JP2001107906A - 油圧回路 - Google Patents

油圧回路

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JP2001107906A JP2000038582A JP2000038582A JP2001107906A JP 2001107906 A JP2001107906 A JP 2001107906A JP 2000038582 A JP2000038582 A JP 2000038582A JP 2000038582 A JP2000038582 A JP 2000038582A JP 2001107906 A JP2001107906 A JP 2001107906A
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Norio Kataoka
則夫 片岡
Takatoshi Oya
孝利 大矢
Toshio Matsumura
寿夫 松村
Hideo Honda
秀生 本多
Takeshi Abe
健 阿部
Yu Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的な制御装置を必要とせずに油圧ポンプ
の起動・停止に伴ってアキュムレータを配設してなる分
岐流路を開閉させること。 【解決手段】 油圧ポンプ11の吐出油をアクチュエー
タへ供給する吐出流路21に、アクチュエータ側への流
れを許容し油圧ポンプ側への流れを阻止する逆止め弁3
1を配設し、逆止め弁31よりアクチュエータ側の吐出
流路21に分岐流路37を分岐接続し、分岐流路37に
パイロット操作逆止め弁41を介してアキュムレータ4
3を配設し、パイロット操作逆止め弁41のパイロット
流路39を逆止め弁31より油圧ポンプ側の吐出流路2
1に接続して、パイロット流路39を通して導入される
パイロット圧力の作用によりパイロット操作逆止め弁4
1が開作動して分岐流路37を開き、パイロット圧力の
非作用によりパイロット操作逆止め弁41が閉作動して
分岐流路37を閉じるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アキュムレータを
備えた油圧回路に関し、特に、油圧ポンプの吐出油にア
キュムレータからの圧油を加えてアクチュエータに供給
可能な油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧回路は、例えば、特開平9
−210007号公報に示されていて、同公報の油圧回
路においては、油圧ポンプの吐出流路に分岐流路を分岐
接続し、この分岐流路にソレノイドバルブ(電磁開閉
弁)を介してアキュムレータを配設しており、アキュム
レータを使用するときには、ソレノイドバルブを非通電
操作により開作動させて分岐流路を開き、またアキュム
レータを使用しないときには、ソレノイドバルブを通電
操作により閉作動させて分岐流路を閉じるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した公
報の油圧回路において、油圧ポンプの起動・停止に伴っ
て分岐流路を開閉させるためには、油圧ポンプの起動・
停止操作とソレノイドバルブの非通電・通電操作を電気
的に関連させる必要があり、このために電気的な制御装
置が必要になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、その課題は電気的な
制御装置を必要とせずに、油圧ポンプの起動・停止に伴
って、アキュムレータを配設してなる分岐流路を開閉さ
せることにあり、油圧ポンプの吐出油をアクチュエータ
へ供給する吐出流路に、アクチュエータ側への流れを許
容し油圧ポンプ側への流れを阻止する逆止め弁を配設
し、この逆止め弁よりアクチュエータ側の前記吐出流路
に分岐流路を分岐接続し、この分岐流路にパイロット操
作逆止め弁を介してアキュムレータを配設し、前記パイ
ロット操作逆止め弁のパイロット流路を前記逆止め弁よ
り油圧ポンプ側の吐出流路に接続して、前記パイロット
流路を通して導入されるパイロット圧力の作用により前
記パイロット操作逆止め弁が開作動して前記分岐流路を
開くとともに、パイロット圧力の非作用により前記パイ
ロット操作逆止め弁が閉作動して前記分岐流路を閉じる
ようにしたこと(請求項1に係る発明)に特徴がある。
【0005】上記した請求項1に係る発明の油圧回路に
おいて、前記パイロット流路より分岐して低圧側に接続
するパイロット排出流路を設け、このパイロット排出流
路に、ばねの付勢力により開作動するとともにばねの付
勢力を上回る圧力の作用で閉作動する圧抜き弁を配設す
ること(請求項2に係る発明)も可能である。
【0006】また、上記した請求項1または2に係る発
明の油圧回路において、前記分岐流路の前記パイロット
操作逆止め弁と前記アキュムレータ間より分岐して圧力
流路を設けるとともに、前記アクチュエータの圧力保持
側室に接続する圧力保持流路を設け、この圧力保持流路
