JP2001112594A - マネキンボディおよびマネキンボディの製造方法 - Google Patents
マネキンボディおよびマネキンボディの製造方法Info
- Publication number
- JP2001112594A JP2001112594A JP29259799A JP29259799A JP2001112594A JP 2001112594 A JP2001112594 A JP 2001112594A JP 29259799 A JP29259799 A JP 29259799A JP 29259799 A JP29259799 A JP 29259799A JP 2001112594 A JP2001112594 A JP 2001112594A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mannequin
- mannequin body
- main body
- resin
- blow molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブロー成型法によるマネキンボディでは、保
管しにくく、またパイプ受け3を、ボディ内部に隠して
設けることができない。。 【解決手段】 ブロー成型法によりマネキンボディ本体
1を製造し、次にマネキンボディ本体1の底面部10に
取付開口部100を形成するとともに、マネキンボディ
本体1側へ凹んでいる凹部20を有しマネキンボディ本
体1と同じ素材を使用して底凹部2を形成し、夫々が嵌
合する際の接合面を予め加熱して溶かしておき、夫々が
密着した後に冷却して接着固定するマネキンボディの製
造方法およびマネキンボディ。
管しにくく、またパイプ受け3を、ボディ内部に隠して
設けることができない。。 【解決手段】 ブロー成型法によりマネキンボディ本体
1を製造し、次にマネキンボディ本体1の底面部10に
取付開口部100を形成するとともに、マネキンボディ
本体1側へ凹んでいる凹部20を有しマネキンボディ本
体1と同じ素材を使用して底凹部2を形成し、夫々が嵌
合する際の接合面を予め加熱して溶かしておき、夫々が
密着した後に冷却して接着固定するマネキンボディの製
造方法およびマネキンボディ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マネキンボディ
およびマネキンボディの製造方法、詳細にはブロー成型
法により製造し、底面部に凹部を有するマネキンボディ
およびその製造方法に関する。
およびマネキンボディの製造方法、詳細にはブロー成型
法により製造し、底面部に凹部を有するマネキンボディ
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マネキンボディは、従来FRP樹脂、ポ
リ塩化ビニール樹脂(PVC)等の素材を使って成型さ
れていた。その成型には成形型としてFRP樹脂製の雌
型や、金属製の雌型があり、それぞれマネキンボディの
半体型によって、マネキンボディの半体を形成してい
た。そして、その半体に布状体を作業者の手作業により
表面に張り付けていき、それを乾燥後半体同士を接合し
て製造されるマネキンボディであり、その製造方法であ
った。
リ塩化ビニール樹脂(PVC)等の素材を使って成型さ
れていた。その成型には成形型としてFRP樹脂製の雌
型や、金属製の雌型があり、それぞれマネキンボディの
半体型によって、マネキンボディの半体を形成してい
た。そして、その半体に布状体を作業者の手作業により
表面に張り付けていき、それを乾燥後半体同士を接合し
て製造されるマネキンボディであり、その製造方法であ
った。
【0003】本願発明者は、リサイクル可能なマネキン
ボディとして、特願平10ー323713号によって
「マネキンボディ雌金型の内部にポリプロピレン樹脂ま
たはポリエチレン樹脂を素材とした熔融中空体を形成さ
せ、熔融中空体に圧縮空気を吹き込み熔融中空体を膨張
させ、マネキンボディ雌金型の内面部形状のまま固化さ
せて成型するブロー成型法によって形成されることを特
徴とするリサイクル可能なマネキンボディ、および接離
可能な一対のマネキンボディ雌金型の内部にポリプロピ
レン樹脂またはポリエチレン樹脂からなる熔融素材を垂
下させて形成される熔融中空体の内部に、マネキンボデ
ィ雌金型の内部に内部突出部が開口する圧縮空気吹き込
み孔から圧縮空気を吹き込み、熔融中空体をマネキンボ
