JP2001115336A - 分割型複合繊維 - Google Patents

分割型複合繊維

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JP2001115336A
JP2001115336A JP29127399A JP29127399A JP2001115336A JP 2001115336 A JP2001115336 A JP 2001115336A JP 29127399 A JP29127399 A JP 29127399A JP 29127399 A JP29127399 A JP 29127399A JP 2001115336 A JP2001115336 A JP 2001115336A
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fiber
splittable conjugate
polyolefin
conjugate fiber
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Toru Kamimura
徹 上村
Tomoyasu Nakada
智康 中田
Yoshihiro Nishida
佳弘 西田
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Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた柔軟性と風合いを有し、嵩高性とワイ
ピング性能の高い不織布や織編物を得ることができる分
割型複合繊維を提供する。 【解決手段】 溶融粘度比が特定の式を満足する成分A
のアルカリ易溶解性ポリエステルと成分Bのポリオレフ
ィンからなる分割型複合繊維である。そして、前記ポリ
オレフィン中の炭素数12〜20の高級脂肪酸のアルカ
リ土類金属塩の含有量が1500ppm以下であり、繊
維横断面は成分Aと成分Bが放射状に交互に配列された
合計8以上のセグメントから構成され、分割後の繊度が
0.44dtex以下になるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、均一な繊維断面形
態を有し、分割性に優れ、医療衛材用途や一般の拭取用
途から高ワイピング性能を必要とする精密機器等の拭取
用途まで幅広く、好適に使用することが可能な分割型複
合繊維に関するものである。
【0002】
【従来の技術】極細繊維を得るための分割型複合繊維と
しては、一方の成分がアルカリ易溶解性ポリエステルか
らなり、アルカリ処理を施すことで極細繊維となる複合
繊維や、互いに相溶性の異なる成分からなり、物理的処
理により極細繊維となる複合繊維が広く知られており、
これらの分割型複合繊維は、各種衣料用やワイピングク
ロス、医療衛生材用、工業用分野等へ展開されている。
【0003】例えば、特開平8−311717号公報に
おいて、主としてポリオレフィン系樹脂からなり、少な
くとも1成分に親水成分が1.0〜7.0wt%添加さ
れた分割型複合繊維が開示されている。また、特開平9
−59824号公報において、ポリアルキレングリコー
ルを特定量配合したアルカリ易溶解性ポリエステルと、
主たる繰り返し単位をエチレンテレフタレートとするア
ルカリ難溶解性ポリエステルからなり、分割後繊度が
0.33dtex以下となる分割型複合繊維が開示され
ている。
【0004】しかしながら、近年、極細繊維にはより高
い性能が求められており、特に工業用精密機器の研磨布
等においては、ワイピング性と柔軟性に優れた超極細繊
維が要求される中で、分割型複合繊維が最も容易に極細
繊維を得ることが可能であるが、部分的に未分割繊維が
残存し、精密機器等の研磨布としては、研磨傷の原因と
なるため不適であった。また、ポリエステルを主体とす
る分割型複合繊維では、ポリオレフィンを主体とする分
割型複合繊維と比べて、不織布や織編物に十分な柔軟性
が付与することができなかったり、耐アルカリ性や軽量
化を必要とする電池セパレーター等の用途としては不適
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
分割型複合繊維の欠点を解消し、ポリオレフィンを主体
として、繊維断面形態を均一で安定化させることによ
り、優れた分割性を有し、柔軟な風合い、嵩高性及びワ
イピング性能の高い不織布や織編物を得ることができ、
広い分野で好適に使用できる分割型複合繊維を提供する
ことを技術的な課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討を行った結果、成分Aとし
てアルカリ易溶解性ポリエステル、成分Bとして炭素数
12〜20の高級脂肪酸のアルカリ土類金属塩の含有量
が1500ppm以下のポリオレフィンを用いて、それ
らの溶融粘度比が特定の範囲を満足させ、かつ、セグメ
ント数を規制し、分割後の繊度を細くすることで上記の
