JP2001104585A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2001104585A
JP2001104585A JP28373599A JP28373599A JP2001104585A JP 2001104585 A JP2001104585 A JP 2001104585A JP 28373599 A JP28373599 A JP 28373599A JP 28373599 A JP28373599 A JP 28373599A JP 2001104585 A JP2001104585 A JP 2001104585A
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JP
Japan
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display device
high probability
symbol display
yes
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JP28373599A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takagi
正宏 高木
Masayuki Shigeta
正幸 繁田
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技に変化を持たせ興趣を高め得るパチンコ
機を提供する。 【解決手段】 特別図柄表示装置34の大当たり図柄が
222,444,666,888の偶数図柄、及び、0
00の図柄の際には通常確率(1/315.5)とな
る。そして、111,777の確率変動図柄では、高高
確率(1/39.4375)となり、555の確率変動
図柄では、中高確率(1/78.875)となり、11
1,999の確率変動図柄では、低高確率(1/15
7.75)となり、各高確率状態が次の大当たりの発生
まで継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、いわゆる確率変
動式のパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機において、大当たり図柄の内
の確率変動図柄で大当たりが発生した場合、次回の大当
たりまで、通常よりも高い確率(高確率)で大当たりを
発生させる機種(確率変動機)がある。この確率変動機
には、大当たりが発生した時に通常の確率か高確率かを
抽選し、抽選結果の確率を使用する機種もある。これら
の機種は、いずれも概ね1/2の確率で通常確率と高確
率とを決定している。そして、高確率は、通常確率の1
0倍以内の1種類に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、確率変
動機において、通常確率状態と、一定の高確率値の高確
率状態との2通りで遊技が進行するため、変化が乏しく
次回大当たりまで遊技が何の目安もなく単調になり易
く、遊技者の集中力を失わせることがあった。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、遊技に
変化を持たせ興趣を高め得るパチンコ機を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため請求項1の発明は、複数の図柄を可変表示する図柄
表示装置と、該図柄表示装置を可変表示させる始動領域
と、該図柄表示装置の停止表示する図柄の組み合わせが
当たり態様の時に遊技者に不利な第1状態から遊技者に
有利な第2状態に可変可能な変動入賞装置とを備え、前
記当たり態様の内の複数の特別態様のいずれかで前記図
柄表示装置が停止表示された際に、所定期間中、前記当
たり態様で前記図柄表示装置が停止表示される確率が高
確率になるパチンコ機において、前記複数の特別態様の
いずれかで前記図柄表示装置が停止表示された際の前記
高確率を、前記複数の特別態様に対応させて複数種類設
けたことを特徴とするパチンコ機。
【0006】請求項2は、複数の図柄を可変表示する図
柄表示装置と、該図柄表示装置を可変表示させる始動領
域と、該図柄表示装置の停止表示する図柄の組み合わせ
が当たり態様の時に遊技者に不利な第1状態から遊技者
に有利な第2状態に可変可能な変動入賞装置とを備え、
前記当たり態様の内の複数の特別態様のいずれかで前記
図柄表示装置が停止表示された際に、所定期間中、前記