ディ雌金型の内面部形状にまで膨張させ、さらに温度調
節手段によって冷却させマネキンボディ雌金型内面部形
状のまま固化させてマネキンボディを製造することを特
徴とするリサイクル可能なマネキンボディの製造方法」
を提案している。
ボディとして、特願平10ー323713号によって
「マネキンボディ雌金型の内部にポリプロピレン樹脂ま
たはポリエチレン樹脂を素材とした熔融中空体を形成さ
せ、熔融中空体に圧縮空気を吹き込み熔融中空体を膨張
させ、マネキンボディ雌金型の内面部形状のまま固化さ
せて成型するブロー成型法によって形成されることを特
徴とするリサイクル可能なマネキンボディ、および接離
可能な一対のマネキンボディ雌金型の内部にポリプロピ
レン樹脂またはポリエチレン樹脂からなる熔融素材を垂
下させて形成される熔融中空体の内部に、マネキンボデ
ィ雌金型の内部に内部突出部が開口する圧縮空気吹き込
み孔から圧縮空気を吹き込み、熔融中空体をマネキンボ
ディ雌金型の内面部形状にまで膨張させ、さらに温度調
節手段によって冷却させマネキンボディ雌金型内面部形
状のまま固化させてマネキンボディを製造することを特
徴とするリサイクル可能なマネキンボディの製造方法」
を提案している。
【0004】
【この発明が解決しようとする課題】しかし、ポリプロ
ピレン樹脂またはポリエチレン樹脂を素材としてブロー
成型法で形成されたマネキンボディであると、マネキン
ボディの底部に設けるパイプ受け取付部は、図9に示す
ように底面にパイプ受けを固定した板状体をビス止めに
よって取り付けていた。しかし、この形態であると、パ
イプ受け取付部が底面から下方へ突出している形態であ
るため、保管の際に横に寝かせて保管するしかなく、保
管場所を多く取ってしまう課題があった。さらにマネキ
ンボディの外観が悪くなる欠点があった。
ピレン樹脂またはポリエチレン樹脂を素材としてブロー
成型法で形成されたマネキンボディであると、マネキン
ボディの底部に設けるパイプ受け取付部は、図9に示す
ように底面にパイプ受けを固定した板状体をビス止めに
よって取り付けていた。しかし、この形態であると、パ
イプ受け取付部が底面から下方へ突出している形態であ
るため、保管の際に横に寝かせて保管するしかなく、保
管場所を多く取ってしまう課題があった。さらにマネキ
ンボディの外観が悪くなる欠点があった。
【0005】また、マネキンボディ底面を削って、底に
凹部を設け、その凹部にパイプ受け取付部を取り付ける
ことは知られていたが、マネキンボディとパイプ受け取
付部の取り付け方法は、ビス止めによっており、その強
度を持たせるために多くのビスを使用して止める必要が
あった。そのため、そのビスを隠すことができず、やは
りマネキンボディの外観が損なわれる課題があった。
凹部を設け、その凹部にパイプ受け取付部を取り付ける
ことは知られていたが、マネキンボディとパイプ受け取
付部の取り付け方法は、ビス止めによっており、その強
度を持たせるために多くのビスを使用して止める必要が
あった。そのため、そのビスを隠すことができず、やは
りマネキンボディの外観が損なわれる課題があった。
【0006】さらに、近年環境問題として産業廃棄物に
よる環境汚染が深刻になっており、従来のマネキンボデ
ィおよびマネキンボディの製造方法に使用していたポリ
塩化ビニール樹脂や、FRP樹脂では、その廃棄後に発
がん物質等の有害物質が発生するおそれがあった。
よる環境汚染が深刻になっており、従来のマネキンボデ
ィおよびマネキンボディの製造方法に使用していたポリ
塩化ビニール樹脂や、FRP樹脂では、その廃棄後に発
がん物質等の有害物質が発生するおそれがあった。
【0007】そのため、ポリ塩化ビニール樹脂や、FR
P樹脂を素材とするマネキンボディではリサイクルをす
ることが出来ず、古いスタイルのものを処分するために
は産業廃棄物として廃棄するしか方法がなく、これらの
課題の解決するリサイクル可能なマネキンボディが求め
られていた。
P樹脂を素材とするマネキンボディではリサイクルをす
ることが出来ず、古いスタイルのものを処分するために
は産業廃棄物として廃棄するしか方法がなく、これらの
課題の解決するリサイクル可能なマネキンボディが求め
られていた。
【0008】
【課題を解決する為の手段】この課題を解決する為に、
ブロー成型法によって形成されるマネキンボディ本体の
底面部に、マネキンボディ本体側へ凹んでいる凹部を有
しマネキンボディ本体と同じ素材を使用して形成される
底凹部を、加熱して接着し固定することを特徴とするマ
