JP2001109429A - 発光表示パネルの駆動装置 - Google Patents

発光表示パネルの駆動装置

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JP2001109429A
JP2001109429A JP28510499A JP28510499A JP2001109429A JP 2001109429 A JP2001109429 A JP 2001109429A JP 28510499 A JP28510499 A JP 28510499A JP 28510499 A JP28510499 A JP 28510499A JP 2001109429 A JP2001109429 A JP 2001109429A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光に寄与しない無駄な電力消費を低減させ
ることができる発光表示パネルの駆動装置を提供する。 【解決手段】 走査期間には入力ビデオ信号に応じて複
数の走査線のうちの1の走査線上の発光させるべき容量
性発光素子に対応する発光ドライブ線を指定し、1の走
査線に容量性発光素子の発光閾値電圧より低い第1電位
を印加しかつ1の走査線以外の走査線に発光閾値電圧よ
り高い第2電位を印加し、発光閾値電圧以上の正電圧を
発光させるべき容量性発光素子に順方向に印加するため
に発光ドライブ線に駆動電流を供給しかつ発光ドライブ
線以外のドライブ線に発光閾値電圧より若干低い第3電
位を印加し、走査期間各々の間のリセット期間には第2
電位を複数の走査線の全てに印加し、複数のドライブ線
の全てに第2電位に等しい電位の第4電位を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネセンス素子等の容量性発光素子を用いた発光表示パ
ネルの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】低消費電力でかつ高表示品質であり、更
に薄型化が可能なディスプレイとして、有機エレクトロ
ルミネッセンス素子の複数をマトリクス状に配列して構
成されるエレクトロルミネッセンスディスプレイが注目
されている。該有機エレクトロルミネッセンス素子は、
図1に示すように、透明電極101が形成されたガラス
板などの透明基板100上に、電子輸送層、発光層、正
孔輸送層などからなる少なくとも1層の有機機能層10
2、及び金属電極103が積層されたものである。透明
電極101の陽極にプラス、金属電極103の陰極にマ
イナスの電圧を加え、すなわち、透明電極及び金属電極
間に直流を印加することにより、有機機能層102が発
光する。良好な発光特性を期待することのできる有機化
合物を有機機能層に使用することによって、エレクトロ
ルミネッセンスディスプレイが実用に耐えうるものにな
っている。
【0003】有機エレクトロルミネッセンス素子(以
下、単にEL素子ともいう)は、電気的には、図2のよ
うな等価回路にて表すことができる。図から分かるよう
に、EL素子は、容量成分Cと、該容量成分に並列に結
合するダイオード特性の成分Eとによる構成に置き換え
ることができる。よって、有機エレクトロルミネッセン
ス素子は、容量性の発光素子であると考えられる。有機
エレクトロルミネッセンス素子は、直流の発光駆動電圧
が電極間に印加されると、電荷が容量成分Cに蓄積さ
れ、続いて当該EL素子固有の障壁電圧または発光閾値
電圧を越えると、電極(ダイオード成分Eの陽極側)か
ら発光層を担う有機機能層に電流が流れ始め、この電流
に比例した強度で発光する。
【0004】かかるEL素子の電圧V−電流I−輝度L
の特性は、図3に示すように、ダイオードの特性に類似
しており、発光閾値Vth以下の電圧では電流Iはきわめ
て小さく、発光閾値Vth以上の電圧になると電流Iは急
激に増加する。また、電流Iと輝度Lはほぼ比例する。
このようなEL素子は、発光閾値Vthを超える駆動電圧
をEL素子に印加すれば当該駆動電圧に応じた電流に比
例した発光輝度を呈し、印加される駆動電圧が発光閾値
電圧Vth以下であれば駆動電流が流れず発光輝度もゼロ
に等しいままである。
【0005】かかるEL素子の複数を用いた発光表示パ
ネルの駆動方法としては、単純マトリクス駆動方式が知
られている。図4に発光表示パネルの単純マトリクス駆
動方式の駆動装置の一例の構造を示す。発光表示パネル
においては、n個の陰極線(金属電極)B1〜Bnを横方
向に、m個の陽極線(透明電極)A1〜Amを縦方向に平
行に伸長して設けられ、各々の交差した部分(計n×m
個)にEL素子E1,1〜Em,nの発光層を挟む。画素を担
うEL素子E1,1〜Em,nは、格子状に配列され、垂直方
向に沿う陽極線A1〜Amと水平方向に沿う陰極線B1
nとの交差位置に対応して一端(上記の等価回路のダ
