JP2001112719A - 眼底血流計 - Google Patents

眼底血流計

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JP2001112719A
JP2001112719A JP29769299A JP29769299A JP2001112719A JP 2001112719 A JP2001112719 A JP 2001112719A JP 29769299 A JP29769299 A JP 29769299A JP 29769299 A JP29769299 A JP 29769299A JP 2001112719 A JP2001112719 A JP 2001112719A
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JP29769299A
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Yasuyuki Numajiri
泰幸 沼尻
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カットオフ周波数を精度良く求めることによ
り高精度で血流速度を算出する眼底血流計を提供する。 【解決手段】 先ず、T組のFFT波形の内の初めの1
組のFFT波形を選び、その内のフォトマルチプライヤ
30aからの受光出力信号のFFT波形について、ステ
ップS1でFFT波形の良否の程度、即ち受光出力信号
の良否の程度を表す信号良否評価値を求める。これをフ
ォトマルチプライヤ30bからの受光出力信号のFFT
波形についても行い、フォトマルチプライヤ30aと3
0bのFFT波形から求めた信号良否評価値の平均値を
計算する。次に、T組のFFT波形の中から予め定めた
組数のM組だけ信号良否評価値の高い順に選択する。こ
のときの速度対応値から最大血流速度を換算して求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドップラ現象を利
用して眼底上の血管内の血流速度を計測する眼底血流計
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のドップラ方式の眼底血流計では、
被測定血管に測定光を照射し、血管内を流れる赤血球等
の粒子によってドップラシフトされた散乱信号光と、血
管壁や周辺組織からのドップラシフトされていない散乱
参照光とがミキシングされた光ビート信号を、2方向か
ら2個の受光器により受光し、それらのFFT(光束フ
ーリエ変換)波形の解析を行っている。このとき、図1
3に示すように血管内の血流の流れをポアゼイユの流れ
と仮定して、図14、図15に示すように、血管中心の
最大流速に対応する最大ドップラシフト量であるカット
オフ周波数△fmax1、△fmax2を求め、この値から最大血
流速度を算出している。
【0003】従来の眼底血流計では、良好な測定かどう
かを確認したり、良好な測定が行われた部分を選択する
方法として、APPLIED OPTICS,Vol.27,No.6,pp.1126-113
4(1988)「Retinal laser Doppler velocimetry:toward
its computer-assisted clinical use」、(B.L.P.Petri
g,C.E.Riva)に記載されているように、測定中或いは測
定後にFFT波形を表示したり、理論的なFFT波形と
の差異を数値化して表示して、検者が判断を行う装置が
知られている。また、特開平10−85190号公報に
は、測定直後に簡易計算を行い、検者がその結果を見て
測定の良否を判断する装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例のAPPLIED OPTICSに記載の装置では、精度の良い
測定を行うために、測定が良好となるまで測定位置をず
らしながら少なくとも1拍動分を連続して測定を続けた
り、再測定を行ったり或いは長時間測定を行った中から
最低1拍動分の良好なデータを選択する必要があり、被
検者に長時間の固視という多大な負担を強いるだけでな
く、検者にとっても煩雑な作業となっている。更に、良
好な測定が行われた部分の選択をして検者がFFT波形
から判断する際には、客観的な評価ができずに精度の悪
い判断となり、理論的なFFT波形との差異を数値化し
て表示すれば客観的な判断はできるものの、これを自動
