JP2001121283A - レーザによる横ミシン目加工装置及び方法 - Google Patents

レーザによる横ミシン目加工装置及び方法

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JP2001121283A
JP2001121283A JP29987099A JP29987099A JP2001121283A JP 2001121283 A JP2001121283 A JP 2001121283A JP 29987099 A JP29987099 A JP 29987099A JP 29987099 A JP29987099 A JP 29987099A JP 2001121283 A JP2001121283 A JP 2001121283A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリや紙粉の発生がなく、作業効率が高く、
また、エネルギー消費の小さい、レーザによる横ミシン
目加工装置及び方法を提供する。 【解決手段】 スキャナー動作演算器17は、ミシン目
パターン設定器14に設定されたパラメータと、エンコ
ーダ13からの連続用紙11の位置及び搬送速度を示す
検出信号とに基づいて、レーザ光照射位置を連続用紙の
搬送速度と同速度で搬送方向向かって移動させながら、
搬送方向と直交する方向に沿って移動させるようXYス
キャナー16に動作指令を出す。一方、トリガー演算器
18は、ミシン目パターン設定器に設定されたパラメー
タと、XYスキャナーが出力するレーザ光の照射位置を
表す位置信号とに基づいて、レーザ発振器15からパル
ス状のレーザ光は出射させるトリガー信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送される加工対
象物に、その搬送方向と直交する方向に沿ったミシン目
を形成する、レーザによる横ミシン目加工装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】横ミシン目加工装置は、紙などの薄い長
尺物である加工対象物(例えば、連続用紙)に、長さ方
向に関して一定の間隔で、横(即ち、幅)方向に沿った
ミシン目を形成する装置である。
【0003】従来の横ミシン目加工装置は、外周面にミ
シン目加工用ミシン刃を埋め込んだドラムを、加工対象
物の搬送速度に合わせて回転させ、その加工対象物にミ
シン刃を押し付けることによって加工対象物を部分的に
切断してミシン目加工を行っている。
【0004】ところが、このような従来の横ミシン目加
工装置では、加工寸法や加工パターンを変えようとする
度にドラムの交換、あるいはミシン刃の着脱交換及びセ
ッティングが必要となるため、作業効率が悪いという欠
点がある。また、このような従来の横ミシン目加工装置
では、バリの発生や紙粉の発生があるという欠点もあ
る。
【0005】そこで、上記のよう欠点を持たない横ミシ
ン目加工装置として、レーザ光を用いてミシン目加工を
行うものが提案されている。
【0006】例えば、特公平6−65479号公報に
は、図3に示すような横ミシン目加工装置が記載されて
いる。この横ミシン目加工装置は、レーザ発振器31、
反射ミラー32,33、凹円筒レンズ34、スリット3
5、及び凸円筒レンズ36を有しており、レーザ発振器
31からのレーザ光を凹円筒レンズ34を用いて帯状に
拡大し、スリット35を通過させることでアレイ状のレ
ーザ光とした後、凸円筒レンズ36で集光して、矢印で
示す所定方向に搬送される加工対象物37に照射すると
いうものである。この横ミシン目加工装置では、レーザ
発振器31の発振周波数とパルス幅を調整することで、
加工対象物37の長さ方向(即ち、搬送方向)に関して
任意の間隔Lで、任意の幅(例えば、幅方向一端から他
端まで)のミシン目を形成することができる。また、ス
リット35の開口パターンを変えることで、任意のミシ
ン目のカットの長さ及びタイの長さを実現することがで
きる。
【0007】なお、レーザ発振器の発振周波数及びパル
