JP2001115729A - オーバーヘッドドア - Google Patents

オーバーヘッドドア

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JP2001115729A
JP2001115729A JP29226099A JP29226099A JP2001115729A JP 2001115729 A JP2001115729 A JP 2001115729A JP 29226099 A JP29226099 A JP 29226099A JP 29226099 A JP29226099 A JP 29226099A JP 2001115729 A JP2001115729 A JP 2001115729A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉取付体に垂下状態の扉を上向きに回動操作
して、天板上に扉を収置自在としたオーバーヘッドドア
に関し、これに特異構成のヒンジ付きのスライドレール
を組み込んで、開扉操作の不本意な停止を皆無として事
故の発生を防止する。 【解決手段】 扉取付体1aの側板内面1jに支持アー
ム7の基端7bを回動自在に軸支して、その先端7eは
扉1eの裏面に枢着する。当該裏面に上下方向へ長く固
設のアウターレール1iと、これにスライド自在なるよ
う内嵌されて幅方向に突設された一対の突条部11と、
露呈されたヒンジ取付部11aとを有するインナーレー
ル1gとでスライドレール1fを構成する。扉1eが回
動とスライド操作により上下方向へ開閉動可能にして、
扉取付体1aの天板1b上に収置自在なるようインナー
レール1gの上端を扉取付体1aの天板前縁1cにヒン
ジ1dを介して枢着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は扉がキャビネット等
の扉取付体における開口部を垂下状態にて閉成し、この
状態から上方へ向けて開成されて行き、当該扉が扉取付
体の天板上に収置されて、当該開成状態を保持できるよ
うにし、これにより扉取付体の内容積を充分に広く利用
でき、かつ収納品の出入れ操作をも行い易くしたオーバ
ーヘッドドアに関する。
【0002】
【従来の技術】既に図9ないし図11に示す如きオーバ
ーヘッドドアが提示されており、これによるときは、キ
ャビネットなどによる扉取付体aの側板内面bに、支持
アームcの基端dを回動自在なるよう軸支して、その先
端eは扉fの裏面における下端部近傍に枢着し、一方扉
fの裏面には広く知られている通り、図12、図13の
如くボールリテーナgを介して長尺のアウターレールh
と短尺のインナーレールiをスライド自在に係嵌してな
るスライドレールAにあって、その上記アウターレール
hが上下方向に長く装設してある。そして、さらに当該
扉fが回動とスライドにより上下方向へ開閉可能にし
て、かつ前記した扉取付体aの天板j上にあって収置可
能となるように、前記インナーレールiの上端が、扉取
付体aの天板前縁kに、ヒンジmを介して枢着されるよ
う構成されたものである。
【0003】ここで上記したスライドレールAは、図1
2に明示の如くアウターレールhとボールリテーナgそ
してインナーレールiとを具備し、図13を参照して理
解される通り、例えば机Fなどにアウターレールhが固
定され、引き出しD等にはインナーレールiが取着され
ることで、スライドレールAにおけるアウターレールh
とインナーレールiの各一対の係嵌ボール案内溝n、p
内にあって、ボールリテーナgの通孔に嵌装されたボー
ル3gが転動自在なるよう摺接し、これによりアウター
レールhに対しインナーレールiが、当該多数のボール
3gを介して円滑にスライドできるように構成されてい
る。
【0004】ところが、上記の如きスライドレールAに
あっては、図14によって理解される通り、インナーレ
ールiに対して矢印E方向への外力が加えられること
で、アウターレールhの係嵌ボール案内溝nと、ボール
リテーナgのボールrとの接触点が、P1からP2まで
の変位量Δdだけ内側の机Eに向けて変位してしまうこ
とになる。この結果図15に示されている通り、引き出
しDを矢印G方向へ押し込んで行った際、インナーレー
ルiのアウターレールhに対するスライドが、アウター
レールhの終端から間隔Sを残した状態で、ボールrの
回転が阻止されることにより停止してしまうことが知ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、前記従来の
オーバーヘッドドアにあっては、図9のように扉fの下
端部を持って、これを開扉操作すれば、仮想線にて示さ
れている通り、扉fはヒンジmの枢軸sを中心として回
動すると共に、前説したスライドレールAのヒンジmに
固定されたインナーレールiに対して扉fに固設された
アウターレールhがボールリテーナgを介して上動され
て行くことになる。そして、当該扉fは図6に示す如く
最終的に扉取付体aにおける天板j上に収置されること
になるべきものであるが、前記の如く、このような収置
状態に至る以前にあって、ボールリテーナgにおけるボ
ールrの適正な回転が阻止されてしまい、この結果扉f
がまだ可成りの傾斜状態にあるとき、それ以上の押し込
みが不能となって、開扉操作中の手が扉fから外れてし
まい、この結果傾斜状態にある扉fは、そのまま閉扉状
態へ向かって下降回動することとなる。このようなこと
が発生すれば、当然のことながらオーバーヘッドドアと
しての機能を果たし得ないのはもちろんのこと、当該扉
fの不本意な回動降下による事故発生の危険性も大とな
る。
【0006】本願は上記従来技術の有する欠陥に鑑み、
請求項1のオーバーヘッドドアにあっては、前記従来の
スライドレールを採択することなく、扉の裏面にあって
上下方向へ長く設置されるアウターレールと、これにス
ライド自在なるよう内嵌されて幅方向に突設された一対
の突条部と、ヒンジを取着するための露呈したヒンジ取
着部とを備えたインナーレールとによってスライドレー
ルを構成することにより、従来のオーバーヘッドドアが
有している不本意な作動阻害の発生を解消し、当該作動
阻害に基づく不測の事故発生を完全に防止しようとする
のが、その目的である。
【0007】次に請求項2にあっては、上記請求項1に
おけるスライドレールを用いるだけでなく、そのアウタ