的に行うためには多量の計算を行ってカットオフ周波数
を数値化する必要があり、多大な労力及び時間を要する
という問題点がある。
【0005】また、特開平10−85190号公報の装
置では、瞬きや大きな固視不良などによる測定不良は容
易に視認できるが、FFT波形の微妙な不良までは判断
できないために、その後に時間の掛かる本来の計算を行
って測定不良が認められた場合でも、気付かずにそのデ
ータを使用してしまい、測定精度が悪くなるという問題
点があり、また再測定を行うと被検者に複数回の固視と
いう負担を強制することになり検者も煩雑な作業とな
る。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
良好な測定を得るための長時間の測定を必要とせず、か
つ測定中に多少の測定不良が発生しても測定精度を維特
することができ、再測定の可否を迅速に判別可能な眼底
血流計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼底血流計は、測定光を被検眼の眼底上
の血管に照射する測定光照射手段と、前記測定光により
血管内粒子から生ずる散乱光を受光する受光手段と、該
受光手段からの出力信号を解析して血流速度を算出する
データ処理手段とを有する眼底血流計において、前記デ
ータ処理手段は、1回の測定の測定時間を分割して各時
間における前記出力信号の良否の程度を表す信号良否評
価値を求める第1のステップと、該信号良否評価値に基
づいて前記出力信号の内から良好な出力信号を選択する
第2のステップと、該選択された良好な出力信号につい
てカットオフ周波数を求める第3のステップと、該カッ
トオフ周波数から血流速度を算出する第4のステップと
を行うことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図12に図示の実
施例に基づいて詳細に説明する。図1は実施例の眼底血
流計の構成図を示し、白色光を発するタングステンラン
プ等から成る観察用光源1から被検眼Eと対向する対物
レンズ2に至る照明光路上には、コンデンサレンズ3、
例えば黄色域の波長光のみを透過するバンドパスフィル
タ4、被検眼Eの瞳孔とほぼ共役な位置に設けられたリ
ングスリット5、光路に沿って移動自在な固視標表示用
素子である透過型液晶板6、リレーレンズ7、孔あきミ
ラー8、黄色域の波長光を透過し他の光束を殆ど反射す
るバンドパスミラー9が順次に配列されている。なお、
リングスリット5は被検眼Eの前眼部において眼底照明
光と眼底観察光を分離するためのものであり、必要な遮
光領域を形成するものであれば、その形状や数は問題と
はならない。
【0009】孔あきミラー8の背後には眼底観察光学系
が構成されており、光路に沿って移動自在なフォーカス
レンズ10、リレーレンズ11、スケール板12、接眼
レンズ13が順次に配列され、検者眼eに至っている。
【0010】バンドパスミラー9の反射方向の光路上に
は、イメージローテータ14、紙面に垂直な回転軸を有
する両面研磨されたガルバノメトリックミラー15が配
置され、ガルバノメトリックミラー15の下側反射面1
5aの反射方向には、光路に沿って移動自在な第2のフ
ォーカスレンズ16が配置され、上側反射面15bの反
射方向にはレンズ17、光路に沿って移動自在なフォー
カスユニット18が配置されている。
【0011】なお、レンズ17の前側焦点面は被検眼E
の瞳孔と共役関係にあり、この焦点面に瞳孔上において
非対称な形状とされたガルバノメトリックミラー15が
配置されている。また、ガルバノメトリックミラー15
の後方には凹面ミラー19が光軸上に同心的に配置さ
れ、ガルバノメトリックミラー15の上側反射面15b
で反射されたレーザー光が、ガルバノメトリックミラー
15の切欠部を通過するようにするために、ガルバノメ
トリックミラー15の上側反射面15bと下側反射面1
5aとを−1倍で結像するリレー光学系が構成されてい
る。
【0012】フォーカスユニット18においては、レン
ズ17と同一光路上にダイクロイックミラー20、集光
レンズ21、レーザーダイオード等の測定用光源22が
順次に配列され、ダイクロイックミラー20の反射方向
の光路上にはマスク23、ミラー24が配置されてお
り、このフォーカスユニット18は一体的に矢印で示す
方向に移動可能とされている。更に、ミラー24の入射
方向の光路上には、他の光源と異なる高輝度の例えば緑
色光を発するトラッキング用光源25が配列されてい
