JP2002123217A - 発光パネルの駆動装置及び方法 - Google Patents

発光パネルの駆動装置及び方法

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JP2002123217A JP2000316116A JP2000316116A JP2002123217A JP 2002123217 A JP2002123217 A JP 2002123217A JP 2000316116 A JP2000316116 A JP 2000316116A JP 2000316116 A JP2000316116 A JP 2000316116A JP 2002123217 A JP2002123217 A JP 2002123217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EL素子の温度変化や経時変化によって発光
輝度の低下及び誤発光を防止することができる発光パネ
ルの駆動装置及び方法を提供するを提供する。 【解決手段】 入力表示データの走査タイミングに応じ
て複数の走査線のうちから1の走査線を選択し、入力表
示データに応じて1の走査線上の発光させるべき容量性
発光素子に対応する駆動線を指定し、1の走査線に第1
所定電位を印加し、1の走査線以外の走査線に第1所定
電位より高い第2所定電位を印加し、発光閾値電圧以上
の正電圧が発光させるべき容量性発光素子に順方向に印
加されるように指定の駆動線に駆動電流又は駆動電圧を
供給し、指定の駆動線以外の駆動線に発光閾値電圧より
低い第3所定電位を印加し、容量性発光素子の順方向電
圧又は順方向電流を検出し、その順方向電圧又は順方向
電流の変化に応じて第2所定電位のレベルを変化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネセンス素子等の容量性発光素子を用いた発光パネル
の駆動装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、表示装置の大型化に伴い、薄型の
表示装置が要求され、各種の薄型表示装置が実用化され
ている。有機エレクトロルミネッセンス素子の複数をマ
トリクス状に配列して構成されるエレクトロルミネッセ
ンスディスプレイ装置は、かかる薄型表示装置の1つと
して着目されている。
【0003】有機エレクトロルミネッセンス素子(以
下、単にEL素子という)は、電気的には、図1のよう
な等価回路にて表すことができる。図1から分かるよう
に、素子は、容量成分Cと、該容量成分に並列に結合す
るダイオード特性の成分Eとによる構成に置き換えるこ
とができる。よって、EL素子は、容量性の発光素子で
あると考えられる。EL素子は、直流の発光駆動電圧が
電極間に印加されると、電荷が容量成分Cに蓄積され、
続いて当該素子固有の障壁電圧または発光閾値電圧を越
えると、電極(ダイオード成分Eの陽極側)から発光層
を担う有機機能層に電流が流れ始め、この電流に比例し
た強度で発光する。
【0004】かかる素子の電圧V−電流I−輝度Lの特
性は、図2に示すように、ダイオードの特性に類似して
おり、発光閾値電圧Vth以下の電圧では電流Iは極めて
小さく、発光閾値電圧Vth以上の電圧になると電流Iは
急激に増加する。また、電流Iと輝度Lはほぼ比例す
る。このような素子は、発光閾値電圧Vthを超える駆動
電圧を素子に印加すれば当該駆動電圧に応じた電流に比
例した発光輝度を呈し、印加される駆動電圧が発光閾値
電圧Vth以下であれば駆動電流が流れず発光輝度もゼロ
に等しいままである。
【0005】かかるEL素子の複数を用いた発光パネル
の駆動方法としては、単純マトリクス駆動方式が知られ
ている。図3に単純マトリクス駆動方式の駆動装置の一
例の構造を示す。発光パネルにおいては、n個の陰極線
(金属電極)B1 〜Bnが横方向に、m個の陽極線(透
明電極)A1〜Amが縦方向に平行に設けられ、各々の交
差した部分(計n×m個)にEL素子E1,1〜Em,nが形
成されている。画素を担うEL素子E1,1 〜Em,nは、
格子状に配列され、垂直方向に沿う陽極線A1〜Amと水
平方向に沿う陰極線B1 〜Bnとの交差位置に対応して
一端(上記の等価回路のダイオード成分Eの陽極線側)
が陽極線に、他端(上記の等価回路のダイオード成分E
の陰極線側)が陰極線に接続される。陰極線は陰極線走
査回路1に接続され、陽極線は陽極線ドライブ回路2に
接続されている。
【0006】陰極線走査回路1は、各陰極線の電位を個
別に定める陰極線B1 〜Bnに対応する走査スイッチ51
〜5nを有し、各々が、バイアス電位Vcc(例えば10
V)及びアース電位(0V)のうちのいずれか一方の電
位を、対応する陰極線に中継供給する。陽極線ドライブ
回路2は、駆動電流をEL素子各々に供給する陽極線A
1〜Amに対応した電流源21〜2m(例えば定電流源)及
びドライブスイッチ61〜6mを有している。ドライブス
イッチ61〜6m各々は電流源21〜2mの出力又はアース
電位を陽極線に供給するように構成されている。電流源
1〜2mの供給電流量は、EL素子が所望の瞬時輝度で
発光する状態(以下、この状態を定常発光状態と称す
る。)を維持するために必要な電流量とされる。また、
EL素子が定常発光状態にある時は、上述したEL素子
の容量成分Cに電荷が充電されているため、EL素子の
両端電圧は発光閾値電圧Vthより若干高い正電圧V
F(この電圧を順方向電圧と称する)となる。なお、駆
動源を電圧源とする場合は、駆動電圧がV Fに等しく設
定される。