当たり態様で前記図柄表示装置が停止表示される確率が
高確率になるパチンコ機において、前記当たり態様で前
記図柄表示装置が停止表示する前記高確率を、複数種類
設けたことを技術的特徴とする。
【0007】請求項3は、複数の図柄を可変表示する図
柄表示装置と、該図柄表示装置を可変表示させる始動領
域と、該図柄表示装置の停止A表示する図柄の組み合わ
せが当たり態様の時に遊技者に不利な第1状態から遊技
者に有利な第2状態に可変可能な変動入賞装置とを備
え、前記当たり態様の内の複数の特別態様のいずれかで
前記図柄表示装置が停止表示された際に、所定期間中、
前記当たり態様で前記図柄表示装置が停止表示される確
率が高確率になるパチンコ機において、前記所定期間の
内容が複数種類設けてあることを技術的特徴とする。
【0008】請求項4は、請求項2において、前記高確
率が維持されている状態において、前記複数の高確率状
態のいずれであるかを表示する表示手段を設けたことを
技術的特徴とする。
【0009】請求項1のパチンコ機においては、大当た
りの発生する高確率を複数設けてあるため、高確率状態
に変化を与えることで遊技の興趣を高めることができ
る。また、高確率をそれぞれ特別態様に対応させるた
め、図柄表示装置の可変表示に遊技者を注目せしめ、且
つ、いずれの高確率かを直ちに知らしめることができ
る。
【0010】請求項2のパチンコ機においては、大当た
りの発生する高確率を複数設けてあるため、高確率状態
に変化を与えることで遊技の興趣を高めることができ
る。
【0011】請求項3のパチンコ機においては、高確率
の維持される所定期間の内容を複数種類設けてあるた
め、高確率状態に変化を与えることで遊技の興趣を高め
ることができる。
【0012】請求項4のパチンコ機においては、複数の
高確率状態のいずれであるかを表示するため、遊技者に
いずれの高確率かを知らしめることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパチンコ機の実施
形態について図を参照して説明する。なお、以下の第1
実施形態では、本発明のパチンコ機として、CR第1種
のパチンコ機を代表に説明する。まず、第1実施形態の
パチンコ機の主要構成について、本実施形態のパチンコ
機を正面から見た説明図である図1を参照して説明す
る。
【0014】パチンコ機10には、内枠11が開閉可能
に備えられており、その内枠11には、金枠12が開閉
可能に取付けられており、さらに金枠12には、ガラス
枠26が開閉可能に取付けられている。ガラス枠26の
裏面側には、遊技盤13が配置されており、この遊技盤
13の左方には、発射された遊技球を案内するガイドレ
ール14が設けられている。内枠11の右側には、ガラ
ス枠26開閉用の鍵を差し込む鍵穴15を備えた鍵穴飾
り16が設けられおり、内枠11の上方には、枠ランプ
17が設けられている。
【0015】ガラス枠26の下には、前面板18が設け
られており、この前面板18の左側上部には、賞球が排
出される上皿賞球排出口19が形成されており、この上
皿賞球排出口19の排出側には、その上皿賞球排出口1
9から排出された賞球を溜めておくための上皿20が取
り付けられている。上皿20の下方には、その上皿20
で収容しきれなくなった賞球を排出するための下皿賞球
排出口21が形成されており、この下皿賞球排出口21
の排出側には、その下皿賞球排出口21から排出された
賞球を溜めておくための下皿22が設けられている。
【0016】下皿22の右方には、上皿20から供給さ
れた遊技球を遊技盤13へ発射する発射モータ(図示せ
ず)を操作するための発射ハンドル23が、回転可能に
取付けられており、その発射ハンドル23には、発射途
中で発射を停止するための発射停止ボタン24が設けら
れている。また、上皿20の右方には、上皿20に溜め
られた賞球を下皿22へ抜くための上皿球抜きレバー2
5がスライド可能に取付けられている。さらに、内枠1
1の左側には、プリペイドカードを挿入するスリット2
7aを有するプリペイドカードユニット27が設けられ
ている。
【0017】次に、遊技盤13の主要構成について図2
を参照して説明する。遊技盤13の略中央には、センタ
ーケース30が備えられている。センターケース30に
は、それを正面から見た拡大説明図である図3に示すよ
うに、天入賞口31と、3個のLEDからなる普通図柄
表示装置32と、この普通図柄表示装置32の始動され
る回数を表示する4個のLEDからなる普通図柄記憶表
示LED33と、液晶表示で特別図柄34aを表示する
