JP2001105617A - 液体収納容器、該液体収納容器に用いられるキャップ、及びキャップ付き液体収納容器 - Google Patents

液体収納容器、該液体収納容器に用いられるキャップ、及びキャップ付き液体収納容器

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JP2001105617A JP28341099A JP28341099A JP2001105617A JP 2001105617 A JP2001105617 A JP 2001105617A JP 28341099 A JP28341099 A JP 28341099A JP 28341099 A JP28341099 A JP 28341099A JP 2001105617 A JP2001105617 A JP 2001105617A
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将史 小川
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力 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体収納容器の装着に関するスペースを無駄
にすることなく、簡単な構成でレバーを保護する。 【解決手段】 インクタンク102は、タンク本体11
5と蓋116とで構成される筐体の内部にインクを収納
している。タンク本体115には、一端部がタンク本体
115の側面に支持され他端が自由端109bとなるラ
ッチレバー109が設けられている。蓋116には、タ
ンク本体115のラッチレバー109と対向する領域の
うちラッチレバー109の支持部109aとは反対側の
領域に、この領域の自由端109bとタンク本体115
との間の空間を覆う突出部116aが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体収納容器及び該
容器の供給口を封止するキャップに関し、より具体的に
は、インクを吐出することで記録を行うインクジェット
記録ヘッド用インクタンク、及び該インクタンクのイン
ク供給口を封止するキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体(以下、インクを例に取り説
明する)を吐出して記録を行う液体吐出記録ヘッド(イ
ンクジェット記録ヘッド)、およびこの記録ヘッドに対
して供給するためのインクを保持する液体収納容器(イ
ンクタンク)としては、ランニングコストなどの観点か
ら、記録ヘッドとインクタンクとが相互に着脱可能な構
成が知られている。このように相互に着脱可能な記録ヘ
ッドおよびインクタンクの場合、インクタンクを記録ヘ
ッドに装着させるためには、簡単な操作あるいは、より
簡単な機構で、着脱時の不都合がないことが求められ
る。
【0003】本出願人は、例えば、特開平8−5810
7号広報、特開平8−224883号広報、特開平8−
276601号広報において、内部に収容した記録用の
インクを外部に供給するためのインク供給口を有すると
ともに、箱状のインクタンクホルダーの開口に挿入され
て着脱自在に保持され、インクタンクホルダーに装着さ
れることで、インク供給口がインクタンクホルダーのイ
ンク取り込み手段と連通するインクタンクにおいて、イ
ンクタンクホルダーに装着される際に、インクタンクホ
ルダーの開口の底壁と対向する底面と、この底面に隣接
する一端面とが交わる稜部に傾斜面が形成され、該一端
面に、インクタンクホルダーに形成された抜け止め孔に
嵌合する爪状突起が設けられるとともに、他端面に、イ
ンクタンクホルダーに形成された係合孔に結合するラッ
チ爪が設けられたラッチレバーが弾性的に支持されて設
けられていることを特徴とする発明を提案している。上
述した発明はインクタンクと記録ヘッドとの結合に関し
て優れたものであり、多くのインクタンクにおいて実用
に供されている。
【0004】一方、このようなインクタンクを単体で取
り扱う際(例えば流通過程など)に、インク供給口から
のインク漏れを防止するために、インクタンクのインク
供給口にキャップを取り付けることが行われている。こ
のようなキャップは、一般的にはインク供給口を確実に
シールするために、弾性体のシール部材を備えている。
このキャップ本体のシール部材が設けられている面は剛
性を有しており、この面に対して突出した互いに対向す
る面には、それぞれインクタンクと係合するためのフッ
クが設けられ、その一方にはユーザがキャップをインク
タンクから取り外す際に使用するつまみなどが設けられ
ている。ユーザはタンクを保持しつまみを操作すること
で、このつまみを有する面が弾性変形し、キャップをイ
ンクタンクから取り外すことができるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のイン
クジェット記録ヘッドの性能向上に伴い、インクジェッ
ト記録ヘッドで使用されるインクの種類は増加する傾向
にある。その結果、使用するインクの種類によっては、
インクタンク本体の材料として折り曲げの繰り返しに弱
い材料を使用する場合がある。このような材料を用いて
上述の特開平8−58107号等に開示されるラッチレ
バーを有するインクタンクを作成したところ、例えばイ
ンクタンク本体とラッチレバーとの間に指などを挟みこ
んでラッチレバーをタンク本体から引き離す方向に力を
加えるなど、通常の使用では想定されない使われ方をし
た場合に、ラッチレバーがインクタンク本体から外れて
しまう恐れがあった。
【0006】一方、インクタンクのキャップについて
は、インクタンクからキャップを取り外す際に、キャッ
プ本体の弾性シール部材を備えた面の剛性が強いため
に、フックを取り外すために大きな力が必要であるとと
もに、フックが外れるのとほぼ同時にキャップはインク
タンクから取り外される。そのため、特にインクタンク
が小さい場合には、インクタンクの保持の仕方によっ
て、インク供給口からインクが飛び散ったり、インクタ
ンク或いはキャップの一方、或いは双方がユーザの手か
ら離れ落下するなどの恐れがある。
【0007】本発明は記録ヘッドに対して分離可能なイ
ンクタンクに関する上述の課題を解決するために本発明
者らにより想起されたものであり、その第1の目的は、
装着に関するスペースを無駄にすることなく、簡単な構
成でレバーを保護する液体収納容器、及びキャップ付き
液体収納容器を提供することである。
【0008】また、本発明の第2の目的は、上記第1の
目的に加えて、或いは単独で、小型のインクタンクであ
ってもユーザによる取り外しが容易で、かつ確実にイン
ク供給口を保護することのできるキャップを提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の液体収納容器は、内部に液体を収納する
筐体の外壁に一端部が支持されるとともに他端が自由端
となって弾性変形するレバーを備えた液体収納容器にお
いて、前記筐体の前記レバーと対向する領域のうち前記
レバーの支持部とは反対側の領域に設けられ、該領域の
前記自由端と前記筐体との間の空間の少なくとも一部を
覆う突出部を備えることを特徴とする。
【0010】液体収納容器に備えられたレバーは、液体
