JP2001117510A - 薄膜トランジスタパネル - Google Patents

薄膜トランジスタパネル

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JP2001117510A
JP2001117510A JP2000234527A JP2000234527A JP2001117510A JP 2001117510 A JP2001117510 A JP 2001117510A JP 2000234527 A JP2000234527 A JP 2000234527A JP 2000234527 A JP2000234527 A JP 2000234527A JP 2001117510 A JP2001117510 A JP 2001117510A
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type semiconductor
drain
film
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JP2000234527A
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Kunihiro Matsuda
邦宏 松田
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な接続を行うことができる薄膜トランジ
スタパネルを提供することにある。 【解決手段】 i型半導体層13、n型半導体層14、
及びソース,ドレイン用金属膜15を有し、画素電極1
6aに接続された薄膜トランジスタと、それぞれパター
ニングされたi型半導体層13、n型半導体層14、ソ
ース,ドレイン用金属膜15、透明導電膜16とを有す
るドレイン端子部と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
ックス液晶表示素子に用いられる薄膜トランジスタパネ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリックス液晶表示素子に
用いられる薄膜トランジスタパネル(以下、TFTパネ
ルという)は次のような構成となっている。
【0003】図3〜図6は従来のTFTパネルを示して
おり、図3はTFTパネルの一部分の平面図、図4、図
5および図6は図3のIV−IV線、V−V線およびVI−VI線
に沿う拡大断面図である。
【0004】このTFTパネルは、ガラス等からなる透
明な基板1の上に、多数の画素電極2と、その能動素子
である多数の薄膜トランジスタ(TFT)3と、各薄膜
トランジスタ3のゲート電極Gにつながるゲートライン
GLと、各薄膜トランジスタ3のドレイン電極Dにつな
がるドレインライン(データライン)DLとを形成した
ものである。
【0005】上記薄膜トランジスタ3は、一般に逆スタ
ガー構造とされている。この逆スタガー構造の薄膜トラ
ンジスタ3は、図3および図4に示すように、基板1上
に形成したゲート電極Gと、このゲート電極Gを覆うゲ
ート絶縁膜4と、このゲート絶縁膜4の上に前記ゲート
電極Gに対向させて形成されたi型半導体層5と、この
i型半導体層5の上にn型半導体層6を介して形成され
たソース電極Sおよびドレイン電極Dとで構成されてお
り、上記n型半導体層6は、i型半導体層5のチャンネ
ル領域(ソース電極Sとドレイン電極Dとの間の領域)
に対応する部分において分離されている。
【0006】上記ゲート電極Gは、基板1上に形成した
ゲートラインGLに一体に形成されており、このゲート
ラインGLおよびゲート電極Gは、Al (アルミニウ
ム)またはAl 合金、Cr (クロム)、Ta (タンタ
ル)等の金属で形成されている。また、ゲート絶縁膜4
はSiN(窒化シリコン)等で形成されており、i型半
導体層5はa−Si(アモルファスシリコン)で形成さ
れ、n型半導体層6はn型不純物をドープしたa−Si
で形成されている。
【0007】また、i型半導体層4のチャンネル領域の
上にはSiN等からなるブロッキング層7が形成されて
いる。このブロッキング層7は、薄膜トランジスタ3の
製造に際してi型半導体層5の上に成膜したn型半導体
層6のチャンネル領域に対応する部分をエッチングによ
り分離するときに、i型半導体層5のチャンネル領域も
エッチングされるのを防ぐために形成されている。
【0008】上記薄膜トランジスタ3のゲート絶縁膜4
は、ゲート配線GLを覆って基板1のほぼ全面に形成さ
れており、画素電極2とドレインラインDLは、前記ゲ
ート絶縁膜(透明膜)4の上に形成されている。
【0009】上記ドレインラインDLは、上記薄膜トラ
ンジスタ3のドレイン電極Dと一体に形成されており、
このドレインラインDLおよびドレイン電極Dとソース
電極Sは、Al またはAl 合金、Cr 、Ta 等の金属で