と前記圧力流路とを開閉弁を介して接続し、この開閉弁
は前記油圧ポンプの起動操作により閉作動して前記圧力
流路と前記圧力保持流路間を遮断するとともに、前記油
圧ポンプの停止操作により開作動して前記圧力流路と前
記圧力保持流路間を連通するようにして、前記アクチュ
エータの圧力保持側室に供給した圧油の圧力を前記アク
チュエータの停止状態において保持すること(請求項3
に係る発明)も可能である。
【0007】また、上記した請求項1または2に係る発
明の油圧回路において、前記分岐流路の前記パイロット
操作逆止め弁と前記アキュムレータ間より分岐して圧力
流路を設け、前記アクチュエータの圧力保持側室に接続
する圧力保持流路を設け、この圧力保持流路と前記圧力
流路とを2位置3ポート弁を介して接続し、この2位置
3ポート弁は前記油圧ポンプの起動操作により第1位置
に切換操作して前記圧力流路を閉じて前記圧力保持流路
を低圧側に切換連通するとともに、前記油圧ポンプの停
止操作により第2位置に切換操作して前記低圧側を閉じ
て前記圧力保持流路を前記圧力流路に切換連通し、前記
圧力保持流路には前記油圧ポンプの停止操作により前記
2位置3ポート弁の前記第2位置への切換操作で作動し
て前記油圧ポンプの吐出圧力より減圧した圧力を前記ア
クチュエータの圧力保持側室に作用する減圧器を配設し
て、前記油圧ポンプの吐出油が減圧されて供給される前
記アクチュエータの圧力保持側室に減圧して供給した圧
油の圧力を前記アクチュエータの停止状態において保持
すること(請求項4に係る発明)も可能である。
【0008】また、上記した請求項1または2に係る発
明の油圧回路において、前記分岐流路の前記パイロット
操作逆止め弁と前記アキュムレータ間より分岐して圧力
流路を設け、前記アクチュエータの圧力保持側室に接続
する圧力保持流路を設け、この圧力保持流路と前記圧力
流路とを2位置3ポート弁を介して接続し、この2位置
3ポート弁は前記圧力流路を閉じて前記圧力保持流路を
低圧側に切換連通する第1位置と前記低圧側を閉じて前
記圧力保持流路を前記圧力流路に切換連通する第2位置
とに切換操作自在に設け、前記圧力保持流路には前記油
圧ポンプの停止操作で前記2位置3ポート弁の前記第2
位置への切換操作後の前記第1位置への切換操作により
作動して前記油圧ポンプの吐出圧力より増圧した圧力を
前記アクチュエータの圧力保持側室に作用する増圧器を
配設して、前記アクチュエータの圧力保持側室に供給し
た圧油の圧力を前記アクチュエータの停止状態において
増圧して保持すること(請求項5に係る発明)も可能で
ある。
【0009】また、上記した請求項1または2に係る発
明の油圧回路において、前記分岐流路の前記パイロット
操作逆止め弁と前記アキュムレータ間より分岐して圧力
流路を設け、前記アクチュエータの圧力保持側室に接続
する圧力保持流路を設け、この圧力保持流路と前記圧力
流路とを2位置3ポート弁を介して接続し、この2位置
3ポート弁は前記油圧ポンプの起動操作により第1位置
に切換操作して前記圧力流路を閉じて前記圧力保持流路
を低圧側に切換連通するとともに、前記油圧ポンプの停
止操作により第2位置に切換操作して前記低圧側を閉じ
て前記圧力保持流路を前記圧力流路に切換連通し、前記
圧力保持流路には前記油圧ポンプの停止操作により前記
2位置3ポート弁の前記第2位置への切換操作で作動し
て前記油圧ポンプの吐出圧力より増圧した圧力を前記ア
クチュエータの圧力保持側室に作用する増圧器を配設し
て、前記アクチュエータの圧力保持側室に供給した圧油
の圧力を前記アクチュエータの停止状態において増圧し
て保持すること(請求項6に係る発明)も可能である。
【0010】また、上記した請求項1から6までの何れ
か一つに係る発明の油圧回路において、前記アキュムレ
ータに蓄えられている圧油の圧力を検知する圧力検知手
段を設けて、この圧力検知手段によって検出された圧力
が設定値以下に低下したとき前記油圧ポンプを起動操作
させること(請求項7に係る発明)も可能である。
【0011】
【発明の作用・効果】本発明による油圧回路(請求項1
に係る発明)においては、油圧ポンプを起動操作する
と、吐出流路に吐出油が吐出されて、この吐出油の一部
がパイロット流路を通してパイロット操作逆止め弁に導
入され、残部が吐出流路の逆止め弁を通してアクチュエ
ータへと流れる。このため、パイロット操作逆止め弁
が、パイロット流路を通して導入されるパイロット圧力
の作用により開作動して、分岐流路を開く。したがっ
て、アキュムレータからパイロット操作逆止め弁を通し
て吐出流路に圧油を供給可能となり、油圧ポンプの吐出
油にアキュムレータからの圧油を加えてアクチュエータ
に供給可能となる。
【0012】また、油圧ポンプを停止操作すると、吐出
流路に配設した逆止め弁の作用により同逆止め弁より油
圧ポンプ側の吐出流路内圧力が油圧ポンプの停止に伴い
低下する。このため、パイロット流路を通して導入され
るパイロット圧力が非作用となって、パイロット操作逆
止め弁が閉作動し、分岐流路を閉じる。したがって、ア
