JP2002115469A - 回動ルーバー面格子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外側面には周枠を無くして複数個のルーバー
羽のみが存在するようにし、直接隣り合わせに並列して
ルーバー羽の端部同士を連接一体化して長尺の回動ルー
バー面格子とすることができる回動ルーバー面格子を提
供する。 【解決手段】 幅中央裏面に軸支部７を有する長手方向
のルーバー羽６の複数を面状に配設してなる複数のルー
バー羽６と、ルーバー羽６の裏側に配設のルーバー羽６
と直交する垂直方向の複数個の取付け支柱２と、複数個
の取付け支柱２の両端部に係合するルーバー羽６と平行
に延びる上下の桟３と、ルーバー羽６の幅だけ離間して
取付け支柱２から前方斜め上に突出しルーバー羽６の幅
中央裏面を軸支する取付け支柱２の軸方向に配設の複数
個のルーバー羽支承板４と、ルーバー羽支承板４に軸支
されたルーバー羽６の縁部１１に係合軸支する垂直方向
の連動板２５と、取付け支柱２に設けたギヤユニット１
６と、ギヤユニット１６に一端を枢着し他端を連動板２
５に枢着したクランク板２３とからなることを特徴とす
る回動ルーバー面格子１。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、窓などの建屋の開
口部の室外側に取付けた日照の遮光機能及び換気機能を
備えたルーバータイプの面格子（以下、「ルーバー面格
子」という。）に関し、特にルーバー面格子の取付枠よ
り外側にルーバーを突出して位置せしめているルーバー
面格子に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、窓などの建屋の開口部の外側に
は、不法侵入者の侵入を阻む防犯を主目的として面格子
が取り付けられている。この面格子は外部から不法に侵
入者が侵入してくることを防止するので、安心して窓を
開放して外気と室内の空気を一体化して開放感を図り、
あるいは、室内の換気を図るために使用されている。と
ころでこのような面格子は、通常、多数の格子からなっ
ている。しかし、各格子間は一定の間隔が空いており、
格子そのものは通常固定されているので、窓などを開放
したときに外部から内部が覗き見られる状態となる。一
方、日照の強い南側や西側に向いた建屋の窓などは、日
照を遮る必要がある。これらの要求を満たすためのもの
として、窓の内側に吊るす回動可能な多数のプラスチッ
クの薄い板羽を面状に配列した構造のブラインドがあ
る。

【０００３】しかし、上記の構造のブラインドは窓の内
側の室内に吊るすものであり、たとえ面格子が備えられ
ていても、別途、設ける必要がある。そこで、出願人は
このような面格子を備えておりながら、ブラインドを室
内に吊るすという二重に設備することを無くすために、
面格子の各格子自体を金属製剛体からなる板羽とし、こ
の板羽を回動可能に取付枠に取り付けた回動ルーバータ
イプの面格子すなわち回動ルーバー面格子を開発してい
る。この回動ルーバー面格子は、各板羽が金属製剛体か
らなるので防犯の役割を有し、さらに金属製の板羽すな
わちルーバー羽の角度を変えることで、換気量および遮
光量を調整することができ、回動ルーバー面格子となっ
ている。