形成されている。
【0010】また、上記画素電極2は、ITO等からな
る透明導電膜で形成されており、この画素電極2は、そ
の一端部を上記薄膜トランジスタ3のソース電極Sの上
に重ねて形成することによって、このソース電極Sに接
続されている。
【0011】さらに、上記薄膜トランジスタ3と、ゲー
ト絶縁膜4上に形成されたドレインラインDLは、Si
N等からなる保護絶縁膜8で覆われている。この保護絶
縁膜8は、画素電極2上の部分を除いて基板1のほぼ全
面に形成されており、ドレインラインDLの端子部DL
aは、図3および図5に示すように、その上の保護絶縁
膜8を除去することによって露出され、またゲートライ
ンGLの端子部GLaは、図3および図6に示すよう
に、その上のゲート絶縁膜4および保護絶縁膜8を除去
することによって露出されている。
【0012】上記TFTパネルは、次のような工程で製
造されている。
【0013】[工程1]まず、基板1上に、ゲート用金
属膜を成膜し、この金属膜をフォトリソグラフィ法によ
りパターニングしてゲートラインGLおよびゲート電極
Gを形成する。
【0014】[工程2]次に、基板1上に、上記ゲート
ラインGLおよびゲート電極Gを覆って、ゲート絶縁膜
4と、i型半導体層5と、ブロッキング層7とを順次成
膜する。
【0015】[工程3]次に、上記ブロッキング層7
を、フォトリソグラフィ法によって、i型半導体層5の
チャンネル領域を覆う形状にパターニングする。
【0016】[工程4]次に、n型半導体層6を成膜
し、その上にソース,ドレイン用金属膜を成膜する。
【0017】[工程5]次に、上記ソース,ドレイン用
金属膜とn型半導体層6とをフォトリソグラフィ法によ
りソース,ドレイン電極S,DおよびドレインラインD
Lの形状にパターニングし、同時に、i型半導体層5を
トランジスタ素子領域の外形にパターニングする。
【0018】この場合、上記n型半導体層6のチャンネ
ル領域に対応する部分は、i型半導体層4の上に形成し
たブロッキング層7の上において分離されるため、この
n型半導体層6のチャンネル領域対応部分をエッチング
するときに、i型半導体層5のチャンネル領域がエッチ
ングされてダメージを受けることはない。なお、このi
型半導体層5は、トランジスタ素子領域だけでなく、ド
レインラインDLの下にもその全域にわたって残され
る。
【0019】[工程6]次に、上記ゲート絶縁膜の上
に、パターニングしたソース,ドレイン用金属膜(ソー
ス,ドレイン電極S,DおよびドレインラインDL)を
覆って透明導電膜(ITO膜等)を成膜する。
【0020】[工程7]次に、上記透明導電膜をフォト
リソグラフィ法によりパターニングして画素電極2を形
成する。
【0021】[工程8]次に、保護絶縁膜8を成膜す
る。
【0022】[工程9]次に、上記保護絶縁膜8を、フ
ォトリソグラフィ法により、画素電極2の上の部分とド
レインラインDLの端子部DLaおよびゲートラインG
Lの端子部GLaの上の部分を除去した形状にパターニ
ングするとともに、同時に、ゲート絶縁膜4のゲートラ
インGLの端子部GLa上の部分を除去して、上記端子
部GLa,GLaを露出させ、TFTパネルを完成す
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】このような薄膜トラン
ジスタパネルではドレインラインDL並びにその端子部
DLaの金属部分がソース,ドレイン用金属膜のみであ
り、ドレインラインDLに供給される信号の伝搬速度は
このソース,ドレイン用金属膜に大きく依存されてい
た。
【0024】ドレインラインDLは薄膜トランジスタパ
ネルの大型化又は高精細化に伴い長尺化又は細線化にな
る傾向があり、よりいっそうの低抵抗化が望まれてい
た。
【0025】本発明の目的は、低抵抗なドレインライン
を有する薄膜トランジスタパネルを提供することにあ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の一の薄膜トラン
ジスタパネルは、基板上に設けられたゲート電極と、前
記ゲート電極を覆うゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜
上のトランジスタ素子領域に形成されたi型半導体層
と、前記トランジスタ素子領域の前記i型半導体層上に
形成されたn型半導体層と、前記トランジスタ素子領域
の前記n型半導体層上の金属膜をパターニングして形成
されたソース、ドレイン電極と、前記金属膜をパターニ
ングして形成され、前記ドレイン電極に接続する第1の
ドレインラインと、透明導電膜をパターニングして前記
ソース電極上に形成された画素電極と、前記透明導電膜
をパターニングして前記第1のドレインライン上に形成
された第2のドレインラインと、からなることを特徴と
する。
【0027】本発明の他の薄膜トランジスタパネルは、
