JP2001107665A - 雨 戸 - Google Patents

雨 戸

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JP2001107665A
JP2001107665A JP28862099A JP28862099A JP2001107665A JP 2001107665 A JP2001107665 A JP 2001107665A JP 28862099 A JP28862099 A JP 28862099A JP 28862099 A JP28862099 A JP 28862099A JP 2001107665 A JP2001107665 A JP 2001107665A
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JP
Japan
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slat
shutter
attached
swing mechanism
dial
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JP28862099A
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English (en)
Inventor
Seikichi Furuya
誠吉 古谷
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Kyushu Fujisash Co Ltd
Original Assignee
Kyushu Fujisash Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨戸に新たな機能を付加することにより、雨
戸を活性化すること 【解決手段】 前記雨戸1は、上下框10,11と左右
竪框12,13からなる雨戸框14に、スラット2をそ
れぞれ水平方向に配列している。そして、前記左右竪框
12,13内に、揺動機構3を配置すると共に、左竪框
12の開口120に操作部としてのダイヤル4を配置
し、そのダイヤル4を操作することにより、前記各スラ
ット2,2,2…を閉鎖状態から所定の調節角度或いは
全開状態に回動させることができる。なお、前記下框1
1に戸車5を取り付けている。本発明に係る雨戸1によ
れば、スラット2の開閉により、防犯、防雨、防風のみ
ならず、通風、換気及び採光の各機能を、雨戸1に加え
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の開口部の
外側に設けられる建具としての雨戸に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の開口部に設けられた雨戸は、防
犯、防雨、防風という機能を果たすもので、雨戸框に雨
戸板を張付ける構成であり、木製から鋼製雨戸へと、そ
の材質を変化させつつ、現在に至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、建物の開口部
において、雨戸の内側に配置されている窓の防犯、防
雨、防風の機能の高まりにより、雨戸を使用する機会
も、風雨の激しい台風の来襲時や、長期間に亘って家を
不在にする場合等に限られる傾向にあった。
【0004】他方で、頻繁に使用される場合であって、
雨戸框に雨戸板を張付けるという基本構成故に、通風、
換気、採光が犠牲にされている。
【0005】そこで、出願人は、雨戸に新たな機能を付
加することにより、雨戸を活性化することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、雨戸框と、雨戸框に配列された複数のスラットと、
そられのスラットを揺動させる揺動機構を備えた雨戸と
した(請求項1に記載の発明)。
【0007】ここで、スラットを揺動させるとは、スラ
ットの閉鎖状態から、スラットを所定の角度に回動させ
て、通風、換気及び採光可能な状態にさせることをい
う。この雨戸では、スラットを揺動させる揺動機構を備
えているので、スラットの閉鎖時には、防犯、防雨、防
風の機能を果たすことができると共に、スラットの傾斜
時には、通風、換気及び採光が可能となり、雨戸に新た
な機能を付加することにより、雨戸を活性化することが
できる。
【0008】上記発明のスラットは、スラット本体とこ
のスラット本体の両端に取付けられたスラットホルダー
からなり、前記スラット本体は、中空の押出型材であっ
て、室内側の面の両端近辺に設けられた固着孔部に、前