イオード成分Eの陽極線側)が陽極線に、他端(上記の
等価回路のダイオード成分Eの陰極線側)が陰極線に接
続される。陰極線は陰極線走査回路1に接続されて駆
動、陽極線は陽極線ドライブ回路2に接続されてそれぞ
れ駆動される。
【0006】陰極線走査回路1は、各陰極線の電位を個
々に定める陰極線B1〜Bnに対応する走査スイッチ51
〜5nを有し、個々が、電源電圧から得られる逆バイア
ス電位VCC(例えば10V)及びアース電位(0V)の
うちのいずれか一方を、対応する陰極線に接続する。陽
極線ドライブ回路2は、各陽極線を通じて駆動電流をE
L素子個々に供給する陽極線A1〜Amに対応した電流源
1〜2m(例えば定電流源)及びドライブスイッチ61
〜6mを有し、ドライブスイッチが電流を個々に陽極線
に流すオンオフ制御するように構成される。駆動源は定
電圧源等の電圧源を用いることも可能であるが、上述し
た電流−輝度特性が温度変化に対して安定しているのに
対し電圧−輝度特性が温度変化に対して不安定であるこ
と等の理由により、電流源(供給電流量が所望の値とな
るように制御される電源回路)を用いるのが一般的であ
る。電流源21〜2mの供給電流量は、EL素子が所望の
瞬時輝度で発光する状態(以下、この状態を定常発光状
態と称する。)を維持するために必要な電流量とされ
る。また、EL素子が定常発光状態にある時は、上述し
たEL素子の容量成分Cには供給電流量に応じた電荷が
充電されているため、EL素子の両端電圧は瞬時輝度に
対応した規定値Ve(以下、これを発光規定電圧と称す
る。)となる。
【0007】陽極線はまた、陽極線リセット回路3に接
続される。この陽極線リセット回路3は、陽極線毎に設
けられたシャントスイッチ71〜7mを有し、該シャント
スイッチが選択されることによって陽極線をアース電位
に設定する。陰極線走査回路1、陽極線ドライブ回路2
及び陽極線リセット回路3は発光制御回路4に接続され
る。
【0008】発光制御回路4は、図示せぬビデオ信号発
生系から供給されたビデオ信号に応じて当該ビデオ信号
が担う画像を表示させるべく陰極線走査回路1、陽極線
ドライブ回路2及び陽極線リセット回路3を制御する。
発光制御回路4は、陰極線走査回路1に対して、走査線
選択制御信号を発生し、ビデオ信号の水平走査期間に対
応する陰極線のいずれかを選択してアース電位に設定
し、その他の陰極線は逆バイアス電位VCCが印加される
ように走査スイッチ51〜5nを切り換える制御を行う。
逆バイアス電位VCCは、ドライブされている陽極線と走
査選択がされていない陰極線との交点に接続されたEL
素子がクロストーク発光することを防止するために、陰
極線に接続される定電圧源によって印加されるものであ
り、逆バイアス電位VCC=発光規定電圧Veと設定され
るのが一般的である。走査スイッチ51〜5nが水平走査
期間毎に順次アース電位に切り換えられるので、アース
電位に設定された陰極線は、その陰極線に接続されたE
L素子を発光可能とする走査線として機能することとな
る。
【0009】陽極線ドライブ回路2は、かかる走査線に
対して発光制御を行う。発光制御回路4は、ビデオ信号
が示す画素情報に従って当該走査線に接続されているE
L素子のどれをどのタイミングでどの程度の時間に亘っ
て発光させるかについてを示すドライブ制御信号を発生
し、陽極線ドライブ回路2に供給する。陽極線ドライブ
回路2は、このドライブ制御信号に応じて、ドライブス
イッチ61〜6mのいくつかをオンオフ制御し、陽極線A
1〜Amを通じて画素情報に応じた該当EL素子への駆動
電流の供給をなす。これにより、駆動電流の供給された
EL素子は、当該画素情報に応じた発光をなすこととな
る。
【0010】陽極線リセット回路3のリセット動作は、
発光制御回路4からのリセット制御信号に応じて行われ
る。陽極線リセット回路3は、リセット制御信号が示す
リセット対象の陽極線に対応するシャントスイッチ71
〜7mのいずれかをオンしそれ以外はオフとする。本願
と同一の出願人による特開平9−232074号公報に
は、単純マトリクス発光表示パネルにおける、走査線を
切り換える直前に格子状に配された各EL素子の蓄積電
荷を放出させるリセット動作を行う駆動法(以下、リセ
ット駆動法と呼ぶ)が開示されている。このリセット駆
動法は、走査線を切り換えた際のEL素子の発光立上り
を早めるものである。この単純マトリクス表示パネルの
リセット駆動法について図4〜図6を参照して説明す
る。
【0011】なお、以下に述べる図4〜図6に示す動作
は、陰極線B1を走査してEL素子E1,1及びE2,1を光
らせた後、陰極線B2に走査を移してEL素子E2,2及び
3, 2を光らせる場合を例に挙げたものである。また、
説明を分かり易くするために、光っているEL素子はダ
イオード記号にて示され、光っていないEL素子はコン
デンサ記号にて示される。また、陰極線B1〜Bnに印加
