JP2001108888A - カメラの測距装置 - Google Patents

カメラの測距装置

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JP2001108888A
JP2001108888A JP28439799A JP28439799A JP2001108888A JP 2001108888 A JP2001108888 A JP 2001108888A JP 28439799 A JP28439799 A JP 28439799A JP 28439799 A JP28439799 A JP 28439799A JP 2001108888 A JP2001108888 A JP 2001108888A
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Osamu Nonaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光の投射の条件を緩和し、種々の光源を利用可
能とし、設計の自由度を上げることにより、測距可能な
シーンの条件を広げて、より高精度な測距を行い得るよ
うにすること。 【解決手段】LED13から写真画面内に投光し、ライ
ンセンサ12Aにより上記投光の、上記写真画面内に位
置する被写体からの反射光を受光して、CPU18は、
上記ラインセンサ12Aの出力信号から上記被写体の写
真画面内位置を判定する。この際、LED13による投
光光量分布の不均一性を補正して判定動作を行えるよ
う、予めEEPROM22に投射光分布の山,谷の分布
について記憶しておく。また、上記LED発光により主
要被写体の検知ができない時には、より光量が大きく、
遠距離まで届かせることのできるストロボ発光部14を
用いる。この場合は、補正は行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの測距装置
に関し、より詳しくは、写真画面内の1ポイントだけで
はなく、その広い領域を測距できるマルチAFシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】写真画面内の広い領域の測距が可能とな
ると、どの領域を重点的に測距するかが重要な技術とな
る。全ての領域をくまなく測距していると、検出時間並
びに演算時間共に長くなる方向となり、こうした測距装
置をカメラに応用する場合、シャッタを押してから撮影
が行われるまでの時間が長くなって、シャッタチャンス
を逃してしまうという副作用に結びついてしまう。
【0003】そこで本出願人は、測距に先立って、基準
となる光の投射を行い、その反射光に従って測距ポイン
トを絞り込む技術を開発し、特願平10−285236
号として提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、主要被写体
は、画面内の被写体の内、最も近い距離にあることが多
く、そのような近くの被写体からは強い光が返ってく
る。しかしながら、主要被写体に対し光が当たっていな
いと、その効果は期待できない。これでは均一な光を発
する光源しか利用できないことになってしまう。
【0005】また、光投射の均一性ばかりを重視する
と、設計の制約から、ローコントラストの被写体に対し
て測距ができなくなったり、遠距離まで光が届かず、距
離に制約が出てしまったりする。
【0006】このような点に関しては、上記特許出願に
おいては、十分な考察がなされていなかった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、光の投射の条件を緩和し、種々の光源を利用可能と
し、設計の自由度を上げることにより、より高精度な測
距を行い得るカメラの測距装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の態様によるカメラの測距装置は、
写真画面内に投光する投光手段と、上記投光の、上記写
真画面内に位置する被写体からの反射光を受光する受光
手段と、上記受光手段の出力信号から上記被写体の写真
画面内の位置を判定する判定手段と、上記判定手段の判
定結果に基づき、ピント合わせ用信号を形成する信号形
成手段とを具備し、上記判定手段は、上記投光手段によ
る投光光量分布の不均一性を補正して上記判定動作を行
うことを特徴とする。
【0009】即ち、本発明の第1の態様によるカメラの
測距装置によれば、判定手段は、投光手段による投光光
量分布の不均一性を補正して、受光手段の出力信号から
被写体の写真画面内の位置を判定するようにしている。
【0010】また、本発明の第2の態様によるカメラの
測距装置は、写真画面内に第1の投光パターンを投射す
る第1投光手段と、上記写真画面内に上記第1の投光パ
ターンとは異なる第2の投光パターンを投射する第2投
光手段と、上記第1投光手段又は第2投光手段による投
光光の、上記写真画面内に位置する被写体からの反射光
を受光する受光手段と、上記受光手段の出力に基づい