収納容器をホルダ等に装着するときの操作に用いられる
が、本発明の液体収納容器によれば、液体収納容器の筐
体の上記領域に、レバーの自由端と筐体との間の空間の
少なくとも一部を覆う突出部が設けられている。このよ
うに筐体に突出部を設けるというきわめて簡単な構成
で、レバーの特に力が加わりやすい自由端部に不用意な
力が働くのが防止される。また、突出部は筐体の上記領
域に設けられているので、液体供給容器をホルダ等へ装
着する際の邪魔にもならず、着脱に関するスペースも無
駄にならない。
【0011】本発明のキャップ付き液体収納容器は、上
記本発明の液体収納容器に、該液体収納容器内部の液体
を外部に導出するために前記液体収納容器に設けられて
いる供給口を封止する、前記供給口を封止する弾性シー
ル部材と、該弾性シール部材を備えたキャップ本体とを
有するキャップを装着したキャップ付き液体収納容器で
あって、前記キャップ本体は、前記キャップを前記液体
収納容器に係合させるための係合部と、該係合部の近傍
に位置し前記キャップを前記液体収納容器から取り外す
ためのつまみ部とを備え、前記液体収納容器の突出部の
突端部と、前記つまみ部の先端部とを結ぶ直線が、前記
レバーの弾性変形の範囲内での移動領域と交差すること
を特徴とする。
【0012】本発明のキャップ付き液体収納容器によれ
ば、液体収納容器の突出部の突端部と、キャップのつま
み部の先端部とを結ぶ直線が、レバーの弾性変形の範囲
内での移動領域と交差するので、液体収納容器に落下等
による衝撃が加わっても、レバーは弾性変形の範囲を超
えては変形しない。また、平面に対して上記液体収納容
器の突端部とキャップのつまみ部の先端部とが接するよ
うに衝突する場合には、レバーの自由端が上記直線上に
位置するまで弾性変形し、この弾性変形によって衝撃が
緩衝される。
【0013】そして本発明のキャップは、内部に収容し
た液体を外部に供給するための供給口を底面に有する液
体収納容器に装着されるキャップにおいて、前記液体収
納容器の側面に設けられた第1係合部に係止する第1係
止部と、前記液体収納容器の前記第1係合部を有する面
に対向する面に設けられた第2係合部に係止する第2係
止部と、前記第1係止部と前記第2係止部とを繋ぎ、前
記供給口の周囲を塞ぐための弾性シール部材が設けられ
た底面部と、前記第1係止部の近傍に前記底面部の延長
方向に設けられた、前記液体収納容器からの着脱操作用
のつまみ部とを備え、前記底面部の一部が前記液体収納
容器からの取り外しの操作力に対して弾性変形可能であ
ることを特徴とする。
【0014】本発明のキャップによれば、液体収納容器
の互いに対向する面をそれぞれ第1係止部と第2係止部
とで係止することでキャップは液体収納容器に装着され
る。液体収納容器の供給口の周囲を塞ぐ弾性シール部材
はこれら第1係止部と第2係止部とを繋ぐ底面部に設け
られているので、この底面部により供給口が保護され
る。また、取り外し操作用のつまみ部は、第1係止部の
近傍に底面部の延長方向に設けられているので、キャッ
プを取り外す際には、まず第1係止部の係止が外され、
次いで、第2係止部の係止が外される。ここで、底面部
の一部は液体収納容器からの取り外しの操作力に対して
弾性変形可能であるので、液体収納容器の供給口の開封
に伴う衝撃が少なく、取り外しが容易である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳細
に説明する。
【0016】まずはじめに、本発明のインクタンクの全
体的な構成について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態によるインクタンクの構造を
示す断面図であり、図2は図1に示したインクタンクの
矢印Bから見た構造を示す側断面図である。
【0017】図1に示すように、インクタンク102に
は、記録ヘッド105を備えたインクタンクホルダ10
1にインクタンク102を固定するための第1係合部
(係止爪)103bが設けられている。インクタンク1
02は、第2係合部103aをインクタンクホルダ10
1に設けられた第2係止部としてのロック用開口部10
4aに嵌合させ、さらに第1係合部103bを第1係止
部としてのロック用開口部104bに嵌合させること
で、インクタンクホルダ101に固定される。ここで、
第1係合部103bは、第2係合部103aが設けられ
る側面に対する他側面に対して弾性的に設けられたラッ
チレバー109に設けられている。
【0018】この時、記録ヘッド105へインクを供給
するためのインク流路106の末端に設けられたフィル
タ107がインクタンクの使用状態で底となる部分に配
されるインク供給口108からインクタンク102内へ
進入し、インク供給口部の供給部材111と圧接される
ことでインクの流れる経路が確保され、記録ヘッド10
5へインクを供給することが可能になる。
【0019】図2に示すように、インクタンク102に
は、インクを吸収して保持する吸収部材110と、吸収
部材110とインク供給口108(図1参照)の間に在
って、吸収部材110からインクタンクホルダ101
(図1参照)へインクを送り出すための供給部材111
と、吸収部材110からタンク内部へ漏れ出したインク
を一時的に保持するバッファ室112と、インクタンク
102の内部圧力を大気圧に保つためにインクタンク1
02の内部を大気と連通させる大気連通口113とが設
けられている。
【0020】大気連通口113の内部開口部は、インク
が吸収部材110の内部からバッファ室112に移動し
たとき、インクタンク102をいかなる姿勢にしてもイ
ンクが外部へ漏れないようにバッファ室112のほぼ中
央に配置されている。
【0021】吸収部材110及び供給部材111には、
ポリオレフィン系樹脂からなる方向性を有する繊維束を
圧縮して繊維どうしを熱溶融結合させ、各部材に適した
疎密状態に設定された繊維吸収体が用いられ、所定の寸
法に切断されてタンク容器内に収容される。
【0022】吸収部材110は、図3に示すように、弾
性を有する外側に膨らんだ凸形状の部材であり、インク
タンク内部へ収容する際に反力が発生するようにしてい
る。また、本実施形態では外周部の繊維密度を内部の繊
維密度に比べて高くすることで、外周部のインク保持性
をより高めている。
【0023】供給部材111はフィルタ107面に対し
て交差する方向、好ましくは垂直な方向に繊維が並べら
れ、吸収部材110は、供給部材111の繊維方向と交
差する方向、好ましくは直交する方向に繊維が並ぶよう
にインクタンク内に収納される。このようにすること
で、インクを保持するための適正な負圧を発生させつ
つ、記録ヘッド105に安定してインクを供給すること
が可能となる。
【0024】また、図1に示すように、インクタンク1
02内部の底面と吸収部材110との間には底面バッフ
ァ室121が設けられ、インクタンク102の底面側へ
移動したインクが供給部材111の周辺に集中してイン
ク供給口108から外部へ漏れ出すことを防止してい
る。なお、底面バッファ室121、及びインクタンク1
02の側面に設けられたバッファ室112は、インクタ
ンク102の内壁と吸収部材110との間に設けられた
隙間である空隙131を介して連通されている。
