JP2001106390A - シート体搬送装置及びシート体の斜行検知方法並びにシート体の斜行修正方法 - Google Patents
シート体搬送装置及びシート体の斜行検知方法並びにシート体の斜行修正方法Info
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- JP2001106390A JP2001106390A JP28840499A JP28840499A JP2001106390A JP 2001106390 A JP2001106390 A JP 2001106390A JP 28840499 A JP28840499 A JP 28840499A JP 28840499 A JP28840499 A JP 28840499A JP 2001106390 A JP2001106390 A JP 2001106390A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複写機やファクシミリ装置の自動給紙装置な
どとして適用されるシート体搬送装置に対し、シート体
に斜行が発生した際における対処を適切に行う。 【解決手段】 原稿6を搬送し、原稿読取部42におい
て画像を読み取ることにより画像データを取得する。こ
の画像データに基づき、原稿6の搬送方向上流側端縁の
搬送方向に対する傾斜状態を認識して、原稿6の斜行を
検知する。原稿読取部42に備えられた原稿押え板42
bの色合を原稿6とは異ならせ、原稿6の端縁を認識し
易くする。
どとして適用されるシート体搬送装置に対し、シート体
に斜行が発生した際における対処を適切に行う。 【解決手段】 原稿6を搬送し、原稿読取部42におい
て画像を読み取ることにより画像データを取得する。こ
の画像データに基づき、原稿6の搬送方向上流側端縁の
搬送方向に対する傾斜状態を認識して、原稿6の斜行を
検知する。原稿読取部42に備えられた原稿押え板42
bの色合を原稿6とは異ならせ、原稿6の端縁を認識し
易くする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置またはこれらの複合機に備えられ
る自動給紙装置などとして適用されるシート体搬送装置
及び本装置により搬送されるシート体の斜行検知方法並
びにシート体の斜行修正方法に係る。特に、本発明は、
シート体に斜行が発生した際の対応策の改良に関する。
タ、ファクシミリ装置またはこれらの複合機に備えられ
る自動給紙装置などとして適用されるシート体搬送装置
及び本装置により搬送されるシート体の斜行検知方法並
びにシート体の斜行修正方法に係る。特に、本発明は、
シート体に斜行が発生した際の対応策の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やファクシミリ装置等
に備えられた原稿自動給紙装置は、原稿トレイに載置さ
れた複数枚のシート体を1枚ずつ取り出して原稿読取部
に搬送し、この原稿読取部において画像を読み取ってい
る。特に、読み取り効率の向上を図るために、読み込ん
だ画像情報をメモリに一旦蓄積し、この蓄積した画像情
報をメモリから呼び出して印字動作を行うメモリ印字方
式が一般に採用されている。
に備えられた原稿自動給紙装置は、原稿トレイに載置さ
れた複数枚のシート体を1枚ずつ取り出して原稿読取部
に搬送し、この原稿読取部において画像を読み取ってい
る。特に、読み取り効率の向上を図るために、読み込ん
だ画像情報をメモリに一旦蓄積し、この蓄積した画像情
報をメモリから呼び出して印字動作を行うメモリ印字方
式が一般に採用されている。
【0003】また、この種の装置では、搬送経路におい
て原稿の斜行(搬送方向に対して原稿が傾斜して送られ
る状態)が発生した場合、良好な画像形成が行えなくな
る可能性がある。特に、上述したメモリ印字方式におい
て、原稿に斜行が発生すると、入力された原稿画像のデ
ータもメモリ内において斜め状態のデータとして蓄積さ
れることになるため、転写紙へも斜めに印字されてしま
うことになり、良好な印字動作が行えない。
て原稿の斜行(搬送方向に対して原稿が傾斜して送られ
る状態)が発生した場合、良好な画像形成が行えなくな
る可能性がある。特に、上述したメモリ印字方式におい
て、原稿に斜行が発生すると、入力された原稿画像のデ
ータもメモリ内において斜め状態のデータとして蓄積さ
れることになるため、転写紙へも斜めに印字されてしま
うことになり、良好な印字動作が行えない。
【0004】このような不具合を解消するものとして、
例えば特開平6−68245号公報に開示されている画
像処理がある。この公報に開示されている処理は、傾い
て入力された画像に対して画像データの回転補正を行
い、適切な向きに画像を回転させて印字を行うようにし
ている。
例えば特開平6−68245号公報に開示されている画
像処理がある。この公報に開示されている処理は、傾い
て入力された画像に対して画像データの回転補正を行
い、適切な向きに画像を回転させて印字を行うようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
開示されている画像処理にあっては、画像の回転角度に
よっては入力された原稿画像に対して回転後の原稿画像
が歪んでしまう場合があり、適切な印字が行われない可
能性がある。
開示されている画像処理にあっては、画像の回転角度に
よっては入力された原稿画像に対して回転後の原稿画像
が歪んでしまう場合があり、適切な印字が行われない可
能性がある。
【0006】また、上記公報のものに限らず、原稿が斜
行する場合、この原稿の皺の発生や破損が懸念される。
特に、原稿の表面を読み取った後、裏面を読み取る所謂
「両面読取」を行う場合には、このような状況が発生し
やすくなってしまう。
行する場合、この原稿の皺の発生や破損が懸念される。
特に、原稿の表面を読み取った後、裏面を読み取る所謂
「両面読取」を行う場合には、このような状況が発生し
やすくなってしまう。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、複写機やファクシミ
リ装置の自動給紙装置などとして適用されるシート体搬
送装置に対し、シート体に斜行が発生した際における対
処を適切に行うことにある。
であり、その目的とするところは、複写機やファクシミ
リ装置の自動給紙装置などとして適用されるシート体搬
送装置に対し、シート体に斜行が発生した際における対
処を適切に行うことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、シート体を搬送する搬送路と、この搬送
路を搬送されるシート体の画像を読み取る画像読取手段
とを備えたシート体搬送装置を前提とする。このシート
体搬送装置に対し、画像読取手段によって読み取られた
シート体の画像情報に基づいてシート体の斜行の有無を
判定する斜行判定手段を備えさせている。
に、本発明は、シート体を搬送する搬送路と、この搬送
路を搬送されるシート体の画像を読み取る画像読取手段
とを備えたシート体搬送装置を前提とする。このシート
体搬送装置に対し、画像読取手段によって読み取られた
シート体の画像情報に基づいてシート体の斜行の有無を
判定する斜行判定手段を備えさせている。
【0009】この特定事項により、既存の部材である画
像読取手段がシート材の斜行を検知するための機能を兼
ね備えることになる。このため、斜行検知のための特別
な構成部材を必要としない。
像読取手段がシート材の斜行を検知するための機能を兼
ね備えることになる。このため、斜行検知のための特別
な構成部材を必要としない。
【0010】斜行判定手段の具体的な判定動作として
は、画像読取手段によって読み取られたシート体の画像
情報に基づいてシート体の先端縁または後端縁のシート
体搬送方向に対する傾斜状態を認識してシート体の斜行
の有無を判定している。つまり、シート体に斜行が発生
している場合には、シート体の先端縁または後端縁の延
長方向はシート体搬送方向に対して直交せず、ある傾斜
角度をもって傾斜した状態になる。この傾斜状態を、画
像情報に基づいて斜行判定手段が認識することによりシ
ート体の斜行の有無が判定される。
は、画像読取手段によって読み取られたシート体の画像
情報に基づいてシート体の先端縁または後端縁のシート
体搬送方向に対する傾斜状態を認識してシート体の斜行
の有無を判定している。つまり、シート体に斜行が発生
している場合には、シート体の先端縁または後端縁の延
長方向はシート体搬送方向に対して直交せず、ある傾斜
角度をもって傾斜した状態になる。この傾斜状態を、画
像情報に基づいて斜行判定手段が認識することによりシ
ート体の斜行の有無が判定される。
【0011】特に、このシート体の先端縁または後端縁
の認識によって斜行判定を行う場合、以下の構成を採用
することが有効である。つまり、画像読取手段に光学セ
ンサを備えさせ、搬送路に備えられたシート体案内板の
表面に沿ってシート体が通過する際に、このシート体の
画像を読み取るようにする。そして、シート体案内板を
シート体とは異なる色合にする。この構成によれば、シ
ート体の先端縁または後端縁がシート体案内板を遮るよ
うに通過する際、そのコントラストの大きな変化によっ
て先端縁または後端縁を認識するための画像情報が良好
に得られることになる。従って、複雑な画像処理を必要
とすることなしに信頼性の高い斜行の有無の判定を行う
ことが可能になる。
の認識によって斜行判定を行う場合、以下の構成を採用
することが有効である。つまり、画像読取手段に光学セ
ンサを備えさせ、搬送路に備えられたシート体案内板の
表面に沿ってシート体が通過する際に、このシート体の
画像を読み取るようにする。そして、シート体案内板を
シート体とは異なる色合にする。この構成によれば、シ
ート体の先端縁または後端縁がシート体案内板を遮るよ
うに通過する際、そのコントラストの大きな変化によっ
て先端縁または後端縁を認識するための画像情報が良好
に得られることになる。従って、複雑な画像処理を必要
とすることなしに信頼性の高い斜行の有無の判定を行う
ことが可能になる。
【0012】また、シート体の斜行の有無を判定する他
の構成として、以下のものが掲げられる。つまり、シー
ト体搬送路と、この搬送路に備えられ回転駆動すること
によりシート体を搬送する搬送ローラとを備えたシート
体搬送装置を前提とする。このシート体搬送装置に対
し、端縁検出手段と斜行判定手段とを備えさせている。
端縁検出手段は、搬送ローラの近傍位置に配設され、シ
ート体の端縁が検出可能である。斜行判定手段は、搬送
ローラによってシート体を挟持した状態でシート体の搬
送を停止し、この際、端縁検出手段により検出されるシ
ート体の端縁位置に基づいてシート体の斜行の有無を判
定するものである。
の構成として、以下のものが掲げられる。つまり、シー
ト体搬送路と、この搬送路に備えられ回転駆動すること
によりシート体を搬送する搬送ローラとを備えたシート
体搬送装置を前提とする。このシート体搬送装置に対
し、端縁検出手段と斜行判定手段とを備えさせている。
端縁検出手段は、搬送ローラの近傍位置に配設され、シ
ート体の端縁が検出可能である。斜行判定手段は、搬送
ローラによってシート体を挟持した状態でシート体の搬
送を停止し、この際、端縁検出手段により検出されるシ
ート体の端縁位置に基づいてシート体の斜行の有無を判
定するものである。
【0013】シート体の搬送を停止した状態でシート体
の端縁位置を検出するため、正確に端縁位置を検出する
ことが可能になる。このため、斜行の有無の判定が正確
に行われる。
の端縁位置を検出するため、正確に端縁位置を検出する
ことが可能になる。このため、斜行の有無の判定が正確
に行われる。
【0014】特に、従来より周知の構成を利用して上記
斜行の有無判定を行うようにしたものとして以下の構成
が掲げられる。つまり、搬送路を搬送されるシート体の
画像を読み取る画像読取手段及びシート体を仮置きする
中間トレイを備えさせ、シート体の一方の面を画像読取
手段によって読み取った後、このシート体を中間トレイ
に仮置きし、その後、シート体を表裏反転させて他方の
面を画像読取手段によって読み取らせるようにする。ま
た、搬送ローラを、中間トレイの近傍位置に配設し、シ
ート体が中間トレイに仮置きされている際に、このシー
ト体の端縁を挟持して搬送を停止する。この場合、シー
ト体の仮置き状態において端縁検出手段がシート体の端
縁を検出し、これによって斜行判定手段がシート体の斜
行の有無を判定する。このため、両面読取動作の一工程
であるシート体の仮置き状態を有効に利用してシート体
の斜行の有無を判定することが可能になる。
斜行の有無判定を行うようにしたものとして以下の構成
が掲げられる。つまり、搬送路を搬送されるシート体の
画像を読み取る画像読取手段及びシート体を仮置きする
中間トレイを備えさせ、シート体の一方の面を画像読取
手段によって読み取った後、このシート体を中間トレイ
に仮置きし、その後、シート体を表裏反転させて他方の
面を画像読取手段によって読み取らせるようにする。ま
た、搬送ローラを、中間トレイの近傍位置に配設し、シ
ート体が中間トレイに仮置きされている際に、このシー
ト体の端縁を挟持して搬送を停止する。この場合、シー
ト体の仮置き状態において端縁検出手段がシート体の端
縁を検出し、これによって斜行判定手段がシート体の斜
行の有無を判定する。このため、両面読取動作の一工程
であるシート体の仮置き状態を有効に利用してシート体
の斜行の有無を判定することが可能になる。
【0015】一方、シート体の斜行を修正するための構
成としては、シート体搬送路と、この搬送路に備えられ
回転駆動することによりシート体を搬送する搬送ローラ
とを備えたシート体搬送装置を前提とする。このシート
体搬送装置に対し、シート体に斜行が発生した際、搬送
ローラがシート体に与える圧力を、搬送ローラの軸方向
両側で互いに異ならせる斜行修正手段を備えさせてい
る。
成としては、シート体搬送路と、この搬送路に備えられ
回転駆動することによりシート体を搬送する搬送ローラ
とを備えたシート体搬送装置を前提とする。このシート
体搬送装置に対し、シート体に斜行が発生した際、搬送
ローラがシート体に与える圧力を、搬送ローラの軸方向
両側で互いに異ならせる斜行修正手段を備えさせてい
る。
【0016】この特定事項により、搬送ローラの軸方向
両側でシート体に与える圧力を異ならせるといった比較
的簡単な動作で斜行修正を確実に行うことが可能にな
る。
両側でシート体に与える圧力を異ならせるといった比較
的簡単な動作で斜行修正を確実に行うことが可能にな
る。
【0017】この斜行修正のための具体構成として、搬