て、上記写真画面内の被写体位置を判定する判定手段と
を具備し、上記判定手段は、上記第1投光手段又は第2
投光手段によって投射された投光のパターンに応じて判
定方法を切り換えるようにしたことを特徴とする。
【0011】即ち、本発明の第2の態様によるカメラの
測距装置によれば、受光手段の出力に基づいて写真画面
内の被写体位置を判定する判定手段が、第1投光手段又
は第2投光手段によって投射された投光のパターンに応
じて、その判定方法を切換えるようにしている。
【0012】また、本発明の第3の態様によるカメラの
測距装置は、写真画面内の複数のポイントに光を投射す
る投光手段と、上記投光手段による投光の反射光を受光
する受光手段と、上記受光手段の出力からピント合わせ
用信号を形成する信号形成手段とを具備し、上記受光手
段は、ラインセンサを含み、該ラインセンサは、投光方
向の製造時のバラつきに従って使用範囲を設定されるこ
とを特徴とする。
【0013】即ち、本発明の第3の態様によるカメラの
測距装置によれば、写真画面内の複数のポイントに光を
投射する投光手段による投光の反射光を受光する受光手
段としてラインセンサを用い、そのラインセンサは、投
光方向の製造時のバラつきに従って使用範囲が設定され
ている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を詳細に説明
する前に、まず、図1の(A)をもとに、測距装置の測
距原理を説明する。
【0015】被写体(例えば人物1)を測距する場合、
2つの視差を有するレンズ11A,11B及びそれらレ
ンズからの光より像信号を得るラインセンサ12A,1
2Bがちょうど人間の目の役割を演じ、レンズ間距離
(基線長)B及びそれらレンズの焦点距離fより、距離
Lの被写体の像は、図中xとして示した相対位置差を持
って、各ラインセンサ上に結像される。これらの関係
は、三角測距の原理により、 x=B*f/L となるので、B*fが既知であれば、相対位置差xの検
出により、距離Lを求めることができる。従って、まず
測距装置には、以下のプロセスに対応する機能が求めら
れる。
【0016】まず、被写体の象を形成することができる
こと、更に、得られた像の相対位置差xを求めることが
できることである。
【0017】しかし、図1の(B)に示すように、被写
体(人物1)は必ずしも写真画面2内中心に存在しなか
ったり、像ができる程の明るさやコントラストが無かっ
たりする。そこで、被写体の位置を求めたり、明るさや
コントラストを補うための工夫が必要となる。
【0018】それらを満たすために、本発明ではカメラ
側から光を投射する技術を利用する。
【0019】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。
【0020】図1の(A)に示すように、カメラ側から
光を投射する手段としては、LED13やストロボ発光
部14等がある。
【0021】ここで、LED13としては、眩しくない
上に高出力なので、赤外発光ダイオード(IRED)を
使用することが好ましい。そして、同図のように、LE
D13を複数並べて用いると、レンズ15を介して、広
い範囲にコントラストのある光投射が可能となる。これ
らLED13は、ドライバ回路16により駆動される。
【0022】また、ストロボ発光部14は、Xe管や反
射傘で構成され、一般に露出補助用として、多くのカメ
ラに装備されているものである。このストロボ発光部1
4による光は、強烈で均一であるが、コントラストを作
る機能は無く、多大なエネルギーを要し、また、可視光
を含み眩しいという欠点があった。このストロボ発光部
14は、昇圧回路やトリガ回路等からなるストロボ回路
17により駆動される。。
【0023】本実施例では、これらの光源を使い分け
て、高精度のオートフォーカス(AF)を実現する。即
ち、上記ドライバ回路16及びストロボ回路17は、カ
メラのシーケンスや演算を実行するワンチップマイコン
等からなる演算制御手段(CPU)18によって制御さ
れる。そして、測距部19は、上記ラインセンサ12
A,12Bの出力より像信号を形成し、像のずれ具合
(即ち、図中xとして示した相対位置差)を求める機能
を有する。この相対位置差xより、CPU18は、先の
式より距離Lを求め、この距離Lに対し、撮影レンズ2
0のピント合わせ手段21を制御しピント合わせを行
う。
【0024】また、図中、EEPROM22は、カメラ
の部品や組み立て時のバラつき要因を記憶するメモリで
あり、当該カメラ製造時に、個々のカメラに固有の値を
記憶する役割を持つ。例えば、上述の基線長Bや焦点距
離fもレンズ製造時やラインセンサとの組み立て時にバ
ラつきを生じるが、これらもそのカメラ個々の値を用い
て正しく演算されなければ正しいピント合わせはできな
い。そこで、カメラ製造時には、こうした誤差を、この
EEPROM22に記憶しておく。本発明では、このE
EPROM22を有効利用して、補助光のバラつきも製
造時に記憶しておき、正しい測距を可能とするものであ
