JP3281285B2 - 液体容器 - Google Patents

液体容器

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JP3281285B2
JP3281285B2 JP11271497A JP11271497A JP3281285B2 JP 3281285 B2 JP3281285 B2 JP 3281285B2 JP 11271497 A JP11271497 A JP 11271497A JP 11271497 A JP11271497 A JP 11271497A JP 3281285 B2 JP3281285 B2 JP 3281285B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液滴をシートに対
して吐出して画像形成を行うインクジェットヘッド(以
下、吐出ヘッドという)への液体供給に使用する液体容
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液滴をシートに対して吐出して画
像形成を行うための吐出ヘッドは、シートと平行な面内
で、かつその搬送方向に対して直交する方向に往復移動
するキャリッジに対して搭載可能となっている。
【0003】このような走査型の装置では、所定の命令
によりキャリッジを一直線上に移動させると同時に、吐
出ヘッドより所定の信号に応じて液滴を吐出してシート
に画像形成を行なった後、搬送装置によりシートを所定
量搬送するという動作が繰返し行なわれる。また、液滴
の吐出方式としては電気熱変換素子(ヒーター)を利用
する方法と圧電素子(ピエゾ)を利用する方法があり、
いずれも電気的な信号によってインク滴の吐出を制御す
ることが可能である。例えば、電気熱変換素子を用いる
液滴吐出方法の原理は、電気熱変換素子に電気信号を与
えることにより、電気熱変換素子近傍のインクを瞬時に
して沸騰させ、そのときのインクの相変化により生じる
急激な気泡の成長によって液滴を高速に吐出させるもの
である。
【0004】このように画像形成時に液体が消費される
ため、吐出ヘッドには常時、液体を供給する必要が生じ
るが、この吐出ヘッドへのインク供給方式の一例とし
て、吐出ヘッドを搭載したキャリッジ上に液体容器を着
脱可能にすると共に、吐出ヘッドの液体供給口に液体容
器を接続する液体容器搭載方式が知られている。この方
式に用いられる液体容器は通常、液体が消費されしだい
新品に交換される。
【0005】上述した液体容器搭載方式では吐出ヘッド
が液体容器の下方に配置される。そのため、液体容器が
大気開放構造である場合は、液体容器内から所定の負圧
力を発生させて、吐出ヘッドの液滴吐出口(オリフィ
ス)から液滴が漏れ出ないようにする必要がある。ま
た、吐出特性を安定するには、吐出ヘッドの液滴吐出口
で安定したメニスカスが維持されなければならない。特
に、上記構造の液体容器では、吐出口での安定したメニ
スカスを維持するのに、容器内の液面と吐出ヘッドの吐
出部との水頭差を考慮して、負圧力が所定の値に調整さ
れている。したがって、液体容器内の液体の存在状態は
吐出ヘッドからの液滴の吐出状態に影響を及ぼす。
【0006】このような負圧力を発生させるために液体
容器には、スポンジ等の多孔質材である液体吸収体が収
納されており、この吸収体は液体容器の内容積よりも大
きなものを圧縮して挿入する構成を一般に採っている。
以下、従来の液体容器の一構成例について説明する。
【0007】図15及び図16は、従来の液体容器の構
造を説明するための図である。
【0008】図15に示した構造の容器はワイヤードッ
トヘッドに対して記録液体を供給する容器を示してお
り、液体吸収体101は前方部分と後方部分で厚さが異
なり、容器本体102に収容されるとき、前方部分が蓋
103によって圧縮される(特開昭60−245562
号公報参照。)。この構造では、液体供給口104に近
くなるにつれて、液体吸収体101による毛細管力が大
きくなるので、インクを効率的にインク供給口側に集め
ることができる。
【0009】また、図16に示した構造の容器はインク
ジェットと一体に構成されたタイプであり、容器本体2
02の3つの室にそれぞれ液体吸収体201が収納され
ているとともに、容器本体202の下部に吐出ヘッド2
03が配設されている。そして、吐出ヘッド203のオ
リフィス204と連通する供給パイプ205に対して液
体吸収体210が押圧接触している(特開昭63−87
242号公報参照。)。このような構造でも、液体吸収
体210の、供給パイプ205と接触した部分が圧縮さ
れるので、この部分の毛細管力が大きくなって、インク
が効率的に供給パイプ205に集められる。
【0010】図17に、別の形態の液体容器を示す。こ
の液体容器は特開平7−125239号公報に開示され
るもので、負圧発生部材402を収納した負圧発生部材
収納室401と、液体404を収納した液体収納室40
3が連通路405によって連通されたもので、負圧発生
部材収納室401の底部に設けられた液体供給口406
と連通路405との間の底部を彫り込んだ構成とし、こ
の彫り込み部分407において負圧発生部材402を緩