基板上に設けられたゲート電極と、前記ゲート電極を覆
うゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上のトランジスタ
素子領域に形成されたi型半導体層と、前記ゲート絶縁
膜上のドレイン端子領域に形成されたi型半導体層と、
前記トランジスタ素子領域の前記i型半導体層上に形成
されたn型半導体層と、前記ドレイン端子領域の前記i
型半導体層上に形成されたn型半導体層と、前記トラン
ジスタ素子領域の前記n型半導体層上の金属膜をパター
ニングして形成されたソース、ドレイン電極と、前記ド
レイン端子領域の前記n型半導体層上の前記金属膜をパ
ターニングして形成された第1のドレイン端子金属部
と、透明導電膜をパターニングして前記ソース電極上に
形成された画素電極と、前記透明導電膜をパターニング
して前記第1のドレイン端子金属部上に形成された第2
のドレイン端子金属部と、からなることを特徴とする。
【0028】本発明によれば、ドレインラインやドレイ
ン端子部を低抵抗化することができるので信号の伝達速
度を向上しすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
および図2を参照して説明する。図1はTFTパネルの
製造工程図、図2は完成されたTFTパネルの一部分の
断面図である。なお、図1の(a)〜(e)はそれぞ
れ、TFTパネルの薄膜トランジスタ部分とドレインラ
インの端子部およびドレインラインの端子部の断面を示
している。
【0030】[工程1]まず、図1(a)に示すよう
に、ガラス等からなる透明な基板11上に、Alまたは
Al 合金、Cr 、Ta 等からなるゲート用金属膜を成膜
し、この金属膜をフォトリソグラフィ法によりパターニ
ングして、ゲートラインGL(図2参照)およびゲート
電極Gを形成する。なお、図1(a)において、GLa
は、ゲートラインGLの端子部である。
【0031】[工程2]次に、上記図1(a)に示した
ように、上記基板11上に、上記ゲートラインGLおよ
びゲート電極Gを覆って、SiN等からなるゲート絶縁
膜12と、a−SI からなるi型半導体層13と、n型
不純物をドープしたa−SI からなるn型半導体層14
と、Al またはAl 合金、Cr 、Ta 等からなるソー
ス,ドレイン用金属膜15とを順次成膜する。
【0032】[工程3]次に、図1(b)に示すよう
に、上記ソース,ドレイン用金属膜15とn型半導体層
14とi型半導体層13とを、フォトリソグラフィ法に
よって、ドレインラインDL(図2参照)の形状および
トランジスタ素子領域の外形にパターニングする。な
お、図1(b)において、DLaは、ドレインラインD
Lの端子部である。
【0033】[工程4]次に、上記図1(b)に示した
ように、上記ゲート絶縁膜12の上に、パターニングし
たソース,ドレイン用金属膜15を覆ってITO等から
なる透明導電膜16を成膜する。
【0034】[工程5]次に、図1(c)に示すよう
に、上記透明導電膜16を、フォトリソグラフィ法によ
って、画素電極16aとソース,ドレイン電極S,Dお
よびドレインラインDLの形状にパターニングするとと
もに、この透明導電膜16のパターニングに用いたレジ
ストマスク18を利用して、上記トランジスタ素子領域
のソース,ドレイン用金属膜15をエッチングし、この
ソース,ドレイン用金属膜15をソース電極S部とドレ
イン電極D部とに分離する。
【0035】上記[工程3]〜[工程5]によって形成
されたソース,ドレイン電極S,Dおよびドレインライ
ンDLは、ソース,ドレイン用金属膜15とその上の透
明導電膜16とからなる二層膜構造であり、また上記n
型半導体層14とi型半導体層13は、ドレインライン
DLの下にもその端子部DLaを含む全域にわたって残
されている。
【0036】なお、この実施形態では、上記透明導電膜
16のソース,ドレイン電極S,D部およびドレインラ
インDL部を、上記ソース,ドレイン用金属膜15のパ
ターニング幅より若干広くパターニングしており、した
がって、ソース,ドレイン電極S,Dのチャンネル領域
側の縁部を除く部分およびドレインラインDLは、ソー
ス,ドレイン用金属膜15の側面も透明導電膜16で覆
った構造となる。
【0037】[工程6]次に、上記図1(c)に示した
ように、上記透明導電膜16のパターニングに用いたレ
ジストマスク18を残したまま、前記n型半導体層14
の陽極酸化処理を行ない、このn型半導体層14のソー
ス電極S下の部分とドレイン電極D下の部分とを電気的
に分離して薄膜トランジスタ20を完成する。
【0038】このn型半導体層14の陽極酸化処理は、
基板11を電解液中に浸漬して前記n型半導体層14を
電解液中において対向電極(白金電極)と対向させ、n
型半導体層14を陽極とし、対向電極を陰極として、こ
の両極間に電圧を印加して行なう。このように電解液中
においてn型半導体層14と対向電極の間に電圧を印加