される逆バイアス電位VCCは、EL素子の発光規定電圧
Veと同じ10Vとされている。
【0012】先ず、図4においては、走査スイッチ51
のみが0Vのアース電位側に切り換えられ、陰極線B1
が走査されている。他の陰極線B2〜Bnには、走査スイ
ッチ52〜5nにより逆バイアス電位VCCが印加されてい
る。同時に、陽極線A1及びA2には、ドライブスイッチ
1及び62によって電流源21及び22が接続されてい
る。また、他の陽極線A3〜Amには、シャントスイッチ
3〜7mによって0Vのアース電位側に切り換えらてい
る。したがって、図4の場合、EL素子E1,1とE2,1
みが順方向にバイアスされ、電流源21及び22から矢印
のように駆動電流が流れ込み、EL素子E1,1及びE2,1
のみが発光することとなる。この状態においては、ハッ
チングして示される非発光のEL素子E3,2〜Em,nは、
それぞれ図示の如き極性に充電されることとなる。
【0013】この図4の定常発光状態から、次のEL素
子E2,2及びE3,2の発光をなす状態に走査を移行する直
前に、以下のようなリセット制御が行われる。すなわ
ち、図5に示すように全てのドライブスイッチ61〜6m
を開放するとともに、全ての走査スイッチ51〜5nと全
てのシャントスイッチ71〜7mを0Vのアース電位側に
切り換え、陽極線A1〜Amと陰極線B1〜Bnの全てを一
旦0Vのアース電位側にシャントし、オールリセットを
掛ける。このオールリセットが行われると、陽極線と陰
極線の全てが0Vの同電位となるので、各EL素子に充
電されていた電荷は図中の矢印で示すようなルートを通
って放電し、全てのEL素子の充電電荷が瞬時のうちに
無くなる。
【0014】このようにして全てのEL素子の充電電荷
をゼロにした後、今度は図6に示すように、陰極線B2
に対応する走査スイッチ52のみを0V側に切り換え、
陰極線B2の走査を行う。これと同時に、ドライブスイ
ッチ62及び63を閉じて電流源22及び23を対応の陽極
線に接続せしめるとともに、シャントスイッチ71,74
〜7mをオンとし、陽極線A1,A4〜Amに0Vを与え
る。
【0015】このように、上記リセット駆動法の発光制
御は、陰極線B1〜Bnのうちのいずれかをアクティブに
する期間である走査モードと、これに後続するリセット
モードとの繰り返しである。かかる走査モードとリセッ
トモードは、ビデオ信号の1水平走査期間(1H)毎に
行われる。仮にリセット制御をせずに、図4の状態から
図6の状態に直接移行したとすると、例えば、電流源2
3から供給される駆動電流は、EL素子E3,2に流れ込む
だけではなく、EL素子E3,3〜E3,nに充電された逆方
向電荷(図4に図示)のキャンセルにも費やされるた
め、EL素子E 3,2を定常発光状態にする(EL素子E
3,2の両端電圧を発光規定電圧Veにする)には時間を
要することとなる。
【0016】しかしながら、上述したリセット制御を行
うと、陰極線B2の走査に切り換わった瞬間において、
陽極線A2及びA3の電位は約VCCとなるため、次に発光
させるべきEL素子E2,2及びE3,2には、電流源22
び23だけではなく陰極線B1、B3〜Bnに接続された定
電圧源からの複数のルートからも充電電流が流れ込み、
この充電電流によって寄生容量が充電されて発光規定電
圧Veまで瞬時に達し定常発光状態に瞬時に移行でき
る。その後、陰極線B2の走査期間内においては上述し
たように電流源から供給される電流量はEL素子が発光
規定電圧Veでの定常発光状態を維持できるだけの電流
量とされているので、電流源22及び23から供給される
電流はEL素子E2,2及びE3,2のみに流れ込み、すべて
が発光に費やされる。すなわち図6に示される発光状態
を持続する。
【0017】以上述べたように、従来のリセット駆動法
によれば、次の走査線の発光制御に移行する前に、陰極
線と陽極線の全てが一旦アース電位である0V又は逆バ
イアス電位VCCの同電位に接続されてリセットされるの
で、次の走査線に切り換えられた際に、発光規定電圧V
eまでの充電を速くし、切り換えられた走査線上の発光
すべきEL素子の発光の立上りを早くすることができ
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図4及び図6に示した
ように、いずれかの陰極線にアース電位が印加されるこ
とにより走査が行われているとき、走査されていない陰
極線には電圧VCCが印加され、電流源からの電流供給が
行われてない陽極線にはアース電位が印加される。すな
わち、図4の場合にはEL素子E3,2〜Em,n各々の陽極
・陰極間に、また図6の場合にはEL素子E1,1,E4,1
〜Em,1,E1,3〜E1,n,E4,3〜Em,n各々の陽極・陰
極間にはほぼ電圧VCCが逆バイアスで印加される。この
逆バイアスの電圧Vccが印加されたEL素子は充電さ