ーレールに受承緩衝体を設けておき、扉を扉取付板の天
板上に収置した際、インナーレールの自由端部がアウタ
ーレールに直接衝当して跳ね返ることで、当該扉が逆動
して閉扉状態まで回転降下する危険と不快な衝当音の発
生とを、上記の受承緩衝体によって防止することができ
るようにしている。
【0008】さらに請求項3では、同上請求項1におけ
るスライドレールを用いるだけでなく、インナーレール
の方に受承緩衝体を設けることにより、前記した請求項
2と同様に扉の不本意な逆動による回転降下の危険と不
快音の発生とを回避可能にしようとしている。
【0009】そして請求項4にあっては、前記した請求
項1の構成にあって、その支持アームの基端を、扉取付
体の側板内面に取着した開閉用ダンパーを介して回転自
在に軸支し、当該開閉用ダンパーを、取着ケース、圧縮
スプリング、スプリング保持走行体、リンクアーム、ア
ーム軸等を構成部材として適切に構成することで、スプ
リングの弾力を利用して閉扉時は閉扉保持力が作用し、
開扉動途上から扉を天板上に載置するまでは、当該弾力
が開扉操作を助勢し得るようにするだけでなく、当該開
閉用ダンパーを扉取付体の側板内面にあって横向配置と
なるよう取着することにより、扉取付体に対する物の出
入操作を支障なく行い得るようにしている。
【0010】次に請求項5の場合には、前記の請求項1
におけるスライドレールに相違点を有し、そのインナー
レールに関して、アウターレールにスライド自在なるよ
う内嵌されて幅方向に突設された一対の突条部と、露呈
したヒンジ取着部だけでなく、さらに当該ヒンジ取着部
の厚さ方向反対側における上記一対の突条部間にあっ
て、アウターレールの取付設置板部に向けて開口する弾
発用溝条とを具備させるようにし、このことによって、
インナーレールに弾発力を保有させてインナーレールに
対するアウターレールのスライドを、がたつきのない円
滑な動きによって行い得るようにしている。
【0011】また請求項6にあっては、上記請求項5の
構成に請求項2につき説示した受承緩衝体を付加するこ
とによって、上記した請求項5の目的だけでなく請求項
2につき記載の危険防止と騒音防止の目的をも達成させ
ようとしている。そして請求項7では同じく請求項5の
構成に請求項3につき説示した受承緩衝体を付加するこ
とによって、上記請求項5による効果と請求項3による
効果とを兼備させようとしている。さらに請求項8によ
るときは、これまた請求項5の構成に請求項4につき説
示の開閉用ダンパーを付加することによって、請求項5
と請求項4との各効果を兼備させようとするのが、その
目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1にあってはキャビネット等によ
る扉取付体の側板内面に、支持アームの基端を回転自在
なるよう軸支して、その先端を扉裏面の下端部近傍に枢
着し、一方前記扉の裏面には長尺のアウターレールと、
これにスライド自在なるよう内嵌されて幅方向に突設さ
れた一対の突条部と、露呈するヒンジ取付部とを備えた
インナーレールとからなるスライドレールにつき、その
上記したアウターレールを上下方向へ長く設置し、当該
扉が回動とスライド操作により上下方向へ開閉動可能に
して、かつ前記扉取付体の天板上に収置自在なるよう前
記インナーレールの上端が、扉取付体の天板前縁にヒン
ジを介して枢着されるようにしたことを特徴とするオー
バーヘッドドアを提供しようとしている。
【0013】請求項2では、上記した請求項1の構成に
加えてアウターレールには、扉が扉取付体の天板上に収
置され終わる際にあって、インナーレールの自由端部が
衝当する受承緩衝体が設けられていることを特徴として
いる。
【0014】請求項3にあっては、前記した請求項1に
加えて、インナーレールには、扉が扉取付体の天板上に
収置され終わる際にあって、アウターレールの手前側端
部に衝当する押当緩衝体が設けられていることを特徴と
している。
【0015】請求項4ではキャビネット等による扉取付
体の側板内面に取着した開閉用ダンパーを介して、支持
アームの基端を回転自在なるよう軸支して、その先端を
扉裏面の下端部近傍に枢着し、一方前記扉の裏面には長
尺のアウターレールと、これにスライド自在なるよう内
嵌されて幅方向に突設された一対の突条部と、露呈する
ヒンジ取付部とを備えたインナーレールとからなるスラ
イドレールにつき、その上記したアウターレールを上下
方向へ長く設置し、当該扉が回動とスライド操作により
上下方向へ開閉動可能にして、かつ前記扉取付体の天板
上に収置自在なるよう前記インナーレールの上端が、扉
取付体の天板前縁にヒンジを介して枢着されるように
し、前記の開閉用ダンパーは、前同側板内面に固定され
る取着ケースと、この取着ケースに横向動自在にして圧
縮スプリングにより扉側への付勢状態で収納されている
スプリング保持走行体と、このスプリング保持走行体に
軸ピンにより回動自在なるよう反扉側端部が枢着されて
いるリンクアームと、前記の取着ケースにおける扉側に
アーム軸により前記支持アームの基端が回動自在であ
り、かつ、当該アーム軸の周辺にあって、連枢軸ピンに
より上記リンクアームの扉側端部が上記の基端に枢着さ
れ、上記連枢軸ピンによるリンクアームと支持アームの
基端との枢着点位置が、閉扉状態にあっては前記軸ピン
とアーム軸を結ぶ軸心横向線よりも上方側寄りであり、
開扉初期途上では上記軸心横向線上に転移し、後続開扉
状態から扉が扉取付体の天板上に回動載置されるまで
は、軸心横向線の下方側寄りに転移するよう選定されて
いることを特徴とするオーバーヘッドドアを提供しよう
としている。
【0016】請求項5の場合にはキャビネット等による
扉取付体の側板内面に、支持アームの基端を回転自在な
るよう軸支して、その先端を扉裏面の下端部近傍に枢着
し、一方前記扉の裏面には長尺のアウターレールと、こ
れにスライド自在なるよう内嵌されて幅方向に突設され
た一対の突条部と、露呈するヒンジ取付部と、当該ヒン
ジ取付部の厚さ方向反対側における前記一対の突条部間
にあって、アウターレールの取付設置板部に向けて開口
する弾発用溝条とを備えたインナーレールとからなるス
ライドレールにつき、その上記したアウターレールを上
下方向へ長く設置し、当該扉が回動とスライド操作によ
り上下方向へ開閉動可能にして、かつ前記扉取付体の天
板上に収置自在なるよう前記インナーレールの上端が、
