JP2001106821A - 脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子成形体の製造方法 - Google Patents

脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子成形体の製造方法

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JP2001106821A JP2000285547A JP2000285547A JP2001106821A JP 2001106821 A JP2001106821 A JP 2001106821A JP 2000285547 A JP2000285547 A JP 2000285547A JP 2000285547 A JP2000285547 A JP 2000285547A JP 2001106821 A JP2001106821 A JP 2001106821A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生分解性を有し、かつ成形収縮率の小さな脂
肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子成形体の製造方法を提
供する。 【解決手段】 生分解性を有しかつゲル分率が少なくと
も5%である脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子を加熱
成形することを特徴とする脂肪族ポリエステル系樹脂発
泡粒子成形体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性を有する
実用性に優れた脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子成形
体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、軽量、弾性、緩衝性、断熱性、成
形性等の点に特徴を有するプラスチック発泡体が主に包
装容器、緩衝材等に用いられているが、これら多量に使
用されているプラスチックの廃棄物の処理が困難なため
に、自然環境を汚染する可能性を有し、大きな社会問題
となっている。このために自然境環中で分解処理される
生分解性プラスチックが研究され、これまでに脂肪族ポ
リエステルや澱粉とポリビニルアルコールとのアロイ等
がいくつか商品化されている。しかしながら、これらの
生分解性樹脂の発泡体のほとんどは押出発泡体であり、
発泡粒子成形体については数少ない。発泡粒子成形体
は、所望の形状の成形体にすることができ、かつ軽量、
緩衝性、断熱性といった利点があり、以前より実用性の
ある生分解性発泡粒子成形体が望まれていた。
【0003】脂肪族ポリエステル粒子に発泡剤を含有さ
せて予備発泡粒子とした後、これを金型内で加熱成形
し、成形体を得る方法が特開平6−248106号公報
に記載され公知であるが、この方法では、その予備発泡
粒子を金型内で成形したときに、発泡成形体は得られる
ものの、その成形収縮率が大きく実用性に欠けるもので
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生分解性を
有し、かつ成形収縮率の小さな脂肪族ポリエステル系樹
脂発泡粒子成形体の製造方法を提供することをその課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成
するに至った。即ち、本発明によれば、生分解性を有し
かつゲル分率が少なくとも5%である脂肪族ポリエステ
ル系樹脂発泡粒子を加熱成形することを特徴とする脂肪
族ポリエステル系樹脂発泡粒子成形体の製造方法が提供
される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で成形材料として用いる生
分解性を有するゲル分率が少なくとも5%である脂肪族
ポリエステル系樹脂発泡粒子(以下、単に発泡粒子とも
言う)は、生分解性を有する無架橋脂肪族ポリエステル
系樹脂を基材樹脂として作製された無架橋脂肪族ポリエ
ステル系樹脂粒子(以下、単に無架橋樹脂粒子とも言
う)を架橋させて得られた架橋樹脂粒子を発泡させるこ
とにより製造される。前記基材樹脂として用いる無架橋
脂肪族ポリエステル系樹脂は、その主鎖に生分解性の脂
肪族エステルを主成分として含むものである。その脂肪
族エステルの主鎖中の含有割合は、少なくとも60モル
%、好ましくは80〜100モル%、より好ましくは9
0〜100モル%の割合である。
【0007】脂肪族ポリエステル系樹脂には、ヒドロキ
シ酸重縮合物、ラクトンの開環重合物及びグリコール成
分とジカルボン酸成分との重縮合物等が包含される。ヒ
ドロキシ酸重縮合物としては、ヒドロキシ酪酸の重縮合
物等が挙げられ、ラクトンの開環重合物としては、ポリ
カプロラクトン等が挙げられ、グリコール成分とジカル