【０００４】以上のような回動ルーバー面格子は通常、
ルーバー羽を回動可能とするためにルーバー羽は取付外
枠体の中に収められている。このため、回動ルーバー面
格子を窓の外などに取り付けるとき、この取付外枠体を
窓の周囲の外壁に取り付けられる。そこで、外壁側には
この取付外枠体が露顕していた。一方、長尺の回動ルー
バー面格子を必要とするときには、長尺の取付外枠体を
必要とする。しかし、取付外枠体を一体的に製造して搬
送できる大きさには限度がある。そこで、この限度を越
える長尺の回動ルーバーを必要とする場合には、取付け
を断念するか、ルーバー羽を中に収めた複数個の取付外
枠体を並設するしかなかった。この後者の複数の取付外
枠体を並設する場合には、外観上隣接する取付外枠体が
ダブって設けられるので、美観を損なうものであった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、窓などの外側に取り付けたルーバー羽が回
動する回動ルーバー面格子において、外側面にはルーバ
ー羽に垂直な周枠の縦枠を排除して面状に配列したルー
バー羽のみを存在させ、この結果、直接隣り合わせに並
列して取り付けるとき、隣接するルーバー羽の端部同士
を連接することで容易に一体化して長尺の回動ルーバー
面格子とすることができる回動ルーバー面格子を提供す
る。このように連設した長尺の回動ルーバー面格子にお
いても、隣接する面格子の間に周枠が無いので、シンプ
ルで美観に優れたものとすることができ、さらに理論的
には際限なく連接して長尺の回動ルーバー面格子とする
ことが可能で、長い倉庫や工場建屋の極めて長い天井換
気口などのルーバーとして美観を損なうことなく適用し
うる回動ルーバーを提供することである。また、ルーバ
ー羽の回動を駆動するクランクの回動方向を常に一方向
に回動させるだけで逆転しなくとも開閉できる機構の回
動ルーバー面格子を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の手段は、請求項１の発明では、幅中央裏面
に軸支部を有する長手方向のルーバー羽の複数を面状に
配設してなる複数個のルーバー羽と、該ルーバー羽と離
間して該ルーバー羽の裏側に配設され該ルーバー羽と直
交する垂直方向の複数個の取付け支柱と、複数個の取付
け支柱の両端部に係合してルーバー羽に平行に延びる桟
と、該取付け支柱から前方斜め上に突出し該ルーバー羽
幅中央裏面の軸支部を軸支する該取付け支柱の軸方向に
該ルーバー羽幅だけ離間して配設の複数個のルーバー羽
支承板と、該ルーバー羽支承板に軸支されたルーバー羽
の縁部に係合軸支する垂直方向の連動板と、該取付け支
柱に設けたギヤユニットと、該ギヤユニットに一端を枢
着し他端を連動板に枢着したクランク板とからなること
を特徴とする回動ルーバー面格子である。

【０００７】請求項２の発明では、軸支部は、ルーバー
羽裏面のルーバー羽幅中央裏面に長手方向に配設の２条
の凸条からなる嵌合溝に嵌合された小突起からなること
を特徴とする請求項１の手段における回動ルーバー面格
子である。

【０００８】請求項３の発明では、取付け支柱に設けた
ギヤユニットは、該取付け支柱に設けたホイールギヤか
らなり、該ギヤユニットに一端を枢着し他端を連動板に
枢着したクランク板は、該ホイールギヤを駆動するため
該取付け支柱に設けたウォームギヤと、該ホイールギヤ
の異芯部側面に一端を枢着し他端を連動板に枢着したク
ランク板からなることを特徴とする請求項１または２の
手段における回動ルーバー面格子である。

【０００９】請求項４の発明では、ルーバー羽支承板お
よび連動板は、取付け支柱の位置に配設されていること
を特徴とする請求項１〜３のいずれか１項の手段におけ
る回動ルーバー面格子である。

【００１０】請求項５の発明では、ルーバー羽は、ルー
バー羽の縁部をルーバー羽の裏面側に屈曲して後退縁部
に形成し、一方の後退縁部に連動板を挿入自在とする幅
方向の切込みを設け、該切込みに回動軸を横架せしめる
と共に、該連動板の端縁部に回動軸の挿通孔を開設して
該挿通孔に該回動軸を挿通することにより、ルーバー羽
の幅方向一端を連動板に回動自在に係合せしめたことを
特徴とする請求項１〜４のいずれか１項の手段における
回動ルーバー面格子である。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。先ず、図１は本発明の回動ルーバー面格
子の取付け状態を示す立面図で、（ａ）は外部から見た
正面図で、（ｂ）は内部から見た背面図である。図２は
本発明の回動ルーバー面格子の切断側面図で、（ａ）は
ルーバーを開けた側面図で、（ｂ）はルーバーを閉じた
側面図である。図３はルーバー羽回動機構を示す部分的
に切断した平面図である。図４はルーバーを閉じた回動
ルーバー面格子の裏側を一部切断して示す立面図であ
る。図５はルーバー羽回動機構を示す一部切断して示す
模式的側面図である。図６は回動ルーバー面格子の一部
を示す斜視図である。図７はルーバー羽支承板および連
動板を取付け支柱に支持した構造の他の実施の形態にお
けるルーバー羽回動機構を示す部分的に切断した平面図
である。