ネキンボディを提案する。
ブロー成型法によって形成されるマネキンボディ本体の
底面部に、マネキンボディ本体側へ凹んでいる凹部を有
しマネキンボディ本体と同じ素材を使用して形成される
底凹部を、加熱して接着し固定することを特徴とするマ
ネキンボディを提案する。
【0009】また、ブロー成型法によりマネキンボディ
本体を製造し、次にマネキンボディ本体の底面部に取付
開口部を形成するとともに、マネキンボディ本体側へ凹
んでいる凹部を有しマネキンボディ本体と同じ素材を使
用して底凹部を形成し、夫々が嵌合する際の接合面を予
め加熱して溶かしておき、夫々が密着した後に冷却して
接着固定することを特徴とするマネキンボディの製造方
法を提案する。
本体を製造し、次にマネキンボディ本体の底面部に取付
開口部を形成するとともに、マネキンボディ本体側へ凹
んでいる凹部を有しマネキンボディ本体と同じ素材を使
用して底凹部を形成し、夫々が嵌合する際の接合面を予
め加熱して溶かしておき、夫々が密着した後に冷却して
接着固定することを特徴とするマネキンボディの製造方
法を提案する。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明について1の実施の形態
を示す図面であるマネキンボディの底部拡大正面図であ
る図1、同じくマネキンボディの製造方法の工程を示す
図2乃至図6、同じくマネキンボディ本体の取付開口部
と、底凹部のリム部の熱溶着の直前の状態を示す部分正
面説明図である図7、この発明の実施の形態である製造
方法に使用する熱溶着機の斜視図である図8に基づいて
説明する。
を示す図面であるマネキンボディの底部拡大正面図であ
る図1、同じくマネキンボディの製造方法の工程を示す
図2乃至図6、同じくマネキンボディ本体の取付開口部
と、底凹部のリム部の熱溶着の直前の状態を示す部分正
面説明図である図7、この発明の実施の形態である製造
方法に使用する熱溶着機の斜視図である図8に基づいて
説明する。
【0011】この発明の実施の形態を示すマネキンボデ
ィのマネキンボディ本体1は、マネキンボディ雌金型
(図示せず)の内部にリサイクル可能な合成樹脂を素材
とした熔融中空体(図示せず)を形成させ、熔融中空体
に圧縮空気を吹き込み熔融中空体を膨張させ、マネキン
ボディ雌金型の内面部形状のまま固化させて成型するブ
ロー成型法によって形成される。この実施の形態では、
リサイクル可能な合成樹脂を素材として、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ペット樹脂
等の素材で形成する。
ィのマネキンボディ本体1は、マネキンボディ雌金型
(図示せず)の内部にリサイクル可能な合成樹脂を素材
とした熔融中空体(図示せず)を形成させ、熔融中空体
に圧縮空気を吹き込み熔融中空体を膨張させ、マネキン
ボディ雌金型の内面部形状のまま固化させて成型するブ
ロー成型法によって形成される。この実施の形態では、
リサイクル可能な合成樹脂を素材として、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ペット樹脂
等の素材で形成する。
【0012】ブロー成型法により形成されたマネキンボ
ディ本体1は、その底面部10の中央に切り取り取付開
口部100を形成する。この取付開口部100の形状は
楕円形状、あるいは長円形状、あるいは長方形形状等で
あるが、円、正方形等でもかまわない。
ディ本体1は、その底面部10の中央に切り取り取付開
口部100を形成する。この取付開口部100の形状は
楕円形状、あるいは長円形状、あるいは長方形形状等で
あるが、円、正方形等でもかまわない。
【0013】取付開口部100に取り付ける底凹部2
は、マネキンボディ本体1と同じ合成樹脂素材を使用し
て形成される。底凹部2はマネキンボディ本体側へ凹ん
でいる凹部20と、凹部20の周囲に形成されるリム部
21とからなる。
は、マネキンボディ本体1と同じ合成樹脂素材を使用し
て形成される。底凹部2はマネキンボディ本体側へ凹ん
でいる凹部20と、凹部20の周囲に形成されるリム部
21とからなる。
【0014】マネキンボディは、マネキンボディ本体1
の底面部10に形成された孔である取付開口部100の
周囲部101と、底凹部2のリム部21を加熱して熱溶
着により接着し固定して形成される。
の底面部10に形成された孔である取付開口部100の
周囲部101と、底凹部2のリム部21を加熱して熱溶
着により接着し固定して形成される。