る。
【0025】ここで、本実施の形態は、図1の(B)に
示すようなシーンにおいて、被写体としての人物1を正
しく測距するために、写真画面2内に光を投射し、その
反射光の分布や位置より、測距ポイントを決定しようと
するものである。それは、空の部分を測距してもコント
ラストがなくて測距できず無駄であるし、時間的にもロ
スになるということを防止するために行うものである。
従って、本実施の形態においては、図1の(C)に示す
ように、写真画面2に対して、補助光源23より補助光
を投射する。この場合、主要被写体たる人物1からは反
射光がラインセンサ12Aに入射するが、空の部分は光
の反射が無いので、この差より測距ポイントの優先度を
決定することができる。
【0026】しかし、前述のように、この補助光源23
にどのような光源を用いるかによって、この判定方法は
補正を要する。
【0027】例えば、3ビームのIRED(図1の
(A)に示すLED13)をこの補助光源23としたな
らば、図2の(A)に実線で示すような3つの山を有す
る投射光分布になる。このとき、もしもこの山の谷間に
人物1がいる場合には、反射光は小さくなってしまう
し、また、この投射光分布の山の所に、ちょうど図1の
(B)のように背景の木3などがあると、反射信号光
は、図2の(A)に点線で示すようになる。
【0028】この場合、実際には人物1の方が近いの
に、投射光分布の山,谷のコントラストによって、正し
い結果が得られない。
【0029】そこで、この山,谷の分布について、予め
EEPROM22に記憶させておき、被写体判別時に、
これを用いて補正を行い、正しい判定を行う。
【0030】例えば、投光時、図2の(A)におけるy
mの部分の投光光量を「1」とし、ynの部分の投光光
量を「0.6」だとすると、反射光光量が各々、ym,
ynの所で「1」,「0.8」だとしても、投光分布で
正規化してやることによって、正しい反射光量比較がで
き、木3の方が人物1よりも近いという判断をしてしま
うようなことはない。
【0031】つまり、遠距離に存在している木3の部分
ymは、「1」÷「1」=「1」であるが、近距離に存
在する人物1の部分ynは、「0.8」÷「0.6」=
「1.32」となり、木3の部分ymよりも人物1の部
分ynの方が大きな値を示すからである。従って、この
「1」や「0.6」に相当する値を、製造時にカメラの
EEPROM22に記憶しておく。そして、測距時に
は、CPU18はこの値を読み出して、上述のように、
ラインセンサを構成するセンサアレイの各センサの出力
ごとに補正を加えるようにすれば、正しい主要被写体判
断ができる。
【0032】これに対して、上記補助光源23として、
ストロボの光を用いた場合には、図2の(B)に示すよ
うになる。この場合には、コントラストの高い山,谷は
ないので、図1の(B)に示すようなシーンでも、正し
く、近い人物1から、期待の通り大きな光量が返ってく
るので、特に前述のような補正は必要ない。
【0033】つまり、利用する補助光源23によって、
補正の仕方を変更する必要があり、これが本発明の1つ
の大きな改善点となっている。このようなことを前提
に、測距のシーケンスを示すと次のようになる。
【0034】図3は、カメラの図示しないメインシーケ
ンスにおいて、例えば不図示レリーズ釦操作に応じてコ
ールされる撮影サブルーチンのフローチャートを示して
いる。
【0035】即ちまず、補助光源23としてのLED1
3(IRED)を発光して補助光を被写体に投射する
(ステップS11)。この光源は赤外で眩しくなく、な
お且つ、低消費電流でパターン照射ができるので、スト
ロボ光よりも優先度を高くしている。そして、このLE
D13投射により得られる反射光のピークが所定値より
も小さくなければ(ステップS12)、その反射光によ
り被写体判定を行うことになり、上記所定値よりも小さ
い場合には、ストロボ光を用いることになる。
【0036】LED13照射により十分なピーク値の反
射光が得られた場合にはその反射光により被写体判定を
行うことになるが、但し、前述のように、この場合は均
一な照射ができないので、補正を行って判定を行うこと
が必要となる。即ち、上記LED13投射による反射光
分布を検出し(ステップS13)、その検出した反射光
分布を等斜行分布で割算することにより補正反射光分布
を得る(ステップS14)。そして、この補正反射光分
布より被写体位置の判定を行い(ステップS15)、主
要被写体(例えば人物1)の検知ができたならば(ステ
ップS16)、その判定された主要被写体の領域の像か
ら測距を行う(ステップS17)。
【0037】これに対して、主要被写体(例えば人物
1)の検知ができない時には(ステップS16)、より
光量が大きく、遠距離まで届かせることのできるストロ
ボ投射を行う(ステップS18)。そしてこのストロボ
投射による反射光分布を検出して(ステップS19)、
主要被写体位置を求めることになる。この時、投射光が
均一なので、特に補正は必要ないが、図2の(B)中の