ス幅を、加工対象物の搬送速度に基づいて制御する制御
装置としては、例えば、特開平9−38789号公報に
記載されたものがある。
【0008】この制御装置は、図4に示すように、加工
対象物41の端部を検出する端部検出器42と、加工対
象物41の搬送速度に応じたパルス信号を発生するパル
ス・エンコーダー43と、パルス・エンコーダー43か
らのパルス信号と同じ周期のパルスを発生するパルス発
生器44と、パルス発生器44からのパルスを通過/阻
止するゲート45と、端部検出器42及びパルス・エン
コーダー43の出力と、外部から供給される加工情報と
に基づいて、パルス発生器44が発生するパルスの幅を
制御し、かつ、ゲート45の通過/阻止を制御する制御
部46とを有している。
【0009】この制御装置は、端部検出器42とパルス
・エンコーダー43からの出力により、レーザ発振器4
7からのレーザ光が、加工対象物41のどこに照射され
るのかを知ることができる。従って、この制御装置を用
いれば、外部からの加工情報が指定する位置に、指定さ
れた間隔のミシン目加工(縦ミシン目であるが)を行う
ことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ミシン刃とドラムを用いる横ミシン目加工装置には、作
業効率が悪いという問題点がある。また、このような横
ミシン目加工装置には、バリの発生や紙粉の発生がある
という問題点がある。
【0011】また、特公平6−65479号に記載され
た横ミシン目加工装置においても、加工寸法や加工パタ
ーンを変えようとする度に、スリットの交換が必要とな
るため、作業効率が悪いという問題点がある。また、こ
の横ミシン目加工装置では、レーザ光を帯状に拡散させ
て加工を行う為、出力の大きいレーザ発振器が必要とな
り、エネルギー消費が大きいという問題点もある。
【0012】なお、特開平9−38789号公報には、
横ミシン目加工を行うことについての記載は無い。
【0013】本発明は、バリや紙粉の発生がなく、作業
効率が高い、レーザによる横ミシン目加工装置及び方法
を提供することを目的とする。また、本発明は、エネル
ギー消費の小さい、レーザによる横ミシン目加工装置及
び方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、所定方
向に向かって搬送される加工対象物にパルス状のレーザ
光を照射し、前記所定方向と直交する方向に沿ったミシ
ン目を形成する、レーザによる横ミシン目加工装置にお
いて、前記ミシン目のパターンを表すパラメータを設定
するためのミシン目パターン設定器と、前記加工対象物
の位置及び搬送速度を検出し検出信号を出力するエンコ
ーダと、動作指令を受けて前記レーザ光の照射位置を変
更するXYスキャナーと、前記ミシン目パターン設定器
に設定された前記パラメータと、前記エンコーダからの
前記検出信号とに基づいて、前記XYスキャナーに対し
て前記動作指令を出力するスキャナー動作演算器とを備
え、前記レーザ光の照射位置を前記搬送速度と同速度で
前記所定方向に向かって移動させながら、前記所定方向
と直交する方向に沿って移動させることにより、前記所
定方向と直交する方向に沿ったミシン目を形成するよう
にしたことを特徴とするレーザによる横ミシン目加工装
置が得られる。
【0015】ここで、前記XYスキャナーは、一対のガ
ルバノミラーを有している。また、前記スキャナー動作
演算器は、前記ミシン目の形成を開始すべきか否かの判
定を、予め定められた第1の周期で繰り返し行う。
【0016】また、本発明の横ミシン目加工装置は、ト
リガー信号に応答して前記レーザ光を発生させるレーザ
発振器と、前記ミシン目パターン設定器に設定された前
記パラメータ及び前記XYスキャナーが出力する前記レ
ーザ光の照射位置を表す位置信号とに基づいて、前記ト
リガー信号を発生するトリガー演算器とを備えたことを
特徴とする。
【0017】ここで、前記トリガー演算器は、前記トリ
ガー信号を発生すべきか否かの判断を、予め定められた
第2の周期で繰り返し行う。