和させた状態として液体のリッチ領域408を構成する
もので、上述した例とは異なる手法が採用された例であ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
造の液体容器では、液体吸収体の収納に際して液体吸収
体を容器の内容積より圧縮して挿入するため、次のよう
な問題点が生じる。
【0012】図18は扁平薄型の直方体形状の容器本体
内に液体吸収体を挿入する際の様子の模式的な断面図、
図19は図18の液体吸収体を収納した後の液体容器の
模式的な断面図である。
【0013】図18に示すように、液体吸収体303を
その長手方向に圧縮して容器本体304内に挿入する
際、圧縮板305及び306で容器本体304の長手方
向内寸以下に圧縮するが、液体吸収体303の特性上、
液体吸収体303において圧縮板305及び306の近
傍は圧縮率が密になり、中央付近は圧縮率が粗になり易
い。この状態で液体吸収体303を容器本体304内に
挿入すると、図19に示すように、そのまま容器本体3
04内で液体吸収体303に圧縮率の粗密分布が生じて
しまう。
【0014】このように、多孔質体からなる液体吸収体
の圧縮率にムラが生じると、多孔質体の孔径にばらつき
が生じ、吸収体内部に含侵された液体の毛細管力も局部
的に不均一となる。そのため、毛細管力の弱い容器中央
部分の液体のみを消費して毛細管力の強い容器側壁面近
傍の液体は取り残され、連続して最後まで吐出ヘッドに
液体を供給できなくなるなど、液体の供給性能に弊害を
きたす虞があった。
【0015】上記図15、図16に開示される構成を採
用することで改善はされるものの、図15の構成ではあ
いかわらず粗密分布は生じており、図16の構成では供
給パイプの近傍の圧縮率は高くなるが、全体として粗密
分布は生じており、十分な改善構成とはいえない。図1
7の構成は液体の供給の観点では十分な特性を有するも
のであるが、この構成とは異なる圧縮分布の解消の観点
で検討した。
【0016】一方、上記の扁平薄型の液体容器の場合、
液体の収容量を大きくすると必然的に最大面積面も大き
くなる。また、液体容器は、保管中もしくは物流中にお
いて、液体が蒸発しないように容器の大気連通孔をシー
ル材等で密閉している。そのため、液体容器が保管中も
しくは物流中に高温環境下にあると、液体容器が熱可塑
性樹脂製の場合、容器の変形しやすい最大面積面が内圧
により膨れ、ひいては塑性変形を起こし外形寸法が増大
する事がある。その結果、小型化の進んだ装置では容器
の装着ピッチが狭いため、容器をキャリッジに装着でき
なくなる事態が生じる虞があった。
【0017】本発明の目的は、上記従来技術の実情に鑑
み、連続して最後まで吐出ヘッドに液体を安定して供給
することが可能な液体容器を提供することにある。
【0018】また本発明の更なる目的は、物流時での高
温環境下で塑性変形により外形寸法が増大しても、液体
容器をキャリッジに装着できる液体容器を提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、画像形成に寄与する液体を収納する扁
平薄型の直方体形状の容器本体と、前記容器本体内に収
納されて液体を保持する液体吸収体と、前記容器本体の
幅の狭い側面に設けられ、画像形成のための吐出ヘッド
に前記液体を供給するための液体供給口と、前記容器本
体を大気と連通させる大気連通口と、を備えた液体容器
において、前記容器本体の前記液体供給口が設けられた
幅の狭い側面と隣接する最大面積面の内側面が前記容器
本体内方に向かう突状内側面とされていることを特徴と
する。
【0020】上記の液体容器において、前記突状内側面
は、台形凸状あるいは凸曲面状であり、前記容器本体の
長手方向内寸L1に対して前記突状内側面の長手方向寸
法L2は40〜80%小さい範囲にわたって、且つ短手方向
内寸W1に対して前記突状内側面の短手方向寸法W2が
5〜20%小さくなる高さで構成されていることが好まし
い。この場合、前記台形凸状あるいは凸曲面状の前記突
状内側面は、前記容器の最大面積面の内側面のみが肉厚
とされて構成されるか、あるいは前記最大面積面の肉厚
を変化させずに最大面積面を構成する壁が内側に変形し
て構成されることが、より好ましい。
【0021】また、前記容器本体の最大面積の両側壁の
略中央領域の外表面は凹状であることが好ましい。
【0022】また第2の発明は、液体吸収体が収納さ
れ、画像形成のための吐出ヘッドに液体を供給する使用
状態で底面側に配された液体供給口と大気と連通する大
気連通口とを有する第1室と、使用状態での底部側に設
けられた連通部を介して前記第1室と連通し、前記連通
部を除いて実質的に密閉され、前記第1室へ供給される
液体を貯留する第2室と、前記第1室と第2室とを区分
し、前記連通部の上端を規定するとともに、前記第1室
に面した側面にその途中部分から前記連通部に向かう大
気導入路を備えた仕切り壁と、を有した略扁平薄型の直
方体形状の液体容器において、前記第1室の液体供給口
が設けられた側壁を挟む両側壁内側面の、前記液体供給
口と隣接する領域の一部であって、前記大気導入路の上
端近傍から前記液体供給口側に向かう領域に前記第1室
の内方に向かう突状内側面を備えていることを特徴とす