【0007】陰極線走査回路1及び陽極線ドライブ回路
2は発光制御回路4に接続される。発光制御回路4は、
図示せぬ映像データ発生系から供給された映像データに
応じて当該映像データが担う画像を表示させるべく陰極
線走査回路1及び陽極線ドライブ回路2を制御する。発
光制御回路4は、陰極線走査回路1に対して、走査線選
択制御信号を発生し、映像データの水平走査期間に対応
する陰極線のいずれかを選択してアース電位に設定し、
その他の陰極線はバイアス電位Vccが印加されるように
走査スイッチ51 〜5n を切り換える制御を行う。バイ
アス電位Vccは、ドライブされている陽極線と走査選択
がされていない陰極線との交点に接続されたEL素子が
クロストーク発光することを防止するために、陰極線に
接続される定電圧源によって印加されるものであり、通
常、バイアス電位Vcc=VFと設定されている。走査ス
イッチ51 〜5n が水平走査期間毎に順次アース電位に
切り換えられるので、アース電位に設定された陰極線
は、その陰極線に接続されたEL素子を発光可能とする
走査線として機能することとなる。
【0008】陽極線ドライブ回路2は、かかる走査線に
対して発光制御を行う。発光制御回路4は、映像データ
が示す画素情報に従って当該走査線に接続されているE
L素子のいずれをどのタイミングでどの程度の時間に亘
って発光させるかについてを示すドライブ制御信号(駆
動パルス)を発生し、陽極線ドライブ回路2に供給す
る。陽極線ドライブ回路2は、このドライブ制御信号に
応じて、ドライブスイッチ61 〜6m を個別に切換制御
し、陽極線A1 〜Am を通じて画素情報に応じた該当E
L素子への駆動電流の供給をなす。これにより、駆動電
流の供給されたEL素子は、当該画素情報に応じた発光
をなすこととなる。
【0009】次に、発光動作について図3及び図4の例
を用いて説明する。この発光動作は、陰極線B1 を走査
してEL素子E1,1及びE2,1を光らせた後、陰極線B2
に走査を移してEL素子E2,2 及びE3,2 を光らせる場
合を例に挙げたものである。また、説明を分かり易くす
るために、図3及び図4においては光っているEL素子
はダイオード記号にて示され、光っていない発光素子は
コンデンサ記号にて示される。
【0010】図3においては、走査スイッチ51のみが
0Vのアース電位側に切り換えられ、陰極線B1 が走査
されている。他の陰極線B2 〜Bn には、走査スイッチ
2〜5n によりバイアス電位Vccが印加されている。
同時に、陽極線A1 及びA2には、ドライブスイッチ61
及び62 によって電流源21 及び22 が接続されてい
る。また、他の陽極線A3 〜Am には、ドライブスイッ
チ63 〜6m によって0Vのアース電位側に切り換えら
れている。したがって、この場合、EL素子E 1,1 とE
2,1 のみが順方向にバイアスされ、電流源21 及び22
から矢印のように駆動電流が流れ込み、EL素子E1,1
及びE2,1 のみが発光することとなる。この状態におい
ては、非発光のハッチングして示されるEL素子E3,2
〜Em,nは、それぞれ図示の如き極性に充電されること
となる。
【0011】この図3の発光状態から、今度は図4に示
すように、陰極線B2 に対応する走査スイッチ52のみ
をアース電位の0V側に切り換え、陰極線B2 の走査を
行う。これと同時に、ドライブスイッチ62及び63によ
って電流源22及び23を対応の陽極線A2及びA3に接続
せしめるとともに、他の陽極線A1 ,A4 〜Am にはド
ライブスイッチ61,64〜6mを介して0Vを与える。
したがって、この場合、EL素子E2,2 及びE3,2のみ
が順方向にバイアスされ、電流源22及び23から矢印の
ように駆動電流が流れ込み、EL素子E2,2及びE3,2
みが発光することとなる。
【0012】このように、上記発光制御は、陰極線B1
〜Bnのうちのいずれかをアクティブにする期間である
走査モードの繰り返しである。かかる走査モードは、映
像データの1水平走査期間(1H)毎に行われ、走査ス
イッチ51〜5nが水平走査期間毎に順次アース電位に切
り換えられる。発光制御回路4は、映像データが示す画
素情報に従って当該走査線に接続されているEL素子の
どれをどのタイミングでどの程度の時間に亘って発光さ
せるかについてを示すドライブ制御信号(駆動パルス)
を発生し、陽極線ドライブ回路2に供給する。陽極線ド
ライブ回路2は、このドライブ制御信号に応じて、ドラ
イブスイッチ61〜6mを切換制御し、陽極線A1〜Am
通じて画素情報に応じた該当EL素子への駆動電流の供
給をなす。これにより、駆動電流の供給されたEL素子
は、当該画素情報に応じた発光をなすこととなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、EL素子に
は温度や経時によって特性が変化するという問題があ
る。図5に示すように、EL素子を流れる駆動電流とE
L素子の順方向電圧との特性は温度変化に応じて変化す
る。この図5の特性からは、同一の駆動電流においては
高温時には順方向電圧が低下し、低温時には順方向電圧
が上昇することが分かる。また、図6に示すように、順
方向電圧は経時経過に従って上昇することが分かってい
る。このようにEL素子の順方向電圧が温度や経時によ
って変化した場合にはEL素子の輝度の低下や誤発光を
招いてしまうという問題点があった。例えば、図3の場
合には、EL素子の順方向電圧が高くなると、EL素子
1,2〜E1,n及びE2,2〜E2,nにも充電がされてしま
い、EL素子E1,1及びE2,1の発光輝度が低下してしま