ボン酸成分との重縮合体としては、ポリブチレンサクシ
ネート等が挙げられる。また、前記基材樹脂には、前記
ポリマーを連結剤を介して高分子量化したものや、複数
のポリマーをブレンドしたもの、炭酸ジエステル共重合
物等も包含される。前記連結剤としては、2,4−トリ
レンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、キシリレ
ンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート等のジイソシアネート;ジフェニルカーボ
ネート、ジトリールカーボネート、ビス(クロロフェニ
ル)カーボネート、m−クレジルカーボネート等のアリ
ールカーボネート等が挙げられる。基材樹脂としては、
特に、炭素数が4以下の1種又は2種以上のグリコール
成分と炭素数が4以下の1種又は2種以上の脂肪族ジカ
ルボン酸成分との重縮合物を基材樹脂として用いるのが
好ましい。尚、本発明の目的、効果を阻害しない範囲で
その他の樹脂又はゴム成分を基材樹脂に混合することが
できる。
【0008】前記基材樹脂において、温度190℃、剪
断速度100sec-1の条件下での溶融粘度は、好まし
くは1×102〜1×105Pa・s、更に好ましくは5
×102〜5×103Pa・sである。その溶融粘度が1
×102Pa・s未満では、粘度が低すぎるため、得ら
れる発泡粒子の独立気泡率が低くなり、発泡成形体が得
られ難くなる。一方、溶融粘度が1×105Pa・sを
超えると、粘度が高すぎるために、発泡粒子を成形する
ときに、気泡が成長できず、実用的な発泡成形体となり
にくい。
【0009】なお、本明細書でいう温度190℃、剪断
速度100sec-1の条件下での溶融粘度は、次のよう
にして求めたものである。溶融粘度測定装置として、チ
アスト社製のレビオス2100を用い、基材樹脂の溶融
物をその装置に付設された先端ノズルから、樹脂温度1
90℃、剪断速度100sec-1の条件で押出し流出さ
せることによって測定した。この場合、そのノズルの孔
直径Dは1.0mmとし、ノズルの長さLとノズルの孔
直径Dとの比L/Dは10とした。
【0010】本発明で用いる発泡粒子を好ましく製造す
るには、先ず、基材樹脂粒子を作る。この粒子は、従来
公知の方法で作ることができ、例えば、基材樹脂を押出
機で溶融混練した後、ストランド状に押出し、冷却後、
適宜の長さに切断するか又はストランドを適宜長さに切
断後冷却することによって得ることができる。基材樹脂
粒子の1個当りの重量は、0.05〜10mg、好まし
くは1〜4mgにするのがよい。粒子重量が前記範囲を
超えると、その内部までの均質な架橋が困難になり、一
方、前記範囲より小さくなると、その樹脂粒子の製造が
困難になる。
【0011】前記基材樹脂は、例えば、黒、灰色、茶色
等の着色顔料又は染料を添加して着色したものであって
もよい。着色した基材樹脂より得られた着色樹脂粒子を
用いれば、着色された発泡粒子及び成形体を得ることが
できる。また、基材樹脂には、気泡調整剤として、例え
ばタルク、炭酸カルシウム、ホウ砂、ほう酸亜鉛、水酸
化アルミニウム等の無機物をあらかじめ添加することが
できる。基材樹脂に着色顔料、染料又は無機物等の添加
剤を添加する場合は、添加剤をそのまま基材樹脂に練り
込むこともできるが、通常は分散性等を考慮して添加剤
のマスターバッチを作り、それと基材樹脂とを混練する
ことが好ましい。着色顔料、染料の添加量は着色の色に
よっても異なるが、通常基材樹脂100重量部に対して
0.001〜5重量部とするのが好ましい。無機物を基
材樹脂に添加することにより、発泡倍率の向上効果を得
ることができる。
【0012】前記基材樹脂粒子は、次に、これを架橋さ
せる。この場合の基材樹脂粒子の架橋は、密閉容器内で
基材樹脂粒子を分散媒とともに分散させ、架橋剤、必要
に応じて架橋助剤を添加して加熱することより実施する
ことができる。分散媒としては、基材樹脂粒子を溶解さ
せないものであればどのようなものでもよい。このよう
なものとしては、例えば、水、エチレングリコール、メ
タノール、エタノール等が挙げられるが、通常は水が使
用される。基材樹脂粒子を分散媒に分散せしめて加熱す
るに際し、その樹脂粒子相互の融着を防止するために融
着防止剤を用いることができる。この融着防止剤として
は、分散媒に溶解せず、加熱によって溶融しないもので
あれば無機系、有機系を問わずに使用可能であるが、一
般には無機系のものが好ましい。無機系の融着防止剤と
しては、カオリン、タルク、マイカ、酸化アルミニウ
ム、酸化チタン、水酸化アルミニウム等の粉体が好適で
ある。また、分散助剤として、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム等のアニオン系
界面活性剤を好適に使用することができる。上記融着防
止剤としては、平均粒径0.001〜100μm、特に
0.001〜30μmのものが好ましい、融着防止剤の
添加量は基材樹脂粒子100重量部に対し、通常は0.
