JP2001110928A - 半導体パッケージの製造方法 - Google Patents

半導体パッケージの製造方法

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JP2001110928A
JP2001110928A JP28262399A JP28262399A JP2001110928A JP 2001110928 A JP2001110928 A JP 2001110928A JP 28262399 A JP28262399 A JP 28262399A JP 28262399 A JP28262399 A JP 28262399A JP 2001110928 A JP2001110928 A JP 2001110928A
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Takahiro Iijima
隆廣 飯島
Akio Mutsukawa
昭雄 六川
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビルドアップ層に凹部若しくは貫通孔を形成
できて、半導体チップをビルドアップ層若しくはコア材
内に収容可能とする。 【解決手段】 配線パターン10が表面に設けられたコ
ア材12の少なくとも一方の面上に、配線パターン10
を絶縁層14を介して一層または複数層形成してビルド
アップ層24を形成し、ビルドアップ層24を座ぐり加
工して半導体チップ28を搭載するための凹部48を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体パッケージの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、金属箔からなる配線
パターン10が表面に設けられたコア材12上に、絶縁
層(レジスト等の樹脂)14を介して配線パターン16
を積層し、その配線パターン16とコア材12表面上の
配線パターン10とを接続してビルドアップ層24を形
成した半導体パッケージ18がある。コア材12の表面
に設けられた配線パターン10は例えば銅箔からなり、
配線パターン16は例えば銅めっきからなる。
【0003】そして、コア材12を挟んで上側に位置す
るビルドアップ層24の内の最上層の配線パターン16
の上面には、ソルダ-レジスト20が塗布されると共
に、そのソルダ-レジスト20が部分的に除去されて表
出したボンディング部26が形成される。また、コア材
12を挟んで下側に位置するビルドアップ層24の内の
最上層の配線パターン16の上面には、ソルダ-レジス
ト20が塗布されると共に、そのソルダ-レジスト20
が部分的に除去されて表出したランド部22が形成され
る。このようにして半導体パッケージ18が形成されて
いる。なお、コア材12の片面にのみビルドアップ層2
4が形成される場合もある。
【0004】そして、その半導体パッケージ18の上側
のビルドアップ層24の最上層に半導体チップ28が、
その背面に接着剤30が塗布されて電極端子32の形成
面28aを表にして接着され、電極端子32とボンディ
ング部26とがボンディングワイヤ34により電気的に
接続され、さらにボンディング部26、ボンディングワ
イヤ34および半導体チップ28を封止樹脂36により
封止する。また、下側のビルドアップ層24の最上層の
ランド部22には外部接続端子としてのボールバンプ3
8を接続する。これにより、半導体装置40が作製され
る。
【0005】上記の半導体パッケージによれば、絶縁層
14および配線パターン16を用いて多層回路を形成で
きるため、半導体チップ28の高集積化に対応して、回
路の高密度化、小型化および薄型化ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように半導体パッケージ18をビルドアップ方式によっ
て作製し、半導体チップ28を電極端子32の形成面2
8aを表にして接着し、電極端子32とビルドアップ層
に形成したボンディング部26とをボンディングワイヤ
34で接続する構成の場合には、半導体装置40として
の厚さは、半導体パッケージ18の厚さに半導体チップ
28の厚さを加えたもの以下にはできず、さらなる薄型
化が望めないという課題がある。
【0007】これを解決するためには、ビルドアップ層
24やコア材12に半導体チップ28を収容する凹部を
形成する構成とすることが考えられるが、いずれの場合
にもビルドアップ層24に凹部若しくは貫通孔を形成す
る必要がある。そして、この凹部や貫通孔をビルドアッ
プ層24に形成するには、凹部の形成位置に対応する部
位に開口部を形成した絶縁層14を介して配線パターン
16を積層する方法が考えられるが、この方法では絶縁