【0018】また、本発明によれば、所定方向に向かっ
て搬送される加工対象物にパルス状のレーザ光を照射
し、前記所定方向と直交する方向に沿ったミシン目を形
成する、レーザによる横ミシン目加工方法において、予
め前記ミシン目のパターンを表すパラメータをミシン目
パターン設定器に設定しておき、前記加工対象物の位置
及び搬送速度を検出して、検出した前記加工対象物の位
置及び搬送速度と前記ミシン目パターン設定器に設定さ
れた前記パラメータとに基づいて、XYスキャナーを制
御し、前記レーザ光の照射位置を前記搬送速度と同速度
で前記所定方向に向かって移動させながら、前記所定方
向と直交する方向に沿って移動させることにより、前記
所定方向と直交する方向に沿ったミシン目を形成するよ
うにしたことを特徴とするレーザによる横ミシン目加工
方法が得られる。
【0019】また、本発明の横ミシン目加工方法は、前
記XYスキャナーが出力するレーザ光照射位置を表す位
置信号に基づいて、前記レーザ光を発生するレーザ発振
器の発振動作を制御するようにしたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0021】図1に、本発明の一実施の形態による横ミ
シン目加工装置を示す。図1の横ミシン目加工装置は、
加工対象物である連続用紙11を所定方向(図の左方)
に搬送する用紙搬送用ローラー12、用紙搬送用ローラ
ー12の回転に基づいて連続用紙の位置(搬送量)及び
搬送速度を示す検出信号を出力するエンコーダ13、ミ
シン目パターンを表すための各種パラメータを設定する
ためのミシン目パターン設定器14、トリガー信号に応
答してレーザ光を発生するレーザ発振器15、レーザ発
振器15からのレーザ光の照射位置を変更するXYスキ
ャナー16、ミシン目パターン設定器14に設定された
各種パラメータに基づいてXYスキャナー16の動作を
決定する動作指令を生成するスキャナー動作演算器1
7、ミシン目パターン設定器14に設定されたパラメー
タとXYスキャナー16からのX位置信号とに基づいて
レーザ発振器15の発振動作を制御するトリガー信号を
発生するトリガー演算器18とを有している。
【0022】用紙搬送用ローラー12は、連続用紙を図
の左方向に向かって一定速度で搬送する。
【0023】エンコーダ13は、用紙搬送ローラー12
の回転に応じたパルスを発生し、短時間当たりのパルス
数から連続用紙11の搬送速度を求めるとともに、全パ
ルス数から連続用紙11の位置(搬送量)を求める。そ
して、エンコーダ13は、求めた連続用紙11の搬送速
度及び位置を表す検出信号を出力する。
【0024】ミシン目パターン設定器14は、例えばパ
ーソナルコンピュータであって、入力部(図示せず)と
記憶部(図示せず)とを有し、入力部から入力されたミ
シン目パターンを表す各種パラメータを設定データとし
て記憶部に記憶する。記憶部に記憶された設定データ
は、外部から読み出すことができる。なお、設定データ
には、ミシン目のカット(切断部分)及びタイ(未切断
部分)の長さをそれぞれ表すパラメータ、連続用紙の表
面における横(幅)方向加工開始位置及び加工終了位置
を表すパラメータ、連続用紙の表面における搬送方向
(長さ方向)加工間隔を表すパラメータなどが含まれ
る。
【0025】レーザ発振器15は、例えばCOレーザ
であって、トリガー演算器18から供給されるトリガー
信号に応答してパルス状のレーザ光を発生する。
【0026】XYスキャナー16は、一対のガルバノミ
ラーを有し、連続用紙11の幅方向中央付近の上方に固
定されている。一対のガルバノミラーは、連続用紙11
の表面に、連続用紙11の横方向(図の表裏方向)にX
軸、搬送方向(図の左右方向)にY軸を持つXY座標を
規定した場合に、それぞれ、レーザ光の出射方向をX軸
及びY軸に沿って変化させることができる。このXYス
キャナー16は、スキャナー動作演算器17からの動作
指令に基づいて、これら一対のガルバノミラーを駆動
し、入射したレーザ光の出射方向を変える。その結果、