る。
【0013】ガルバノメトリックミラー15の下側反射
面15aの反射方向の光路上には、第2のフォーカスレ
ンズ16、ダイクロイックミラー26、拡大レンズ2
7、イメージインテンシファイヤ付の二次元撮像素子2
8が順次に配列され、血管検出系が構成されている。ま
た、ダイクロイックミラー26の反射方向の光路上に
は、受光瞳を形成するミラー対29a、29b、フォト
マルチプライヤ30a、30bが配置され、測定用受光
光学系が構成されている。なお、図示の都合上、全ての
光路を同一平面上に示したが、ミラー対29a、29
b、フォトマルチプライヤ30a、30bはそれぞれ紙
面に直交した方向に配置されている。
【0014】二次元撮像素子28の出力はトラッキング
制御部31に接続されており、トラッキング制御部31
の出力はガルバノメトリックミラー15に接続され、更
に装置全体の動きを制御するシステム制御部32に接続
されている。また、システム制御部32にはフォトマル
チプライヤ30a、30b、操作部33の出力が接続さ
れ、システム制御部32の出力はデータ処理部34に接
続されており、データ処理部34の出力は表示モニタ3
5に接続されている。
【0015】観察用光源1から発した白色光はコンデン
サレンズ3を通り、バンドパスフィルタ4により黄色の
波長光のみが透過され、リングスリット5を通過した光
束が透過型液晶板6を背後から照明し、リレーレンズ7
を通って孔あきミラー8で反射される。その後に、黄色
域の光のみがバンドパスミラー9を透過し、対物レンズ
2を通り、被検眼Eの瞳孔上でリングスリット像として
一旦結像した後に、眼底Eaをほぼ一様に照明する。こ
のとき、透過型液晶板6には固視標が表示されており、
照明光により被検眼Eの眼底Eaに投影され、視標像と
して被検者に呈示される。
【0016】眼底Eaからの反射光は同じ光路を戻り、
瞳孔上から眼底観察光光束として取り出され、孔あきミ
ラー8の中心の開口部、フォーカスレンズ10、リレー
レンズ11を通り、スケール板12で眼底像として結像
した後に、検者眼eにより接眼レンズ13を介して観察
される。検者はこの眼底像Ea’を観察しながら、装置
のアライメントを行う。
【0017】測定用光源22を発した測定光は集光レン
ズ21の上方を偏心して通過し、ダイクロイックミラー
20を透過する。一方、トラッキング用光源25から発
したトラッキング光はミラー24で反射された後に、マ
スク23で所望の形状に整形され、更にダイクロイック
ミラー20で反射されて、集光レンズ21によりマスク
23の開口部中心と共役な位置にスポット状に結像して
いる測定光と重畳される。測定光とトラッキング光はレ
ンズ17を通り、ガルバノメトリックミラー15の上側
反射面15bで一旦反射され、更に凹面ミラー19で反
射され、再びガルバノメトリックミラー15の方に戻さ
れる。ここで、リレー光学系の機能により、ガルバノメ
トリックミラー15の上側反射面15bで反射された両
光束は、ガルバノメトリックミラー15の切欠部の位置
に戻されることになり、ガルバノメトリックミラー15
に反射されることなく、イメージローテータ14に向か
う。
【0018】イメージローテータ14を経て、バンドパ
スミラー9により対物レンズ2の方向に偏向された両光
束は、対物レンズ2を介して被検眼Eの眼底Eaに照射
される。このとき、トラッキング光はマスク23によ
り、測定光を含み被測定血管をカバーする長方形の領域
を照明するように、その大きさが血管走行方向300〜
500μm程度、血管直角方向に500〜1200μm
程度に整形されており、また測定光は被測定血管の太さ
程度の50〜120μmの円形スポット、又は血管走行
方向に長手方向を有する楕円形状とされている。
【0019】眼底Eaでの散乱反射光は再び対物レンズ
2で集光され、バンドパスミラー9で反射されてイメー
ジローテータ14を通り、ガルバノメトリックミラー1
5の下側反射面15aで反射され、フォーカスレンズ1
6を通りダイクロイックミラー26において測定光とト
ラッキング光が分離される。
【0020】そして、トラッキング光はダイクロイック
ミラー26を透過し、拡大レンズ27により二次元撮像
素子28上で眼底観察光学系による眼底像よりも拡大さ
れた血管像として結像する。このときの撮像範囲はトラ
ッキング光の照射範囲とほぼ同一の大きさである。この
血管像信号はトラッキング制御部31に入力され、血管
の位置信号に変換される。トラッキング制御部31はこ