01〜10重量部が好ましい。また、界面活性剤は樹脂
粒子100重量部に対し、通常0.001〜5重量部添
加することが好ましい。
【0013】前記架橋剤としては、従来公知の有機過酸
化物、例えば、ラウロイルパーオキサイド、ステアロイ
ルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド等のジア
シルパーオキサイド、ビス(4−t−ブチルシクロヘキ
シル)パーオキシジカーボネート、ジイソプロピルパー
オキシジカーボネート等のパーオキシジカーボネート、
t−ブチルパーオキシイソブチレート等のパーオキシエ
ステル等のいずれのものも使用できる。本発明の場合、
特に、1時間の半減期を与える温度が基材樹脂の融点よ
りも低いものの使用が好ましい。分解温度が余りにも高
い有機過酸化物を用いると、水中で基材樹脂粒子を加熱
する場合に、その加熱温度が高くなり、また加熱時間も
長くなるため、基材樹脂が加水分解する恐れがあるので
好ましくない。
【0014】前記有機過酸化物の使用と関連して、架橋
助剤として、不飽和結合を少なくとも2個、好ましくは
2〜3個有する化合物を用いるのが好ましい。この場合
の不飽和結合には、2重結合の他、3重結合が包含され
る。前記架橋助剤としては、エチレングリコールジアク
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロ
ールメタントリアクリレート、テトラメチロールメタン
テトラアクリレート、エチレングリコールジメタクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ア
リルメタクリレート等のアクリレート系又はメタクリレ
ート系の化合物;トリアリルシアヌレート、トリアリル
イソシアヌレート等のシアヌール酸又はイソシアヌール
酸のアリルエステル;トリメリット酸トリアリルエステ
ル、トリメシン酸トリアリルエステル、ピロメリット酸
トリアリルエステル、ベンゾフェノンテトラカルボン酸
トリアリルエステル、シュウ酸ジアリル、コハク酸ジア
リル、アジピン酸ジアリル等のカルボン酸のアリルエス
テル;N−フェニルマレイミド、N,N’−m−フェニ
レンビスマレイミド等のマレイミド系化合物;1,2−
ポリブタジエン等の2重結合を有するポリマー;フタル
酸ジプロバギル、イソフタル酸ジプロバギル、トリメシ
ン酸トリプロバギル、イタコン酸ジプロバギル、マレイ
ン酸ジプロバギル等の2個以上の3重結合を有する化合
物等挙げられる。有機過酸化物とジビニル化合物とを組
合わせる場合、殊にベンゾイルパーオキサイドとジビニ
ルベンゼンとの組合わせが好ましい。
【0015】架橋剤として用いる有機過酸化物の使用割
合は、基材樹脂粒子100重量部当り、0.01〜10
重量部、好ましくは0.1〜5重量部の割合である。ま
た、架橋助剤として用いる不飽和化合物の使用割合は、
基材樹脂粒子100重量部当り、0.001〜10重量
部、好ましくは0.01〜2重量部の割合である。分散
媒中で架橋剤の存在下で基材樹脂粒子を加熱し、架橋さ
せる場合、その加熱温度は、基材樹脂の種類により一義
的に決めることは困難であるが、一般的には、その基材
樹脂粒子の融点よりも60℃程度低い温度以上の温度で
ある。例えば、基材樹脂粒子が1,4−ブタンジオール
成分とコハク酸成分とからなるポリエステル(mp:1
13℃)の場合、その加熱温度は、50〜140℃、好
ましくは90〜120℃である。尚、必要に応じて加熱
温度未満の温度にて有機過酸化物の含侵工程を採用する
ことができる。前記基材樹脂粒子は、前記分散媒中にお
ける架橋剤の存在下での加熱により、架橋される。前記
架橋樹脂粒子において、そのゲル分率は、少なくとも5
%であり、好ましくは30〜80%、更に好ましくは4
0〜70%である。ゲル分率が前記範囲より低くなる
