JP2001108369A - 遠心薄膜乾燥機 - Google Patents

遠心薄膜乾燥機

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JP2001108369A
JP2001108369A JP28302799A JP28302799A JP2001108369A JP 2001108369 A JP2001108369 A JP 2001108369A JP 28302799 A JP28302799 A JP 28302799A JP 28302799 A JP28302799 A JP 28302799A JP 2001108369 A JP2001108369 A JP 2001108369A
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JP
Japan
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blade
heat transfer
movable blade
weight
transfer drum
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Pending
Application number
JP28302799A
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English (en)
Inventor
Shoji Kenmochi
昭次 剣持
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一種類のブレードで、負荷荷重に対応した最
適な重りのブレードを確保する。 【解決手段】 円筒状の伝熱胴5と、伝熱胴5内に回転
自在に配置された主軸19と、主軸19に取付けられた
固定ブレード37と、固定ブレード37を介して伝熱胴
5内面を回転する可動ブレード35とで遠心薄膜乾燥機
3を構成し、前記可動ブレード35に、調節可能な重り
49を設け、負荷荷重に対応した重さの可動ブレード3
5を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遠心薄膜乾燥機
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遠心薄膜乾燥機の概要は、内壁
面が加熱された上下に長い伝熱胴の内部に、回転可能な
主軸が配置されると共に、その主軸の長手方向に沿って
ブレードが設けられている。伝熱胴の上方は汚泥等を取
入れる取入部、下方は前記伝熱胴内において水分が蒸発
し、乾燥した汚泥を乾燥粉体として取出す取出部となっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ブレードは、図8に示
すように、板状に形成された可動ブレード101と固定
ブレード103とで構成されている。固定ブレード10
3は回転可能な主軸105の取付座107に、可動ブレ
ード101は、ヒンジピン109によって前記固定ブレ
ード103にそれぞれ取付けられ、可動ブレード101
はヒンジピン109を支点として回転可能となってい
る。
【0004】これにより、可動ブレード101は主軸1
05が回転することで、その遠心力により振り出され、
伝熱胴111と接近する作動姿勢となる。作動姿勢時の
可動ブレード101は、伝熱胴111の内壁面となる伝
熱面へ向けて排水汚泥を振り出す機能と伝熱面に乾燥付
着し、成長した汚泥を掻取る機能を備えており、上下に
長い伝熱胴111の上方から、蒸発ゾーン、スラリゾー
ン、粉体ゾーンの各領域にわたって配置されている。
【0005】ブレードは重さが一定の時、遠心力も一定
となってブレード先端と伝熱面との最適なクリアランス
αが確保され、規定の掻取り力が得られるが、ブレード
に作用する負荷荷重は、蒸発する水分に比例し、下方に
行くに従い減少する。
【0006】このために、例えば、ブレードの重さを、
負荷荷重の小さい領域に設定すると、負荷荷重の大きい
領域では、ブレードの後退角が大きくなって、伝熱面と
ブレード先端のクリアランスが拡がり、掻取り力が低下
する。また、ブレードの重さを、負荷荷重の大きい領域
に設定すると、負荷荷重の小さい領域ではブレードの遠
心力が勝り、ブレード先端と伝熱面とのクリアランスが
小さくなり、持廻りの原因となるため、負荷荷重に対応
した重さのブレードが求められる。
【0007】しかしながら、使用されるブレードの数が
多いことと、最終仕上げを機械加工してブレードを作る
ため、負荷荷重に対応した重さの異なるブレードを用意
