JP2001114838A - エチレン−α−オレフィン共重合体 - Google Patents
エチレン−α−オレフィン共重合体Info
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Abstract
押出し加工性及びカレンダー成形性に優れ、低分子量成
分のブリードがないエチレン−α−オレフィン共重合体
を得る。 【解決手段】 下記(a)〜(h)の条件を満足するエ
チレン−α−オレフィン共重合体。 (a)α−オレフィン含量が20〜40重量% (b)ムーニー粘度(ML1+4100℃)が15〜70 (c)GPC測定におけるQ値(重量平均分子鎖長/数
平均分子鎖長)が4以上 (d)バイモーダルの分子量分布を示す (e)分子量分布曲線の高分子量ピーク高さと低分子量
ピーク高さの比が2.0〜7.0 (f)分子量分布曲線において、連鎖長100オングス
トローム以下の低分子量部の面積が3%以下 (g)引張応力M100が2.5MPa以下 (h)示差走査熱量計で測定した場合に、50〜100
℃の範囲内における結晶の融解熱量が5mJ/mg以上
Description
レフィン共重合体に関するものである。更に詳しくは、
本発明は、柔軟性、加工性、ペレットの取り扱い、特に
押出し加工性及びカレンダー成形性に優れ、低分子量成
分のブリードがないエチレン−α−オレフィン共重合体
に関するものである。
軟性のバランスが良く、加工性やコストパフォーマンス
に優れた材料であるが、近年の環境問題よりその使用が
制限されている。一方でリサイクル性に優れるポリオレ
フィン系材料としてエチレン−α−オレフィン共重合体
ゴムをあげることができ、従来、EPDM等のエチレン
−α−オレフィン−非共役ジエンゴムとともに自動車用
材料、建築材料、電線用材料、ポリオレフィン改質材料
として広く用いられている。これらの用途では、加硫物
性が優れていることはもちろん、加工性、特にロール加
工性、押し出し加工性が優れていることが望まれてお
り、この点で、ジエン成分を含むことにより加工性に優
れたEPDM等のエチレン−α−オレフィン−非共役ジ
エンゴムがエチレン−α−オレフィン共重合ゴムよりも
広く用いられる現状となっている。この加工性を更に改
良する従来技術として例えば、特開昭61−4708号
公報に示されるように二級アルコールのバナジン酸エス
テル等の特殊な触媒を用いて分子量分布の広いエチレン
−α−オレフィン−非共役ジエンゴムを製造する方法が
開示されている。また特公平6−18942号公報に
は、分子量分布の広いエチレン−α−オレフィン−非共
役ジエン共重合ゴムに加硫ゴム配合剤を配合したことを
特徴とするゴム組成物が開示されている。しかしなが
ら、ジエン成分を含むゴムは加工性に優れるものの、ジ
エン成分を含まないゴムに比べてジエンモノマー臭気を
含むことから、最終製品に該臭気が残留するという問題
が発生することがある。
加工性、耐熱性に優れ、かつ引張強度が高く、低分子量
部のブリードの発生しない、特定の組成、分子量、分子
量分布を有するエチレン−α−オレフィン共重合体ゴム
が開示されている。しかしながら、この方法では、昨今
の更に厳しい品質要求に鑑みて、ブリードの防止が不十
分であり、該共重合体を用いた最終製品の表面外観を損
ねたり、更に該共重合体ペレットが少しの荷重で互着し
小塊の形状を長期間維持できず、ポリオレフィン系樹脂
への配合の際に輸送や計量などの取り扱い及び作業性が
不十分という問題点があった。
明が解決しようとする課題は、柔軟性、加工性、ペレッ
トの取り扱い、特に押出し加工性及びカレンダー成形性
に優れ、低分子量成分のブリードがないエチレン−α−
オレフィン共重合体に存するものである。
チレン及び炭素数3〜8のα−オレフィンからなり、下
記(a)〜(h)の条件を満足するエチレン−α−オレ
フィン共重合体に係るものである。 (a):α−オレフィン含量が20〜40重量%である
こと (b):ムーニー粘度(ML1+4100℃)が15〜7
0であること (c):GPC測定におけるQ値(重量平均分子鎖長/
数平均分子鎖長)が4以上であること (d):バイモーダルの分子量分布曲線を示すこと (e):分子量分布曲線の高分子量ピーク高さ(X1)
と低分子量ピーク高さ(X2)の比H(=X1/X2)