う。或いはVF>Vcc+Vthならば、EL素子E1,2〜E
1,n及びE2,2〜E2,nが誤発光する可能性がある。ま
た、順方向電圧が低下してもEL素子E1,2〜E1,n及び
2,2〜E2,nにも充電がされてしまい、EL素子E 1,1
及びE2,1の発光輝度が低下してしまう。
【0014】そこで、本発明の目的は、EL素子の温度
変化や経時変化によって発光輝度の低下及び誤発光を防
止することができる発光パネルの駆動装置及び方法を提
供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の発光パネルの駆
動装置は、互いに交差する複数の駆動線及び複数の走査
線と、駆動線及び走査線による複数の交差位置各々にて
走査線及び駆動線間に接続された極性を有する複数の容
量性発光素子とからなる発光パネルの駆動装置であっ
て、入力表示データの走査タイミングに応じて複数の走
査線のうちから1の走査線を選択し、入力表示データに
応じて1の走査線上の発光させるべき容量性発光素子に
対応する駆動線を指定する制御手段と、1の走査線に第
1所定電位を印加し、1の走査線以外の走査線に第1所
定電位より高い第2所定電位を印加する走査手段と、発
光閾値電圧以上の正電圧が発光させるべき容量性発光素
子に順方向に印加されるように制御手段によって指定さ
れた駆動線に駆動電流を供給し、指定された駆動線以外
の駆動線に発光閾値電圧より低い第3所定電位を印加す
る駆動手段と、容量性発光素子の順方向電圧を検出する
電圧検出手段と、を備え、走査手段は、電圧検出手段に
よって検出された順方向電圧の変化に応じて第2所定電
位のレベルを変化させることを特徴としている。
【0016】本発明の発光パネルの駆動装置は、互いに
交差する複数の駆動線及び複数の走査線と、駆動線及び
走査線による複数の交差位置各々にて走査線及び駆動線
間に接続された極性を有する複数の容量性発光素子とか
らなる発光パネルの駆動装置であって、入力表示データ
の走査タイミングに応じて複数の走査線のうちから1の
走査線を選択し、入力表示データに応じて1の走査線上
の発光させるべき容量性発光素子に対応する駆動線を指
定する制御手段と、1の走査線に第1所定電位を印加
し、1の走査線以外の走査線に第1所定電位より高い第
2所定電位を印加する走査手段と、発光閾値電圧以上の
正電圧が発光させるべき容量性発光素子に順方向に印加
されるように制御手段によって指定された駆動線に駆動
電圧を供給し、指定された駆動線以外の駆動線に発光閾
値電圧より低い第3所定電位を印加する駆動手段と、容
量性発光素子の順方向電流を検出する電流検出手段と、
を備え、走査手段は、電流検出手段によって検出された
順方向電流の変化に応じて第2所定電位のレベルを変化
させることを特徴としている。
【0017】本発明の発光パネルの駆動方法は、互いに
交差する複数の駆動線及び複数の走査線と、駆動線及び
走査線による複数の交差位置各々にて走査線及び駆動線
間に接続された極性を有する複数の容量性発光素子とか
らなる発光パネルの駆動方法であって、入力表示データ
の走査タイミングに応じて複数の走査線のうちから1の
走査線を選択し、入力表示データに応じて1の走査線上
の発光させるべき容量性発光素子に対応する駆動線を指
定し、1の走査線に第1所定電位を印加し、1の走査線
以外の走査線に第1所定電位より高い第2所定電位を印
加し、発光閾値電圧以上の正電圧が発光させるべき容量
性発光素子に順方向に印加されるように指定した駆動線
に駆動電流を供給し、指定した駆動線以外の駆動線に発
光閾値電圧より低い第3所定電位を印加し、容量性発光
素子の順方向電圧を検出し、その順方向電圧の変化に応
じて第2所定電位のレベルを変化させることを特徴とし
ている。
【0018】本発明の発光パネルの駆動方法は、互いに
交差する複数の駆動線及び複数の走査線と、駆動線及び
走査線による複数の交差位置各々にて走査線及び駆動線
間に接続された極性を有する複数の容量性発光素子とか
らなる発光パネルの駆動方法であって、入力表示データ
の走査タイミングに応じて複数の走査線のうちから1の
走査線を選択し、入力表示データに応じて1の走査線上
の発光させるべき容量性発光素子に対応する駆動線を指
定し、1の走査線に第1所定電位を印加し、1の走査線
以外の走査線に第1所定電位より高い第2所定電位を印
加し、発光閾値電圧以上の正電圧が発光させるべき容量
性発光素子に順方向に印加されるように指定した駆動線
に駆動電圧を供給し、指定した駆動線以外の駆動線に発
光閾値電圧より低い第3所定電位を印加し、容量性発光
素子の順方向電流を検出し、その順方向電流の変化に応
じて第2所定電位のレベルを変化させることを特徴とし
ている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図7は容量性発光素子として
有機エレクトロルミネッセンス素子を用いた本発明の一
実施例たるディスプレイ装置の概略的な構成を示してい
る。このディスプレイ装置は、容量性発光パネル11、
発光制御回路12、陰極線走査回路13、陽極線ドライ
ブ回路14、順方向電圧検出回路15、陽極可変電源回
路16及び陰極可変電源回路17を有する。
【0020】発光パネル11は、図8に示すように図3
及び図4に示したものと同様に構成されている。すなわ
ち、駆動線の陽極線A1〜Am及び走査線の陰極線B1
nの複数の交差位置にマトリクス状に配置され、複数
の有機エレクトロルミネッセンス素子(EL素子)E
i,j(1≦i≦m,1≦j≦n)は、陽極線A1〜Am及び
陰極線B1〜Bnの複数の交差位置各々にて陽極線と陰極