る。
【0023】また第2の発明は、液体吸収体が収納さ
れ、画像形成のための吐出ヘッドに液体を供給する使用
状態で底面側に配された液体供給口と大気と連通する大
気連通口とを有する第1室と、使用状態での底部側に設
けられた連通部を介して前記第1室と連通し、前記連通
部を除いて実質的に密閉され、前記第1室へ供給される
液体を貯留する第2室と、前記第1室と第2室とを区分
し、前記連通部の上端を規定する仕切り壁と、を有した
略扁平薄型の直方体形状の液体容器において、前記第1
室の液体供給口が設けられた側壁を挟む両側壁内側面
の、前記液体供給口近傍の領域が前記第1室の内方に向
かう突状内側面を備えている液体容器であってもよい。
【0024】また、前記第1室を形成する最大面積の両
側壁の略中央領域の外表面は凹状であることが好まし
い。
【0025】上記のような第1発明及び第2発明に係る
液体容器においては、前記液体吸収体は前記容器本体に
収納される際に所望の圧縮率に圧縮される無圧縮タイプ
や、前記容器本体に収納される前にほぼ所望の圧縮率に
圧縮された熱圧縮タイプであってもよい。また、前記画
像形成に寄与する液体は、少なくともイエロー、シア
ン、マゼンダ、ブラックのいずれかの着色成分を含む有
色インクや、前記有色インクと反応する成分を含む溶液
であってもよい。
【0026】このように構成された発明による作用を説
明する。
【0027】第1発明に係る構成の液体容器の場合、特
に容器本体が扁平薄型の略直方体形状を有し、液体吸収
体の収納に際して液体吸収体の長手方向が圧縮されてい
ると、容器収納後の液体吸収体において、容器本体の使
用状態で垂直となる幅の狭い側壁の近傍の圧縮率が密に
なり、中央付近の圧縮率が粗になり易い。ところが、液
体吸収体を容器本体内に挿入した際、容器本体内方に向
かう突状面が、液体吸収体の、圧縮率が密の領域を避け
て、圧縮率が粗の領域を押圧するので、液体吸収体の粗
密分布が、液体吸収体を圧縮する長手方向においてほぼ
均一になる。したがって、液体吸収体に保持された液体
を液体供給口より吐出ヘッドへ供給する場合、容器側壁
面近傍に液体が取り残されることなく、連続して最後ま
で液体が消費される。
【0028】また、物流時は液体容器の大気連通口が塞
がれるのが一般的であるため、液体容器が物流時に高温
環境下にあると、容器の変形しやすい最大面積の側壁が
内圧により膨れ、ひいては塑性変形を起こし外形寸法が
増大する事がある。ところが、最大面積の側壁の略中央
領域の外表面が容器本体の内方に向かう凹状になってい
るので、最大面積の側壁が外側に膨らんでも、短手方向
の最外形幅を維持できる。その結果、容器との寸法公差
のきつい装着スペースでも、装着可能である。
【0029】また、第2発明に係る構成の液体容器の場
合でも、液体吸収体の収納に際して液体吸収体の長手方
向を圧縮するため、第1室収納後の液体吸収体におい
て、仕切り壁の近傍の圧縮率と、供給口が配されていな
い幅の狭い側壁の近傍の圧縮率とが密になり、中央付近
の圧縮率が粗になる。このような状態において、吐出ヘ
ッドが駆動されると、吐出ヘッドへの液体供給に伴って
液体吸収体の液体が減少する。このとき、仕切壁の近傍
と、供給口が配されていない幅の狭い側壁の近傍とにお
いて、液体吸収体の圧縮率が密になっているため、これ
らの側壁面近傍の液体は取り残されつつ、毛細管力の弱
い第1室の中央部分の液体のみが消費される。したがっ
て、液体吸収体内での液面は第1室の中央部分において
特に下降する。
【0030】さらに液体吸収体内の液体が消費される
と、液体吸収体内での液面が突状面に到達する。このと
き、突状面は、液体吸収体の、圧縮率が密の領域を避け
て、圧縮率が粗の領域を押圧するので、突状面と元来吸
収体の圧縮率が密の領域とがほぼ同様な圧縮状態にでき
る。その結果、突状面に達した液体吸収体内の液体上面
はほぼ一定の液面レベルになる。
【0031】さらに突状面は大気導入路の上端近傍とほ
ぼ同じ高さに設けられているため、上記のように液体吸
収体内の液面が一定の液面レベルになった時点で、液体
吸収体内での液面と隣接する大気が大気導入路及び連通
部を経て第2室と連通可能になる。
【0032】この状態で、液体吐出口より液体供給がな
されると、第1室内の液量は減らず、第2室の液体が消
費される。すなわち、第1室内の液体分布は変化せずに
内圧の平衡を維持したまま、第2室において液体供給に
見合うだけの液体が消費されるとともにその分の大気が
大気連通口より第1室に導入される。第2室内の液体を
消費している間はこの動作が繰り返され、ある一定の負
圧が容器本体内に得られる。
【0033】その後、第2室内の液体消費が終りしだ
い、第1室の液体吸収体内の液体が再び消費されるが、
突状面により液体吸収体の圧縮率の粗密分布が均一にな
っているため、第1発明の場合と同様に、液体供給口よ
り連続して最後まで液体が消費される。
【0034】このように、突状面を設けたことにより、
第1室と第2室との間で気液交換が行われる前に第1室
の液体吸収体内の液面が、液体供給口が配設された側壁
にくっついて大気が液体供給口に導入されることがない
ため、安定な吐出特性を保つことができる。
【0035】この第2発明に係る構成の容器において