の信号を使用して、ガルバノメトリックミラー15の回
転角を制御して血管のトラッキングを行う。
【0021】また、測定光とトラッキング光による眼底
Eaでの散乱反射光の一部はバンドパスミラー9を透過
し、孔あきミラー8の背後の眼底観察光学系に導かれ、
トラッキング光はスケール板12上に棒状のインジケー
タとして結像し、測定光はこのインジケータの中心部に
スポット像として結像する。これらの像は接眼レンズ1
3を介して眼底像及び視標像と共に観察される。このと
き、インジケータの中心には測定ビームのスポット像が
重畳して観察される。インジケータ操作部33によって
ガルバノメトリックミラー15を回転することにより、
眼底Ea上を一次元に移動することができる。
【0022】測定に際して、検者は先ず眼底像のピント
合わせを行うために操作部33のフォーカスノブを調整
すると、駆動手段により透過型液晶板6、フォーカスレ
ンズ10、16、フォーカスユニット18が連動して光
路に沿って移動する。眼底像のピントが合うと、透過型
液晶板6、スケール板12、二次元撮像素子28は同時
に眼底Eaと共役になる。
【0023】検者は眼底像のピントを合わせた後に、被
検眼Eの視線を誘導して観察領域を変更し、測定対象と
する血管を適当な位置へ移動するために操作部33を操
作する。システム制御部32は透過型液晶板6を制御し
て視標像を移動し、イメージローテータ14を回転して
測定対象とする血管走行方向に対して、フォトマルチプ
ライヤ30a、30bの中心を結んだ線が平行になるよ
うに操作する。このとき、ガルバノメトリックミラー1
5を回転することにより、二次元撮像素子28の画素配
列の垂直方向と測定ビームの移動方向は、同時にこれと
直角の血管に対して垂直な方向に調整される。
【0024】検者はトラッキングを開始してその良否を
確認した後で、操作部33の測定スイッチを押して測定
を開始する。この測定の間は、測定ビームはトラッキン
グ制御部31の働きにより血管上に保持されるが、その
散乱反射光はダイクロイックミラー26、ミラー対29
a、29bにより反射され、フォトマルチプライヤ30
a、30bに受光される。フォトマルチプライヤ30
a、30bの出力はそれぞれシステム制御部32に出力
され、例えば20m秒毎の出力信号が変換されてからF
FT処理などの周波数解析が行われる。このようにして
得られたFFT波形は、データ処理部34においてメモ
リに記憶された後に解析されて眼底Eaの血流速度が求
められ、その測定結果は表示モニタ35に表示される。
【0025】図2はデータ処理部34の動作のフローチ
ャート図を示す。予め定められた1回の測定の測定時間
を、FFT処理する時間間隔例えば20m秒で分割した
分割数がT個であるとすると、1個の分割時間において
フォトマルチプライヤ30a、30bから2個の受光出
力信号のFFT波形が得られる。先ず、T組のFFT波
形の内の初めの1組のFFT波形を選び、その内のフォ
トマルチプライヤ30aからの受光出力信号のFFT波
形について、ステップS1でFFT波形の良否の程度、
即ち受光出力信号の良否の程度を表す信号良否評価値を
求める。
【0026】受光瞳の大きさを無視した場合には、理論
的に求められるFFTの形状は図3に示すようにステッ
プ状となる。即ち、ドップラ偏移を示す信号部Sと高周
波側のホワイトノイズ部Nに分けることができる。この
波形を高周波側から積分してゆくと折れ線L1が得ら
れ、その始点と終点を結んだ直線L2から、この折れ線
L1の値を引いた値はopeで示す三角形となる。
【0027】一方、実際に得られる信号は血球密度のば
らつきにより平坦なスペクトルとはならず、存在する血
球に応じて生ずるスパイク状のスペクトルの足し合わせ
となり、種々の電気ノイズを含んでいたり、受光瞳の形
状の影響やマルチ散乱の影響、更には測定光のミスアラ
イメントや被検眼Eの涙によるビームの滲みなどによっ
て、理論形状とはかなり異なった形状となる。従って、
同様の処理を行ってもこのように明瞭な三角形にはなら
ず、特にマルチ散乱の影響は信号部Sからホワイトノイ
ズ部Nへ滲み出すようなスペクトル形状を作り出し、カ
ットオフ周波数の決定を困難にする。
【0028】しかし、ノイズ部分に相当するのはホワイ
トノイズであることから、peは常にほぼ直線に近く、
また信号がほぼ良好であれば最大値pはほぼカットオフ
周波数付近に存在する。更に、得られたスペクトルが理
論的なものに近い場合には、opも直線に近いものとな
る。