線との間に接続されている。
【0021】発光パネル11の陰極線B1 〜Bnには陰
極線走査回路13が接続され、陽極線A1 〜Amには陽
極線ドライブ回路14が接続されている。陰極線走査回
路13は陰極線B1〜Bn各々に対応して備えられた走査
スイッチ211〜21nを有し、走査スイッチ211〜2
n各々は対応する陰極線に対してアース電位(第1所
定電位)及びバイアス電位Vcc(第2所定電位)のいず
れか一方の電位を供給する。バイアス電位Vccは上記の
陰極可変電源回路17によって発生される。
【0022】また、走査スイッチ211 〜21nが発光
制御回路12からの制御によって水平走査期間毎に順次
アース電位に切り換えられるので、アース電位に設定さ
れた陰極線B1 〜Bnは、その陰極線に接続された素子
を発光可能とする走査線として機能することとなる。陽
極線ドライブ回路14は陽極線A1 〜Am各々に対応し
て備えられたドライブスイッチ221〜22m及び電流源
231〜23mを有している。ドライブスイッチ221
22m各々は対応する陽極線に対して電流源231〜23
mからの電流及び正電位Vpのいずれか一方を供給する。
正電位Vpは上記の陽極可変電源回路16によって発生
される。発光閾値電圧Vthより低く、すなわち0≦Vp
<Vthである。
【0023】順方向電圧検出回路15は、EL素子E
1,1〜Em,nの順方向電圧を検出する。順方向電圧の検出
方法としては、発光パネル11の温度Tpを温度センサ
(図示せず)によって測定し、その測定温度Tpに対応
するEL素子E1,1〜Em,nの順方向電圧VFをTp−VF
データテーブルを用いて検索してデータとして得る方法
がとられる。Tp−VFデータテーブルは測定温度Tp
と順方向電圧VFとの関係を示しており、順方向電圧検
出回路15内のメモリ(図示せず)に予め記憶されてい
る。順方向電圧検出回路15は、EL素子E1,1〜Em,n
の順方向電圧データを陽極可変電源回路16及び陰極可
変電源回路17に供給する。
【0024】なお、EL素子E1,1〜Em,nのうちの発光
中のEL素子の順方向電圧を直接検出する等の他の順方
向電圧方法を用いても良い。陽極可変電源回路16は正
電位Vpを生成してそれを陽極線ドライブ回路14に出
力し、順方向電圧データに応じてその正電位Vpのレベ
ルを変化させる。陽極可変電源回路16では、例えば、
図9に示すように所定のタイミングで順方向電圧VF
変化状態が判別され(ステップS11)、順方向電圧V
Fの上昇ならば、正電位Vpが第1所定レベルだけ上昇さ
れ(ステップS12)、順方向電圧VFの低下ならば、
正電位Vpが第1所定レベルだけ低下される(ステップ
S13)。順方向電圧VFの変化がない場合には、現在
の正電位Vpのレベルが維持される。
【0025】陰極可変電源回路17は電位Vccを生成し
てそれを陰極線走査回路13に出力し、順方向電圧デー
タに応じてそのバイアス電位Vccのレベルを変化させ
る。陰極可変電源回路17では、例えば、図10に示す
ように所定のタイミングで順方向電圧VFの変化状態が
判別され(ステップS21)、順方向電圧VFの上昇な
らば、バイアス電位Vccが第2所定レベルだけ上昇され
(ステップS22)、順方向電圧VFの低下ならば、バ
イアス電位Vccが第2所定レベルだけ低下される(ステ
ップS23)。順方向電圧VFの変化がない場合には、
現在のバイアス電位Vccのレベルが維持される。
【0026】発光制御回路12は、映像データ(すなわ
ち表示データ)が示す画素情報に従って走査線に接続さ
れている素子のどれをどのタイミングでどの程度の時間
に亘って発光させるかについてを示すドライブ制御信号
を発生し、陽極線ドライブ回路14に供給する。陽極線
ドライブ回路14は、このドライブ制御信号に応じて、
ドライブスイッチ221 〜22m のうちの発光対応する
ものを電流源側に切り換え制御し、陽極線A1 〜Am
うちの対応する陽極線(指定された駆動線)を通じて画
素情報に応じた該当素子への駆動電流の供給をなし、そ
れ以外の陽極線に対してはドライブスイッチを介した正
電位Vpの供給をなす。
【0027】発光制御回路12は、供給される画素デー
タの1水平走査期間毎に発光制御ルーチンを実行する。
発光制御ルーチンにおいては、図11に示すように先
ず、1水平走査期間分の画素データを取り込み(ステッ
プS1)、そして、取り込んだ1水平走査期間分の画素
データが示す画素情報に応じて走査選択制御信号及びド
ライブ制御信号を発生する(ステップS2)。
【0028】走査選択制御信号は陰極線走査回路13に
供給される。陰極線走査回路13は走査選択制御信号が
示す今回の水平走査期間に対応する陰極線B1 〜Bn
うちの1の陰極線(1の走査線)をアース電位に設定す
るためにその1の陰極線に対応する走査スイッチ(21
1 〜21nのうちの1の走査スイッチ21S、なお、Sは
1〜nのうちの1)をアース側に切り換える。その他の
陰極線にはバイアス電位Vccを印加するために走査スイ
ッチ(211 〜21nのうちの1の走査スイッチ21S
外の全て)をバイアス電位Vcc側に切り換える。
【0029】ドライブ制御信号は陽極線ドライブ回路1
4に供給される。陽極線ドライブ回路14はドライブ制
御信号が示す今回の水平走査期間内で陽極線A1 〜Am
のうちの発光駆動すべきEL素子を含む陽極線(指定さ
れた駆動線)に対応するドライブスイッチ(221 〜2
mのうちのいずれかのドライブスイッチ)を電流源
(231 〜23mのうちの対応するもの)側に切り換え
る。その他の陽極線は正電位Vp側に切り換えられる。