も、最大面積の側壁の略中央領域の外表面が第1室の内
方に向かう凹状となっている事により、最大面積の側壁
が外側に膨らんでも、短手方向の最外形幅を維持でき
る。その結果、容器との寸法公差のきつい装着スペース
でも、装着可能である。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0037】(第1の実施形態)図1は本発明の液体容
器の第1の実施形態の構成を説明するための模式図であ
る。この図に示す形態の液体容器は、画像形成に寄与す
る液体を収納する容器本体1と、容器本体1に収納され
液体を保持する液体吸収体2と、容器本体の使用状態で
の底部に設けられ吐出ヘッド(不図示)に液体を供給す
るための液体供給口3と、容器本体内部を大気と連通さ
せる大気連通孔4とを備えている。尚、ここでは容器の
外観が薄型扁平型の直方体形状のものを例に挙げてい
る。
【0038】本形態において、図1に示すように、液体
供給口3が設けられた側壁を挟む最大面積の両側壁の各
々に、中凸領域(突状面)5と中凹領域(凹状面)6と
が存在する。この中凸領域5は、前記の最大面積の両側
壁内側の、少なくとも液体供給口3と隣接する領域が容
器本体1の内方に向かうように設けられている。そし
て、中凸領域5は、容器本体1の使用状態で垂直となる
幅の狭い側壁からは離間して設けられている。
【0039】図2〜図5は容器本体1の中凸領域5での
A−A’断面の例を示す。中凸領域5においては最大面
積の容器側壁の内側面のみが図2に示すように台形凸状
であったり、図3に示すように凸曲面形状であってもよ
い。また、最大面積の容器側壁が肉厚を変化させずに容
器の内方に向けて図4に示すように台形状になっていた
り、図5に示すように曲面形状になっていてもよい。こ
れらの図では、中凸領域L2は容器本体1の長手方向内
寸L1に対して40%〜80%小さく設定し、中凸部内
寸W2を容器本体1の短手方向内寸W1に対して5%〜
20%小さく設定してある。
【0040】ここで、中凸領域5による作用について説
明する。図18及び図19に示したように、液体吸収体
2の長手方向が容器本体1の長手方向内寸以下に圧縮さ
れた状態で、液体吸収体2が容器本体1内に収納され
る。その結果、容器への収納後の液体吸収体2におい
て、容器本体1の使用状態で垂直となる幅の狭い側壁の
近傍の圧縮率が密になり、中央付近の圧縮率が粗になり
易い。ところが、液体吸収体2を容器本体1内に挿入し
た際、中凸領域5は、液体吸収体1の、圧縮率が密の領
域を避けて、圧縮率が粗の領域を押圧する。その結果、
液体吸収体2の粗密分布が、液体吸収体2を圧縮する長
手方向において均一になる。したがって、吐出ヘッド
(不図示)が駆動されて液体吸収体2に保持された液体
が液体供給口3より吐出ヘッドへと吸引される場合、容
器側壁面近傍に液体が取り残されることなく、連続して
最後まで液体が消費される。
【0041】一方、図1に戻り、中凹領域6は、前記の
最大面積の両側壁外側の、中凸領域5を除いた略中央領
域が容器本体1の内方に向かうように設けられている。
【0042】図6及び図7は図1に示した容器本体1の
中凹領域6でのB−B’断面の例を示す。中凹領域6に
おいては最大面積の容器側壁の外側面のみが図6に示す
ように台形凹状であったり、図7に示すように凹曲面形
状であってもよい。
【0043】ここで、中凹領域6による作用について説
明する。液体容器1の物流時においては、大気連通孔4
をシール材などで密閉して液体の蒸発や容器内の液体膨
張による液体漏れに備えているのが一般的である。液体
容器1が保管中もしくは物流中に高温環境下にあると、
液体容器1が熱可塑性樹脂製の場合、容器の変形しやす
い最大面積の側壁が内圧により膨れ、ひいては塑性変形
を起こし外形寸法が増大する事がある。ところが、本形
態では、最大面積の側壁外側面の略中央領域のみが容器
本体1の内方に向かう中凹領域6となっているので、最
大面積の側壁が外側に膨らんでも、短手方向の最外形幅
を維持できる。その結果、容器との寸法公差のきつい装
着スペースでも、装着可能である。
【0044】(第2の実施形態)上述の実施形態では容
器内全体に液体吸収体を収納した構造、いわゆるフルス
ポンジタイプの液体容器について説明した。以下では、
いわゆるハーフスポンジタイプと呼ばれる構造の液体容
器を例に採って説明する。
【0045】図8は本発明の液体容器の第2の実施形態
の構成を説明するための断面模式図である。図9の
(a)及び(b)は図8に示した液体容器の詳細な外観
図である。図10の(a)、(b)はそれぞれ、図9の
(b)のD方向から見た外観図、c−c’線における断
面図を示している。これらの図において第1の実施形態
と同一の構成要素には同一符号を付してある。
【0046】これらの図を用いて説明する形態の液体容
器1は略扁平薄型の直方体形状の容器である。この容器
1は、液体吸収体2を収納する第1室7と、第1室7に
仕切壁8を介して隣接し液体11を収容する第2室9と
からなる。第1室7の使用状態での底部には吐出ヘッド
(不図示)へ液体を供給するための液体供給口3が設け
られ、第1室7の使用状態での上部には大気連通口4が
