JP2001111272A - 放熱器取付構造 - Google Patents

放熱器取付構造

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JP2001111272A
JP2001111272A JP29026899A JP29026899A JP2001111272A JP 2001111272 A JP2001111272 A JP 2001111272A JP 29026899 A JP29026899 A JP 29026899A JP 29026899 A JP29026899 A JP 29026899A JP 2001111272 A JP2001111272 A JP 2001111272A
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heat
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Kazumi Kobayashi
一三 小林
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Kenwood KK
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の本体に放熱器の熱が伝わることで
本体に取付けた電子部品に悪影響を与えることを防止す
る低コストの放熱器取付構造を提供する。 【解決手段】 一部または全体のいずれかが薄板状の金
属板材からなる上シャーシ12と下シャーシとを有した
電子機器の本体を設け、この本体内に収納するプリント
基板1と、このプリント基板1の表面に実装するパワー
IC2とを有し、金属板材からなる上シャーシ12の当
接面12aに固定されてパワーIC2に面接触すること
でパワーIC2が発する熱を放熱する放熱器20を備え
るとともに、上シャーシ12の当接面12aに複数の突
起12dを設けて放熱器20を上シャーシ12に点接触
させて間隔Cを備えた状態で固定することでパワーIC
2の発する熱が放熱器20を介して上シャーシ12に伝
わることを低減するように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放熱器取付構造に
係り、より詳細には発熱部品に装着する放熱器の取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーオーディオ、送受信機などの
電子機器は、例えば、十分なパワーを必要とするパワー
ICが用いられており、このパワーICから発生される
熱を効果的に放散しないとパワーICが破壊に至る恐れ
があるため、予め放熱器を取り付けて放熱を行ってい
る。図10は、このようなカーオーディオに採用した従
来の放熱器取付構造を示す構成図である。また、図11
は、図10に示したG−G線の断面を示す断面図であ
る。
【0003】図10に示すように、カーオーディオに採
用した従来の放熱器取付構造は、上シャーシ42及び下
シャーシ44とにより外装を形成する車載用カーオーデ
ィオの本体40と、この本体40内に収納するプリント
基板1と、このプリント基板1の表面に実装されるパワ
ーIC2と、本体1の所定面に固定するとともにパワー
IC2に面接触させてパワーIC2が発する熱を放熱す
る放熱器50とを備えている。
【0004】ここで、本体40は、上シャーシ42と下
シャーシ44とからなり、この上シャーシ42及び下シ
ャーシ44は箱状の外形を備えて各々開口する開口面を
設けて凹状に形成し、お互いに嵌合することで内部に中
空部を備えている。また、本体40は、上シャーシ42
の図10に示した後方に放熱器50を当接させて固定す
るために、図10に示した前方向に切欠いた凹状の当接
面42aを形成している。この上シャーシ42は、薄板
状の金属板材を屈曲させて設けてあり、当接面42aに
放熱器50をネジ3により締結して固定するネジ穴42
bを2箇所設けている。また、当接面42aには、ネジ
穴42bの上部に所定の間隔をあけて開口する位置決め
穴42cが2箇所形成されている。
【0005】また、放熱器50は、矩形で略箱状に形成
され、所定面の両側から角柱状に2箇所突出する突出部
52を一体に形成し、この突出部52の先端に平坦な当
接面52aを備え、この当接面52aに貫通するネジ穴
53bと、棒状に突出する位置決め軸52cとを一体に
形成している。また、当接面52aの下部には、パワー
IC2に装着して面接触させる装着面54を形成してい
る。また、プリント基板1は、図示されていないが下シ
ャーシ44にネジ止めされ、上シャーシ42と下シャー
シ44との間に介在するように固定されている。このプ
リント基板1は、上シャーシ42と下シャーシ44との
間に介在した際、上シャーシ42の当接面42a近傍に
放熱器50を装着したパワーIC2を実装する実装穴1
aを複数配列させて設けている。
【0006】このようなカーオーディオに採用した従来
の放熱器取付構造は、まず、パワーIC2を放熱器50
