JP2001107552A - 安全用手摺付仮設足場並びに仮設足場に設ける安全用手摺 - Google Patents

安全用手摺付仮設足場並びに仮設足場に設ける安全用手摺

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JP2001107552A
JP2001107552A JP28799199A JP28799199A JP2001107552A JP 2001107552 A JP2001107552 A JP 2001107552A JP 28799199 A JP28799199 A JP 28799199A JP 28799199 A JP28799199 A JP 28799199A JP 2001107552 A JP2001107552 A JP 2001107552A
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handrail
handrail body
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JP28799199A
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English (en)
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Katsuo Yasuzawa
勝男 安沢
Tsuneo Sasaki
恒雄 佐々木
Tetsukatsu Nakayama
哲克 中山
Yasuya Fujiwara
康矢 藤原
Katsunobu Ueda
勝信 上田
Tetsuo Azuma
哲夫 我妻
Hisao Kudo
久夫 工藤
Noriaki Kobayashi
憲彰 小林
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TETSUYA KIKAI KOGYO KK
Yurtec Corp
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MARUSA KK
TETSUYA KIKAI KOGYO KK
Yurtec Corp
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    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G5/00Component parts or accessories for scaffolds
    • E04G5/001Safety or protective measures against falling down relating to scaffoldings

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  • Movable Scaffolding (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 足場構造体の昇降用ハシゴ部付近に取り付け
できる手摺を備えた構成とすることで、足場板上への昇
り動作や足場板上での足場構造体の構築作業を安全に行
うことができる画期的な安全用手摺付仮設足場並びに既
存の仮設足場に簡単に取り付けできてハシゴ部昇降時や
足場板上での作業の際の安全用の手摺となり得る仮設足
場に設ける安全用手摺を提供すること。 【解決手段】 少なくとも一体が昇降用ハシゴ部2を備
えている四体の側枠部材1を方形状に組み立てすると共
に、この方形状の組枠体の上部に足場板3を架設して足
場構造体4を形成し、この足場構造体4を複数段積み重
ねて所定高さとする仮設足場Aの、前記昇降用ハシゴ部
2を昇る作業者5が手でつかめる位置であって且つ前記
足場板3よりも上方へ突出した状態となる位置に、取付
機構部7を介して手摺体6を着脱自在に設けた安全用手
摺付仮設足場。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全用手摺付仮設
足場並びに仮設足場に設ける安全用手摺に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】昇降可
能なハシゴ部を備えた枠型部材を設置面上に所定間隔を
置いて対設し、この対設する枠型部材の上部間に足場板
を架設すると共に、対設する枠型部材の側部間に筋違を
架設して足場構造体を形成し、この足場構造体を複数段