【0015】次にマネキンボディの製造方法について説
明する。最初にブロー成型法によりマネキンボディ本体
1を製造する。次にマネキンボディ本体1の底面部10
に取付開口部100を形成する。同時に、マネキンボデ
ィ本体1側へ凹んでいる凹部20を有しマネキンボディ
本体1と同じ素材を使用して底凹部2を形成し、夫々が
嵌合する際の接合面を予め加熱して溶かしておき、夫々
が密着した後に冷却して接着固定する。
明する。最初にブロー成型法によりマネキンボディ本体
1を製造する。次にマネキンボディ本体1の底面部10
に取付開口部100を形成する。同時に、マネキンボデ
ィ本体1側へ凹んでいる凹部20を有しマネキンボディ
本体1と同じ素材を使用して底凹部2を形成し、夫々が
嵌合する際の接合面を予め加熱して溶かしておき、夫々
が密着した後に冷却して接着固定する。
【0016】以下、マネキンボディの製造方法につい
て、実施の形態に則して説明する。マネキンボディ雌金
型は、接合分割可能の一対の縦半型として形成される。
一対の夫々のマネキンボディ雌金型の内部には、多数の
温度調節用孔を設けており、冷却用液体を通過可能に設
ける。マネキンボディ雌金型の下部に空気吹き込み孔を
設け、内部に突出する内部突出部を有してマネキンボデ
ィ雌金型内部に開口している。マネキンボディ雌金型の
上方には熔融中空体形成部(パリソン形成部)を設け
る。熔融中空体形成部は、下部の環状の押出口を有する
中空体であり、スクリュー(図示せず)、油圧シリンダ
ー(図示せず)が連結している。
て、実施の形態に則して説明する。マネキンボディ雌金
型は、接合分割可能の一対の縦半型として形成される。
一対の夫々のマネキンボディ雌金型の内部には、多数の
温度調節用孔を設けており、冷却用液体を通過可能に設
ける。マネキンボディ雌金型の下部に空気吹き込み孔を
設け、内部に突出する内部突出部を有してマネキンボデ
ィ雌金型内部に開口している。マネキンボディ雌金型の
上方には熔融中空体形成部(パリソン形成部)を設け
る。熔融中空体形成部は、下部の環状の押出口を有する
中空体であり、スクリュー(図示せず)、油圧シリンダ
ー(図示せず)が連結している。
【0017】マネキンボディ本体1の素材となるポリプ
ロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ペッ
ト樹脂等の素材などのリサイクル可能な素材は、予め一
定の温度によって一定の粘度に熔融された状態で、スク
リューによって熔融素材を掻き回しながら熔融中空体形
成部に押し入れる。次に熔融中空体形成部の上方から油
圧シリンダーによって下方に圧力をかけ、熔融されたポ
リプロピレン樹脂素材、ポリエチレン樹脂素材を環状の
押出口から、環状に押し出し垂下させ、離隔している一
対のマネキンボディ雌金型の内部に、熔融されたポリプ
ロピレン樹脂素材、ポリエチレン樹脂素材の中空体、す
なわち熔融中空体(パリソン)を形成する。この熔融中
空体(パリソン)は、下端が開口した柔軟な円筒状であ
り、その長さは、マネキンボディ雌金型の内部長さより
長く垂下させて形成される。
ロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ペッ
ト樹脂等の素材などのリサイクル可能な素材は、予め一
定の温度によって一定の粘度に熔融された状態で、スク
リューによって熔融素材を掻き回しながら熔融中空体形
成部に押し入れる。次に熔融中空体形成部の上方から油
圧シリンダーによって下方に圧力をかけ、熔融されたポ
リプロピレン樹脂素材、ポリエチレン樹脂素材を環状の
押出口から、環状に押し出し垂下させ、離隔している一
対のマネキンボディ雌金型の内部に、熔融されたポリプ
ロピレン樹脂素材、ポリエチレン樹脂素材の中空体、す
なわち熔融中空体(パリソン)を形成する。この熔融中
空体(パリソン)は、下端が開口した柔軟な円筒状であ
り、その長さは、マネキンボディ雌金型の内部長さより
長く垂下させて形成される。
【0018】次に、離隔している一対のマネキンボディ
雌金型を接合させる。このとき熔融中空体の下端はマネ
キンボディ雌金型の接合による閉鎖され熔融中空体は袋
状になる。次に接合したマネキンボディ雌金型の熔融中
空体形成部の反対側に位置する圧縮空気吹き込み孔から
熔融中空体内部に圧縮空気を吹き込む。圧縮空気吹き込
み孔は、この実施の形態ではマネキンボディ雌金型の接
合した下部の接合部分に開口している。圧縮空気吹き込
み孔の内部突出部は、マネキンボディ雌金型の内部か