設けられている。尚、液体供給口3には、液体を良好に
導出できるように繊維状態様の部材が配されていてもよ
い。第1室7は、仕切壁8の使用状態での底部側に設け
られた連通部10を介して第2室9と連通している。第
2室9の使用状態での上部には液体11を充填するため
の液体充填口12が設けられている。この液体充填口1
2はボールシール13でシールされることで第2室9が
連通部10を除いて実質的に密閉されている。第2室9
の使用状態での底部の連通部近傍には、液体11の残量
を光学的に監視するときの検出部位となる残検部14が
設けられている。また、仕切壁8の第1室7側の面に
は、その途中部分から連通部10に向かう溝からなる大
気導入路15が設けられている。大気導入路15の詳し
い構造は特開平6−40043号公報に委ねる。容器本
体1の幅の狭い使用状態で垂直となる側壁外側にはラッ
チレバー16が設けられていて、このラッチレバー16
は容器本体1をキャリッジ(不図示)に装着する際に離
脱しないよう容器本体1をしっかりと係合させるもので
ある。
【0047】第1室7において、液体供給口3が設けら
れた側壁を挟む最大面積の両側壁の各々には、中凸領域
5と中凹領域6とが存在する。この中凸領域5は、前記
の最大面積の両側壁内側の、少なくとも液体供給口3と
隣接する領域が第1室7の内方に向かうように設けられ
ている。そして、中凸領域5は、第1室7の使用状態で
垂直となる幅の狭い側壁からは離間して設けられてい
る。さらに、中凸領域5は第1室7の使用状態での底部
から大気導入路15の上端Pa近傍までの領域に設けら
れている。なお、図8で中凸領域5を通るB−B’断面
は図2又は図3に示した断面と同じである。
【0048】一方、第1室7における中凹領域6は、前
記の最大面積の両側壁外側の、中凸領域5を除いた略中
央領域が容器本体1の内方に向かうように設けられてい
る。なお、図8で中凹領域6を通るA−A’断面は図6
又は図7に示した断面と同じである。
【0049】次に、本実施形態の液体容器の動作原理を
説明する。図11及び図12は図8に示した液体容器1
における液体の消費過程を示す図である。
【0050】図18及び図19に示したように、液体吸
収体2の長手方向が容器本体1の第1室7の長手方向内
寸以下に圧縮された状態で、液体吸収体2が容器本体1
の第1室7内に収納される。その結果、第1室への収納
後の液体吸収体2において、仕切壁8の近傍と、液体容
器1の使用状態で垂直となる幅の狭い側壁の近傍の圧縮
率が密になり、中央付近の圧縮率が粗になっている。
【0051】このような状態において、吐出ヘッド(不
図示)のオリフィスから液体が吐出されると、まず、第
1室7の液体吸収体2に保持された液体が液体供給口3
を通じて吐出ヘッドへ供給される。この吐出動作が継続
すると、液体供給(消費)に伴って液体吸収体2の液体
が減少する。このとき、仕切壁8の近傍と、液体容器1
の使用状態で垂直となる幅の狭い側壁との近傍におい
て、液体吸収体2の圧縮率が密になっているため、これ
らの側壁面近傍の液体は取り残されつつ、毛細管力の弱
い第1室1の中央部分の液体のみが消費される。したが
って、液体吸収体2内での液面は図11に示すように第
1室7の中央部分において特に下降する。
【0052】さらに液体吸収体2内の液体が消費される
と、液体吸収体2内での液面が中凸領域5に到達する。
このとき、中凸領域5は、液体吸収体1の、圧縮率が密
の領域を避けて、圧縮率が粗の領域を押圧するので、第
1室7の中央部分における特に下降した液面は上昇す
る。その結果、中凸領域5に達した液体吸収体2内の液
面はほぼ一定の液面レベルになる。
【0053】大気導入路15の上端Pa近傍とほぼ同じ
高さから中凸領域5が設けられているため、上記のよう
に液体吸収体2内の液面が一定の液面レベルになった時
点で、液体吸収体2内での液面と隣接する大気が大気導
入路15及び連通部を経て第2室9と連通可能になる。
このとき、吐出ヘッドの吐出部からの水頭圧と第2室9
内の減圧と液体吸収体2内の毛細管力とが釣り合ってい
る。
【0054】そして、液体吐出口3より液体供給(消
費)がなされると、第1室7の液量は減らず、第2室9
の液体11が消費される。すなわち、第1室7内の液体
分布は変化せずに内圧の平衡を維持したまま、第2室9
において液体供給に見合うだけの液体が消費されるとと
もにその分の大気が大気連通口4より第1室7に導入さ
れる。第2室9内の液体を消費している間はこの動作が
繰り返され、ある一定の負圧が容器本体1内に得られ
る。
【0055】その後、第2室9内の液体消費が終りしだ
い、第1室7の液体吸収体2内の液体が再び消費される
が、中凸領域5により液体吸収体2の圧縮率の粗密分布
が均一になっているため、第1実施形態と同様に、液体
供給口3より連続して最後まで液体が消費される。
【0056】ここで、本実施形態との比較例として、中
凸領域5が設けられていない場合の液体容器1の作用を
説明する。図13及び図14は図8に示した液体容器1
において中凸領域5が設けられていない場合の液体の消
費過程を示す図である。
【0057】この場合でも、第1室7への液体吸収体2
の挿入工程により、仕切壁8と、液体容器1の使用状態