記スラットホルダーの固着突起を嵌着して、スラット本
体にスラットホルダーを取付けたことを特徴とする(請
求項2に記載の発明)。
【0009】スラットの両端部を構成する従来の取付部
は、ネジ等により、スラット本体に固定されていた。こ
の発明のスラットでは、スラット本体が中空の押出型材
からなり、十分な剛性を備えている特徴を生かし、スラ
ット本体の室内側面の両端近辺に設けられた固着孔部
に、前記スラットホルダーの固着突起を嵌着して、スラ
ット本体にスラットホルダーを取付けたので、製造工程
の簡略化及び低コスト化を図ることができる。
【0010】上記発明の揺動機構は、室内側に操作部を
臨ませ、且つ、その操作部に螺合するスライド部を備え
たスライド手段と、前記スライド部にその一端が取付け
られ、他端が第1の連結手段に取付けられた第1のクラ
ンク手段と、第1の連結手段にその一端が取付けられ、
他端が前記スラットの一端に固着され、且つ、第2の連
結手段に軸支された第2のクランク手段と、前記スラッ
トの他端に固着された回動軸からなることを特徴とする
(請求項3に記載の発明)。
【0011】ここで、操作部に螺合するスライド部と
は、操作部とスライド部とが、お互いにネジ対偶を形成
している関係にあることをいい、操作部の回転操作によ
って、その回転力がスライド力に変換され、スライド部
に伝達されるようになっている。例えば、操作部を雌ネ
ジ部とし、スライド部を雄ねじ部としてもよいし、逆に
操作部を雄ねじ部とし、スライド部を雌ネジ部としても
よい。
【0012】上記構成の揺動機構では、操作部の回転操
作が、スライド部によりスライド力に変換されて、第1
のクランク手段を変位させる。この変位に伴い、第1の
連結手段も変位する。そして、該連結手段にその一端が
取付けられ、他端が前記スラットの一端に固着され、且
つ、第2の連結手段に軸支された第2のクランク手段を
回動させる。その結果、前記スラットの回動角度が調整
される。この揺動機構によれば、操作部の回転力をスラ
イド部のスライド力に変換するため、スラットの回動角
度を任意のところで、止めることができ、採光、通風及
び換気を操作者の意図したとおりに調整できる。また、
上記揺動機構によって、スラットの閉鎖状態が保持され
るので、防犯、防雨及び防風の機能も発揮される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る雨戸の実施形態につ
いて、図面を参照しつつ、詳細に説明する。図1(イ)
は、スラットが閉鎖状態の場合の、雨戸の室内側正面
図、(ロ)スラットが開状態の場合の、雨戸の室外側斜
視図、図2(イ)乃至(ハ)は、それぞれ同雨戸の断面
図である。前記雨戸1は、上下框10,11と左右竪框
12,13からなる雨戸框14に、スラット2(詳細は
後述)をそれぞれ水平方向に配列している。そして、前
記左右竪框12,13内に、揺動機構3(詳細は後述)
を配置すると共に、左竪框12の開口122に操作部と
してのダイヤル303を配置し、そのダイヤル303を
操作することにより、前記各スラット2,2,2を閉鎖
状態から所定の調節角度或いは全開状態に回動させるこ
とができる。なお、前記下框11に戸車5を取り付けて
いる。
【0014】前記スラット2は、図2に示したように、
スラット本体20と、その本体20の長手方向の両端に
嵌着されたスラットホルダー21から構成されている。
【0015】スラット本体20は、例えばアルミニウム
等の金属材料の押出成形によって形成したもので、図3
(イ)及び同図(ロ)に示したように、中空状のスラッ
ト本体20の胴部200と、同胴部200の上方に形成
された上係合部201と、同胴部200の下方に形成さ
れた下係合部202からなっている。
【0016】前記胴部200は、その表面(室外側)2
03及び裏面(室内側)204がそれぞれ所定の曲率で
室外側にカーブが付けられ、その上部及び下部に亘っ
て、略同一の中空幅にて成形されていると共に、略中央
において、表面203及び裏面204に直交する方向
に、補強ヒレ205が成形されている。
【0017】前記胴部200の裏面204には、長手方
向の中心線に沿い、且つ、両端部寄りの位置に、それぞ
れ固着孔部205,205が設けられており、これらの
固着孔部205,205には、胴部200両端の中空開
口部206,206から、後述する前記スラットホルダ
ー21,21が挿入されて取付けられるようになってい
る。
【0018】前記上係合部201は、室外側に係合開口
207を切欠いたような円筒状に成形されており、一
方、前記下係合部202は、室内側に係合開口208を