キュムレータからパイロット操作逆止め弁を通して吐出
流路に圧油を供給することが不能となり、吐出流路を通
してアクチュエータに圧油が供給されることはない。
【0013】このように、本発明による油圧回路におい
ては、油圧ポンプの起動・停止に伴って分岐通路に配設
したパイロット操作逆止め弁をパイロット圧力(油圧)
によって開・閉動作させることができるものであり、油
圧ポンプの起動・停止と分岐流路の開閉動作を関連させ
るための電気的な制御装置が全く不要であるため、当該
油圧回路を安価に構成できるとともに、電気に比して信
頼性が高い油圧を採用しているため、当該油圧回路の信
頼性を向上させることができる。
【0014】また、本発明の実施に際して、請求項2に
係る発明の構成を採用した場合には、油圧ポンプの起動
時において、吐出流路からパイロット流路を通してパイ
ロット排出流路に導かれる圧力がばねの付勢力を上回る
圧力となるまで、圧抜き弁がばねの付勢力によって開作
動していて、油圧ポンプから吐出された吐出油の一部を
低圧側に逃がすため、吐出油の圧力を緩やかに立ち上げ
ることができて、サージ圧力の軽減を図ることができ
る。また、油圧ポンプの停止時において、圧抜き弁がば
ねの付勢力により素早く開作動して、パイロット流路に
導入されているパイロット圧力を素早く非作用とするた
め、パイロット操作逆止め弁を素早く閉作動させること
ができる。
【0015】また、本発明の実施に際して、請求項3に
係る発明の構成を採用した場合には、油圧ポンプの停止
操作により開閉弁が開作動し、アキュムレータの圧油が
圧力流路、開作動した開閉弁、圧力保持流路を介してア
クチュエータの圧力保持側室に作用し、アクチュエータ
は圧力保持側室の圧力保持によって負荷のクランプ等を
良好に得ることができる。このため、油圧ポンプの連続
運転を不要にできてアクチュエータの停止状態で圧力保
持を得ることができ、省エネルギー化を図ることができ
る。
【0016】また、本発明の実施に際して、請求項4に
係る発明の構成を採用した場合には、油圧ポンプの停止
操作により2位置3ポート弁が第2位置に切換操作して
低圧側を閉じて圧力保持流路を圧力流路に切換連通し、
アキュムレータの圧油が圧力流路、第2位置に切換操作
した2位置3ポート弁、圧力保持流路を介して減圧器に
作用し、減圧器は2位置3ポート弁の第2位置への切換
操作によるアキュムレータの圧油の作用で作動し、油圧
ポンプの吐出圧力より減圧した圧力をアクチュエータの
圧力保持側室に作用し、アクチュエータは圧力保持側室
を油圧ポンプの吐出圧力より減圧した圧力で圧力保持で
きて負荷のクランプ等を良好に得ることができる。この
ため、油圧ポンプの連続運転を不要にできてアクチュエ
ータの停止状態で油圧ポンプの吐出圧力より減圧した圧
力で圧力保持を得ることができ、省エネルギー化を図る
ことができる。
【0017】また、本発明の実施に際して、請求項5に
係る発明の構成を採用した場合には、油圧ポンプの停止
操作により2位置3ポート弁が第2位置への切換操作後
に第1位置へ切換操作することによって増圧器が作動
し、油圧ポンプの吐出圧力より増圧した圧力をアクチュ
エータの圧力保持側室に作用し、アクチュエータは圧力
保持側室を油圧ポンプの吐出圧力より増圧した圧力で圧
力保持できて負荷のクランプ等を良好に得ることができ
る。このため、油圧ポンプの連続運転を不要にできてア
クチュエータの停止状態で油圧ポンプの吐出圧力より増
圧した圧力で圧力保持を得ることができ、省エネルギー
化を図ることができる。また、2位置3ポート弁が第2
位置への切換操作後に第1位置へ切換操作することによ
って増圧器が作動するものであり、アキュムレータに一
回で蓄えることが可能な油量で増圧器を複数回作動させ
ることが可能であるため、圧力保持側室が大容量である
大型のアクチュエータにも良好に適用することができ
る。
【0018】また、本発明の実施に際して、請求項6に
係る発明の構成を採用した場合には、油圧ポンプの停止
操作により2位置3ポート弁が第2位置に切換操作して
低圧側を閉じて圧力保持流路を圧力流路に切換連通し、
アキュムレータの圧油が圧力流路、第2位置に切換操作
した2位置3ポート弁、圧力保持流路を介して増圧器に
作用し、増圧器は2位置3ポート弁の第2位置への切換
操作によるアキュムレータの圧油の作用で作動し、油圧
ポンプの吐出圧力より増圧した圧力をアクチュエータの
圧力保持側室に作用し、アクチュエータは圧力保持側室
を油圧ポンプの吐出圧力より増圧した圧力で圧力保持で
きて負荷のクランプ等を良好に得ることができる。この
ため、油圧ポンプの連続運転を不要にできてアクチュエ
ータの停止状態で油圧ポンプの吐出圧力より増圧した圧
力で圧力保持を得ることができ、省エネルギー化を図る
ことができる。
【0019】また、本発明の実施に際して、請求項7に
係る発明の構成を採用した場合には、アキュムレータに
蓄えられている圧油の圧力が設定値以下に低下したと
き、油圧ポンプの起動によりアキュムレータに圧力充填