の装着面54に装着してプリント基板1の実装穴1aに
端子を挿入して実装する。そして、パワーIC2と放熱
器50とを装着したプリント基板1を下シャーシ44に
ネジ止めして固定する。その後、上シャーシ42の当接
面42aに設けた位置決め穴42cに放熱器50の位置
決め軸52cが嵌入するように上シャーシ42と下シャ
ーシ44とを嵌合させる。そして、放熱器50のネジ穴
52bにネジ3を挿入して上シャーシ42に締結するこ
とで、図11に示すように、放熱器50が上シャーシ4
2の当接面42aに固定される。これにより、プリント
基板1に実装されたパワーIC2が熱を発した際、面接
触している放熱器50を介して外側に熱が放出される。
このように、カーオーディオに採用した従来の放熱器取
付構造は、パワーIC2に放熱器50を装着してプリン
ト基板1に実装した後、放熱器50を上シャーシ42に
形成した凹状の当接面42a内に嵌入させてネジ3によ
り締結して固定することで、パワーIC2に装着した放
熱器50を固定していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放熱器取付構造では、図10に示したように、放熱器5
0と上シャーシ42とが当接する当接面52a、42a
の接触面積が大きいため、上シャーシ42に放熱器50
の熱が伝わりやすく、上シャーシ42に取り付けた電子
部品(図示せず)の温度上昇が著しいので熱に弱い電子
部品の場合は何らかの対策を施さなければならないとい
う不具合があった。また、従来の放熱器取付構造では、
上述した不具合を解決するため、放熱器50と上シャー
シ42との間に断熱シートを介在させて熱伝導を抑える
方法があるが、製造工数が増えて部品コストが高くなる
という不具合があった。本発明はこのような課題を解決
し、電子機器の本体に放熱器の熱が伝わることで本体に
取付けた電子部品に悪影響を与えることを防止する低コ
ストの放熱器取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、一部または全体いずれかを薄板状の金属
板材により形成した電子機器の本体と、この本体内に収
納するプリント基板と、このプリント基板の表面に実装
されるパワーIC等の発熱部品と、金属板材からなる本
体の所定面に固定するとともに発熱部品に面接触させて
発熱部品が発する熱を放熱する放熱器とからなり、放熱
器を本体に固定してお互いに当接する本体または放熱器
のいずれか一方或いは両方の当接面に複数の突起を設け
て放熱器を本体に点接触させて固定し、発熱部品の発す
る熱が放熱器を介して本体に伝わることを低減するよう
に設ける。
【0009】ここで、放熱器は金属板材からなる本体の
所定面にネジにより両側をネジ止めされ、本体または放
熱器のいずれか一方或いは両方の当接面に突出させて設
ける突起は放熱器をネジ止めする両側ネジの周囲に各々
少なくとも3箇所以上突出させて設けることが好まし
い。また、突起は、半球形状またはリブ状いずれかの形
状に突出させて設けることが好ましい。また、突起の他
の実施の形態は、金属板材からなる本体に設け、放熱器
の当接面に当接させてくい込ませることで放熱器が当接
面で滑ってスライドすることを防止するように設けるこ
とが好ましい。また、この本体に設けた突起は、突出す
る先端を鋭利に形成して放熱器の当接面に容易にくい込
むように設けることが好ましい。また、本体は、上シャ
ーシと下シャーシとからなる車載用カーオーディオの本
体であり、発熱部品と放熱器とを後部に配置することが
好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による放熱器取付構造の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明による放熱器取付構造の第1の実施の形
態を示す構成図である。また、図2は、図1に示したA
部の詳細を示す部分拡大図である。また、図3は、図1
に示したB−B線の断面を示す断面図である。また、図
4は、図3に示した突起の他の実施の形態を示す断面図
である。また、図5は、図3に示した突起の更なる他の
実施の形態を示す断面図である。
【0011】図1に示すように、本発明による放熱器取
付構造の第1の実施の形態は、従来技術と同様にカーオ
ーディオに採用したものであり、上シャーシ12及び下
シャーシ14とにより外装を形成する車載用カーオーデ
ィオの本体10と、この本体10内に収納するプリント
基板1と、このプリント基板1の表面に実装されるパワ
ーIC2と、本体10の所定面に固定するとともにパワ
ーIC2に面接触させてパワーIC2が発する熱を放熱
する放熱器20とを備えている。
【0012】ここで、本体10は、図10に示した従来
技術と同様に、上シャーシ12と下シャーシ14とから
なり、この上シャーシ12及び下シャーシ14は箱状の
外形を備えて各々開口する開口面を設けて凹状に形成
し、お互いに嵌合することで内部に中空部を備えてい
る。また、本体10は、上シャーシ12の図1に示した