層14を構成する樹脂が開口部側に流れ出し、絶縁層1
4ひいてはその上に形成される配線パターン16の平面
性が維持できなくなる、という課題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、ビルドアップ層
に凹部若しくは貫通孔を形成できて、半導体チップをビ
ルドアップ層若しくはコア材内に収容可能な半導体パッ
ケージの製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するに次の構成を備える。すなわち、本発明に係る請
求項1記載の半導体パッケージの製造方法は、配線パタ
ーンが表面に設けられたコア材の少なくとも一方の面上
に、配線パターンを絶縁層を介して一層または複数層形
成してビルドアップ層を形成し、該ビルドアップ層を座
ぐり加工して半導体チップ搭載用の凹部を形成すること
を特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の半導体パッケージの
製造方法では、配線パターンが表面に設けられたコア材
の一方の面上に、配線パターンを絶縁層を介して一層ま
たは複数層形成してビルドアップ層を形成し、該ビルド
アップ層および前記コア材を座ぐり加工してビルドアッ
プ層の表面と前記コア材の他方の面とに開口する貫通孔
を形成し、コア材の他方の面に該貫通孔を閉塞する放熱
板を設けて貫通孔の内壁面と貫通孔の底面に露出する前
記放熱板とにより半導体チップ搭載用の凹部を形成する
ことを特徴とする。ビルドアップ層を形成した後に、座
ぐり加工して凹部を形成すれば、絶縁層が硬化している
状態であるから、ビルドアップ層の平面性を維持した状
態で凹部を形成できる。よって、この半導体パッケージ
を使用すれば、この凹部内に半導体チップを搭載するこ
とで薄い半導体装置を実現できる。
【0011】また、前記凹部の開口部を、該開口部の周
縁に形成された配線パターンのボンディング部が露出す
るように座ぐり加工して形成する構成とすれば、ビルド
アップ層を形成する各配線パターンにボンディング部を
形成することができる。この場合には、前記凹部を座ぐ
り加工して形成した後に、前記ボンディング部の表面に
金めっき皮膜を形成するようにする。
【0012】また、本発明に係る請求項5記載の半導体
パッケージの製造方法では、配線パターンが表面に設け
られたコア材の一方の面上に、配線パターンを絶縁層を
介して一層または複数層形成してビルドアップ層を形成
し、前記コア材の他方の面側に半導体チップ搭載用の凹
部を形成し、該凹部に対応するビルドアップ層およびコ
ア材を貫通して凹部の底面に開口する貫通孔を、座ぐり
加工して形成することを特徴とする。これによれば、コ
ア材の凹部内に半導体チップを搭載して、薄型化した半
導体装置を実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
の形態を添付図面と共に詳細に説明する。なお、従来例
と同じ構成については同じ符号を付し、詳細な説明は省
略する。 (第1の実施の形態)まず、本実施の形態の半導体パッ
ケージの製造方法により製造される半導体パッケージ4
2とそれを用いた半導体装置44の構成について図1を
用いて説明する。コア材12は、例えばガラス繊維(ク
ロス)入りの樹脂基板である。ガラスクロス入りの樹脂
基板としては、ガラスエポキシ基板等の絶縁性物質であ
るエポキシ樹脂を含浸させて形成されたものがある。な
お、コア材12としては、メタルコア基板を用いてもよ
い。
【0014】配線パターン10は、金属箔からなり、コ
ア材12の一面側(図1中の上面)に密着された状態に
設けられている。配線パターン10は、例えばコア材1
2が成形される際の、エポキシ樹脂が完全に硬化する前
に、そのコア材12の表面に載置され、加熱および加圧
されて密着されている。
【0015】絶縁層14は、半導体チップ28が搭載さ
れるコア材12の上面に、例えば硬化することで絶縁層
14となるエポキシ樹脂等のレジスト材が塗布されるこ
とによって設けられる。配線パターン16は、絶縁層1
4の上面に積層される。そして、図1に示すように、ビ
ア46を介してコア材12に設けられた配線パターン1
0と電気的に接続されている。この配線パターン16
は、例えば、銅等のめっき皮膜、蒸着膜またはスパッタ
膜で形成すればよい。そして、この絶縁層14と配線パ
ターン16とでビルドアップ層24を構成する。ビルド
アップ層24は、絶縁層14と配線パターン16とを交
互に積層されて多層化できるのは勿論である。
【0016】ソルダ-レジスト20は、ビルドアップ層
24の最外面に塗布されて層状に設けられている。そし
て、ソルダ-レジスト20が部分的に除去されて表出し
た下面の配線パターン16の表面が、外部接続端子38