がなされるため、アキュムレータに設定圧以上の作動油
を常に貯溜できて、アキュムレータからアクチュエータ
に向けて所定圧の作動油を常に供給可能に維持すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明による油圧回路の
第1実施形態を示していて、この油圧回路においては、
可変容量形の油圧ポンプ11が電動機13によって回転
駆動されるようになっている。油圧ポンプ11は、タン
ク15内の作動油をフィルタ17と吸入流路19を通し
て吸入して吐出流路21に吐出するようになっており、
ドレン流路23を通してタンク15にドレンを戻すよう
になっている。なお、タンク15には、注油口25と油
面計27が設けられるとともに、油中に混入した鉄粉等
の異物を吸着するマグネットセパレータ29が設けられ
ている。
【0021】吐出流路21は、油圧ポンプ11の吐出油
を制御弁(図示省略)を介してアクチュエータ(図示省略)
に供給するためのものであり、逆止め弁31が配設され
るとともに、油圧計33が接続されている。なお、アク
チュエータ(図示省略)からの戻り油は、制御弁(図示省
略)を通して排出流路35に流れ、排出流路35を通し
てタンク15に還流するようになっている。
【0022】逆止め弁31は、アクチュエータ側への流
れを許容し油圧ポンプ側への流れを阻止するものであ
り、この逆止め弁31よりアクチュエータ側の吐出流路
21には分岐流路37が分岐接続され、また逆止め弁3
1より油圧ポンプ側の吐出流路21にはパイロット流路
39が分岐接続されており、分岐流路37にはパイロッ
ト操作逆止め弁41を介してアキュムレータ43が配設
されている。
【0023】パイロット操作逆止め弁41は、パイロッ
ト流路39を通して導入されるパイロット圧力の作用に
より開作動して分岐流路37を開くとともに、パイロッ
ト圧力の非作用により閉作動して分岐流路37を閉じる
ものであり、ドレン流路45を通してタンク15にドレ
ンを戻すようになっている。
【0024】また、パイロット流路39より分岐してド
レン流路45に接続するパイロット排出流路47には、
圧抜き弁49が配設されるとともに、パイロット操作逆
止め弁41とアキュムレータ43間の分岐流路37より
分岐してドレン流路45に接続する接続流路51には、
安全弁53と止め弁55が並列的に配設されている。
【0025】圧抜き弁49は、ばね49aの付勢力によ
り開作動するとともに、ばね49aの付勢力を上回るパ
イロット圧力の作用で閉作動するものであり、吐出流路
21からパイロット流路39を通してパイロット排出流
路47に導かれる圧力がばね49aの付勢力を上回る圧
力となるまで開作動状態に維持されるようになってい
る。
【0026】安全弁53は、アキュムレータ43内にリ
リーフ設定圧以上の圧油が蓄えられるのを防止するため
のものであり、分岐流路37内の圧力がリリーフ設定圧
以上になると開作動して、分岐流路37から接続流路5
1を通してドレン流路45に圧油を逃がすようになって
いる。止め弁55は、アキュムレータ43の補修や点検
の際に開操作してパイロット操作逆止め弁41よりアキ
ュムレータ側の分岐流路37の圧抜きを行うためのもの
である。
【0027】上記のように構成した本実施形態の油圧回
路においては、油圧ポンプ11を起動操作する(電動機
13を起動して油圧ポンプ11を駆動する)と、吐出流
路21に吐出油が吐出されて、この吐出油の一部がパイ
ロット流路39を通してパイロット操作逆止め弁41に
導入され、残部が吐出流路21の逆止め弁31を通して
制御弁(図示省略)を介してアクチュエータ(図示省略)へ
と流れる。このため、パイロット操作逆止め弁41が、
パイロット流路39を通して導入されるパイロット圧力
の作用により開作動して、分岐流路37を開く。
【0028】したがって、アキュムレータ43からパイ
ロット操作逆止め弁41を通して吐出流路21に圧油を
供給可能となり、油圧ポンプ11の吐出油にアキュムレ
ータ43からの圧油を加えてアクチュエータ(図示省略)
に供給可能となる。なお、アキュムレータ43からアク
チュエータ(図示省略)に圧油が供給された後において、
制御弁(図示省略)によってアクチュエータ(図示省略)へ
の圧油供給が遮断された場合には、油圧ポンプ11の吐
出油が逆止め弁31を介装した吐出流路21とパイロッ
ト操作逆止め弁41を介装したパイロット流路39とを
通してアキュムレータ43に供給されてアキュムレータ
43に蓄えられる。
【0029】また、油圧ポンプ11を停止操作する(電
動機13を停止して油圧ポンプ11を停止する)と、吐
出流路21に配設した逆止め弁31の作用により同逆止
め弁31より油圧ポンプ11側の吐出流路21内圧力が
油圧ポンプ11の停止に伴い低下する。このため、パイ
ロット流路39を通して導入されるパイロット圧力が非
作用となって、パイロット操作逆止め弁41が閉作動
し、分岐流路37を閉じる。したがって、アキュムレー
タ43からパイロット操作逆止め弁41を通して吐出流