後方の面を前方に向かって凹状に切欠くことで、放熱器
20を嵌入させて固定する当接面12aを形成してい
る。この上シャーシ12は、薄板形状の金属板材を屈曲
させて設けてある。そして、当接面12aには、放熱器
20をネジ3により締結して固定するネジ穴12bと、
このネジ穴12bの上部に所定の間隔をあけて開口する
位置決め穴12cとが各々2箇所形成されている。
【0013】また、放熱器20は、矩形で略箱状に形成
され、所定面に両側から2箇所突出する角柱状の突出部
22を一体に形成し、この突出部22の先端に平坦な当
接面22aを備え、この当接面22aに貫通するネジ穴
22bと、棒状に突出する位置決め軸22cとを一体に
形成している。また、放熱器20には、当接面22aの
下部にパワーIC2を装着して面接触させる装着面24
を形成している。
【0014】ここで、図2に示すように上シャーシ12
は、図10に示した従来技術と異なり、当接面12aで
開口する2箇所のネジ穴12b周囲に各々略半球状に突
出する突起12dを3箇所形成している。従って、この
突起12dは、放熱器20の当接面22aに当接し、上
シャーシ12の当接面12aと、放熱器20の当接面2
2aとがお互いに面接触することなく最小限の接触点数
で取り付けられるように形成されている。また、プリン
ト基板1は、図示されていないが下シャーシ14にネジ
止めされ、上シャーシ12と下シャーシ14との間に介
在するように固定されている。このプリント基板1は、
上シャーシ12と下シャーシ14との間に介在した際、
上シャーシ12の当接面12a近傍に放熱器20を装着
したパワーIC2を実装する実装穴1aを複数配列させ
て設けている。
【0015】このような本発明による放熱器取付構造の
第1の実施の形態は、まず、放熱器20の装着面24に
パワーIC2を装着し、このパワーIC2の端子をプリ
ント基板1の実装穴1aに挿入して実装する。そして、
パワーIC2と放熱器20とを装着したプリント基板1
を下シャーシ14にネジ止めして固定する。その後、上
シャーシ12の当接面12aに設けた位置決め穴12c
に放熱器20の位置決め軸22cが嵌入するように上シ
ャーシ12と下シャーシ14とを嵌合させる。そして、
放熱器20は、ネジ穴22bにネジ3を挿入して上シャ
ーシ12に締結して固定する。この際、放熱器20と上
シャーシ12とは、図3に示すように、お互いの当接面
12a、22aが面接触することなく、上シャーシ12
に設けた突起12dにより点接触して図3に示した間隔
Cを備えた状態で固定される。
【0016】従って、放熱器20は、上シャーシ12の
突起12dにより間隔Cを備えて点接触により固定され
るため、プリント基板1に実装されたパワーIC2の熱
が上シャーシ12に伝わることを低減でき、パワーIC
2の熱を効果的に放熱することが可能になる。また、突
起12dは、放熱器20を上シャーシ12に取り付けた
時に、先端が放熱器20の当接面22aに少しくい込む
ため、図1に示した左右方向の荷重に対する強度が向上
し、放熱器20が上シャーシ12の当接面12aで滑っ
てスライドするのを防止することができる。
【0017】ここで、上シャーシ12の突起12dは、
図3に示したように、略半球形状に突出させて設けてい
るが、この略半球の形状に限定されるものではなく、種
々の形状に形成することが可能である。例えば、図4に
示すように、先端が鋭利に突出する突起12eに形成す
ることで、ネジ3により放熱器20を固定した際、この
突起12eが放熱器20の当接面22aに容易に少しく
い込んで放熱器20がスライドするのを効果的に防止す
ることが可能になる。また、これとは別に、放熱器を上
シャーシにネジ止めする際、図5に示すように、放熱器
の当接面を安定して固定するため、リブ状に延在して突
出する突起12fを設けることも可能である。
【0018】このように、本発明による放熱器取付構造
の第1の実施の形態によると、放熱器20と上シャーシ
12とが点接触となり、放熱器20の熱が上シャーシ1
2に伝わりにくくなるため、この上シャーシ12に取り
付けられた他の電気部品の温度上昇が抑えられ、電気部
品が破損するのを防止することができる。また、放熱器
20の熱が上シャーシ12に伝わりにくいため、放熱器
20と上シャーシ12との間に介在する断熱シートが不
要になり、製造工数を削減して製品コストを低減するこ
とができる。さらに、放熱器20を上シャーシ12に取
り付けた時に、上シャーシ12の突起12d、12eが
放熱器20に少しくい込むことにより、放熱器20の図
1に示した左右方向の荷重に対する強度を向上すること
ができる。
【0019】次に、図6乃至図9を参照して本発明によ
る放熱器取付構造の第2の実施の形態を詳細に説明す
る。図6は、本発明による放熱器取付構造の第2の実施
の形態を示す構成図である。また、図7は、図6に示し
たD部の詳細を示す部分拡大図である。また、図8は、
図6に示したE−E線の断面を示す断面図である。ま
た、図9は、図7に示した突起の他の実施の形態を示す