ら、さらに内部にある熔融中空体の下部を突き破って、
熔融中空体の内部に開口可能に形成される。
雌金型を接合させる。このとき熔融中空体の下端はマネ
キンボディ雌金型の接合による閉鎖され熔融中空体は袋
状になる。次に接合したマネキンボディ雌金型の熔融中
空体形成部の反対側に位置する圧縮空気吹き込み孔から
熔融中空体内部に圧縮空気を吹き込む。圧縮空気吹き込
み孔は、この実施の形態ではマネキンボディ雌金型の接
合した下部の接合部分に開口している。圧縮空気吹き込
み孔の内部突出部は、マネキンボディ雌金型の内部か
ら、さらに内部にある熔融中空体の下部を突き破って、
熔融中空体の内部に開口可能に形成される。
【0019】ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、
アクリル樹脂、ペット樹脂等の素材などのリサイクル可
能な素材の熔融体からなる熔融中空体は、内部に吹き込
まれた圧縮空気により膨張し、マネキンボディ雌金型の
内部面の形状にまで膨張して、その金型の内部面形状に
接して形成される。次に、そのままの状態で温度調節用
孔に冷却液体等の冷却媒体を通過させて、マネキンボデ
ィ雌金型を冷却する。この冷却により、内部面形状に膨
張した熔融中空体は、そのままの形状で固化する。
アクリル樹脂、ペット樹脂等の素材などのリサイクル可
能な素材の熔融体からなる熔融中空体は、内部に吹き込
まれた圧縮空気により膨張し、マネキンボディ雌金型の
内部面の形状にまで膨張して、その金型の内部面形状に
接して形成される。次に、そのままの状態で温度調節用
孔に冷却液体等の冷却媒体を通過させて、マネキンボデ
ィ雌金型を冷却する。この冷却により、内部面形状に膨
張した熔融中空体は、そのままの形状で固化する。
【0020】熔融中空体が、マネキンボディ雌金型の内
部面形状のまま冷却され固化することによってマネキン
ボディ本体1が形成される。マネキンボディ本体1は、
一対のマネキンボディ雌金型の半体を2つに離隔させ
て、マネキンボディ雌金型より取り出される。
部面形状のまま冷却され固化することによってマネキン
ボディ本体1が形成される。マネキンボディ本体1は、
一対のマネキンボディ雌金型の半体を2つに離隔させ
て、マネキンボディ雌金型より取り出される。
【0021】取り出され形成されたマネキンボディ本体
1は、ポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂の素
材で一体的に形成され、底面部10の中央部分を切り取
って孔である取付開口部100を形成する。この取付開
口部100の形状は楕円形状、あるいは長円形状、ある
いは長方形形状等であるが、円、正方形等でもかまわな
い。
1は、ポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂の素
材で一体的に形成され、底面部10の中央部分を切り取
って孔である取付開口部100を形成する。この取付開
口部100の形状は楕円形状、あるいは長円形状、ある
いは長方形形状等であるが、円、正方形等でもかまわな
い。
【0022】底凹部2は、マネキンボディ本体1と同じ
合成樹脂素材を使用し形成される。底凹部2の形状は、
マネキンボディ本体1の取付開口部100の形状に対応
する形状で、取付開口部100内へ嵌合可能な凹部20
を有する。凹部20は、マネキンボディ本体1側へ凹ん
でおり、凹部20の周囲にリム部21を形成する。
合成樹脂素材を使用し形成される。底凹部2の形状は、
マネキンボディ本体1の取付開口部100の形状に対応
する形状で、取付開口部100内へ嵌合可能な凹部20
を有する。凹部20は、マネキンボディ本体1側へ凹ん
でおり、凹部20の周囲にリム部21を形成する。
【0023】50は熱部材であり、熱溶着機5の一部品
である。熱部材50は、板状体の両面に、取付開口部1
00および凹部20の形状に夫々対応する形状で、熱伝
導率の高い金属で形成される熱部501、502を設け
ている。熱部501は取付開口部100側であり、熱部
502は底凹部2側である。熱部材50は、実際には、
図8に示す熱溶着機5に取り付けられ熱せられ、夫々の
接合面であるマネキンボディ本体1の取付開口部100
の周囲部101と、底凹部2のリム部21の合成樹脂素
材に対して適当に近接し、夫々の接合面を加熱して溶か
す。
である。熱部材50は、板状体の両面に、取付開口部1
00および凹部20の形状に夫々対応する形状で、熱伝