すると、陽極であるn型半導体層14のレジストマスク
18で覆われていない領域(電解液中に接する領域)が
化成反応を起して陽極酸化され、このn型半導体層14
の酸化領域が酸化絶縁層14aとなる。
【0039】なお、この場合、n型半導体層14はその
表面側から酸化されて行くが、その酸化深さは主に印加
電圧によって決まるから、n型半導体層14の層厚に応
じては印加電圧を設定すれば、n型半導体層14の酸化
領域をその全厚にわたって陽極酸化することができる。
このようにn型半導体層14の酸化領域をその全厚にわ
たって陽極酸化すると、このn型半導体層14のソース
電極S下の部分とドレイン電極D下の部分とが電気的に
分離される。
【0040】また、上記陽極酸化処理におけるn型半導
体層14への通電は、その上に積層したソース,ドレイ
ン用金属膜15とその上の透明導電膜16とからなるド
レインラインDLおよびドレイン電極Dを電流経路とし
て行なうことができるから、ドレインラインDLに沿っ
て形成される全ての薄膜トランジスタ20のn型半導体
層14を均一に陽極酸化することができる。
【0041】[工程7]次に、上記レジストマスク18
を剥離した後、図1(d)に示すように、基板11上に
SiN等からなる保護絶縁膜17を成膜する。
【0042】[工程8]次に、図1(e)に示すよう
に、上記保護絶縁膜17を、フォトリソグラフィ法によ
り、画素電極16a上の部分とドレインラインDLの端
子部DLaおよびゲートラインGLの端子部GLaの上
の部分を除去した形状にパターニングするとともに、同
時に、ゲート絶縁膜12のゲートライン端子部GLa上
の部分をエッチングにより除去して、画素電極16aと
ドレインライン端子部DLaおよびゲートライン端子部
GLaを露出させ、TFTパネルを完成する。
【0043】すなわち、上記TFTパネルの製造方法
は、n型半導体層14のソース,ドレイン電極S,D間
の部分を陽極酸化処理により酸化絶縁層14aとして電
気的に分離するものであり、この製造方法は、従来の製
造方法のようにn型半導体層をエッチングして分離する
ものではないため、i型半導体層13のチャンネル領域
の上にブロッキング層を形成しておかなくても、製造過
程でi型半導体層13にダメージを与えることはなく、
したがって、ブロッキング層の形成工程は不要である。
【0044】そして、上記実施形態の製造方法において
は、上記のような工程でTFTパネルを製造しているた
め、レジストマスクの形成回数は、(1) ゲート用金属膜
のパターニング時(2) ソース,ドレイン用金属膜15と
n型半導体層14およびi型半導体層13の、ドレイン
ラインDL形状およびトランジスタ素子領域外形へのパ
ターニング時(3) 透明導電膜16のパターニングおよび
ソース,ドレイン用金属膜15の分離とn型半導体層1
4の陽極酸化時(4) 保護絶縁膜17のパターニング時の
計4回(従来の製造方法では5回)でよい。
【0045】したがって、上記製造方法によれば、i型
半導体層13のチャンネル領域にダメージを与えること
なく、しかも少ないレジストマスク形成回数で高能率に
かつ低コストにTFTパネルを製造することができる。
【0046】しかも、上記製造方法は、i型半導体層1
3のチャンネル領域の上にブロッキング層を形成するも
のではないため、従来の製造方法に比べて、TFTパネ
ルの製造歩留を向上させることができる。
【0047】すなわち、従来の製造方法では、i型半導
体層にピンホールがあると、このi型半導体層の上に成
膜したブロッキング層をフォトリソグラフィ法によりパ
ターニングする際のエッチング時に、ブロッキング層の
エッチング液がi型半導体層のピンホールを通ってゲー
ト絶縁膜に達し、このゲート絶縁膜もエッチングしてピ
ンホール欠陥を発生させてしまう。そして、このように
ゲート絶縁膜にピンホール欠陥が発生すると、薄膜トラ
ンジスタ部分やライン交差部に層間短絡(ゲート電極と
ソース,ドレイン電極との短絡や、ゲートラインとドレ
インラインとの短絡)が発生し、TFTパネルの製造歩
留が悪くなる。
【0048】これに対して、上記実施形態の製造方法
は、i型半導体層の上にブロッキング層を形成するもの
ではないため、従来の製造方法のようにブロッキング層
のパターニング時にゲート絶縁膜もエッチングされるこ
とはなく、したがって、上記層間短絡の発生をなくし
て、TFTパネルの製造歩留を向上させることができ
る。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、ドレインラインやドレ
イン端子部を低抵抗化することができるので信号の伝達
速度を向上しすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すTFTパネルの製造
工程図。
【図2】完成されたTFTパネルの一部分の平面図。