扉取付体の天板前縁にヒンジを介して枢着されるように
したことを特徴とするオーバーヘッドドアを提供しよう
としている。
【0017】請求項6にあっては、上記請求項5の構成
に加えて、アウターレールには、扉が扉取付体の天板上
に収置される際にあって、インナーレールの自由端部が
衝当する受承緩衝体が設けられていることを、その内容
としている。
【0018】請求項7では、前記請求項5の構成に加え
てインナーレールには、扉が扉取付体の天板上に収置さ
れ終わる際にあって、アウターレールの手前側端部に衝
当する押当緩衝体が設けられていることを、その内容と
している。
【0019】請求項8にあっては、請求項5の内容に前
記請求項4における開閉用ダンパーを付加したのもであ
り、キャビネット等による扉取付体の側板内面に取着し
た開閉用ダンパーを介して、支持アームの基端を回転自
在なるよう軸支して、その先端を扉裏面の下端部近傍に
枢着し、一方前記扉の裏面には長尺のアウターレール
と、これにスライド自在なるよう内嵌されて幅方向に突
設された一対の突条部と、露呈するヒンジ取付部と、当
該ヒンジ取付部の厚さ方向反対側における前記一対の突
条部間にあって、アウターレールの取付設置板部に向け
て開口する弾発用溝条とを備えたインナーレールとから
なるスライドレールにつき、その上記したアウターレー
ルを上下方向へ長く設置し、当該扉が回動とスライド操
作により上下方向へ開閉動可能にして、かつ前記扉取付
体の天板上に収置自在なるよう前記インナーレールの上
端が、扉取付体の天板前縁にヒンジを介して枢着される
ようにし、前記の開閉用ダンパーは、前同側板内面に固
定される取着ケースと、この取着ケースに横向動自在に
して圧縮スプリングにより扉側への付勢状態で収納され
ているスプリング保持走行体と、このスプリング保持走
行体に軸ピンにより回動自在なるよう反扉側端部が枢着
されているリンクアームと、前記の取着ケースにおける
扉側にアーム軸により前記支持アームの基端が回動自在
であり、かつ、当該アーム軸の周辺にあって、連枢軸ピ
ンにより上記リンクアームの扉側端部が上記の基端に枢
着され、上記連枢軸ピンによるリンクアームと支持アー
ムの基端との枢着点位置が、閉扉状態にあっては前記軸
ピンとアーム軸を結ぶ軸心横向線よりも上方側寄りであ
り、開扉初期途上では上記軸心横向線上に転移し、後続
開扉状態から扉が扉取付体の天板上に回動載置されるま
では、軸心横向線の下方側寄りに転移するよう選定され
ていることを特徴とするオーバーヘッドドアを提供しよ
うとするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明につき図1ないし図8を参
照して以下説示すると、請求項1に係るオーバーヘッド
ドア1は、そのキャビネット等による扉取付体1aの側
板内面1jに、支持アーム7の基端7bをアーム軸7a
により回動自在に軸支して、その先端7eを扉1eの裏
面にあって図示例では、その下端部近傍に取着されたブ
ラケット8に、扉開閉用ピン7dにより枢着するように
している。さらに扉1eの裏面にはアウターレール1i
とインナーレール1gとからなる図示例では一対のスラ
イドレール1fにあって、上記のアウターレール1iが
上下方向へ長く設置されていると共に、この扉1eが回
動とスライド操作とにより上下方向へ開閉動可能にし
て、かつ前記扉取付体1aの天板1b上に収置自在なる
よう前記したインナーレール1gの上端が、扉取付体1
aの天板前縁1cに対して、ヒンジ1dを介して枢着さ
れている。
【0021】ここで本発明では上記したスライドレール
1fが、特に図1(B)(C)と図2によって明示され
ている通り以下の如き構成を具備している。すなわち、
上記した扉1fの裏面には、従来のアウターレールhと
同様に形成されたアウターレール1iの取付設置板部1
0が、図示されていないビス等により取着されており、
当該取付設置板部10の幅方向端から曲成されて折り返
された一対のレール突曲部10a内には、夫々相対向す
るレール摺動案内溝10bが凹設されている。さらに上
記のインナーレール1gは、金属とか望ましくは合成樹
脂等によって形成するのがよく、アウターレール1iに
スライド自在なるよう内嵌されて幅方向に円弧状にて突
出された一対の突条部11と、レール突曲部10aから
取付設置板部10とは反対方向へ向けて突設されたヒン
ジ取付部11aとを備えている。
【0022】さらに図1(B)と図2(A)にあって1
0cは、アウターレール1iの下端に固設したインナー
レール1gに対する抜け止め用ストッパーを示し、10
dはアウターレール1iを扉1eに固定するための取着
用孔である。さらに、前記のヒンジ1dはヒンジ軸ピン
12aと、これに回動自在なるよう枢着したヒンジの装
着部12bおよびヒンジの回動部12cとからなってお
り、ヒンジの回動部12cがインナーレール1gにおけ
るヒンジ取付部11aに、ビス12dなどにより固定さ
れており、図2(A)の12eはヒンジの回動部12c
に穿設した取着通孔、図2(B)の12fはヒンジ装着
部12bに開設した天板前縁1cに対する取着用の装着
通孔を示している。
【0023】また図示例では、アウターレール1iの前
記した抜け止め用ストッパー10cとは反対側にあっ
て、特に図2(C)によって明示されるように転動ロー
ラ12gが設けられているが、これは合成樹脂等により
形成された軸承体12hを、アウターレール1iの立設
片10eに係嵌固定すると共に前説のレール摺動案内溝
10b、10bに嵌着し、当該軸承体12hに対して転
動ローラ12gの回転軸10fをアウターレール1iの
幅方向へ軸承させると共に、転動ローラ12gの外周面
をアウターレール1iから厚さ方向外側へ延出するよう
にしてある。従って、扉1eを開成して扉取付体1aの
天板1b上に収置させる際、上記の転動ローラ12gは
天板1b上を転動して行くことにより、開扉操作の円滑
化を助けることとなる。
【0024】ここで図1(A)と図5ないし図7に示さ
れているスライドレール1fは、上記の図1(B)
(C)と図2に例示したスライドレールに比し、その設
計上における相違点を有しているものの、その実質的な
作用は同じであり、請求項1によるときは、前説の図1
(A)の如く扉1eを開動させて行くことにより、扉1
eはヒンジ軸ピン12aを中心とすると共に、スライド
レール1fのインナーレール1gに対して扉1eに装着