と、その架橋樹脂粒子から得られた発泡粒子(予備発泡
粒子)を用いて発泡成形体を形成したときに、その成形
収縮率が大きくなり、実用性ある発泡成形体を得ること
ができなくなる。一方、ゲル分率が前記範囲より高くな
ると、その予備発泡粒子の2次発泡性及び融着性が悪く
なり高品質の発泡成形体を得ることができなくなる可能
性がある。架橋樹脂粒子のゲル分率は、分散媒中で架橋
剤の存在下で基材樹脂粒子を架橋する際のその架橋条件
等により調節することができる。
【0016】なお、明細書中でいうゲル分率は、次のよ
うにして測定される。150mlのフラスコに、架橋樹
脂粒子、発泡粒子又は発泡粒子成形体約1gと100m
lのクロロホルムを入れ、大気圧下で8時間加熱還流し
た後、得られた加熱処理物を200メッシュの金網を有
する吸引濾過装置を用いて濾過処理する。得られた金網
上の濾過処理物を80℃のオーブン中で760トールの
真空条件下にて8時間乾燥する。この際に得られた乾燥
物重量W1を測定する。この重量W1の架橋樹脂粒子W2
に対する重量比率(W1/W2×100%)をゲル分率と
する。
【0017】前記においては、基材樹脂粒子を有機過酸
化物を用いて架橋する方法について示したが、この架橋
は、有機過酸化物を用いる架橋に限らず、他の公知の方
法、例えば、電子線架橋法、シラン架橋法等を用いて行
うことができる。
【0018】次に、発泡粒子を得るために、前記のよう
にして得られた架橋樹脂粒子を用いて、これを発泡させ
る。この場合の架橋樹脂粒子の発泡方法としては、その
架橋樹脂粒子を密閉容器内において発泡剤の存在下で分
散媒に分散させるとともに、その内容物を加熱して架橋
樹脂粒子を軟化させてその粒子内に発泡剤を含浸させ、
次いで容器の一端を開放し、容器内圧力を発泡剤の蒸気
圧以上の圧力に保持しながら粒子と分散媒とを同時に容
器内よりも低圧の雰囲気(通常は大気圧下)に放出して
発泡させる発泡方法を好ましく採用することができる。
また、他の方法として、架橋樹脂粒子に密閉容器内で発
泡剤を含侵させて発泡性粒子を得た後、これを密閉容器
から取出し、その樹脂粒子を加熱軟化させて発泡させる
方法、あらかじめ分解型発泡剤を樹脂粒子中に練り込ん
でおきその樹脂粒子を発泡剤の分解温度以上に加熱して
発泡させる方法等を用いることもできる。このようにし
て得られた発泡粒子は架橋樹脂粒子と同じゲル分率の架
橋構造を有する。
【0019】上記発泡粒子を得るに際して用いられる発
泡剤としては、従来公知のもの、例えば、プロパン、ブ
タン、ヘキサン、シクロブタン、シクロヘキサン、トリ
クロロフロロメタン、ジクロロジフロロメタン、クロロ
フロロメタン、トリフロロメタン、1,2,2,2−テ
トラフロロメタン、1−クロロ−1,1−ジフロロエタ
ン、1,1−ジフロロエタン、1−クロロ−1,2,
2,2−テトラフロロエタン等の揮発性発泡剤や、窒
素、二酸化炭素、アルゴン、空気等の無機ガス系発泡剤
が用いられるが、なかでもオゾン層の破壊がなく且つ安
価な無機ガス系発泡剤が好ましく、特に窒素、二酸化炭
素又は空気が好ましい。
【0020】前記発泡方法において、その発泡剤(窒素
及び空気を除く)の使用量は、架橋樹脂粒子100重量
部当たり、2〜50重量部であり、窒素又は空気を発泡
剤として使用する場合、その使用量は20〜60kgf
/cm2Gの圧力範囲になるように密閉容器内に圧入す
ればよい。これらの発泡剤の使用量は、所望する発泡粒
子の嵩密度と発泡温度との関係から適宜選定される。ま
た、ゲル化樹脂粒子の加熱温度は、発泡剤をその粒子内
に含浸させるのに適した温度であればよく、その架橋樹
脂粒子の軟化温度が採用される。前記のようにして得ら
れる発泡粒子の嵩密度は、通常0.015〜0.6g/
cm3であり、その平均気泡径は、通常0.05〜0.