が2.0〜7.0であること (f):分子量分布曲線において、連鎖長100オング
ストローム以下の低分子量部の面積が3%以下であるこ
と (g):JIS−K−6251に準拠して測定した引張
応力M100が2.5MPa以下であること (h):示差走査熱量計(DSC)で測定した場合に、
50〜100℃の範囲内における結晶の融解熱量が5m
J/mg以上であること
フィンの具体例としては、プロピレン、1−ブテン、3
−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1
−ヘキセン、1−オクテンなどをあげることができる。
α−オレフィンの炭素数が9以上であるとα−オレフィ
ンのモノマーコストが高価となり、工業生産という観点
からは不都合である。炭素数3〜8のα−オレフィン
は、その一種を単独で用いてもよく、又はその二種以上
を併用してもよい。本発明の共重合体中におけるα−オ
レフィン含量は20〜40重量%である必要があり、好
ましくは、α−オレフィンの炭素数が3〜5の場合、2
5〜35重量%であり、α−オレフィンの炭素数が6〜
8の場合、25〜40重量%である。α−オレフィン含
量が過少であると、該共重合体を用いた最終製品や該共
重合体ペレットの表面にブリードを生じる。一方α−オ
レフィン含量が過多であると、該共重合体ペレットが互
着し実用に耐えられないレベルとなる。
1+4100℃)は15〜70である必要があり、好まし
くは20〜60である。ムーニー粘度が低すぎると、該
共重合体を用いた最終製品や該共重合体ペレットの表面
にブリードを生じる。一方ムーニー粘度が高すぎると、
該共重合体の加工性が悪化する。
値(重量平均分子鎖長/数平均分子鎖長)は4以上であ
る必要があり、好ましくは6以上である。Q値が過小で
あると、該共重合体の押出し加工性が悪化する。また、
本発明の構成用件に合致する限りQ値は大きい方が押し
出し加工性の面で好ましい。Q値の測定はゲルパーミエ
イションクロマトグラフ(GPC)法(たとえば、Wa
ters社製、150C/GPC装置)により行う。溶
出温度は140℃、使用カラムは、たとえば昭和電工社
製Shodex Packed ColumnA−80
M、分子量標準物質はポリスチレン(たとえば、東ソー
社製、分子量68−8,400,000)を用いる。得
られたポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)、数平
均分子量(Mn)、更にこの比(Q値)を分子量分布と
する。測定サンプルは約5mgの重合体を5mlのo−
ジクロロベンゼンに溶解し、約1mg/mlの濃度とす
る。得られたサンプル溶液の400μlをインジェクシ
ョンし、溶出溶媒流速は1.0ml/minとし、屈折
率検出器にて検出する。
分布曲線を示す必要がある。分子量分布が単一ピークで
ある場合、分子量分布の広化が不十分であり、押出し加
工性、中でも押出し肌が悪化したり、カレンダー加工性
が悪化する。
子量ピーク高さ(X1)と低分子量ピーク高さ(X2)
の比H(=X1/X2)が2.0〜7.0である必要が
あり、好ましくは2.2〜6.0である。Hが過少であ
ると、該共重合体を用いた最終製品や該共重合体ペレッ
トの表面にブリードを生じる。一方、Hが過多である
と、押出し加工性、中でも押出し肌が悪化したり、押し
出し量の低下をもたらす。
て、連鎖長100オングストローム以下の低分子量部の
面積は3%以下である必要があり、好ましくは2%以下
である。該面積が過多であると、該共重合体を用いた最
終製品や該共重合体ペレットの表面にブリードを生じ
る。
1に準拠して測定した引張応力M10 0が2.5MPa以
下である必要があり、好ましくは2.0MPa以下であ
る。該値が過多であると、該共重合体の柔軟性に劣る。
SC)で測定した場合に、50〜100℃の範囲内にお
ける結晶の融解熱量が5mJ/mg以上である必要があ
り、好ましくは8mJ/mg以上である。該値が過少で
あると、該共重合体の押出し加工性、中でも形状保持性
が悪化する。示差走査熱量計は、たとえばセイコー電子
工業社製 DSC220Cを用い、昇温過程において1
0℃/minの速度で測定を行う。
(C)成分を後記のとおり組合せて得られる触媒系の存
在下、1槽又は2槽の重合槽を用いて、エチレン、α−
オレフィンを重合に付すことにより製造し得る。なお、