されたアウターレール1iが上向きスライドする。そし
て支持アーム7はその基端7bにおけるアーム軸7aの
回転中心Xを中心として回動することにより、図7によ
って理解される通り、扉1eは扉取付体1aの天板1b
上に横向状態にて収納載置されるが、この際前記の如く
図示例では転動ローラ12gが天板1b上を転動するこ
とで、前記の如く開扉操作を円滑に行うことができる。
請求項1ではスライドレール1fに前記の如き構成のも
のを用いるようにしたので、扉1eの開閉動に際して、
アウターレール1iがインナーレール1gにおける幅方
向に突設された一対の突条部11に対して、スライド自
在なるよう被嵌されているので、従来のスライドレール
の如くボールリテーナーのボールが転動不能となるよう
な事態の発生が皆無となり、この結果、開扉操作の終わ
り近くで扉1eが停止してしまうといったことがなくな
り、扉の開閉操作に支障を来したり、事故が発生すると
いったことを絶滅することができることになる。
【0025】次に請求項2につき説示すると、ここでは
上記請求項1の内容に以下の構成が付加されている。す
なわち、当該付加構成は図3により理解される通り前記
したアウターレール1iにあって、その図2に示した抜
け止め用ストッパー10cの如く、単にインナーレール
1gが衝当する箇所を設定するのではなく、扉1eが扉
取付体1aの天板1b上に収置され終わる際にあって、
インナーレール1gの自由端部11bが衝当することと
なる騒音防止と跳ね返り防止用に供される受承緩衝体1
0gが、上記抜け止め用ストッパー10cと同様の位置
にあって設けられている。
【0026】図3には当該受承緩衝体10gの各種具体
例が開示され、その材質としてはゴム材、合成樹脂剤が
望ましく、図3(A)では所要肉厚をもって、インナー
レール1gへ向けて山形の先細り形状となるように空洞
部10hが開口されている。同様にして図3(B)では
所要肉厚で、半月状に、そして(C)では同じく蛇腹の
断面形状を有しており、同図(D)ではインナーレール
1gの自由端部11bが、受承緩衝体19gに衝当した
状態を示し、ここでは衝当箇所に波形衝当部10iが形
成されている。また同図にあって10jは受承緩衝体1
0gを固定するためアウターレール1iから起立した係
嵌用突片を示す。
【0027】請求項2では上記の如き受承緩衝体10g
を適所に設けたので、扉1eを天板1b上に収置するに
際し、扉1eに設けられているアウターレール1iの手
前側端部がインナーレール1gに衝当しても、インナー
レール1gが受承緩衝体10gに衝当することから、衝
当による打撃音の発生を抑止することができると共に、
この際扉1eが跳ね返りによって手前側へ逆行し、この
結果扉1eがヒンジ軸ピン12aを中心に回動降下して
しまい、これが使用者に衝当して不測の事故が発生する
といった欠陥を解消でき、かくして騒音防止機能の充足
と扉1eの安全な開成操作を実現することが可能とな
る。
【0028】次に請求項3について詳記すると、ここで
は前説の請求項1に対して上記請求項2における受承緩
衝体10gに対応して、アウターレール1iではなしに
インナーレール1gの方に押当緩衝体10kを設置する
ようにしている。ここで図4に示されている押当緩衝体
10kにつき説示すると、これはインナーレール1gに
おける前記自由端部11bにあって、一対の出入杆10
mをアウターレール1iの長手方向へ進退自在にして、
かつ止め具10nにより抜け止め状態となるよう嵌装併
設し、当該出入杆10mの膨設先端部10pと、自由端
部11bとの間にあってコイルスプリング10qを被嵌
介装したものである。
【0029】従って、上記の押当緩衝体10kを設置す
るようにした場合には、扉1eを天板1b上に収置する
際、アウターレール1iの抜け止め用ストッパー10c
に対して、インナーレール1gにおける押当緩衝体10
kの膨設先端部10pが衝当し、この際コイルスプリン
グ10qが圧縮されて図4(C)の如く出入杆10mが
先行端部11bに押し込まれ、このことにより扉1eに
よる衝撃が緩和されることで、打撃音の発生が抑止さ
れ、かつ扉1eの跳ね返りが抑制されることで、前説請
求項2の場合と同一の原理により、騒音と危険の発生を
未然に防止することができる。
【0030】次に請求項4につき詳記すると、ここでは
請求項1の構成に対して開閉用ダンパー13を適切に付
加し、これにより扉1eの閉成状態を保持したり、開動
操作等を軽快に行い得るようにしている。すなわち、こ
の開閉用ダンパー13は扉取付体1aの側板内面1jに
対して支持アーム7の基端7bを回転自在に軸支する
際、当該側板内面1jに取着した開閉用ダンパー13を
介して軸支するのである。図1(A)と図5ないし図8
により理解される通り上記の扉取付体1aにあって、そ
の側板内壁1jにおける開口部1kの上部側に、ビス2
などを用いて固定される取着ケース3と、この取着ケー
ス3に横向動自在であり、かつ、所要本数の圧縮スプリ
ング4により扉1e側へ付勢された状態にて収納されて
いるスプリング保持走行体5とを備えている。ここで、
上記の取着ケース3として例示のものは、図8に明示の
通り前説の側板内壁1jに取着される補強カバープレー
ト3aと、これに内嵌される取着ケース本体3bとによ
り構成されており、同上図にあって3cは、前記ビス2
のため補強カバープレート3aに穿設の取着孔、3d
は、補強カバープレート3aの天板部3eに穿設の通孔
で、3fは取着ケース本体3bの天井板端部3gに刻設
した取着螺孔を示し、補強カバープレート3aに取着ケ
ース本体3bを内嵌した状態で、図示しないビスを通孔
3cから取着螺孔3fに螺合締着することで、取着ケー
ス3が一体に構成されることになる。
【0031】さらに、図8にあって3hは、補強カバー
プレート3aにおける上記した天井部3eの両側端か
ら、取着背板3iに沿って立設された側板部、3jは取
着ケース本体3bの上記した天井板端部3gの両側端か
らケース表板3kに沿って立設された内側板部を示し、
かくて取着ケース本体3bには、前記のスプリング保持
走行体5が横向動自在なるよう内嵌される収納空所3m
が画成されている。また、上記の側板部3hに設けた一
対の貫通孔3nと、内側板部3jに穿設した内側貫通孔
3pには、一本のスプリング押止杆3qが貫通固定さ
れ、これに後述する圧縮スプリング4の上端が押当する