【0025】吸収部材110及び供給部材111を収納
するタンク本体115とともにインクタンク102の筐
体の構成する蓋116は、本実施形態ではインクタンク
102の使用時の姿勢において底面に設けられたインク
供給口108に対向する上面開口を塞ぐ。そして、本実
施形態においては、この蓋116はラッチレバー109
の上方となる位置に、タンク本体115からラッチレバ
ー109の延在方向に突出した突出部116aを備えて
いる。
【0026】この突出部116aについてさらに詳細に
説明する。本実施形態の突出部116aは、その突端部
116cに折り曲げ部116bを備えている。蓋116
の厚みは約1mm程度であるが、この折り曲げ部116
b(長さ4mm程度)を有することで、ラッチレバー1
09とラッチレバーの基端部のあるタンク本体の側面部
との間に、ユーザが不用意に指などを挟みこむことがな
いようになっている。その結果、ラッチレバー109に
対して不用意な力が働くことはなく、ラッチレバー10
9がタンク本体115から外れてしまうことを防止する
ことができる。また、突出部116aは、ラッチレバー
109よりも上方、すなわちインクタンク102をイン
クタンクホルダ101に装着した状態でインクタンクホ
ルダ101内に位置しない部位に設けられているので、
インクタンク102の装着動作の邪魔にはならず、ま
た、装着に関するスペースも無駄にならない。
【0027】なお、本実施形態では、突出部116aを
蓋116に一体的に設けることでタンク本体115の成
形を容易にしているが、レバー部(ラッチレバー109
の支点部109aと自由端部109bとの間の領域)に
対向するタンク本体115の部分の、支点部109aと
は反対側の領域に設けられ、該領域の自由端109bと
筐体との間の空間の少なくとも一部を覆うものであれ
ば、タンク本体115の側面に設けられていれもよい。
突出部116aをタンク本体115の側面に設けた場合
には、本実施形態と比較して突出部116aをラッチレ
バー109の自由端部109bにより近い位置に設定で
き、突出部116aとラッチレバー109の自由端部1
09bとの高さ方向での距離を小さくすることができる
ので、折り曲げ部109bを設けなくても、ラッチレバ
ー109へ不用意な力が働くのを防止できる。蓋116
に突出部116aを設けた場合でも、突出部116aを
ラッチレバー109の自由端部109bに近い位置に設
けることができれば、折り曲げ部106bは必ずしも設
けなくてもよい。
【0028】また、後述する図5〜図7及び図11に示
すように、製造時あるいはインクタンク102が単体で
存在する場合に、ラッチレバー109の自由端部109
bと支点部109aのあるタンク本体115の側面部と
の間の隙間が5mm以下、好ましくは3mm以下とする
ことが望ましい。また、図1に示すようにインクタンク
102が記録ヘッド105を備えたインクタンクホルダ
101に装着された状態で、突出部116aの根元から
突端部116cまでの距離L1と、タンク本体115の
ラッチレバー109が設けられた面からラッチレバー1
09の自由端部109bまでの距離L2とを比較したと
きに、L1≧L2となることが望ましい。特に、L1≒
L2の場合は、ラッチレバー109によるインクタンク
102の着脱動作に支障がないのでより好ましい。
【0029】次に、本発明のインクタンクが装着される
記録ヘッドカートリッジについて図4を用いて説明しな
がら、この図4に搭載される本発明のインクタンクにつ
いて、図5〜図7を用いて説明する。
【0030】記録ヘッドカートリッジは、インク吐出用
の電気信号である記録信号に基づいてインクを吐出する
記録ヘッドとしてのノズル部と、インクを収容するイン
クタンクを着脱自在に保持するインクタンクホルダとを
有する構成である。ノズル部は記録ヘッドカートリッジ
の底部に設けられており、インクは記録ヘッドカートリ
ッジから下方に向かって吐出される。
【0031】図4はインクタンクホルダを含む記録ヘッ
ドカートリッジの構成を示す図であり、同図(a)はブ
ラックインクのみを収容するブラックインクタンクが装
着されるモノカラーホルダの一構成例を示す底面図、同
図(b)はカラーインクが収容されるカラーインクタン
クが装着されるカラーホルダの一構成例を示す底面図で
ある。
【0032】図4(a)に示す記録ヘッドカートリッジ
1aはモノカラー用のカートリッジであり、インクを吐
出するノズル部50と、上面に開口部を有する箱状の形
状をなすモノカラーホルダ60とが一体となったもの
で、モノカラーホルダ60の内部に、モノカラーのイン
クを収容するインクタンクが着脱自在に装着される。
【0033】アルミニウム等の金属板からなるベースプ
レート51にはインク吐出用のエネルギーを発生するた
めの不図示の電気熱変換体(発熱抵抗体など)が配設さ
れている。また、ベースプレート51には、後述するキ
ャリッジ2の各ヘッド位置決め突起2d、2e(図18
参照)の位置に対応して、記録ヘッドカートリッジ1a
がキャリッジ2に装着された際に、角形のヘッド位置決
め突起2dが嵌合するヘッド位置決め切り欠き、および
丸形のヘッド位置決め突起2eが嵌合するヘッド位置決
め穴が形成されている。
【0034】また、図4(b)に示す記録ヘッドカート
リッジ1bは、ブラックインクを収容するブラックイン
クタンクと、イエロー、マゼンダ、シアンの3色のイン
クを収容するカラーインクタンクとが着脱可能なカラー
ホルダ160を備えており、4色のインクを吐出するも
のである。そのため、ノズル部150も、各色のインク
に対応して、ブラック用の吐出口群150Bと、イエロ
ー用の吐出口群150Yと、マゼンダ用の吐出口群15
0Mと、シアン用の吐出口群150Cとに分けられる。
【0035】なお、図4(b)に示すカラーホルダ16
0、及び図4(a)に示すモノカラーホルダ60は、そ
れぞれ同一のキャリッジ上に搭載可能であり、記録ヘッ
ドカートリッジを交換することで、モノクロームまたは
カラーのいずれのプリントも可能である。
【0036】図5はモノカラーのインクを収納するイン
クタンク102aの形状を示す図であり、同図(a)は
側面図、同図(b)はインク供給口を含む底面図、同図
(c)は斜視図である。図5から図7に示すインクタン
クでは、その基本構成は図1及び図2に示したものと同
じであるため、特に断りのない限り、同じ機能を有する
個所は同じ符号をつけて説明する。
【0037】図5に示すモノカラー用のインクタンク1
02aの内部には上述した繊維吸収体からなる吸収部材
が収納され、吸収部材が発生する毛管力によってモノカ
ラーのインクが保持される。なお、繊維吸収体の繊維方
向は図5(c)に示すようにバッファ室に向かう方向に
対して平行な方向である。吸収部材は図3に示したよう
に外側へ膨らむ凸面を有し、この凸面はインクタンク1
02aの最大面積を有する面に位置され、このことによ
ってインクタンク102aの内壁と吸収部材との密着性
を確実に確保することができ、吸収部材のズレが抑制さ
れる。逆に、繊維吸収体の切断面は、図5(c)の斜線
部で示す、インクタンク102aの内面の最小面積面に
位置している。ここで、繊維吸収体は繊維方向に略直角
方向に切断されている。このように切断面をインクタン
ク102aの最小面積面に位置させることで、繊維方向