【図3】従来のTFTパネルの一部分の平面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う拡大断面図。
【図5】図3のV−V線に沿う拡大断面図。
【図6】図3のVI−VI線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
11…基板、GL…ゲートライン、GLa…端子部、G
…ゲート電極、12…ゲート絶縁膜、13…i型半導体
層、14…n型半導体層、14a…酸化絶縁層、15…
ソース,ドレイン用金属膜、16…透明導電膜、16a
…画素電極、S…ソース電極、DL…ドレインライン、
DLa…端子部、D…ドレイン電極、17…保護絶縁
膜、18…レジストマスク、20…薄膜トランジスタ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に設けられたゲート電極と、 前記ゲート電極を覆うゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上のトランジスタ素子領域に形成され
    たi型半導体層と、 前記トランジスタ素子領域の前記i型半導体層上に形成
    されたn型半導体層と、 前記トランジスタ素子領域の前記n型半導体層上の金属
    膜をパターニングして形成されたソース、ドレイン電極
    と、 前記金属膜をパターニングして形成され、前記ドレイン
    電極に接続する第1のドレインラインと、 透明導電膜をパターニングして前記ソース電極上に形成
    された画素電極と、 前記透明導電膜をパターニングして前記第1のドレイン
    ライン上に形成された第2のドレインラインと、 からなることを特徴とする薄膜トランジスタパネル。
  2. 【請求項2】前記第2のドレインラインは前記第1のド
    レインラインより幅広であることを特徴とする請求項1
    記載の薄膜トランジスタパネル。
  3. 【請求項3】前記ゲート絶縁膜上のドレインライン領域
    に形成され、前記トランジスタ素子領域のi型半導体層
    と同一の材料膜がパターニングされてなるi型半導体層
    と、 前記ドレインライン領域の前記i型半導体層上に形成さ
    れ、前記トランジスタ素子領域のn型半導体層と同一の
    材料膜がパターニングされてなるn型半導体層と、 を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜
    トランジスタパネル。
  4. 【請求項4】前記ゲート絶縁膜上のドレイン端子領域に
    形成され、前記トランジスタ素子領域のi型半導体層と
    同一の材料膜がパターニングされてなるi型半導体層
    と、 前記ドレイン端子領域の前記n型半導体層上に形成さ
    れ、前記ソース、ドレイン電極となる前記金属膜がパタ
    ーニングされてなる第1のドレイン端子金属部と、 前記第1のドレイン端子金属部上に形成され、前記透明
    導電膜がパターニングされてなる第2のドレイン端子金
    属部と、 を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載の薄膜トランジスタパネル。
  5. 【請求項5】基板上に設けられたゲート電極と、 前記ゲート電極を覆うゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上のトランジスタ素子領域に形成され
    たi型半導体層と、 前記ゲート絶縁膜上のドレイン端子領域に形成されたi
    型半導体層と、 前記トランジスタ素子領域の前記i型半導体層上に形成
    されたn型半導体層と、 前記ドレイン端子領域の前記i型半導体層上に形成され
    たn型半導体層と、 前記トランジスタ素子領域の前記n型半導体層上の金属
    膜をパターニングして形成されたソース、ドレイン電極
    と、 前記ドレイン端子領域の前記n型半導体層上の前記金属
    膜をパターニングして形成された第1のドレイン端子金
    属部と、 透明導電膜をパターニングして前記ソース電極上に形成
    された画素電極と、 前記透明導電膜をパターニングして前記第1のドレイン
    端子金属部上に形成された第2のドレイン端子金属部
    と、 からなることを特徴とする薄膜トランジスタパネル。
  6. 【請求項6】前記第2のドレイン端子金属部は、前記第
    1のドレイン端子金属部の両端部より幅広に形成されて
    いることを特徴とする請求項5記載の薄膜トランジスタ
    パネル。
  7. 【請求項7】第2のドレイン端子金属部の面積は、前記
    第1のドレイン端子金属部の面積より大きいことを特徴
    とする請求項5又は6記載の薄膜トランジスタパネル。
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