5mmである。この発泡粒子は、加熱により発泡膨張
し、その発泡倍率は、その加熱温度や発泡剤含有量等に
より異なるが、一般的には、2〜90倍、好ましくは1
0〜60倍に膨張する。本発明の発泡粒子は、このよう
な特性を利用して、発泡成形体用の予備発泡粒子として
用いることができる。なお、上述の発泡粒子の製造方法
以外に、あらかじめ加熱分解型発泡剤を樹脂粒子中に存
在させておき、その樹脂粒子を発泡剤の分解温度以上に
加熱することにより発泡粒子を得る方法もある。また、
架橋工程は無架橋発泡粒子製造後に電子線架橋法、シラ
ン架橋法等により発泡粒子を架橋せしめゲル分率を少な
くとも5%、好ましくは30〜80%、更に好ましくは
40〜70%に調整することもでき架橋樹脂粒子から得
られたものと同様の効果が期待できる。
【0021】本発明において発泡粒子成形体を製造する
には、生分解性を有しかつゲル分率が少なくとも5%で
ある脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子を金型に入れ、
加熱成形する。この加熱成形により発泡粒子は相互に融
着し、一体となった発泡成形体を与える。この場合の成
形用金型としては慣用のものが用いられる。また、加熱
手段としては、通常、スチーム加熱が用いられ、その加
熱温度は、発泡粒子表面が溶融する温度であればよい。
このようにして得られた発泡粒子成形体は発泡粒子と同
じゲル分率を有する。
【0022】本発明による発泡粒子成形体の形状は特に
制約されず、その形状は、例えば、容器状、板状、筒体
状、柱状、シート状、ブロック状等の各種の形状である
ことができる。本発明による発泡粒子成形体は、成形収
縮率の非常に小さなもので、その成形収縮率は、10%
以下、好ましくは5%以下である。発泡粒子成形体の収
縮率は、発泡粒子のゲル分率が、5%以上特に、30%
以上のときに、小さな値を示し、しかも、このようなゲ
ル分率の場合には、発泡粒子は熱融着性及び生分解性に
もすぐれていることから、圧縮強度や曲げ強度、引張り
強度等の機械的強度にすぐれた生分解性発泡粒子成形体
を得ることができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。
【0024】実施例1〜3 1,4−ブタンジオールとコハク酸を主成分とする脂肪
族ポリエステル樹脂(ビオノーレ#1003)(昭和高
分子(株)製、融点113℃、MFR(190℃)8g
/10min、剪断速度100sec-1の溶融粘度95
0Pa・s)100重量部あたり水酸化アルミニウム
0.2重量部をドライブレンドで添加し、押出機にて溶
融混練した後、ストランド状に押出し、次いでこのスト
ランドを切断して、直径1.3mm、長さ1.3mm、
1個当り約2mgの無架橋樹脂粒子を得た。次に、この
無架橋樹脂粒子100重量部、水300重量部、カオリ
ン1.5重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム0.02重量部、ナイパーFF(過酸化ベンゾイル純
度50%品:日本油脂(株)製)2重量部、表1に示す
量のDVB−570(ジビニルベンゼン純度57%品:
新日鐡化学(株)製)を5リットルのオートクレーブに
仕込み、撹拌しながら105℃まで加熱し、同温度で6
0分間保持した後、30℃まで冷却し架橋樹脂粒子を得
た。得られた架橋樹脂粒子のゲル分率は、表1に示す通
りであった。次いで、架橋樹脂粒子100重量部、水3
00重量部、カオリン1重量部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム0.02重量部を5リットルオートク
レーブに仕込み、そのゲル化樹脂粒子の軟化温度(発泡
温度)まで加熱し、炭酸ガスをオートクレーブ内圧力が
表1に示す圧力まで注入し含侵させた。その後、オート
クレーブの一端を開放して、オートクレーブに窒素ガス
を導入してオートクレーブ内圧力を維持しながら内容物
を大気圧下に放出して架橋樹脂粒子を発泡させた。この
発泡粒子の嵩密度及び平均気泡径を表1に示す。次い
で、得られた発泡粒子を60℃で24時間乾燥熟成し、
208×208×25mmの金型に充填し、表1に示す
スチーム圧で加熱し成形した。得られた成形体は大気圧
下60℃で24時間養生した。得られた発泡粒子成形体
の嵩密度、収縮率及び生分解性を評価し、その結果を表
1に示す。
【0025】比較例1、2 実施例1で示した無架橋樹脂粒子100重量部、水30
0重量部、カオリン1.5重量部、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.02重量部を5リットルオート
クレーブに仕込み、発泡温度まで加熱し、炭酸ガスをオ
ートクレーブ内圧力が表1に示す圧力まで注入し含侵さ
