JP2001106268A - 液汁吸収性包装袋 - Google Patents

液汁吸収性包装袋

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JP2001106268A
JP2001106268A JP28237399A JP28237399A JP2001106268A JP 2001106268 A JP2001106268 A JP 2001106268A JP 28237399 A JP28237399 A JP 28237399A JP 28237399 A JP28237399 A JP 28237399A JP 2001106268 A JP2001106268 A JP 2001106268A
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JP
Japan
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film
packaging bag
sap
porous sheet
polyolefin layer
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JP28237399A
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English (en)
Inventor
Masayuki Harada
正行 原田
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WADA KAGAKU KOGYO KK
Japan Polychem Corp
Original Assignee
WADA KAGAKU KOGYO KK
Japan Polychem Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】包装が容易で液汁の溜まりがなく見かけを損じ
ることがないと共に、肉類、魚介類、野菜類等の生鮮品
の包装においても、腐敗が少なく長期に保存を可能とす
る液汁吸収性包装袋の提供 【解決手段】ポリオレフィン層を有する透明な第一のフ
ィルムと、ポリオレフィン層を有しその片面に液汁を吸
収する多孔性のシートが積層された第二のフイルムと
を、多孔性のシートが内側となるように重ね合わせると
共にその周縁を熱融着してなることを特徴とする液汁吸
収性包装袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液汁吸収性包装
袋、更に詳しくは、液汁が底部に溜まることがなく、衛
生的で、とろけ、腐敗が防止され、保存性の優れた包装
用袋に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スパーマーケット等においては、
肉類、魚介類等の食品は、衛生的理由によって、あるい
は取り扱いを容易にするため、販売単位毎にラップされ
て陳列が行われている。その代表的な包装方法として
は、図2に示すように発泡ポリスチレン等のトレイ11
に被収容物12を載せ、その外部をストレッチフィルム
13で被覆する方式がとられている。
【0003】しかし、肉類、魚介類等の食品は、陳列中
に血液等の液汁が浸出しトレイの下部に溜まるため、見
かけを悪くすると共に生鮮品は腐敗が進行する問題があ
る。このため、従来、肉類、魚介類等の包装において
は、トレイ11の底部に液汁を吸収する吸液性シート1
4を敷き、その上に肉類、魚介類等を載せてその外部を
ストレッチフィルム13で被覆することが行われてい
る。
【0004】このため、包装作業においては、トレイ1
1上に吸液性シートを敷く作業、食品を載せる作業、ス
トレッチフィルム13を巻回して封止する作業を必要と
し包装に手数を必要としていた。また発泡ポリスチレン
等のトレイ11等を使用するときは、使用後の処分が問
題となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、包装が容易
であると共に液汁の溜まりがなく見かけを損じることが
ないと共に、肉類、魚介類、野菜類等の生鮮品の包装に
おいても腐敗が少なく長期の保存を可能とする液汁吸収
性包装袋を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため鋭意検討をした結果なされたもので、ポリ
オレフィン層を有する透明な第一のフィルムと、ポリオ
レフィン層を有しその片面に液汁を吸収する多孔性のシ
ートが積層された第二のフイルムとを、多孔性のシート
が内側となるように重ね合わせると共にその周縁を熱融
着してなることを特徴とする液汁吸収性包装袋を提供す
るものである。
【0007】また、上記包装袋において、第一のフィル
ムと第二のフイルムのポリオレフィン層が、密度0.9
15〜0.925g/mm3 、MFR3〜15g/10
分の低密度ポリエチレン、または、密度0.890〜
0.920g/mm3 、MFR5〜20g/10分の線
状低密度ポリエチレンによって形成され、ポリオレフィ
ン層の厚さが30〜150μmである液汁吸収性包装
袋、第一のフィルムと第二のフイルムが、ポリオレフィ
ン層とポリエステル、ポリアミドおよび/または二軸延
伸ポリプロピレンからなる層とが積層されたものである
液汁吸収性包装袋、及び、多孔性のシートが熱可塑性樹
脂等の繊維状体が重なり合って形成されたシートである
液汁吸収性包装袋を提供するものである。
【0008】
【実施の形態】本発明液汁吸収性包装袋1は、図1に示
すように、ポリオレフィン2a層を有する透明な第一の
フィルム3と、ポリオレフィン層2bを有しその片面に
液汁を吸収する多孔性のシート5が積層された第二のフ
イルム4が使用される。本発明において、第一のフィル
ム3は透明なフィルムが用いられる。透明なフィルムと
することによって内容物を観察することができ内容物の
状態を確認することが可能となる。
【0009】本発明において透明とは、内容物を観察で
きる状態を意味し、必要に応じて半透明とし、また、印
刷をして部分的に不透明にすることは差し支えない。第
一のフィルム3と、第二のフイルム4に使用されるポリ
オレフィンとしては、低密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン・プロピ
レン共重合体、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共
重合体等を用いることができるが、特に、密度0.91
5〜0.925g/mm3 、MFR3〜15g/10分
の低密度ポリエチレン、または、密度0.890〜0.