積み重ねて所定の高さに構成するタイプの仮設足場があ
る。
【0003】このタイプの仮設足場の組み立て方は、上
記のようにして構成した足場構造体の足場板上にハシゴ
部を伝って作業者が昇り、この足場板上で一段目と同様
に二段目の足場構造体を構築し、続いて三段目を構築す
る場合には、二段目の足場構造体の足場板上にハシゴ部
から作業者が昇って三段目の足場構造体を構築するとい
うようにして複数段の所定高さの仮設足場を組み立てて
いくものであった。
【0004】しかしながら、このタイプの仮設足場は構
築に当たって次のような問題点がある。
【0005】足場構造体上に二段目や三段目以上の足場
構造体を構築する場合には、上記したように一旦作業者
が足場構造体上の足場板に昇って構築作業を行うが、こ
の上方に足場構造体を積み上げようとしている下段の足
場構造体上にはまだ何も構築されていない状態であるた
め、作業者は手摺やつかむことのできるようなものが何
もないところに昇っていって作業を行わなければならな
い。そのため、足場構造体にハシゴ部を伝って昇る際に
は足場板上に上半身を乗り出すようにして上に這い上が
らなければならず、この動作が非常に厄介である上に落
下の危険を伴い、更に昇り終えた後も手摺などのないと
ころでの構築作業を行うために落下の危険を伴うなどの
問題がある。
【0006】この点は仮設する足場が高くなるほど危険
度が増すために、高所での作業が当たり前に行われる建
築工事の現状にあっては解決されるべき重要な課題であ
る。
【0007】本発明は、このような従来の仮設足場構築
の際の問題点を見い出し、これを解決するもので、足場
構造体の昇降用ハシゴ部付近に取り付けできる手摺を備
えた構成とすることで、足場板上への昇り動作や足場板
上での足場構造体の構築作業を安全に行うことができる
画期的な安全用手摺付仮設足場並びに既存の仮設足場に
簡単に取り付けできてハシゴ部昇降時や足場板上での作
業の際の安全用の手摺となり得る仮設足場に設ける安全
用手摺を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】少なくとも一体が昇降用ハシゴ部2を備え
ている四体の側枠部材1を方形状に組み立てすると共
に、この方形状の組枠体の上部に足場板3を架設して足
場構造体4を形成し、この足場構造体4を複数段積み重
ねて所定高さとする仮設足場Aの、前記昇降用ハシゴ部
2を昇る作業者5が手でつかめる位置であって且つ前記
足場板3よりも上方へ突出した状態となる位置に、取付
機構部7を介して手摺体6を着脱自在に設けたことを特
徴とする安全用手摺付仮設足場に係るものである。
【0010】また、前記取付機構部7は抱持固定するク
ランプ部7Aを設けて構成し、このクランプ部7Aを介
して前記昇降用ハシゴ部2の側部支柱2Aに前記手摺体
6を沿設状態に取り付けできるように構成したことを特
徴とする請求項1記載の安全用手摺付仮設足場に係るも
のである。
【0011】また、前記足場板3よりも上方へ突出する
前記手摺体6の上端部に命綱8を掛止するための掛止部
9を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1
項に記載の安全用手摺付仮設足場に係るものである。
【0012】また、側部に昇降用ハシゴ部2を有し上部
に足場板3を有する足場構造体4に取付使用するもので
あって、棒管状の手摺体6に、前記昇降用ハシゴ部2付
近の枠杆部に抱持固定するクランプ部7Aを設け、この
クランプ部7Aにより手摺体6を昇降用ハシゴ部2付近
の枠杆部に取り付けした際、手摺体6を足場構造体4の
前記昇降用ハシゴ部2を昇る作業者5が手でつかめる位
置であって且つこの手摺体6が前記足場板3よりも上方
へ突出した状態となる位置に配されるように手摺体6の
長さと、手摺体6に設けるクランプ部7Aの位置とを設
定構成したことを特徴とする仮設足場に設ける安全用手
摺に係るものである。
【0013】また、前記足場構造体4は、少なくとも一
体が前記昇降用ハシゴ部2を備えている四体の側枠部材
1を方形状に組み立てすると共に、この方形状の組枠体
の上部に前記足場板3を架設して形成し、この足場構造
体4を複数段積み重ねて所定高さとする仮設足場Aの昇
降用ハシゴ部2の側部支柱2Aに、前記棒管状の手摺体
6を前記クランプ部7Aを介して沿設状態に取り付けで
きるように構成したことを特徴とする請求項4記載の仮
設足場に設ける安全用手摺に係るものである。
【0014】また、前記手摺体6の上端部に命綱8を掛
止するための掛止部9を設けたことを特徴とする請求項
4,5のいずれか1項に記載の仮設足場に設ける安全用