これにより、例えば、ドライブスイッチ221が電流源
231側に切り換えられた場合には電流源231からドラ
イブスイッチ221、陽極線A1、EL素子E1,S、陰極
線BS、走査スイッチ21S、そしてアースへと駆動電流
が流れ、駆動電流の供給された素子E1,Sは、当該画素
情報に応じた発光をなすこととなる。
【0030】発光制御回路12は、ステップS2の実行
後、所定の時間が経過したか否かを判別する(ステップ
S3)。所定の時間は例えば、水平走査時間であり、或
いは輝度に応じた時間であっても良い。所定の時間が経
過した場合には発光制御回路12は発光制御ルーチンを
終了し、次の水平走査期間が開始されるまで待機するこ
とになる。次の水平走査期間が開始されると、上記のス
テップS1〜S3の動作が繰り返される。
【0031】次に、かかる発光制御回路12の制御動作
によって陰極線B1 を走査して素子E1,1及びE2,1を光
らせた後、陰極線B2 に走査を移して素子E2,2 及びE
3,2を光らせる場合について図8及び図12を参照しつ
つ説明する。また、図8及び図12においては図3及び
図4の場合と同様に説明を分かり易くするために、光っ
ている素子はダイオード記号にて示され、光っていない
発光素子はコンデンサ記号にて示される。
【0032】先ず、図8においては、走査スイッチ21
1のみが0Vのアース電位側に切り換えられ、陰極線B1
が走査されている。他の陰極線B2 〜Bn には、走査
スイッチ212 〜21n によりバイアス電位Vccが印加
されている。同時に、陽極線A1 及びA2 には、ドライ
ブスイッチ221 及び222 によって電流源231 及び
232 が接続されている。また、他の陽極線A3 〜Am
は、ドライブスイッチ223 〜22mによって正電位Vp
側に切り換えられている。従って、図8の場合、EL素
子E1,1 とE2,1には順方向に電圧が印加されるのでE
L素子E1,1 とE2,1には電流源231 及び232 から
矢印のように駆動電流が流れ込み、EL素子E1,1及び
2,1のみが発光することとなる。
【0033】この発光状態においては、ハッチングして
示される非発光のEL素子E3,2〜Em,nの陽極には正電
位Vpが印加され、陰極にはバイアス電位Vccが印加さ
れる。Vp<Vccであるので、EL素子E3,2〜Em,n
々には陽極側から見ると逆方向に−Vp+Vccの電圧が
印加され、図8の如き極性にて充電が行われることとな
る。ここで、EL素子の温度変化や経時変化により順方
向電圧VFが上昇すれば、陽極可変電源回路16及び陰
極可変電源回路17によって正電位Vp及びバイアス電
位Vccが共に上昇して、Vp<Vccの条件は維持され
る。逆に、EL素子の温度変化により順方向電圧VF
低下すれば、陽極可変電源回路16及び陰極可変電源回
路17によって正電位Vp及びバイアス電位Vccが共に
降下して、Vp<Vccの条件は維持される。
【0034】陰極線B1上の非発光のEL素子E3,1〜E
m,1の陽極には正電位Vpが印加され、陰極にはアース電
位が印加される。EL素子E3,1〜Em,1各々には陽極側
から見ると順方向にVpの電圧が印加され、図8の如き
極性にて充電が行われるが、Vp<Vthのため発光しな
い。また、EL素子の温度変化により順方向電圧VF
低下し、それに応じてVthも低下した場合には、陽極可
変電源回路16によって正電位Vpが共に降下して、Vp
<Vthの条件は維持されて発光は防止される。このよう
に−Vp+Vccの電圧が印加されて充電されるが、その
蓄電電荷量は図3のようにほぼVccの電圧の印加による
蓄電電荷量より十分に少ない。
【0035】また、非発光のEL素子E1,2〜E1,n及び
2,2〜E2,nについては、その陽極にはEL素子E1,1
及びE2,1の陽極電位に等しい電位(VFにほぼ等しい)
が印加され、陰極にはバイアス電位Vccが印加されるの
で、Vcc=VFならば図8に示したように充電が行われ
ない。ところで、EL素子の温度変化や経時変化により
順方向電圧VFが上昇すれば、EL素子E1,2〜E1,n
びE2,2〜E2,nにも充電がされたり、或いはVF>Vcc
+Vthならば、誤発光の可能性がある。しかしながら、
順方向電圧VFの上昇に応じて陰極可変電源回路17に
よってバイアス電位Vccが上昇するので、EL素子E
1,2〜E1,n及びE2,2〜E2,nの誤発光が防止される。ま
たEL素子E1,2〜E1,n及びE2,2〜E2,nの充電量を低
下させ、EL素子E1,1及びE2,1の発光輝度の低下を防
止させることができる。一方、EL素子の温度変化によ
り順方向電圧VFが低下した場合にも、陰極可変電源回
路17によってバイアス電位Vccが降下して、EL素子
1,2〜E1,n及びE2,2〜E2 ,nの充電量を低下させ、E
L素子E1,1及びE2,1の発光輝度の低下を防止させるこ
とができる。
【0036】この図8のEL素子E1,1 及びE2,1の発
光状態から次の水平走査期間が開始されると、今度は図
12に示すように、陰極線B2 に対応する走査スイッチ
21 2のみがアース電位の0V側に切り換えられ、陰極
線B2の走査が行われる。これと同時に、ドライブスイ
ッチ222及び223が電流源232及び233側に切り換
えられて対応の陽極線に接続されるとともに、他のドラ
イブスイッチ221,224〜22mは正電位Vp側に切り
換えられた状態となり、陽極線A1,A4〜Amに正電位
Vpを与える。従って、図12の場合、素子E2,2及びE
3,2には順方向に電圧が印加されるので、電流源232
び233から矢印のように駆動電流が流れ込み、EL素