で垂直となる幅の狭い側壁との近傍において、液体吸収
体2の圧縮率が密になっている。そのため、液体消費に
伴って、液体吸収体2内での液面は図13に示すように
第1室7の中央部分において特に下降する。このまま液
体吐出が継続されると、第1室7の中央部分における液
面がさらに大きく沈降してしまい、やがては、液体吸収
体2内での液面と隣接する大気が大気導入路15の上端
Paに達する前に、第1室7の中央部分における液面が
第1室7の使用状態での底部の近傍に達してしまう。こ
のとき、液体吸収体2の挿入のばらつき状態によっては
図13に示されるように、底部で液体の分断状態が発生
することがある。こうなると、第2室9内の液体11が
連通部10を介して第1室7に供給されなくなるばかり
でなく、吐出ヘッド内に液体供給口3を介して大気が取
り込まれてしまい、吐出が不安定になり、不吐出に至っ
てしまう。
【0058】このように本実施形態では、液体吸収体2
の挿入工程で圧縮率が粗になった中央部分での、液体消
費に伴う液面レベルの沈降を中凸領域5により抑制し
て、ほぼ一定の液面レベルに維持させた。これにより、
第1室7と第2室9との間で気液交換が行われる前に第
1室の液体吸収体2内の液面が、液体供給口3が配設さ
れた底部にくっついて大気が液体供給口に導入されるこ
とがないため、安定な吐出特性を保つことができる。
【0059】なお、上述の中凹領域6による作用につい
ては第1の実施形態と同様である。すなわち、最大面積
の側壁外側面の略中央領域のみが容器本体1の内方に向
かう中凹領域6となっているので、液体容器1の物流中
に高温環境下で最大面積の側壁が外側に膨らんでも、短
手方向の最外形幅を維持できる。その結果、容器との寸
法公差のきつい装着スペースでも、装着可能である。
【0060】以上説明した第1及び第2の実施形態で使
用する液体吸収体2は、それ自身、液体の自重及びわず
かな振動に対しても液体を保持する能力を有するもので
あれば従来公知の部材が使用できる。例えば繊維を網状
に網込んだ綿状体や連通孔を有する多孔質体などが挙げ
られる。液体保持力及び負圧発生などが調整容易なポリ
ウレタンフォームなどのスポンジが好ましい。特に、フ
ォームの場合には、液体吸収体の製造時に所望の圧縮率
(多孔密度)となるように調整できるので好ましい。例
えば、容器本体に収納する前に熱圧縮処理により所望の
圧縮率に圧縮された熱圧縮タイプのものや、単位体積当
たり所定の空孔を持つフォーム材を所望の寸法にカット
し、容器本体に収納した際に所望の圧縮率に圧縮された
無圧縮タイプが知られている。上記した容器本体への吸
収体の挿入で生じる圧縮分布の課題は、熱圧縮タイプも
しくは無圧縮タイプのいずれでも生じるものである。
【0061】また、画像形成に寄与する液体11として
は少なくともイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの
いずれかの着色成分を含む有色インクであってもよい。
【0062】あるいは、有色インクでシート材に所定の
画像形成を行う前後に、この画像形成と同一の画像形成
を処理液で行うか、もしくはシート材全面に処理液によ
る処理を行なって、シート材へのインクの定着効果を上
げる場合がある。したがって、液体11は、前記有色イ
ンクと反応する成分を含む液体であってもよい。例え
ば、アニオン・カチオン反応を利用したものが知られて
いる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、容器本
体と、前記容器本体内に収納された液体吸収体と、前記
容器本体に設けられた、吐出ヘッドへの液体供給口と、
前記容器本体を大気と連通させる大気連通口とを備えた
液体容器の場合に次のような効果を奏する。すなわち、
容器本体の側壁内側面の、液体供給口と隣接する領域の
一部に、容器本体内方に向かう突状面を備えていること
により、液体吸収体の長手方向を圧縮して容器本体内に
挿入した際の、液体吸収体の圧縮率の粗密分布のばらつ
きが液体吸収体の長手方向において均一になる。その結
果、容器側壁面近傍に液体が取り残されることなく、連
続して最後まで液体を消費させることができる。
【0064】また本発明は、液体吸収体が収納された大
気開放型の第1室と、使用状態での底部側で前記第1室
と連通し、この連通部を除いて実質的に密閉され、前記
第1室へ供給される液体を貯留する第2室と、前記第1
室と第2とを区分し、前記連通部の上端を規定する仕切
り壁と、を有した略扁平薄型の直方体形状の液体容器の
場合は次のような効果を奏する。すなわち、液体吸収体
の長手方向を圧縮して容器本体内に挿入した際、突状面
は、液体吸収体の、圧縮率が密の領域を避けて、圧縮率
が粗の領域を押圧している。そのため、液体吸収体の挿
入工程で圧縮率が粗になった中央部分での、液体消費に
伴う液面レベルの沈降を突状面により抑制し、ほぼ一定
の液面レベルを維持することができる。
【0065】さらに突状面は大気導入路の上端近傍とほ
ぼ同じ高さに設けられているため、上記のように液体吸
収体内の液面が一定の液面レベルになった時点で、液体
吸収体内での液面と隣接する大気が大気導入路及び連通
部を経て第2室と連通可能になる。したがって、第1室