課題が解決されることを見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明は、溶融粘度比が下式
(1)を満足する成分Aのアルカリ易溶解性ポリエステ
ルと成分Bのポリオレフィンからなる分割型複合繊維に
おいて、前記ポリオレフィン中の炭素数12〜20の高
級脂肪酸のアルカリ土類金属塩の含有量が1500pp
m以下であり、繊維横断面は成分Aと成分Bが放射状に
交互に配列された合計8以上のセグメントから構成さ
れ、分割後の繊度が0.44dtex以下になるもので
あることを特徴とする分割型複合繊維を要旨とするもの
である。 0.2≦〔A〕/〔B〕≦5.0 (1) ここで、〔A〕及び〔B〕は、それぞれ成分A及び成分
Bの溶融粘度(dPa・s)で、温度280℃、剪断速
度1000s-1における値を示す。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明において、分割型複合繊維に用いる成分A
は、アルカリ易溶解性ポリエステルであることが必要で
ある。アルカリ難溶解性ポリエステルでは、アルカリ処
理による分割が容易ではなく、物理的処理により分割可
能であるが、目的とする完全割繊までは至らないため好
ましくない。アルカリ易溶解性ポリエステルとしては、
例えばエチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位と
し、5−ナトリウムスルホイソフタル酸及びポリエチレ
ングリコールを共重合させたポリエステルが挙げられ
る。
【0009】また、成分Bであるポリオレフィンとして
は、炭素原子の数が2〜18の脂肪族α−モノオレフィ
ン、例えばエチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテ
ン−1,3−メチルブテン−1、ヘキセン−1、オクテ
ン−1、ドデセン−1、オクタデセン−1のホモポリオ
レフィン又は共重合ポリオレフィンが好ましく用いられ
る。脂肪族αモノオレフィンは、他のオレフィン又は少
量(重合体重量の約10wt%まで)の他のエチレン系
不飽和ポリマー、例えばブタジエン、イソプレン、ペン
タジエン−1,3、スチレン、α−メチルスチレンのよ
うな類似のエチレン系不飽和モノマーが共重合されてい
てもよい。特にポリエチレンの場合、重合体重量の約1
0wt%までのプロピレン、ブテン−1、ヘキセン−
1、オクテン−1又は類似の高級α−オレフィンと共重
合させたものが好ましい。
【0010】また、触媒の中和剤及びポリマーと金属の
滑材とする目的で、ポリオレフィン中に含有される炭素
数12〜20の高級脂肪酸のアルカリ土類金属塩の含有
量は、1500ppm以下であることが必要である。含
有量が1500ppmを超えると、紡糸口金の吐出孔周
辺に異物が蓄積し、ポリマーの流動方向を阻害して、均
一な繊維断面形状のものが得られず、完全割繊ができな
いものになる。 炭素数12〜20の高級脂肪酸のアル
カリ土類金属塩としては、ステアリン酸カルシウム、ス
テアリン酸マグネシウム等が挙げられる。
【0011】本発明において、成分Aであるアルカリ易
溶解性ポリエステルと成分BであるポリオレフィンB
は、それらの溶融粘度比が前記式(1)を満足するよう
に選択することが必要である。溶融粘度比が0.2未満
になると、繊維横断面において、成分Bが繊維断面周囲
を被覆してしまい、後工程におけるアルカリ処理で分割
し難くなり、目的とする完全割繊の複合繊維が得られな
い。一方、溶融粘度比が5.0を超えると、成分Bが繊
維断面の中央部で集結して島を形成するため、上記と同
じ理由で好ましくない。
【0012】分割型複合繊維の横断面は、ポリエステル
とポリオレフィンとが放射状に交互に配列された合計8
以上のセグメントに分割されていることが必要である。
図1は、本発明に用いる分割型複合繊維の一実施態様を
示す断面図であり、成分Aであるポリエステル1と成分
Bであるポリオレフィン2とが放射状に交互配列してお
り、セグメント数の合計が20の例である。セグメント
数の合計が8未満の場合、分割後の繊度を小さくしよう
とすると、分割前の複合繊維を細くする必要があり、紡
糸操業上、困難な場合が多い。セグメント数が多ければ
分割後の繊度が小さくなるという利点はあるが、逆に個
々のセグメント形態が均一になり難いという問題もあ
り、実際には両成分の合計で8〜30セグメント数とす
ることが好ましい。
【0013】本発明の分割型複合繊維は、アルカリ処理
後に成分Bのセグメント数に完全分割されるものであ
る。アルカリ処理後に分割不良が部分的に存在すると、
電子部品等の研磨布用途としては未分割繊維が研磨傷の
原因となるため好ましくない。そして、分割型複合繊維
の分割後の繊度は、0.44dtex以下、好ましくは
0.33dtex以下とする必要がある。分割後の繊度
が0.44dtexを超えると、分割繊維の剛性が大き
くなるため、不織布にすると、風合いが硬くて柔軟性が