特別図柄表示装置34と、この特別図柄表示装置34の
始動される回数を表示する4個のLEDからなる特別図
柄記憶表示LED35とが備えられている。
【0018】図2に示すように、センターケース30の
左右には、普通図柄表示装置32を作動させるための普
通図柄作動ゲート40,40が設けられている。センタ
ーケース30の下方には、特別図柄表示装置34を作動
させるための第1種始動口41が設けられており、この
第1種始動口41の下方には普通図柄表示装置32の停
止図柄が所定の当たり図柄となった場合に開放される普
通電動役物42が設けられている。開放された普通電動
役物42は、第1種始動口41と同様に、特別図柄表示
装置34を作動開始させる機能を備えている。普通電動
役物42の下方には、特別図柄表示装置34の停止図柄
が所定の大当たり図柄となった場合に作動する変動入賞
装置50が設けられている。
【0019】この変動入賞装置50には、当たりの発生
時に開放される扉形式の大入賞口51が開閉可能に取り
付けられており、この大入賞口51の両側には、普通入
賞口52,52がそれぞれ設けられている。また、大入
賞口51の内部には、特定領域53と、この特定領域5
3を通過した遊技球を検出する役物連続作動スイッチ
(図4に符号182で示す)と、大入賞口51に入賞し
た遊技球の数Pをカウントするカウントスイッチ(図4
に符号175で示す)とが設けられている。
【0020】その他、遊技盤13には、風車60,60
と、普通入賞口61,61と、コーナー飾りランプ62
a,62aと、入賞時に点灯する入賞ランプ63と、球
切れ時に点灯する球切れランプ64と、サイド飾りラン
プ62b,62bと、入賞しなかった遊技球をアウト球
として回収するアウト口65とが設けられている。ま
た、遊技盤13には、多くの釘28が打ち込まれてお
り、遊技盤13に発射された遊技球は、釘28間を乱舞
しながら落下する。
【0021】次に、普通図柄表示装置32の表示態様に
ついて説明する。普通図柄表示装置32のLEDは、左
右の赤のLEDおよび中央の緑色のLEDによって構成
されており、遊技球が普通図柄作動ゲート40を通過す
ることによって表示を変動する。その変動の態様には、
○−○(−は消灯を示す)のように左側のLED32a
と右側のLED32cとが点灯する場合と、−○−のよ
うに中央のLED32bのみが点灯する場合の2種類が
ある。ここで、普通図柄が停止するときに、LEDが○
−○(左右点灯)で停止するとはずれで、0.5秒点灯
後、普通図柄記憶がある場合は再び普通図柄が変動を開
始する。他方、普通図柄のLEDが−○−(中点灯)で
停止すると当りになり、普通電動役物42が通常時は
0.2秒間開放する。
【0022】また、普通図柄表示装置32、または、普
通電動役物42の作動中に遊技球が普通図柄作動ゲート
40を通過した場合は、最初の4個までが始動記憶とな
り、普通図柄記憶表示LED33の点灯数でもって記憶
数が表示され、普通図柄が変動可能となると、その始動
記憶に基づいて変動が開始される。
【0023】また、図3に示すように、液晶表示装置
(LCD)からなる特別図柄表示装置34は、遊技球が
第1種始動口41または開放した普通電動役物42に入
賞した際に、0〜9の10種類の図柄を3箇所に変動表
示する。以下、図3において左側の図柄を表示する部分
を第1表示部34A(以下、A図柄として参照する)、
中央の図柄を表示する部分を第2表示部34B(以下、
B図柄)、右側の図柄を表示する部分を第3表示部34
C(以下、C図柄)と称する。そして、変動開始後、所
定の変動固定時間が経過すると、たとえば、第1表示部
34A・第2表示部34B・第3表示部34Cの順に変
動が停止し、その停止図柄がA=B=C、たとえば、図
3に示すように、777になると大当たりとなり、変動
入賞装置50が作動して大入賞口51が開放される。
【0024】また、特別図柄表示装置34が作動中、ま
たは、大当たり状態の時に、遊技球が第1種始動口41
または開放した普通電動役物42に入賞した場合は、最
初の4個までが始動記憶となり、特別図柄記憶表示LE
D35によって記憶数が表示される。そして、特別図柄
が変動可能な状態になると、その始動記憶に基づいて変
動が開始されるとともに、特別図柄記憶表示LED35
が1つ消灯される。
【0025】次に、パチンコ機10の電気的構成につい
てそれをブロック図で示す図4を参照して説明する。パ
チンコ機10には、主基板100が設けられており、こ
の主基板100には、第1種始動口41への入賞を検出