【００１２】図１に示す本発明の回動ルーバー面格子１
の実施の形態では、１６本の長手方向に延びる例えばア
ルミ押出し材からなるルーバー羽６を水平に配設したも
のからなる。回動ルーバー面格子１は建物外壁などに取
り付けるための垂直方向の左右両端側の２本と中央の１
本の計３本のアルミ押出し材からなる取付け支柱２を有
する。この取付け支柱２の上下端には、同様にアルミ押
出し材からなる上桟３ａと下桟３ｂからなる上下２本の
桟３を取り付け、取付け支柱２を剛体の支持枠としてい
る。この取付け支柱２を壁面に取り付ける構造は省略す
る。なお図１の回動ルーバー面格子１はルーバー羽６を
開いている。

【００１３】複数個のルーバー羽支承板４、図１ではル
ーバー羽６と同数の１６本のルーバー羽支承板４、をル
ーバー羽６の羽幅分離間して前方斜め上に突出させて取
付け支柱２に固定している。ルーバー羽６の裏面中央部
には、図６に見られるように、２条の凸条からなる嵌合
溝８を形成している。この嵌合溝８の適所に小突起７ａ
の根元を嵌合係止して軸支部７としている。この小突起
７ａにルーバー羽支承板４を挿通する切込み９を形成
し、ルーバー羽支承板４を挿通し、小突起７ａとルーバ
ー羽支承板４の先端部に設けた係止孔５に回動軸１０を
挿通して、不動状態に固定されたルーバー羽支承板４の
先端に小突起７ａを回動自在に軸支している。一方、ル
ーバー羽６は、図６に見られるように、その両側の縁部
１１を裏面側に屈曲して後退縁部１１ａに形成する。そ
して、この後退縁部１１ａの一方に、すなわち、ルーバ
ー羽６を開いたときの後方部側に、内側に孔を形成して
折返し部１２を設け、この孔を回動軸１４を挿通する孔
とし、この後退縁部１１ａの適宜箇所にルーバー羽６に
垂直に延びる連動板２５の端縁部を挿通しうる幅の切込
み１３を設ける。後退縁部１１ａの他方の裏面には適宜
にルーバー羽６を閉じたときに雨水などの流入を防止す
るゴム製あるいはプラスチック製の止水板を取り付ける
ための止水板嵌合溝１５を設ける。そして連動板２５の
端縁部にルーバー羽幅分離間して設けた孔（図示しな
い）の部分をこの切込み１３の部分に挿通して、回動軸
１４をルーバー羽６の後退縁部１１ａの折返し部１２の
孔と連動板２５の端縁部の孔に挿通して、ルーバー羽６
の後退縁部１１ａと連動板２５を回動自在に軸支する。

【００１４】上記の３本の取付け支柱２のうちの１本の
取付け支柱２には、ギヤユニット１６を取り付ける。こ
のギヤユニット１６は、ウォームギヤ１７とホイールギ
ヤ１９から形成する。ウォームギヤ１７は後方に延びる
ウォームギヤ軸１８にハンドル２１を有するハンドルク
ランク２２を設けており、手動で駆動する。しかし、こ
れに代えて電動とすることもできる。ウォームギヤ１７
とかみ合うホイールギヤ１９はホイールギヤ軸２０を中
心に回転する。ホイールギヤ１９のホイールギヤ軸２０
からホイール径の外方向に偏位した異芯部のホイールギ
ヤ１９の側面にクランク板２３の一端を係止ネジ２４で
回動自在に係止する。クランク板２３の他端は取付け支
柱２の前方側に垂直に設けられた連動板２５の側部に係
止ネジ２６で回動自在に軸支する。この場合、クランク
板２３の長さは、連動板２５を最も取付け支柱２側に位
置せしめたときに、図５に示すように、クランク板２３
を係止する係止ネジ２４の位置をホイールギヤ１９の後
方側に位置することが出来る長さとする。