【0029】図4は実際のFFT波形にこの処理を適用
した結果を示し、epoが実際に得られた略三角形の波
形で、Lnは高周波部分を直線近似した直線、Lsは低
周波数部分を直線近似した直線である。それぞれの近似
範囲を例えば得られた曲線の最大ピーク周波数pにより
分離すると、直線Lnは最大周波数〜周波数pまで、ま
た直線Lsは0〜周波数pまでである。
【0030】このとき、直線Lnの近似範囲に関しては
ホワイトノイズであることを考慮すると、例えば最大周
波数〜p×0.8程度までとした方が、マルチ散乱によ
るノイズ部分を正しく評価することができる。これを、
近似直線Lsと実際の曲線との残差をもって受光出力信
号の良否を判断する指標、即ち信号良否評価値とする。
このようにして、信号レベルの領域において理論的に算
出したFFT波形の矩形部分と、出力信号から算出した
FFT波形との差異を演算して数値化することが可能と
なる。即ち、カットオフ周波数を決定する前に、簡単な
演算によって信号の良否の程度を示す信号良否評価値を
算出することができる。また、信号を一度積分処理する
ことにより、スペクトルの抜けの影響を軽減することが
でき、ピーク周波数pを算出することによって、ノイズ
領域と信号領域を比較的安定に分離することができる。
【0031】ここで、1回の測定の中でトラッキングが
追い付かない被検眼Eの固視微動やアライメントの不良
等があり、トラッキング光のトラッキング中心と測定光
Mに位置ずれが発生していると、トラッキングが血管V
に対して正確に行われていても、図5に示すように測定
光Mが血管Vの中心に照射されないことによって、最大
速度を有する血流からの散乱信号光がなくなり、かつ血
管V外の網膜で不規則に散乱した散乱光が血管Vからの
散乱信号光に混入してしまう。このために、フォトマル
チプライヤ30aからの受光出力信号を受けてシステム
制御部32で解析したFFT波形は、図6に示すように
ドップラシフトしている領域からノイズレベルまでがな
だらかに連続した波形になる。また、計算した略三角形
の曲線の低周波部分は、その近似直線と大きな残差を有
するために、受光出力信号の良否の程度が悪いことが数
値化されてしまう。
【0032】図2のステップS2において、図7に示す
ようにFFT波形のパワースペクトルが閾値P0を越え
る最大の周波数Δfrを求める。この周波数Δfrは略
血流速度に比例した値となり、血流速度と1対1に対応
する速度対応値を表し、測定中に多少の測定不良が発生
してもそれ程は影響を受けず、比較的安定して求めるこ
とができる。本実施例では、血流速度にほぼ比例する周
波数Δfrを速度対応値としているが、ステップS1で
求めたピーク周波数pやホワイトノイズとマルチ散乱ノ
イズを分離する周波数などを利用してもよく、血流速度
と1対1に対応すれば血流速度に比例しない値でもよ
い。
【0033】以上のステップS1、S2をフォトマルチ
プライヤ30bからの受光出力信号のFFT波形につい
ても行い、ステップS3でフォトマルチプライヤ30a
と30bとの受光出力信号のFFT波形から求めた信号
良否評価値の平均値を計算する。更にステップS4で、
同様に2つの速度対応値の平均値を計算する。なお、本
実施例ではより精度の高い信号良否評価値、速度対応値
を求めるために、2つの値をそれぞれ平均しているが、
2個のフォトマルチプライヤ30a、30bは測定部位
に対して受光方向が異なるだけなので、簡略化のために
一方のフォトマルチプライヤの受光出力信号のFFT波
形から求めた信号良否評価値、速度対応値を使用しても
よい。
【0034】以上のステップS1〜S4を、T組のFF
T波形の内の2番目のFFT波形についても行い、これ
を最後のT番目のFFT波形まで繰り返す。これによっ
て、例えば図8に示す曲線Leのような速度対応値の平
均値の時間変動を求めることができる。
【0035】次にステップS5で、T組のFFT波形の
中から予め定めた組数のM組だけ、ステップS3で求め
た信号良否評価値の平均値が高い順に選択する。本実施
例では、信号良否評価値の高い順にM組選択しているの
で、以下のカットオフ周波数を求める計算量が減少し、
毎回ほぼ一定に短い時間で血流速度を求めることができ
る。なお、この組数Mの選択は、1回の測定時間の長さ
に応じて所定の割合の組数のFFT波形を、平均値が高
い順に選択してもよい。或いは、信号良否評価値が設定
値を越えたものを選択するようにすれば、測定中でも良
いデータを選択することが可能となり、計算時間を短縮
することができる。