得られず、さらには不織布の嵩密度が低くなるため、ワ
イピング性能の低いものとなる。
【0014】本発明の分割型複合繊維は、例えば次の方
法で製造することができる。すなわち、従来公知の溶融
複合紡糸法で紡糸し、横吹付や環状吹付等の従来公知の
冷却装置を用いて、吹付風により冷却した後、油剤を付
与し、引き取りローラを介して未延伸糸として巻取機に
巻取る。引き取りローラ速度は500m/分から200
0m/分である。次いで、巻き取られた未延伸糸を複数
本引き揃え、公知の延伸機にて周速の異なるローラ群間
で延伸する。さらに、前記延伸トウを押し込み式捲縮付
与装置にて捲縮を付与した後、所定の繊維長に切断して
目的とする分割型複合繊維(短繊維)を得る。なお、要
求される用途により延伸トウを構成ポリマーの融点以下
の温度で熱セットしてもよい。また、本発明の分割型複
合繊維は、用途によっては長繊維として用いてもよい。
【0015】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。なお、各種物性や評価は、次の方法で行った。 (1)溶融粘度(dPa・s) 島津製作所製のフローテスターCFT−500を用い
て、温度280℃、プレヒート時間180sで、荷重の
重さを種々変えて溶融粘度を測定し、剪断速度1000
-1の時の値を測定した。 (2)単糸繊度(dtex) JIS L−1015の方法により測定した。 (3)分割後の繊度(dtex) JIS L−1015の方法により単糸繊度を測定し、
セグメント数と繊維を構成するポリマーの密度と比率よ
り分割後の繊度を算出した。 (4)分割率(%) アルカリ処理後の不織布の断面を電子顕微鏡で観察し、
次式で算出した。 分割率(%)=(a/b)×100 a:セグメント数の100%が分割した繊維の本数 b:分割前の繊維の本数 分割率が100%を合格とした。 (5)不織布の目付(g/m2) JIS P−8142の方法により測定した。 (6)不織布の風合い 10人のパネラーが手触り評価を行い、一人につき10
点を満点として採点し、その合計点で評価した。なお、
合計点評価は80点以上(◎)を合格とした。 10点評価 10〜8点:非常に肌触りがよく柔らかい。 7〜6点:柔らかいが、ざらつき感等を感じる。 5〜4点:やや硬い。 3点未満:硬い。 合計点評価 ◎:80点以上 ○:60〜79点 △:40〜59点 ×:39点以下
【0016】実施例1 分割型複合繊維の成分を構成するポリマーを成分Aとし
て、5−ナトリウムスルホイソフタル酸2.5モル%
と、分子量6000のポリエチレングリコール13.3
wt%との共重合ポリエステルで溶融粘度1700dP
a・sのアルカリ易溶解性ポリエステルを用い、成分B
として、ステアリン酸カルシウムの含有量500pp
m、溶融粘度620dPa・sのポリプロピレンを使用
した。
【0017】そして、繊維断面形状が図1に示すような
形態でセグメント数が20個になる複合紡糸口金を用
い、成分Aと成分Bの溶融容積比を50:50の割合で
溶融紡糸し、単糸繊度3.3dtex(分割後のポリプ
ロピレン繊度は0.12dtex)、繊維長51mmの
分割型複合繊維を得た。紡糸は連続で120時間実施し
た。得られた分割型複合繊維をカード工程で開繊し、目
付80g/m2 のウエブを作成した。
【0018】このウエブを100メッシュスクリーンか
らなるネットコンベアーに載置し、孔径0.12mm、
孔間隔1.0mmの噴射孔を複数固有する噴射ノズルを
3段階に設け、前段1960kPa、中段2940kP
a、後段2940kPaの水圧でウエブの表裏に水流交
絡処理を施し、ウエブの構成繊維の交絡のみを行い、目
付80g/m2 の不織布を得た。得られた不織布(試料
10g)を、NaOH7%水溶液、浴比1:10、70
℃中で15分のアルカリ処理を施し、減量率65%の不
織布を得た。得られた不織布の評価結果を表1に示す。
【0019】実施例2〜4、比較例1〜2 成分Aと成分Bの溶融粘度と溶融粘度比を表1に示すよ
うに変更した以外は、実施例1と同様の方法で分割型複
合繊維と不織布を得た。得られた不織布の評価結果を併
せて表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】実施例1〜4は、成分Aと成分Bの溶融粘
度比を満足しているため、分割型複合繊維の繊維断面に
おける2成分の中央部での集結と外周での被覆がなく、
均一な断面形態を保持することができ、分割率は100
%となった。その分割繊維より形成された不織布は、柔
軟性に富み、表面が非常にソフトな風合いを有するもの
であった。
【0022】一方、比較例1、2は、成分Aと成分Bの
溶融粘度比を満足しておらず、比較例1は、溶融粘度比
が高かったため、分割型複合繊維の断面において、中央
部に成分Bが集結し、島が形成された。分割率は88%
ではあるが、この分割繊維から形成された不織布の風合
いは、ざらつき感や凹凸感を感じるものとなった。ま
た、比較例2は、溶融粘度比が低かったため、分割型複