【００１５】このように連動板２５を最も取付け支柱２
側に位置せしめたときに連動板２５に係止したルーバー
羽６の後退縁部１１ａが斜め下方の後方に引き寄せられ
ているので、図５の実線に示すようにルーバー羽６は孔
５に嵌まった回動軸１０の周りでルーバー羽回動方向２
８に回動して水平となってルーバー羽６は開いた状態と
なる。ここで、ハンドル２１を回してウォームギヤ１７
によりホイールギヤ１９をホイール回転方向２７に回転
して、図５に２点鎖線で示す位置、すなわちホイールギ
ヤ１９の係止ネジ２４の位置を対称の位置とするとき、
クランク板２３は前方斜め上方に移動し、連動板２５を
最も前方の斜め上方に押し出すこととなり、ルーバー羽
６の後退縁部１１ａが回動軸１４の周りで回動して前方
斜め上方に押し上げられる結果、ルーバー羽６は垂直に
なり上側のルーバー羽６の下端の後退縁部１１ａが下側
のルーバー羽６の上端の後退縁部１１ａの上に重なり、
このように上下でお互いに重なり合ってルーバー羽６は
閉じることとなる。

【００１６】本発明では、ホイールギヤ１９はどちらの
ホイール回転方向２７に回転し続けても、クランク板２
３は出入を繰り返すので、ハンドル２１を一方向に回す
だけで、逆転しなくとも、ルーバー羽６はルーバー羽回
動方向２８に回動して開閉を繰り返す。そして、クラン
ク板２３で規制されているのでルーバー羽６は回動軸１
０の周りに０〜９０度の範囲に回動してその開度を調整
できる。そして、ギヤユニット１６をこの実施の形態の
ウォームギヤ１７とすることで、ルーバー羽６に力を加
えて回動させようとしても回動させることはできず防犯
効果に優れている。従って、上下のルーバー羽６間を手
首が入らない大きさとするとき、回動ルーバー面格子１
の外側からルーバー羽６間に手を入れて後方のハンドル
２１を回すことはできない。さらに、ルーバー羽６は金
属の剛体であるので、全ての取付け支柱２の位置にルー
バー羽６を回動するクランク機構を設けなくとも、図１
の（ｂ）に示すように、例えば後方右側の取付け支柱２
の位置にルーバー羽６を回動するクランク機構を設ける
のみでよく、さらに、連動板２５は、例えば左右に配置
するならば、中央部は設けなくともよい。

【００１７】さらに図１に見られるように、ルーバー羽
６の長手方向端部はルーバー羽６のみであるので、隣同
士に本発明の回動ルーバー面格子１を並設して、ルーバ
ー羽６の端部をそろえて適宜手段により繋ぐと一体化し
た長尺に回動ルーバー面格子１となる。この場合、さら
に連設することで一層に長大化することができる。この
場合、ルーバー羽６の回動力が大きくなるので、各ウォ
ームギヤ１７の駆動を電動とし、全てのウォームギヤ１
７の駆動を同期させる制御機構を設けて、自動化すると
よい。本発明は、数百メートルに及ぶ工場建屋の天井に
設置する換気用のルーバーとして採用することもでき
る。

【００１８】さらに図７に示すように、ルーバー羽支承
板４および連動板２５を取付け支柱２の間に存在するよ
うにすることで、回動ルーバー面格子１の背面からはル
ーバー羽支承板４および連動板２５は取付け支柱２に隠
れて保護され、かつ美観上も優れたものとなる。

【００１９】さらに、ルーバー羽６を水平にした例を図
面で示して説明したが、もちろんルーバー羽６を縦にし
た回動ルーバー面格子１とすることもできることはいう
までもない。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ルーバ
ー羽を回動させる回動ルーバー面格子において、ルーバ
ー羽のみを面格子の表面側に存在するようにし、側部の
周枠を設けない構造としているのでシンプルな統一され
た外観を得ることができ、この結果ルーバー羽の端部同
士を突き合わせてこの面格子を連設するとき容易に一体
化できるので、現場で長大な回動ルーバー面格子とする
ことができ、小型の面格子として輸送することができ、
大きな工場でなくとも長大な面格子を分割して製造でき
るので、製造コストおよび輸送コストの点で極めて優れ
た効果をもたらす。さらにデザイン性に優れているの
で、面格子のみならず、柵、目隠し、日除け、雨戸代用
など幅広い用途に適用できるなど、従来にない優れた効
果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の回動ルーバー面格子の取付け状態を示
す立面図で、（ａ）は外部から見た正面図で、（ｂ）は
内部から見た背面図である。