導率の高い金属で形成される熱部501、502を設け
ている。熱部501は取付開口部100側であり、熱部
502は底凹部2側である。熱部材50は、実際には、
図8に示す熱溶着機5に取り付けられ熱せられ、夫々の
接合面であるマネキンボディ本体1の取付開口部100
の周囲部101と、底凹部2のリム部21の合成樹脂素
材に対して適当に近接し、夫々の接合面を加熱して溶か
す。
【0024】図2乃至図6は、この熱部材50とマネキ
ンボディ本体1、底凹部2を接着するまでの動きを説明
する説明図である。まず、図2で熱せられた熱部材50
の両側から、マネキンボディ本体1および底凹部2を接
近させる(図3)。一定の時間加熱するとマネキンボデ
ィ本体1の取付開口部100の周囲部101の外側面
と、底凹部2のリム部21が熱により溶け始める。すぐ
にマネキンボディ本体1および底凹部2を熱部材50か
ら離す(図4)。さらにマネキンボディ本体1と底凹部
2の間の場所から熱部材50を除く(図5)。そしてま
だマネキンボディ本体1の取付開口部100の周囲部1
01と、底凹部2のリム部21の素材が溶けている状態
の間に接着させ、冷却して固定する(図6)。
ンボディ本体1、底凹部2を接着するまでの動きを説明
する説明図である。まず、図2で熱せられた熱部材50
の両側から、マネキンボディ本体1および底凹部2を接
近させる(図3)。一定の時間加熱するとマネキンボデ
ィ本体1の取付開口部100の周囲部101の外側面
と、底凹部2のリム部21が熱により溶け始める。すぐ
にマネキンボディ本体1および底凹部2を熱部材50か
ら離す(図4)。さらにマネキンボディ本体1と底凹部
2の間の場所から熱部材50を除く(図5)。そしてま
だマネキンボディ本体1の取付開口部100の周囲部1
01と、底凹部2のリム部21の素材が溶けている状態
の間に接着させ、冷却して固定する(図6)。
【0025】マネキンボディは、さらにその上に布等の
生地を張り付け、または塗装され、底凹部2の凹部20
にはパイプ受け3を取り付けて完成品となる。凹部20
の深さがパイプ受け3の長さより深いのでパイプ受け3
は、外部からは見えない。
生地を張り付け、または塗装され、底凹部2の凹部20
にはパイプ受け3を取り付けて完成品となる。凹部20
の深さがパイプ受け3の長さより深いのでパイプ受け3
は、外部からは見えない。
【0026】また、リサイクル可能なポリプロピレン樹
脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ペット樹脂等の
素材で形成されたマネキンボディ本体1および底凹部2
を廃棄する場合は、布生地等をボディから剥がし、また
は塗装をシンナー等で剥離させ、各パーツを取り除き、
ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹
脂、ペット樹脂等の素材からなるマネキンボディ本体1
および底凹部2のみを取り出し粉砕してチップ化して、
リサイクル工程に回す。
脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ペット樹脂等の
素材で形成されたマネキンボディ本体1および底凹部2
を廃棄する場合は、布生地等をボディから剥がし、また
は塗装をシンナー等で剥離させ、各パーツを取り除き、
ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹
脂、ペット樹脂等の素材からなるマネキンボディ本体1
および底凹部2のみを取り出し粉砕してチップ化して、
リサイクル工程に回す。
【0027】図7に示す説明図において、4は熱溶着部
分(接合面)であり、マネキンボディ本体1の取付開口
部100の周囲部101の外側面と、底凹部2のリム部
21の凹部側面が熱により溶け始めた状態で、相互に接
着直前を示す。
分(接合面)であり、マネキンボディ本体1の取付開口
部100の周囲部101の外側面と、底凹部2のリム部
21の凹部側面が熱により溶け始めた状態で、相互に接
着直前を示す。
【0028】
【発明の効果】リサイクル可能なポリプロピレン樹脂、
ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ペット樹脂等の素
材、あるいは他の合成樹脂素材を使用してブロー成型法
によって形成されるマネキンボディであっても、パイプ
受けをマネキンボディ内部に設けることが可能になり、
保管収納性が向上し、さらに外から見えないため外観価