XYスキャナー16は、XY平面におけるレーザ光の照
射位置を変更(あるいはレーザ光をスキャン)すること
ができる。また、XYスキャナー16は、レーザ光の照
射位置(XY座標上の位置)を表す位置信号(ここで
は、X軸方向の位置を示すX位置信号のみ)をトリガー
演算器18へ出力する。
【0027】スキャナー動作演算器17は、ミシン目パ
ターン設定器14に記憶されている設定データを読み出
し、読み出した設定データとエンコーダ13からの検出
信号とに基づいて、XYスキャナー16に供給すべき動
作指令を生成する。動作指令の生成を行うか否かの判断
は、一定時間毎、例えば、100μs毎に行われる。ス
キャナー動作演算器17が生成する動作指令は、XYス
キャナー16に対して、ミシン目加工の始点及び終点
(共に、XY平面上の座標)、始点から終点までレーザ
光照射位置を移動させる際の移動速度及び移動開始タイ
ミングを与える。
【0028】トリガー演算器18は、ミシン目パターン
設定器14に記憶されている設定データを読み出し、読
み出した設定データとXYスキャナー16からのX位置
信号とに基づいて、トリガー信号を出力すべきか否か判
断し、トリガー信号を発生すべきであると判断したとき
に、トリガー信号をレーザ発振器15へ出力する。トリ
ガー信号を出力すべきか否かの判断は、一定時間毎、例
えば、10μs毎に行われる。
【0029】次に、この横ミシン目加工装置の動作につ
いて説明する。
【0030】まず、オペレータは、加工を開始するに当
り、ミシン目のパターンを表す各種パラメータを、ミシ
ン目パターン設定器14に設定する。
【0031】その後、用紙搬送用ローラー12により連
続用紙11の搬送が開始される。連続用紙11の搬送が
開始されると、エンコーダ13は、用紙搬送用ローラー
12の回転に応じたパルスを発生し、連続用紙11の位
置及び搬送速度を表す検出信号をスキャナー動作演算器
17へ出力する。
【0032】スキャナー動作演算器17は、ミシン目パ
ターン設定器14から設定データを読み出して、X軸方
向に関する加工開始位置x1及び加工終了位置x2(x
1<x2)を得る。加工開始位置x1及び加工終了位置
x2は、例えば、それぞれ連続用紙の左端及び右端であ
る。そして、これら加工開始位置x1及び加工終了位置
x2と、XYスキャナ16のX軸方向のスキャン速度v
xとから、加工開始位置から加工終了位置までレーザ光
照射位置を移動(レーザ光をスキャン)させるのに必要
な時間t=(x2−x1)/vxを求める。なお、スキ
ャン速度vxは、レーザ発振器の性能等、このミシン目
加工装置の構成により決まる。それから、スキャナー動
作演算器17は、エンコーダ13からの検出信号が示す
連続用紙11の搬送速度vyに基づいて、時間tが経過
する間に搬送される連続用紙の移動量(長さ)dy=v
y×tを求める。これは、加工開始位置x1から加工終
了位置x2までレーザ光照射位置を移動させるのに必要
な時間tが経過する間に、y1に位置していた連続用紙
が、y2=y1+dy(y2>y1)にまで搬送される
ことを表している。つまり、座標(x1、y1)から
(x2、y2)に向けてレーザ光照射位置を移動させれ
ば、搬送される連続用紙11に対して、搬送方向に直交
する方向にレーザ光をスキャンさせることができる。
【0033】以上の計算を行った後、スキャナー動作演
算器17は、一定時間毎に、設定データに含まれる加工
間隔を表すパラメータと、エンコーダ13からの検出信
号が示す連続用紙11の搬送量とに基づいて、XYスキ
ャナー16を駆動すべきか否か判断する。そして、XY
スキャナー16を駆動すべきであると判断したときに
は、ガルバノミラーの駆動を開始するように、加工始点
座標(x1、y1)、加工終点座標、(x2、y2)、
及びスキャン速度(vx、vy)を含む動作指令信号
を、XYスキャナー16へ出力する。即ち、スキャナー
動作演算器17は、連続用紙11に、長さ方向に所定の
間隔でミシン目を形成するよう、動作指令信号を出力す
る。
【0034】XYスキャナー18は、スキャナー動作演
算器17からの動作指令信号を受けて、図2に示すよう