ようになっている。
【0032】次に、前掲スプリング保持走行体5につき
説示すると、図8の実施例では、前壁5a、背壁5b、
そして上下の側壁5cとにより左端開口の箱状に形成さ
れ、一対の上記側壁5cと、これに併設された区画壁5
dによって、スプリング挿通空所5eが図示例では3箇
形成されており、これに収納された3本の圧縮スプリン
グ4は、前記の如くその反扉側部がスプリング押止杆3
qに当接されると共に、その扉側部はスプリング保持走
行体5の側壁5cに縦向固設した受圧杆5fを押圧す
る。従って、このスプリング保持走行体5は、収納空所
3m内にあって、その側壁5cが、取着ケース3の内側
板部3jにおける内壁面に対し摺動することにより、圧
縮スプリング4を圧縮することになる反扉方向と、当該
圧縮スプリング4が伸長状態となる扉方向へ横向動自在
となっている。
【0033】ここで、図8の実施例では上記内側板部3
jの内壁面にあって案内溝条3rが夫々横設されてお
り、これにスプリング保持走行体5の側壁5cが係装さ
れて横向動するよう形成され、従って、スプリング保持
走行体5が扉側へ横動した場合、上記の昇降案内溝条3
rの右端に形成されたストッパー部3sに突き当たるこ
とで、当該スプリング保持走行体5の横動限度が規制さ
れることになる。すなわち、このような状態にあって
は、圧縮スプリング4の復元力が、最早後述する次段の
部材に伝達されないことになる。
【0034】本発明では、さらに上記スプリング保持体
5に、軸ピン6aによって回動自在なるようリンクアー
ム6の反扉側部が枢着されており、そして、取着ケース
3の扉側部にはアーム軸7aにより回動自在であり、か
つ当該アーム軸7aの周辺にあって、連枢軸ピン6bに
より、上記リンクアーム6の扉側部が前記の支持アーム
7における基端7bに連枢されている。そして、この基
端7bから延出された支持アーム7のアーム部7cは、
前説の通り、その先端部が扉1eに取着されたブラケッ
ト8と、扉開閉用ピン7dにより枢着されている。
【0035】ここで、上記リンクアーム6を軸ピン6a
によりスプリング保持体5に対し枢着するため、図8の
実施例では当該スプリング保持体5の右端中央部にあっ
て、単なる通孔を穿設するのでなく、横長溝5gが、前
壁5aと後壁5bとにあって、扉側開口の状態で穿設さ
れており、この横長溝5gに軸ピン6aが左右動自在と
なるよう係嵌されている。また、支持アーム7には厚さ
方向に間隙7eが離間形成され、これにリンクアーム6
の扉側部が挿入された状態にて、連枢軸ピン6bにより
基端7bに枢着され、アーム部7cとブラケット8そし
て扉開閉用ピン7dの相対関係も、上記と同じである。
【0036】さらに、前記した支持アーム7とアーム軸
7aとの関係は、支持アーム7の回動がアーム軸7aに
伝達されるように、図示例では、アーム軸7aに形成の
係止突部7fが、基端7bにあって穿設した軸孔7gの
係止凹部7hに係嵌するよう構成されており、上記のア
ーム軸7aは、取着ケース3の扉側に設けられているダ
ンパー機構9の回動軸9aと同軸に連結されている。従
って、図示例にあっては後に詳記する通り支持アーム7
が回動することにより、ダンパー機構9内の図示されて
いない粘性流体に基づく制動力により、扉1eの閉成方
向または開閉成各方向に対する緩衝作用を発揮し得るこ
とになる。
【0037】図8に示されたダンパー機構9自体は、従
来のものと同じであり、同図にあって9bは取着ケース
本体3bの下部に設けられたダンパー軸承部、9cは回
動軸9aに係嵌されて回動自在な可動ディスク、9dは
可動ディスク9cに隣接されて、回動が阻止されている
固定ディスク、9e、9fはOリング、9gはダンパー
機構9の蓋体であって、図示されていない止螺子によ
り、補強カバープレート3aの止孔3tを介して固定さ
れる。
【0038】上記の如き構成にあって、重要なことはリ
ンクアーム6の扉側部を、支持アーム7における基端7
bにあって、連枢軸ピン6bにより枢着する際、その枢
着点Pを、どのような位置に選定するかである。そこ
で、先ず図1の如き閉扉状態にあっては、前掲軸ピン6
aとアーム軸7aとを結ぶ軸心横向線Lに対し、上記の
枢着点Pが上方側寄りに連枢されている。この結果、図
1によって理解されるように、圧縮スプリング4は圧縮
状態となっており、これによる復元力によって、リンク
アーム6へは右向きの力が作用している。従って、枢着
点Pを介して支持アーム7の基端7bには、矢印R1方
向への回動力が作用し、この結果、アーム部7cは矢印
R2方向へ回動されることとなり、このため扉1eは、
当該閉扉状態が保持されて、不本意に開扉されてしまう
ことがない。
【0039】次に、図1の閉扉状態から扉1eの下部を
持ち、手前側へ引き上げることで開扉動させると、図5
に示す通り枢着点Pは左回動して、遂に上記の軸心横向
線L上に位置することになり、この開扉初期途上におけ
る枢着点Pの位置が思案点となる。ここから、さらに開
扉させることにより、図6の如き後続開扉状態となる
が、この場合には枢着点Pが前記の軸心横向線Lよりも
下位側へ向けて回動転移することになるから、圧縮スプ
リング4の復元力は、前記の矢印R1とは反対の矢印R
3方向へ基端7bを回動させることとなり、支持アーム
7は矢印R4の如く、開扉方向への回動を助勢すること
となり、この結果圧縮スプリング4の復元力を利用し
て、比較的小さな力により開扉操作を行い、扉1eを天
板1bの上まで回動収置することができる。
【0040】次に、天板1b上に収置の扉1eを閉扉す
る際には、当該扉1eを手前側へ引き下せばよく、その
後は手動を解除しても扉1eは、その重力によって閉動
し、この際次第に圧縮スプリング4を伸長状態から圧縮
して行くことになるため、閉扉動は、圧縮スプリング4
の弾力による緩衝作用により緩徐に進行し、図1の閉扉
状態に復元して、当該状態が圧縮スプリング4の復元力
にて保持されることになる。
【0041】次に、ここで図示の開閉用ダンパー13に
あっては、前記の如くダンパー機構9が付設されてお
り、この際、図示しないワンウエイクラッチなどによ
り、閉扉動に際してだけダンパー機構9が制動力を発揮
するようにすれば、閉扉状態にあって作用する当該制動
力により、さらに緩徐かつ円滑な閉扉を行うことができ
る。もちろん、ダンパー機構9の制動力が開扉時にも、
また閉扉時にも発揮されるようにしてもよく、このよう