合繊維の断面において、外周部を成分Bが被覆した。分
割率は63%と悪いものになり、この分割繊維より形成
された不織布は、柔軟性に劣り、表面のソフトも乏しい
ものとなった。
【0023】実施例5〜6、比較例3 成分Bのポリプロピレン中のステアリン酸カルシウム含
有量を表2に示すように変更した以外は、実施例1と同
様の方法で分割型複合繊維と不織布を得た。
【0024】
【表2】
【0025】実施例5、6は、ポリプロピレン中に含有
されるステアリン酸カルシウムが1500ppm以下で
あるため、120時間の連続紡糸における紡糸口金の吐
出孔周辺に異物は蓄積せず、均一で安定した繊維断面形
態の分割型複合繊維が得られた。分割率も100%のも
のとなり、この分割繊維より得られた不織布は、柔軟性
に富み、表面がソフトな風合いを有するものとなった。
【0026】一方、比較例3は、ポリプロピレン中に含
有されるステアリン酸カルシウムが1500ppmを超
えるため、120時間の連続紡糸において、30時間前
後までは紡糸口金の吐出孔周辺に異物が蓄積せず、分割
率も良好なものが得られていたが、48時間前後で顕著
な異物蓄積が確認され、それに伴って、繊維断面形態も
変形し、分割率も悪化していった。それ以降、状況はさ
らに悪化する一方であり、紡糸120時間後では、繊維
断面形状が完全に均一性を失ったものとなり、分割率も
32%と悪いものとなった。この分割繊維より得られた
不織布は、非常に硬い風合いのものとなった。
【0027】実施例7〜8、比較例4〜5 分割型複合繊維のセグメント数と分割後の繊度を表3に
示すように変更した以外は、実施例1と同様の方法で分
割型複合繊維と不織布を得た。
【0028】
【表3】
【0029】実施例7、8は、分割型複合繊維の繊維断
面において、2成分のポリマーは中央部での集結と外周
部の被覆がなく、均一で安定した断面形態を保持するこ
とができた。分割率は100%となり、この分割繊維よ
り形成された不織布は、柔軟性に富み、非常にソフトな
風合いを有するものとなった。
【0030】一方、比較例4は、分割型複合繊維のセグ
メント数が少なく、分割後の繊度が大きいため、この分
割繊維より形成された不織布は、嵩高性とソフト性の乏
しい風合いのものとなった。また、比較例5は、分割型
複合繊維のセグメント数が少なく、分割後の繊度を0.
44dtex以下とするために単糸繊度を細くした。し
かし、紡糸巻取り時に剥離分割による糸条切断が多発
し、操業性が著しく劣り、分割型複合繊維を連続生産す
ることができなかった。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、分割型複合繊維におい
て、溶融粘度比を満足するアルカリ易溶解性ポリエステ
ルとポリオレフィンを用い、セグメント数を規制して分
割後の繊度を細くすることで、優れた柔軟性と風合いを
有し、嵩高性とワイピング性能の高い不織布や織編物を
得ることができる分割型複合繊維が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分割型複合繊維の一実施態様を示す断
面図であり、セグメント数の合計が20の例を示す。
【符号の説明】
1 成分A 2 成分B
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L041 AA07 BA02 BA04 BA05 BA14 BA49 BD07 BD11 BD20 CA16 CA38 CB14 DD01 DD11 DD14 DD21 EE06 EE15 EE20 4L045 AA05 BA03 BA05 BA21 BA60 DA45

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融粘度比が下式(1)を満足する成分
    Aのアルカリ易溶解性ポリエステルと成分Bのポリオレ
    フィンからなる分割型複合繊維において、前記ポリオレ
    フィン中の炭素数12〜20の高級脂肪酸のアルカリ土
    類金属塩の含有量が1500ppm以下であり、繊維横
    断面は成分Aと成分Bが放射状に交互に配列された合計
    8以上のセグメントから構成され、分割後の繊度が0.
    44dtex以下になるものであることを特徴とする分
    割型複合繊維。 0.2≦〔A〕/〔B〕≦5.0 (1) ここで、〔A〕及び〔B〕は、それぞれ成分A及び成分
    Bの溶融粘度(dPa・s)で、温度280℃、剪断速
    度1000s-1における値を示す。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002103095A1 (fr) * 2001-06-15 2002-12-27 Kuraray Co., Ltd. Fibre composite
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