値が向上した。
ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ペット樹脂等の素
材、あるいは他の合成樹脂素材を使用してブロー成型法
によって形成されるマネキンボディであっても、パイプ
受けをマネキンボディ内部に設けることが可能になり、
保管収納性が向上し、さらに外から見えないため外観価
値が向上した。
【0029】また、取り付られる底凹部をマネキンボデ
ィ本体と同じ素材で形成し、マネキンボディ全体を同じ
素材として形成したので接着部分にビス止めなどをせず
に熱接着可能となり、さらに外観価値が向上した。その
ため、マネキンボディのスタイルの刷新等を行い易く、
ファッション性を高めることが可能になる。
ィ本体と同じ素材で形成し、マネキンボディ全体を同じ
素材として形成したので接着部分にビス止めなどをせず
に熱接着可能となり、さらに外観価値が向上した。その
ため、マネキンボディのスタイルの刷新等を行い易く、
ファッション性を高めることが可能になる。
【0030】ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、
アクリル樹脂、ペット樹脂等の素材で形成されたマネキ
ンボディであると、リサイクル化が可能になり、産業廃
棄物として捨てることがなくなり環境汚染を防ぐ効果が
ある。
アクリル樹脂、ペット樹脂等の素材で形成されたマネキ
ンボディであると、リサイクル化が可能になり、産業廃
棄物として捨てることがなくなり環境汚染を防ぐ効果が
ある。
【図1】 この発明の実施の形態のマネキンボディ本体
の底面部付近の一部拡大正面図
の底面部付近の一部拡大正面図
【図2】 この発明の実施の形態のマネキンボディの製
造方法の工程1を示す正面説明図
造方法の工程1を示す正面説明図
【図3】 この発明の実施の形態のマネキンボディの製
造方法の工程2を示す正面説明図
造方法の工程2を示す正面説明図
【図4】 この発明の実施の形態のマネキンボディの製
造方法の工程3を示す正面説明図
造方法の工程3を示す正面説明図
【図5】 この発明の実施の形態のマネキンボディの製
造方法の工程4を示す正面説明図
造方法の工程4を示す正面説明図
【図6】 この発明の実施の形態のマネキンボディの製
造方法の工程5を示す正面説明図
造方法の工程5を示す正面説明図
【図7】 同じくマネキンボディ本体の取付開口部と、
底凹部のリム部の熱溶着の直前の状態を示す部分断面説
明図
底凹部のリム部の熱溶着の直前の状態を示す部分断面説
明図
【図8】 この発明の実施の形態である製造方法に使用
する熱溶着機の斜視図
する熱溶着機の斜視図
【図9】 従来のマネキンボディ本体の底面部付近の一
部拡大正面図
部拡大正面図
1 マネキンボディ本体 10 底面部 100 取付開口部 101 取付開口部周囲部 2 底凹部 20 凹部 21 リム部 3 パイプ受け 4 熱溶着部分(接合面) 5 熱溶着機 50 熱部材 501 熱部 502 熱部
Claims (2)
- 【請求項1】 ブロー成型法によって形成されるマネキ
ンボディ本体の底面部に、マネキンボディ本体側へ凹ん
でいる凹部を有しマネキンボディ本体と同じ素材を使用
して形成される底凹部を、加熱して接着し固定すること
を特徴とするマネキンボディ。 - 【請求項2】 ブロー成型法によりマネキンボディ本体
を製造し、次にマネキンボディ本体の底面部に取付開口
部を形成するとともに、マネキンボディ本体側へ凹んで
いる凹部を有しマネキンボディ本体と同じ素材を使用し
て底凹部を形成し、夫々が嵌合する際の接合面を予め加
熱して溶かしておき、夫々が密着した後に冷却して接着
固定することを特徴とするマネキンボディの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29259799A JP2001112594A (ja) | 1999-10-14 | 1999-10-14 | マネキンボディおよびマネキンボディの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29259799A JP2001112594A (ja) | 1999-10-14 | 1999-10-14 | マネキンボディおよびマネキンボディの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001112594A true JP2001112594A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=17783855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29259799A Pending JP2001112594A (ja) | 1999-10-14 | 1999-10-14 | マネキンボディおよびマネキンボディの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001112594A (ja) |