920g/mm3 、MFR5〜20g/10分の線状低
密度ポリエチレンが望ましい。
【0010】フィルムにポリオレフィンを使用すること
によって、製袋時に多孔性のシートが介在した状態で熱
溶着することが可能となる。熱溶着を容易にするために
は、ポリオレフィン層は膜厚を大きくすることが望まし
く、一般にポリオレフィン層は30〜150μm、好ま
しくは40〜100μmとされる。
【0011】ポリオレフィンは、単層として使用可能で
あるが、機能の異なるポリオレフィンを2層以上積層し
て用いることもでき、強度を得るためのポリエチレン層
の内面にヒートシラブルなポリエチレン層を積層しても
よく、また、二軸延伸ポリプロピレンの内面にヒートシ
ーラブルなポリオレフィン層を積層することによって、
熱溶着を可能した状態で強度を向上すると共に包装を容
易とすることができる。
【0012】更に、強度、ガスバリアー性等を向上する
ため、他の熱可塑性樹脂層6a、6bと積層することも
望ましい。例えば、ポリオレフィン層にポリアミド、ポ
リエステル等のガスバリアー性樹脂層を積層することに
よって保存性を改良することができる。
【0013】積層される他の熱可塑性樹脂がポリオレフ
ィンより融点が高いときは、積層される他の熱可塑性樹
脂層は包装袋1の外側を形成するように積層される。ポ
リオレフィン同志、あるいはポリオレフィン層2a、2
bと熱可塑性樹脂層6a、6bの積層は特に制限はなく
グルーラミ、押し出しラミ、共押し出しラミ等の手法に
よって積層することができる。
【0014】多孔性シート5としては、微小な連通孔を
多数有し液汁を吸収するシートが用いられ、親水性樹脂
製の連続気泡体、パルプ、合成樹脂繊維等からなる紙、
天然または合成樹脂繊維を積み重ねて接合または纏絡し
た不織布状シートを用いることができる。
【0015】多孔性シート5を形成する合成樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピ
レン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリアクリルアミド等を用いるこ
とができる。中でも溶着を容易にするために第一のフィ
ルムおよび第二のフイルムに使用されるポリオレフィン
の融点と同等か、より低融点の合成樹脂繊維からなるも
のが望ましい。
【0016】繊維の太さは特に制限はないが一般に1〜
100μ、好ましくは5〜30μ程度のものが使用され
る。合成樹脂繊維が親水性の乏しい材料で構成されると
きは、多孔性シート5を親水性処理剤で処理することも
好ましい態様である。
【0017】また多孔性シート5は、第一のフィルム3
を透して外部から観察されるので、多孔性シート5を着
色あるいは印刷することによって装飾性を得ることも望
ましい方法である。多孔性シート5は第二のフイルム4
に積層接合される。多孔性シート5を第二のフイルム4
に接合することによって包装が容易となり包装工程が短
縮されると共に第二のフイルム4を強化することができ
る。多孔性シート5と第二のフイルム4との積層および
接合は、予め多孔性シート5と第二のフイルム4とを積
層接合した後製袋工程に付してもよく、また製袋時に多
孔性シート5を第一のフィルム3と第二のフイルム4と
の間に供給し第二のフイルム4に接合すると同時に製袋
を行うようにしてもよい。
【0018】多孔性シート5と第二のフイルム4との接
合は、多孔性シート5全面を接合することが望ましい
が、部分的に接合してもよい。ただし、部分的に接合す
るときは、製袋時に熱溶着する部分は、予め、あるいは
製袋時に、多孔性シート5と第二のフイルム4とが接合
する状態とされる。
【0019】多孔性シート5と第二のフィルム4の接合
は接着剤を用いて接着してもよく、また、熱溶着しても
よい。熱溶着方式の接合としては、多孔性シート5上に
第二のフィルム4を形成する溶融樹脂を押し出し成形し
てラミネートすることによって行うことができる。 第
二のフィルム4が積層フィルムで形成されるときは、表
面層を形成する熱可塑性樹脂フィルム6bと多孔性シー