【0036】ステップS6では、ステップS5で選択し
たM組のFFT波形の内の初めの1組のFFT波形につ
いて、フォトマルチプライヤ30aからの受光出力信号
のFFT波形に対して、スムージングなどの処理を行
う。
【0037】次に、ステップS7でフィッティングを行
うことによってカットオフ周波数を求める。周波数Nの
範囲Fs〜Feの内の初めの周波数Fsを仮に定めたカ
ットオフ周波数とし、このときのFFT波形のモデル形
状であるフィッテイング曲線を求める。ここで受光瞳が
点であれば、FFT波形の理想的なモデル形状は、図9
の破線FLに示すような周波数Fsにおいてパワースペ
クトルが不連続に低下する形状となるが、実際には受光
瞳が面積を有するために周波数Fsで不連続にはなら
ず、実線SLのFFT波形のように或る曲線で急激に落
下する形状となる。
【0038】図10は測定対象とする血管Vの測定部位
Ev、測定用光源22、フォトマルチプライヤ30a、
30b、そしてミラー対29a、29bが形成する受光
瞳A1、A2の関係を示したものである。受光瞳A1、
A2はミラー対29a、29bに限らず、絞り或いはフ
ォトマルチプライヤ30a、30bのセンサ部等で形成
してもよい。ここで、角度の基準とする眼底血流計の光
軸Oと、測定対象とする血管Vの走行方向との成す角で
ある血管角度をθ、光軸Oと測定用光源22の測定部位
Evへの入射方向との成す角である入射角度をγ0、光
軸Oと測定部位Evから受光瞳A1、A2への受光方向
との成す角である受光角度をβとする。
【0039】また、図11は受光瞳A1の位置関係を示
し、本実施例では半円形のミラー対29a、29bを使
用しているために、受光瞳A1、A2は半径Rの半円形
状をなし、これら受光瞳A1、A2の形状に関する情報
はシステム制御部32に記憶されている。ここで、血管
角度θは血管Vの走行方向によって異なる変数であり、
受光角度βは図11のβ1 〜β2 までの角度の中で受光
方向によって異なる変数である。なお、これらの角度
θ、γ0、βは人眼中での角度に換算したものを使用す
る。
【0040】フォトマルチプライヤ30a、30bで受
光される光ビート信号のFFT汲形のカットオフ周波数
Δfと角度θ、γ0、βとは、次の関係式が成立する。 Δf∝|cos(θ−β)+cos(θ−γ0)| ・・・(1)
【0041】また、受光瞳A1の内の受光角度βの部分
から形成される光ビート信号のFFTのパワースペクト
ルPはその部分の面積に比例し、受光瞳A1が作る平面
と測定部位血管Vとの距離Lを用いて次の関係式が成立
する。 P∝〔R2−{L(tanβ−tanβ1)}2]1/2 ・・・(2)
【0042】受光瞳A1の右側から形成される光ビート
信号のFFT波形は、左側から形成される光ビート信号
のFFT波形と比較すると、パワースペクトルPがより
大きい。受光瞳A1の全体で形成する光ビート信号のF
FT波形のパワースペクトルPは、図11の受光角度β
1〜β2までのパワースペクルPの重ね合わせとなり、
これからFFT波形のパワースペクトルPがカットオフ
周波数のところで連続的に落ちる曲線の形状、つまり理
論カットオフ形状を求めることができる。なお、本実施
例では計算により理論カットオフ形状を求めているが、
理論カットオフ形状の数値を記億しておく方法でもよ
い。また本実施例では、受光角度β1 〜β2 の内の重心
Gの受光角度β0でのカットオフ周波数をΔfmax1とし
て、その後の計算を行っている。
【0043】図12の破線FL1は血管角度θを90度
とし、FFT波形のフィッティングのために、周波数F
sを仮に定めたカットオフ周波数としたときのフィッテ
ィング曲線を計算により求めたものである。理論カット
オフ形状の落ち始めの周波数をFaとすると、周波数F
aよりも低いところのパワースペクトルPS1は、実線
SLに示す実際のFFT波形の周波数Faよりも低いと
ころのパワースペクトルPの平均値を使用している。ま
た、理論カットオフ形状の終端の周波数をFbとする
と、周波数Fbよりも高いところのパワースペクトルP
S2は、実際のFFT波形の内の周波数の十分に高いノ
イズ部分の平均値を使用している。これらの平均値を求
める方法は計算が単純なので短時間で計算が可能であ
る。
【0044】このように、理論カットオフ形状の終端が
PS2になるように理論カットオフ形状にノイズ成分と
してPS2を上乗せし、更に理論カットオフ形状の高さ
がPS1−PS2になるように、拡大又は縮小を行って