送ローラを、シート体を表裏両側から挟持しながら搬送
する一対のローラで成す。斜行修正手段として、これら
ローラの両軸端部に備えられて軸心距離を小さくする方
向の付勢力を与える付勢手段と、搬送ローラの両軸端部
に配設され、軸心距離を大きくする方向の付勢力を発す
る挟持力緩和手段とを備えさせる。つまり、両軸端部に
配設された挟持力緩和手段を作動させない状態では、搬
送ローラの軸方向両側でシート体に与える圧力は略一致
しており、シート体の姿勢を変化させる力は生じない。
シート体に斜行が発生した際には、一方の挟持力緩和手
段を作動させ、この斜行が修正されるようにシート体の
姿勢を変化させる力を生じさせる。
送ローラを、シート体を表裏両側から挟持しながら搬送
する一対のローラで成す。斜行修正手段として、これら
ローラの両軸端部に備えられて軸心距離を小さくする方
向の付勢力を与える付勢手段と、搬送ローラの両軸端部
に配設され、軸心距離を大きくする方向の付勢力を発す
る挟持力緩和手段とを備えさせる。つまり、両軸端部に
配設された挟持力緩和手段を作動させない状態では、搬
送ローラの軸方向両側でシート体に与える圧力は略一致
しており、シート体の姿勢を変化させる力は生じない。
シート体に斜行が発生した際には、一方の挟持力緩和手
段を作動させ、この斜行が修正されるようにシート体の
姿勢を変化させる力を生じさせる。
【0018】また、従来より周知の構成を利用して上記
斜行修正を行うようにしたものとして以下の構成が掲げ
られる。つまり、搬送路を搬送されるシート体の画像を
読み取る画像読取手段及びシート体を仮置きする中間ト
レイを備えさせ、シート体の一方の面を画像読取手段に
よって読み取った後、このシート体を中間トレイに仮置
きし、その後、シート体を表裏反転させて他方の面を画
像読取手段によって読み取らせるようにする。また、搬
送ローラを、中間トレイの近傍位置に配設し、シート体
が中間トレイに仮置きされている際に、このシート体の
端縁を搬送ローラにより挟持して搬送を停止する。斜行
修正手段は、シート体の端縁が搬送ローラによって挟持
されている状態において、シート体搬送方向に対して直
交する方向のシート体両側部のうち、搬送ローラから画
像読取手段側への飛び出し寸法が短い側の挟持力を長い
側の挟持力よりも大きくする。
斜行修正を行うようにしたものとして以下の構成が掲げ
られる。つまり、搬送路を搬送されるシート体の画像を
読み取る画像読取手段及びシート体を仮置きする中間ト
レイを備えさせ、シート体の一方の面を画像読取手段に
よって読み取った後、このシート体を中間トレイに仮置
きし、その後、シート体を表裏反転させて他方の面を画
像読取手段によって読み取らせるようにする。また、搬
送ローラを、中間トレイの近傍位置に配設し、シート体
が中間トレイに仮置きされている際に、このシート体の
端縁を搬送ローラにより挟持して搬送を停止する。斜行
修正手段は、シート体の端縁が搬送ローラによって挟持
されている状態において、シート体搬送方向に対して直
交する方向のシート体両側部のうち、搬送ローラから画
像読取手段側への飛び出し寸法が短い側の挟持力を長い
側の挟持力よりも大きくする。
【0019】つまり、シート体を画像読取手段側へ搬送
する際、上記飛び出し寸法が短い側では搬送ローラの挟
持力が大きくなる一方、飛び出し寸法が長い側では搬送
ローラの挟持力が小さくなる。このため、搬送ローラか
らの搬送力は飛び出し寸法が短い側に伝わり易くなり、
上記斜行が修正される方向にシート体の姿勢が変化す
る。
する際、上記飛び出し寸法が短い側では搬送ローラの挟
持力が大きくなる一方、飛び出し寸法が長い側では搬送
ローラの挟持力が小さくなる。このため、搬送ローラか
らの搬送力は飛び出し寸法が短い側に伝わり易くなり、
上記斜行が修正される方向にシート体の姿勢が変化す
る。
【0020】シート体の斜行を修正するための他の構成
として以下のものが掲げられる。つまり、シート体を搬
送する搬送路と、この搬送路を搬送されるシート体の画
像を読み取る画像読取手段と、シート体を仮置きする中
間トレイとを備え、シート体の一方の面を画像読取手段
によって読み取った後、このシート体を中間トレイに仮
置きし、その後、シート体を表裏反転させて他方の面を
画像読取手段によって読み取らせるシート体搬送装置を
前提とする。このシート体搬送装置に対し、中間トレイ
に、仮置きされるシート体の搬送方向下流側の端縁に当
接し、このシート体の姿勢を矯正して斜行を修正する斜
行修正手段を備えさせている。
として以下のものが掲げられる。つまり、シート体を搬
送する搬送路と、この搬送路を搬送されるシート体の画
像を読み取る画像読取手段と、シート体を仮置きする中
間トレイとを備え、シート体の一方の面を画像読取手段
によって読み取った後、このシート体を中間トレイに仮
置きし、その後、シート体を表裏反転させて他方の面を
画像読取手段によって読み取らせるシート体搬送装置を
前提とする。このシート体搬送装置に対し、中間トレイ
に、仮置きされるシート体の搬送方向下流側の端縁に当
接し、このシート体の姿勢を矯正して斜行を修正する斜
行修正手段を備えさせている。
【0021】この特定事項により、仮にシート体に斜行
が発生した場合であっても、このシート体が中間トレイ
に仮置きされた際には、シート体の端縁が斜行修正手段
に当接して姿勢が強制され、斜行が修正される。従っ
て、シート体を表裏反転させて他方の面を画像読取手段
によって読み取らせる際には、斜行が生じていない状態
で画像読み取りが行われる。
が発生した場合であっても、このシート体が中間トレイ
に仮置きされた際には、シート体の端縁が斜行修正手段
に当接して姿勢が強制され、斜行が修正される。従っ
て、シート体を表裏反転させて他方の面を画像読取手段
によって読み取らせる際には、斜行が生じていない状態
で画像読み取りが行われる。
【0022】この斜行修正のための構成の具体例として
は、搬送路に搬送させるためのシート体が載置される載
置台を備えさせ、載置台に、シート体の搬送方向のサイ
ズを検知するサイズセンサを設ける。斜行修正手段とし
て、中間トレイ上をシート体搬送方向にスライド移動可
能な戻し板を備えさせ、この戻し板がサイズセンサによ
って検知されたシート体のサイズに応じて中間トレイ上
の所定位置にスライド移動できるようにする。これによ
り、複数種類のサイズのシート体に対して斜行修正動作
を行わせることができ、装置の汎用性が拡大できる。
は、搬送路に搬送させるためのシート体が載置される載
置台を備えさせ、載置台に、シート体の搬送方向のサイ
ズを検知するサイズセンサを設ける。斜行修正手段とし
て、中間トレイ上をシート体搬送方向にスライド移動可
能な戻し板を備えさせ、この戻し板がサイズセンサによ
って検知されたシート体のサイズに応じて中間トレイ上
の所定位置にスライド移動できるようにする。これによ
り、複数種類のサイズのシート体に対して斜行修正動作
を行わせることができ、装置の汎用性が拡大できる。
【0023】戻し板を中間トレイ上でスライド移動させ
る際の具体的な構成としては、中間トレイの近傍位置
に、シート体を中間トレイへ案内するための搬送ローラ
を配設し、シート体が中間トレイに仮置きされている際
に、このシート体の端縁を挟持して搬送を停止させる。
また、戻し板のスライド移動動作の1回当たりの可動距
離を、シート体のサイズからシート体先端と搬送ローラ
までの距離を減算した距離に一致させている。これによ
り、シート体を中間トレイ上で必要以上に移動させるこ
とがなくなり、シート体の強圧によりシート体が破損し
てしまう等といった不具合は生じなくなる。
る際の具体的な構成としては、中間トレイの近傍位置
に、シート体を中間トレイへ案内するための搬送ローラ
を配設し、シート体が中間トレイに仮置きされている際
に、このシート体の端縁を挟持して搬送を停止させる。
また、戻し板のスライド移動動作の1回当たりの可動距
離を、シート体のサイズからシート体先端と搬送ローラ
までの距離を減算した距離に一致させている。これによ
り、シート体を中間トレイ上で必要以上に移動させるこ
とがなくなり、シート体の強圧によりシート体が破損し
てしまう等といった不具合は生じなくなる。
【0024】上記構成に加えて、斜行修正手段として、
中間トレイ上をシート体搬送方向に対して直交する方向
にスライド移動可能な押圧板を備えさせ、この押圧板が
シート体の端縁に当接することによりシート体の姿勢を
矯正して斜行を修正するようにしてもよい。これによれ
ば、シート体の姿勢を複数の方向から矯正して斜行を修
正することができる。
中間トレイ上をシート体搬送方向に対して直交する方向
にスライド移動可能な押圧板を備えさせ、この押圧板が
シート体の端縁に当接することによりシート体の姿勢を
矯正して斜行を修正するようにしてもよい。これによれ
ば、シート体の姿勢を複数の方向から矯正して斜行を修
正することができる。
【0025】シート体の斜行量に応じた処理動作を行わ
せるための具体構成として、シート体の斜行量が修正不
可能な量であるか否かを判定する修正判定手段と、この
修正判定手段の出力を受け、修正不可能である場合に、
シート体を強制的に排出させる強制排出手段とを備えさ
せている。
せるための具体構成として、シート体の斜行量が修正不
可能な量であるか否かを判定する修正判定手段と、この
修正判定手段の出力を受け、修正不可能である場合に、
シート体を強制的に排出させる強制排出手段とを備えさ
せている。
【0026】この特定事項により、斜行修正が不可能で
あるにも拘らず斜行修正動作を行うといった状況を回避
することができる。このため、シート体の搬送効率を向
上することが可能になる。
あるにも拘らず斜行修正動作を行うといった状況を回避
することができる。このため、シート体の搬送効率を向
上することが可能になる。
【0027】シート体に斜行が発生している状態での処
理動作を行わせるための具体構成として、シート体の画
像情報を記憶する記憶手段を備えさせ、この記憶手段に
記憶された画像情報がシート体の斜行状態のものである
場合、シート体を画像読取手段に再度読み取らせる再読
取手段を備えさせている。
理動作を行わせるための具体構成として、シート体の画
像情報を記憶する記憶手段を備えさせ、この記憶手段に
記憶された画像情報がシート体の斜行状態のものである
場合、シート体を画像読取手段に再度読み取らせる再読
取手段を備えさせている。
【0028】この特定事項により、斜行していない状態
で読み取られた画像情報を確実に取得することができ、
装置の信頼性の向上を図ることができる。
で読み取られた画像情報を確実に取得することができ、
装置の信頼性の向上を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係るシ
ート体搬送装置を複写機の原稿自動給紙部として適用し
た場合について説明する。
に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係るシ
ート体搬送装置を複写機の原稿自動給紙部として適用し
た場合について説明する。
【0030】−複写機の全体構成の説明− 図1は本形態に係る複写機1の内部構成の概略を示して
いる。この図1のように、本複写機1は、画像読取手段
としてのスキャナ部2、プリント部3及び原稿自動給紙
部4を備えている。以下、各部について説明する。
いる。この図1のように、本複写機1は、画像読取手段
としてのスキャナ部2、プリント部3及び原稿自動給紙
部4を備えている。以下、各部について説明する。
【0031】<スキャナ部2の説明>スキャナ部2は、
透明なガラス等で成る原稿台41上に載置されたシート
体としての原稿の画像や原稿自動給紙部4により1枚ず
つ給紙される原稿の画像を読み取って画像データを作成
する部分である。このスキャナ部2は、露光光源21、
複数の反射鏡22,23,24、結像レンズ25、光学
センサとしての光電変換素子(CCD)26を備えてい
る。
透明なガラス等で成る原稿台41上に載置されたシート
体としての原稿の画像や原稿自動給紙部4により1枚ず
つ給紙される原稿の画像を読み取って画像データを作成
する部分である。このスキャナ部2は、露光光源21、
複数の反射鏡22,23,24、結像レンズ25、光学
センサとしての光電変換素子(CCD)26を備えてい
る。
【0032】上記露光光源21は、原稿自動給紙部4の
原稿台41上に載置された原稿や原稿自動給紙部4を搬
送される原稿に対して光を照射するものである。各反射
鏡22,23,24は、図1に破線で光路を示すよう
に、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた
後、下方に反射させ、その後、結像レンズ25に向かう
ように図中右方向に反射させるようになっている。
原稿台41上に載置された原稿や原稿自動給紙部4を搬
送される原稿に対して光を照射するものである。各反射
鏡22,23,24は、図1に破線で光路を示すよう
に、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた
後、下方に反射させ、その後、結像レンズ25に向かう
ように図中右方向に反射させるようになっている。
【0033】原稿の画像読み取り動作として、上記原稿
台41上に原稿が載置された場合には、露光光源21及
び反射鏡22が図1に実線で示す位置と仮想線で示す位
置との間を原稿台41に沿って水平方向に走査して、原
稿の画像を読み取ることになる。一方、原稿自動給紙部
4を搬送される原稿を読み取る場合には、露光光源21
及び反射鏡22が図1に実線で示す位置に固定され、後
述する原稿自動給紙部4の原稿読取部42を原稿が通過
する際にその画像を読み取ることになる。
台41上に原稿が載置された場合には、露光光源21及
び反射鏡22が図1に実線で示す位置と仮想線で示す位
置との間を原稿台41に沿って水平方向に走査して、原
稿の画像を読み取ることになる。一方、原稿自動給紙部
4を搬送される原稿を読み取る場合には、露光光源21
及び反射鏡22が図1に実線で示す位置に固定され、後
述する原稿自動給紙部4の原稿読取部42を原稿が通過
する際にその画像を読み取ることになる。
【0034】上記各反射鏡22,23,24で反射され
て結像レンズ25を通過した光は光電変換素子26に導
かれ、この光電変換素子26において反射光が電気信号
(原稿画像データ)に変換されるようになっている。
て結像レンズ25を通過した光は光電変換素子26に導
かれ、この光電変換素子26において反射光が電気信号
(原稿画像データ)に変換されるようになっている。
【0035】<プリント部3の説明>プリント部3は、