切欠いたような円筒状に形成されており、上下に隣接す
るスラット本体200の上係合部201と下係合部20
2とが、閉鎖状態において、係合するようになってい
る。
【0019】このような構成のスラット本体200は、
約0.6ミリの板厚にて成形されている。押出成形であ
るため、板厚0.6ミリの中空状であっても、十分な剛
性を出すことができるので、製造原価を下げることがで
き、また、製品自体の重量も減らすこともできる。
【0020】前記スラットホルダー21は、スラット2
の両端部を構成するもので、スラット本体20の中空開
口部206,206から差込まれる差込部210と、中
空開口部206,206を塞ぐ鍔部220とからなる。
各左右のスラットホルダー21,21は、それぞれ同一
の構成であるので、左側スラットホルダー21を図4
(イ)乃至(ハ)に図示して説明する。
【0021】前記差込部210は、スラットホルダー2
1の平面図である図4(イ)に示したように、前記胴部
200の中空形状と略同一形状の基部211から先端2
12方向にテーパが付けられ、楔状に成形されている。
図4(イ)及び同図のイ−イ線断面図である図4(ハ)
に示したように、差込部210の略中心には、図面上、
右開きコ字状の切欠き213が形成され、これらの切欠
213により弾性が付与された断面台形状の固着突起2
14を設けている。
【0022】前記鍔部220は、前記スラット本体20
の断面形状に相似した形状となっており、それぞれ前記
スラット本体200の上係合部201及び下係合部20
2に対応するように、上係合部221と下係合部222
が形成されている。
【0023】左スラットホルダー21では、前記鍔部2
20から差込部211にかけて、揺動機構3のスライド
力を回動力に変換してスラット本体200に伝達する第
2のクランク手段としてのクランクピン6が固着されて
いる。一方、右スラットホルダー21では、前記クラン
クピン6に代えて回動軸7が固着されている(図2参
照)。
【0024】このように構成されたスラットホルダー2
1,21の差込部211,211を、その鍔部220,
220と前記スラット本体200の中空開口部206,
206が当接するまで差込こむと、前記スラット本体2
00の固着孔部205に、前記スラットホルダー21,
21の固着突起214,214が嵌着されるようになっ
ており、スラット本体200にスラットホルダー21,
21が固定される。
【0025】上記構成のスラット2は、押出加工された
アルミの中空材であるので、剛性が高く、耐風圧性を備
えている。よって、風圧等の外力により、スラットが振
動することを防止できる。また、図2(ロ)の縦断面図
に示すように、スラット2の閉鎖時には、前記上係合部
201と前記下係合部202が係合することになり、各
スラット2,2間に、溜まった雨水や横殴りの雨に対
し、まず、下係合部202の外面が止水部となり、さら
に浸入する雨水に対しては、上係合部201の内面が、
止水部となり、雨水が容易に室内側に浸入できない構造
となっている。さらに、前記スラット本体200の固着
孔部205,205に、前記スラットホルダー21,2
1の固着突起214,214を嵌着することにより、ス
ラット本体200にスラットホルダー21,21を固定
する構成であるので、スラット2をワンタッチで組立る
ことができる。
【0026】なお、上係合部201及び下係合部202
の形状は、この実施形態の形状に限定されるものではな
く、上述のような雨仕舞いに優れた構造、例えば、図5
に示したような構成でもよい。
【0027】また、各スラット2,2…に加えられた外
力が、相互に影響しないように、上係合部201の内側
に緩衝材8を配置してもよい。この緩衝材8によって、
振動防止が徹底される。
【0028】次に、図2、図6(イ)乃至(ハ)及び図
7に基づいて、前記揺動機構の構成例を説明する。図6
(イ)は、同揺動機構を構成するスライド手段の側面
図、同図(ロ)は、同平面図、同図(ハ)は、同底面図
である。
【0029】同揺動機構3は、前記左竪框12の上下方
向にスライドするスライド部300を備えたスライド手
段30と、そのスライド部300に、一端が取付けら
れ、他端が第1の連結手段31に取付けられた第1のク
ランク手段32(以上、主に図6参照)と、前記第1の
連結手段31に、一端が取付けられ、他端が前記スラッ
ト2に固着され、且つ、第2の連結手段33に軸支され
た第2のクランク手段としての前記クランクピン6と、
前記スラット2の他端に固着された回動軸7からなる
(以上、主に図2参照)。
【0030】前記スライド手段30は、図6に示したよ
うに、左竪枠12に固定された軸受け301と、この軸