を接続するためのランド部22、およびボンディングワ
イヤ34を接続するボンディング部26となっている。
ボンディング部26は、後述する凹部の形成領域を囲む
ように配置されている。
【0017】ビルドアップ層24には、ルータ等を用い
て座ぐり加工して、半導体チップ28搭載用の凹部48
が形成されている。凹部48の平面断面形状は、半導体
チップ28が収容できる大きさに設定され、その深さ
は、一例としてコア材12の表面が露出する程度に設定
されている。凹部48の深さは、コア材12の表面を若
干座ぐるようにしても良いし、逆にビルドアップ層24
の最下層の絶縁層14を若干残すようにしても良い。以
上が半導体パッケージ42である。そして半導体装置4
4は、この半導体パッケージ42と、半導体パッケージ
42の凹部48内に収容され、凹部48の内底面に、電
極端子32の形成面28aを上にして接着剤30で接着
された半導体チップ28と、電極端子32とボンディン
グ部26とを電気的に接続するボンディングワイヤ34
と、半導体チップ28とボンディングワイヤ34とボン
ディング部26とを封止する封止用樹脂36と、ランド
部22に接続された外部接続端子38とからなる。外部
接続端子38としては、図1に示すような、バンプの一
例である実装用ボールバンプを用いることができる。
【0018】この半導体装置44の製造方法について説
明する。まず、この半導体装置44に使用する半導体パ
ッケージ42の製造方法について説明する。コア材12
を形成するエポキシ樹脂が完全に硬化する前に、その一
面側に銅箔を載置し、加熱および加圧して、表面に銅箔
が密着されたコア材12を形成する。その後、銅箔をエ
ッチングして、コア材12の表面に配線パターン10を
形成する。なお、凹部48を形成する領域には配線パタ
ーン10は形成しないようにすることが望ましい。
【0019】その後、配線パターン10が設けられたコ
ア材12の表面に、絶縁層14を介して配線パターン1
6を積層し、ビルドアップ層24を形成する。絶縁層1
4と配線パターン16とを積層してビルドアップ層24
を形成する形成方法としては、感光性レジストを使用す
る方法、樹脂付き銅箔を使用する方法等があり、一般的
な方法を以下に簡単に説明する。感光性レジストを使用
した場合は、先ず、配線パターン10が形成されたコア
材12上に、感光性樹脂を印刷法またはスプレー法等で
塗布し、その後、光を照射(露光)し、次いで現像を行
ってビアパターンを形成する。また、レーザーを照射し
てビアパターンを形成することも可能である。次に、表
面に銅めっき等を施して導体層を形成する。この際にビ
ア穴の内部にも銅めっきが施され、下層の導体層(配線
パターン10或いは配線パターン16)と層間接続がな
される。つまり、ビア46が形成される。この後で、表
面の導体層をエッチングして配線パターン16を形成
し、これらの工程を繰り返すことで、多層化する。
【0020】また、樹脂付き銅箔を使用した場合には、
先ず、配線パターン10が形成されたコア材12上に、
樹脂付き銅箔を積層する。次いで、銅箔にビアパターン
を、露光、現像、エッチングの工程を経て形成し、その
銅箔をマスクの代わりとしてレーザーにより樹脂を除去
してビア46を形成する。そして、表面に銅めっき等を
施して導体層を形成する。この際にビア穴の内部にも銅
めっきが施され、下層の導体層(配線パターン10或い
は配線パターン16)と層間接続がなされる。その後
で、表面の導体層をエッチングして配線パターン16を
形成し、これらの工程を繰り返すことで、1層若しくは
多層のビルドアップ層24を形成する。
【0021】そして、ビルドアップ層24の内の最上層
の配線パターン16の上面に、ソルダ-レジスト20を
層状に塗布する。その後、そのソルダ-レジスト20を
部分的に除去し、配線パターン16が表出する、ボンデ
ィング部26とランド部22を形成する。そして、最後
にボンディング部26で囲まれた領域を、ルータ等を用
いてビルドアップ層24側から座ぐり加工し、コア材1
2の表面が表出するように凹部48を形成する。凹部4
8の深さは、半導体チップ28が完全に凹部48に納ま
る深さとすることが望ましい。よって、ビルドアップ層
24が薄く、凹部48の深さが足りない場合には、コア
材12を座ぐるようにして凹部48を深くするようにし
ても良い。その後、洗浄してボンディング部26の表面
に金めっき皮膜を形成する。これにより、ビルドアップ
層24に、半導体チップ28を搭載するための凹部48
が形成された半導体パッケージ42が製造される。な
お、ボンディング部26への金めっき皮膜の形成は、凹
部48を形成する前に行うようにしても良い。
【0022】次に、この半導体パッケージ42を用いて
半導体装置44を製造する方法について説明する。凹部
48内に、電極端子32の形成面28a側を表にして半