路21に圧油を供給することが不能となり、吐出流路2
1を通してアクチュエータ(図示省略)に圧油が供給され
ることはない。
【0030】このように、本実施形態の油圧回路におい
ては、油圧ポンプ11の起動・停止に伴って分岐通路3
7に配設したパイロット操作逆止め弁41をパイロット
圧力(油圧)によって開・閉動作させることができるも
のであり、油圧ポンプ11の起動・停止と分岐流路37
の開閉動作を関連させるための電気的な制御装置が全く
不要であるため、当該油圧回路を安価に構成できるとと
もに、電気に比して信頼性が高い油圧を採用しているた
め、当該油圧回路の信頼性を向上させることができる。
【0031】また、本実施形態の油圧回路においては、
パイロット流路39より分岐して低圧側に接続するパイ
ロット排出流路47を設けて、このパイロット排出流路
47に、ばね49aの付勢力により開作動するとともに
ばね49aの付勢力を上回る圧力の作用で閉作動する圧
抜き弁49を配設した。このため、油圧ポンプ11の起
動時において、吐出流路21からパイロット流路39を
通してパイロット排出流路47に導かれる圧力がばね4
9aの付勢力を上回る圧力となるまで、圧抜き弁49が
ばね49aの付勢力によって開作動していて、油圧ポン
プ11から吐出された吐出油の一部を低圧側に逃がす。
【0032】したがって、吐出油の圧力を緩やかに立ち
上げることができて、サージ圧力の軽減を図ることがで
きる。また、油圧ポンプ11の停止時において、圧抜き
弁49がばね49aの付勢力により素早く開作動して、
パイロット流路39に導入されているパイロット圧力を
素早く非作用とする(パイロット圧油をパイロット排出
流路47とドレン流路45を通してタンク15に素早く
戻す)ため、パイロット操作逆止め弁41を素早く閉作
動させることができる。
【0033】上記実施形態においては、パイロット流路
39より分岐して低圧側に接続するパイロット排出流路
47を設け、このパイロット排出流路47に、ばね49
aの付勢力により開作動するとともにばね49aの付勢
力を上回る圧力の作用で閉作動する圧抜き弁49を配設
して実施したが、これらを無くして実施することも可能
である。
【0034】図2は本発明による油圧回路の第2実施形
態を示していて、この油圧回路においては、分岐流路3
7のパイロット操作逆止め弁41とアキュムレータ43
間から分岐した圧力流路61が開閉弁63に接続され、
またアクチュエータ65の圧力保持側室(ヘッド側室)
65aに接続した圧力保持流路67が開閉弁63を介し
て圧力流路61に接続されている。また、圧力スイッチ
69が圧力流路61に接続されている。
【0035】開閉弁63は、2位置2ポート電磁開閉弁
であって、油圧ポンプ11の起動操作により閉作動して
圧力流路61と圧力保持流路67間を遮断するととも
に、油圧ポンプ11の停止操作により開作動して圧力流
路61と圧力保持流路67間を連通するようになってい
る。アクチュエータ65は、圧力保持側室(ヘッド側
室)65aとロッド側室65bを有していて、各室65
a,65bは各パイロット操作逆止め弁71,73を介
して制御弁(3位置4ポート電磁切換弁)75に接続さ
れている。
【0036】圧力スイッチ69は、アキュムレータ43
に蓄えられている圧油の圧力を検知する圧力検知手段で
あり、検出された圧力が設定値以下に低下したとき油圧
ポンプ11を起動操作させるようになっている。なお、
図2の上記構成以外の構成は、図1の構成と同じである
ため、同一符号を付してその説明は省略する。
【0037】上記のように構成した第2実施形態の油圧
回路においては、油圧ポンプ11の起動操作により開閉
弁63が閉作動している状態では上記第1実施形態にて
説明した作動と実質的に同じ作動が得られる。ところ
で、油圧ポンプ11の停止操作により開閉弁63が開作
動すると、アキュムレータ43の圧油が圧力流路61、
開作動した開閉弁63、圧力保持流路67を介してアク
チュエータ65の圧力保持側室65aに作用するため、
アクチュエータ65は圧力保持側室65aの圧力保持に
よって負荷のクランプ等を良好に得ることができる。こ
のため、油圧ポンプ11の連続運転を不要にできてアク
チュエータ65の停止状態で圧力保持を得ることがで
き、省エネルギー化を図ることができる。
【0038】また、この第2実施形態の油圧回路におい
ては、アキュムレータ43に蓄えられている圧油の圧力
が設定値以下に低下したとき、油圧ポンプ11の起動に
よりアキュムレータ43に圧力充填がなされるため、ア
キュムレータ43の小型化を図ることができるととも
に、アキュムレータ43に設定圧以上の作動油を常に貯
溜できて、アキュムレータ43からアクチュエータ65
に向けて所定圧の作動油を常に供給可能に維持すること
ができる。
【0039】図3は本発明による油圧回路の第3実施形
態を示していて、この油圧回路においては、図2に示し
た開閉弁63に代えて2位置3ポート弁77が採用され
ている。また、この油圧回路においては、アクチュエー
タ65、パイロット操作逆止め弁71,73、制御弁7