フィッティング曲線を作成する。このフィッテイング曲
線のカットオフ周波数部分は、実際のFFT波形に近い
形状なので、精度良くカットオフ周波数を求めることが
でき、高精度の血流速度を求めることができる。
【0045】なお、本実施例では簡単のために角度θを
90度としたが、特開平10−80398号公報に記載
されているような方法で角度θを求め、その値を使用し
て計算するか、或いは角度θをパラメータとして同様に
フィッティングが最適となる角度θを求めれば、より正
確なフィッティング曲線を求めることができる。
【0046】このようにして求めたフィッティング曲線
と、実際のFFT波形との値の差の二乗和T0を、Fs
〜Fe間で予め定めた間隔の各周波数について求める。
フィッティング曲線と二乗和T0を求める計算を、予め
定めた間隔で周波数Fsの次の周波数についても行い、
これを最終の周波数Feまで繰り返すことによって、周
波数を変数とする二乗和T0の値が得られる。その後に
二乗和T0の最小値を求め、そのときの周波数をカット
オフ周波数Δfmax1とする。このときのフィッティング
曲線は図12の実線FL0のようになり、カットオフ周
波数が精度良く求められていることが分かる。
【0047】次に、ステップS7の演算をフォトマルチ
プライヤ30bからのFFT波形、受光瞳A2によるフ
ィッティング曲線についても行い、同様にカットオフ周
波数Δfmax2を求め、ステップS8で次式により最大血
流速度Vmaxを求める。ここで、λは測定光束の波長、
nは測定部位の屈折率、αは眼内での2つの受光光軸の
成す角度である。 Vmax ={λ/(n・α)}・|Δfmax1−Δfmax2| ・・・(3)
【0048】ステップS9では、ステップS8で求めた
最大血流速度Vmaxと、ここで対象としたのと同じ組の
FFT波形に対して、ステップS4で求めた速度対応値
の平均値との比率を計算する。ただし、速度対応値とし
て血流速度と比例しない対応の値を使用した場合には、
その対応の仕方に応じた値を算出する必要がある。
【0049】以上のステップS6〜S9の演算を、ステ
ップS5で選択したM組のFFT波形の内の2組目のF
FT波形についても行い、これを最後のM組目のFFT
波形まで繰り返す。このようにして得たM個の最大血流
速度Vmaxをプロットすると、図8のPT1〜PT4の
ようになる。このように、良好なFFT波形を自動的に
選択して血流速度を算出するので、短時間で高精度の血
流速度を求めることができ、良好な測定を求めるために
1回の測定で連続して長時間の測定を行う必要がなく、
かつ測定中に多少の測定不良が発生しても測定精度を維
持でき、再測定の必要がなくなる。また、良好なFFT
波形を選択するステップは、1回の測定について所定の
数或いは所定の割合のデータを選択するので、計算時間
の掛かるカットオフ周波数を求める量が既知量まで減少
して、確実に全体の計算時間を短縮することができる。
【0050】次に、ステップS10ではステップS9で
求めた比率の平均値を計算し、ステップS11ではその
平均値を用いてステップS4で求めた速度対応値から、
ステップS5で選択されなかった時間における最大血流
速度を換算して求める。その結果、図8の曲線Laに示
すような1回の測定時間全体における連続的な最大血流
速度が求まる。これによって、測定中に多少の測定不良
が発生しても最大血流速度の時間変動全体を精度良く求
めることができる。なお、ステップS8で最大血流速度
を求める個数Mが十分であれば、速度対応値を使わずに
最大血流速度だけで補間してもよい。
【0051】次に、ステップS12でステップS5で選
択したM組のFFT波形から算出した信号良否評価値の
平均値を計算し、測定の良否の程度を表す測定良否評価
値とする。この測定良否評価値は最大血流速を実際に求
めたデータのみについて測定の良否を評価することにな
り、より正しい評価を行うことができる。
【0052】最後に、ステップS13で最大血流速度の
時間変動として図8の曲線Laと、測定の良否の程度を
表す値としてステップS12で求めた測定良否評価値と
を表示モニタ35に表示する。検者は測定の信頼性或い
は再測定の必要性の要否を短時間の内に客観的に容易に
精度良く知ることができる。なお、測定良否評価値を加
工した値を表示してもよく、また測定良否評価値が予め
設定した値を越えているか否かで測定の良否を判断し、
良否を表示したり音声で知らせてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼底血