本発明の構成要件に合致する限り3槽以上の重合槽を使
用することも可能である。
nX3-n(ただしRは炭化水素基、Xはハロゲン、0≦n
≦3)で示されるバナジウム化合物を用いることがで
き、VOCl3、VO(OCH3)Cl2、VO(OC
H3)2Cl、VO(OCH3)3、VO(OC2H5)Cl
2、VO(OC2H5)2Cl、VO(OC2H5)3、VO
(OC3H7)Cl2、VO(OC3H7)2Cl、VO(O
C3H7)3、VO(Oiso−C3H7)Cl2、VO(O
iso−C3H7)2Cl、VO(Oiso−C3H7)3、
VO(On−C4H9)Cl2、VO(On−C4H9)2C
l、VO(On−C4H9)3、あるいはこれらの混合物
を例示することができる。これらの内、VOCl3以外
のものはVOCl3とアルコールを反応させたり、ある
いは、VOCl3とVO(OR)3を反応させることによ
って容易に得ることができる。
3-m(ただしR’は炭化水素基、Xはハロゲン、0≦m
≦3)で示される有機アルミニウム化合物を使用するこ
とができ、(C2H5)2AlCl、(C4H9)2AlC
l、(C6H13)2AlCl、(C 2H5)1.5AlC
l1.5、(C4H9)1.5AlCl1.5、(C6H13)1.5A
lCl1. 5、C2H5AlCl2、C4H9AlCl2、C6H
13AlCl2等が例示できる。
系を用いても本発明の共重合体を得ることが可能である
が、ブリードする低分子量成分を更に少なくする目的で
次に示す(C)成分を合わせて用いてもよい。
るハロゲン化エステル化合物を用いることができる。 ただし、R”は炭素数1〜20で、部分的あるいは全て
ハロゲン置換された有機基、R'''は炭素数1〜20の
炭化水素基)好ましくはR”の置換基が全てクロル置換
された化合物、更に好ましくは、パークロルクロトン酸
エステルが非常に有効である。具体的には、エチルジク
ロルアセテート、メチルトリクロルアセテート、エチル
トリクロルアセテート、メチルジクロルフェニルアセテ
ート、エチルジクロルフェニルアセテート、メチルパー
クロロクロトネート、エチルパークロルクロトネート、
プロピルパークロルクロトネート、イソプロピルパーク
ロルクロトネート、ブチルパークロルクロトネート、シ
クロプロピルパークロルクロトネート、フェニルパーク
ロルクロトネート、等が例示できる。
(B)とバナジウム化合物(A)の割合は、モル比で
2.5以上、かつハロゲン化エステル化合物(C)とバ
ナジウム化合物(A)の割合が、モル比で1.5以上で
あることが好ましい。
共重合体は、上記触媒系の他、公知のチーグラー・ナッ
タ型触媒又は公知のシングルサイト触媒(メタロセン系
等)を単独又は複数用い、かつ1槽又は2槽以上の重合
槽を用いて製造することができるが、得られる重合体の
組成分布の均一性という観点からは、公知のシングルサ
イト触媒(メタロセン系等)が好ましく、かかるシング
ルサイト触媒の例としては、たとえば特開昭58−19
309号公報、特開昭60−35005号公報、特開昭
60−35006号公報、特開昭60−35007号公
報、特開昭60−35008号公報、特開昭61−13
0314号公報、特開平3−163088号公報、特開
平4−268307号公報、特開平9−12790号公
報、特開平9−87313号公報、特開平10−508
055号公報、特開平11−80233号公報、特表平
10−508055号公報、等に記載のメタロセン系触
媒、特開平10−316710号公報、特開平11−1
00394号公報、特開平11−80228号公報、特
開平11−80227号公報、特表平10−51348
9号公報、特開平10−338706号公報、特開表1
1−71420号公報記載の非メタロセン系の錯体触媒
を例示することができるが、これらの中でも、一般的に
はメタロセン触媒が使用され、その中でも好適なメタロ
セン触媒の例としては、シクロペンタジエン形アニオン
骨格を少なくとも1個有し、かつ得られる重合体の柔軟
性という観点からは、C1対称構造を有する周期表第3
族〜第12族の遷移金属錯体が好ましい。更に、 高分
子量の重合体を得るに際してのメタロセン触媒を用いた
好適な製造方法の例として、下記(α)と、下記(β)
及び/又は下記(γ)とを用いてなるオレフィン重合用