5等に対して、アクチュエータ81、パイロット操作逆
止め弁83、制御弁85、減圧弁87等が並列に設けら
れている。また、図示左方のアクチュエータ81の圧力
保持側室81に圧力保持流路67が接続され、この圧力
保持流路67に減圧器89が配設されている。
【0040】2位置3ポート弁77は、電磁切換弁であ
って、油圧ポンプ11の起動操作により第1位置に切換
操作して圧力流路61を閉じて圧力保持流路67をタン
ク(低圧側)15に切換連通するとともに、油圧ポンプ
11の停止操作により第2位置に切換操作して低圧側を
閉じて圧力保持流路67を圧力流路61に切換連通する
ようになっている。
【0041】アクチュエータ81は、圧力保持側室(ヘ
ッド側室)81aとロッド側室81bを有していて、圧
力保持側室81aはパイロット操作逆止め弁83を介し
て制御弁(2位置4ポート電磁切換弁)85に接続さ
れ、ロッド側室81bは直接に制御弁85に接続されて
いる。減圧弁87は、吐出流路21に設けられていて、
油圧ポンプ11の吐出油を減圧してアクチュエータ81
の各室81a,81bに向けて供給するようになってい
る。
【0042】減圧器89は、油圧ポンプ11の起動操作
による2位置3ポート弁77の第1位置への切換操作で
作動が停止するものであり、油圧ポンプ11の停止操作
による2位置3ポート弁77の第2位置への切換操作で
作動するようになっていて、作動時には油圧ポンプ11
の吐出圧力より減圧した圧力をアクチュエータ81の圧
力保持側室81aに作用するようになっている。なお、
図3の上記構成以外の構成は、図2の構成と同じである
ため、同一符号を付してその説明は省略する。
【0043】上記のように構成した第3実施形態におい
ては、油圧ポンプ11の停止操作により2位置3ポート
弁77が第2位置に切換操作して低圧側を閉じて圧力保
持流路67を圧力流路61に切換連通すると、アキュム
レータ43の圧油が圧力流路61、第2位置に切換操作
した2位置3ポート弁77、圧力保持流路67を介して
減圧器89に作用する。したがって、減圧器89は2位
置3ポート弁77の第2位置への切換操作によるアキュ
ムレータ43の圧油の作用で作動し、油圧ポンプ11の
吐出圧力より減圧した圧力をアクチュエータ81の圧力
保持側室81aに作用するため、アクチュエータ81は
圧力保持側室81aを油圧ポンプ11の吐出圧力より減
圧した圧力で圧力保持できて負荷のクランプ等を良好に
得ることができる。
【0044】このため、油圧ポンプ11の連続運転を不
要にできてアクチュエータ81の停止状態で油圧ポンプ
11の吐出圧力より減圧した圧力で圧力保持を得ること
ができ、省エネルギー化を図ることができる。なお、上
述した作用効果以外の作用効果は、図2に示した第2実
施形態にて得られる作用効果と実質的に同じであるた
め、説明は省略する。
【0045】図4は本発明による油圧回路の第4実施形
態を示していて、この油圧回路においては、図3に示さ
れているアクチュエータ65、パイロット操作逆止め弁
71,73、制御弁75及び減圧弁87が無くされると
ともに、減圧器89に代えて増圧器91が採用されてい
る。なお、図4の上記構成以外の構成は、図3の構成と
同じであるため、同一符号を付してその説明は省略す
る。
【0046】増圧器91は、圧力保持流路67に設けら
れていて、段付ピストン91a、スプリング91b、一
対の逆止め弁91c,91d等によって構成されてお
り、油圧ポンプ11の停止操作で2位置3ポート弁77
の第2位置への切換操作後の第1位置への切換操作によ
り作動して、油圧ポンプ11の吐出圧力より増圧した圧
力をアクチュエータ81の圧力保持側室81aに作用す
るようになっている。
【0047】上記のように構成した第4実施形態におい
ては、油圧ポンプ11の停止操作により2位置3ポート
弁77が第2位置への切換操作後に第1位置へ切換操作
することによって増圧器91が作動し、油圧ポンプ11
の吐出圧力より増圧した圧力をアクチュエータ81の圧
力保持側室81aに作用するため、アクチュエータ81
は圧力保持側室81aを油圧ポンプ11の吐出圧力より
増圧した圧力で圧力保持できて負荷のクランプ等を良好
に得ることができる。
【0048】このため、油圧ポンプ11の連続運転を不
要にできてアクチュエータ81の停止状態で油圧ポンプ
11の吐出圧力より増圧した圧力で圧力保持を得ること
ができ、省エネルギー化を図ることができる。また、2
位置3ポート弁77が第2位置への切換操作後に第1位
置へ切換操作することによって増圧器91が作動するも
のであり、アキュムレータ43に一回で蓄えることが可
能な油量で増圧器91を複数回作動させることが可能で
あるため、圧力保持側室81aが大容量である大型のア
クチュエータ81にも良好に適用することができる。な
お、上述した作用効果以外の作用効果は、図2に示した
第2実施形態にて得られる作用効果と実質的に同じであ
るため、説明は省略する。
【0049】図5は本発明による油圧回路の第5実施形