ΔP0のような微小な差異も影響する場合は、上記ステ
ップS14とは異なる補正の仕方で、補正を行って判定
する。ストロボ照射は、IREDよりも優先度を下げて
いるので、眩しさを低減することができる。
【0038】而して、このストロボ投射により主要被写
体が検出できたならば(ステップS20)、上記ステッ
プS17に進んで、その判定された主要被写体の領域の
像から測距を行う。これに対して、このストロボ投射に
よっても主要被写体が検知できないと判定された場合に
は(ステップS20)、被写体の存在確率が高い領域で
ある画面中央部で測距を行う(ステップS21)。
【0039】即ち、こうして主要被写体の位置が求めら
れたならば、ステップS17又はステップS21におい
て、その領域に入射した像信号を用いて、図1の(A)
を参照して説明した原理で三角測距を行う。
【0040】そして、その測距値に従ってピント合わせ
を行い(ステップS23)、撮影を行う(ステップS2
4)。
【0041】但し、コントラストがない場合は、三角測
距ができないので、ステップS22でこれを判定し、そ
のような場合には、反射信号光量を用いたAFを行う
(ステップS25)。但しこの時には、投光光量に応じ
た補正を行う(ステップS26)。つまり、図2の
(A)の例でいえば、ymの部分を測距したときと、y
nの部分で測距した場合では、同じ光量が返ってきた場
合でも、投射された光量が違うので、これを考慮した遠
近判断を行う。
【0042】投光位置と受光位置では、位置の差があ
り、山,谷のピーク位置は、厳密には距離依存性がある
が、距離レンジの中間あたり、又は、よく撮影が行われ
る常焦点位置あたりの分布で補正するようにすれば良
い。また同時に、山,谷の立ち上がりのスロープをなだ
らかにしておけば誤差は小さくなる。
【0043】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、眩しくなく、ローコントラストに強く、主要被写体
位置を高速で求められる高速、高精度のAFが提供でき
る。
【0044】ところで、実際のカメラでは、図2の
(C)に示すように、カメラ24内にAF用の各機能が
配置されるが、これらの機能の部品バラつきや組み付け
バラつきによって、画面内位置が、同じ図2の(A)に
おけるynの位置であっても、カメラ個々によって、ラ
インセンサを構成するセンサアレイ中のセンサの位置が
異なってしまう。例えば、ファインダ光学系25のバラ
つき、補助光源23の部品や組みつけのバラつき、測距
ユニット26の同様なバラつきによって、こうした問題
が起きている。
【0045】なお、この図2の(C)は、上記ストロボ
発光部14や撮影レンズ20、電子回路のCPU18や
EEPROM22の配置位置の例も示している。
【0046】図2の(D)は、ファインダ画面27内の
IRED投光部の投光位置28と、ファインダ中心マー
ク29、及びラインセンサのモニタ位置30を示してい
るが、AFユニット26のy方向の向きの変化(組み付
けバラつき)によって、設計的に測距可能な位置の外側
に、カメラごとに異なるバラつきによる不使用域が生じ
る。ずれることにより、有効域も、図2の(E)に示す
ように限定されてしまう。
【0047】そこで、図4の(A)及び(B)に示すよ
うに、カメラの製造工程において、こうした個々のカメ
ラの差や前述の光量分布の差をキャンセルするような調
整を行う。なお前提条件としては、投光素子(LED1
3)は小さくて位置調整し易いが、測距ユニット26は
大きくて調整しにくいという点がある。
【0048】ベルトコンベア100の上を流れてきたカ
メラ24を、作業者101は、調整用の台102の上に
載せて(ステップS101)、ファインダ光学系25の
中心と、チャート103の中心104とを合わせる(ス
テップS102)。その後、LED13つまり赤外光を
発光させ、その投射をビデオカメラ105でモニタしな
がら、LED13を動かして正しい投射位置に調整する
(ステップS103)。LED13の位置は、これを挟
持した調整機構106のxy方向の動きによって調整さ
れ、正しい投光位置になるように接着される(ステップ
S104)。
【0049】この結果より、反射信号光も設計通りの反
射をするはずなので、この反射信号光がラインセンサを
構成するセンサアレイのどのセンサに入っているかを判
定し(ステップS105)、有効域(例えば、反射信号
光が入っている位置)を判定する(ステップS10
6)。そして、チャート103はほとんどノーコントラ
ストなので、そのときの各センサに入ってくる信号光量
を判定し(ステップS107)、これらの信号をEEP
ROM22に記憶させる(ステップS108)。
【0050】これらのシーケンス(ステップS103乃
至ステップS108)は、パーソナルコンピュータ(P
C)107がインターフェース回路108を介して、ビ
デオカメラ105とのデータのやり取りや、ビデオカメ
ラ105の画像判定によって自動で行う。
【0051】このようにして調整されたカメラ24にお