に、固定座標系(XY座標)から見た場合に用紙を斜め
に横切るよう、レーザ光照射位置を移動させる。これ
は、レーザ光照射位置を、X軸方向に沿って加工開始位
置x1から加工終了位置x2まで移動させる間に、連続
用紙11の搬送速度vyと同速度でy軸に沿って移動さ
せることを意味する。その結果、連続用紙11上では、
レーザ光照射位置が搬送方向と直交する方向に移動す
る。
【0035】一方、トリガー演算器18は、ミシン目パ
ターン設定器14に設定された設定データを読み出し、
カット及びタイの各々長さを表すパラメータを得る。そ
して、一定の時間毎に、このパラメータに基づいて、X
Yスキャナー16からのX位置信号が示すX座標が、カ
ット位置に相当するのか、タイ位置に相当するのかを判
断し、カット位置に相当する場合にトリガー信号を発生
する。ここで、初期状態(スキャナ動作指令が入力され
ない状態)において、XYスキャナー16が向けられた
XY平面上の位置を座標(x0、y0)(x0<x1)
としておくことにより、XYスキャナ16が動作しては
じめてトリガー信号を発生するようにできる。
【0036】レーザ発振器15は、トリガー演算器18
からのトリガー信号を受け取ると、所定パルス幅のレー
ザ光を発生する。
【0037】レーザ発振器15からのパルス状のレーザ
光は、XYスキャナー16を介して連続用紙11上に照
射されるが、XYスキャナー16は、上述のように連続
用紙11に、長さ方向に所定の間隔でミシン目を形成す
るようレーザ光照射位置を移動させる。また、このレー
ザ光照射位置の移動に伴って、レーザ光照射位置がミシ
ン目のカット位置に位置するときに、レーザ光がレーザ
発振器より出射する。その結果、連続用紙11には、そ
の幅方向に沿ったミシン目が形成される。なお、形成さ
れたミシン目のカット及びタイの各々の長さは、ミシン
目パターン設定器14に設定されたこれらの長さを表す
パラメータを変更することで、容易に変更することがで
きる。
【0038】以上のようにして、XYスキャナー16の
スキャン動作と、レーザ発振器15の発振動作を制御す
ることにより、所定方向に搬送される連続用紙に、搬送
方向と直交する方向のミシン目を、任意のカット長さ及
びタイ長さで、形成することができる。
【0039】なお、上記実施の形態では、連続用紙11
の搬送速度が一定であると仮定して、スキャナー動作演
算器17が予めXYスキャナーへ出力すべき動作指令を
作成しておき、周期定期にその動作指令を出力するか否
かの判断を行うようにしたが、搬送速度の変化を検出し
て、出力する動作指令の内容を修正するようにしてもよ
い。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、設定されたミシン目パ
ターンを表すパラメータと、検出した加工対象物の搬送
速度とに基づいて、XYスキャナーを制御するようにし
たことで、出力の小さいレーザ発振器を用いて、搬送さ
れる連続用紙に、搬送方向と直交する方向のミシン目を
形成することができる。
【0041】また、本発明によれば、設定されたミシン
目パターンと、XYスキャナーの動きとに基づいて、レ
ーザ発振器のレーザ発振を制御するようにしたことで、
任意のカットとタイとを有するミシン目を、機械的な設
定変更を行うことなく容易に実現することができ、作業
の効率化、生産性の向上を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による横ミシン目加工装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の横ミシン目加工装置によるレーザ照射位
置の移動軌跡を示す図である。
【図3】従来のレーザによる横ミシン目加工装置を示す
概略図である。
【図4】加工対象物の搬送速度に応じてレーザ発振器を
制御する制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