する第1種始動口スイッチ196,特別図柄表示装置3
4を制御する特別図柄制御基板190,音声制御装置1
92、盤面中継基板170、パチンコ機に配設された各
LEDランプを制御するランプ制御装置194、遊技枠
中継基板160,払出制御基板130、遊技盤情報端子
基板198が接続されている。これら装置は、主基板1
00から出力される信号によって駆動される。
【0026】主基板100には、特別図柄制御基板19
0などの制御を行うCPU102と、このCPU102
が実行する制御プログラムが記憶されたROM104
と、CPU102が制御プログラムを実行する際にRO
M104から読出された制御プログラムを一時的に記憶
するRAM106とが搭載されている。
【0027】上述した盤面中継基板170には、普通電
動役物42を開放する普通電動役物用ソレノイド172
と、普通図柄表示装置32を制御する普通図柄表示基板
173と、特定払出検出スイッチ176と、普通図柄作
動スイッチ174と、大入賞口51への入賞数を計数す
るカウントスイッチ175と、特定払出検出スイッチ1
76と、大入賞口中継基板180とが接続されている。
当該大入賞口中継基板180には、特定領域ソレノイド
184と、大入賞口51を開放する大入賞口用ソレノイ
ド186と、特定領域の通過を検出する役物連続作動ス
イッチ182とが接続されている。
【0028】また、上述した払出制御基盤130には、
発射ハンドル23から出力される信号に従って発射モー
タを制御する発射装置ユニット124と、CR接続基板
110と、払出中継基板140とが接続されている。C
R接続基板110には、カードの残り度数を表示するた
めの度数表示基板112と、カードを処理するための遊
技機外装置部分114とが接続されている。一方、払出
中継基板140には、賞球ユニット150が接続される
と共に、センサ中継基板142を介して遊技枠中継基板
160が接続されている。賞球ユニット150には、賞
球払出を検出する賞球払出センサ152,球を送出する
球送出モータ154,CR貸球センサ156が収容され
ている。
【0029】上述した遊技枠中継基板160には、球切
れを検出する払出球切れスイッチ162と、下皿22
(図1参照)が満杯になったことを検出する満杯検出ス
イッチ164と、入賞球を検出する入賞球検出スイッチ
166と、入賞球切りソレノイド168とが接続されて
いる。
【0030】また、主基板100及び払出制御基板13
0には、入賞に関する情報をパチンコホールの管理室な
どに設けられたホールコンピュータ(図示せず)へ送信
するための遊技盤情報端子基板198、遊技枠情報端子
基板126が接続されている。主基板100及び払出制
御基板130には、主電源122からの電力が、電源基
板120を介して供給されるようになっている。
【0031】次に、図2及び図3を参照し第1実施態様
のパチンコ機による遊技のあらましについて説明する。
【0032】次に、図2〜図4を参照し第1実施態様の
パチンコ機による遊技のあらましについて説明する。 〔普通図柄表示装置による遊技〕ここでは、まず、普通
図柄作動ゲート40への遊技球の通過に伴う通常時の遊
技について説明する。遊技球が普通図柄作動ゲート40
を通過すると、普通図柄表示装置32の左赤色ダイオー
ド、中緑色ダイオード、右赤色ダイオードが順次点灯
(変動表示)する。
【0033】ここで、普通図柄表示装置32の変動表示
中又は停止中、或いは、普通電動役物42の開放中に、
更に、遊技球が普通図柄作動ゲート40を通過すると、
普通図柄記憶LED33のLEDが順次点灯し、普通図
柄表示装置32の変動が開始になる都度消されることに
より記憶個数が表示される。なお、上述した遊技球が普
通図柄作動ゲート40を通過してもそれが記憶されるの
は最初の4個までで、それ以上の値は保持されない。こ
の入賞が記憶されている状態においては、普通図柄表示
装置32での変動停止後、再び変動が開始される。
【0034】普通図柄表示装置32の変動開始後、変動
固定時間で、28秒変動させた後、表示図柄が後述する
普通図柄乱数によって選択された停止図柄と一致したと
きに変動を停止させる。普通図柄のLEDが○−○(左
右点灯)で停止するとはずれで、0.5秒点灯後、普通
図柄記憶がある場合は再び普通図柄が変動を開始する。
他方、普通図柄のLEDが−○−(中点灯)で停止する
と当りになり、普通電動役物42が時0.2秒間開放す
る。開放した普通電動役物42に遊技球が1個入賞する
と、開放時間であっても開放動作は終了する。なお、普
通図柄は、3/24の確率で当たりとなる。