触媒の存在下、エチレン及び炭素数3〜8のα−オレフ
ィンを共重合してなる方法を例示することができる。 (α):下記一般式[I]〜[III]で表される遷移金
属錯体のうちの少なくとも一種 (上記一般式[I]〜[III]においてそれぞれ、M1は
元素の周期律表の第4族の遷移金属原子を示し、Aは元
素の周期律表の第16族の原子を示し、Jは元素の周期
律表の第14族の原子を示す。Cp1はシクロペンタジ
エン形アニオン骨格を有する基を示す。X1、X2、
R1、R2、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立に、水
素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、ア
リール基、置換シリル基、アルコキシ基、アラルキルオ
キシ基、アリールオキシ基又は2置換アミノ基を示す。
X3は元素の周期律表の第16族の原子を示す。R1、R
2、R3、R4、R5及びR6は任意に結合して環を形成し
てもよい。二つのM1、A、J、Cp1、X1、X2、
X3、R1、R2、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ同じ
であっても異なっていてもよい。) (β):下記(β1)〜(β3)から選ばれる1種以上
のアルミニウム化合物 (β1)一般式 E1 aAlZ3-aで示される有機アルミ
ニウム化合物 (β2)一般式 {−Al(E2)−O−}bで示される
構造を有する環状のアルミノキサン (β3)一般式 E3{−Al(E3)−O−}cAlE3
2で示される構造を有する線状のアルミノキサン (但し、E1、E2及びE3は、それぞれ炭化水素基であ
り、全てのE1、全てのE 2及び全てのE3は同じであっ
ても異なっていてもよい。Zは水素原子又はハロゲン原
子を表し、全てのZは同じであっても異なっていてもよ
い。aは0<a≦3を満足する数を、bは2以上の整数
を、cは1以上の整数を表す。) (γ):下記(γ1)〜(γ3)のいずれかのホウ素化
合物 (γ1)一般式 BQ1Q2Q3で表されるホウ素化合
物、(γ2)一般式 G+(BQ1Q2Q3Q4)-で表され
るホウ素化合物、(γ3)一般式 (L−H)+(BQ1
Q2Q3Q4)-で表されるホウ素化合物(但し、Bは3価
の原子価状態のホウ素原子であり、Q1〜Q4はハロゲン
原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、置換シリル
基、アルコキシ基又は2置換アミノ基であり、それらは
同じであっても異なっていてもよい。G+は無機又は有
機のカチオンであり、Lは中性ルイス塩基であり、(L
−H)+はブレンステッド酸である。)
体としては、具体的にはプロパン、ブタン、ペンタン、
ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯
油などの脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキ
サン、メチルシクロペンタンなどの脂環族炭化水素、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、エ
チレンクロリド、クロルベンゼン、ジクロロメタンなど
のハロゲン化炭化水素、あるいはこれらの混合物などを
あげることができる。また、調製温度は通常−100〜
250℃の範囲とすることが好ましく、圧力、時間は任
意に設定することができる。
行う。炭化水素溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油等のような
脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロペンタ
ン、メチルシクロヘキサン等のような環状脂肪族炭化水
素、ベンゼン、トルエン、キシレン等のような芳香族炭
化水素を例示することができる。また、プロピレン、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン等の如きα−オ
レフィンを溶媒の一部又は全部として使用し得る。重合
温度は40〜160℃が好ましく、生産性、分子量制御
の観点から40〜80℃が更に好ましい。
直列に用い、大気圧下もしくは加圧下で実施され、0.