流計は、1回の測定の測定時間を分割した各時間におい
て受光手段からの出力信号の良否の程度を表す信号良否
評価値を求め、その値に基づいて出力信号の内から良好
な出力信号を自動的に選択して血流速度を算出するの
で、短時間で高精度の血流速度を求めることができ、良
好な測定を得るために1回の測定で連続して長時間の測
定を行う必要がなく、かつ測定中に多少の測定不良が発
生しても測定精度を維特でき、再測定をする必要がなく
なる。即ち、被検者に長時間の固視という多大な負担を
強いることがなくなり、検者も煩わしい作業をする必要
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の眼底血流計の構成図である。
【図2】データ処理動作のフローチャート図である。
【図3】信号良否評価値の求め方の説明図である。
【図4】実際のFFT波形での信号良否評価値の求め方
の説明図である。
【図5】測定光がずれているときの流速分布への照射の
説明図である。
【図6】測定光がずれているときのFFT波形のグラフ
図である。
【図7】速度対応値の求め方の説明図である。
【図8】速度対応値と最大血流速度の時間変動のグラフ
図である。
【図9】受光瞳が点のときのフィッティング曲線のグラ
フ図である。
【図10】測定部位、測定用光源、フォトマルチプライ
ヤ、受光瞳の関係の説明図である
【図11】受光瞳の位置関係の説明図である。
【図12】受光瞳の面積の影響を考慮したフィッティン
グ曲線のグラフ図である。
【図13】血管内の流速分布の説明図である。
【図14】光ビート信号のFFT波形のグラフ図であ
る。
【図15】光ビート信号のFFT波形のグラフ図であ
る。
【符号の説明】
1 観察用光源 8 孔あきミラー 14 イメージローテータ 15 ガルバノメトリックミラー 18 フォーカスユニット 19 凹面ミラー 20、26 ダイクロイックミラー 22 測定用光源 25 トラッキング用光源 28 二次元撮像素子 30a、30b フォトマルチプライヤ 31 トラッキング制御部 32 システム制御部 33 操作部 34 データ処理部 35 表示モニタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定光を被検眼の眼底上の血管に照射す
    る測定光照射手段と、前記測定光により血管内粒子から
    生ずる散乱光を受光する受光手段と、該受光手段からの
    出力信号を解析して血流速度を算出するデータ処理手段
    とを有する眼底血流計において、前記データ処理手段
    は、1回の測定の測定時間を分割して各時間における前
    記出力信号の良否の程度を表す信号良否評価値を求める
    第1のステップと、該信号良否評価値に基づいて前記出
    力信号の内から良好な出力信号を選択する第2のステッ
    プと、該選択された良好な出力信号についてカットオフ
    周波数を求める第3のステップと、該カットオフ周波数
    から血流速度を算出する第4のステップとを行うことを
    特徴とする眼底血流計。
  2. 【請求項2】 前記データ処理手段は前記出力信号から
    血流速度と1対1に対応する速度対応値を算出し、選択
    されなかった出力信号が出力した時間における血流速度
    を、前記算出した血流速度から換算して求める第5のス
    テップを行う手段を有する請求項1に記載の眼底血流
    計。
  3. 【請求項3】 前記第2のステップは1回の測定につい
    て所定数或いは所定割合のデータを選択する請求項1に
    記載の眼底血流計。
  4. 【請求項4】 前記データ処理手段は前記信号良否評価
    値に基づいて測定の良否を表す測定良否評価値を算出す
    る第6のステップを行う手段を有する請求項1に記載の
    眼底血流計。
  5. 【請求項5】 前記データ処理手段は前記測定良否評価
    値に基づいて測定の良否を検者に知らせる第7のステッ
    プを行う請求項4に記載の眼底血流計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014079428A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Omega Wave Kk 血流量測定装置

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