【0035】〔特別図柄表示装置による遊技〕遊技球が
第1種始動口41もしくは開放された普通電動役物42
へ入賞すると、特別図柄表示装置34の各表示部34
A、34B、34Cにて0〜9の図柄の変動をそれぞれ
開始する。そして、予め設定された時間が経過すると第
1表示部34A、第2表示部34B、第3表示部34C
の順で図柄の変動を停止する。ここで、第1表示部34
A、第2表示部34B、第3表示部34Cの図柄が異な
る場合にはハズレとなる。他方、第1表示部34A、第
2表示部34B、第3表示部34Cの図柄が同じときに
は、大当たりとなって、0.8秒間の停止表示してか
ら、大当りファンファーレが鳴った後、大入賞口51を
開放して、遊技球の非常に入賞し易い状態を提供する。
所定開放時間の経過又は開放時間内であっても遊技球が
おおむね9個入賞することにより大入賞口51が閉じ
る。この大入賞口51の開放中に、特定領域53を通過
することにより大入賞口51は再び開放される。大入賞
口3の最大連続開放回数は16回までである。
【0036】ここで、変動表示を行っている最中に、更
に、第1種始動口41へ遊技球が入賞すると、この入賞
個数が記憶され、特別図柄記憶表示LED35にて順次
表示される。なお、上述した遊技球が第1種始動口41
に入賞してもそれが記憶されるのは最初の4個までで、
それ以上の値は保持されない。この入賞が記憶されてい
る状態においては、特別図柄表示装置34での変動停止
後、再び変動が開始される。
【0037】この第1実施形態のパチンコ機は、所謂確
率変動機であって、特別図柄表示装置34の大当たり図
柄が222,444,666,888の偶数図柄、及
び、000の図柄の際には通常確率(1/315.5)
となる。そして、111,333,555,777,9
99の確率変動図柄の際には、高確率へ移行する。ここ
で、当該確率変動図柄に対応させて、3種類の高確率を
用意してある。即ち、333,777の確率変動図柄で
は、高高確率(1/39.4375)となり、555の
確率変動図柄では、中高確率(1/78.875)とな
り、111,999の確率変動図柄では、低高確率(1
/157.75)となり、各高確率状態が次の大当たり
の発生まで継続する。
【0038】この第1実施形態のパチンコ機において
は、大当たりの発生する高確率を複数設けてあるため、
高確率状態に変化を与えることで遊技の興趣を高めるこ
とができる。また、高確率をそれぞれ確率変動図柄に対
応させるため、図柄表示装置の可変表示に遊技者を注目
せしめ、且つ、いずれの高確率かを直ちに知らしめるこ
とができる。
【0039】ここで、上述したパチンコ機による遊技を
遂行するための遊技制御装置50の動作について図5〜
図15のフローチャートを参照して説明する。遊技制御
装置50の主たる処理手順について、メインルーチンを
示す図5のフローチャートを参照して説明する。
【0040】まず、CPU102は電源が投入されたか
を判断し(S100)、電源投入直後の1回目のループ
(S100:Yes)だけはステップ102へ移行し、
初期設定を行いメインルーチンを終了する。ここで、電
源投入時でないと判断されると(S100:No)、入
賞球検出スイッチ166(図4参照)等からの入賞球等
についての信号を入力し、他のフェーズで使用できる形
に整える入力処理を行い(S200)、出力編集された
出力データを払出制御基板130(図4参照)等へ出力
する出力処理を行う(S300)。
【0041】引き続き、普通図柄作動ゲート40(図2
参照)を通過した遊技球に対する処理である普通図柄始
動処理を行い(S400)、このゲート通過処理に伴
い、普通図柄表示装置32の図柄を変化させる普通図柄
・普通電役制御処理を行う(S600)。
【0042】また、第1種始動口41(図2参照)を通
過した遊技球に対する処理である特別図柄始動処理を行
い(S500)、第1種始動口41への入賞に伴い、特
別図柄表示装置34の図柄を変化させる特別図柄変動処
理を行う(S700)。そして、当たりの発生に応じて
大入賞口51を開放する大入賞口制御処理を行う(S1
300)。
【0043】引き続き、ランプ、LEDの点灯処理を行
う(S104)。最後に、上皿スピーカ用基板78を介
して音声を出力させる音声出力処理を進め(S10
6)、1サイクルのメインルーチン処理を完了する。そ
のメインルーチンは、内蔵のクロックからのリセット信
号がCPU102へ加わるマシンサイクルの度に繰り返
される。
【0044】ここで上述した普通図柄作動ゲート40へ
の遊技球の通過に基づく上述したステップ400での普