手摺に係るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0016】少なくとも一体が昇降用ハシゴ部2を備え
ている四体の側枠部材1を方形状に組み立てすると共
に、この方形状の組枠体の上部に足場板3を架設して足
場構造体4を形成する。
【0017】続いて、この足場構造体4の足場板3上に
昇降用ハシゴ部2を伝って作業者5が昇り、この二段目
の足場構造体4を構築するが、この際、例えば抱持固定
するクランプ部7Aなどの取付機構部7を介して手摺体
6を昇降用ハシゴ部2を昇る作業者5が手でつかめる位
置であって且つ前記足場板3よりも上方へ突出した状態
となる位置に取り付けておき、作業者5がこの手摺体6
につかまりながら足場板3上に昇ることができるように
する。
【0018】従って、従来は足場構造体上に手摺などが
なかったために、昇降用ハシゴ部を昇る作業者5は足場
板上に上半身を乗り出すようにして這い上がらなければ
ならず、この動作が非常に厄介である上に落下の危険を
伴うなどの問題があったが、本発明によれば、昇降用ハ
シゴ部2を昇る際に手摺体6をつかんで安全に足場板3
上に昇ることができ、しかもこの手摺体6は昇降用ハシ
ゴ部2を昇った際につかみ易い位置に設けているので、
作業者5は手摺体6を容易につかむことができ、非常に
実用的となる。
【0019】そして、この一段目の足場構造体4の足場
板3上で作業者5は二段目の足場構造体4を構築する
が、この構築作業に際しても、作業者5は手摺体6につ
かまりながら作業を行うことができる。
【0020】従って、従来は足場板上に昇り終えた後
も、手摺などのないところでの構築作業を行うために落
下の危険を伴うものであったが、本発明によれば、足場
板3よりも上方に突出する手摺体6につかまりながら二
段目の足場構造体4の構築作業を安全に行うことができ
る。
【0021】その後、上記と同様の作業を繰り返し行
い、足場構造体4を複数段積み重ねて所望高さとし、更
に最上段の足場構造体4には四隅に手摺支柱11を立設し
た上でこの手摺支柱11間に手摺桟12を架設することで作
業用足場を形成し、所望高さの仮設足場Aが完成する。
【0022】また、例えば、前記取付機構部7を抱持固
定するクランプ部7Aで構成し、このクランプ部7Aを
介して前記昇降用ハシゴ部2の側部支柱2Aに前記手摺
体6を沿設状態に取り付けできるように構成すれば、手
摺体6を足場構造体4に簡単に取り付けすることができ
るために従来の足場構築作業に比べて作業が大幅に厄介
となったりせず、更に昇降用ハシゴ部2の側部支柱2A
に手摺体6を沿設状態に取り付けできるので、昇降用ハ
シゴ部2を昇る作業者5が手でつかめる位置であって且
つ前記足場板3よりも上方へ突出した状態となる位置に
手摺体6を取り付けすることも容易に行えるなど一層実
用的となる。
【0023】また、例えば、前記足場板3よりも上方へ
突出する前記手摺体6の上端部に命綱8を掛止するため
の掛止部9を設ければ、この掛止部9と作業者5との間
に命綱8を配在することができ、これにより作業者5が
万一足場板3上から落下しても地面に叩きつけられるこ
とを阻止できるため、一層安全性に秀れる。
【0024】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0025】本実施例は、仮設足場Aとして図1に示す
ような既存の移動式足場(以下移動式足場Aと称す)に
適用した場合を示している。
【0026】この移動式足場Aについて更に説明する
と、昇降用ハシゴ部2を備えている側枠部材1としての
ハシゴ型枠1Aを所定間隔を置いて対設し、この対設す
るハシゴ型枠1Aの両側部間に側枠部材1としての筋違
1Bを対設して四体の側枠部材1を上から見て方形枠状
に組み立てすると共に、この方形状の組枠体の対設する
ハシゴ型枠1Aの上部間に足場板3を架設して足場構造
体4を形成している。
【0027】そして、この足場構造体4の下部に移動用
車輪10を連結した上で、足場構造体4を所望の高さとな
るように複数段積み重ね、更に最上段の足場構造体4に
は四隅に手摺支柱11を立設しこの手摺支柱11間に手摺桟
12を架設することで作業用足場を形成して、所望高さの
移動式足場Aを構成するものである。図中符号13はジャ
ッキ構造を備えたブラケット枠であり、このブラケット
枠13により移動式足場Aを移動不能状態に固定してい
る。
【0028】本実施例は、この移動式足場Aの、前記昇
降用ハシゴ部2を昇る作業者5が手でつかめる位置であ
って且つ前記足場板3よりも上方へ突出した状態となる