と第2室との間で気液交換が行われる前に第1室の液体
吸収体内の液面が、液体供給口が配設された底部にくっ
ついて大気が液体供給口に導入されることがないため、
安定な吐出特性を保つことができる。
【0066】そして、第2室内の液体消費が終りしだ
い、第1室の液体吸収体内の液体が再び消費されるが、
中凸領域により液体吸収体の圧縮率の粗密分布が均一に
なっているため、液体供給口より連続して最後まで液体
を消費することができる。
【0067】また、扁平薄型の略直方体形状の液体容器
において、最大面積の側壁外側面の略中央領域の外表面
が容器本体の内方に向かう中凹領域となっている事によ
り、最大面積の側壁が外側に膨らんでも、短手方向の最
外形幅を維持できる。その結果、容器との寸法公差のき
つい装着スペースでも、装着可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体容器の第1の実施形態の構成を説
明するための模式図である。
【図2】図1に示した容器本体の中凸領域でのA−A’
断面の例を示す図である。
【図3】図1に示した容器本体の中凸領域でのA−A’
断面の例を示す図である。
【図4】図1に示した容器本体の中凸領域でのA−A’
断面の例を示す図である。
【図5】図1に示した容器本体の中凸領域でのA−A’
断面の例を示す図である。
【図6】図1に示した容器本体の中凹領域でのB−B’
断面の例を示す。
【図7】図1に示した容器本体の中凹領域でのB−B’
断面の例を示す。
【図8】本発明の液体容器の第2の実施形態の構成を説
明するための断面模式図である。
【図9】図8に示した液体容器の詳細な外観図であり、
(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図10】(a)は図9(b)のD方向から見た図、
(b)は図9(b)のc−c’断面を示す図である。
【図11】図8に示した液体容器における液体の消費過
程を示す図である。
【図12】図8に示した液体容器における液体の消費過
程を示す図である。
【図13】図8に示した液体容器において中凸領域が設
けられていない場合の液体の消費過程を示す図である。
【図14】図8に示した液体容器において中凸領域が設
けられていない場合の液体の消費過程を示す図である。
【図15】従来の液体容器の構造を説明するための図で
ある。
【図16】従来の液体容器の構造を説明するための図で
ある。
【図17】従来の液体容器の構造を説明するための図で
ある。
【図18】扁平薄型の直方体形状の容器本体内に液体吸
収体を挿入する際の様子の模式的な断面図であり、液体
吸収体の圧縮率の粗密領域をモデル化した図である。
【図19】図18の液体吸収体を収納した後の液体容器
の模式的な断面図であり、液体吸収体の圧縮率の粗密領
域をモデル化した図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 液体吸収体 3 液体供給口 4 大気連通孔 5 中凸領域 6 中凹領域 7 第1室 8 仕切壁 9 第2室 10 連通部 11 液体 12 液体充填口 13 ボールシール 14 残検部 15 大気導入路 16 ラッチレバー Pa 大気導入路の上端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成に寄与する液体を収納する扁平
    薄型の直方体形状の容器本体と、 前記容器本体内に収納されて液体を保持する液体吸収体
    と、 前記容器本体の幅の狭い側面に設けられ、画像形成のた
    めの吐出ヘッドに前記液体を供給するための液体供給口
    と、 前記容器本体を大気と連通させる大気連通口と、を備え
    た液体容器において、 前記容器本体の前記液体供給口が設けられた幅の狭い側
    面と隣接する最大面積面の内側面が前記容器本体内方に
    向かう突状内側面とされていることを特徴とする液体容
    器。
  2. 【請求項2】 前記突状内側面は、台形凸状あるいは凸
    曲面状であり、前記容器本体の長手方向内寸L1に対し
    て前記突状内側面の長手方向寸法L2は40〜80%小さい
    範囲にわたって、且つ短手方向内寸W1に対して前記突
    状内側面の短手方向寸法W2が5〜20%小さくなる高さ
    で構成されている、請求項1に記載の液体容器。
  3. 【請求項3】 前記台形凸状あるいは凸曲面状の前記突
    状内側面は、前記容器の最大面積面の内側面のみが肉厚
    とされて構成されるか、あるいは前記最大面積面の肉厚
    を変化させずに最大面積面を構成する壁が内側に変形し
    て構成される、請求項2に記載の液体容器。
  4. 【請求項4】 前記容器本体の最大面積の両側壁の略中
    央領域の外表面は凹状である、請求項1から3のいずれ
    かに記載の液体容器。
  5. 【請求項5】 前記液体吸収体は前記容器本体に収納さ
    れる際に所望の圧縮率に圧縮される無圧縮タイプであ
    る、請求項1に記載の液体容器。。
  6. 【請求項6】 前記液体吸収体は前記容器本体に収納さ
    れる前にほぼ所望の圧縮率に圧縮された熱圧縮タイプで
    ある、請求項1に記載の液体容器。