通図柄始動処理について図6に示すサブルーチンを参照
して説明する。
【0045】CPU102は、普通図柄作動スイッチ4
0aからの信号を基に普通図柄作動ゲート40を遊技球
が通過したか否かを判断し(S402)、遊技球が通過
していない場合には(S402:No)、該普通図柄始
動サブルーチンを終了する。他方、遊技球が通過したと
きは(S402:Yes)、普通図柄作動記憶数Wが4
未満かを判断する(S404)。ここで、変数Wは、普
通図柄表示装置32の図柄変動中に普通図柄作動ゲート
40を通過した遊技球の数を示しており、本実施態様で
は前述したように4を超える数は保持されないように構
成されている。このため、変数Wが4の場合には(S4
04:No)、該サブルーチンを終了する。
【0046】他方、変数Wが4未満の場合は(S40
4:Yes)、変数Wに1加算した後(S406)、図
16(B)に示す0から23までの24コマの普通図柄
乱数内の現タイミング(普通図柄作動ゲート40を遊技
球が通過時)に於ける値を抽出し(S408)、この値
を保持して始動口入賞サブルーチンを終了する。なお後
述するように、普通図柄乱数「0」〜「23」の24個
の内、「3」〜「23」がはずれで、「0」〜「2」な
ら当りになる(確率3/24)。
【0047】遊技球のゲート40通過により、普通図柄
表示装置によって普通図柄を変動表示する普通図柄・普
通電役制御処理を実行する(S600)。この普通図柄
・普通電役制御処理について、図7のフローチャートを
参照して説明する。
【0048】まず、普通電役が作動しているかどうかを
判定する(S602)。普通電役を作動させる以前は
(S602:No)、ステップ610へ進み、普通図柄
表示装置によって普通図柄が作動されているかどうかを
判定する。ここで、普通図柄を変動する以前は(S61
0:No)、ステップ624へ進み、普通図柄作動記憶
は1個以上かを判断する(S624)。ここで、1個以
上記憶している状態においては(S624:Yes)、
ステップ626へ進む。そして、作動記憶を1個減少さ
せ(S626)、普通図柄表示装置32の図柄の変動を
開始し、左赤色ダイオード32a、中緑色ダイオード3
2b、右赤色ダイオード32cを順次点灯させる(S6
28)。
【0049】引き続き、変動時間を設定する変動タイマ
をスタートさせてから(S630)、ステップ634へ
進み、上記ステップ408にて格納した普通図柄乱数の
値を見て、乱数値がはずれ(3〜24)に該当している
なら(S634:No)、ステップ642へ進み、はず
れ図柄をセットすることで、普通図柄停止時に、選択し
たはずれ図柄を表示させる。一方、乱数値が当り(0〜
2)に該当している場合は(S634:Yes)、ステ
ップ638へ進み当り図柄をセットすることで、普通図
柄停止時に、選択した当たり図柄を表示させる。最後
に、当りフラグをONにする(S640)。
【0050】変動タイマがスタートして、停止図柄を選
択したら、次のマシンサイクルにおいて、ステップ61
0の普通図柄が変動中かの判断がYesとなる。これに
よりステップ612へ移行し、普通図柄の変動時間を設
定してある変動タイマがタイムアップしたかを判断す
る。ここで、タイムアップするまでは(S612:N
o)、ステップ622へ進み、図柄の変動を続ける。そ
して、変動タイマがタイムアップ状態になった時に(S
612:Yes)、ステップ614へ進み、CPU10
2は、左赤色ダイオード32a、中緑色ダイオード32
b、右赤色ダイオード32cによりステップ638にて
設定した当たり図柄、または、ステップ642で設定し
たはずれ図柄を表示する。
【0051】その後、ステップ616へ進み、当りフラ
グがONかを判断する。ここで、当たりフラグがONな
ら(S616:Yes)、ステップ618へ進み、普通
電役の作動を開始させ、ステップ620へ進み、普通電
役の作動時間(0.2秒)を設定する作動タイマをスタ
ートさせる。
【0052】次のマシンサイクルにおいて、ステップ6
02での普通電役が作動しているかの判断において、普
通電役が作動した際には(S602:Yes)、ステッ
プ604へ進み、普通電役の作動タイマがタイムアップ
しているか否かを判断する。ここで、タイムアップした
際に(S604:Yes)、ステップ606へ進み、普
通電役の作動を終了させ、ステップ608へ進み、当り
フラグをOFFにする。
【0053】次に、上記第1種始動口41又は上述した
普通電動役物42への入賞に基づく上述した図5に示す
ステップ500、ステップ700の特別図柄表示装置の