態を示していて、この油圧回路においては、増圧器91
に代えて増圧器93が採用されている。増圧器93は、
油圧ポンプ11の停止操作により2位置3ポート弁77
の第2位置への切換操作で作動して油圧ポンプ11の吐
出圧力より増圧した圧力をアクチュエータ81の圧力保
持側室81aに作用するようになっている。なお、その
他の構成は、図4の構成と同じであるため、同一符号を
付してその説明は省略する。
【0050】上記のように構成した第5実施形態におい
ては、油圧ポンプ11の停止操作により2位置3ポート
弁77が第2位置に切換操作して低圧側を閉じて圧力保
持流路67を圧力流路61に切換連通し、アキュムレー
タ43の圧油が圧力流路61、第2位置に切換操作した
2位置3ポート弁77、圧力保持流路67を介して増圧
器93に作用する。したがって、増圧器93は2位置3
ポート弁77の第2位置への切換操作によるアキュムレ
ータ43の圧油の作用で作動し、油圧ポンプ11の吐出
圧力より増圧した圧力をアクチュエータ81の圧力保持
側室81aに作用するため、アクチュエータ81は圧力
保持側室81aを油圧ポンプ11の吐出圧力より増圧し
た圧力で圧力保持できて負荷のクランプ等を良好に得る
ことができる。
【0051】このため、油圧ポンプの連続運転を不要に
できてアクチュエータの停止状態で油圧ポンプの吐出圧
力より増圧した圧力で圧力保持を得ることができ、省エ
ネルギー化を図ることができる。なお、上述した作用効
果以外の作用効果は、図2に示した第2実施形態にて得
られる作用効果と実質的に同じであるため、説明は省略
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による油圧回路の第1実施形態を示す
油圧回路図である。
【図2】 本発明による油圧回路の第2実施形態を示す
油圧回路図である。
【図3】 本発明による油圧回路の第3実施形態を示す
油圧回路図である。
【図4】 本発明による油圧回路の第4実施形態を示す
油圧回路図である。
【図5】 本発明による油圧回路の第5実施形態を示す
油圧回路図である。
【符号の説明】
11…油圧ポンプ、13…電動機、15…タンク、19
…吸入流路、21…吐出流路、31…逆止め弁、37…
分岐流路、39…パイロット流路、41…パイロット操
作逆止め弁、43…アキュムレータ、45…ドレン流
路、47…パイロット排出流路、49…圧抜き弁、49
a…ばね、61…圧力流路、63…開閉弁、65…アク
チュエータ、65a…圧力保持側室、67…圧力保持流
路、69…圧力スイッチ(圧力検知手段)、75…制御
弁、77…2位置3ポート弁、81…アクチュエータ、
81a…圧力保持側室、85…制御弁、87…減圧弁、
89…減圧器、91,93…増圧器。
フロントページの続き (72)発明者 向井 哲一 愛知県岡崎市鉢地町字開山45番地 豊興工 業株式会社内 (72)発明者 片岡 則夫 愛知県岡崎市鉢地町字開山45番地 豊興工 業株式会社内 (72)発明者 大矢 孝利 愛知県岡崎市鉢地町字開山45番地 豊興工 業株式会社内 (72)発明者 松村 寿夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 本多 秀生 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 阿部 健 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山本 祐 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプの吐出油をアクチュエータへ
    供給する吐出流路に、アクチュエータ側への流れを許容
    し油圧ポンプ側への流れを阻止する逆止め弁を配設し、
    この逆止め弁よりアクチュエータ側の前記吐出流路に分
    岐流路を分岐接続し、この分岐流路にパイロット操作逆
    止め弁を介してアキュムレータを配設し、前記パイロッ
    ト操作逆止め弁のパイロット流路を前記逆止め弁より油
    圧ポンプ側の吐出流路に接続して、前記パイロット流路
    を通して導入されるパイロット圧力の作用により前記パ
    イロット操作逆止め弁が開作動して前記分岐流路を開く
    とともに、パイロット圧力の非作用により前記パイロッ
    ト操作逆止め弁が閉作動して前記分岐流路を閉じるよう
    にしたことを特徴とする油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記パイロット流路より分岐して低圧側
    に接続するパイロット排出流路を設け、このパイロット
    排出流路に、ばねの付勢力により開作動するとともにば
    ねの付勢力を上回る圧力の作用で閉作動する圧抜き弁を
    配設したことを特徴とする請求項1記載の油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記分岐流路の前記パイロット操作逆止