に伝わって吸収部材外へ流れ出るインク(自由インク)
を最小限に減らすことが可能となる。
【0038】また、図5(c)に示すように、キャリッ
ジ走査方向に対して繊維方向は交差する方向(重力方向
水平方向)に配列されているので、キャリッジの移動に
伴う繊維吸収体内のインクの移動を抑えることが可能で
ある。
【0039】図5に示すモノカラー用のインクタンク
は、タンク本体に設けられたラッチレバー109のロッ
ク部103bを図4(a)に示したモノカラーホルダ6
0のロック用開口部(不図示)に嵌合させることで装着
される。このようにラッチレバーを有する装着機構によ
り、小スペースで操作性のよい着脱が可能となる。ま
た、本実施形態において、図5のインクタンク102a
内に収納される吸収部材は、6D(デニール)、吸収部
材は2Dの繊維から形成されている。
【0040】一方、図4(b)に示したカラーホルダ1
60には、図6に示すブラックインクタンク102b、
及び図7に示すカラーインクタンク102cがそれぞれ
装着可能であり、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クの4色のインクを記録ヘッドに供給可能である。
【0041】図6はブラックインクを収納するブラック
インクタンク102bの形状を示す図であり、同図
(a)は側面図、同図(b)はインク注入口を含む底面
図、同図(c)は斜視図である。また、図7はカラーイ
ンクを収納するカラーインクタンク102cの形状を示
す図であり、同図(a)は側面図、同図(b)はインク
注入口を含む底面図、同図(c)は斜視図である。
【0042】図6に示したブラックインクタンク102
bは、ブラックインクのみを収納するものであり、図5
に示したモノカラー用のインクタンク102aに比べて
小型タイプとなっている。ブラックインクタンク102
bの内部には、図5に示したモノカラー用のインクタン
ク102aと同様に、繊維吸収体からなる吸収部材及び
供給部材が収納される。吸収部材に吸収されているイン
クは、インク供給口に配された供給部材を通してブラッ
クインクタンク102bから排出され、記録ヘッドへと
導かれる。
【0043】繊維吸収体の繊維方向は、図6(c)に示
す方向であり、吸収部材からバッファ室へ向かう方向に
対して直交する方向である。このことによりブラックイ
ンクタンク102bの内部のインクがバッファ室へ移動
することが抑制される。また、図5のインクタンク10
2aと同様に、繊維吸収体の切断面が、図6(b)に斜
線で示すブラックインクタンク102bの内面の最小面
積面に位置しているので、自由インクが防止できる。ま
た、前述じたように、キャリッジの走査方向に対して、
吸収部材からバッファ室へ向かう方向が交差しているた
め、バッファ室へのインクの移動が防止できる。カラー
ホルダ160へは、図5に示したモノカラー用のインク
タンク102aと同様にラッチレバー109を用いて装
着される。また、図6のブラックインクタンク102b
において、本実施形態では吸収部材、供給部材ともに6
D(デニール)の繊維により形成されている。
【0044】また、図7に示したカラーインクタンク1
02cは、内部が3つの部屋に仕切られ、それぞれイエ
ロー、マゼンタ、シアンのインクが収納される。また、
各部屋には上述した繊維吸収体からなる吸収部材及び供
給部材が収納されている。本実施形態においては、図6
のブラックインクタンク102bと同様に、吸収部材、
供給部材ともに6D(デニール)の繊維から形成されて
いる。
【0045】繊維吸収体の繊維方向は、図7(c)に示
す方向であり、図5に示したモノカラー用のインクタン
ク102aと同様である。繊維吸収体の切断面も同様
に、図7(c)に斜線で示すカラーインクタンク102
cの最小面積面に位置している。また、キャリッジ走査
方向に対して吸収部材からバッファ室へ向かう方向も同
様に交差(略直交)しているため、バッファ室へのイン
ク移動が防止できる。カラーホルダ160へは、図5に
示したモノカラー用のインクタンク102aと同様にラ
ッチレバー109を用いて装着される。
【0046】次に、これらのインクタンクに装着される
インクタンク用キャップについて、図8〜図17を用い
て説明する。
【0047】図8は、図5のインクタンクに適用可能な
キャップの斜視図である。図8に示すキャップ200
は、例えばポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂により構
成されており、インク供給口108(図1参照)の周囲
を塞ぐためのゴムなどの弾性シール部材202を備えた
底面部201と、インクタンクと係合するための係合部
としての第1係止部204及び第2係止部205と、キ
ャップ200をインクタンクに着脱するためのつまみ部
203と、を備えている。これら底面部201、第1係
止部204、第2係止部205、及びつまみ部203は
一体成形されており、キャップ本体を構成する。弾性シ
ール部材202を形成するエラストマーは、接着剤など
によりキャップ本体に糊付けされるほか、例えば2色成
形などの方法で、キャップ本体に対して分離不能に一体
的に形成されてもよい。
【0048】ここで、つまみ部203は、底面部201
に連続して、言い替えれば底面部201の延長方向に設
けられており、図に示されるように弾性シール部材20
2が設けられる面とは反対側の面側、すなわち、インク
タンクからキャップ200を取り外す方向に傾いてい
る。また、つまみ部203の表面及び裏面には、キャッ
プ200の着脱の際の滑り止め防止のために、つまみ部
203の延在方向に交差する方向に沿った細い溝が設け
られている。
【0049】本実施形態において、第1係止部204
は、図5に示すインクタンク102aの第1係止穴15
0に係止するための係止爪204aと、ラッチレバー1
09の支点部(基端部)109aの周囲を非接触状態で
覆う保護部204bとにより構成されている。底面部2
01の係止爪204aに対向する領域は穴201aが設
けられており、底面部201のつまみ部203側の領域
の強度を弱くするようになっている。また、保護部20
4bは、ラッチレバー109の保護としての機能のほ
か、つまみ部203の端部に設けられている第1係止部
204に対する強度補強リブとしても機能し、第1係止
部204の剛性を高め、つまみ部203にキャップ20
0をインクタンクに対して着脱させる力が加わったとき
に、その力を確実に底面部201へ伝えるという効果を
奏するものである。
【0050】一方、本実施形態における第2係止部20
5は、前述した記録ヘッドへの装着部としてのロック部
103aに係止するための係止穴205aを備えてい
る。ここで、つまみ部203の近傍に設けられた第1係
止部204の係止爪204aの底面部201からの高さ
は、つまみ部203から離れた第2係止部205の係止
穴204aの底面部201からの高さより低くなってい
る。
【0051】底面部201は、第1係止部204と第2
係止部205とを繋ぐ部分であり、その両側部の一部
に、第2係止部205から第1係止部204に向かう方
向にリブ206a,206bが設けられている。本実施
形態では、リブ206a,206bは、キャップの第1
係止部204から第2係止部205への方向に関して、