変動処理について、図8〜図13のサブルーチンに基づ
き詳細に説明する。
【0054】先ず、ステップ500における特別図柄始
動処理について図8に示すサブルーチンを参照して説明
する。CPU102は、第1種始動口スイッチ41aか
らの信号を基に第1種始動口41へ遊技球が入賞したか
否かを判断し(S502)、遊技球が入賞していない場
合には(S502:No)、該特別図柄始動サブルーチ
ンを終了する。他方、遊技球が入賞したときは(S50
2:Yes)、始動記憶変数Uが4未満かを判断する
(S504)。ここで、変数Uは、特別図柄表示装置3
4での図柄変動中に第1種始動口41へ入賞した遊技球
の数を示しており、本実施態様では前述したように4を
超える数は保持されないように構成されている。このた
め、変数Uが4の場合には(S504:No)、該サブ
ルーチンを終了する。
【0055】他方、変数Uが4未満の場合は(S50
4:Yes)、変数Uに1加算した後(S506)、図
16(A)に示す0から630までの631コマ数の大
当たり特別乱数内の現タイミング(第1種始動口41へ
遊技球が入賞時)に於ける値を抽出する(S508)。
後述するように本実施形態では、通常確率状態では、乱
数“7”、“327”を大当たりとして設定しており、
1/315.5の確率で大当たりが発生するようになっ
ている。一方、高高確率では、“7”、“47”、“8
7”、“127”、“167”、“207”、“24
7”、“287”、“327”、“367”、“40
7”、“447”、“487”、“527”、“56
7”、“607”の16通りが当たりとして設定されて
おり(確率:1/39.4375)、中高確率では
“7”、“87”、“167”、“247”、“32
7”、“407”、“487”、“567”の8通りが
当たりとして設定されており(確率:1/78.87
5)、低高確率では“7”、“167”、“327”、
“487”の4通りが当たりとして設定されている(確
率:1/157.75)。更に、ステップ510で、大
当たり図柄を決定する図16(C)に示す0〜9の10
個の乱数(大当り図柄決定乱数E)の内のいずれかを抽
出し、この値を保持して始動口入賞サブルーチンを終了
する。
【0056】次に、図5のステップ700における特別
図柄変動処理について図9に示すフローチャートを参照
して説明する。ここでは、第1種始動口41へ遊技球が
入賞していないとき、即ち、上記変数Uが0の時の処理
について述べる。CPU102は、先ず、図3に示す特
別図柄表示装置34の図柄を変動中か判断するが(図9
に示すS702)、ここでは特別図柄表示装置34を変
動していないため(S702:No)、変数Uが“1”
以上かを判断する(S704)。ここでは、変数Uが0
であるため(S704:No)、当該特別図柄変動処理
のサブルーチンを終了する。
【0057】引き続き、第1種始動口41へ遊技球が入
賞し、上記変数Uが1になった時の処理について説明す
る。特別図柄表示装置34を変動中かのステップ702
の判断がNoとなり、ステップ717の判断を経て、C
PU102は、変数Uが“1”以上かを判断するが(S
704)、変数Uが1であるため(S704:Ye
s)、変数Uから“1”を減じる(S706)。そし
て、特別図柄表示装置34の図柄の変動を開始する(S
708)。
【0058】その後、大当たりが発生しているか否かに
基づき停止図柄の選択及び、図柄停止時の態様を決定す
る。即ち、CPU102は、先ず、通常確率状態かを判
断し(S710)、通常確率状態の際には(S710:
Yes)、上述したステップ508にて設定した乱数値
が、大当たりの乱数値“7”、“327”であるかを判
断する(S712)。ここで、乱数値が“7”又は“3
27”の場合には(S712:Yes)、大当たりを発
生させるためステップ724へ進み、他方、乱数値が
“7”又は“327”以外の場合には(S712:N
o)、はずれとするためステップ1300へ移行する。
【0059】ここで、上述した通常確率状態かの判断の
ステップ710の判断がNoの際には、低高確率状態か
を低高確率フラグがオンかにより判断する(S71
4)。低高確率状態の際には(S714:Yes)、上
述したステップ508にて設定した乱数値が、大当たり
の乱数値“7”、“167”、“327”、“487”
であるかを判断する(S716)。ここで、乱数値が
“7”、“167”、“327”、“487”の場合に
は(S716:Yes)、大当たりを発生させるためス
テップ724へ進み、他方、乱数値が“7”、“16