断面図である。ここで、第2の実施の形態は、放熱器3
0及び上シャーシ16以外は全て第1の実施の形態と同
じ構成要素であり、同じ構成要素には同一符号を記載す
る。
【0020】図6に示すように、本発明による放熱器取
付構造の第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様
にカーオーディオに採用したものであり、上シャーシ1
6及び下シャーシ14とにより外装を形成する車載用カ
ーオーディオの本体10と、この本体10内に収納する
プリント基板1と、このプリント基板1の表面に実装さ
れるパワーIC2と、本体1の所定面に固定するととも
にパワーIC2に面接触させてパワーIC2が発する熱
を放熱する放熱器30とを備えている。
【0021】ここで、本体10は、上シャーシ16と下
シャーシ14とからなり、この上シャーシ16及び下シ
ャーシ14は箱状の外形を備えて各々開口する開口面を
設けて凹状に形成し、お互いに嵌合することで内部に中
空部を備えている。また、本体10は、上シャーシ16
の図6に示した後方の面を前方に向かって凹状に切欠く
ことで、放熱器30を嵌入させて固定する当接面16a
を形成している。この上シャーシ16は、薄板状の金属
板材を屈曲させて設けてある。そして、当接面16aに
は、放熱器30をネジ3により締結して固定するネジ穴
16bと、このネジ穴16bの上部に所定の間隔をあけ
て開口する位置決め穴16cとが各々2箇所形成されて
いる。
【0022】また、放熱器30は、矩形で略箱状に形成
され、所定面に両側から2箇所突出する角柱状の突出部
32を一体に形成し、この突出部32の先端に平坦な当
接面32aを備え、この当接面32aに貫通するネジ穴
32bと、棒状に突出する位置決め軸32cとを一体に
形成している。また、放熱器30には、当接面32aの
下部にパワーIC2を装着して面接触させる装着面34
を形成している。
【0023】ここで、放熱器30は、図7に示すよう
に、第1の実施の形態とは異なり、当接面32aで開口
する2箇所のネジ穴32b周囲に各々略半球状に突出す
る突起32dを3箇所形成している。従って、この突起
32dは、上シャーシ16の当接面16aに当接し、放
熱器30の当接面32aと、上シャーシ16の当接面1
6aとがお互いに面接触することなく最小限の接触点数
で取り付けられるように形成されている。このように、
突起は、第1の実施の形態では上シャーシに形成したの
に対し、第2の実施の形態では放熱器に形成している。
【0024】また、プリント基板1は、図示されていな
いが下シャーシ14にネジ止めされ、上シャーシ16と
下シャーシ14との間に介在するように固定されてい
る。このプリント基板1は、上シャーシ16と下シャー
シ14との間に介在した際、上シャーシ16の当接面1
6a近傍に放熱器30を装着したパワーIC2を実装す
る実装穴1aを複数配列させて開口している。
【0025】このような本発明による放熱器取付構造の
第2の実施の形態は、まず、放熱器30の装着面34に
パワーIC2を装着し、このパワーIC2の端子をプリ
ント基板1の実装穴1aに挿入して実装する。そして、
パワーIC2と放熱器30とを装着したプリント基板1
を下シャーシ14にネジ止めして固定する。その後、上
シャーシ16の当接面16aに設けた位置決め穴16c
に放熱器30の位置決め軸32cが嵌入するように上シ
ャーシ16と下シャーシ14とを嵌合させる。そして、
放熱器30は、ネジ3をネジ穴32bに挿入して上シャ
ーシ16に締結して固定する。この際、放熱器30と上
シャーシ16とは、図8に示すように、お互いの当接面
16a、32aが面接触することなく、放熱器30に設
けた突起32dにより点接触して図8に示した間隔Fを
備えた状態で固定される。
【0026】従って、放熱器30は、突起32dを上シ
ャーシ16の当接面16aに点接触させて間隔Fを備え
た状態で固定しているため、プリント基板1に実装され
たパワーIC2の熱が上シャーシ16に伝わることを低
減でき、パワーIC2の熱を効果的に放熱することが可
能になる。ここで、放熱器30の突起32dは、図7に
示したように、略半球形状に突出させて設けているが、
これに限定されるものではなく、種々の形状に形成する
ことが可能である。例えば、図9に示すように、放熱器
を上シャーシにネジ止めする際、上シャーシの当接面に
安定して固定するため、図5に示した突起のようにリブ
状に延在して突出する突起32fを設けることも可能で
ある。
【0027】このように、本発明による放熱器取付構造
の第2の実施の形態によると、第1の実施の形態のよう
に放熱器30と上シャーシ16とが点接触となり、放熱
器30の熱が上シャーシ16に伝わりにくくなるため、
この上シャーシ16に取り付けられた他の電気部品の温
度上昇が抑えられ、電気部品が破損するのを防止するこ
とができる。また、放熱器30の熱が上シャーシ16に
伝わりにくいため、放熱器30と上シャーシ16との間
に介在した断熱シートが不要になり、製造工数を削減し
て製品コストを低減することができる。