れ、充電された電荷はその後の走査による陰極線のアー
ス電位供給や電流源からの電流供給により放電してしま
う。この充放電した電荷はEL素子の発光には全く寄与
しない無駄なものであるという問題点があった。特に、
その充放電による電力損失は発光表示パネル内のEL素
子の数に比例して大きくなるので、表示面積が大なるほ
ど無駄な電力損失も大きくなる。
【0019】そこで、本発明の目的は、発光に寄与しな
い無駄な電力消費を低減させることができる発光表示パ
ネルの駆動装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の発光表示パネル
の駆動装置は、互いに交差する複数のドライブ線及び複
数の走査線と、ドライブ線及び走査線による複数の交差
位置各々にて走査線及びドライブ線間に接続され極性を
有する複数の容量性発光素子とからなる発光表示パネル
の駆動装置であって、入力ビデオ信号の走査タイミング
に応じて複数の走査線のうちから1の走査線を選択する
走査期間を設定し、走査期間に入力ビデオ信号に応じて
1の走査線上の発光させるべき容量性発光素子に対応す
る発光ドライブ線を指定し、走査期間各々の間にリセッ
ト期間を設定する制御手段と、走査期間に1の走査線に
容量性発光素子の発光閾値電圧より低い第1電位を印加
しかつ1の走査線以外の走査線に発光閾値電圧より高い
第2電位を印加し、リセット期間に第2電位を複数の走
査線の全てに印加する走査手段と、走査期間に発光閾値
電圧以上の正電圧を発光させるべき容量性発光素子に順
方向に印加するために発光ドライブ線に駆動電流を供給
しかつ発光ドライブ線以外のドライブ線に発光閾値電圧
より若干低い第3電位を印加し、リセット期間には複数
のドライブ線の全てに第2電位に等しい電位の第4電位
を供給するドライブ手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0021】かかる本発明の構成によれば、走査期間に
は、走査のために選択された1の走査線に発光閾値電圧
より低い第1電位が印加されかつ1の走査線以外の走査
線に発光閾値電圧より高い第2電位が印加され、複数の
ドライブ線のうちの発光させるべき容量性発光素子が接
続された発光ドライブ線以外のドライブ線には発光閾値
電圧より若干低い第4電位が印加される。この結果、走
査期間には1の走査線以外の走査線と発光ドライブ線以
外のドライブ線とが交差する位置に配置された容量性発
光素子各々には比較的低い逆バイアス電圧が印加され
る。その逆バイアス電圧によって充電される発光に寄与
しない電荷は従来より減少するので、無駄な電力消費を
低減させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図7は本発明を容量性発光素
子としてEL素子を用いた発光表示パネルに適用したデ
ィスプレイ装置の概略的な構成を示している。このディ
スプレイ装置は、容量性発光表示パネル11と、発光制
御部12と、陰極線走査回路13と、陽極線ドライブ回
路14と、陽極線電位出力回路15とを有する。
【0023】図8に示すように、発光表示パネル11に
おいては、図4〜図6に示したものと同様に、複数のE
L素子Ei,j(1≦i≦m,1≦j≦n)は、ドライブ線
の陽極線A1〜Am及び走査線の陰極線B1〜Bnの複数の
交差位置にマトリクス状に配置されかつ走査線及びドラ
イブ線間に接続されている。すなわち、EL素子は、略
平行に伸長した複数のドライブ線及び各々がドライブ線
に略垂直で略平行に伸長した複数の走査線の各交差位置
に配置されかつ走査線及びドライブ線に接続されてい
る。なお、図8においてEL素子Ei,jはコンデンサ記
号にて示されている。
【0024】発光表示パネル11には、陰極線B1 〜B
nには陰極線走査回路13が接続され、陽極線A1〜Am
には陽極線ドライブ回路14が接続されている。陰極線
走査回路13は陰極線B1〜Bn各々に対応して備えられ
た走査スイッチ161〜16nを有し、走査スイッチ16
1〜16n各々は対応する陰極線に対してアース電位及び
逆バイアス電位Vccのいずれか一方の電位を供給する。
走査スイッチ161 〜16nが発光制御部12からの制
御によって水平走査期間毎に順次アース電位に切り換え
られるので、アース電位に設定された陰極線B1 〜Bn
は、その陰極線に接続された素子を発光可能とする走査
線として機能することとなる。
【0025】陽極線ドライブ回路14は陽極線A1〜Am
各々に対応して備えられた電流源171〜17m及びドラ
イブスイッチ181〜18mを有している。ドライブスイ
ッチ181〜18m各々は2つの固定接点と共に中立位置
を有する切換スイッチであり、対応する陽極線に対して
一方の固定接点を介して電流源171〜17mからの電流
を供給し、他方の固定接点を介して電位Vccを供給す