画像形成系31と転写紙搬送系32とを備えている。
画像形成系31と転写紙搬送系32とを備えている。
【0036】画像形成系31は、レーザスキャニングユ
ニット31a及びドラム型の感光体31bを備えてい
る。レーザスキャニングユニット31aは、上記光電変
換素子26において変換された原稿画像データに基づい
たレーザ光を感光体31bの表面に照射するものであ
る。感光体31bは、図1中に矢印で示す方向に回転
し、レーザスキャニングユニット31aからのレーザ光
が照射されることによってその表面に静電潜像が形成さ
れるようになっている。
ニット31a及びドラム型の感光体31bを備えてい
る。レーザスキャニングユニット31aは、上記光電変
換素子26において変換された原稿画像データに基づい
たレーザ光を感光体31bの表面に照射するものであ
る。感光体31bは、図1中に矢印で示す方向に回転
し、レーザスキャニングユニット31aからのレーザ光
が照射されることによってその表面に静電潜像が形成さ
れるようになっている。
【0037】また、感光体31bの外周囲には、上記レ
ーザスキャニングユニット31aの他に、現像装置31
c、転写チャージャ31d、図示しないクリーニング装
置、除電器31e、主帯電器31fが周方向に亘って順
に配設されている。現像装置31cは、感光体31bの
表面に形成された静電潜像をトナーにより可視像に現像
するものである。転写チャージャ31dは、感光体31
bの表面に形成されたトナー像を転写紙5に転写するも
のである。クリーニング装置は、トナー転写後において
感光体31bの表面に残留したトナーを除去するように
なっている。除電器31eは、感光体31bの表面の残
留電荷を除去するものである。主帯電器31fは、静電
潜像が形成される前の感光体31bの表面を所定の電位
に帯電させるようになっている。
ーザスキャニングユニット31aの他に、現像装置31
c、転写チャージャ31d、図示しないクリーニング装
置、除電器31e、主帯電器31fが周方向に亘って順
に配設されている。現像装置31cは、感光体31bの
表面に形成された静電潜像をトナーにより可視像に現像
するものである。転写チャージャ31dは、感光体31
bの表面に形成されたトナー像を転写紙5に転写するも
のである。クリーニング装置は、トナー転写後において
感光体31bの表面に残留したトナーを除去するように
なっている。除電器31eは、感光体31bの表面の残
留電荷を除去するものである。主帯電器31fは、静電
潜像が形成される前の感光体31bの表面を所定の電位
に帯電させるようになっている。
【0038】このため、転写紙5に画像を形成する際に
は、主帯電器31fによって感光体31bの表面が所定
の電位に帯電され、レーザスキャニングユニット31a
が原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体31bの
表面に照射する。その後、現像装置31cが感光体31
bの表面にトナーによる可視像に現像し、転写チャージ
ャ31dによって、トナー像が転写紙5に転写される。
更に、その後、感光体31bの表面に残留したトナーは
クリーニング装置によって除去されると共に、感光体3
1bの表面の残留電荷が除電器31eによって除去され
る。これにより、転写紙5への画像形成動作(印字動
作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返さ
れることにより、複数枚の転写紙5,5,…に対して連
続的に画像形成を行うことができるようになっている。
は、主帯電器31fによって感光体31bの表面が所定
の電位に帯電され、レーザスキャニングユニット31a
が原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体31bの
表面に照射する。その後、現像装置31cが感光体31
bの表面にトナーによる可視像に現像し、転写チャージ
ャ31dによって、トナー像が転写紙5に転写される。
更に、その後、感光体31bの表面に残留したトナーは
クリーニング装置によって除去されると共に、感光体3
1bの表面の残留電荷が除電器31eによって除去され
る。これにより、転写紙5への画像形成動作(印字動
作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返さ
れることにより、複数枚の転写紙5,5,…に対して連
続的に画像形成を行うことができるようになっている。
【0039】一方、転写紙搬送系32は、用紙カセット
33や用紙トレイ34に収容された転写紙5,5,…を
1枚ずつ搬送して上記画像形成系31による画像形成を
行わせると共に、画像形成された転写紙5を排紙トレイ
35へ排出するものである。
33や用紙トレイ34に収容された転写紙5,5,…を
1枚ずつ搬送して上記画像形成系31による画像形成を
行わせると共に、画像形成された転写紙5を排紙トレイ
35へ排出するものである。
【0040】この転写紙搬送系32は、主搬送路36と
反転搬送路37とを備えている。主搬送路36は、一端
が分岐されて用紙カセット33及び用紙トレイ34の排
出側にそれぞれ対向していると共に他端が排紙トレイ3
5に対向している。反転搬送路37は、一端が転写チャ
ージャ31dの配設位置よりも上流側(図中下側)で主
搬送路36に繋がっていると共に、他端が転写チャージ
ャ31dの配設位置よりも下流側(図中上側)で主搬送
路36に繋がっている。
反転搬送路37とを備えている。主搬送路36は、一端
が分岐されて用紙カセット33及び用紙トレイ34の排
出側にそれぞれ対向していると共に他端が排紙トレイ3
5に対向している。反転搬送路37は、一端が転写チャ
ージャ31dの配設位置よりも上流側(図中下側)で主
搬送路36に繋がっていると共に、他端が転写チャージ
ャ31dの配設位置よりも下流側(図中上側)で主搬送
路36に繋がっている。
【0041】主搬送路36の上流端(用紙カセット33
や用紙トレイ34の排出側に対向する部分)には断面が
半円状のピックアップローラ36a,36aが配設され
ている。このピックアップローラ36a,36aの直下
流側には給紙ローラ36b,36bが配設されている。
このピックアップローラ36a及び給紙ローラ36bの
回転により、用紙カセット33または用紙トレイ34に
収容されている転写紙5,5,…を1枚ずつ間欠的に主
搬送路36に給紙できるようになっている。
や用紙トレイ34の排出側に対向する部分)には断面が
半円状のピックアップローラ36a,36aが配設され
ている。このピックアップローラ36a,36aの直下
流側には給紙ローラ36b,36bが配設されている。
このピックアップローラ36a及び給紙ローラ36bの
回転により、用紙カセット33または用紙トレイ34に
収容されている転写紙5,5,…を1枚ずつ間欠的に主
搬送路36に給紙できるようになっている。
【0042】この主搬送路36における転写チャージャ
31dの配設位置よりも上流側には、転写紙5の通過を
検知するためのレジスト検知スイッチ36c及びレジス
トローラ36d,36dがそれぞれ配設されている。こ
のレジストローラ36d,36dは、感光体31b表面
のトナー像と転写紙5との位置合わせを行いながら転写
紙5を搬送するものである。主搬送路36における転写
チャージャ31dの配設位置よりも下流側には、転写紙
5に転写されたトナー像を加熱により定着させるための
一対の定着ローラ36e,36e及び転写紙5が定着ロ
ーラ36e,36eを通過したことを検知するための定
着検知スイッチ36fがそれぞれ配設されている。主搬
送路36の下流端には、転写紙5を排紙トレイ35に排
紙するための一対の排紙ローラ36g,36g及び転写
紙5の排紙を検知するための排紙検知スイッチ36hが
それぞれ配設されている。
31dの配設位置よりも上流側には、転写紙5の通過を
検知するためのレジスト検知スイッチ36c及びレジス
トローラ36d,36dがそれぞれ配設されている。こ
のレジストローラ36d,36dは、感光体31b表面
のトナー像と転写紙5との位置合わせを行いながら転写
紙5を搬送するものである。主搬送路36における転写
チャージャ31dの配設位置よりも下流側には、転写紙
5に転写されたトナー像を加熱により定着させるための
一対の定着ローラ36e,36e及び転写紙5が定着ロ
ーラ36e,36eを通過したことを検知するための定
着検知スイッチ36fがそれぞれ配設されている。主搬
送路36の下流端には、転写紙5を排紙トレイ35に排
紙するための一対の排紙ローラ36g,36g及び転写
紙5の排紙を検知するための排紙検知スイッチ36hが
それぞれ配設されている。
【0043】主搬送路36に対する反転搬送路37の上
流端の接続位置には分岐爪38が配設されている。この
分岐爪38は、図1に実線で示す第1位置と仮想線で示
す第2位置との間で水平軸回りに回動自在となってい
る。この分岐爪38が第1位置にあるときには転写紙5
が排紙トレイ35へ排紙され、第2位置にあるときには
転写紙5が反転搬送路37へ供給されるようになってい
る。反転搬送路37の複数箇所には搬送ローラ37a,
37a,…が配設されており、転写紙5が反転搬送路3
7に供給された場合には、これら搬送ローラ37a,3
7a,…によって転写紙5が搬送され、レジストローラ
36dの上流側で転写紙5が反転されて再び転写チャー
ジャ31dに向かって主搬送路36を搬送されるように
なっている。つまり、転写紙5の裏面に対して画像形成
が行えるようになっている。
流端の接続位置には分岐爪38が配設されている。この
分岐爪38は、図1に実線で示す第1位置と仮想線で示
す第2位置との間で水平軸回りに回動自在となってい
る。この分岐爪38が第1位置にあるときには転写紙5
が排紙トレイ35へ排紙され、第2位置にあるときには
転写紙5が反転搬送路37へ供給されるようになってい
る。反転搬送路37の複数箇所には搬送ローラ37a,
37a,…が配設されており、転写紙5が反転搬送路3
7に供給された場合には、これら搬送ローラ37a,3
7a,…によって転写紙5が搬送され、レジストローラ
36dの上流側で転写紙5が反転されて再び転写チャー
ジャ31dに向かって主搬送路36を搬送されるように
なっている。つまり、転写紙5の裏面に対して画像形成
が行えるようになっている。
【0044】<原稿自動給紙部4の説明>次に、本形態
の特徴とする原稿自動給紙部4について説明する。
の特徴とする原稿自動給紙部4について説明する。
【0045】この原稿自動給紙部4は、所謂自動両面原
稿搬送装置として構成されている。図2は、本原稿自動
給紙部4及びその周辺部分を示す概略図である。この原
稿自動給紙部4は、原稿移動式であって、載置台として
の原稿トレイ43、中間トレイ44、原稿排紙トレイ4
5及び各トレイ43,44,45間で原稿を搬送する原
稿搬送系46を備えている。
稿搬送装置として構成されている。図2は、本原稿自動
給紙部4及びその周辺部分を示す概略図である。この原
稿自動給紙部4は、原稿移動式であって、載置台として
の原稿トレイ43、中間トレイ44、原稿排紙トレイ4
5及び各トレイ43,44,45間で原稿を搬送する原
稿搬送系46を備えている。
【0046】上記原稿搬送系46は、原稿トレイ43に
載置された原稿6,6,…を、原稿読取部42を経て中
間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ搬送するため
の主搬送路47と、中間トレイ44上の原稿6を主搬送
路47に供給するための副搬送路48とを備えている。
載置された原稿6,6,…を、原稿読取部42を経て中
間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ搬送するため
の主搬送路47と、中間トレイ44上の原稿6を主搬送
路47に供給するための副搬送路48とを備えている。
【0047】主搬送路47の上流端(原稿トレイ43の
排出側に対向する部分)には一対の原稿ピックアップロ
ーラ47a,47bが配設されている。一方(図中右
側)の原稿ピックアップローラ47bの下側にはさばき
板47cが配設されており、各原稿ピックアップローラ
47a,47bの回転に伴って原稿トレイ43上の原稿
6,6,…のうちの1枚がこの原稿ピックアップローラ
47bとさばき板47cとの間を通過して主搬送路47
に給紙されるようになっている。主搬送路47と副搬送
路48との合流部分(図中A部分)には原稿6の通過を
検知するための原稿入紙センサ47dが配設されてい
る。更に、この原稿入紙センサ47dの配設位置よりも
下流側にはPSローラ47e,47eが配設されてい
る。このPSローラ47e,47eは、原稿6の先端と
スキャナ部2の画像読み取りタイミングとを調整して原
稿6を原稿読取部42に供給するものである。つまり、
このPSローラ47e,47eは原稿6が供給された状
態でその原稿6の搬送を一旦停止し、上記タイミングを
調整して原稿読取部42に供給するようになっている。
排出側に対向する部分)には一対の原稿ピックアップロ
ーラ47a,47bが配設されている。一方(図中右
側)の原稿ピックアップローラ47bの下側にはさばき
板47cが配設されており、各原稿ピックアップローラ
47a,47bの回転に伴って原稿トレイ43上の原稿
6,6,…のうちの1枚がこの原稿ピックアップローラ
47bとさばき板47cとの間を通過して主搬送路47
に給紙されるようになっている。主搬送路47と副搬送
路48との合流部分(図中A部分)には原稿6の通過を
検知するための原稿入紙センサ47dが配設されてい
る。更に、この原稿入紙センサ47dの配設位置よりも
下流側にはPSローラ47e,47eが配設されてい
る。このPSローラ47e,47eは、原稿6の先端と
スキャナ部2の画像読み取りタイミングとを調整して原
稿6を原稿読取部42に供給するものである。つまり、
このPSローラ47e,47eは原稿6が供給された状
態でその原稿6の搬送を一旦停止し、上記タイミングを
調整して原稿読取部42に供給するようになっている。
【0048】原稿読取部42は、プラテンガラス42a
とシート体案内板としての原稿押え板42bとを備え、
PSローラ47e,47eから供給された原稿6がプラ
テンガラス42aと原稿押え板42bとの間を通過する
際に、上記露光光源21からの光がプラテンガラス42
aを通過して原稿6に照射されるようになっている。こ
の際、上記スキャナ部2による原稿画像データの取得が
行われる。上記原稿押え板42bの背面(上面)にはコ
イルスプリング42cによる付勢力が付与されている。
これにより、原稿押え板42bがプラテンガラス42a