弾性シール部材202をカバーするように設けられてお
り、2つのリブ206a,206bのうち、図8に示す
図で奥側に表されているリブ206bは第2係止部20
5から延在し、手前側のリブ206aは第2係止部20
5とは離れて設けられている。
【0052】次に、図11を用いて、本発明のインクタ
ンクに上述のキャップを取り付けた状態について説明す
る。図11は、図5に示すインクタンク102aに、図
8に示すキャップ200を取り付けた状態を説明する、
模式的断面図である。図5及び図8より明らかなよう
に、インクタンク102aの突出部116aの突端部1
16cと、キャップ200のつまみ部203の先端とを
結ぶ線(図11中の破線)は、インクタンク102aに
キャップ200を装着しただけの状態(力を加えない状
態)でのラッチレバー109(図11中のFree状態)に
対しては交差するが、インクタンクホルダにインクタン
ク102aを装着した状態でのラッチレバー109(図
11中のヘッド装着時状態)に対しては交差しないよう
になっている。言い替えれば、インクタンク102aの
突出部116aの突端部116cと、つまみ部203の
端部とを結ぶ線(図11中の破線)は、ラッチレバー1
09の弾性変形の範囲内でのラッチレバー109の移動
領域と交差するようになっている。
【0053】そのため、インクタンク102aにキャッ
プ200を装着した状態で、インクタンク102aを落
下させるなどして衝撃を加えた場合でも、ラッチレバー
109は、図11の落下変形状態よりは変形しないの
で、ラッチレバー109を損傷する恐れはない。また、
平面に対してインクタンク102aの突出部116aの
突端部116bと、つまみ部203の先端とが接するよ
うに衝突する場合には、ラッチレバー109が図中の図
11のFree状態から落下変形状態まで弾性変形すること
で、その衝撃を緩和し、不用意にキャップ200がイン
クタンク102aから離脱することを効果的に防止する
ことができる。
【0054】次に、図12及び図13を用いて、インク
タンク102aからキャップ200を取り外す取り外し
方及び取り付け方について詳細に説明する。図12及び
図13は、図5に示すインクタンク102aに、図8に
示すキャップ200を取り付けた際の、キャップ200
とインクタンク102aとの着脱を時系列的に説明する
ための説明図であり、(a)〜(d)の順にキャップが
インクタンクから取り外される様子を示している。な
お、キャップ200をインクタンク102aに取り付け
る際には、(d)→(c)→(b)→(a)のように取り
外す際とは逆順に行えばよいのでその説明は省略する。
【0055】図12(a)は、インクタンク102aに
キャップ200が取り付けられている状態を示してい
る。この状態では、前述したように、弾性シール部材2
02はインクタンク102aのインク供給口108をシ
ールしており、キャップ200は第1係止部204の係
止爪204aがインクタンク102aの係止穴150と
係合し、第2係止部205の係合穴205aに対してイ
ンクタンク102aのロック部103aが係止している
ことでインクタンク102aに固定されている。
【0056】ここで、弾性シール部材202はキャップ
200の底面部201に設けられており、キャップ20
0はこの底面部201の両端部(第1係止部204と第
2係止部205)において固定されているので、キャッ
プ200が取り付けられている状態ではインク供給口1
08は確実に保護されている。また、係止爪204aの
係合穴150に係合する長さは、落下などの衝撃によっ
て不用意にインクタンク102aからキャップ200が
取り外されることのないよう、ある程度長いほうが望ま
しい。本実施形態では3mm〜5mm程度となってい
る。
【0057】次に、図12(b)に示すように、つまみ
部203に力Fを加える。このキャップ200を取り外
すのに必要な力によって、キャップ200の底面部20
1は、リブ206a,206bの第1係止部204側の
端部近傍を支点として弾性的に変形しようとする。その
結果、第1係止部204の係止爪204aは係合穴15
0の底面を摺動しはじめる。この時、第1係止部204
は保護部204bと一体化しているために、つまみ部2
03の基部はそれほど変形することなく、つまみ部20
3に加えられた力Fを底面部201に効果的に伝えられ
るようになっている。なお、この力Fは、つまみ部20
3の底面部201に対する傾き方向と一致しており、底
面部201のつまみ部203近傍(第1係止部204と
リブ206a,206bの間の領域)の変形をより促進
させる効果がある。
【0058】また、このようにつまみ部203が傾いて
いることで、例えばインクタンク102aの供給口10
8側から落下した際に、このつまみ部203がクッショ
ンの役割を果たすので、キャップ200の不用意な外れ
が防止される。
【0059】一方、第2係止部205側及び弾性シール
部材202は、リブ206a,206bなどの効果によ
り、図12(a)に示す状態とほぼ同じ状態を維持して
いる。
【0060】次に、図12(c)に示すように、つまみ
部203が力Fによりさらに移動すると、第1係止部2
04の係止爪204aは、係合穴150の底面を摺動を
続ける一方で、インクタンク102aのインク供給口1
08をシールしていた弾性シール部材202のシールが
つまみ部203側の領域から一部離れるので、弾性シー
ル部材202とインク供給口108との間が大気に開放
される。このとき、リブ206a,206bがその周縁
部に設けられている底面部201の領域について図に示
すように僅かに弾性変形することは、上述のインク供給
口部のスムースな大気への開放を促進するという観点か
ら好ましい。
【0061】その後、さらにつまみ部203が移動する
と、図13(d)に示すように、第1係止部204の係
止爪204aは係合穴150から離脱する。その後は底
面部201の弾性変形によるたわみは緩和され、第2係
止部205近傍を支点とした回転運動によりキャップ2
00はインクタンク102aから取り外される。ここ
で、本形態のキャップ200では、第1係止部204の
底面部201からの高さが、第2係止部205の底面部
201からの高さより低くなっていることで、つまみ部
203及び底面部201に余計な力をかけることなくス
ムーズにキャップ200を取り外すことができるように
なっている。
【0062】このように、本形態のキャップ200の場
合には、着脱に用いられる力によって、弾性シール部材
202が設けられている底面部201の少なくとも一部
が変形するので、開封に伴う衝撃が少なく、容易に開封
できるとともに、インク供給口部が従来のキャップに対
して相対的にゆっくり開封されるので、キャップ200
を開封する際にインクなどが飛び散ることを抑制するこ
とができる。
【0063】次に、図9及び図10を用いて、図6及び
図7のインクタンクにそれぞれ装着されるキャップの一
例について説明する。図9及び図10に示す形態では、
前述の図8に示した形態との相違点を中心に説明を行
い、図8と同様の機能を有する個所についてはその説明
を省略するが、それぞれの構成は図8において説明した
効果と同当の効果を奏することができるものである。
【0064】図9は、図6のブラックインクタンク10