することは、加工面、管理面において難しいのが現状で
ある。このために、一定の重さの一種類のブレードとな
っており、性能が犠牲となっていたものである。
【0008】そこで、この発明は、一種類のブレードで
負荷荷重に対応した重さのブレードが得られるようにし
た遠心薄膜乾燥機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の請求項1によれば、円筒状の伝熱胴と、
伝熱胴内に回転自在に配置された主軸と、主軸に取付け
られた固定ブレードと、固定ブレードを介して伝熱胴内
面を回転する可動ブレードとを有する遠心薄膜乾燥機に
おいて、前記可動ブレードに、調節可能な重りを設け
る。
【0010】これにより、可動ブレードを一種類の重さ
に作り、負荷荷重が大きく働く領域に取付けるブレード
には、重たい重りを設け、負荷荷重が小さく働く領域に
取付けるブレードには、軽い重りを設けることで、負荷
荷重に対応した重さのブレードが容易に得られる。この
場合、ブレードは一種類で済むため、加工面において大
変好ましいものとなる。
【0011】また、この発明の請求項2によれば、重り
を、可動ブレードの内部空間内に設けた多数の鉄球とす
る。
【0012】これにより、鉄球の数を増・減させること
で、重りの調節が容易に行なえると共に、可動ブレード
の性能のよい働きが得られる。
【0013】また、この発明の請求項3によれば、重り
を、可動ブレードの内部に重ね合わせて挿入した複数の
金属板とする。
【0014】これにより、金属板の数を増・減させるこ
とで、重りの調節が容易に行なえると共に、可動ブレー
ドの性能のよい働きが得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5の図面を参照
しながらこの発明の第1の実施形態について具体的に説
明する。
【0016】図4において、1は遠心薄膜乾燥機3の本
体胴を示している。本体胴1は2重構造となっていて、
その2重構造となる内壁面と外壁面の間には加熱蒸気が
送り込まれることで、内壁面は加熱された伝熱胴5を構
成している。
【0017】伝熱胴1の上部は、蒸気排出口9と汚泥取
入口11が設けられた上部胴13を有し、上部胴13の
内側には、回転により汚泥取入口11からの汚泥を均一
に分散させると共に、下方へ向けて圧力を加える分散環
15を有している。伝熱胴1の下部は、乾燥した粉体を
取出す粉体取出部17となっている。
【0018】伝熱胴1の内部には、上下に長い主軸19
が配置され、主軸19の上端は、前記上部胴13に設け
られた上部軸受部21によって、下端は、伝熱胴1の下
端部に設けれた下部軸受部23によって回転自在に両端
支持されている。
【0019】主軸19は、前記上部胴13より上方へ延
長され、その延長軸19aに設けられたVプーリ25と
電動機27のVプーリ29とに掛回された伝導ベルト3
1によって電動機27の回転動力が与えられるようにな
っている。
【0020】また、前記主軸19には、長手方向に沿っ
てブレード33が取付けられ、このように取付けられた
ブレード33がこの実施形態では4列に配置された構造
となっている。
【0021】ブレード33は、図1に示すように、上下
に長い板状の可動ブレード35と固定ブレード37とで
構成され、固定ブレード37は、前記主軸19に設けら
れた取付座39に固定ボルト41によって固定支持され
ている。
【0022】固定ブレード37と可動ブレード35に
は、ブレードヒンジ部43,44がそれぞれ設けられて
いる。固定ブレード37のブレードヒンジ部44は、可
動ブレード35のブレードヒンジ部43を上下から挟み
つけるように上下一対の形状となっていて、各ブレード
ヒンジ部43,44にはヒンジピン45が挿通し、ヒン
ジピン45を支点として可動ブレード35の回動が可能
となっている。
【0023】可動ブレード35は、内部空間47内に多
数の鉄球49が入っている。可動ブレード35の内部空
間47は、作用面となる後側にねじ止め51されたプレ
ート板53を取外すことで、図3に示すように露出する
ようになり、鉄球49を容易に入れることが可能となっ
ている。
【0024】このように構成された遠心薄膜乾燥機3に
よれば、負荷荷重の大きい領域で使用される可動ブレー
ド35には、中に入れる鉄球49の量を多くして、ブレ
ード重量を重くする。また、負荷荷重の小さい領域で使
用される可動ブレード35には、中に入れる鉄球49の
量を少なくして、ブレード重量を重くする。
【0025】これにより、主軸19の回転で、可動ブレ
ード35は遠心力の作用を受けて回転する。この時、鉄
球49は図5に示すように、内部空間47の先端側にバ