に対して所定の押圧力をもって接触しており、原稿6が
原稿読取部42を通過する際にプラテンガラス42aか
ら浮き上がることを阻止している。
とシート体案内板としての原稿押え板42bとを備え、
PSローラ47e,47eから供給された原稿6がプラ
テンガラス42aと原稿押え板42bとの間を通過する
際に、上記露光光源21からの光がプラテンガラス42
aを通過して原稿6に照射されるようになっている。こ
の際、上記スキャナ部2による原稿画像データの取得が
行われる。上記原稿押え板42bの背面(上面)にはコ
イルスプリング42cによる付勢力が付与されている。
これにより、原稿押え板42bがプラテンガラス42a
に対して所定の押圧力をもって接触しており、原稿6が
原稿読取部42を通過する際にプラテンガラス42aか
ら浮き上がることを阻止している。
【0049】原稿読取部42の下流側には、搬送ローラ
47f及び原稿排紙ローラ47gが備えられている。原
稿読取部42を通過した原稿6が搬送ローラ47f及び
原稿排紙ローラ47gを経て中間トレイ44または原稿
排紙トレイ45へ排紙される構成となっている。尚、上
記各ローラ47e,47f,47gのうち図2中で回転
方向に矢印を付したものが駆動ローラであって、それに
接触するローラが従動ローラとなっている。
47f及び原稿排紙ローラ47gが備えられている。原
稿読取部42を通過した原稿6が搬送ローラ47f及び
原稿排紙ローラ47gを経て中間トレイ44または原稿
排紙トレイ45へ排紙される構成となっている。尚、上
記各ローラ47e,47f,47gのうち図2中で回転
方向に矢印を付したものが駆動ローラであって、それに
接触するローラが従動ローラとなっている。
【0050】本発明でいう搬送ローラとしての原稿排紙
ローラ47gと中間トレイ44との間には中間トレイ揺
動板44aが配設されている。この中間トレイ揺動板4
4aは、中間トレイ44側の端部が揺動中心とされて、
図2に実線で示す位置(ポジション1)と仮想線で示す
位置(ポジション2)との間で揺動可能となっている。
中間トレイ揺動板44aがポジション1にある場合には
原稿排紙ローラ47g,47gから排紙された原稿6は
原稿排紙トレイ45へ回収される。一方、中間トレイ揺
動板44aがポジション2にある場合には原稿排紙ロー
ラ47g,47gから排紙された原稿6は中間トレイ4
4へ排出されるようになっている。この中間トレイ44
への排紙時には、図2に仮想線で示すように、原稿6の
端縁が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持されて原
稿6の搬送が一旦停止される。この原稿排紙ローラ47
g,47gによる原稿6の挟持位置は、原稿6の搬送方
向の後端縁(図中の右端縁)である。このため、この挟
持状態にあっては、原稿6の後端縁が、原稿排紙ローラ
47g,47gの配設位置から主搬送路47側に僅かに
飛び出した状態となる。この状態から原稿排紙ローラ4
7gが逆回転することによって原稿6が副搬送路48に
供給され、この副搬送路48を経て再び主搬送路47に
送り出されるようになっている。この原稿排紙ローラ4
7gの逆回転動作は、主搬送路47への原稿6の送り出
しと画像読み取りタイミングとを調整して行われる。こ
れにより、原稿6の裏面の画像が原稿読取部42によっ
て読み取られるようになっている。
ローラ47gと中間トレイ44との間には中間トレイ揺
動板44aが配設されている。この中間トレイ揺動板4
4aは、中間トレイ44側の端部が揺動中心とされて、
図2に実線で示す位置(ポジション1)と仮想線で示す
位置(ポジション2)との間で揺動可能となっている。
中間トレイ揺動板44aがポジション1にある場合には
原稿排紙ローラ47g,47gから排紙された原稿6は
原稿排紙トレイ45へ回収される。一方、中間トレイ揺
動板44aがポジション2にある場合には原稿排紙ロー
ラ47g,47gから排紙された原稿6は中間トレイ4
4へ排出されるようになっている。この中間トレイ44
への排紙時には、図2に仮想線で示すように、原稿6の
端縁が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持されて原
稿6の搬送が一旦停止される。この原稿排紙ローラ47
g,47gによる原稿6の挟持位置は、原稿6の搬送方
向の後端縁(図中の右端縁)である。このため、この挟
持状態にあっては、原稿6の後端縁が、原稿排紙ローラ
47g,47gの配設位置から主搬送路47側に僅かに
飛び出した状態となる。この状態から原稿排紙ローラ4
7gが逆回転することによって原稿6が副搬送路48に
供給され、この副搬送路48を経て再び主搬送路47に
送り出されるようになっている。この原稿排紙ローラ4
7gの逆回転動作は、主搬送路47への原稿6の送り出
しと画像読み取りタイミングとを調整して行われる。こ
れにより、原稿6の裏面の画像が原稿読取部42によっ
て読み取られるようになっている。
【0051】−斜行検出のための構造説明− 次に、本形態の特徴部分である、原稿6の斜行を検出す
るための構造について説明する。この斜行を検出するた
めの構成としては以下の2タイプがある。第1のタイプ
は、上記原稿読取部42を利用して斜行を検出するもの
である。第2のタイプは、原稿6が原稿排紙ローラ47
g,47gに挟持された状態においてその斜行を検出す
るものである。以下、各タイプの構成についてそれぞれ
説明する。
るための構造について説明する。この斜行を検出するた
めの構成としては以下の2タイプがある。第1のタイプ
は、上記原稿読取部42を利用して斜行を検出するもの
である。第2のタイプは、原稿6が原稿排紙ローラ47
g,47gに挟持された状態においてその斜行を検出す
るものである。以下、各タイプの構成についてそれぞれ
説明する。
【0052】<第1タイプの斜行検出構造の説明>本斜
行検出構造は、図3に示すように、原稿6が原稿読取部
42を通過する際に得られる画像データに基づいて原稿
6の斜行を検出するようになっている。つまり、本複写
機1の制御ユニット11内に斜行判定手段12が備えら
れており、この斜行判定手段12が上記画像データに基
づいて原稿6の斜行の有無を判定するようになってい
る。具体的には、図3(b)及び図3(c)に示すよう
に、原稿6が斜行している場合(各図では原稿6の搬送
方向を矢印で示している)、原稿6の先端(搬送方向の
下流側端)が原稿読取部42を通過する時点(図3
(b)参照)、原稿6の後端(搬送方向の上流側端)が
原稿読取部42を通過する時点(図3(c)参照)が、
原稿6の幅方向の両端で異なることになる。言い換える
と、図3(b)に示す状態では、原稿6の搬送方向に向
かって左端(図中の下端)が原稿読取部42を通過して
いるのに対し、右端(図中の上端)は未だ原稿読取部4
2に達していない。同様に、図3(c)に示す状態で
は、原稿6の搬送方向に向かって左端(図中の下端)が
原稿読取部42を通過し終えているのに対し、右端(図
中の上端)は未だ原稿読取部42を通過中である。この
ようにして、原稿6の搬送方向の先端縁や後端縁におけ
る幅方向の両端を原稿読取部42によって読み取ること
により、原稿6の斜行の有無を検出することが可能にな
る。つまり、スキャナ部2で読み込まれる画像情報内に
原稿6の斜行の有無の検出情報を取り込むようになって
いる。
行検出構造は、図3に示すように、原稿6が原稿読取部
42を通過する際に得られる画像データに基づいて原稿
6の斜行を検出するようになっている。つまり、本複写
機1の制御ユニット11内に斜行判定手段12が備えら
れており、この斜行判定手段12が上記画像データに基
づいて原稿6の斜行の有無を判定するようになってい
る。具体的には、図3(b)及び図3(c)に示すよう
に、原稿6が斜行している場合(各図では原稿6の搬送
方向を矢印で示している)、原稿6の先端(搬送方向の
下流側端)が原稿読取部42を通過する時点(図3
(b)参照)、原稿6の後端(搬送方向の上流側端)が
原稿読取部42を通過する時点(図3(c)参照)が、
原稿6の幅方向の両端で異なることになる。言い換える
と、図3(b)に示す状態では、原稿6の搬送方向に向
かって左端(図中の下端)が原稿読取部42を通過して
いるのに対し、右端(図中の上端)は未だ原稿読取部4
2に達していない。同様に、図3(c)に示す状態で
は、原稿6の搬送方向に向かって左端(図中の下端)が
原稿読取部42を通過し終えているのに対し、右端(図
中の上端)は未だ原稿読取部42を通過中である。この
ようにして、原稿6の搬送方向の先端縁や後端縁におけ
る幅方向の両端を原稿読取部42によって読み取ること
により、原稿6の斜行の有無を検出することが可能にな
る。つまり、スキャナ部2で読み込まれる画像情報内に
原稿6の斜行の有無の検出情報を取り込むようになって
いる。
【0053】また、この斜行検出において、原稿押え板
42bの色合等を原稿6と異ならせておくことにより、
原稿6の端縁の認識を容易に行うことができ、原稿6の
斜行の有無の判定をより正確に行うことが可能になる。
例えば、原稿6が白色であるのに対して原稿押え板42
bを黒色にする。
42bの色合等を原稿6と異ならせておくことにより、
原稿6の端縁の認識を容易に行うことができ、原稿6の
斜行の有無の判定をより正確に行うことが可能になる。
例えば、原稿6が白色であるのに対して原稿押え板42
bを黒色にする。
【0054】<第2タイプの斜行検出構造の説明>本斜
行検出構造は、図4及び図5に示すように、原稿排紙ロ
ーラ47g,47gの直上流側(主搬送路47側)に複
数個の原稿検出センサ71a〜71e,72a〜72e
を備えさせている。これら原稿検出センサ71a〜71
e,72a〜72eは、原稿6の搬送方向に亘って等間
隔を存して配設された5個のセンサが原稿6の幅方向
(図4の紙面鉛直方向)に対向配置されている。図4の
手前側(図5の下側)に配設されている5個の原稿検出
センサ71a〜71eによりフロント側センサ群71が
構成され、図4の奥側(図5の上側)に配設されている
5個の原稿検出センサ72a〜72eによりリヤ側セン
サ群72が構成されている。これらセンサ群71,72
の原稿検出センサ71a〜71e,72a〜72eは原
稿6の存在の有無を検出し、その検出信号を制御ユニッ
ト11に備えられた斜行判定手段13に送信するように
なっている。この斜行判定手段13は、これら検出信号
に基づいて搬送される原稿6の後端縁位置を認識して斜
行の有無を判定する。これら原稿検出センサ71a〜7
1e,72a〜72eは光学センサに限らずメカニカル
センサで構成してもよい。これらセンサ群71,72に
よって本発明でいう端縁検出手段7が構成されている。
行検出構造は、図4及び図5に示すように、原稿排紙ロ
ーラ47g,47gの直上流側(主搬送路47側)に複
数個の原稿検出センサ71a〜71e,72a〜72e
を備えさせている。これら原稿検出センサ71a〜71
e,72a〜72eは、原稿6の搬送方向に亘って等間
隔を存して配設された5個のセンサが原稿6の幅方向
(図4の紙面鉛直方向)に対向配置されている。図4の
手前側(図5の下側)に配設されている5個の原稿検出
センサ71a〜71eによりフロント側センサ群71が
構成され、図4の奥側(図5の上側)に配設されている
5個の原稿検出センサ72a〜72eによりリヤ側セン
サ群72が構成されている。これらセンサ群71,72
の原稿検出センサ71a〜71e,72a〜72eは原
稿6の存在の有無を検出し、その検出信号を制御ユニッ
ト11に備えられた斜行判定手段13に送信するように
なっている。この斜行判定手段13は、これら検出信号
に基づいて搬送される原稿6の後端縁位置を認識して斜
行の有無を判定する。これら原稿検出センサ71a〜7
1e,72a〜72eは光学センサに限らずメカニカル
センサで構成してもよい。これらセンサ群71,72に
よって本発明でいう端縁検出手段7が構成されている。
【0055】このため、主搬送路47を搬送されて中間
トレイ44に案内された原稿6の後端縁が原稿排紙ロー
ラ47g,47gに挟持されて搬送停止されている状態
で、この原稿排紙ローラ47g,47gから主搬送路4
7側に飛び出している原稿6の寸法を各原稿検出センサ
71a〜71e,72a〜72eによって検出すること
によって原稿6の後端縁位置を認識して原稿6の斜行の
有無が判定できるようになっている。
トレイ44に案内された原稿6の後端縁が原稿排紙ロー
ラ47g,47gに挟持されて搬送停止されている状態
で、この原稿排紙ローラ47g,47gから主搬送路4
7側に飛び出している原稿6の寸法を各原稿検出センサ
71a〜71e,72a〜72eによって検出すること
によって原稿6の後端縁位置を認識して原稿6の斜行の
有無が判定できるようになっている。
【0056】つまり、フロント側センサ群71の各原稿
検出センサ71a〜71eにより検出される原稿6の後
端縁位置とリヤ側センサ群72の各原稿検出センサ72
a〜72eによる検出される原稿6の後端縁位置とが一
致する場合には原稿6の斜行は発生していないと判断で
きる。逆に、フロント側センサ群71の各原稿検出セン
サ71a〜71eにより検出される原稿6の後端縁位置
とリヤ側センサ群72の各原稿検出センサ72a〜72
eによる検出される原稿6の後端縁位置とが異なる場合
には原稿6の斜行が発生していると判断できる。
検出センサ71a〜71eにより検出される原稿6の後
端縁位置とリヤ側センサ群72の各原稿検出センサ72
a〜72eによる検出される原稿6の後端縁位置とが一
致する場合には原稿6の斜行は発生していないと判断で
きる。逆に、フロント側センサ群71の各原稿検出セン
サ71a〜71eにより検出される原稿6の後端縁位置
とリヤ側センサ群72の各原稿検出センサ72a〜72
eによる検出される原稿6の後端縁位置とが異なる場合
には原稿6の斜行が発生していると判断できる。
【0057】具体的には、図6に示す検知状態Aでは、
両センサ群71,72の各原稿検出センサ71a〜71
e,72a〜72eによる原稿6の後端縁位置検出状態
が一致しているため(図5(a)に示すように、先頭の
原稿検出センサ71a,72aのみが原稿6の存在を認
識している状態)、原稿6の斜行は発生していないと判
断できる。これに対し、図6に示す検知状態B及びCで
は、両センサ群71,72の各原稿検出センサ71a〜
71e,72a〜72eによる原稿6の後端縁位置検出
状態が一致していないため原稿6の斜行が発生している
と判断できる。図5(b)は図6に示す検知状態Bを示
しており、フロント側センサ群71では先頭から3つ目
までの原稿検出センサ71a,71b,71cが原稿6