せた。その後、オートクレーブに窒素ガスを導入つつオ
ートクレーブの一端を開放して、内容物を大気圧下に放
出して樹脂粒子を発泡させた。この発泡粒子の嵩密度及
び平均気泡径を表1に示す。次に、得られた発泡粒子を
60℃で24時間乾燥熟成し、208×208×25m
mの金型に充填し、表1に示すスチーム圧で加熱し成形
した。得られた成形体は大気圧下60℃で24時間養生
した。得られた発泡粒子成形体の性状を表1に示した。
【0026】実施例4 1,4−ブタンジオールとコハク酸を主成分とする実施
例1で示したものとMFRの異なる脂肪族ポリエステル
樹脂(ビオノーレ#1001)(昭和高分子(株)製、
融点113℃、MFR(190℃)1.8g/10mi
n、剪断速度100sec-1の溶融粘度1950Pa・
s)を使用し表1に示す架橋条件を採用した以外は実施
例1と同様に実験を行った。この場合に得られた発泡粒
子及びその成形体の性状を表1に示す。
【0027】なお、上記実施例及び比較例における成形
体の収縮率は次のようにして算出し、面方向における
縦、横の収縮率の内、大きい方を採用した。
【数1】 R:成形体収縮率 A:成形直後から60℃24時間の条件にて養生した後
の面方向の長さ B:Aに対応する金型の面方向の長さ また、上記実施例及び比較例の成形体における生分解性
は、微生物存在下24℃の水中に成形体を投入し、成形
体の重量減少の経時変化を測定し、50%の重量が減少
するのに要する日数により評価した。
【0028】本発明の実施例1〜4の発泡粒子成形体
は、5%以上のゲル分率を有することから、いずれもそ
の収縮率が5%以下であり、実用性が高く、かつ生分解
性もその50重量%減少日数が38日以下と良好であ
る。これに対し、比較例1、2の発泡粒子成形体は、い
ずれもその収縮率10%を超え、成形体としては不適当
なものであった。また、比較例の発泡粒子は発泡粒子を
得る際の嵩倍率の発泡温度依存性が高く発泡粒子製造時
の発泡倍率コントロールが難しいものであった。
【0029】
【表1】 *実施例1〜4において発泡粒子及び成形体のゲル分率
は架橋樹脂粒子のゲル分率と同じであった。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、生分解性を有する実用
性に優れた脂肪族ポリエステル系樹脂の発泡粒子成形体
を工業的に有利に製造することができる。本発明の方法
によれば、加熱成形したときに加熱収縮が小さく、発泡
粒子同士の融着性も良好な発泡粒子成形体を得ることが
できる。本発明の発泡粒子成形体は、寸法安定性、耐熱
性、緩衝性及び機械的強度に優れ、緩衝材、包装資材等
として好適に使用されると共に、生分解性を有している
ためその後の廃棄処分が容易となるなどその産業的意義
は多大である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生分解性を有しかつゲル分率が少なくと
    も5%である脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子を加熱
    成形することを特徴とする脂肪族ポリエステル系樹脂発
    泡粒子成形体の製造方法。
  2. 【請求項2】 生分解性を有する該脂肪族ポリエステル
    系樹脂発泡粒子の基材樹脂が脂肪族エステル成分を少な
    くとも60モル%含有するものである請求項1に記載の
    脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子成形体の製造方法。
  3. 【請求項3】 該脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子の
    ゲル分率が30〜80%である請求項1又は2に記載の
    脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子成形体の製造方法。
  4. 【請求項4】 該脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子の
    嵩密度が0.015〜0.6g/cm3である請求項
    1、2又は3に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒
    子成形体の製造方法。
  5. 【請求項5】 該脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子の
    平均気泡径が0.05〜0.5mmである請求項1〜4
    のいずれかに記載の脂肪族ポリエステル系樹脂発泡粒子
    成形体の製造方法。
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