【図２】本発明の回動ルーバー面格子の切断側面図で、
（ａ）はルーバーを開けた側面図で、（ｂ）はルーバー
を閉じた側面図である。

【図３】ルーバー羽回動機構を示す部分的に切断した平
面図である。

【図４】ルーバー羽を閉じた回動ルーバー面格子裏側を
一部断面で示す立面図である。

【図５】ルーバー羽回動機構を示す一部切断して示す模
式的側面図である。

【図６】回動ルーバー面格子の一部を示す斜視図であ
る。

【図７】ルーバー羽支承板および連動板を取付け支柱に
支持した構造の他の実施の形態におけるルーバー羽回動
機構を示す部分的に切断した平面図である。

【符号の説明】

１ 回動ルーバー面格子 ２ 取付け支柱 ３ 桟 ４ ルーバー羽支承板 ５ 係止孔 ６ ルーバー羽 ７ 軸支部 ７ａ 小突起 ８ 嵌合溝 ９ 切込み １０ 回動軸 １１ 縁部 １１ａ 後退縁部 １２ 折返し部 １３ 切込み １４ 回動軸 １５ 止水板嵌合溝 １６ ギヤユニット １７ ウォームギヤ １８ ウォームギヤ軸 １９ ホイールギヤ ２０ ホイールギヤ軸 ２１ ハンドル ２２ ハンドルクランク ２３ クランク板 ２４ 係止ネジ ２５ 連動板 ２６ 係止ネジ ２７ ホイール回転方向 ２８ ルーバー回転方向

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ルーバー羽幅中央裏面に軸支部を有する
   長手方向のルーバー羽の複数を面状に配設してなる複数
   個のルーバー羽と、該ルーバー羽と離間して該ルーバー
   羽の裏側に配設され該ルーバー羽と直交する垂直方向の
   複数個の取付け支柱と、複数個の取付け支柱の両端部に
   係合してルーバー羽に平行に延びる桟と、該取付け支柱
   から前方斜め上に突出し該ルーバー羽幅中央裏面の軸支
   部を軸支する該取付け支柱の軸方向に該ルーバー羽幅だ
   け離間して配設の複数個のルーバー羽支承板と、該ルー
   バー羽支承板に軸支されたルーバー羽の縁部に係合軸支
   する垂直方向の連動板と、該取付け支柱に設けたギヤユ
   ニットと、該ギヤユニットに一端を枢着し他端を連動板
   に枢着したクランク板とからなることを特徴とする回動
   ルーバー面格子。
2. 【請求項２】 軸支部は、ルーバー羽裏面のルーバー羽
   幅中央裏面に長手方向に配設の２条の凸条からなる嵌合
   溝に嵌合された小突起からなることを特徴とする請求項
   １記載の回動ルーバー面格子。
3. 【請求項３】 取付け支柱に設けたギヤユニットは、該
   取付け支柱に設けたホイールギヤからなり、該ギヤユニ
   ットに一端を枢着し他端を連動板に枢着したクランク板
   は、該ホイールギヤを駆動するため該取付け支柱に設け
   たウォームギヤと、該ホイールギヤの異芯部側面に一端
   を枢着し他端を連動板に枢着したクランク板からなるこ
   とを特徴とする請求項１又は２記載の回動ルーバー面格
   子。
4. 【請求項４】 ルーバー羽支承板および連動板は、取付
   け支柱の位置に配設されていることを特徴とする請求項
   １〜３のいずれか１項に記載の回動ルーバー面格子。
5. 【請求項５】 ルーバー羽は、ルーバー羽の縁部をルー
   バー羽の裏面側に屈曲して後退縁部に形成し、一方の後
   退縁部に連動板を挿入自在とする幅方向の切込みを設
   け、該切込みに回動軸を横架せしめると共に、該連動板
   の端縁部に回動軸の挿通孔を開設して該挿通孔に該回動
   軸を挿通することにより、ルーバー羽の幅方向一端を連
   動板に回動自在に係合せしめたことを特徴とする請求項
   １〜４のいずれか１項に記載の回動ルーバー面格子。