いては、ユーザが撮影するときに、CPU18がEEP
ROM22のデータを読み出し、有効域を用いてカメラ
ごとのバラつきなく測距を行い、また、IRED補助光
の時は、その投射パターンまで加味して正しい被写体判
定、光量AFを行うので、得られる写真の出来栄えにバ
ラつきなく、均一な品質の、高精度AFカメラを提供で
きる。
【0052】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。
【0053】ここで、本発明の要旨をまとめると、特許
請求の範囲に記載したものに加えて、以下のようなもの
を含む。
【0054】(1) 上記使用範囲の設定値を記憶する
記憶手段を更に具備することを特徴とする請求項3に記
載のカメラの測距装置。
【0055】(2) 上記カメラの測距装置は、三角測
距と光量測距とを切り換え可能であり、上記光量測距時
は上記複数の投光のパターンに応じて上記受光手段の出
力を補正することを特徴とする請求項3に記載のカメラ
の測距装置。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
光の投射の条件を緩和し、種々の光源を利用可能とし、
設計の自由度を上げることにより、測距可能なシーンの
条件を広げて、より高精度な測距を行い得るカメラの測
距装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は測距装置の測距原理を説明するための
図、(B)は主要被写体としての人物が中心にいない写
真画面の例を示す図であり、(C)は本発明の実施の形
態の原理を説明するための図である。
【図2】(A)は3ビームのIREDを用いた場合の投
射光分布を示す図、(B)はストロボを用いた場合の投
射光分布を示す図、(C)は実際のカメラにおけるAF
用の各機能の配置を説明するための図、(D)はファイ
ンダ画面を説明するための図であり、(E)はラインセ
ンサの有効域を示す図である。
【図3】撮影サブルーチンのフローチャートを示す図で
ある。
【図4】(A)はカメラの製造工程における調整の様子
を示す図であり、(B)は調整シーケンスのフローチャ
ートを示す図である。
【符号の説明】
1 人物 2 写真画面 3 木 11A,11B, レンズ 12A,12B ラインセンサ 13 LED 14 ストロボ発光部 15 レンズ 16 ドライバ回路 17 ストロボ回路 18 演算制御手段(CPU) 19 測距部 20 撮影レンズ 21 ピント合わせ手段 22 EEPROM 23 補助光源 24 カメラ 25 ファインダ光学系 26 測距ユニット 27 ファインダ画面 28 投光位置 29 ファインダ中心マーク 30 モニタ位置 100 ベルトコンベア 101 作業者 102 調整用の台 103 チャート 104 チャート中心 105 ビデオカメラ 106 調整機構 107 パーソナルコンピュータ(PC) 108 インターフェース回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真画面内に投光する投光手段と、 上記投光の、上記写真画面内に位置する被写体からの反
    射光を受光する受光手段と、 上記受光手段の出力信号から上記被写体の写真画面内の
    位置を判定する判定手段と、 上記判定手段の判定結果に基づき、ピント合わせ用信号
    を形成する信号形成手段と、 を具備し、 上記判定手段は、上記投光手段による投光光量分布の不
    均一性を補正して上記判定動作を行うことを特徴とする
    カメラの測距装置。
  2. 【請求項2】 写真画面内に第1の投光パターンを投射
    する第1投光手段と、 上記写真画面内に上記第1の投光パターンとは異なる第
    2の投光パターンを投射する第2投光手段と、 上記第1投光手段又は第2投光手段による投光光の、上
    記写真画面内に位置する被写体からの反射光を受光する
    受光手段と、 上記受光手段の出力に基づいて、上記写真画面内の被写
    体位置を判定する判定手段と、 を具備し、 上記判定手段は、上記第1投光手段又は第2投光手段に
    よって投射された投光のパターンに応じて判定方法を切
    り換えるようにしたことを特徴とするカメラの測距装
    置。
  3. 【請求項3】 写真画面内の複数のポイントに光を投射
    する投光手段と、 上記投光手段による投光の反射光を受光する受光手段
    と、 上記受光手段の出力からピント合わせ用信号を形成する
    信号形成手段と、 を具備し、 上記受光手段は、ラインセンサを含み、 該ラインセンサは、投光方向の製造時のバラつきに従っ
    て使用範囲を設定されることを特徴とするカメラの測距
    装置。
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Cited By (2)

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