子E2,2及びE3,2のみが発光することとなる。
【0037】この発光状態においては、ハッチングして
示される非発光のEL素子E1,1、E1,3〜E1,n、E4,1
〜Em,1及びE4,3〜Em,nについては、陽極には正電位
Vpが印加され、陰極にはバイアス電位Vccが印加され
る。Vp<Vccの条件が上記したように維持されるの
で、EL素子E1,1、E1,3〜E1,n、E4,1〜Em,1及び
4,3〜Em,n各々には陽極側から見ると−Vp+Vccの
電圧が印加され、図12の如き極性にて充電が新たに行
われることとなる。このように−Vp+Vccの電圧が印
加されて充電されるが、その蓄電電荷量は図3のように
ほぼVccの電圧の印加による蓄電電荷量より十分に少な
い。EL素子E4,3〜Em,nについては充電が継続され
る。
【0038】陰極線B2上の非発光のEL素子E1,2及び
4,2〜Em,2の陽極には正電位Vpが印加され、陰極に
はアース電位が印加されるが、Vp<Vthのため発光し
ない。また、EL素子の温度変化により順方向電圧VF
が低下し、それに応じてVthも低下した場合には、陽極
可変電源回路16によって正電位Vpが共に降下して、
Vp<Vthの条件は維持されてEL素子E1,2及びE4,2
〜Em,2の発光は防止される。EL素子E1,2及びE4,2
〜Em,2各々には陽極側から見るとVpの電圧が印加さ
れ、図12如き極性にて充電が新たに行われることとな
る。
【0039】また、非発光のEL素子E2,1、E2,3〜E
2,n、E3,1及びE3,3〜E3,nについては、陽極にはEL
素子E2,2及びE3,2の陽極電位に等しい電位(VFにほ
ぼ等しい)が印加され、陰極にはバイアス電位Vccが印
加されるので、図12に示したように充電が行われな
い。EL素子E3,1及びE3,3〜E3,nには陰極線B2の走
査開始までは図8に示した蓄電電荷があるので、その電
荷は直ちに放電されてしまう。ところで、EL素子の温
度変化や経時変化により順方向電圧VFが上昇すれば、
EL素子E2,1、E2,3〜E2,n、E3,1及びE3,3〜E3,n
にも充電がされたり、或いはVF>Vcc+Vthならば、
誤発光の可能性がある。しかしながら、順方向電圧VF
の上昇に応じて陰極可変電源回路17によってバイアス
電位Vccが上昇するので、EL素子E1,2〜E1,n及びE
2,2〜E2,nの誤発光が防止される。またEL素子E1,2
〜E1,n及びE2,2〜E2,nの充電量を低下させ、EL素
子E2, 2及びE3,2の発光輝度の低下を防止させることが
できる。一方、EL素子の温度変化により順方向電圧V
Fが低下した場合にも、陰極可変電源回路17によって
バイアス電位Vccが降下して、EL素子E2,1、E2,3
2,n、E3,1及びE3,3〜E3,nの充電量を低下させ、E
L素子E2,2及びE3,2の発光輝度の低下を防止させるこ
とができる。
【0040】陰極線B2の走査において発光するEL素
子E3,2については、陰極線B1の走査時には−Vp+Vc
cの電圧が逆方向に印加されて充電されるが、その蓄電
電荷量は図3のようにほぼVccの電圧の印加による蓄電
電荷量より十分に少ない。よって、陰極線B2の走査が
開始された場合にEL素子E3,2には順方向に電圧が印
加された直後にそれまでの蓄電電荷が直ちに放電される
ので、電流源233から矢印のように駆動電流が流れ込
み、EL素子E3,2は発光することとなる。よって、発
光の立ち上がり特性を改善することができる。
【0041】上記したように、クロストーク発光を防止
するためにEL素子には−Vp+Vccの逆方向電圧が印
加されて充電されるが、この充電による蓄電電荷量は十
分に少ないので、図3及び図4と図8及び図12とに各
々示した如き同一の発光動作を行った場合に従来の装置
よりも発光に寄与しない消費電力を減少させることがで
きる。
【0042】なお、上記した実施例においては、発光す
べきEL素子に駆動電流を電流源から供給しているが、
EL素子に順方向に発光閾値電圧より若干高い電圧が印
加されるように電圧源から電位を指定された駆動線に与
えるようにしても良い。また、上記した実施例において
は、図11のステップS3で所定時間が経過したと判別
すると、ステップS1に戻って次の水平走査期間となる
が、ステップS3で所定時間が経過したと判別した場合
には短いリセット期間に入っても良い。このリセット期
間にはEL素子の両端にアース電位を印加してEL素子
の充電電荷を放電させることが行われる。Vcc=VF
なるようにバイアス電圧Vccが順方向電圧VFに応じて
上記の陰極可変電源回路17によって調整されることに
より、リセット期間から次の水平走査期間に変化した時
点において発光されるべきEL素子が接続された陽極線
の電位は直ちに順方向電圧VFに到達することができ、
その陽極線に接続された非発光のEL素子への充電を防
止することができ、発光のEL素子の輝度低下という悪
影響を回避することができる。
【0043】なお、上記した実施例においては、電流源
231〜23mによってEL素子E1, 1〜Em,nの発光させ
るべきEL素子に駆動電流を供給する電流駆動方式の駆
動装置を示したが、図13に示すように、陽極線ドライ
ブ回路34内の電圧源33によってEL素子E1,1〜E
m,nの発光させるべきEL素子に駆動電圧を供給する電
圧駆動方式の駆動装置にも本発明を適用することができ
る。図13に示した駆動装置においては、EL素子E
1,1〜Em,nの順方向電流を検出する順方向電流検出回路
35が備えられている。順方向電流の検出方法として