ランスよく集まり無理のない回転が得られると共に、ブ
レード先端は伝熱胴5に接近する。同時に、分散環15
は、汚泥取入口11から送り込まれた排水汚泥を、遠心
力により伝熱胴5へ向けて均一に分散させると共に、下
方へ向けて圧力をかける。分散環15によって分散され
た排水汚泥は、さらに、可動ブレード35により薄い均
一な液膜にされると共に、上からの圧力で前記伝熱胴5
に沿って下降する。この時、伝熱胴5の伝熱面から与え
られる熱で水分が蒸発し、スラリー化する。スラリー化
し、一定以上成長した一部の薄膜層は可動ブレード35
によって掻取られ、掻取られた処理物は可動ブレード3
5による遠心力の作用を受けてブレード先端に作られる
隙間αから伝熱面5に沿って下降移動する。その下降移
動時に、蒸発が進行して水分を失い固形化する。固形化
した汚泥は、含水率がさらに下がり、回転する可動ブレ
ード35の作用を受けて粉体にされ、粉体取出口17か
ら乾燥粉体として外へ排出される。
【0026】一方、蒸発した蒸気は蒸気排出口9から外
へ放出された後、例えば、図外の復水器等によって凝縮
され回収処分される。これら一連の動作において、各領
域で負荷荷重が異なる作用が角凹ブレード35に働いて
も、負荷荷重に対応した重さの可動ブレード35によっ
て最適なクリアランスαが確保され、効率よく掻取りが
行なえるようになる。この場合、可動ブレード35は一
種類で良く、しかも、鉄球49を増・減させることで容
易に対応が図れる。
【0027】図6と図7は可動ブレード35の第2の実
施形態を示したものである。
【0028】即ち、可動ブレード35の重さを、ブレー
ド状の金属板55を複数重ね合わせることで調節するも
ので、前記可動ブレード35の内部に、上方が開放した
内部空間57を形成する。
【0029】一方、内部空間57内には、上方開放口5
9から金属板55を縦にして挿入していき、挿入ボルト
59と押え板61とで重ね合わせた金属板55を固定支
持するものである。
【0030】なお、他の構成要素は、図1と同一のため
同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0031】したがって、この第2の実施形態によれ
ば、内部空間57の上方開放口59から入れる金属板5
5の数を増・減させることで、負荷荷重に対応した重さ
の可動ブレード35が容易に得られるようになる。
【0032】この場合、可動ブレード35は一種類でよ
く、しかも、金属板55の数を増・減させることで対応
が図れる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の遠心
薄膜乾燥機によれば、一種類のブレードで済むと共に、
重りを調節することで、負荷荷重に対応した最適な可動
ブレードが得られるようになり、脱水性能の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる遠心薄膜乾燥機の一部分のブ
レードを示した概要側面図。
【図2】ブレードの概要平面図。
【図3】プレート板を取外し内部空間を示した図1と同
様の概要側面図。
【図4】遠心薄膜乾燥機の一部分を切欠いた全体の概要
斜視図。
【図5】運転時の鉄球の動きを示した動作図。
【図6】重りに金属板を用いたブレードの概要平面図。
【図7】重りに金属板を用いたブレードの概要側面図。
【図8】従来例を示したブレードの概要側面図。
【符号の説明】
3 遠心薄膜乾燥機 5 伝熱胴 19 主軸 35 可動ブレード 37 固定ブレード 49 鉄球(重り)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の伝熱胴と、伝熱胴内に回転自在
    に配置された主軸と、主軸に取付けられた固定ブレード
    と、固定ブレードを介して伝熱胴内面を回転する可動ブ
    レードとを有する遠心薄膜乾燥機において、前記可動ブ
    レードに、調節可能な重りを設けるようにしたことを特
    徴とする遠心薄膜乾燥機。
  2. 【請求項2】 重りは、可動ブレードの内部空間内に設
    けられた多数の鉄球であることを特徴とする請求項1記
    載の遠心薄膜乾燥機。
  3. 【請求項3】 重りは、可動ブレードの内部に重ね合わ
    せて挿入された複数の金属板であることを特徴とする請
    求項1記載の遠心薄膜乾燥機。
JP28302799A 1999-10-04 1999-10-04 遠心薄膜乾燥機 Pending JP2001108369A (ja)

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