2bに適用可能なキャップ300の斜視図である。図9
に示すキャップ300は、弾性シール部材302を備え
る底面部301と、つまみ部303と、係止爪304a
及び保護部304bを備える第1係止部と、ブラックイ
ンクタンク102bのロック部103aに係合するため
の係止穴305aを有する第2係止部305とを有して
いる。本形態では、前述の図8に示す形態に対して、底
面部301の幅のほか、2つのリブ306が第2係止部
305と一体となっており、その位置が弾性シール部材
302をカバーしない領域に設けられ、その代わりにリ
ブ306の高さが高くなっていること、第1係止部の係
止爪304aが1ヵ所であり、代わりにブラックインク
タンク102bの底面が当接するタンク当接部304d
を備えていること、が異なっている。
【0065】図14(a)〜図15(d)に、図9に示
すキャップ300が図6に示すインクタンク102bか
ら取り外される様子を示す。図14(a)〜図15
(d)のそれぞれは、図12(a)〜図13(d)のそ
れぞれと対応する状態を示している。
【0066】本形態の特徴は、図14(b)に示すよう
に、つまみ部303に力Fを加えはじめた初期の段階で
ブラックインクタンク102bのインク供給口108を
シールしていた弾性シール部材302のシールがつまみ
部303側の領域から一部離れ、弾性シール部材302
とインク供給口108との間が大気に開放されることで
ある。これは、本形態のリブ306が弾性シール部材3
02をカバーするように設けられていないことにより、
底面部301の弾性シール部材302が設けられた領域
についても、着脱に用いられる力Fに対して弾性変形す
るためである。そのため、本形態のキャップ300の底
面部301の変形量は他の形態に比較して大きなものと
なっている。一方、リブ306によって補強されている
第2係止部305は、図15(d)に示すような回動動
作を行う場合、その支点を確実にすることで、製品によ
る支点のばらつきの少ない、安定した回動動作を実現で
きるキャップ300を提供することができる。
【0067】図10は、図7のカラーインクタンク10
2cに適用可能なキャップ400の斜視図である。図1
0に示すキャップ400は、カラーインクタンク102
cのインク供給口に対応した複数の弾性シール部材40
2a、402b、402cを有している。図8に示す形
態と同様、本形態でも、弾性シール部材402a、40
2b、402cを備える底面部401と、つまみ部40
3と、2つの係止爪404a及び保護部404bを備え
る第1係止部と、底面部401の両側部に設けられた2
つのリブ406と、係止穴405aを備える第2係止部
405とを有している。本形態では、底面部401のつ
まみ部403近傍の領域に切り欠き部407が設けられ
ている点が、図8に示した形態と異なっている。
【0068】図16(a)〜図17(d)に、図10に
示すキャップ400が図7に示すカラーインクタンク1
02cから取り外される様子を説明する。図16(a)
〜図17(d)のそれぞれは、図12(a)〜図13
(d)のそれぞれと対応する状態を示している。
【0069】本形態の場合、カラーインクタンク102
cには複数のインク供給口が設けられているため、イン
ク供給口は第1係止部に近い側から順に開封される。そ
のため、3色のインク供給口が同時に開封されることが
なく、しかも各インク供給口は前述のように僅かに大気
に対して開放された後、開封されるので、開封時に飛び
散ったインクが混ざりあう恐れはない。
【0070】また、本形態においては、底面部401に
切り欠き部407を設けているために、図16(b)〜
図17(c)に示す状態で、底面部401のつまみ部4
03側の領域が弾性変形することが促進される。ここ
で、前述の図12で説明したように、本形態においても
第1係止部は保護部404bがつまみ部403の基部の
補強リブとして作用するので、キャップ400を取り外
すための力Fが効率的に底面部401に伝達されること
で、切り欠き部407が設けられている底面部401の
領域の変形がより促進される。
【0071】なお、以上説明した本発明のキャップにつ
いては、インクタンクに設けられたレバーの有無や、突
出部の有無に拘わらず、上述した構成を適用することが
可能である。しかしながら、インクタンクにレバー及び
突出部を備えることで、図11を用いて説明したような
効果を奏することができるので、このようなインクタン
クに装着されるキャップとして、本発明のキャップを用
いることはより望ましい。
【0072】(キャリッジ)次に、本発明のインクタン
クを着脱自在に保持するキャリッジについて図18を参
照して説明する。
【0073】図18はインクジェット記録装置が備える
キャリッジの一構成例を示す斜視図である。
【0074】図18に示すように、キャリッジ2は全体
的に枠型の形状をなしており、その中空部に、記録ヘッ
ドカートリッジ1(後述する図19参照)が装着され
る。キャリッジ2の背面には2つの軸受部2aが一体的
に設けられており、これら各軸受部2aにガイドシャフ
ト5が挿通される。また、キャリッジ2の前面には、2
つの挟持部として、ガイドレール挟持部2bとキャリッ
ジ変形防止用ストッパ2cが一体的に設けられている。
ガイドレール挟持部2bはケーブル押え21側に設けら
れ、キャリッジ変形防止用ストッパ2cはヘッドガイド
22側に設けられる。ガイドレール挟持部2bおよびキ
ャリッジ変形防止用ストッパ2cは、それぞれ板状のガ
イドレール12を挟んで上下方向に間隔をおいて突設さ
れた2つの部材で構成されるものである。このように、
2つの軸受部2aと、ガイドレール挟持部2bと、キャ
リッジ変形防止用ストッパ2cにおいてキャリッジ2が
支持されている。これにより、キャリッジ2はベース1
4(図19参照)と平行になるように支持され、キャリ
ッジ2に装着された記録ヘッドカートリッジのノズル部
(図4参照)と記録媒体との距離がほぼ一定に保たれ
る。
【0075】フレキシブルケーブル3は所定の経路を引
き回され、その先端部に設けられたケーブル端子部3a
がキャリッジ2の図示右側壁の内側に位置するように、
ケーブル押え21により固定されている。ケーブル端子
部3aは、キャリッジ2に記録ヘッドカートリッジ1を
装着したとき、記録ヘッドカートリッジ1のヘッド端子
部(不図示)が当接するもので、これにより、記録ヘッ
ドカートリッジ1との電気的接続がなされる。
【0076】キャリッジ2の、ケーブル端子部3aが位
置している面には、2つのヘッド位置決め突起2d、2
eが一体的に設けられている。一方のヘッド位置決め突
起2dは角形で、ケーブル端子部3aよりも奥側に設け
られている。他方の位置決め突起2eは先端部が円錐形
状の丸形で、ケーブル端子部3aよりも手前側に設けら
れている。キャリッジ2に記録ヘッドカートリッジ1が
装着された状態では、一方のヘッド位置決め突起2dが
記録ヘッドカートリッジ1のヘッド位置決め切り欠き
(不図示)に嵌合するとともに、他方の位置決め突起2
eが記録ヘッドカートリッジ1のヘッド位置決め穴(不
図示)に嵌合し、記録ヘッドカートリッジ1のキャリッ
ジ2に対する正確な位置決めがなされる。
【0077】キャリッジ2の、ケーブル端子部3aと対
向する部位には、コンタクトバネ23が設けられ、その