受け301に設けられたスライド孔302,302にス
ライド自在に取付けられたシャフト300と、このシャ
フト300をスライドさせる操作部としてのダイヤル3
03から構成されている。
【0031】前記シャフト300は、前記第1のクラン
ク手段としてのクランクピン32を取付けるヘッド30
4と、前記軸受け301のスライド孔302にスライド
可能に挿通されるとともに、前記ダイヤル303と螺合
する雄ねじ部305から構成され、その雄ねじ部305
は、台形ネジにて作られている。この台形ネジの雄ねじ
部305に対応して、上下2段の軸受け片からなる前記
軸受け301の各スライド孔302,302は、図6
(ハ)に示すように、それぞれ小判形状に穿設されてい
る。よって、ダイヤル303を回すことにより生じるト
ルクが、シャフト300を回転させずに、上下させるス
ライド力に変換されるようになっている。
【0032】このスライド力は、前記クランクピン32
に伝達され、さらに、第1の連結手としての連結棒31
に伝達される。即ち、前記クランクピン32は、前記シ
ャフト300のヘッド304に設けられた孔306に、
その一端が回動自在に取付けられ、他端が前記連結棒3
1に、回動自在に取り付けられ、前記シャフト300の
スライド力を前記連結棒31に伝達する。
【0033】前記連結棒31は、型材であって、前記ク
ランクピン32の他端を回動自在に取り付ける孔307
(図7参照)を設けると共に、開閉動作させるスラット
数に応じた孔308を設け、各孔308,308…に前
記クランクピン6の一端を回動自在に取付けている。前
記各孔308,308…は、前記スラット2の幅の間隔
毎に設けられている。
【0034】その一端が、前記連結棒31の各孔30
8,308…に回動自在に取付けられ前記クランクピン
6は、その他端が、前記連結棒33に軸支され、且つそ
の先端が、前記スラットホルダー21に固着され、前記
連結棒31を介して伝達されたスライド力によって、そ
の他端を中心に回動し、前記スラット2の他端に固着さ
れた回動軸7と共に、スラット2を回動させるようにな
っている。
【0035】前記連結棒33は、前記クランクピン6に
応じて設けられた、複数の軸受部309を備えており、
左縦框12内に固定されている(図2参照)。この連結
棒33と対になる連結棒34が右竪框13に固定されて
おり、その連結棒34の各軸受け部310によって、前
記回動軸7が軸支されている。
【0036】上記のように構成された揺動機構の動作を
図7に基づいて、説明する。図7(イ)乃至(ハ)は、
上記揺動機構を、前記図6(ロ)の矢印の方向から示し
たもので、図7(イ)は、スラット閉鎖状態時の揺動機
構の作用図、同図(ロ)はスラットを約45度に角度調
整した揺動機構の作用図、同図(ハ)は、スラットを9
0度に角度調整した揺動機構の作用図である。
【0037】図7(イ)に示したように、スラット閉鎖
時には、前記シャフト300の先端部分311が、前記
軸受け片301a,301b間のダイヤル303に螺合
している。次に、操作者が、前記シャフト300を下降
させるように、前記ダイヤル303を回すと、シャフト
300の下方向のスライド力が、クランクピン32を介
して連結棒31に伝達される。そして、その連結棒31
が、若干、傾斜すると共に、クランクピン6を下方に押
下げる。この押下動作によって、クランクピン6が、連
結棒33に設けられた孔309を中心に回動する。そし
て、スラット2が、例えば、同図(ロ)に示したよう
に、約45度に角度調整される。
【0038】引き続きダイヤル303を回し、シャフト
300を下降させると、同図(ハ)に示したように、ス
ラット2を約90度に角度調整することができる。さら
にダイヤル303を回すことにより、クランクピン6
が、図7(イ)に示した位置から120度回動する位置
まで、即ち、スラットを閉鎖状態から150度回動する
位置まで、開放することができる。
【0039】一方、スラット2を閉鎖する場合には、前
記ダイヤル303を逆回転させればよい。
【0040】この揺動機構3によれば、ダイヤル303
を回転させることによるトルク力を利用しているので、
手動の僅かな力により、スラット2を開閉させることが
でき、また微妙な角度調整も可能になる。また、スラッ
ト2の回動角度を任意のところで止めることができ、採
光、通風を意図したとおりに調整できる。さらに、ダイ
ヤル303とシャフト300の螺合により、スラット2
の開閉を行っているので、スラット2に加えられる外力
が、スライド手段30に作用することがなく、常にスラ
ット2の開閉状態を維持することができる。このこと