1〜5MPaで実施するのが好ましく、特に0.1〜2
MPaの間が好ましい。重合槽一槽あたりの反応液の平
均滞留時間は2〜180分が好ましく、20〜120分
が更に好ましい。ポリマー濃度は、反応液の粘度低減の
観点から15重量%以下が好ましく、12重量%以下が
更に好ましい。
の分子量のコントロールには水素、ジエチルアミン、ア
リールクロリドピリジン−N−オキシド等が例示され、
水素が特に好ましい。
目の重合槽の温度、分子量調節剤は本発明の構成要件を
満たすように任意に設定できるが、1槽目で高分子量ポ
リマーを合成し、2槽目で低分子量ポリマーを重合する
のが好ましく、1槽目の重合温度は40〜60℃、2槽
目の重合温度は50〜80℃が好ましい。1槽目の重合
温度が高過ぎると高分子量ポリマーの分子量が不十分と
なることがあり、また、2槽目の重合温度が低すぎると
分子量調節剤を大量に使用する必要が生じ、好ましくな
い。
何れか、又は両方に添加できるが1槽目の使用量を少な
くし、2槽目の使用量を多くすることにより、十分な高
分子量ポリマーと低分子量ポリマーを重合することがで
き、好ましい。
割合は2.0/0.05〜1/2.5の範囲が好まし
い。更には、2.0/0.1〜2/1.5の範囲で実施
すればより好適な結果が得られる。
と同一の構成要件を満たす共重合体を、別々に合成した
ポリマーのブレンドにより合成する方法も考えられる。
タ型触媒又は公知のシングルサイト触媒よりなる触媒系
の併用(ハイブリッド)により、高分子量ポリマーと低
分子量ポリマーを同時に重合かつブレンドすることは可
能であり、量産にも適する方法である。なお、この場合
は複数の重合槽は必ずしも必要ではなく、重合槽は1槽
でも問題ない。
改質剤として使用する場合、ペレット形状とすることが
好ましい。
円柱状、レンズ状、立方体状を例示することができる。
これらは、既知のペレット化の方法により製造でき、例
えば該共重合体を均一に溶融混合し押出機にて押出した
後、ホットカットやストランドカットすることで球状、
円柱状、レンズ状のペレットが得られる。この場合、カ
ットは水中、空気などの気流中いずれで実施してもよ
い。立方体状のペレットは例えば、均一混合した後ロー
ル等でシート状に成型し、シートペレタイズ機を使用す
ることで得られる。大きさとしては、ペレットの最長部
分の長さが3cm以下が好ましい。これを超える大きさ
のペレットの場合、計量誤差が大きくなる場合がある。
面に、カルシウムステアレート、炭酸カルシウム、硫酸
バリウム、シリカ、タルク、ステアリン酸及びポリオレ
フィンパウダーのうちの一種又は二種以上が打粉されて
いるものであることが、互着を更に押え、あるいはサイ
ロ等から取出す際のペレットのブリッジ現象の抑制の観
点から好ましい。打粉量はペレットのサイズ、形状に応
じて必要量添加すればよいが通常該共重合体ペレットに
対して0.05〜3重量部添加することが好ましい。添
加量が少なすぎると互着を更に押える効果が発揮でき
ず、多すぎると物性等の低下及び製造コスト上昇の原因
となる。特に、得ようとする最終製品の透明性が重要な
場合は、ポリオレフィンパウダーを用いることが好まし
い。ポリオレフィンパウダーとしてはポリエチレン系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂のパウダーがあげられる。
ましくは500μm以下、特に好ましくは300μm以
下である。粒径が大きいとペレット表面に付着できずに
互着性改良効果が得られない場合がある。
じて結晶核剤、透明化剤、耐熱安定剤、紫外線安定剤、
耐候性安定剤、発泡剤、防曇剤、防錆剤、イオントラッ
プ剤、難燃剤、難燃助剤、無機充填剤、有機顔料、無機
顔料等を添加することができる。更に、ペレットの性能
を損わない範囲で、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレ
ン系樹脂、ポリブテン−1、石油樹脂、エチレン−プロ
ピレン−非共役ジエン共重合体ゴム、ポリブタジエン、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体ゴム、スチレン
−ブタジエン−スチレンブロック共重合体ゴム、スチレ
ン−ブタジエンランダム共重合体ゴム、部分水添スチレ
ン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体ゴム、部分
水添スチレン−ブタジエンランダム共重合体ゴム、スチ
レン−イソプレンブロック共重合体ゴム、部分水添スチ
レン−イソプレンブロック共重合体ゴムなどの樹脂やゴ
ムを添加することができる。
材料として優れており、成形品形状の金型を押出機先端
に取り付けた押出機より溶融押出し、冷却、切断するこ
とにより異型押出し成形体を得ることができる。また、
本発明の共重合体は、特にカレンダー成形用の材料とし
て優れており、厚み精度の高い平滑なシートを連続生産
するシーティング加工、同種あるいは異種の共重合体、
熱可塑性エラストマー組成物や熱可塑性樹脂組成物の貼
り合わせにおいてピンホールのない厚み精度の高いシー
トを連続生産するダブリング加工、布などをシートに貼