導体チップ28を接着剤30にて接着する。電極端子3
2と、凹部48の開口口縁に配置されたボンディング部
26とをボンディングワイヤ34で接続する。凹部48
内に封止用の樹脂36を充填・硬化させ、ボンディング
ワイヤ34、半導体チップ28およびボンディング部2
6を樹脂封止する。ランド部22に外部接続端子38を
取り付ける。これにより、半導体装置44が製造され
る。
【0023】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、一例としてビルドアップ層24が1層の場合につい
て説明したが、本実施の形態では、多層(一例として2
層)に形成され、各層に半導体チップ28の電極端子3
2とボンディングワイヤ34で接続されるボンディング
部26が設けられる構成となっている。本実施の形態の
半導体パッケージ50の構成と製造方法について図2を
用いて説明する。なお、半導体パッケージ50の基本的
な構成は、第1の実施の形態の半導体パッケージ42と
同じであり、同じ構成については同じ符号を付して詳細
な説明は省略し、相違する構成である、ビルドアップ層
24の構成についてのみ説明する。
【0024】多層に形成されたビルドアップ層24に
は、凹部48が形成されているが、この凹部48を構成
するビルドアップ層24の絶縁層14の一層毎の開口部
14aの形状は、直下に位置する層の開口部14a口縁
に形成された層上の配線パターン16のボンディング部
26が全周に亘って露出するように順次広く座ぐり加工
して形成する。なお、図2では各ビルドアップ層24に
ボンディング部26が設けられる構成であるため、開口
部14aの形状が上層に向かうに従って順次広く座ぐり
加工されているが、ボンディング部26が形成されてい
ないビルドアップ層24がある場合には、このビルドア
ップ層24の開口部14aの形状は直下に位置するビル
ドアップ層24の開口部14aと同形状に座ぐり加工し
ても良い。
【0025】この場合、最上層の配線パターン16を除
く、他の配線パターンの凹部48側端部に形成されるボ
ンディング部26を、確実に露出させるためには、凹部
48の形成工程において座ぐり量を厳密に管理し、配線
パターン16が適当に厚い場合には、配線パターン16
の表面を若干量だけ座ぐるようにしても良いし、また一
つ上の層の絶縁層14が若干残る程度に座ぐりを行った
後に、残った絶縁層14を薬液処理やプラズマ処理など
により除去し、ボンディング部26を露出させるように
することも可能である。薬液処理は、例えばデスミア処
理等が考えられ、またプラズマ処理は、酸素プラズマや
若干フッ素を加えた酸素プラズマが好ましい。この半導
体パッケージ50を用いた半導体装置52の構成は、ビ
ルドアップ層24を除き、第1の実施の形態と同じであ
り、説明は省略する。
【0026】(第3の実施の形態)第1や第2の実施の
形態では、基本的にはビルドアップ層24に座ぐり加工
して凹部48を形成する構成であったが、本実施の形態
の半導体パッケージ54では、コア材12も凹部48の
一部を構成するように座ぐり加工する構成とすると共
に、放熱板56を有する構成としている点が特徴点であ
る。本実施の形態の半導体パッケージ54の構成を、製
造方法と併せて図3を用いて説明する。なお、第2の実
施の形態の半導体パッケージ50と比較しながら説明す
るため、第2の実施の形態の半導体パッケージ50と同
じ構成については同じ符号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0027】コア材12と、コア材12の一方の面に形
成されたビルドアップ層24とに、ビルドアップ層24
側から座ぐり加工して、コア材12の他方の面(図中の
下面)に開口する貫通孔58が形成されている。そし
て、コア材12の他方の面に、貫通孔58を閉塞する放
熱板56が接着等の手段により設けられている。これに
より、貫通孔58の内壁面(ビルドアップ層24の内面
とコア材12の内面)と、貫通孔58の底面に露出する
放熱板56とにより半導体チップ28搭載用の凹部48
が形成される。なお、コア材12の配線パターン10の
一部を、凹部48の開口部口縁にボンディング部26と
して配置しておき、放熱板56を基準に考えた場合に、
凹部48を構成するビルドアップ層24の最下層の開口
部の形状は、直下に位置するコア材12の開口部口縁に
形成された配線パターン10のボンディング部26が全
周に亘って露出するように広く座ぐり加工して形成され
ている。これにより半導体パッケージ54が完成する。
【0028】そして、この半導体パッケージ54を用い
た半導体装置60は、電極端子32の形成面28aを上
にして凹部48内に半導体チップ28が収納され、熱伝
導性を考慮した材料からなる接着剤30にて放熱板56