-
1999
- 1999-10-14 JP JP29259799A patent/JP2001112594A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0346518B1 (en) | Process for producing stretch blow-molded bottle with a handle | |
KR101004977B1 (ko) | 내장 부품을 갖는 플라스틱 중공체 및 내장 부품을 갖는 플라스틱 컨테이너를 제조하는 방법 | |
US4332750A (en) | Blow-molding and degating hollow shapes | |
MY116615A (en) | Process for producing expanded plastics with skin and molding apparatus therefor | |
US5057266A (en) | Method of making a hollow polyethylene terephthalate blow molded article with an integral external projection such as a handle | |
JPS63249616A (ja) | 樹脂成形方法 | |
GB2350308B (en) | Elastomeric doll head,method for molding same and mold therefore | |
US4993931A (en) | Apparatus for making a hollow polyethylene terephthalate blow molded article with an integral external projection such as a handle | |
JP2001112594A (ja) | マネキンボディおよびマネキンボディの製造方法 | |
CN115816749A (zh) | 注塑成型的塑料部件和用于生产这种部件的方法 | |
JP2000139646A (ja) | リサイクル可能なマネキンボディおよびリサイクル可能なマネキンボディの製造方法 | |
US5207969A (en) | Process of producing blow molded article | |
JP3285952B2 (ja) | ブロー成形におけるインサート方法 | |
JP2932454B2 (ja) | 複合成形体及びその製造方法 | |
US6382949B1 (en) | Metal mold for producing a synthetic resin molded product in a compression-molding method | |
JP2000296549A (ja) | トナーカートリッジケースの製造方法 | |
JPS62255120A (ja) | 中空成形品とその成形方法 | |
JP3242033B2 (ja) | 樹脂製容器の製造方法 | |
JP3597599B2 (ja) | 密封中空体およびその製造方法 | |
CA1296495C (en) | Process for producing stretch blow-molded bottle with a handle | |
JPS5856827A (ja) | 仕切板付中空成形品の製造方法 | |
JP3052811B2 (ja) | モール及びそのブロー成形方法 | |
JP2002086547A (ja) | 表皮材一体中空成形品の製造方法及びこれに用いるブロー型。 | |
PL162980B1 (pl) | Sposób wytwarzania beczek PL | |
JPH0228462B2 (ja) |