は、スラット2の閉鎖時に強い風圧が作用しても、スラ
ット2の振動を抑えることができるという効果を奏す
る。さらに、前記スラット2の中空構成、スラット2の
上下係合部201,202の重合部分の緩衝材8とと
も、風圧等の外力によるスラット2の振動を徹底的に抑
えることができる。
【0041】前記左竪框12には、図2(ハ)に示すよ
うに、前記揺動機構3の内、スライド手段30を収容す
る収容空間120と、連結棒31,33を収容する収容
部121が設けられている。前記収容空間120の室内
側面には、前記ダイヤル303を室内側に臨ませる前記
開口122が設けられており、また、スライド手段30
の軸受け301を固定した固定面には、前記クランクピ
ン32を前記収容部121側に臨ませる開口(図示せ
ず)が設けられている。前記収容部121の室内側は、
カバー15で覆われていると共に、前記連結棒33によ
ってふさがれている。なお、17はモヘヤである。また
右竪枠13は、前記左竪枠12と同一の構成である。
【0042】前記下框11には、戸車5が取付けられて
いる。この戸車5は、図2(ロ)に示したように、接地
部50と、レール走行部51が形成されている。
【0043】上記構成の雨戸1は、例えば、開口部に隣
接して設けられた戸袋に収納され、戸袋から引出し、開
口部の下枠11に敷設されたレールに、前記戸車5を走
行させてスライドできるようになっている。なお、前記
雨戸框14の室内側に網戸を取付けてもよい。
【0044】上記構成の雨戸をテラス窓等に配置するこ
とにより、通風、換気、採光機能を雨戸に与えることが
でき、雨戸を活性化させることができる。また、夏期に
雨戸を締め切った状態でも、通風できるので、エアコン
を使わずに省エネも可能となる。さらに、スラットを、
例えば45度に開放した場合(図7(ロ)参照)に、こ
の雨戸1を室外側から見た場合、看者に開放感を与える
が、しかし無防備感を与えるものでもない。
【0045】上記揺動機構3に変えて、図8に示す揺動
機構を用いてもよい。同図に示す揺動機構3は、上記ダ
イヤル式に代えて、ハンドル式に構成したもので、スラ
イド手段30として、軸受け301と、シャフト300
と、その基端部に取り付けられたヘッド304と、シャ
フト300の先端部分311に取り付けられたスプリン
グ312と、そのスプリング312の他端に固定された
ハンドル313からなっている。その他の構成は、上記
ダイヤル式の揺動機構3と同様であるので、同一の符号
を付して、詳細な説明を省略する。
【0046】前記ハンドル313には、ローレット加工
が施され、操作者の操作力が正確にハンドル313に伝
達されるようになっている。このハンドル313の段差
突起314に、孔315が設けられており、その孔31
5にスプリング312の一端が挿置され、スプリング3
12の他端は、前記シャフト300に設けられている孔
316に挿置されている。前記シャフト300は、前記
軸受け301に螺着されて、上下方向にスライド自在に
なっており、シャフト300の基端部には、くびれ部3
17が設けられている。前記ヘッド304は、前記シャ
フト300の基端部を収容する穴318と、この穴31
8に直交する方向からネジを対抗挿置する孔319,3
19を備えている。そしてこれらの孔319,319を
介して、前記シャフト300の基端部のくびれ部317
に向けて、ネジを螺着することにより、前記シャフト3
00と前記ヘッド304が一体化されると共に、前記シ
ャフト300の回転力がヘッド304に伝達されず、ス
ライド力のみが、前記クランクピン32に伝達されるよ
うになっている。このような揺動機構においても、上記
ダイヤル式と同様な作用効果を奏する。
【0047】前記スプリング312に代えて、前記ハン
ドル313と前記シャフト300の先端とを、自在継手
により、連結してもよい。
【0048】また、図9に示したように、前記スラット
2の回動軸7及び連結棒34に代えて、前記連結棒3
1,33、クランクピン6を右竪框13にも配置しても
よい。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、スラッ
トを揺動させる揺動機構を備えているので、スラットの
閉鎖時には、防犯、防雨、防風の機能を果たすことがで
きると共に、スラットの傾斜時には、通風、換気及び採
光が可能となり、雨戸に新たな機能を付加することによ
り、雨戸を活性化することができる。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、スラット
本体が中空の押出型材からなり、十分な剛性を備えてい
る特徴を生かし、スラット本体の室内側面の両端近辺に