上に固定され、電極端子32が、ボンディングワイヤ3
4により、コア材12に形成されたボンディング部26
と、ビルドアップ層24のボンディング部26とに電気
的に接続されて構成される。
【0029】(第4の実施の形態)第1乃至第3の実施
の形態では、ビルドアップ層24は、コア材12の一方
の面にのみ形成する構成であったが、本実施の形態の半
導体パッケージ62では図4に示すようにコア材12の
両面にビルドアップ層24が形成され、半導体チップ2
8の搭載用の凹部48が形成されているビルドアップ層
24とは異なる側のビルドアップ層24側に外部接続端
子38を取り付けるためのランド部22が形成されてい
る点が特徴点である。従って、コア材12の両面に配線
パターン10が形成され、コア材12にはこの両面の配
線パターン10を電気的に接続するスルーホール64が
形成されている。
【0030】この半導体パッケージ62を用いた半導体
装置66は、一方のビルドアップ層24に形成された凹
部48内に半導体チップ28が搭載されて、各電極端子
32がボンディングワイヤ34で、ビルドアップ層24
のボンディング部26に接続され、これらが樹脂36に
よって封止されている。そして、他方のビルドアップ層
24の最上層に形成されたランド部22に外部接続端子
38が接続されている。
【0031】この半導体パッケージ62の製造方法は、
第1の実施の形態の半導体パッケージ42の製造方法と
略同じであり、相違する点は、コア材12の両面に配線
パターン10を形成する工程と、コア材12に各面の配
線パターン10同士を接続するスルーホール64を形成
する工程とが加わる点と、コア材12にビルドアップ層
24を形成する工程においてコア材12の両面にビルド
アップ層24を同時に形成していく点である。
【0032】(第5の実施の形態)第1乃至第4の実施
の形態では、ビルドアップ層24が、半導体チップ28
搭載用の凹部48の少なくとも一部を形成する構成であ
ったが、本実施の形態の半導体パッケージ68ではコア
材12部分に凹部48が形成されている点が相違する。
【0033】まず、半導体パッケージ68の構成につい
て図5を用いて説明する。なお、他の実施の形態の構成
と同じ構成については同じ符号を付し、詳細な説明は省
略する。半導体パッケージ68の構成は、配線パターン
10が表面に設けられたコア材12の一方の面上に、配
線パターン16を、絶縁層14を介して一層(または複
数層)形成してビルドアップ層24が形成されている。
そしてこのビルドアップ層24の最上層に、ランド部2
2とボンディング部26とが形成されている。また、コ
ア材12の他方の面の、ビルドアップ層24に形成され
たボンディング部26に対応する位置には、半導体チッ
プ搭載用の凹部48が、座ぐり加工やプレス加工等の手
法によって形成されている。そして、ビルドアップ層2
4のボンディング部26で囲まれた領域(凹部48に対
応する部位とも言える)には、座ぐり加工して、ビルド
アップ層24とコア材12を貫通して凹部48の底面に
開口する貫通孔58が形成されている。
【0034】この半導体パッケージ68の製造方法は、
コア材12にビルドアップ層24を形成するまでは、第
1の実施の形態と同じである。そして、座ぐり加工等し
てコア材12側に凹部48を形成すると共に、ビルドア
ップ層24側からビルドアップ層24とコア材12とを
貫通して凹部48の底面に開口する貫通孔58を形成す
る。なお、貫通孔58のビルドアップ層24側の領域と
コア材12側の領域とは、別工程で形成することも可能
である。
【0035】この半導体パッケージ68を用いた半導体
装置70は、凹部48内に半導体チップ28を、電極端
子32の形成面28aを凹部48の底面側に向けて、電
極端子32が貫通孔58からビルドアップ層24側に露
出するように収納し、接着剤30にて固定する。そし
て、貫通孔58を介してボンディングワイヤ34で、電
極端子32とビルドアップ層24のボンディング部26
とを電気的に接続する。そして、凹部48内と貫通孔5
8内に封止用の樹脂36を充填・硬化し、半導体チップ
28とボンディングワイヤ34電極端子32とを封止す
る。これにより半導体装置70が完成する。
【0036】以上、上記各実施の形態の半導体パッケー
ジでは、一つの半導体チップ28が搭載される構成であ
ったが、凹部48を複数個形成し、複数の半導体チップ
28が搭載される構成とすることも可能である。また、
第5の実施の形態の構成と、第1乃至第4の実施の形態
の構成とを併せ持つ、つまりコア材12の両面に半導体
チップ28の搭載用の凹部48が形成された半導体パッ
ケージも可能である。また、第4の実施の形態の半導体
パッケージにおいて、外部接続端子38が形成されたビ
ルドアップ層24側にも凹部48を設けて、コア材12
の両側に半導体チップ28を搭載可能な構成とすること