位置に、取付機構部7を介して手摺体6を着脱自在に設
けている。
【0029】具体的に説明すると、本実施例の手摺体6
は、図2に示すように、長尺な棒管状体、即ち単なる単
管パイプにより構成している。
【0030】取付機構部7は、側枠部材1の枠杆部に抱
持固定できるクランプ部7Aを設けて構成している。ま
た、このクランプ部7Aは、手摺体6の一端側に間隔を
置いて二体並設状態に設け、この二体のクランプ部7A
を介して前記昇降用ハシゴ部2付近の枠杆部に手摺体6
を安定的に沿設状態で取り付けできるように構成してい
る。
【0031】また、本実施例では、このクランプ部7A
により手摺体6を、この手摺体6の他端部が上になるよ
うにして昇降用ハシゴ部2を構成する側部支柱2Aに沿
設状態(立設状態)に取り付けた場合を示しているが、
この際、手摺体6を足場構造体4の前記昇降用ハシゴ部
2を昇る作業者5が手でつかめる位置であって、且つこ
の手摺体6が前記足場板3よりも上方へ突出していて足
場板3上の作業者5がつかめる位置に配されるように手
摺体6の長さと、手摺体6に設けるクランプ部7Aの位
置とを設定構成している。
【0032】また、本実施例では、図2に示すように、
前記手摺体6の上端部に、命綱8を掛止するための掛止
部9として枠環を一体的に形成し、図3に示すようにこ
の環状の掛止部9に命綱8の一端部に設けたカラビナな
どの連結具を掛止し、命綱8の他端部に設けた連結具を
作業者5の適所に掛止して手摺体6と作業者5との間に
命綱8を配在することで、作業者5が万一足場板3上か
ら落下しても地面に叩きつけられることを阻止できるよ
うに構成している。
【0033】次に、本実施例の移動式足場Aの構築方法
について具体的に説明する。
【0034】上記のようにして構築した足場構造体4の
下部に移動用車輪10を連結する。
【0035】続いて、クランプ部7Aにより手摺体6
を、昇降用ハシゴ部2付近の枠杆部としての側部支柱2
Aに沿設状態に固定してこの手摺体6が前記足場板3よ
りも上方へ突出した状態となる位置に設けておくこと
で、作業者5はこの手摺体6につかまりながら昇降用ハ
シゴ部2を昇ることができる。尚、クランプ部7Aを固
定する昇降用ハシゴ部2付近の枠杆部は、側部支柱2A
でなくとも良い。
【0036】従って、従来は足場構造体上に手摺などが
なかったために、昇降用ハシゴ部を昇る作業者5は足場
板上に上半身を乗り出すようにして這い上がらなければ
ならず、この動作が非常に厄介である上に落下の危険を
伴うなどの問題があったが、本実施例によれば、昇降用
ハシゴ部2を昇る際に手摺体6をつかんで安全に足場板
3上に昇ることができる。また、この手摺体6は昇降用
ハシゴ部2を昇った際につかみ易い位置に設けているの
で、作業者5は手摺体6を容易につかむことができる。
【0037】そして、この一段目の足場構造体4の足場
板3上で作業者5は二段目の足場構造体4を構築する
が、この構築作業に際しても、作業者5は手摺体6につ
かまって安全に作業を行うことができる。
【0038】従って、従来は、足場板上に昇り終えた後
も、手摺などのないところでの構築作業となるために落
下の危険を伴うものであったが、本実施例によれば、足
場板3上で落下の危険がある作業を行う際には足場板3
よりも上方に突出する手摺体6につかまりながら二段目
の足場構造体4の構築作業を安全に行うことができる
し、同様にして三段目以上の足場構造体4の構築に際し
ても、最上段の手摺支柱11と手摺桟12の構築に際しても
手摺体6につかまりながら作業を安全に行うことができ
る。また、この際、上記したように、掛止部9を介して
手摺対6と作業者5との間に命綱8を配在することで、
一層安全に作業を行うことができる。
【0039】尚、手摺体6を使用して足場板3上に昇り
終え、この足場板3上での構築作業も終了した後は、手
摺体6を取り外しても良いし、取り外さずにそのまま付
けたままにしておいても良い。
【0040】また、積み重ねた足場構造体4同士は,上
下のハシゴ型枠1Aの側部支柱2Aの内側周面部間に連
結金具14を架設固定することによって連結固定し、足場
構造体4と手摺支柱11も、側部支柱2A内側周面部と手
摺支柱11の内側周面部との間に連結金具14を架設固定す
ることによって連結固定するが、この際、本実施例では
手摺体6が取り付けられたままの状態であっても、図4
に示すように、連結金具14の取り付けに邪魔とならない
状態でクランプ部7Aにより手摺体6を取り付けできる
ように構成している。図中符号15は連結金具14を取付す