  7. 【請求項7】 前記画像形成に寄与する液体は、少なく
    ともイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックのいずれか
    の着色成分を含む有色インクである、請求項1に記載の
    液体容器。
  8. 【請求項8】 前記画像形成に寄与する液体は、少なく
    ともイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックのいずれか
    の着色成分を含む有色インクと反応する成分を含む溶液
    である、請求項1に記載の液体容器。
  9. 【請求項9】 液体吸収体が収納され、画像形成のため
    の吐出ヘッドに液体を供給する使用状態で底面側に配さ
    れた液体供給口と大気と連通する大気連通口とを有する
    第1室と、 使用状態での底部側に設けられた連通部を介して前記第
    1室と連通し、前記連通部を除いて実質的に密閉され、
    前記第1室へ供給される液体を貯留する第2室と、 前記第1室と第2室とを区分し、前記連通部の上端を規
    定するとともに、前記第1室に面した側面にその途中部
    分から前記連通部に向かう大気導入路を備えた仕切り壁
    と、 を有した略扁平薄型の直方体形状の液体容器において、 前記第1室の液体供給口が設けられた側壁を挟む両側壁
    内側面の、前記液体供給口と隣接する領域の一部であっ
    て、前記大気導入路の上端近傍から前記液体供給口側に
    向かう領域に前記第1室の内方に向かう突状内側面を備
    えていることを特徴とする液体容器。
  10. 【請求項10】 前記第1室を形成する最大面積の両側
    壁の略中央領域の外表面は凹状である、請求項9に記載
    の液体容器。
  11. 【請求項11】 前記突状内側面は、前記仕切り壁と、
    前記供給口が配されていない幅の狭い側壁とからは離間
    して設けられている、請求項9に記載の液体容器。
  12. 【請求項12】 前記液体吸収体は前記容器本体に収納
    される際に所望の圧縮率に圧縮される無圧縮タイプであ
    る、請求項9に記載の液体容器。
  13. 【請求項13】 前記液体吸収体は前記容器本体に収納
    される前にほぼ所望の圧縮率に圧縮された熱圧縮タイプ
    である、請求項9に記載の液体容器。
  14. 【請求項14】 前記画像形成に寄与する液体は、少な
    くともイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックのいずれ
    かの着色成分を含む有色インクである、請求項9に記載
    の液体容器。
  15. 【請求項15】 前記画像形成に寄与する液体は、少な
    くともイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックのいずれ
    かの着色成分を含む有色インクと反応する成分を含む溶
    液である、請求項9に記載の液体容器。
  16. 【請求項16】 液体吸収体が収納され、画像形成のた
    めの吐出ヘッドに液体を供給する使用状態で底面側に配
    された液体供給口と大気と連通する大気連通口とを有す
    る第1室と、 使用状態での底部側に設けられた連通部を介して前記第
    1室と連通し、前記連通部を除いて実質的に密閉され、
    前記第1室へ供給される液体を貯留する第2室と、 前記第1室と第2室とを区分し、前記連通部の上端を規
    定する仕切り壁と、 を有した略扁平薄型の直方体形状の液体容器において、 前記第1室の液体供給口が設けられた側壁を挟む両側壁
    内側面の、前記液体供給口近傍の領域が前記第1室の内
    方に向かう突状内側面を備えていることを特徴とする液
    体容器。
  17. 【請求項17】 前記第1室を形成する最大面積の両側
    壁の略中央領域の外表面は凹状である、請求項16に記
    載の液体容器。
  18. 【請求項18】 前記液体吸収体は前記容器本体に収納
    される際に所望の圧縮率に圧縮される無圧縮タイプであ
    る、請求項16に記載の液体容器。
  19. 【請求項19】 前記液体吸収体は前記容器本体に収納
    される前にほぼ所望の圧縮率に圧縮された熱圧縮タイプ
    である、請求項16に記載の液体容器。
  20. 【請求項20】 前記画像形成に寄与する液体は、少な
    くともイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックのいずれ
    かの着色成分を含む有色インクである、請求項16に記
    載の液体容器。
  21. 【請求項21】 前記画像形成に寄与する液体は、少な
    くともイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックのいずれ
    かの着色成分を含む有色インクと反応する成分を含む溶
    液である、請求項16に記載の液体容器。
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