も可能である。また、外部接続端子の形態は、ボール、
ピンあるいはランドの様にしておき、外部から接触する
形態でも可能である。
【0037】また、この座ぐり加工して半導体チップ2
8を搭載する凹部48を形成する手法を、一般のビルド
アップ法を用いた配線基板にも適用することができるこ
とはいうまでもない。以上、本発明につき好適な実施の
形態を挙げて種々説明してきたが、本発明はこれら実施
の形態に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱し
ない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことであ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、ビルドアップ層を有す
る半導体パッケージに、ビルドアップ層の平面性を維持
したまま、半導体チップを収納・搭載する凹部を形成で
きるため、半導体装置のさらなる薄型化が達成できると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体パッケージの製造方法によ
り製造される半導体パッケージおよびそれを用いた半導
体装置の第1の実施の形態の構造を模式的を示す断面図
である。
【図2】本発明に係る半導体パッケージの製造方法によ
り製造される半導体パッケージおよびそれを用いた半導
体装置の第2の実施の形態の構造を模式的を示す断面図
である。
【図3】本発明に係る半導体パッケージの製造方法によ
る製造される半導体パッケージおよびそれを用いた半導
体装置の第3の実施の形態の構造を模式的を示す断面図
である。
【図4】本発明に係る半導体パッケージの製造方法によ
り製造される半導体パッケージおよびそれを用いた半導
体装置の第4の実施の形態の構造を模式的を示す断面図
である。
【図5】本発明に係る半導体パッケージの製造方法によ
り製造される半導体パッケージおよびそれを用いた半導
体装置の第5の実施の形態の構造を模式的を示す断面図
である。
【図6】従来の半導体パッケージおよびそれを用いた半
導体装置の構造を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 配線パターン 12 コア材 14 絶縁層 16 配線パターン 24 ビルドアップ層 28 半導体チップ 48 凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線パターンが表面に設けられたコア材
    の少なくとも一方の面上に、配線パターンを絶縁層を介
    して一層または複数層形成してビルドアップ層を形成
    し、該ビルドアップ層を座ぐり加工して半導体チップ搭
    載用の凹部を形成することを特徴とする半導体パッケー
    ジの製造方法。
  2. 【請求項2】 配線パターンが表面に設けられたコア材
    の一方の面上に、配線パターンを絶縁層を介して一層ま
    たは複数層形成してビルドアップ層を形成し、該ビルド
    アップ層および前記コア材を座ぐり加工してビルドアッ
    プ層の表面と前記コア材の他方の面とに開口する貫通孔
    を形成し、コア材の他方の面に該貫通孔を閉塞する放熱
    板を設けて貫通孔の内壁面と貫通孔の底面に露出する前
    記放熱板とにより半導体チップ搭載用の凹部を形成する
    ことを特徴とする半導体パッケージの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記凹部の開口部を、該開口部の周縁に
    形成された配線パターンのボンディング部が露出するよ
    うに座ぐり加工して形成することを特徴とする請求項1
    または2記載の半導体パッケージの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記凹部を座ぐり加工して形成した後
    に、前記ボンディング部の表面に金めっき皮膜を形成す
    ることを特徴とする請求項3記載の半導体パッケージの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 配線パターンが表面に設けられたコア材
    の一方の面上に、配線パターンを絶縁層を介して一層ま
    たは複数層形成してビルドアップ層を形成し、前記コア
    材の他方の面側に半導体チップ搭載用の凹部を形成し、
    該凹部に対応するビルドアップ層およびコア材を貫通し
    て凹部の底面に開口する貫通孔を、座ぐり加工して形成
    することを特徴とする半導体パッケージの製造方法。
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