【0028】以上、本発明による放熱器取付構造の実施
の形態を詳細に説明したが、本発明は前述した実施の形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で変更可能である。例えば、放熱器または上ケースい
ずれか一方の当接面に突起を3箇所形成した実施の形態
を説明したが、これに限定されるものではなく、放熱器
及び上ケースの両方に突起を各々突出させて複数設けて
もよい。
【0029】
【発明の効果】このように本発明による放熱器取付構造
によれば、突起を設けて放熱器と本体とを点接触させ、
パワーIC等の発熱部品の熱が放熱器を介して本体に伝
わりにくくしているため、この本体に取り付けられた他
の電気部品の温度上昇が抑えられ、電気部品が破損する
ことを防止できる。また、突起を設けて発熱部品の熱が
放熱器を介して本体に伝わりにくく形成しているため、
放熱器と本体との間に介在する断熱シートが不要にな
り、製造工数を削減して製品コストを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放熱器取付構造の第1の実施の形
態を示す構成図。
【図2】図1に示したA部の詳細を示す部分拡大図。
【図3】図1に示したB−B線の断面を示す断面図。
【図4】図3に示した突起の他の実施の形態を示す断面
図。
【図5】図3に示した突起の更なる他の実施の形態を示
す断面図。
【図6】本発明による放熱器取付構造の第2の実施の形
態を示す構成図。
【図7】図6に示したD部の詳細を示す部分拡大図。
【図8】図6に示したE−E線の断面を示す断面図。
【図9】図7に示した突起の他の実施の形態を示す断面
図。
【図10】従来の放熱器取付構造を示す構成図。
【図11】図10に示したG−G線の断面を示す断面
図。
【符号の説明】
1 プリント基板 1a 実装穴 2 パワーIC 3 ネジ 10 本体 12 上シャーシ 12a 当接面 12b ネジ穴 12c 位置決め穴 12d 突起 14 下シャーシ 20 放熱器 22 突出部 22a 当接面 22b ネジ穴 22c 位置決め軸 22d 突起 24 装着面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部または全体いずれかを薄板状の金属
    板材により形成した電子機器の本体と、 前記本体内に収納するプリント基板と、 前記プリント基板の表面に実装されるパワーIC等の発
    熱部品と、 前記金属板材からなる本体の所定面に固定するとともに
    前記発熱部品に面接触させて前記発熱部品が発する熱を
    放熱する放熱器とからなり、 前記放熱器を前記本体に固定してお互いに当接する前記
    本体または放熱器のいずれか一方或いは両方の当接面に
    複数の突起を設けて前記放熱器を前記本体に点接触させ
    て固定し、前記発熱部品の発する熱が前記放熱器を介し
    て前記本体に伝わることを低減するように設けたことを
    特徴とする放熱器取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の放熱器取付構造におい
    て、 前記放熱器は前記金属板材からなる本体の所定面にネジ
    により両側をネジ止めされ、前記本体または放熱器のい
    ずれか一方或いは両方の当接面に突出させて設ける前記
    突起は前記放熱器をネジ止めする両側ネジの周囲に各々
    少なくとも3箇所以上突出させて設けたことを特徴とす
    る放熱器取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の放熱器取付構造におい
    て、 前記突起は、半球形状またはリブ状いずれかの形状に突
    出させて設けたことを特徴とする放熱器取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の放熱器取付構造におい
    て、 前記突起は、金属板材からなる前記本体に設け、前記放
    熱器の当接面に当接させてくい込ませることで前記放熱
    器が前記当接面で滑ってスライドすることを防止するよ
    うに設けたことを特徴とする放熱器取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の放熱器取付構造におい
    て、 前記本体に設けた突起は、突出する先端を鋭利に形成し
    て前記放熱器の当接面に容易にくい込むように設けたこ
    とを特徴とする放熱器取付構造。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の放熱器取付構造におい
    て、 前記本体は、上シャーシと下シャーシとからなる車載用
    カーオーディオの本体であり、前記発熱部品と放熱器と
    を後部に配置していることを特徴とする放熱器取付構
    造。
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