る。この電位Vccは図示しない電圧源から出力される。
【0026】陽極線電位出力回路15は、陽極線A1
m各々に対応して備えられた電位印加スイッチ191
19m及び電圧源201〜20mを有している。電圧源2
1〜20m各々はその正負端子間に電圧VLを生成す
る。電圧VLは発光閾値電圧Vthより以下であってその
発光閾値電圧Vthに近い電圧である。電位印加スイッチ
191〜19m各々のオンオフは発光制御部12によって
制御され、電位印加スイッチ191〜19mがオンにある
とき電圧源201〜20mの正端子が対応する陽極線A1
〜Amに接続されるようになっている。なお、電圧源2
1〜20mの負端子はアース接続されている。
【0027】発光制御部12は、図示せぬビデオ信号発
生系から供給されたビデオ信号に応じて当該ビデオ信号
が担う画像を表示させるべく陰極線走査回路13、陽極
線ドライブ回路14及び陽極線電位出力回路15を制御
する。この制御は走査期間とリセット期間とに分けられ
て行われる。発光制御部12は、走査期間において陰極
線走査回路13に対して、走査線選択制御信号を発生
し、ビデオ信号の水平走査期間に対応する陰極線B1
nのうちのいずれか1を選択してアース電位に設定
し、その他の陰極線は逆バイアス電位VCCが印加される
ように走査スイッチ161〜16nを切り換える制御を行
う。逆バイアス電位VCCは、ドライブされている陽極線
と走査選択がされていない陰極線との交点に接続された
素子がクロストーク発光することを防止するために、陰
極線に接続される定電圧源(図示せず)によって印加さ
れる。走査スイッチ161〜16nが水平走査期間毎に順
次アース電位に切り換えられるので、アース電位に設定
された陰極線B1〜Bnは、その陰極線に接続された素子
を発光可能とする走査線として機能することとなる。
【0028】また、発光制御部12は、走査期間におい
てビデオ信号が示す画素情報に従って走査線に接続され
ている素子のどれをどのタイミングでどの程度の時間に
亘って発光させるかについてを示すドライブ制御信号を
発生し、ドライブ制御信号は陽極線ドライブ回路14及
び陽極線電位出力回路15に供給される。陽極線ドライ
ブ回路14では、このドライブ制御信号に応じて、ドラ
イブスイッチ181〜18mのうちの発光させるべきEL
素子が接続された陽極線に対応するものが電流源側に切
り換え制御され、陽極線A1〜Amのうちの対応する陽極
線を通じて画素情報に応じた該当素子への駆動電流の供
給が行われ、それ以外のドライブスイッチは中立位置に
制御される。また、陽極線電位出力回路15ではドライ
ブ制御信号に応じて電位印加スイッチ201〜20mのう
ちの発光させるべきEL素子が接続された陽極線に対応
するものがオフに切り換え制御され、それ以外の電位印
加スイッチはオンに制御されて対応する陽極線に電位V
Lが印加される。
【0029】リセット期間においては、発光制御部12
はリセット信号を発生する。リセット信号は陰極線走査
回路13、陽極線ドライブ回路14及び陽極線電位出力
回路15に供給される。陰極線走査回路13はリセット
信号に応じて陰極線B1〜Bnの全てに逆バイアス電位V
CCが印加されるように走査スイッチ161〜16nを切り
換える制御を行う。陽極線ドライブ回路14でもリセッ
ト信号に応じて陽極線A1〜Amの全てに電位VCCが印加
されるようにドライブスイッチ181〜18mを切り換え
る制御を行う。陽極線電位出力回路15はリセット信号
に応じて電位印加スイッチ201〜20mをオフにする。
【0030】発光制御部12内は、図7に示すように構
成されている。図7において、同期分離回路41は、供
給された入力ビデオ信号中から水平及び垂直同期信号を
抽出してこれらをタイミングパルス発生回路42に供給
する。タイミングパルス発生回路42は、これら抽出さ
れた水平及び垂直同期信号に基づいた同期信号タイミン
グパルスを発生してこれをA/D変換器43、制御回路
45及び走査タイミング信号発生回路47の各々に供給
する。A/D変換器43は、上記同期信号タイミングパ
ルスに同期して入力ビデオ信号を1画素毎に対応したデ
ィジタル画素データに変換し、これをメモリ44に供給
する。制御回路45は、後述する駆動方法に基づいて上
記同期信号タイミングパルスに同期した書込信号及び読
出信号をメモリ44に供給する。メモリ44は、書込信
号に応じて、A/D変換器43から供給された各画素デ
ータを順次取り込む。また、メモリ44は、読出信号に
応じて、このメモリ44内に記憶されている画素データ
を順次読み出して次段の出力処理回路46へ供給する。
走査タイミング信号発生回路47は、走査スイッチ及び
ドライブスイッチを制御するための各種タイミング信号
を発生してこれらを陰極線走査回路13及び出力処理回
路46の各々に供給する。これにより陰極線走査回路1
3には走査タイミング信号発生回路47から走査選択制