は、発光パネル11の温度Tpを温度センサ(図示せ
ず)によって測定し、その測定温度Tpに対応するEL
素子E1,1〜Em,nの順方向電流IFをTp−IFデータテ
ーブルを用いて検索してデータとして得る方法がとられ
る。Tp−IFデータテーブルは測定温度Tpと順方向
電流IFとの関係を示しており、順方向電流検出回路3
5内のメモリ(図示せず)に予め記憶されている。順方
向電流検出回路35は、EL素子E 1,1〜Em,nの順方向
電流データを陽極可変電源回路36及び陰極可変電源回
路37に供給する。なお、EL素子E1,1〜Em,nのうち
の発光中のEL素子の順方向電流を直接検出する等の他
の順方向電流方法を用いても良い。
【0044】陽極可変電源回路36は正電位Vpを生成
してそれを陽極線ドライブ回路34に出力し、順方向電
電流データに応じてその正電位Vpのレベルを変化させ
る。例えば、所定のタイミングで順方向電流IFの変化
状態が判別され、順方向電流IFの上昇ならば、正電位
Vpが第1所定レベルだけ上昇され、順方向電流IFの低
下ならば、正電位Vpが第1所定レベルだけ低下され
る。順方向電流IFの変化がない場合には、現在の正電
位Vpのレベルが維持される。
【0045】陰極可変電源回路37は電位Vccを生成し
てそれを陰極線走査回路13に出力し、順方向電流デー
タに応じてそのバイアス電位Vccのレベルを変化させ
る。例えば、所定のタイミングで順方向電流IFの変化
状態が判別され、順方向電流IFの上昇ならば、バイア
ス電位Vccが第2所定レベルだけ上昇され、順方向電流
Fの低下ならば、バイアス電位Vccが第2所定レベル
だけ低下される。順方向電流IFの変化がない場合に
は、現在のバイアス電位Vccのレベルが維持される。
【0046】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、EL素子
の温度変化や経時変化によって発光輝度の低下及び誤発
光を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】有機エレクトロルミネセンス素子の等価回路を
示す図である。
【図2】有機エレクトロルミネセンス素子の駆動電圧−
電流−発光輝度特性を概略的に示す図である。
【図3】従来の駆動装置の動作を説明するためのブロッ
ク図である。
【図4】従来の駆動装置の動作を説明するためのブロッ
ク図である。
【図5】順方向電圧VF−駆動電流特性を示す図であ
る。
【図6】時間−順方向電圧特性を示す図である。
【図7】本発明の実施例として電流駆動方式の駆動装置
の構成を示すブロック図である。
【図8】図7の駆動装置の動作を説明するためのブロッ
ク図である。
【図9】陽極可変電源回路の動作を示すフローチャート
である。
【図10】陰極可変電源回路の動作を示すフローチャー
トである。
【図11】発光制御回路の動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】図7の駆動装置の動作を説明するためのブロ
ック図である。
【図13】本発明の他の実施例として電圧駆動方式の駆
動装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1,13 陰極線走査回路 2,14,34 陽極線ドライブ回路 21 〜2m,231 〜23m 電流源 51 〜5n,211 〜21n 走査スイッチ 61 〜6m,221 〜22m ドライブスイッチ 11 発光パネル 15 順方向電圧検出回路 16,36 陽極可変電源回路 17,37 陰極可変電源回路 33 電圧源 35 順方向電流検出回路 A1 〜Am 陽極線 B1 〜Bn 陰極線 E1,1 〜Em,n 有機エレクトロルミネッセンス素子

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに交差する複数の駆動線及び複数の
    走査線と、前記駆動線及び前記走査線による複数の交差
    位置各々にて前記走査線及び前記駆動線間に接続された
    極性を有する複数の容量性発光素子とからなる発光パネ
    ルの駆動装置であって、 入力表示データの走査タイミングに応じて前記複数の走
    査線のうちから1の走査線を選択し、前記入力表示デー
    タに応じて前記1の走査線上の発光させるべき容量性発
    光素子に対応する駆動線を指定する制御手段と、 前記1の走査線に第1所定電位を印加し、前記1の走査
    線以外の走査線に前記第1所定電位より高い第2所定電
    位を印加する走査手段と、 発光閾値電圧以上の正電圧が前記発光させるべき容量性
    発光素子に順方向に印加されるように前記制御手段によ
    って指定された駆動線に駆動電流を供給し、前記指定さ
    れた駆動線以外の駆動線に前記発光閾値電圧より低い第
    3所定電位を印加する駆動手段と、 前記容量性発光素子の順方向電圧を検出する電圧検出手
    段と、を備え、 前記走査手段は、前記電圧検出手段によって検出された
    順方向電圧の変化に応じて前記第2所定電位のレベルを
    変化させることを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第3所定電位は前記第1所定電位よ
    り高いことを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、前記電圧検出手段によ
    って検出された順方向電圧の変化に応じて前記第3所定
    電位のレベルを変化させることを特徴とする請求項1記