ト5間にポリオレフィンをフイルム状に押し出し成形し
て三者を一体化することによって積層することができ
る。
【0020】製袋は、第一のフィルム3と第二のフイル
ム4を多孔性シート5が内側となるように重ね合わせて
その周縁7を熱溶着することによって行うことができ
る。本発明液汁吸収性包装袋1は多用途に使用すること
ができ、肉類、魚介類等液汁の発生する食料品のほか、
ほうれん草、枝豆、いんげん等の生鮮品の包装に適し、
また、その装飾性を利用して商品見本等の包装に適す
る。
【0021】本発明液汁吸収性包装袋1を用いて食品1
2等を包装するときは、第二のフイルム4側を下にして
未溶着の開口部から被収容物を挿入して封止することに
よって包装することができる。開口部は、開口した状態
のままであってもよいが、封止するときは、熱溶着等の
通常の方法によって行うことができる。この際、真空パ
ック装置を利用すれば真空パックを行うことができる。
また、目的に応じてテープで封止することも可能であ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明液汁吸収性包装袋1はかかる構成
からなるから、包装が簡易で手早く行うことができると
共に浸出した液汁は多孔性シートに吸収され底に溜まる
ことがないため見かけを損じることがなく、また、腐
敗、とろけ、ずるけ等の発生を抑止することができる。
また、多孔性シートを着色、装飾することによって美麗
な意匠性の優れた液汁吸収性包装袋を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液汁吸収性包装袋の一実施例を示す縦断
面図
【図2】従来の包装方法を示す縦断面図
【符号の説明】
1、 液汁吸収性包装袋 2a、2b、ポリオレフィン層 3、 第一のフィルム 4、 第二のフィルム 5、多孔性シート 6a、6b、熱可塑性樹脂層 11、トレイ 12、食品 13、ストレッチフィルム 14、吸液シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 BA09 BA24 BA30 BA36 BA54 BB03 BC04 BC06 EA18 FA01 3E067 AA11 AB02 AB04 BA12A BB06A BB15A BB16A BB25A CA07 CA09 FA01 GB09 GD01 GD02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン層を有する透明な第一のフ
    ィルムと、ポリオレフィン層を有しその片面に液汁を吸
    収する多孔性のシートが積層された第二のフイルムと
    を、多孔性のシートが内側となるように重ね合わせると
    共にその周縁を熱融着してなることを特徴とする液汁吸
    収性包装袋。
  2. 【請求項2】第一のフィルムと第二のフイルムのポリオ
    レフィン層が、密度0.915〜0.925g/m
    3 、MFR3〜15g/10分の低密度ポリエチレ
    ン、または、密度0.890〜0.920g/mm3
    MFR5〜20g/10分の線状低密度ポリエチレンに
    よって形成され、ポリオレフィン層の厚さが30〜15
    0μmである請求項1記載の液汁吸収性包装袋。
  3. 【請求項3】第一のフィルムと第二のフイルムが、ポリ
    オレフィン層とポリエステル、ポリアミドおよび/また
    は二軸延伸ポリプロピレンからなる層とが積層されたも
    のである請求項1または2記載の液汁吸収性包装袋。
  4. 【請求項4】多孔性のシートが、繊維状体が重なり合っ
    て形成されたシートからなる請求項1〜3いずれかに記
    載の液汁吸収性包装袋。
  5. 【請求項5】多孔性のシートが、熱可塑性樹脂製の繊維
    状体が重なり合って形成されたシートからなる請求項1
    〜4いずれかに記載の液汁吸収性包装袋。
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