御信号が供給される。出力処理回路46は、走査タイミ
ング信号発生回路47からのタイミング信号に同期させ
て、メモリ44から供給された画素データに応じたドラ
イブ制御信号を陽極線ドライブ回路14及び陽極線電位
出力回路15に供給する。また、制御回路45はリセッ
ト期間にはリセット信号を出力処理回路46を介して陽
極線ドライブ回路14及び陽極線電位出力回路15に供
給し、走査タイミング信号発生回路47を介して陰極線
走査回路13に供給する。
【0031】発光制御部12の制御回路45における容
量性発光表示パネルの駆動動作を図9のフローチャート
に基づいて説明する。制御回路45は、供給される画素
データの1水平走査期間毎に発光制御ルーチンを実行す
る。発光制御ルーチンにおいては、先ず、1水平走査期
間分の画素データをRAM44から取り込み(ステップ
S1)、そして、取り込んだ1水平走査期間分の画素デ
ータが示す画素情報に応じて走査選択制御信号及びドラ
イブ制御信号を供給する(ステップS2)。
【0032】走査選択制御信号は陰極線走査回路13に
供給される。陰極線走査回路13は走査選択制御信号が
示す今回の水平走査期間に対応する陰極線B1〜Bnのう
ちの1の陰極線をアース電位に設定するためにその1の
陰極線に対応する走査スイッチ(161〜16nのうちの
1の走査スイッチ16S、なお、Sは1〜nのうちの
1)をアース側に切り換える。その他の陰極線には逆バ
イアス電位VCCを印加するために走査スイッチ(161
〜16nのうちの1の走査スイッチ16S以外の全て)を
アース側に切り換える。
【0033】ドライブ制御信号は陽極線ドライブ回路1
4及び陽極線電位出力回路15に供給される。陽極線ド
ライブ回路14では、ドライブ制御信号が示す今回の水
平走査期間内で陽極線A1〜Amのうちの発光駆動すべき
EL素子が接続された陽極線に対応するドライブスイッ
チ(181〜18mのうちのいずれかのドライブスイッ
チ)が電流源(171〜17mのうちの対応するもの)側
に切り換えられ、その他の陽極線に対応するドライブス
イッチは中立位置に切り換えられる。陽極線電位出力回
路15ではドライブ制御信号が示す今回の水平走査期間
内で陽極線A1〜Amのうちの発光駆動すべきEL素子が
接続された陽極線に対応する電位印加スイッチ(191
〜19mのうちのいずれかの電位印加スイッチ)がオフ
にされ、その他の陽極線に対応する電位印加スイッチは
オンにされる。
【0034】これにより、例えば、ドライブスイッチ1
1が電流源171側に切り換えられた場合には電流源1
1からドライブスイッチ181、陽極線A1、EL素子
1,S、陰極線BS、走査スイッチ16S、そしてアース
へと駆動電流が流れ、駆動電流の供給されたEL素子E
1,Sは、当該画素情報に応じた発光をなすこととなる。
中位位置にあるドライブスイッチが例えば、183であ
れば、電位印加スイッチ193がオンとなるので、陽極
線A3には電圧源203の電位Vccが電位印加スイッチ1
3を介して印加され、EL素子E3,Sを除くEL素子E
3,1〜E3,nには電圧Vcc−VLが印加される。
【0035】制御回路45は、ステップS2の実行後、
予め定められた走査期間Tが経過したか否かを判別する
(ステップS3)。走査期間Tは、例えば、予め定めら
れた水平走査期間及び画素データ中の輝度情報に対応し
て設定されている。走査期間Tの計測は図示しない内部
カウンタによって実行される。走査期間Tが経過した場
合には制御回路45はリセット信号を生成する(ステッ
プS4)。リセット信号は陰極線走査回路13、陽極線
ドライブ回路14及び陽極線電位出力回路15に供給さ
れる。陰極線走査回路13はリセット信号に応じて全て
の走査スイッチ161〜16nの可動接点を電位Vcc側固
定接点に切り換える。陽極線ドライブ回路14はリセッ
ト信号に応じて全てのドライブスイッチ181〜18n
可動接点を電位Vcc側固定接点に切り換える。陽極線電
位出力回路15はリセット信号に応じて電位印加スイッ
チ201〜20mを全てオフとする。これにより全てのE
L素子Ei,jの両端が電位Vccとなり、蓄電されていた
素子の電荷は放電されることになる。
【0036】リセット期間は一定であっても良いし、走
査期間Tに応じて変化する長さであっても良い。制御回
路45はステップS4の実行を終了すると、発光制御ル
ーチンを終了し、次の水平走査期間が開始されるまで待
機することになる。この次の水平走査期間が開始される
まで間においてもステップS4によるリセット動作が継
続される。次の水平走査期間が開始されると、上記のス
テップS1〜S4の動作が繰り返される。図10はかか
る発光駆動動作による走査期間とリセット期間との関係
を示している。
【0037】次に、かかる制御回路45の制御動作によ
って陰極線B1を走査して素子E1,1及びE2,1を光らせ