り合わせ複合体を連続して作るトッピング加工、接着性
向上を目的として共重合体を布にすり込むフリクション
加工、ロール表面に彫刻模様を付けその模様をシート表
面に連続して型付けするプロファイリング加工により、
カレンダー成形体を得ることができる。
ル系樹脂が使用されている、自動車の内・外装部品・弱
電部品のパッキンやハウジングなどの部品、工業用部
品、防水シート部品などに使用され得る。中でも柔軟
性、優れた押出し加工性、更にブリードのない特徴を生
かして、ホース、チューブ、ガスケット及びパッキング
に利用することが好ましい。用途例として、ホース・チ
ューブ用途としては、エアホース、水用ホース、補強材
入りエアホース、補強材入り水用ホース、医療用チュー
ブ、ガスケット用途としてはアルミサッシシーリングガ
スケットや自動車のドア回りガスケット、パッキング用
途としては冷蔵庫ドアパッキングなどをあげることがで
きる。
明するが、これらは例示のためのものであり、本発明を
限定するものと解すべきではない。
C)を用いて、昇温及び降温過程のいずれも10℃/分
の速度で測定を行った。 (2)GPC測定 GPC装置にはWaters社製150C、溶出温度は
140℃、使用カラムは、昭和電工社製Shodex
Packed ColumnA−80M、分子量標準物
質はポリスチレン(東ソー社製、分子量68−8,40
0,000)を用いた。得られたポリスチレン換算重量
平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)、更にこの
比(Q値=Mw/Mn)を分子量分布とし、また分子量
分布曲線の高分子量ピーク高さ(X1)、低分子量ピー
ク高さ(X2)、更にこの比(H=X1/X2)を求め
た。測定サンプルは約5mgの重合体を5mlのo−ジ
クロロベンゼンに溶解し、約1mg/mlの濃度とす
る。得られたサンプル溶液の400μlをインジェクシ
ョンし、溶出溶媒流速は1.0ml/minとし、屈折
率検出器にて検出した。 (3)柔軟性 JIS−K−6253に準拠し、共重合体の硬さを測定
した。 (4)引張応力 共重合体を150℃でプレス成形し、2mm厚シートを
得た後、JIS−K−6251に準拠し、共重合体の引
張応力M100を測定した。試験片形状はダンベル状3号
形を用いた。 (5)共重合体ペレットの調整ならびに評価 100℃ギヤーオーブン中で30分間共重合体を加熱
後、10インチオープンロールにより4mm厚のシート
を成形した。該シートをシートペレタイザーにより粉砕
し、立方体型のペレットを得た。該ペレット150gあ
たりカルシウムステアレートを0.18g、イルガノッ
クス1076(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製酸
化防止剤)を0.18gまぶしたのち、これをガラス製
ビーカー(直径8.6cm)に充填し、1900gの荷
重をかけ、40℃環境下で14時間放置した後、ペレッ
トの互着性を評価した。 ペレットの互着性判定 1:ペレットの形状が完全に保持されており、ペレット
間の互着が全くない。 2:ペレットの形状は保持されているが、ペレット間で
の互着がある。 3:ペレットの形状が保持されず、ペレット間での互着
がある。 (6)ブリード性の評価 共重合体を150℃でプレス成形し、2mm厚シートを
得た後、48時間静置し、シート表面のブリード性を評
価した。 ブリード性の判定 ○:シート表面は清浄であり手で触れても粘着性が認め
られない。 △:シート表面がやや曇り、粘着性が認められる。 ×:シート表面に油膜が観察される。 (7)押出し加工性の評価 (5)の方法で得られたペレットを、40mmφ押出し機
(フルフライトスクリューL/D=28)を用いて、幅
70mmの平板型ダイスより押出し加工し、得られた成
形体の押出し肌と外観を観察した。 押出し肌の判定 ○:押出し肌が平滑である。 ×:押出し肌が平滑でなく、サメ肌である。 外観の判定 ○:押出し成形品が、成形後もダイス形状のエッジを保
持している。 ×:押出し成形後、成形品が型崩れを起こし、ダイス形
状のエッジが保持されない。 (8)カレンダー加工性の評価 (5)の方法で得られたペレット60gを、表面温度1
40℃、ガイド幅20cm、ロールギャップ0.5mm
に調整した6インチロールに3分間巻き付け、シート表
面の外観を観察した。 外観の判定 ○:シート表面に穴あきがない。 ×:シート表面に穴あきが生じ、外観に劣る。
槽下部より重合溶媒として、ヘキサンを毎時62.8K
g、エチレン、プロピレンを各々毎時5.90Kg、2
2.44Kgの速度で連続的に供給する。触媒としてV
O(Oiso−C3H7)3、エチルアルミニウムセスキ
クロライド(EASC)を各々毎時2.22g、7.7
9gの速度で連続的に供給し、重合槽の温度を50℃に
保った。1槽目の重合液を一部抜きだし、スチームスト
リッピングによりポリマーを析出させ乾燥した。こうし
て毎時4.6Kgの共重合体を得た。なお、分子量の調
節は水素にて行った。結果を表1に示した。
エチレン、プロピレンを各々毎時5.44Kg、23.