設けられた固着孔部に、前記スラットホルダーの固着突
起を嵌着して、スラット本体にスラットホルダーを取付
けたので、製造工程の簡略化を図ることができる。
【0051】請求項3に記載の発明によれば、操作部の
回転力をスライド部のスライド力に変換するため、スラ
ットの回動角度を任意のところで、止めることができ、
採光、通風及び換気を操作者の意図したとおりに調整で
きる。また、上記揺動機構によって、スラットの閉鎖状
態が保持されるので、防犯、防雨及び防風の機能も発揮
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (イ)は、実施形態に係る雨戸の室内側正面
図、(ロ)は、同雨戸の室外側斜視図、
【図2】 (イ)乃至(ハ)は、同雨戸の断面図、
【図3】 (イ)は、同雨戸のスラットの平面図、
(ロ)は、同スラットの側面図、
【図4】 (イ)は、スラットを構成するスラットホル
ダーの平面図、(ロ)は、側面図、(ハ)は、(イ)図
のイ−イ線断面図、
【図5】 別例に係るスラットの断面図、、
【図6】 (イ)乃至(ハ)は、同雨戸の揺動機構の側
面図、平面図、底面図、
【図7】 (イ)乃至(ハ)は、同揺動機構の作用説明
図、
【図8】 別例に係る揺動機構の側面図、
【図9】 別例に係る揺動機構の側面図。
【符号の説明】
1 雨戸 10,11 上下框 12,1
3 左右竪框 14 雨戸框 120 収容空間 121 収容部 122 開口 17 モヘヤ 2 スラット 20 スラット本体 21
スラットホルダー 200 胴部 201 上係合部 202
下係合部 203 表面(室外側) 204 裏面(室内側) 205A 補強ヒレ 205 固着孔部
206 中空開口部 207 208 係合開口 21 スラットホルダー 210 差込部 220 鍔部 211 基部 212 先端 213 切
欠き 214 固着突起 221 上係合部 222 下係合部 3 揺動機構 30 スライド手段、 31 第1の連結手段(連結棒) 32 第1のクラ
ンク手段(クランクピン) 33 第2の連結手段(連結棒) 300 スライド部(シャフト) 301 軸受け
302 スライド孔 303 ダイヤル 304 ヘッド 305
雄ねじ部 304 ヘッド 311 先端部分 312
スプリング 313 ハンドル 314 段差突起 31
5 孔 316 孔 317 くびれ部 318 穴 319 孔 306 307 308 孔 5 戸車 50 接地部 51 レール走行部 6 クランクピン 7 回動軸 8 緩衝材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月24日(1999.11.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の開口部に設けられた雨戸であって、 雨戸框と、 雨戸框に配列された複数のスラットと、 そられのスラットを揺動させる揺動機構を備えたことを
    特徴とする雨戸。
  2. 【請求項2】前記スラットは、スラット本体とこのスラ
    ット本体の両端に取付けられたスラットホルダーからな
    り、 前記スラット本体は、中空の押出型材であって、室内側
    の面の両端近辺に設けられた固着孔部に、前記スラット
    ホルダーの固着突起を嵌着して、スラット本体にスラッ
    トホルダーを取付けたことを特徴とする請求項1に記載
    の雨戸。
  3. 【請求項3】前記揺動機構は、室内側に操作部を臨ま
    せ、且つ、その操作部に螺合するスライド部を備えたス
    ライド手段と、 前記スライド部にその一端が取付けられ、他端が第1の
    連結手段に取付けられた第1のクランク手段と、 第1の連結手段にその一端が取付けられ、他端が前記ス
    ラットの一端に固着され、且つ、第2の連結手段に軸支
    された第2のクランク手段と、 前記スラットの他端に固着された回動軸からなることを
    特徴とする請求項2に記載の雨戸。
JP28862099A 1999-10-08 1999-10-08 雨 戸 Pending JP2001107665A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108518172A (zh) * 2018-02-09 2018-09-11 安徽荣春玻璃科技有限公司 一种新型双钢百叶玻璃
KR102382917B1 (ko) * 2021-06-02 2022-04-04 김훈곤 새싹 재배판

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