た後、陰極線B2に走査を移して素子E2,2及びE3,2
光らせる場合について図11〜図13を参照しつつ説明
する。また、図11〜図13においては図4〜図6の場
合と同様に説明を分かり易くするために、光っているE
L素子はダイオード記号にて示され、光っていないEL
素子はコンデンサ記号にて示されている。
【0038】先ず、図11においては、走査スイッチ1
1のみが0Vのアース電位側に切り換えられ、陰極線
1が走査されている。他の陰極線B2〜Bnには、走査
スイッチ162〜16nにより逆バイアス電位VCCが印加
されている。同時に、陽極線A1及びA2には、ドライブ
スイッチ181及び182によって電流源171及び172
が接続されている。ドライブスイッチ183〜18mは中
立位置にされている。また、他の陽極線A3〜Amには、
電位印加スイッチ193〜19mのオンによって電位VL
が印加される。従って、図11の場合、EL素子E1,1
とE2,1のみが順方向にバイアスされ、電流源171及び
172から矢印のように駆動電流が流れ込み、素子E1,1
及びE2,1のみが発光することとなる。この発光状態に
おいては、ハッチングによって示されている非発光のE
L素子E3,2〜Em,nの陽極陰極間には、電圧Vcc−VL
が逆バイアスで印加され、それぞれ図示の如き極性で充
電が行われることとなる。電圧Vcc−VLは十分に低い
電圧であるので、充電電荷は従来に比べて小さい。ま
た、ハッチングによって示されている非発光のEL素子
3,1〜Em,1の陽極陰極間には順方向に電圧VLが印加
されるが、この電圧VLは発光閾値電圧Vthより低い電
圧であるので、EL素子E3,1〜Em,1は発光せず、充電
されるだけである。
【0039】この図11の発光状態が走査期間Tだけ経
過すると、次の素子E2,2及びE3,2の発光をなす状態に
走査を移行する前に、リセット制御が行われる。図12
に示すように全てのドライブスイッチ181〜18m及び
全て走査スイッチ161〜16nが電位Vcc側に切り換え
られ、また、電位印加スイッチ191〜19mは全てオフ
とされるので、陽極線A1〜Amと陰極線B1〜Bnの全て
が電位Vccに等しくされる。このリセット制御により、
陽極線と陰極線の全てが電位Vccの同電位となるので、
各素子に充電されていた電荷は図中の矢印で示すような
ルートを通って放電し、全ての素子の充電電荷が瞬時の
うちに無くなる。
【0040】このようにして全ての素子の充電電荷をゼ
ロにした後、次の水平走査期間が開始されると、今度は
図13に示すように、陰極線B2に対応する走査スイッ
チ162のみが0V側に切り換えられ、陰極線B2の走査
が行われる。これと同時に、ドライブスイッチ182
び183が電流源172及び173側に切り換えられて対
応の陽極線に接続されるとともに、他のドライブスイッ
チ181,184〜18mは中立位置に切り換えられ、電
位印加スイッチ191,194〜19mのオンにより陽極
線A1,A4〜Amに電位VLが与えられる。従って、図1
3の場合、素子E 2,2及びE3,2のみが順方向にバイアス
され、電流源172及び173から矢印のように駆動電流
が流れ込み、素子E2,2及びE3,2のみが発光することと
なる。この発光状態においては、ハッチングによって示
されている非発光のEL素子E1,1、E1,3〜E1,n、E
4,1〜Em,1、E4,3〜Em,nの陽極陰極間には、電圧Vcc
−V Lが逆バイアスで印加され、それぞれ図示の如き極
性で充電が行われることとなる。電圧Vcc−VLは十分
に低い電圧であるので、充電電荷は従来に比べて小さ
い。また、ハッチングによって示されている非発光のE
L素子E1,2、E4,2〜E m,2の陽極陰極間には順方向に
電圧VLが印加されるが、この電圧VLは発光閾値電圧V
thより低い電圧であるので、EL素子E1,2、E4,2〜E
m,2は発光せず、充電されるだけである。
【0041】このように、走査期間に非発光のEL素子
に印加される逆バイアス電圧Vcc−VLは従来よりも低
く、その逆バイアス電圧によって充電される発光に寄与
しない電荷は従来より減少する。なお、上記した実施例
においては、第1電位はアース電位に等しくされ、第2
電位及び第4電位は容量性発光素子の発光規定電圧Ve
にほぼ等しい電位Vccにされているが、これに限定され
ることはない。
【0042】また、上記した実施例においては、陽極線
ドライブ回路14と陽極線電位出力回路15とが個別に
形成されているが、陽極線電位出力回路15を設けない
で陽極線電位出力回路15の構成を含んだ陽極線ドライ
ブ回路14を設けても良い。更に、上記した実施例にお
いては、発光制御動作では走査期間の後にリセット期間
が位置するようにしたが、リセット期間の後に走査期間
が位置するようにしても良い。
【0043】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、1の走査