先端部には、樹脂で成形されたヘッドガイド22が固着
されている。すなわちヘッドガイド22は、キャリッジ
2に弾性的に支持される。ヘッドガイド22は、記録ヘ
ッドカートリッジ1がキャリッジ2に装着された状態で
は、記録ヘッドカートリッジ1のヘッド押圧部(不図
示)に嵌合に、コンタクトバネ23のバネ力により記録
ヘッドカートリッジ1をケーブル端子部3aに向けて付
勢するものであり、ケーブル端子部3aとヘッドガイド
22とを対向配置することにより、ケーブル端子部3a
とヘッド端子部との接触を確実なものとしている。ま
た、ヘッドガイド22は、記録ヘッドカートリッジ1を
キャリッジ2に装着する際のガイドの役目もはたしてい
る。
【0078】(インクジェット記録装置)次に、上述し
た本発明のインクタンクを装着可能な記録ヘッドカート
リッジを搭載したインクジェット記録装置について図1
9を用いて説明する。
【0079】図19は、記録ヘッドカートリッジを搭載
したインクジェット記録装置の一構成例を示す斜視図で
ある。なお、図19はカバーを取り外した状態を示して
いる。
【0080】図19において、キャリッジ2は、記録ヘ
ッドカートリッジ1を着脱自在に搭載するものであり、
フレーム4に両端部が固定され互いに平行に配置された
ガイドシャフト5およびガイドレール12に、記録媒体
Pの搬送方向と直交し、かつ記録媒体Pの面に平行な摺
動自在に支持される。また、キャリッジ2は、キャリッ
ジ駆動モータ10の出力軸に固着された駆動プーリ13
と、回転自在に軸支された従動プーリ(不図示)との間
に掛け回されたキャリッジ駆動ベルト11の一部位に結
合されており、キャリッジ駆動モータ10を駆動するこ
とでキャリッジ駆動ベルト11が回転し、キャリッジ2
が上記方向に往復運動する構成となっている。
【0081】記録ヘッドカートリッジ1のノズル部への
記録信号は、例えば、キャリッジ2に設けられたフレキ
シブルケーブル3を介して、インクジェット記録装置の
動作を制御する制御基板(不図示)から伝送される。フ
レキシブルケーブル3はキャリッジ2の移動方向に沿っ
て配され、キャリッジ2の移動に伴ってループを形成す
る。
【0082】一方、記録媒体Pは、両端部がフレーム4
に回転自在に支持された圧板8上に積載される。圧板8
は、付勢手段(不図示)によりピックアップローラ9に
向けて付勢されており、圧板8上に積載された記録媒体
Pは、ピックアップローラ9に押し付けられている。給
紙命令によってピックアップローラ9を回転させると、
ピックアップローラ9と記録媒体Pとの摩擦力により記
録媒体Pが送り出されるが、圧板8は従来の自動給紙装
置で用いられているような分離爪等の分離手段(不図
示)を有しており、この分離手段の作用により、最上位
置の記録媒体Pのみ1枚だけ送り出される。
【0083】ピックアップローラ9によって送り出され
た記録媒体Pは、フレーム4に両端部が支持された搬送
ローラ6、およびベース14に設けられたピンチローラ
7により挟持されながらキャリッジ2の下方に搬送され
る。記録媒体Pへは、この位置で記録が行われる。さら
に、記録媒体Pの搬送方向に対してキャリッジ2よりも
下流側には、排紙ローラ15および拍車16が対向配置
され、キャリッジ2の下方を通過した記録媒体Pは、こ
れら排紙ローラ15と拍車16とに挟持され、排紙され
る。上述したピックアップローラ9、搬送ローラ6およ
び排紙ローラ15の駆動は、紙送りモータ(不図示)を
駆動源として行われる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体供給
容器は、筐体のレバーと対向するよう息のうちレバーの
支持部とは反対側の領域に、その領域のレバーの自由端
と筐体との間の空間を覆う突出部を設けることで、液体
供給容器をホルダ等へ装着する際のスペースを無駄にす
ることなく、簡単な構成でレバーを不用意な外力から保
護することができる。
【0085】本発明のキャップ付き液体収納容器は、液
体収納容器の突出部の突端部と、キャップのつまみ部の
先端部とを結ぶ直線が、レバーの弾性変形の範囲内での
移動領域と交差することで、液体収納容器に落下等によ
る衝撃が加わっても、レバーは弾性変形の範囲を超えて
は変形しないので、レバーの損傷を防止することができ
る。また、平面に対して上記液体収納容器の突端部とキ
ャップのつまみ部の先端部とが接するように衝突する場
合には、レバーの弾性変形によって衝撃が緩衝されるの
で、不用意にキャップが液体収納容器から離脱すること
を効果的に防止することができる。
【0086】本発明のキャップは、液体収納容器の供給
口の周囲を塞ぐ弾性シール部材は第1係止部と第2係止
部とを繋ぐ底面部に設けられているので、この底面部に
より供給口を確実に保護することができる。また、底面
部の一部は液体収納容器からの取り外しの操作力に対し
て弾性変形可能であるので、液体収納容器の供給口の開
封に伴う衝撃が少なく、キャップを容易に取り外すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクタンクの構造を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示したインクタンクの矢印Bから見た構
造を示す側断面図である。
【図3】図1に示した吸収部材及び供給部材の形状及び
繊維方向を示す斜視図である。
【図4】インクタンクホルダを含む記録ヘッドカートリ
ッジの構成を示す図であり、同図(a)はブラックイン
クのみを収容するブラックインクタンクが装着されるモ
ノカラーホルダの一構成例を示す底面図、同図(b)は
カラーインクが収容されるカラーインクタンクが装着さ
れるカラーホルダの一構成例を示す底面図である。
【図5】モノカラーのインクを収納するインクタンクの
形状を示す図であり、同図(a)は側面図、同図(b)
はインク注入口を含む底面図、同図(c)は斜視図であ
る。
【図6】ブラックインクを収納するブラックインクタン
クの形状を示す図であり、同図(a)は側面図、同図
(b)はインク注入口を含む底面図、同図(c)は斜視
図である。
【図7】カラーインクを収納するカラーインクタンクの
形状を示す図であり、同図(a)は側面図、同図(b)
はインク注入口を含む底面図、同図(c)は斜視図であ
る。
【図8】図5に示すインクタンクに適用可能な本発明の
キャップを示す斜視図である。
【図9】図6に示すインクタンクに適用可能な本発明の
キャップを示す斜視図である。
【図10】図7に示すインクタンクに適用可能な本発明
のキャップを示す斜視図である。
【図11】本発明のインクタンクにキャップを装着した
状態を説明する説明図である。
【図12】図5に示すインクタンクに、図8に示すキャ
ップを取り付けた際の、キャップとインクタンクとの着
脱を時系列的に説明するための模式的説明図である。
【図13】図5に示すインクタンクに、図8に示すキャ
ップを取り付けた際の、キャップとインクタンクとの着
脱を時系列的に説明するための模式的説明図である。
【図14】図6に示すインクタンクに、図9に示すキャ
ップを取り付けた際の、キャップとインクタンクとの着
脱を時系列的に説明するための模式的説明図である。
【図15】図6に示すインクタンクに、図9に示すキャ