    載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動電流は電流源から供給されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記容量性発光素子は有機エレクトロル
    ミネッセンス素子であることを特徴とする請求項1記載
    の駆動装置。
  6. 【請求項6】 互いに交差する複数の駆動線及び複数の
    走査線と、前記駆動線及び前記走査線による複数の交差
    位置各々にて前記走査線及び前記駆動線間に接続された
    極性を有する複数の容量性発光素子とからなる発光パネ
    ルの駆動装置であって、 入力表示データの走査タイミングに応じて前記複数の走
    査線のうちから1の走査線を選択し、前記入力表示デー
    タに応じて前記1の走査線上の発光させるべき容量性発
    光素子に対応する駆動線を指定する制御手段と、 前記1の走査線に第1所定電位を印加し、前記1の走査
    線以外の走査線に前記第1所定電位より高い第2所定電
    位を印加する走査手段と、 発光閾値電圧以上の正電圧が前記発光させるべき容量性
    発光素子に順方向に印加されるように前記制御手段によ
    って指定された駆動線に駆動電圧を供給し、前記指定さ
    れた駆動線以外の駆動線に前記発光閾値電圧より低い第
    3所定電位を印加する駆動手段と、 前記容量性発光素子の順方向電流を検出する電流検出手
    段と、を備え、 前記走査手段は、前記電流検出手段によって検出された
    順方向電流の変化に応じて前記第2所定電位のレベルを
    変化させることを特徴とする駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記第3所定電位は前記第1所定電位よ
    り高いことを特徴とする請求項6記載の駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動手段は、前記電流検出手段によ
    って検出された順方向電流の変化に応じて前記第3所定
    電位のレベルを変化させることを特徴とする請求項6記
    載の駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動電圧は電圧源から供給されるこ
    とを特徴とする請求項6記載の駆動装置。
  10. 【請求項10】 互いに交差する複数の駆動線及び複数
    の走査線と、前記駆動線及び前記走査線による複数の交
    差位置各々にて前記走査線及び前記駆動線間に接続され
    た極性を有する複数の容量性発光素子とからなる発光パ
    ネルの駆動方法であって、 入力表示データの走査タイミングに応じて前記複数の走
    査線のうちから1の走査線を選択し、前記入力表示デー
    タに応じて前記1の走査線上の発光させるべき容量性発
    光素子に対応する駆動線を指定し、前記1の走査線に第
    1所定電位を印加し、前記1の走査線以外の走査線に前
    記第1所定電位より高い第2所定電位を印加し、発光閾
    値電圧以上の正電圧が前記発光させるべき容量性発光素
    子に順方向に印加されるように指定した駆動線に駆動電
    流を供給し、前記指定した駆動線以外の駆動線に前記発
    光閾値電圧より低い第3所定電位を印加し、前記容量性
    発光素子の順方向電圧を検出し、その順方向電圧の変化
    に応じて前記第2所定電位のレベルを変化させることを
    特徴とする駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記第3所定電位は前記第1所定電位
    より高いことを特徴とする請求項10記載の駆動方法。
  12. 【請求項12】 検出した順方向電圧の変化に応じて前
    記第3所定電位のレベルを変化させることを特徴とする
    請求項10記載の駆動方法。
  13. 【請求項13】 互いに交差する複数の駆動線及び複数
    の走査線と、前記駆動線及び前記走査線による複数の交
    差位置各々にて前記走査線及び前記駆動線間に接続され
    た極性を有する複数の容量性発光素子とからなる発光パ
    ネルの駆動方法であって、 入力表示データの走査タイミングに応じて前記複数の走
    査線のうちから1の走査線を選択し、前記入力表示デー
    タに応じて前記1の走査線上の発光させるべき容量性発
    光素子に対応する駆動線を指定し、前記1の走査線に第
    1所定電位を印加し、前記1の走査線以外の走査線に前
    記第1所定電位より高い第2所定電位を印加し、発光閾
    値電圧以上の正電圧が前記発光させるべき容量性発光素
    子に順方向に印加されるように指定した駆動線に駆動電
    圧を供給し、前記指定した駆動線以外の駆動線に前記発
    光閾値電圧より低い第3所定電位を印加し、前記容量性
    発光素子の順方向電流を検出し、その順方向電流の変化
    に応じて前記第2所定電位のレベルを変化させることを
    特徴とする駆動方法。
  14. 【請求項14】 前記第3所定電位は前記第1所定電位
    より高いことを特徴とする請求項13記載の駆動方法。
  15. 【請求項15】 検出した順方向電圧の変化に応じて前
    記第3所定電位のレベルを変化させることを特徴とする
    請求項13記載の駆動方法。
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