線以外の走査線と発光ドライブ線以外のドライブ線とが
交差する位置に配置された容量性発光素子各々には比較
的低い逆バイアス電圧が印加され、その逆バイアス電圧
によって充電される発光に寄与しない電荷は従来より減
少するので、無駄な電力消費を低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】EL素子の断面図である。
【図2】EL素子の等価回路を示す図である。
【図3】EL素子の駆動電圧−電流−発光輝度特性を概
略的に示す図である。
【図4】EL素子を用いた発光表示パネルの従来の駆動
装置に適用されるリセット駆動法を説明するためのブロ
ック図である。
【図5】EL素子を用いた発光表示パネルの従来の駆動
装置に適用されるリセット駆動法を説明するためのブロ
ック図である。
【図6】EL素子を用いた発光表示パネルの従来の駆動
装置に適用されるリセット駆動法を説明するためのブロ
ック図である。
【図7】本発明による発光表示パネルの駆動装置の構成
を示すブロック図である。
【図8】図7の装置の発光表示パネル、陰極線走査回
路、陽極線ドライブ回路及び陽極線電位出力回路を具体
的に示す図である。
【図9】発光制御回路によって実行される発光駆動動作
を示すフローチャートである。
【図10】走査期間とリセット期間との関係を示す図で
ある。
【図11】図9の発光駆動動作を説明するためのブロッ
ク図である。
【図12】図9の発光駆動動作を説明するためのブロッ
ク図である。
【図13】図9の発光駆動動作を説明するためのブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,13 陰極線走査回路 2,14 陽極線ドライブ回路 21〜2m,171〜17m 電流源 3 陽極線リセット回路 51〜5n,161〜16n 走査スイッチ 61〜6m,181〜18m ドライブスイッチ 71〜7m シャントスイッチ 11 発光表示パネル 15 陽極線電位出力回路 A1〜Am 陽極線 B1〜Bn 陰極線 E1,1〜Em,n 有機エレクトロルミネッセンス素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに交差する複数のドライブ線及び複
    数の走査線と、前記ドライブ線及び前記走査線による複
    数の交差位置各々にて前記走査線及び前記ドライブ線間
    に接続され極性を有する複数の容量性発光素子とからな
    る発光表示パネルの駆動装置であって、 入力ビデオ信号の走査タイミングに応じて前記複数の走
    査線のうちから1の走査線を選択する走査期間を設定
    し、前記走査期間に前記入力ビデオ信号に応じて前記1
    の走査線上の発光させるべき容量性発光素子に対応する
    発光ドライブ線を指定し、前記走査期間各々の間にリセ
    ット期間を設定する制御手段と、 前記走査期間に前記1の走査線に前記容量性発光素子の
    発光閾値電圧より低い第1電位を印加しかつ前記1の走
    査線以外の走査線に前記発光閾値電圧より高い第2電位
    を印加し、前記リセット期間に前記第2電位を前記複数
    の走査線の全てに印加する走査手段と、 前記走査期間に前記発光閾値電圧以上の正電圧を前記発
    光させるべき容量性発光素子に順方向に印加するために
    前記発光ドライブ線に駆動電流を供給しかつ前記発光ド
    ライブ線以外のドライブ線に前記発光閾値電圧より若干
    低い第3電位を印加し、前記リセット期間には前記複数
    のドライブ線の全てに前記第2電位に等しい電位の第4
    電位を供給するドライブ手段と、を備えたことを特徴と
    する発光表示パネルの駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1電位はアース電位であり、前記
    第2電位は前記容量性発光素子の発光規定電圧にほぼ等
    しいことを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動電流は電流源から供給されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記容量性発光素子は有機エレクトロル
    ミネッセンス素子であることを特徴とする請求項1記載
    の駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7965262B2 (en) 2002-10-28 2011-06-21 Thomson Licensing Display device with capacitive energy recovery

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