 | |
JP2000006981A (ja) | 梱包装置 | |
JPH11105916A (ja) | 物品の保護装置 |