    め弁と前記アキュムレータ間より分岐して圧力流路を設
    けるとともに、前記アクチュエータの圧力保持側室に接
    続する圧力保持流路を設け、この圧力保持流路と前記圧
    力流路とを開閉弁を介して接続し、この開閉弁は前記油
    圧ポンプの起動操作により閉作動して前記圧力流路と前
    記圧力保持流路間を遮断するとともに、前記油圧ポンプ
    の停止操作により開作動して前記圧力流路と前記圧力保
    持流路間を連通するようにして、前記アクチュエータの
    圧力保持側室に供給した圧油の圧力を前記アクチュエー
    タの停止状態において保持することを特徴とする請求項
    1または2記載の油圧回路。
  4. 【請求項4】 前記分岐流路の前記パイロット操作逆止
    め弁と前記アキュムレータ間より分岐して圧力流路を設
    け、前記アクチュエータの圧力保持側室に接続する圧力
    保持流路を設け、この圧力保持流路と前記圧力流路とを
    2位置3ポート弁を介して接続し、この2位置3ポート
    弁は前記油圧ポンプの起動操作により第1位置に切換操
    作して前記圧力流路を閉じて前記圧力保持流路を低圧側
    に切換連通するとともに、前記油圧ポンプの停止操作に
    より第2位置に切換操作して前記低圧側を閉じて前記圧
    力保持流路を前記圧力流路に切換連通し、前記圧力保持
    流路には前記油圧ポンプの停止操作により前記2位置3
    ポート弁の前記第2位置への切換操作で作動して前記油
    圧ポンプの吐出圧力より減圧した圧力を前記アクチュエ
    ータの圧力保持側室に作用する減圧器を配設して、前記
    油圧ポンプの吐出油が減圧されて供給される前記アクチ
    ュエータの圧力保持側室に減圧して供給した圧油の圧力
    を前記アクチュエータの停止状態において保持すること
    を特徴とする請求項1または2記載の油圧回路。
  5. 【請求項5】 前記分岐流路の前記パイロット操作逆止
    め弁と前記アキュムレータ間より分岐して圧力流路を設
    け、前記アクチュエータの圧力保持側室に接続する圧力
    保持流路を設け、この圧力保持流路と前記圧力流路とを
    2位置3ポート弁を介して接続し、この2位置3ポート
    弁は前記圧力流路を閉じて前記圧力保持流路を低圧側に
    切換連通する第1位置と前記低圧側を閉じて前記圧力保
    持流路を前記圧力流路に切換連通する第2位置とに切換
    操作自在に設け、前記圧力保持流路には前記油圧ポンプ
    の停止操作で前記2位置3ポート弁の前記第2位置への
    切換操作後の前記第1位置への切換操作により作動して
    前記油圧ポンプの吐出圧力より増圧した圧力を前記アク
    チュエータの圧力保持側室に作用する増圧器を配設し
    て、前記アクチュエータの圧力保持側室に供給した圧油
    の圧力を前記アクチュエータの停止状態において増圧し
    て保持することを特徴とする請求項1または2記載の油
    圧回路。
  6. 【請求項6】 前記分岐流路の前記パイロット操作逆止
    め弁と前記アキュムレータ間より分岐して圧力流路を設
    け、前記アクチュエータの圧力保持側室に接続する圧力
    保持流路を設け、この圧力保持流路と前記圧力流路とを
    2位置3ポート弁を介して接続し、この2位置3ポート
    弁は前記油圧ポンプの起動操作により第1位置に切換操
    作して前記圧力流路を閉じて前記圧力保持流路を低圧側
    に切換連通するとともに、前記油圧ポンプの停止操作に
    より第2位置に切換操作して前記低圧側を閉じて前記圧
    力保持流路を前記圧力流路に切換連通し、前記圧力保持
    流路には前記油圧ポンプの停止操作により前記2位置3
    ポート弁の前記第2位置への切換操作で作動して前記油
    圧ポンプの吐出圧力より増圧した圧力を前記アクチュエ
    ータの圧力保持側室に作用する増圧器を配設して、前記
    アクチュエータの圧力保持側室に供給した圧油の圧力を
    前記アクチュエータの停止状態において増圧して保持す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の油圧回路。
  7. 【請求項7】 前記アキュムレータに蓄えられている圧
    油の圧力を検知する圧力検知手段を設けて、この圧力検
    知手段によって検出された圧力が設定値以下に低下した
    とき前記油圧ポンプを起動操作させることを特徴とする
    請求項1から6までの何れか一つに記載の油圧回路。
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CN108115474A (zh) * 2017-12-20 2018-06-05 中建材衢州金格兰石英有限公司 一种石英玻璃的外圆磨床及其外磨方法

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