の存在を認識しているのに対し、リヤ側センサ群72で
は先頭から2つ目までの原稿検出センサ72a,72b
のみが原稿6の存在を認識している。
両センサ群71,72の各原稿検出センサ71a〜71
e,72a〜72eによる原稿6の後端縁位置検出状態
が一致しているため(図5(a)に示すように、先頭の
原稿検出センサ71a,72aのみが原稿6の存在を認
識している状態)、原稿6の斜行は発生していないと判
断できる。これに対し、図6に示す検知状態B及びCで
は、両センサ群71,72の各原稿検出センサ71a〜
71e,72a〜72eによる原稿6の後端縁位置検出
状態が一致していないため原稿6の斜行が発生している
と判断できる。図5(b)は図6に示す検知状態Bを示
しており、フロント側センサ群71では先頭から3つ目
までの原稿検出センサ71a,71b,71cが原稿6
の存在を認識しているのに対し、リヤ側センサ群72で
は先頭から2つ目までの原稿検出センサ72a,72b
のみが原稿6の存在を認識している。
【0058】また、検知状態Bでは、フロント側センサ
群71とリヤ側センサ群72とでは、原稿6の認識状態
が異なる原稿検出センサが1つのみであるため、斜行量
は僅かであると認識することが可能である。これに対
し、検知状態Cでは、フロント側センサ群71とリヤ側
センサ群72とでは、原稿6の認識状態が異なる原稿検
出センサが4つであるため、斜行量は大きいと認識する
ことが可能である。本形態では、上記検知状態Bでは、
後述する斜行修正動作によって斜行の修正が可能である
と判断するのに対し、検知状態Cでは、斜行の修正は不
可能であると判断して原稿6を強制的に排紙するように
している(これら動作の詳細は後述する)。
群71とリヤ側センサ群72とでは、原稿6の認識状態
が異なる原稿検出センサが1つのみであるため、斜行量
は僅かであると認識することが可能である。これに対
し、検知状態Cでは、フロント側センサ群71とリヤ側
センサ群72とでは、原稿6の認識状態が異なる原稿検
出センサが4つであるため、斜行量は大きいと認識する
ことが可能である。本形態では、上記検知状態Bでは、
後述する斜行修正動作によって斜行の修正が可能である
と判断するのに対し、検知状態Cでは、斜行の修正は不
可能であると判断して原稿6を強制的に排紙するように
している(これら動作の詳細は後述する)。
【0059】−斜行修正のための構造説明− 次に、本原稿自動給紙部4を搬送される原稿6の斜行を
修正するための構造について説明する。この斜行を修正
するための構造としても以下の2タイプがある。第1の
タイプは、上記原稿排紙ローラ47g,47gによる原
稿6の挟持力を変化させることによって斜行を修正する
ものである。第2のタイプは、原稿6が中間トレイ44
に案内された際に斜行を修正するものである。以下、各
タイプの構造についてそれぞれ説明する。
修正するための構造について説明する。この斜行を修正
するための構造としても以下の2タイプがある。第1の
タイプは、上記原稿排紙ローラ47g,47gによる原
稿6の挟持力を変化させることによって斜行を修正する
ものである。第2のタイプは、原稿6が中間トレイ44
に案内された際に斜行を修正するものである。以下、各
タイプの構造についてそれぞれ説明する。
【0060】<第1タイプの斜行修正構造の説明>本斜
行修正構造は、図7に示すように、上側の原稿排紙ロー
ラ47g,47g,47g(軸方向の3箇所に配設され
ている)の駆動軸47hと、下側の原稿排紙ローラ47
gの回転軸47iとの間に付勢手段としてのコイルスプ
リング81,82が掛け渡されている。
行修正構造は、図7に示すように、上側の原稿排紙ロー
ラ47g,47g,47g(軸方向の3箇所に配設され
ている)の駆動軸47hと、下側の原稿排紙ローラ47
gの回転軸47iとの間に付勢手段としてのコイルスプ
リング81,82が掛け渡されている。
【0061】また、上記駆動軸47hの両端には挟持力
緩和手段としてのソレノイド83,84が配設されてお
り、各ソレノイド83,84の作動ロッド83a,84
aが駆動軸47hに連結されている。このため、一方の
ソレノイド83(84)が励磁されると、駆動軸47h
の両端のうち、この励磁されたソレノイド83(84)
側の端部が引き上げれ、それに伴って上下各原稿排紙ロ
ーラ47g,47gによる原稿6の挟持力が軸方向の一
方側のみで低下する構成となっている。また、この励磁
状態が解除されるとコイルスプリング81,82の付勢
力によって上記挟持力は元の状態に戻るようになってい
る。また、各ソレノイド83,84の励磁動作は、各々
個別に行わせることが可能である。
緩和手段としてのソレノイド83,84が配設されてお
り、各ソレノイド83,84の作動ロッド83a,84
aが駆動軸47hに連結されている。このため、一方の
ソレノイド83(84)が励磁されると、駆動軸47h
の両端のうち、この励磁されたソレノイド83(84)
側の端部が引き上げれ、それに伴って上下各原稿排紙ロ
ーラ47g,47gによる原稿6の挟持力が軸方向の一
方側のみで低下する構成となっている。また、この励磁
状態が解除されるとコイルスプリング81,82の付勢
力によって上記挟持力は元の状態に戻るようになってい
る。また、各ソレノイド83,84の励磁動作は、各々
個別に行わせることが可能である。
【0062】例えば、図7において紙面奥行き方向に原
稿6を搬送している場合において、この原稿6が右側に
向いて斜行した場合には、図中左側のソレノイド84を
励磁し、原稿6の幅方向の両端部分に作用する挟持力を
異ならせることによって斜行を修正する。これにより本
発明でいう斜行修正手段14が構成されている。
稿6を搬送している場合において、この原稿6が右側に
向いて斜行した場合には、図中左側のソレノイド84を
励磁し、原稿6の幅方向の両端部分に作用する挟持力を
異ならせることによって斜行を修正する。これにより本
発明でいう斜行修正手段14が構成されている。
【0063】<第2タイプの斜行修正構造の説明>本斜
行修正構造は、図8に示すように、原稿トレイ43に設
けられた原稿サイズセンサ91と、中間トレイ44に設
けられた斜行修正手段としての押し戻し部材92とを備
えている。
行修正構造は、図8に示すように、原稿トレイ43に設
けられた原稿サイズセンサ91と、中間トレイ44に設
けられた斜行修正手段としての押し戻し部材92とを備
えている。
【0064】原稿サイズセンサ91は、上述したセンサ
群71と同様に、複数個の原稿検出センサ91a〜91
eが原稿6の搬送方向に亘って等間隔を存して配設され
て構成されている。これら原稿検出センサ91a〜91
eによる原稿6の後端縁位置の検知によって、原稿トレ
イ43に載置された原稿6の用紙サイズ(搬送方向の流
さ寸法)が認識できるようになっている。
群71と同様に、複数個の原稿検出センサ91a〜91
eが原稿6の搬送方向に亘って等間隔を存して配設され
て構成されている。これら原稿検出センサ91a〜91
eによる原稿6の後端縁位置の検知によって、原稿トレ
イ43に載置された原稿6の用紙サイズ(搬送方向の流
さ寸法)が認識できるようになっている。
【0065】一方、押し戻し部材92は、中間トレイ4
4上に立設された戻し板92aを備えている。この戻し
板92aは、原稿6の搬送方向に対して直交する方向に
延びる板材で成り、図示しないスライド機構によって中
間トレイ44上を原稿6の搬送方向に沿ってスライド移
動可能となっている。スライド機構はモータなどの駆動
源を備えており、図示しない制御ユニットからの制御信
号に基づいて戻し板92aを所定位置に移動させる構成
となっている(図8(c)の矢印参照)。
4上に立設された戻し板92aを備えている。この戻し
板92aは、原稿6の搬送方向に対して直交する方向に
延びる板材で成り、図示しないスライド機構によって中
間トレイ44上を原稿6の搬送方向に沿ってスライド移
動可能となっている。スライド機構はモータなどの駆動
源を備えており、図示しない制御ユニットからの制御信
号に基づいて戻し板92aを所定位置に移動させる構成
となっている(図8(c)の矢印参照)。
【0066】そして、上記原稿サイズセンサ91によっ
て、予め、用紙サイズ(搬送方向の流さ寸法)を認識し
ておき、この用紙サイズに基づいて押し戻し板92aを
中間トレイ44上でスライド移動させて所定位置に位置
決めする。この位置は、原稿排紙ローラ47g,47g
によって原稿6の後端が挟持されて搬送停止されている
際に、この原稿6の先端が戻し板92aに当接する位置
に規定される。つまり、原稿6の先端が戻し板92aに
当接することによって、原稿6の斜行が修正される構成
となっている。つまり、この戻し板92aが原稿6の先
端縁を押圧して、この先端縁の延長方向が原稿6の搬送
方向に直交するように原稿6の姿勢を矯正して、斜行の
修正を行うようになっている。この戻し板92aのスラ
イド移動動作としては、原稿読取部42での原稿6の読
み取り動作が終了した時点でスライド移動が開始され、
原稿6を必要以上に押し戻したり、原稿6の変形を招い
たりすることのない範囲で移動量が決定される。この戻
し板92aのスライド移動動作の1回当たりの可動距離
は、原稿6の用紙サイズから原稿6の先端(搬送方向下
流側端)と原稿排紙ローラ47g,47gまでの距離を
減算した距離に一致するよう設定されている。このよう
に、戻し板92aのスライド移動動作の1回当たりの可
動距離を制限することにより、原稿6の強圧により原稿
6が破損する等といった不具合を回避できるようになっ
ている。
て、予め、用紙サイズ(搬送方向の流さ寸法)を認識し
ておき、この用紙サイズに基づいて押し戻し板92aを
中間トレイ44上でスライド移動させて所定位置に位置
決めする。この位置は、原稿排紙ローラ47g,47g
によって原稿6の後端が挟持されて搬送停止されている
際に、この原稿6の先端が戻し板92aに当接する位置
に規定される。つまり、原稿6の先端が戻し板92aに
当接することによって、原稿6の斜行が修正される構成
となっている。つまり、この戻し板92aが原稿6の先
端縁を押圧して、この先端縁の延長方向が原稿6の搬送
方向に直交するように原稿6の姿勢を矯正して、斜行の
修正を行うようになっている。この戻し板92aのスラ
イド移動動作としては、原稿読取部42での原稿6の読
み取り動作が終了した時点でスライド移動が開始され、
原稿6を必要以上に押し戻したり、原稿6の変形を招い
たりすることのない範囲で移動量が決定される。この戻
し板92aのスライド移動動作の1回当たりの可動距離
は、原稿6の用紙サイズから原稿6の先端(搬送方向下
流側端)と原稿排紙ローラ47g,47gまでの距離を
減算した距離に一致するよう設定されている。このよう
に、戻し板92aのスライド移動動作の1回当たりの可
動距離を制限することにより、原稿6の強圧により原稿
6が破損する等といった不具合を回避できるようになっ
ている。
【0067】また、この構成に加えて、図9に示すよう
に、原稿6の搬送方向に対して直交する方向にスライド
移動可能な押圧板93,93を備えさせ、これら押圧板
93,93が原稿6の端縁を押圧することによっても原
稿6の姿勢を矯正できるようにしてもよい。
に、原稿6の搬送方向に対して直交する方向にスライド
移動可能な押圧板93,93を備えさせ、これら押圧板
93,93が原稿6の端縁を押圧することによっても原
稿6の姿勢を矯正できるようにしてもよい。
【0068】尚、図2に示すように、本複写機1の制御
ユニット11には、修正判定手段15、強制排出手段1
6、記憶手段としてのメモリ17及び再読取手段18が
備えられている。
ユニット11には、修正判定手段15、強制排出手段1
6、記憶手段としてのメモリ17及び再読取手段18が
備えられている。
【0069】修正判定手段15は、原稿6の斜行量を認
識し、その斜行量が上記斜行修正構造によって修正可能
な範囲であるか否かを判定する。強制排出手段16は、
修正判定手段15が修正不可能であると判定した場合
に、原稿6を強制的に原稿排紙トレイ45に排出させ
る。メモリ17は、スキャナ部2が原稿6の表面画像を
読み込んだ際に、この画像データを一時的に記憶する。
再読取手段18は、原稿6の表面画像を読み込んだ際
に、この原稿6が斜行した状態で読み込まれた場合に
は、この原稿6の表面画像の読み込み動作を再度行わせ
るものである。
識し、その斜行量が上記斜行修正構造によって修正可能
な範囲であるか否かを判定する。強制排出手段16は、
修正判定手段15が修正不可能であると判定した場合
に、原稿6を強制的に原稿排紙トレイ45に排出させ
る。メモリ17は、スキャナ部2が原稿6の表面画像を
読み込んだ際に、この画像データを一時的に記憶する。
再読取手段18は、原稿6の表面画像を読み込んだ際
に、この原稿6が斜行した状態で読み込まれた場合に
は、この原稿6の表面画像の読み込み動作を再度行わせ
るものである。
【0070】−複写機1の動作説明− 次に、上述の如く構成された複写機1の複写動作とし
て、原稿6の両面を読み取ると共にこの読み取った各画
像データに基づいて転写紙5の両面に対して印字を行う
「両面複写動作」についてフローチャートを用いて説明
する。
て、原稿6の両面を読み取ると共にこの読み取った各画
像データに基づいて転写紙5の両面に対して印字を行う
「両面複写動作」についてフローチャートを用いて説明
する。
【0071】上述したように、斜行検出のための構造及
び斜行修正のための構造はそれぞれ2タイプあるため、
これらの組み合わせにより4タイプの両面複写動作が可
能である。以下に示す第1〜第4の動作のうち、第1動
作は、第1タイプの斜行検出構造と第1タイプの斜行修
正構造とを組み合わせた場合の動作である。第2動作
は、第1タイプの斜行検出構造と第2タイプの斜行修正
構造とを組み合わせた場合の動作である。第3動作は、
第2タイプの斜行検出構造と第1タイプの斜行修正構造
とを組み合わせた場合の動作である。第4動作は、第2
タイプの斜行検出構造と第2タイプの斜行修正構造とを
組み合わせた場合の動作である。以下、各動作について
説明する。
び斜行修正のための構造はそれぞれ2タイプあるため、
これらの組み合わせにより4タイプの両面複写動作が可
能である。以下に示す第1〜第4の動作のうち、第1動
作は、第1タイプの斜行検出構造と第1タイプの斜行修
正構造とを組み合わせた場合の動作である。第2動作
は、第1タイプの斜行検出構造と第2タイプの斜行修正
構造とを組み合わせた場合の動作である。第3動作は、
第2タイプの斜行検出構造と第1タイプの斜行修正構造
とを組み合わせた場合の動作である。第4動作は、第2
タイプの斜行検出構造と第2タイプの斜行修正構造とを