39Kgの速度で連続的に供給する。触媒としてVO
(Oiso−C3H7)3、エチルアルミニウムセスキク
ロライド(EASC)を各々毎時0.70g、2.46
gの速度で連続的に供給し、重合槽の温度を50℃に保
った。1槽目の重合液を一部抜きだし、スチームストリ
ッピングによりポリマーを析出させ乾燥した。こうして
毎時2.6Kgの共重合体を得た。なお、分子量の調節
は水素にて行った。結果を表1に示した。
エチレン、プロピレンを各々毎時5.44Kg、25.
78Kgの速度で連続的に供給する。触媒としてVO
(Oiso−C3H7)3、エチルアルミニウムセスキク
ロライド(EASC)を各々毎時0.64g、2.24
gの速度で連続的に供給し、重合槽の温度を50℃に保
った。1槽目の重合液を一部抜きだし、スチームストリ
ッピングによりポリマーを析出させ乾燥した。こうして
毎時2.0Kgの共重合体を得た。なお、分子量の調節
は水素にて行った。結果を表1に示した。
エチレン、プロピレンを各々毎時5.44Kg、23.
39Kgの速度で連続的に供給する。触媒としてVO
(Oiso−C3H7)3、エチルアルミニウムセスキク
ロライド(EASC)を各々毎時0.78g、2.72
gの速度で連続的に供給し、重合槽の温度を50℃に保
った。1槽目の重合液を一部抜きだし、スチームストリ
ッピングによりポリマーを析出させ乾燥した。こうして
毎時2.2Kgの共重合体を得た。なお、分子量の調節
は水素にて行った。結果を表3に示した。
エチレン、プロピレンを各々毎時5.44Kg、23.
39Kgの速度で連続的に供給する。また、第3成分と
してエチリデンノルボルネンを毎時0.81Kgの速度
で供給した。触媒としてVO(Oiso−C3H7)3、
エチルアルミニウムセスキクロライド(EASC)を各
々毎時6.95g、24.33gの速度で連続的に供給
し、重合槽の温度を50℃に保った。1槽目の重合液を
一部抜きだし、スチームストリッピングによりポリマー
を析出させ乾燥した。こうして毎時4.9Kgの共重合
体を得た。なお、分子量の調節は水素にて行った。結果
を表2に示した。
g、エチレン、プロピレンを各々毎時4.34Kg、
8.69Kgの速度で連続的に供給する。触媒としてV
O(Oiso−C3H7)Cl2、エチルアルミニウムセ
スキクロライド(EASC)を各々毎時2.27g、
4.77gの速度で連続的に供給し、重合槽の温度を5
5℃に保った。1槽目の重合液を一部抜きだし、スチー
ムストリッピングによりポリマーを析出させ乾燥した。
こうして毎時4.0Kgの共重合体を得た。なお、分子
量の調節は水素にて行った。結果を表2に示した。
g、エチレン、プロピレンを各々毎時6.45Kg、1
5.1Kgの速度で連続的に供給する。触媒としてVO
Cl3、エタノ−ル、エチルアルミニウムセスキクロラ
イド(EASC)を各々毎時2.9g、1.4g、1
7.1gの速度で連続的に供給し、重合槽の温度を52
℃に保った。1槽目の重合液を一部抜きだし、スチーム
ストリッピングによりポリマーを析出させ乾燥した。こ
うして毎時6.5Kgの共重合体を得た。なお、分子量
の調節は水素にて行った。結果を表3に示した。
発明の条件を充足する実施例1〜5のエチレン−プロピ
レン共重合体は、低分子量成分のブリードがなく、柔軟
性、押出し加工性、カレンダー加工性、ペレットの取り
扱い性に優れる。一方、示差走査熱量計(DSC)で測
定した場合に、50〜100℃の範囲内における結晶の
融解熱量が5mJ/mg未満である比較例1は、ペレッ
トが互着するため、ペレットの取り扱い性に劣り、また
α−オレフィン含量が20重量%未満である比較例2
は、ブリードするため製品表面の清浄性に劣り、またモ
ノモーダルの分子量分布曲線を示しかつGPC測定にお
けるQ値(重量平均分子鎖長/数平均分子鎖長)が4未
満である比較例3は、押出し成型品の肌や外観に劣る。
軟性、加工性、ペレットの取り扱い、特に押出し加工性
及びカレンダー成形性に優れ、低分子量成分のブリード
がないエチレン−α−オレフィン共重合体を得ることが
できた。
Claims (7)
- 【請求項1】 エチレン及び炭素数3〜8のα−オレフ
ィンからなり、下記(a)〜(h)の条件を満足するエ
チレン−α−オレフィン共重合体。 (a):α−オレフィン含量が20〜40重量%である
こと (b):ムーニー粘度(ML1+4100℃)が15〜70
であること (c):GPC測定におけるQ値(重量平均分子鎖長/
数平均分子鎖長)が4以上であること (d):バイモーダルの分子量分布曲線を示すこと (e):分子量分布曲線の高分子量ピーク高さ(X1)
と低分子量ピーク高さ(X2)の比H(=X1/X2)
が2.0〜7.0であること (f):分子量分布曲線において、連鎖長100オング