11 連続用紙 12 用紙搬送用ローラー 13 エンコーダ 14 ミシン目パターン設定器 15 レーザ発振器 16 XYスキャナー 17 スキャナー動作演算器 18 トリガー演算器 31 レーザ発振器 32,33 反射ミラー 34 凹円筒レンズ 35 スリット 36 凸円筒レンズ 37 加工対象物 41 加工対象物 42 端部検出器 43 パルス・エンコーダー 44 パルス発生器 45 ゲート 46 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に向かって搬送される加工対象
    物にパルス状のレーザ光を照射し、前記所定方向と直交
    する方向に沿ったミシン目を形成する、レーザによる横
    ミシン目加工装置において、 前記ミシン目のパターンを表すパラメータを設定するた
    めのミシン目パターン設定器と、 前記加工対象物の位置及び搬送速度を検出し検出信号を
    出力するエンコーダと、 動作指令を受けて前記レーザ光の照射位置を変更するX
    Yスキャナーと、 前記ミシン目パターン設定器に設定された前記パラメー
    タと、前記エンコーダからの前記検出信号とに基づい
    て、前記XYスキャナーに対して前記動作指令を出力す
    るスキャナー動作演算器とを備え、 前記レーザ光の照射位置を前記搬送速度と同速度で前記
    所定方向に向かって移動させながら、前記所定方向と直
    交する方向に沿って移動させることにより、前記所定方
    向と直交する方向に沿ったミシン目を形成するようにし
    たことを特徴とするレーザによる横ミシン目加工装置。
  2. 【請求項2】 前記XYスキャナーが、一対のガルバノ
    ミラーを有していることを特徴とする請求項1のレーザ
    による横ミシン目加工装置。
  3. 【請求項3】 前記スキャナー動作演算器が、前記ミシ
    ン目の形成を開始すべきか否かの判定を、予め定められ
    た第1の周期で繰り返し行うことを特徴とする請求項1
    又は2のレーザによる横ミシン目加工装置。
  4. 【請求項4】 トリガー信号に応答して前記レーザ光を
    発生させるレーザ発振器と、 前記ミシン目パターン設定器に設定された前記パラメー
    タ及び前記XYスキャナーが出力する前記レーザ光の照
    射位置を表す位置信号とに基づいて、前記トリガー信号
    を発生するトリガー演算器と、を備えたことを特徴とす
    る請求項1,2、又は3のレーザによる横ミシン目加工
    装置。
  5. 【請求項5】 前記トリガー演算器が、前記トリガー信
    号を発生すべきか否かの判断を、予め定められた第2の
    周期で繰り返し行うことを特徴とする請求項4のレーザ
    による横ミシン目加工装置。
  6. 【請求項6】 所定方向に向かって搬送される加工対象
    物にパルス状のレーザ光を照射し、前記所定方向と直交
    する方向に沿ったミシン目を形成する、レーザによる横
    ミシン目加工方法において、 予め前記ミシン目のパターンを表すパラメータをミシン
    目パターン設定器に設定しておき、 前記加工対象物の位置及び搬送速度を検出して、検出し
    た前記加工対象物の位置及び搬送速度と前記ミシン目パ
    ターン設定器に設定された前記パラメータとに基づい
    て、XYスキャナーを制御し、 前記レーザ光の照射位置を前記搬送速度と同速度で前記
    所定方向に向かって移動させながら、前記所定方向と直
    交する方向に沿って移動させることにより、前記所定方
    向と直交する方向に沿ったミシン目を形成するようにし
    たことを特徴とするレーザによる横ミシン目加工方法。
  7. 【請求項7】 前記XYスキャナーが出力するレーザ光
    照射位置を表す位置信号に基づいて、前記レーザ光を発
    生するレーザ発振器の発振動作を制御するようにしたこ
    とを特徴とする請求項6のレーザによる横ミシン目加工
    方法。
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