組み合わせた場合の動作である。以下、各動作について
説明する。
【0072】<第1動作の説明>図10は、本第1動作
を示すフローチャートである。先ず、ユーザから複写処
理の印字要求(印字開始ボタンの押下)がなされると
(ステップST1)、原稿ピックアップローラ47a,
47bの駆動により原稿トレイ43から1枚の原稿6
(最上部の原稿)が取り出され、主搬送路47に搬送さ
れる(ステップST2)。この搬送された原稿6は原稿
読取部42に供給される。原稿6が原稿読取部42を通
過する際、露光光源21からの光が原稿6の表面に照射
され、その反射光が光電変換素子26に入射されること
により、原稿表面の画像データの取得が行われる(ステ
ップST3)。この取得された原稿表面の画像データは
制御ユニット11に備えられたメモリ17に記憶される
(ステップST4)。
を示すフローチャートである。先ず、ユーザから複写処
理の印字要求(印字開始ボタンの押下)がなされると
(ステップST1)、原稿ピックアップローラ47a,
47bの駆動により原稿トレイ43から1枚の原稿6
(最上部の原稿)が取り出され、主搬送路47に搬送さ
れる(ステップST2)。この搬送された原稿6は原稿
読取部42に供給される。原稿6が原稿読取部42を通
過する際、露光光源21からの光が原稿6の表面に照射
され、その反射光が光電変換素子26に入射されること
により、原稿表面の画像データの取得が行われる(ステ
ップST3)。この取得された原稿表面の画像データは
制御ユニット11に備えられたメモリ17に記憶される
(ステップST4)。
【0073】原稿6が原稿読取部42を通過する際、図
3(c)に示すように、原稿6の後端(搬送方向の上流
側端)が原稿読取部42を通過する時点が、原稿6の幅
方向の両端で異なっているか否かを確認し(ステップS
T5)、原稿6の斜行の有無を判定する(ステップST
6)。尚、ここでは、図3(b)に示すように、原稿6
の先端(搬送方向の下流側端)が原稿読取部42を通過
する時点が、原稿6の幅方向の両端で異なっているか否
かを確認して、原稿6の斜行の有無を判定するようにし
てもよい。
3(c)に示すように、原稿6の後端(搬送方向の上流
側端)が原稿読取部42を通過する時点が、原稿6の幅
方向の両端で異なっているか否かを確認し(ステップS
T5)、原稿6の斜行の有無を判定する(ステップST
6)。尚、ここでは、図3(b)に示すように、原稿6
の先端(搬送方向の下流側端)が原稿読取部42を通過
する時点が、原稿6の幅方向の両端で異なっているか否
かを確認して、原稿6の斜行の有無を判定するようにし
てもよい。
【0074】原稿6に斜行が発生していない場合には、
原稿裏面の画像データを読み取るための動作に移る(ス
テップST17)。この動作では、搬送ローラ47f及
び原稿排紙ローラ47gにより搬送された原稿6を、中
間トレイ揺動板44aにガイドさせて中間トレイ44に
導く。この中間トレイ44に導かれた原稿6は、その搬
送方向の後端縁(図2における右端縁)が原稿排紙ロー
ラ47g,47g間に挟持された状態で停止する。この
停止後、原稿排紙ローラ47gが逆回転することによっ
て原稿6が副搬送路48に搬送される。この副搬送路4
8を搬送された原稿6は主搬送路47に導かれ、これに
よって原稿読取部42に供給された原稿6は、上記の場
合とは上下面が反転された状態となる。その後、ステッ
プST9の裏面原稿処理(詳しくは後述する)に移る。
原稿裏面の画像データを読み取るための動作に移る(ス
テップST17)。この動作では、搬送ローラ47f及
び原稿排紙ローラ47gにより搬送された原稿6を、中
間トレイ揺動板44aにガイドさせて中間トレイ44に
導く。この中間トレイ44に導かれた原稿6は、その搬
送方向の後端縁(図2における右端縁)が原稿排紙ロー
ラ47g,47g間に挟持された状態で停止する。この
停止後、原稿排紙ローラ47gが逆回転することによっ
て原稿6が副搬送路48に搬送される。この副搬送路4
8を搬送された原稿6は主搬送路47に導かれ、これに
よって原稿読取部42に供給された原稿6は、上記の場
合とは上下面が反転された状態となる。その後、ステッ
プST9の裏面原稿処理(詳しくは後述する)に移る。
【0075】一方、原稿6に斜行が発生している場合
(ステップST6でYES判定された場合)には、画像
データに基づいて斜行量の大きさを検知し、修正可能な
範囲であるか否かを判定する(ステップST7)。斜行
量が大きいために修正不可能であると判断された場合に
は、強制排出手段16により、そのまま原稿6が原稿排
紙トレイ45に排出され(ステップST18)、次原稿
の有無を判断する(ステップST16)。次原稿が有れ
ばステップST2に戻って上記の動作を繰り返す。
(ステップST6でYES判定された場合)には、画像
データに基づいて斜行量の大きさを検知し、修正可能な
範囲であるか否かを判定する(ステップST7)。斜行
量が大きいために修正不可能であると判断された場合に
は、強制排出手段16により、そのまま原稿6が原稿排
紙トレイ45に排出され(ステップST18)、次原稿
の有無を判断する(ステップST16)。次原稿が有れ
ばステップST2に戻って上記の動作を繰り返す。
【0076】斜行量が小さく修正可能であると判断され
た場合には、ステップST8の斜行修正動作に移る。こ
の斜行修正動作は、図7に示す一対のソレノイド83,
84のうち一方を励磁し、原稿6の幅方向の両端部分に
作用する挟持力を異ならせる。この状態で、原稿排紙ロ
ーラ47g,47gによる原稿6の搬送(上述した裏面
読み取りのための副搬送路48への供給)を行うことに
よって斜行を修正する。つまり、原稿6の搬送方向の後
端縁が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持されて停
止されている状態で、この原稿排紙ローラ47g,47
gから主搬送路47側への飛び出し寸法が短い側の挟持
力を長い側の挟持力よりも大きくし、この状態で原稿6
を副搬送路48に向かって搬送することにより斜行を修
正する。
た場合には、ステップST8の斜行修正動作に移る。こ
の斜行修正動作は、図7に示す一対のソレノイド83,
84のうち一方を励磁し、原稿6の幅方向の両端部分に
作用する挟持力を異ならせる。この状態で、原稿排紙ロ
ーラ47g,47gによる原稿6の搬送(上述した裏面
読み取りのための副搬送路48への供給)を行うことに
よって斜行を修正する。つまり、原稿6の搬送方向の後
端縁が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持されて停
止されている状態で、この原稿排紙ローラ47g,47
gから主搬送路47側への飛び出し寸法が短い側の挟持
力を長い側の挟持力よりも大きくし、この状態で原稿6
を副搬送路48に向かって搬送することにより斜行を修
正する。
【0077】ステップST9の裏面原稿処理では、原稿
読取部42を通過する際に読み取られた原稿6の裏面の
画像データに基づいた印字動作(画像データをメモリに
記憶させないダイレクト印字)を行う。この印字動作の
後、原稿6は、搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ4
7gにより搬送され、中間トレイ揺動板44aにガイド
されて中間トレイ44に導かれる。この中間トレイ44
に導かれた原稿6は、その搬送方向の後端縁(図2にお
ける右端縁)が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持
された状態で停止している(ステップST10、図2の
仮想線参照)。その後、ステップST11で、メモリに
記憶されている画像データ(原稿表面の画像データ)
は、原稿6が斜行した状態でのデータであるのか否かを
判定する。つまり、上記ステップST6でYES判定さ
れた場合には斜行した状態でのデータであるとし、NO
判定された場合には斜行していない状態でのデータであ
るとする。
読取部42を通過する際に読み取られた原稿6の裏面の
画像データに基づいた印字動作(画像データをメモリに
記憶させないダイレクト印字)を行う。この印字動作の
後、原稿6は、搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ4
7gにより搬送され、中間トレイ揺動板44aにガイド
されて中間トレイ44に導かれる。この中間トレイ44
に導かれた原稿6は、その搬送方向の後端縁(図2にお
ける右端縁)が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持
された状態で停止している(ステップST10、図2の
仮想線参照)。その後、ステップST11で、メモリに
記憶されている画像データ(原稿表面の画像データ)
は、原稿6が斜行した状態でのデータであるのか否かを
判定する。つまり、上記ステップST6でYES判定さ
れた場合には斜行した状態でのデータであるとし、NO
判定された場合には斜行していない状態でのデータであ
るとする。
【0078】メモリに記憶されている画像データが斜行
していない状態でのデータであれば、メモリから原稿表
面の画像データを呼び出して(ステップST12)、転
写紙5に対する表面画像の印字(メモリ印字)を行う
(ステップST13)。この印字動作の後、原稿6は、
搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gにより搬送
され、原稿排紙ローラ47g,47gにより原稿排紙ト
レイ45に排出され(ステップST14)、また、印字
後の転写紙5は排紙トレイ35に排出されて(ステップ
ST15)、上記ステップST16に戻る。
していない状態でのデータであれば、メモリから原稿表
面の画像データを呼び出して(ステップST12)、転
写紙5に対する表面画像の印字(メモリ印字)を行う
(ステップST13)。この印字動作の後、原稿6は、
搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gにより搬送
され、原稿排紙ローラ47g,47gにより原稿排紙ト
レイ45に排出され(ステップST14)、また、印字
後の転写紙5は排紙トレイ35に排出されて(ステップ
ST15)、上記ステップST16に戻る。
【0079】一方、メモリに記憶されている画像データ
が斜行した状態でのデータである場合には、再読取手段
18の動作により、上記の斜行修正動作を行うこと無し
に、原稿6を副搬送路48への供給して上下面を反転さ
せ(ステップST19)、原稿表面の読み取り動作を再
度行う(ステップST20)。その後、スキャナ部2で
読み取られた原稿6の表面画像データに基づいた印字動
作(ダイレクト印字)を行い(ステップST21)、原
稿6を原稿排紙トレイ45に排出すると共に(ステップ
ST22)、転写紙5を排紙トレイ35に排出する(ス
テップST23)。その後、上記ステップST16に戻
る。
が斜行した状態でのデータである場合には、再読取手段
18の動作により、上記の斜行修正動作を行うこと無し
に、原稿6を副搬送路48への供給して上下面を反転さ
せ(ステップST19)、原稿表面の読み取り動作を再
度行う(ステップST20)。その後、スキャナ部2で
読み取られた原稿6の表面画像データに基づいた印字動
作(ダイレクト印字)を行い(ステップST21)、原
稿6を原稿排紙トレイ45に排出すると共に(ステップ
ST22)、転写紙5を排紙トレイ35に排出する(ス
テップST23)。その後、上記ステップST16に戻
る。
【0080】以上の動作が繰り返されることにより、各
原稿6,6,…の両面の読み取りと、この読み取った各
画像データに基づいた転写紙5,5,…の両面への印字
とが連続して行われる。そして、この際、ステップST
8で行われる斜行修正動作やステップST19で行われ
る原稿6の再搬送動作により、転写紙5へは良好な印字
が行えることになる。
原稿6,6,…の両面の読み取りと、この読み取った各
画像データに基づいた転写紙5,5,…の両面への印字
とが連続して行われる。そして、この際、ステップST
8で行われる斜行修正動作やステップST19で行われ
る原稿6の再搬送動作により、転写紙5へは良好な印字
が行えることになる。
【0081】−第1動作の効果− このように、本動作によれば、原稿6の斜行を、読み取
られた画像データに基づいて検知している。つまり、既
存の部材であるスキャナ部2が原稿6の斜行を検知する
ための機能を兼ね備えている。このため、斜行検知のた
めの特別な構成部材を必要とせず、複写機1の全体構成
を複雑化すること無しに、原稿6の斜行を良好に検知す
ることができる。
られた画像データに基づいて検知している。つまり、既
存の部材であるスキャナ部2が原稿6の斜行を検知する
ための機能を兼ね備えている。このため、斜行検知のた
めの特別な構成部材を必要とせず、複写機1の全体構成
を複雑化すること無しに、原稿6の斜行を良好に検知す
ることができる。
【0082】特に、原稿押え板42bの色合を原稿6と
異ならせているために、原稿6の先端縁または後端縁が
原稿読取部42を通過する際、そのコントラストの大き
な変化によって先端縁または後端縁を認識するための画
像情報が良好に得られることになる。従って、複雑な画
像処理を必要とすることなしに信頼性の高い斜行の有無
の判定を行うことが可能になる。
異ならせているために、原稿6の先端縁または後端縁が
原稿読取部42を通過する際、そのコントラストの大き
な変化によって先端縁または後端縁を認識するための画
像情報が良好に得られることになる。従って、複雑な画
像処理を必要とすることなしに信頼性の高い斜行の有無
の判定を行うことが可能になる。
【0083】また、斜行を修正するための構成として、
原稿排紙ローラ47g,47gの軸方向両側で原稿6に
与える圧力を異ならせるといった比較的簡単な動作で斜
行修正を確実に行うことが可能になる。
原稿排紙ローラ47g,47gの軸方向両側で原稿6に
与える圧力を異ならせるといった比較的簡単な動作で斜
行修正を確実に行うことが可能になる。
【0084】<第2動作の説明>次に、第1タイプの斜
行検出構造と第2タイプの斜行修正構造とを組み合わせ
た場合の第2動作について説明する。図11は、本第2
動作を示すフローチャートである。また、ここでは上記
第1動作との相違点についてのみ説明する。
行検出構造と第2タイプの斜行修正構造とを組み合わせ
た場合の第2動作について説明する。図11は、本第2
動作を示すフローチャートである。また、ここでは上記
第1動作との相違点についてのみ説明する。
【0085】本第2動作における第1動作との相違点は