にすれば開扉時に、これを助勢する圧縮スプリング4の
復元力が、上記の制動力により抑制されることになる
が、全体として開扉の助勢力が大となるように調整して
おけばよく、もちろん、この場合には、前記の如きワン
ウエイクラッチは不要となる。
【0042】前記した通り図1の閉扉状体から図5の思
案点を越えて後続開扉初期状態となり、さらに図6に開
示の後続開扉後期状態までは、枢着点Pが軸心横向線L
の下方側寄りに転移されて、圧縮スプリング4の復元力
が開扉操作を助勢するが、当該後続開扉後期状態に達す
ると、圧縮スプリング4により押下されて来たスプリン
グ保持走行体5が、前記の如く案内溝条3rにおけるス
トッパー部3sに衝当し、このことにより、圧縮スプリ
ング4の復元力は、最早支持アーム7に対して作用しな
い状態となる。この結果、扉1eは完全に自由な状態と
なるから、図6の状態より扉1eを天板1b側へ押し込
んで行くことができ、この際前記の如く、スプリング保
持走行体5に横長溝5gが穿設されていることから、図
6の状態では、まだ軸ピン6aが横長溝5gの上端縁に
位置しているが、その後の開扉手動操作により、当該軸
ピン6aは、次第に横長溝5g内を扉側方向へ移動し、
このため図7の如く扉1eを天板1b上に収置するま
で、押し込んで行くことができる。もちろん、この際の
押し込みは、インナーレール1gに対して、アウターレ
ール1iがスライドして行くことで許容されることにな
る。
【0043】次に請求項5につき説示すると、ここで前
記請求項1と相違するところは、そのスライドレール1
fにおけるインナーレール1gにあって、以下の如き弾
発用溝条11cを凹設するようにした構成についてであ
る。すなわち、図1(C)に明示されているように、請
求項1と同じくアウターレール1iにスライド自在なる
よう内嵌されて幅方向に突設された一対の突条部11、
11と、露呈しているヒンジ取付部11aとを具有する
だけでなく、ヒンジ取付部11aの厚さ方向反対側にお
ける上記一対の突条部11、11間にあって、アウター
レール1iの取付設置板部10に向けて開口する図示例
では判断矩形状の弾発用溝条11cが、インナーレール
1gに具備されている。このため、合成樹脂等により形
成されたインナーレール1gは、請求項1の場合に比し
適度の弾発性が保有されることとなり、この結果インナ
ーレール1gの一対である突条部11をアウターレール
1iにおける一対のレール突曲部10aにあって、その
内曲面と弾接的に接触し、従って、がたつきのない係嵌
状態が容易に得られることになるから、インナーレール
1gに対するアウターレール1iのスライド、すなわち
扉1eの回動操作や閉動操作を、がたつきなく密接状態
を確保してより円滑に行い得ることになる。
【0044】そして請求項6にあっては、請求項5にお
ける弾発用溝条11cを具有したスライドレール1fを
有するオーバーヘッドドアであるだけでなく、さらに前
記の請求項2にあって採択している受承緩衝体10gを
具有したスライドレール1fをも構成部材として用いる
ようにしたものであることから、請求項5に係る作用効
果に加えて請求項2につき既述した作用効果が加算され
たものとなり、その詳細については前説の内容を援用す
る。
【0045】さらに請求項7の場合には、請求項5に請
求項3における押当緩衝体10kを付加したものであ
り、当該押当緩衝体10kは請求項6と違ってインナー
レール1g側に設置されるようにし、これにより請求項
6と同等の作用効果を奏することができるようにしてお
り、従ってその詳細についての説示は省略されている。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上のようにして構成されてい
るので、請求項1によるときは、旧来のスライドレール
の如くボールリテーナを構成部材として用いることな
く、アウターレールとこれにスライド自在なるようイン
ナーレールの一対である突条部を係嵌したスライドレー
ルが採択され、このインナーレールにヒンジを取着する
ようにしてオーバーヘッドドアを構成したので、ボール
リテーナのボールが回転停止状態となって、開扉状態が
不全となったり、これによる事故の発生を効果的に防止
することが可能となる。
【0047】さらに請求項2によるときは、請求項1に
アウターレールにおける受承緩衝体を付加するようにし
たので、扉の天板上への収置に際して騒音が発生した
り、また扉が逆動して不本意に閉扉状態への挙動を行
い、これによりオーバーヘッドドアの使用者が当該逆動
扉により危険な状態に晒されるといった問題を解消する
ことが可能となる。そして請求項3によるときは上記請
求項2とは違って、インナーレールにおける押当緩衝体
を付加するようにしたので、上記請求項2と同等の効果
をあげることが可能となる。
【0048】請求項4にあっては、上記の請求項1に係
る構成に対して、請求項1の構成に開閉用ダンパーを扉
取付体の側板内面にあって横向きに取着するようにした
ので、縦向きに配設した従来のものに比し、扉取付体に
対する物品の収納や取り出し操作が容易となり、かつ当
該開閉用ダンパーにより、扉の閉成保持効果と、開閉扉
操作を助勢させることが可能となる。
【0049】次に請求項5によるときは、請求項1の構
成にあって、そのスライドレールにおけるインナーレー
ル適所に弾発用溝条を凹設するようにしたことから、請
求項1の前記した効果に加えてアウターレールのインナ
ーレールに対する摺動に、がたつきのない円滑な作用が
保証され、長期にわたる使用にも当該円滑な摺動を保有
させることが可能となる。
【0050】請求項6と請求項7では、上記請求項5の
構成に対して夫々アウターレールに受承緩衝体、インナ
ーレールに押当緩衝体を付設するようにしたから、何れ
も扉の天板上における収置に際し、騒音の発生や当該扉
の跳ね返り作動を抑止して、不本意な扉の回動降下によ
る危険を解消することができる。そして請求項8では、
同上請求項5の構成に請求項4に係る開閉用ダンパーを
付設するようにしたので、既設の請求項5による効果と
請求項4による降下が兼備したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオーバーヘッドドアに関し、
(A)はその一実施態様を示した閉扉状態における一部
除去の縦断側面図で、(B)はこれに用いられるスライ