るためのネジ杆、16はネジ杆15に螺着することで連結金
具14を固定するナットである。
【0041】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、従
来は足場構造体上に手摺などがなかったために、昇降用
ハシゴ部を昇る作業者は足場板上に上半身を乗り出すよ
うにして上がらなければならず、この動作が非常に厄介
である上に落下の危険を伴うなどの問題があったが、本
発明によれば、昇降用ハシゴ部を昇った際につかみ易い
位置に設けた手摺体を作業者は容易につかむことがで
き、この手摺体をつかんで作業者は安全に足場板上に昇
ることができることになり、しかも、従来は足場板上に
昇り終えた後も、作業者は手摺などのないところでの構
築作業を行うために落下の危険を伴うものであったが、
本発明によれば、足場板よりも上方に突出する手摺体に
つかまりながら二段目や三段目以上の足場構造体の構築
作業を安全に行うことができることになるなど極めて秀
れた実用上の効果を発揮する安全性に秀れた画期的な安
全用手摺付仮設足場となる。
【0042】また、請求項2記載の発明においては、手
摺体を足場構造体に簡単に取り付けすることができるた
めに従来の足場構築作業に比べて作業が大幅に厄介とな
ったりせず、更に昇降用ハシゴ部の側部支柱に手摺体を
沿設状態に取り付けできるので、昇降用ハシゴ部を昇る
作業者が手でつかめる位置であって且つ前記足場板より
も上方へ突出した状態となる位置に手摺体を取り付けす
ることも容易に行えるなど一層実用的な安全用手摺付仮
設足場となる。
【0043】また、請求項3記載の発明においては、足
場板よりも上方へ突出する手摺体の上端部に設けた掛止
部と作業者との間に命綱を配在することができ、これに
より作業者が万一足場板上から落下しても地面に叩きつ
けられることを阻止できるため、一層安全性に秀れるこ
とになる極めて実用性に秀れた画期的な安全用手摺付仮
設足場となる。
【0044】また、請求項4記載の発明においては、手
摺体をクランプ部を利用して足場構造体に簡単に取り付
けすることができるために従来の足場構築作業に比べて
作業が大幅に厄介となったりせず、簡単な取付作業によ
り既存の足場構造体に取り付けすることで請求項1記載
の発明と同様の作用効果が得られることになり、しか
も、手摺体は実施例構造のように単なる単管で構成可能
であり、この単管にクランプ部を設けるだけで本発明の
安全用手摺を構成できるので、コスト安にして簡易に設
計実現可能となり、量産性に秀れ安価な製品を提供でき
る極めて実用性に秀れた画期的な仮設足場に設ける安全
用手摺となる。
【0045】また、請求項5記載の発明においては、昇
降用ハシゴ部の側部支柱に手摺体を沿設状態に取り付け
できるので、昇降用ハシゴ部を昇る作業者が手でつかめ
る位置であって且つ前記足場板よりも上方へ突出した状
態となる位置に手摺体を取り付けすることが容易に行え
る一層実用性に秀れた画期的な仮設足場に設ける安全用
手摺となる。
【0046】また、請求項6記載の発明においては、足
場板よりも上方へ突出する手摺体の上端部に設けた掛止
部と作業者との間に命綱を配在することができ、これに
より作業者が万一足場板上から落下しても地面に叩きつ
けられることを阻止できるため、一層安全性に秀れるこ
とになる極めて実用性に秀れた画期的な仮設足場に設け
る安全用手摺となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の仮設足場の完成状態を示す説明斜視
図である。
【図2】本実施例の安全用手摺を示す斜視図である。
【図3】本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
【図4】本実施例の安全用手摺と連結金具との双方を取
り付けた状態における相互関係を示す部分拡大説明図で
ある。
【符号の説明】
1 側枠部材 2 昇降用ハシゴ部 2A 側部支柱 3 足場板 4 足場構造体 5 作業者 6 手摺体 7 取付機構部 7A クランプ部 8 命綱 9 掛止部 A 仮設足場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安沢 勝男 宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目1番1号 株式会社ユアテック内 (72)発明者 佐々木 恒雄 宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目1番1号 株式会社ユアテック内 (72)発明者 中山 哲克 宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目1番1号 株式会社ユアテック内 (72)発明者 藤原 康矢 宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目1番1号 株式会社ユアテック内 (72)発明者 上田 勝信 宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目1番1号 株式会社ユアテック内 (72)発明者 我妻 哲夫 宮城県仙台市若林区卸町東5丁目3番36号 鉄屋機械工業株式会社内 (72)発明者 工藤 久夫 新潟県三条市大字三貫地新田972番地1 株式会社マルサ内 (72)発明者 小林 憲彰 新潟県三条市大字三貫地新田972番地1 株式会社マルサ内 Fターム(参考) 2E003 CA01 CC01 2E184 AA17 DD20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一体が昇降用ハシゴ部を備え
    ている四体の側枠部材を方形状に組み立てすると共に、
    この方形状の組枠体の上部に足場板を架設して足場構造
    体を形成し、この足場構造体を複数段積み重ねて所定高
    さとする仮設足場の、前記昇降用ハシゴ部を昇る作業者
    が手でつかめる位置であって且つ前記足場板よりも上方
    へ突出した状態となる位置に、取付機構部を介して手摺
    体を着脱自在に設けたことを特徴とする安全用手摺付仮
    設足場。
  2. 【請求項2】 前記取付機構部は抱持固定するクランプ
    部を設けて構成し、このクランプ部を介して前記昇降用
    ハシゴ部の側部支柱に前記手摺体を沿設状態に取り付け
    できるように構成したことを特徴とする請求項1記載の
    安全用手摺付仮設足場。
  3. 【請求項3】 前記足場板よりも上方へ突出する前記手
    摺体の上端部に命綱を掛止するための掛止部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の安
    全用手摺付仮設足場。
  4. 【請求項4】 側部に昇降用ハシゴ部を有し上部に足場
    板を有する足場構造体に取付使用するものであって、棒
    管状の手摺体に、前記昇降用ハシゴ部付近の枠杆部に抱
    持固定するクランプ部を設け、このクランプ部により手
    摺体を昇降用ハシゴ部付近の枠杆部に取り付けした際、
    手摺体を足場構造体の前記昇降用ハシゴ部を昇る作業者
    が手でつかめる位置であって且つこの手摺体が前記足場
    板よりも上方へ突出した状態となる位置に配されるよう
    に手摺体の長さと、手摺体に設けるクランプ部の位置と
    を設定構成したことを特徴とする仮設足場に設ける安全
    用手摺。
  5. 【請求項5】 前記足場構造体は、少なくとも一体が前
    記昇降用ハシゴ部を備えている四体の側枠部材を方形状
    に組み立てすると共に、この方形状の組枠体の上部に前
    記足場板を架設して形成し、この足場構造体を複数段積
    み重ねて所定高さとする仮設足場の昇降用ハシゴ部の側
    部支柱に、前記棒管状の手摺体を前記クランプ部を介し
    て沿設状態に取り付けできるように構成したことを特徴
    とする請求項4記載の仮設足場に設ける安全用手摺。
  6. 【請求項6】 前記手摺体の上端部に命綱を掛止するた
    めの掛止部を設けたことを特徴とする請求項4,5のい
    ずれか1項に記載の仮設足場に設ける安全用手摺。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20091552A1 (it) * 2009-09-10 2009-12-10 Arte V Ponteggi Di Shapka Artur E Artan S N C Dispositivo di sicurezza per ponteggi
GB2550562A (en) * 2016-05-17 2017-11-29 Travers Mark Scaffold
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CN112282335A (zh) * 2020-11-06 2021-01-29 南京铁道职业技术学院 一种具有防护功能的园林设计用景观养护装置

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