ステップST8の動作にある。つまり、本第2動作にお
けるステップST8では、図8に示すように、原稿トレ
イ43に載置された原稿6の用紙サイズ(搬送方向の長
さ寸法)を、原稿サイズセンサ91によって予め認識し
ておく。そして、この用紙サイズに応じて、中間トレイ
44上に立設された戻し板92aを所定位置まで移動さ
せておく。これにより、原稿6が中間トレイ44に案内
された際に、原稿6の先端が戻し板92aに当接し、原
稿6の斜行が修正されることになる。その他の動作は上
述した第1動作と同様である。
ステップST8の動作にある。つまり、本第2動作にお
けるステップST8では、図8に示すように、原稿トレ
イ43に載置された原稿6の用紙サイズ(搬送方向の長
さ寸法)を、原稿サイズセンサ91によって予め認識し
ておく。そして、この用紙サイズに応じて、中間トレイ
44上に立設された戻し板92aを所定位置まで移動さ
せておく。これにより、原稿6が中間トレイ44に案内
された際に、原稿6の先端が戻し板92aに当接し、原
稿6の斜行が修正されることになる。その他の動作は上
述した第1動作と同様である。
【0086】−第2動作の効果− このように、本動作によれば、原稿6が中間トレイ44
上に案内される度に原稿6の斜行が修正されることにな
る。このため、中間トレイ44から搬送路48,47を
経て原稿読取部42に搬送される原稿6は常に斜行が修
正された状態となり、これによって斜行が生じていない
状態での画像読み取りが可能になる。
上に案内される度に原稿6の斜行が修正されることにな
る。このため、中間トレイ44から搬送路48,47を
経て原稿読取部42に搬送される原稿6は常に斜行が修
正された状態となり、これによって斜行が生じていない
状態での画像読み取りが可能になる。
【0087】<第3動作の説明>次に、第2タイプの斜
行検出構造と第1タイプの斜行修正構造とを組み合わせ
た場合の第3動作について説明する。図12は、本第3
動作を示すフローチャートである。また、ここでも上記
第1動作との相違点についてのみ説明する。
行検出構造と第1タイプの斜行修正構造とを組み合わせ
た場合の第3動作について説明する。図12は、本第3
動作を示すフローチャートである。また、ここでも上記
第1動作との相違点についてのみ説明する。
【0088】本第3動作における第1動作との相違点は
ステップST5の動作に代えて図12のステップST5
−1及びステップST5−2の動作を行うことにある。
つまり、図5に示すように、原稿6の後端縁を原稿排紙
ローラ47g,47gに挟持させた状態で原稿6を中間
トレイ44に案内し(ステップST5−1)、この際、
原稿排紙ローラ47g,47gから主搬送路47側に飛
び出している原稿6の寸法を各原稿検出センサ71a〜
71e,72a〜72eによって検出する(ステップS
T5−2)。これによって原稿6の後端縁位置を認識し
て原稿6の斜行の有無の判定を可能にする。その他の動
作は上述した第1動作と同様である。
ステップST5の動作に代えて図12のステップST5
−1及びステップST5−2の動作を行うことにある。
つまり、図5に示すように、原稿6の後端縁を原稿排紙
ローラ47g,47gに挟持させた状態で原稿6を中間
トレイ44に案内し(ステップST5−1)、この際、
原稿排紙ローラ47g,47gから主搬送路47側に飛
び出している原稿6の寸法を各原稿検出センサ71a〜
71e,72a〜72eによって検出する(ステップS
T5−2)。これによって原稿6の後端縁位置を認識し
て原稿6の斜行の有無の判定を可能にする。その他の動
作は上述した第1動作と同様である。
【0089】−第3動作の効果− このように、本動作によれば、原稿6の後端縁を原稿排
紙ローラ47g,47gに挟持して搬送を停止した状態
で原稿6の端縁位置を検出することができるため、斜行
の有無の判定を正確に行うことができ、信頼性の高い斜
行検知動作を行うことができる。特に、本動作では、原
稿6を中間トレイ44に案内した状態で斜行検知動作を
行っている。つまり、両面読取動作の一工程を有効に利
用して原稿6の斜行の有無を判定しており、斜行検知の
ためだけに原稿6の搬送を停止させるものではない。従
って、複写機1構成の複雑化を招くことが無く、且つ搬
送動作を複雑にすること無しに原稿6の搬送効率を高く
維持しながら斜行検知を行うことができる。
紙ローラ47g,47gに挟持して搬送を停止した状態
で原稿6の端縁位置を検出することができるため、斜行
の有無の判定を正確に行うことができ、信頼性の高い斜
行検知動作を行うことができる。特に、本動作では、原
稿6を中間トレイ44に案内した状態で斜行検知動作を
行っている。つまり、両面読取動作の一工程を有効に利
用して原稿6の斜行の有無を判定しており、斜行検知の
ためだけに原稿6の搬送を停止させるものではない。従
って、複写機1構成の複雑化を招くことが無く、且つ搬
送動作を複雑にすること無しに原稿6の搬送効率を高く
維持しながら斜行検知を行うことができる。
【0090】<第4動作の説明>次に、第2タイプの斜
行検出構造と第2タイプの斜行修正構造とを組み合わせ
た場合の第4動作について説明する。図13は、本第4
動作を示すフローチャートである。また、ここでは上記
第3動作との相違点についてのみ説明する。
行検出構造と第2タイプの斜行修正構造とを組み合わせ
た場合の第4動作について説明する。図13は、本第4
動作を示すフローチャートである。また、ここでは上記
第3動作との相違点についてのみ説明する。
【0091】本第4動作における第3動作との相違点は
ステップST8にある。つまり、第3動作のステップS
T8を第2動作のステップST8に置き換え、原稿サイ
ズセンサ91によって認識した原稿6の用紙サイズに応
じて、中間トレイ44上の戻し板92aを所定位置まで
移動させ、この戻し板92aによって原稿6の斜行を修
正するものである。
ステップST8にある。つまり、第3動作のステップS
T8を第2動作のステップST8に置き換え、原稿サイ
ズセンサ91によって認識した原稿6の用紙サイズに応
じて、中間トレイ44上の戻し板92aを所定位置まで
移動させ、この戻し板92aによって原稿6の斜行を修
正するものである。
【0092】−第4動作の効果− 本動作によれば、原稿6の斜行検知動作においては、上
記第3動作と同様の効果が得られ、且つ斜行修正動作に
おいては、上記第2動作と同様の効果が得られる。
記第3動作と同様の効果が得られ、且つ斜行修正動作に
おいては、上記第2動作と同様の効果が得られる。
【0093】−その他の実施形態− 上述した実施形態では、本発明に係るシート体排出装置
を複写機1の原稿自動給紙部4として適用した場合につ
いて説明した。本発明は、これに限らず、転写紙5を搬
送する転写紙搬送系32に適用することも可能である。
また、複写機1に限らず、プリンタ、ファクシミリ装置
またはこれらの複合機などに対しても適用可能である。
を複写機1の原稿自動給紙部4として適用した場合につ
いて説明した。本発明は、これに限らず、転写紙5を搬
送する転写紙搬送系32に適用することも可能である。
また、複写機1に限らず、プリンタ、ファクシミリ装置
またはこれらの複合機などに対しても適用可能である。
【0094】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
ような効果が発揮される。先ず、画像読取手段によって
読み取られたシート体の画像情報に基づいてシート体の
斜行の有無を判定するようにした場合には、既存の部材
である画像読取手段にシート材の斜行を検知するための
機能を兼ね備えさせることができる。このため、斜行検
知のための特別な構成部材を必要としない。その結果、
装置全体構成の複雑化を招くこと無しにシート体の斜行
を良好に検知することができ、安価で実用性の高いシー
ト体搬送装置を提供することができる。
ような効果が発揮される。先ず、画像読取手段によって
読み取られたシート体の画像情報に基づいてシート体の
斜行の有無を判定するようにした場合には、既存の部材
である画像読取手段にシート材の斜行を検知するための
機能を兼ね備えさせることができる。このため、斜行検
知のための特別な構成部材を必要としない。その結果、
装置全体構成の複雑化を招くこと無しにシート体の斜行
を良好に検知することができ、安価で実用性の高いシー
ト体搬送装置を提供することができる。
【0095】また、搬送路に備えられたシート体案内板
の表面に沿ってシート体が通過する際に画像読取手段が
シート体の画像を読み取るようにし、シート体案内板を
シート体とは異なる色合にした場合には、シート体の先
端縁または後端縁の画像情報が画像読取手段に読み取ら
れる際のコントラストの変化が大きくなって、先端縁ま
たは後端縁を認識するための画像情報が良好に得られ
る。従って、複雑な画像処理を必要とすることなしに短
時間で信頼性の高い斜行の有無の判定を行うことが可能
になる。
の表面に沿ってシート体が通過する際に画像読取手段が
シート体の画像を読み取るようにし、シート体案内板を
シート体とは異なる色合にした場合には、シート体の先
端縁または後端縁の画像情報が画像読取手段に読み取ら
れる際のコントラストの変化が大きくなって、先端縁ま
たは後端縁を認識するための画像情報が良好に得られ
る。従って、複雑な画像処理を必要とすることなしに短
時間で信頼性の高い斜行の有無の判定を行うことが可能
になる。
【0096】シート体の斜行を検知する他の構成とし
て、搬送ローラによってシート体を挟持した状態でシー
ト体の搬送を停止し、この際、端縁検出手段により検出
されるシート体の端縁位置に基づいてシート体の斜行の
有無を判定するようにした場合には、正確に端縁位置を
検出することが可能になる。このため、信頼性の高い斜
行検知動作を行うことができる。
て、搬送ローラによってシート体を挟持した状態でシー
ト体の搬送を停止し、この際、端縁検出手段により検出
されるシート体の端縁位置に基づいてシート体の斜行の
有無を判定するようにした場合には、正確に端縁位置を
検出することが可能になる。このため、信頼性の高い斜
行検知動作を行うことができる。
【0097】特に、シート体の両面画像を読み取るに際
し、シート体を中間トレイに仮置きし、この際に、斜行
検知動作を行うようにした場合には、両面読取動作の一
工程を有効に利用してシート体の斜行の有無を判定する
ことができる。その結果、装置全体構成の複雑化を招く
ことが無く、且つ搬送動作を複雑にすること無しにシー
ト体の搬送効率を高く維持しながら斜行検知を行うこと
ができる。
し、シート体を中間トレイに仮置きし、この際に、斜行
検知動作を行うようにした場合には、両面読取動作の一
工程を有効に利用してシート体の斜行の有無を判定する
ことができる。その結果、装置全体構成の複雑化を招く
ことが無く、且つ搬送動作を複雑にすること無しにシー
ト体の搬送効率を高く維持しながら斜行検知を行うこと
ができる。
【0098】また、シート体の斜行を修正する構成とし
て、搬送ローラがシート体に与える圧力を、搬送ローラ
の軸方向両側で互いに異ならせるようにした場合には、
比較的簡単な動作で斜行修正を確実に行うことが可能に
なる。このため、複写機などの画像形成装置に適用した
場合には、画像の品質を劣化させることが無い、また、
シート体を搬送しながら斜行修正が行えるため、搬送効
率を劣化させることも無い。
て、搬送ローラがシート体に与える圧力を、搬送ローラ
の軸方向両側で互いに異ならせるようにした場合には、
比較的簡単な動作で斜行修正を確実に行うことが可能に
なる。このため、複写機などの画像形成装置に適用した
場合には、画像の品質を劣化させることが無い、また、
シート体を搬送しながら斜行修正が行えるため、搬送効
率を劣化させることも無い。
【0099】シート体の斜行を修正する他の構成とし
て、中間トレイに仮置きされるシート体の搬送方向下流
側の端縁に斜行修正手段を当接させ、このシート体の姿
勢を矯正した後、このシート体を画像読取手段によって
読み取るようにした場合には、中間トレイから読取手段
に搬送されるシート体は常に斜行が修正された状態とな
り、これによって斜行が生じていない状態での画像読み
取りが可能になる。このため、既存の部材である中間ト
レイを有効に利用して斜行修正のための機能を備えさせ
ることができる。特に、斜行修正手段として、中間トレ
イ上をシート体搬送方向にスライド移動可能な戻し板を
備えさせ、この戻し板がシート体のサイズに応じて中間
トレイ上の所定位置にスライド移動できるようにした場
合には、複数種類のサイズのシート体に対して斜行修正
動作を行うことができ、装置の汎用性の拡大を図ること
ができる。また、この戻し板のスライド移動動作の1回
当たりの可動距離を所定量に制限すれば、シート体の強
圧によりシート体が破損する等といった不具合は生じな
くなり、信頼性の向上を図ることができる。
て、中間トレイに仮置きされるシート体の搬送方向下流
側の端縁に斜行修正手段を当接させ、このシート体の姿
勢を矯正した後、このシート体を画像読取手段によって
読み取るようにした場合には、中間トレイから読取手段
に搬送されるシート体は常に斜行が修正された状態とな
り、これによって斜行が生じていない状態での画像読み
取りが可能になる。このため、既存の部材である中間ト
レイを有効に利用して斜行修正のための機能を備えさせ
ることができる。特に、斜行修正手段として、中間トレ
イ上をシート体搬送方向にスライド移動可能な戻し板を
備えさせ、この戻し板がシート体のサイズに応じて中間
トレイ上の所定位置にスライド移動できるようにした場
合には、複数種類のサイズのシート体に対して斜行修正
動作を行うことができ、装置の汎用性の拡大を図ること
ができる。また、この戻し板のスライド移動動作の1回
当たりの可動距離を所定量に制限すれば、シート体の強
圧によりシート体が破損する等といった不具合は生じな
くなり、信頼性の向上を図ることができる。
【0100】また、シート体の斜行量が修正不可能な量
である場合に、シート体を強制的に排出させるようにす
れば、シート体の無駄な搬送を回避でき、搬送効率の向
上を図ることができ且つシート体に破損が発生する可能
性を低減できる。
である場合に、シート体を強制的に排出させるようにす
れば、シート体の無駄な搬送を回避でき、搬送効率の向
上を図ることができ且つシート体に破損が発生する可能
性を低減できる。
【0101】更に、画像読取手段に読み取られて記憶手
段に記憶された画像情報がシート体の斜行状態のもので
ある場合、シート体を画像読取手段に再度読み取らせる
ようにすれば、複雑な画像処理を不要としながらも、斜
行していない状態で読み取られた画像情報を確実に取得