ドレールの側面図、(C)は(B)のC−C線矢視断面
図である。
【図2】図1(B)のスライドレールを示し、(A)は
その背面図、(B)は当該スライドレールの右側端部を
示した背面図、(C)は左側面図である。
【図3】請求項2と請求項6に係るインナーレールにあ
って、アウターレールの受承緩衝体を設けた手前側を示
す部分背面図である。
【図4】(A)は請求項3と請求項7に係るインナーレ
ールにあって、インナーレールの押当緩衝体を示した非
開扉状態の部分背面図、(B)は(A)のB−B線矢視
断面図、(C)はインナーレールの押当緩衝体を示した
開扉完了状態の部分背面図である。
【図5】図1(A)のオーバーヘッドドアの使用状態に
おける後続開扉初期状態の一部除去による縦断側面図で
ある。
【図6】図1(A)のオーバーヘッドドアの使用状態に
おける後続開扉後期状態の一部除去による縦断側面図で
ある。
【図7】図1(A)のオーバーヘッドドアの使用状態に
おける扉の天板収置状態の一部除去による縦断側面図で
ある。
【図8】図1(A)のオーバーヘッドドアにおける開閉
用ダンパーと支持アームとの一関連構成を示した分解斜
視説明図である。
【図9】従来のオーバーヘッドドアを示した閉扉状態の
縦断側面図である。
【図10】図9のオーバーヘッドドアを示す開扉状態の
縦断側面図である。
【図11】図10のG−G線矢視横断面図である。
【図12】従来のスライドレールを示す分解斜視図であ
る。
【図13】前図のスライドレールを引き出しに使用した
場合を示し、(A)はその縦断正面説明図で、(B)は
平面説明図である。
【図14】前図のスライドレールにおけるボールリテー
ナに、内向きの力が作用した際の部分正面図である。
【図15】図14における内向きの力作用時に生じた引
き出し停滞現象を示す平面説明図である。
【符号の説明】
1a 扉取付体 1b 天板 1c 天板前縁 1d ヒンジ 1e 扉 1f スライドレール 1g インナーレール 1i アウターレール 1j 側面内面 3 取着ケース 4 圧縮スプリング 5 スプリング保持走行体 6 リンクアーム 6a 軸ピン 6b 連枢軸ピン 7 支持アーム 7a アーム軸 7b 基端 7e 先端 10 取付設置板部 10g 受承緩衝体 10k 押当緩衝体 11 突条部 11a ヒンジ取付部 11b 自由端部 11c 弾発用溝条 13 開閉用ダンパー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット等による扉取付体の側板内
    面に、支持アームの基端を回転自在なるよう軸支して、
    その先端を扉裏面の下端部近傍に枢着し、一方前記扉の
    裏面には長尺のアウターレールと、これにスライド自在
    なるよう内嵌されて幅方向に突設された一対の突条部
    と、露呈するヒンジ取付部とを備えたインナーレールと
    からなるスライドレールにつき、その上記したアウター
    レールを上下方向へ長く設置し、当該扉が回動とスライ
    ド操作により上下方向へ開閉動可能にして、かつ前記扉
    取付体の天板上に収置自在なるよう前記インナーレール
    の上端が、扉取付体の天板前縁にヒンジを介して枢着さ
    れるようにしたことを特徴とするオーバーヘッドドア。
  2. 【請求項2】 キャビネット等による扉取付体の側板内
    面に、支持アームの基端を回転自在なるよう軸支して、
    その先端を扉裏面の下端部近傍に枢着し、一方前記扉の
    裏面には長尺のアウターレールと、これにスライド自在
    なるよう内嵌されて幅方向に突設された一対の突条部
    と、露呈するヒンジ取付部とを備えたインナーレールと
    からなるスライドレールにつき、その上記したアウター
    レールを上下方向へ長く設置し、当該扉が回動とスライ
    ド操作により上下方向へ開閉動可能にして、かつ前記扉
    取付体の天板上に収置自在なるよう前記インナーレール
    の上端が、扉取付体の天板前縁にヒンジを介して枢着さ
    れるようにすると共に、上記のアウターレールには、扉
    が扉取付体の天板上に収置され終わる際にあって、イン
    ナーレールの自由端部が衝当する受承緩衝体が設けられ
    ていることを特徴とするオーバーヘッドドア。
  3. 【請求項3】 キャビネット等による扉取付体の側板内
    面に、支持アームの基端を回転自在なるよう軸支して、
    その先端を扉裏面の下端部近傍に枢着し、一方前記扉の
    裏面には長尺のアウターレールと、これにスライド自在
    なるよう内嵌されて幅方向に突設された一対の突条部
    と、露呈するヒンジ取付部とを備えたインナーレールと
    からなるスライドレールにつき、その上記したアウター
    レールを上下方向へ長く設置し、当該扉が回動とスライ
    ド操作により上下方向へ開閉動可能にして、かつ前記扉
    取付体の天板上に収置自在なるよう前記インナーレール
    の上端が、扉取付体の天板前縁にヒンジを介して枢着さ
    れるようにすると共に、上記のインナーレールには、扉
    が扉取付体の天板上に収置され終わる際にあって、アウ
    ターレールの手前側端部に衝当する押当緩衝体が設けら
    れていることを特徴とするオーバーヘッドドア。
  4. 【請求項4】 キャビネット等による扉取付体の側板内
    面に取着した開閉用ダンパーを介して、支持アームの基
    端を回転自在なるよう軸支して、その先端を扉裏面の下
    端部近傍に枢着し、一方前記扉の裏面には長尺のアウタ
    ーレールと、これにスライド自在なるよう内嵌されて幅
    方向に突設された一対の突条部と、露呈するヒンジ取付
    部とを備えたインナーレールとからなるスライドレール
    につき、その上記したアウターレールを上下方向へ長く
    設置し、当該扉が回動とスライド操作により上下方向へ
    開閉動可能にして、かつ前記扉取付体の天板上に収置自
    在なるよう前記インナーレールの上端が、扉取付体の天
    板前縁にヒンジを介して枢着されるようにし、前記の開
    閉用ダンパーは、前同側板内面に固定される取着ケース
    と、この取着ケースに横向動自在にして圧縮スプリング
    により扉側への付勢状態で収納されているスプリング保