ストローム以下の低分子量部の面積が3%以下であるこ
と (g):JIS−K−6251に準拠して測定した引張
応力M100が2.5MPa以下であること (h):示差走査熱量計(DSC)で測定した場合に、
50〜100℃の範囲内における結晶の融解熱量が5m
J/mg以上であること - 【請求項2】 α−オレフィン含量が25〜40重量%
である請求項1記載のエチレン−α−オレフィン共重合
体。 - 【請求項3】 請求項1記載のエチレン−α−オレフィ
ン共重合体からなるペレット。 - 【請求項4】 請求項1〜3のうちの一の請求項記載の
エチレン−α−オレフィン共重合体を押出し成形するこ
とで得られる押出し成形体。 - 【請求項5】 請求項1〜3のうちの一の請求項記載の
エチレン−α−オレフィン共重合体を異型押出し成形す
ることで得られる異型押出し成形体。 - 【請求項6】 請求項4〜5のうちの一の請求項記載の
成形体より得られるホース、チューブ、ガスケット又は
パッキング。 - 【請求項7】 請求項1記載のエチレン−α−オレフィ
ン共重合体をカレンダー成形して得られるカレンダー成
形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000203649A JP2001114838A (ja) | 1999-08-12 | 2000-07-05 | エチレン−α−オレフィン共重合体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22847699 | 1999-08-12 | ||
JP11-228476 | 1999-08-12 | ||
JP2000203649A JP2001114838A (ja) | 1999-08-12 | 2000-07-05 | エチレン−α−オレフィン共重合体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=26528273
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000203649A Pending JP2001114838A (ja) | 1999-08-12 | 2000-07-05 | エチレン−α−オレフィン共重合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001114838A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001098700A1 (fr) * | 2000-06-22 | 2001-12-27 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Tuyau realise en polymere ethylenique |
JP2004197082A (ja) * | 2002-12-03 | 2004-07-15 | Sumitomo Chem Co Ltd | 加硫ゴム |
JP2011006678A (ja) * | 2009-05-29 | 2011-01-13 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 架橋発泡用樹脂組成物および架橋発泡体 |
JP2015180716A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-10-15 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | ポリエチレンパウダー、微多孔膜、及び繊維 |
-
2000
- 2000-07-05 JP JP2000203649A patent/JP2001114838A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9362539B2 (en) | 2014-03-03 | 2016-06-07 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Polyethylene powder, microporous membrane, and fiber |
US9601738B2 (en) | 2014-03-03 | 2017-03-21 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Polyethylene powder, microporous membrane, and fiber |
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