することができる。このため、印字品質を良好に確保す
ることが可能になる。
段に記憶された画像情報がシート体の斜行状態のもので
ある場合、シート体を画像読取手段に再度読み取らせる
ようにすれば、複雑な画像処理を不要としながらも、斜
行していない状態で読み取られた画像情報を確実に取得
することができる。このため、印字品質を良好に確保す
ることが可能になる。
【図1】実施形態に係る複写機の内部構成の概略を示す
図である。
図である。
【図2】原稿自動給紙部及びその周辺部分を示す概略図
である。
である。
【図3】第1タイプの斜行検出構造を説明するための側
面図である。
面図である。
【図4】第2タイプの斜行検出構造を説明するための側
面図である。
面図である。
【図5】第2タイプの斜行検出構造を説明するための平
面図である。
面図である。
【図6】第2タイプの斜行検出構造による斜行判定例を
示す図である。
示す図である。
【図7】第1タイプの斜行修正構造を説明するための図
である。
である。
【図8】第2タイプの斜行修正構造を説明するための図
である。
である。
【図9】第2タイプの斜行修正構造の変形例を説明する
ための図である。
ための図である。
【図10】第1動作の動作手順を示すフローチャート図
である。
である。
【図11】第2動作の動作手順を示すフローチャート図
である。
である。
【図12】第3動作の動作手順を示すフローチャート図
である。
である。
【図13】第4動作の動作手順を示すフローチャート図
である。
である。
12,13 斜行判定手段 14 斜行修正手段 15 修正判定手段 16 強制排出手段 17 メモリ(記憶手段) 18 再読取手段 2 スキャナ部(画像読取手段) 26 光電変換素子(光学センサ) 4 原稿自動給紙部 42b 原稿押え板(シート体案内板) 43 原稿トレイ(載置台) 44 中間トレイ 47 主搬送路 47g 原稿排紙ローラ(搬送ローラ) 6 原稿(シート体) 7 端縁検出手段 81,82 コイルスプリング(付勢手段) 83,84 ソレノイド(挟持力緩和手段) 91 原稿サイズセンサ 92 押し戻し部材(斜行修正手段) 92a 戻し板 93 押圧板
フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA02 AA04 AA05 AB02 BA07 BA20 BB05 BC08 CC05 DC12 EB23 EB26 3F102 AA03 AB01 BA02 BB03 CA04 CB06 EA03 FA02
Claims (18)
- 【請求項1】 シート体を搬送する搬送路と、この搬送
路を搬送されるシート体の画像を読み取る画像読取手段
とを備えたシート体搬送装置において、 上記画像読取手段によって読み取られたシート体の画像
情報に基づいてシート体の斜行の有無を判定する斜行判
定手段を備えていることを特徴とするシート体搬送装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載のシート体搬送装置におい
て、 斜行判定手段は、画像読取手段によって読み取られたシ
ート体の画像情報に基づいてシート体の先端縁または後
端縁のシート体搬送方向に対する傾斜状態を認識してシ
ート体の斜行の有無を判定することを特徴とするシート
体搬送装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のシート体搬送装置におい
て、 画像読取手段は、光学センサを備えていると共に、搬送
路に備えられたシート体案内板の表面に沿ってシート体
が通過する際に、このシート体の画像を読み取るように
なっており、 上記シート体案内板はシート体とは異なる色合を有して
いることを特徴とするシート体搬送装置。 - 【請求項4】 シート体搬送路と、この搬送路に備えら
れ回転駆動することによりシート体を搬送する搬送ロー
ラとを備えたシート体搬送装置において、 上記搬送ローラの近傍位置に配設され、シート体の端縁
を検出可能な端縁検出手段と、 上記搬送ローラによってシート体を挟持した状態でシー
ト体の搬送を停止し、この際、端縁検出手段により検出
されるシート体の端縁位置に基づいてシート体の斜行の
有無を判定する斜行判定手段とを備えていることを特徴
とするシート体搬送装置。 - 【請求項5】 請求項4記載のシート体搬送装置におい
て、 搬送路を搬送されるシート体の画像を読み取る画像読取
手段及びシート体を仮置きする中間トレイを備え、シー
ト体の一方の面を画像読取手段によって読み取った後、
このシート体を中間トレイに仮置きし、その後、シート
体を表裏反転させて他方の面を画像読取手段によって読
み取らせるようになっており、 搬送ローラは、中間トレイの近傍位置に配設され、シー
ト体が中間トレイに仮置きされている際に、このシート
体の端縁を挟持して搬送を停止するようになっているこ
とを特徴とするシート体搬送装置。 - 【請求項6】 シート体搬送路と、この搬送路に備えら
れ回転駆動することによりシート体を搬送する搬送ロー
ラとを備えたシート体搬送装置において、 シート体に斜行が発生した際、搬送ローラがシート体に
与える圧力を、搬送ローラの軸方向両側で互いに異なら
せる斜行修正手段を備えていることを特徴とするシート
体搬送装置。 - 【請求項7】 請求項6記載のシート体搬送装置におい
て、 搬送ローラはシート体を表裏両側から挟持しながら搬送
する一対のローラで成り、 斜行修正手段は、 これらローラの両軸端部に備えられて軸心距離を小さく
する方向の付勢力を与える付勢手段と、 上記搬送ローラの両軸端部に配設され、軸心距離を大き
くする方向の付勢力を発する挟持力緩和手段とを備えて
いることを特徴とするシート体搬送装置。 - 【請求項8】 請求項6または7記載のシート体搬送装
置において、 搬送路を搬送されるシート体の画像を読み取る画像読取
手段及びシート体を仮置きする中間トレイを備え、シー
ト体の一方の面を画像読取手段によって読み取った後、
このシート体を中間トレイに仮置きし、その後、シート
体を表裏反転させて他方の面を画像読取手段によって読
み取らせるようになっており、 搬送ローラは、中間トレイの近傍位置に配設され、シー
ト体が中間トレイに仮置きされている際に、このシート
体の端縁を挟持して搬送を停止するようになっていて、 斜行修正手段は、シート体の端縁が搬送ローラによって
挟持されている状態において、シート体搬送方向に対し
て直交する方向のシート体両側部のうち、搬送ローラか
ら画像読取手段側への飛び出し寸法が短い側の挟持力を
長い側の挟持力よりも大きくするようになっていること
を特徴とするシート体搬送装置。 - 【請求項9】 シート体を搬送する搬送路と、この搬送
路を搬送されるシート体の画像を読み取る画像読取手段
と、シート体を仮置きする中間トレイとを備え、シート
体の一方の面を画像読取手段によって読み取った後、こ
のシート体を中間トレイに仮置きし、その後、シート体
を表裏反転させて他方の面を画像読取手段によって読み
取らせるシート体搬送装置において、 上記中間トレイには、仮置きされるシート体の搬送方向
下流側の端縁に当接し、このシート体の姿勢を矯正して
斜行を修正する斜行修正手段を備えていることを特徴と
するシート体搬送装置。 - 【請求項10】 請求項9記載のシート体搬送装置にお
いて、 搬送路に搬送させるためのシート体が載置される載置台
が備えられ、 上記載置台には、シート体の搬送方向のサイズを検知す
るサイズセンサが設けられており、 斜行修正手段は、中間トレイ上をシート体搬送方向にス
ライド移動可能な戻し板を備えており、この戻し板がサ
イズセンサによって検知されたシート体のサイズに応じ
て中間トレイ上の所定位置にスライド移動するようにな
っていることを特徴とするシート体搬送装置。 - 【請求項11】 請求項10記載のシート体搬送装置に
おいて、 中間トレイの近傍位置には、シート体を中間トレイへ案
内するための搬送ローラが配設されており、シート体が
中間トレイに仮置きされている際には、このシート体の
端縁を挟持して搬送を停止するようになっている一方、 戻し板のスライド移動動作の1回当たりの可動距離は、
シート体のサイズからシート体先端と搬送ローラまでの
距離を減算した距離に一致していることを特徴とするシ
ート体搬送装置。 - 【請求項12】 請求項9、10または11記載のシー
ト体搬送装置において、 斜行修正手段は、中間トレイ上をシート体搬送方向に対
して直交する方向にスライド移動可能な押圧板を備えて
おり、この押圧板がシート体の端縁に当接することによ
りシート体の姿勢を矯正して斜行を修正するようになっ
ていることを特徴とするシート体搬送装置。 - 【請求項13】 請求項1〜請求項12のうち一つに記
載のシート体搬送装置において、 シート体の斜行量が修正不可能な量であるか否かを判定
する修正判定手段と、 この修正判定手段の出力を受け、修正不可能である場合
には、シート体を強制的に排出させる強制排出手段とを
備えていることを特徴とするシート体搬送装置。 - 【請求項14】 請求項1〜3、5、8〜12のうち一
つに記載のシート体搬送装置において、 シート体の画像情報を記憶する記憶手段を備え、この記
憶手段に記憶された画像情報がシート体の斜行状態のも
のである場合、シート体を画像読取手段に再度読み取ら
せる再読取手段を備えていることを特徴とするシート体
搬送装置。 - 【請求項15】 画像読取手段によって画像が読み取ら
れるように搬送路を搬送されるシート体の斜行を検知す
る方法であって、 上記画像読取手段によって読み取られたシート体の画像
情報に基づいてシート体の斜行の有無を判定することを
特徴とするシート体の斜行検知方法。 - 【請求項16】 搬送路に備えられた搬送ローラの回転
駆動により搬送路内を搬送されるシート体の斜行を検知
する方法であって、 上記搬送ローラによってシート体を挟持した状態でシー
ト体の搬送を停止した状態で、上記搬送ローラの近傍位
置に配設された端縁検出手段によってシート体の端縁を
検出して、この検出されたシート体の端縁位置に基づい
てシート体の斜行の有無を判定することを特徴とするシ
ート体の斜行検知方法。 - 【請求項17】 搬送路に備えられた搬送ローラの回転
駆動により搬送路内を搬送されるシート体に斜行が発生
した際にこの斜行を修正する方法であって、搬送ローラ
がシート体に与える圧力を、搬送ローラの軸方向両側で
互いに異ならせることを特徴とするシート体の斜行修正
方法。 - 【請求項18】 画像読取手段によって画像が読み取ら
れるように搬送路を搬送されるシート体に斜行が発生し
た際にこの斜行を修正する方法であって、 シート体は、一方の面が画像読取手段によって読み取ら
れた後、中間トレイに仮置きされ、その後、表裏反転さ
れて他方の面が画像読取手段によって読み取られるよう
になっており、 上記中間トレイにシート体が仮置きされた際、この中間
トレイに配設された斜行修正手段にシート体の搬送方向
下流側の端縁を当接させて、このシート体の姿勢を矯正
して斜行を修正することを特徴とするシート体の斜行修
正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28840499A JP2001106390A (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | シート体搬送装置及びシート体の斜行検知方法並びにシート体の斜行修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28840499A JP2001106390A (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | シート体搬送装置及びシート体の斜行検知方法並びにシート体の斜行修正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001106390A true JP2001106390A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17729781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28840499A Pending JP2001106390A (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | シート体搬送装置及びシート体の斜行検知方法並びにシート体の斜行修正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001106390A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7637500B2 (en) | 2006-03-28 | 2009-12-29 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Advancing a media sheet along a media path |
CN112786079A (zh) * | 2019-11-08 | 2021-05-11 | 光宝电子(广州)有限公司 | 用于盘片数据库的盘片取放装置 |
JP2021170796A (ja) * | 2017-07-31 | 2021-10-28 | セイコーエプソン株式会社 | 画像読取装置 |
-
1999
- 1999-10-08 JP JP28840499A patent/JP2001106390A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7637500B2 (en) | 2006-03-28 | 2009-12-29 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Advancing a media sheet along a media path |
JP2021170796A (ja) * | 2017-07-31 | 2021-10-28 | セイコーエプソン株式会社 | 画像読取装置 |
JP7115599B2 (ja) | 2017-07-31 | 2022-08-09 | セイコーエプソン株式会社 | 画像読取装置 |
CN112786079A (zh) * | 2019-11-08 | 2021-05-11 | 光宝电子(广州)有限公司 | 用于盘片数据库的盘片取放装置 |
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