    持走行体と、このスプリング保持走行体に軸ピンにより
    回動自在なるよう反扉側端部が枢着されているリンクア
    ームと、前記の取着ケースにおける扉側にアーム軸によ
    り前記支持アームの基端が回動自在であり、かつ、当該
    アーム軸の周辺にあって、連枢軸ピンにより上記リンク
    アームの扉側端部が上記の基端に枢着され、上記連枢軸
    ピンによるリンクアームと支持アームの基端との枢着点
    位置が、閉扉状態にあっては前記軸ピンとアーム軸を結
    ぶ軸心横向線よりも上方側寄りであり、開扉初期途上で
    は上記軸心横向線上に転移し、後続開扉状態から扉が扉
    取付体の天板上に回動載置されるまでは、軸心横向線の
    下方側寄りに転移するよう選定されていることを特徴と
    するオーバーヘッドドア。
  5. 【請求項5】 キャビネット等による扉取付体の側板内
    面に、支持アームの基端を回転自在なるよう軸支して、
    その先端を扉裏面の下端部近傍に枢着し、一方前記扉の
    裏面には長尺のアウターレールと、これにスライド自在
    なるよう内嵌されて幅方向に突設された一対の突条部
    と、露呈するヒンジ取付部と、当該ヒンジ取付部の厚さ
    方向反対側における前記一対の突条部間にあって、アウ
    ターレールの取付設置板部に向けて開口する弾発用溝条
    とを備えたインナーレールとからなるスライドレールに
    つき、その上記したアウターレールを上下方向へ長く設
    置し、当該扉が回動とスライド操作により上下方向へ開
    閉動可能にして、かつ前記扉取付体の天板上に収置自在
    なるよう前記インナーレールの上端が、扉取付体の天板
    前縁にヒンジを介して枢着されるようにしたことを特徴
    とするオーバーヘッドドア。
  6. 【請求項6】 キャビネット等による扉取付体の側板内
    面に、支持アームの基端を回転自在なるよう軸支して、
    その先端を扉裏面の下端部近傍に枢着し、一方前記扉の
    裏面には長尺のアウターレールと、これにスライド自在
    なるよう内嵌されて幅方向に突設された一対の突条部
    と、露呈するヒンジ取付部と、当該ヒンジ取付部の厚さ
    方向反対側における前記一対の突条部間にあって、アウ
    ターレールの取付設置板部に向けて開口する弾発用溝条
    とを備えたインナーレールとからなるスライドレールに
    つき、その上記したアウターレールを上下方向へ長く設
    置し、当該扉が回動とスライド操作により上下方向へ開
    閉動可能にして、かつ前記扉取付体の天板上に収置自在
    なるよう前記インナーレールの上端が、扉取付体の天板
    前縁にヒンジを介して枢着されるようにし、上記アウタ
    ーレールには、扉が扉取付体の天板上に収置される際に
    あって、インナーレールの自由端部が衝当する受承緩衝
    体が設けられていることを特徴とするオーバーヘッドド
    ア。
  7. 【請求項7】 キャビネット等による扉取付体の側板内
    面に、支持アームの基端を回転自在なるよう軸支して、
    その先端を扉裏面の下端部近傍に枢着し、一方前記扉の
    裏面には長尺のアウターレールと、これにスライド自在
    なるよう内嵌されて幅方向に突設された一対の突条部
    と、露呈するヒンジ取付部と、当該ヒンジ取付部の厚さ
    方向反対側における前記一対の突条部間にあって、アウ
    ターレールの取付設置板部に向けて開口する弾発用溝条
    とを備えたインナーレールとからなるスライドレールに
    つき、その上記したアウターレールを上下方向へ長く設
    置し、当該扉が回動とスライド操作により上下方向へ開
    閉動可能にして、かつ前記扉取付体の天板上に収置自在
    なるよう前記インナーレールの上端が、扉取付体の天板
    前縁にヒンジを介して枢着されるようにし、上記インナ
    ーレールには、扉が扉取付体の天板上に収置され終わる
    際にあって、アウターレールの手前端部に衝当する押当
    緩衝体が設けられていることを特徴とするオーバーヘッ
    ドドア。
  8. 【請求項8】 キャビネット等による扉取付体の側板内
    面に取着した開閉用ダンパーを介して、支持アームの基
    端を回転自在なるよう軸支して、その先端を扉裏面の下
    端部近傍に枢着し、一方前記扉の裏面には長尺のアウタ
    ーレールと、これにスライド自在なるよう内嵌されて幅
    方向に突設された一対の突条部と、露呈するヒンジ取付
    部と、当該ヒンジ取付部の厚さ方向反対側における前記
    一対の突条部間にあって、アウターレールの取付設置板
    部に向けて開口する弾発用溝条とを備えたインナーレー
    ルとからなるスライドレールにつき、その上記したアウ
    ターレールを上下方向へ長く設置し、当該扉が回動とス
    ライド操作により上下方向へ開閉動可能にして、かつ前
    記扉取付体の天板上に収置自在なるよう前記インナーレ
    ールの上端が、扉取付体の天板前縁にヒンジを介して枢
    着されるようにし、前記の開閉用ダンパーは、前同側板
    内面に固定される取着ケースと、この取着ケースに横向
    動自在にして圧縮スプリングにより扉側への付勢状態で
    収納されているスプリング保持走行体と、このスプリン
    グ保持走行体に軸ピンにより回動自在なるよう反扉側端
    部が枢着されているリンクアームと、前記の取着ケース
    における扉側にアーム軸により前記支持アームの基端が
    回動自在であり、かつ、当該アーム軸の周辺にあって、
    連枢軸ピンにより上記リンクアームの扉側端部が上記の
    基端に枢着され、上記連枢軸ピンによるリンクアームと
    支持アームの基端との枢着点位置が、閉扉状態にあって
    は前記軸ピンとアーム軸を結ぶ軸心横向線よりも上方側
    寄りであり、開扉初期途上では上記軸心横向線上に転移
    し、後続開扉状態から扉が扉取付体の天板上に回動載置
    されるまでは、軸心横向線の下方側寄りに転移するよう
    選定されていることを特徴とするオーバーヘッドドア。
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