ップを取り付けた際の、キャップとインクタンクとの着
脱を時系列的に説明するための模式的説明図である。
【図16】図7に示すインクタンクに、図10に示すキ
ャップを取り付けた際の、キャップとインクタンクとの
着脱を時系列的に説明するための模式的説明図である。
【図17】図7に示すインクタンクに、図10に示すキ
ャップを取り付けた際の、キャップとインクタンクとの
着脱を時系列的に説明するための模式的説明図である。
【図18】インクジェット記録装置が備えるキャリッジ
の一構成例を示す斜視図である。
【図19】記録ヘッドカートリッジを搭載したインクジ
ェット記録装置の一構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
101 インクタンクホルダ 102、102a インクタンク 103a,103b ロック部 104a,104b ロック用開口部 105 記録ヘッド 106 インク流路 107 フィルタ 108 インク供給管 109 ラッチレバー 110、110a 吸収部材 111、111a 供給部材 112、112a バッファ室 113 大気連通口 114 ガイド枠 116、116a 蓋 118 空間部 119 ガイド溝 120 終端部 121 底面バッファ室 122 外部バッファ室 124 リブ 131 空隙 150 第1係止穴 200、300,400 キャップ 201、301,401 底面部 202,302,402a,402b,402c 弾
性シール部材 203、303,403 つまみ部 204、304,404 第1係止部 204a,304a,404a 係止爪 204b、304b、404b 保護部 204c,304c,404c 保護空間 304d タンク当接部 205,305,405 第2係止部 205a,305a,405a 係止穴 206、306,406 リブ 407 切り欠き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 力 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中山 茂行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA22 EA23 KC04 KC07 KC22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に液体を収納する筐体の外壁に一端
    部が支持されるとともに他端が自由端となって弾性変形
    するレバーを備えた液体収納容器において、 前記筐体の前記レバーと対向する領域のうち前記レバー
    の支持部とは反対側の領域に設けられ、該領域の前記自
    由端と前記筐体との間の空間の少なくとも一部を覆う突
    出部を備えることを特徴とする液体収納容器。
  2. 【請求項2】 前記突出部の突端部が前記レバーの自由
    端側に屈曲されていることを特徴とする請求項1に記載
    の液体収納容器。
  3. 【請求項3】 前記液体収納容器は前記レバーの自由端
    を前記筐体側に弾性変形させた状態で前記液体収納容器
    のためのホルダに着脱自在に装着されるものであり、 前記突端部と前記筐体との距離は、前記液体収納容器が
    前記装着部に装着されている状態での前記レバーの自由
    端と前記筐体との距離以上であることを特徴とする請求
    項1または2に記載の液体収納容器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の液体収納容器に、該液体収納容器内部の液体を外部に
    導出するために前記液体収納容器に設けられている供給
    口を封止する、前記供給口を封止する弾性シール部材
    と、該弾性シール部材を備えたキャップ本体とを有する
    キャップを装着したキャップ付き液体収納容器であっ
    て、 前記キャップ本体は、前記キャップを前記液体収納容器
    に係合させるための係合部と、該係合部の近傍に位置し
    前記キャップを前記液体収納容器から取り外すためのつ
    まみ部とを備え、 前記液体収納容器の突出部の突端部と、前記つまみ部の
    先端部とを結ぶ直線が、前記レバーの弾性変形の範囲内
    での移動領域と交差することを特徴とするキャップ付き
    液体収納容器。
  5. 【請求項5】 前記つまみ部は、前記キャップ本体の前
    記弾性シール部材を備える面の延長方向に設けられ、該
    面の一部が前記キャップの着脱の操作力によって弾性変
    形可能であることを特徴とする請求項4に記載のキャッ
    プ付き液体収納容器。
  6. 【請求項6】 内部に収容した液体を外部に供給するた
    めの供給口を底面に有する液体収納容器に装着されるキ
    ャップにおいて、 前記液体収納容器の側面に設けられた第1係合部に係止
    する第1係止部と、 前記液体収納容器の前記第1係合部を有する面に対向す
    る面に設けられた第2係合部に係止する第2係止部と、 前記第1係止部と前記第2係止部とを繋ぎ、前記供給口
    の周囲を塞ぐための弾性シール部材が設けられた底面部
    と、 前記第1係止部の近傍に前記底面部の延長方向に設けら
    れた、前記液体収納容器からの着脱操作用のつまみ部と
    を備え、 前記底面部の一部が前記液体収納容器からの取り外しの
    操作力に対して弾性変形可能であることを特徴とするキ
    ャップ。
  7. 【請求項7】 前記液体収納容器は、前記供給口を介し
    て前記液体収納容器から液体が供給されるホルダに着脱
    可能であり、前記第1係合部及び前記第2係合部の少な
    くとも一方が、前記ホルダに前記液体収納容器を装着さ
    せるための係合部を兼ねることを特徴とする請求項6に
    記載のキャップ。
  8. 【請求項8】 前記液体収納容器は、前記ホルダの凹部
    に挿入される前記第2係合部としての突起と、該突起が
    設けられた面と対向する面に一端部が支持されて設けら
    れ、前記ホルダの前記凹部と異なる凹部に挿入される係
    止爪を有するラッチレバーを備えており、 前記第1係止部に、前記ラッチレバーの前記一端部の周
    囲を非接触状態で覆う保護部を備えることを特徴とする
    請求項7に記載のキャップ。
  9. 【請求項9】 前記第1係止部の前記底面部からの高さ
    は、前記第2係止部の前記底面部からの高さより低いこ
    とを特徴とする請求項6に記載のキャップ。
  10. 【請求項10】 前記つまみ部は、前記底面部に対し、
    前記液体収納容器からの離脱方向に傾いていることを特
    徴とする請求項6に記載のキャップ。
  11. 【請求項11】 前記底面部の縁部の一部に、前記第2
    係止部から前記第1係止部に向かう方向に沿ってリブが
    設けられていることを特徴とする請求項6に記載のキャ
    ップ。
  12. 【請求項12】 前記底面部の前記つまみ部の近傍に、
    穴または切り欠き部が形成されていることを特徴とする
    請求項6に記載のキャップ。
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