7”、“327”、“487”以外の場合には(S71
6:No)、はずれとするためステップ1300へ移行
する。
【0060】一方、上述した低高確率状態かの判断のス
テップ714の判断がNoの際には、中高確率状態かを
判断する(S718)。中高確率状態の際には(S71
8:Yes)、上述したステップ508にて設定した乱
数値が、大当たりの乱数値“7”、“87”、“16
7”、“247”、“327”、“407”、“48
7”、“567”であるかを判断する(S720)。こ
こで、乱数値が“7”、“87”、“167”、“24
7”、“327”、“407”、“487”、“56
7”の場合には(S720:Yes)、大当たりを発生
させるためステップ724へ進み、他方、乱数値が上記
以外の場合には(S720:No)、はずれとするため
ステップ1300へ移行する。
【0061】他方、上述した中高確率状態かの判断のス
テップ718の判断がNoの際、即ち、高高確率状態の
際には、上述したステップ508にて設定した乱数値
が、大当たりの乱数値“7”、“47”、“87”、
“127”、“167”、“207”、“247”、
“287”、“327”、“367”、“407”、
“447”、“487”、“527”、“567”、
“607”であるかを判断する(S722)。ここで、
乱数値が“7”、“47”、“87”、“127”、
“167”、“207”、“247”、“287”、
“327”、“367”、“407”、“447”、
“487”、“527”、“567”、“607”の場
合には(S722:Yes)、大当たりを発生させるた
めステップ724へ進み、他方、乱数値が上記以外の場
合には(S722:No)、はずれとするためステップ
1300へ移行する。
【0062】ここで、上記ステップ712,716,7
20,722の判断がYes、即ち、大当たりが発生し
た際には、大当たりフラグを設定した後(S724)、
111,333等の大当たり図柄を選択する(S110
0)。そして、停止時の態様としてリーチ態様をセット
し(S1200)、特別図柄の変動時間を設定する特別
図柄変動タイマをスタートさせる(S726)。
【0063】他方、上記ステップ712,716,72
0,722の判断がNo、即ち、はずれとなった際に
は、ステップ1300へ進み、123,124等のはず
れ図柄を選択するためのはずれ図柄選択処理を行い、ス
テップ1400へ進み、はずれ態様で図柄変動の停止を
設定した後、特別図柄変動タイマをスタートさせる(S
726)。
【0064】上述したステップ708にて特別図柄表示
装置34の図柄変動を開始すると、次のマシンサイクル
において、ステップ702の判断において、図柄変動中
かの判断がYesとなり、CPU102は、先ず、上述
したステップ726にて設定した図柄変動タイマがタイ
ムアップしたかを判断する(S728)。ここで、変動
時間の経過により図柄停止タイマがタイムアップするま
では(S728:No)、図柄の変動を継続する(S7
30)。
【0065】そして、図柄変動タイマがタイムアップす
ると(S728:Yes)、CPU102は、各変動停
止態様で図柄変動を停止する(S734)。即ち、リー
チ態様ではない通常のハズレが設定されている時には、
通常の図柄停止を行い、リーチが設定されているときに
は、リーチ態様で図柄変動を停止する。そして、大当た
りフラグが設定されているかを判断し(S736)、大
当たりフラグが設定されているときには(S736:Y
es)、後述する高高確率フラグ、中高確率フラグ、低
高確率フラグをオフし(S738)、特別図柄変動処理
のサブルーチン処理を終了する。
【0066】上記ステップ1100での大当たり図柄選
択処理について、図10を参照して更に詳細に説明す
る。先ず、図8に示すステップ510にて抽出した図1
6(C)に示す0〜9の10個の乱数(大当り図柄決定
乱数E)“0”か判断する(S1104)、ここで、乱
数が“0”の際には(S1104:Yes)、大当たり
図柄として000を設定する(S1106)。上記ステ
ップ1104がNoの際には、大当り図柄決定乱数Eが
“1”か判断する(S1108)、ここで、乱数が
“1”の際には(S1108:Yes)、大当たり図柄
として111を設定する(S1110)。上記ステップ
1108がNoの際には、大当り図柄決定乱数Eが
“2”か判断する(S1112)、ここで、乱数が
“2”の際には(S1112:Yes)、大当たり図柄
として222を設定する(S1114)。上記ステップ
1112がNoの際には、大当り図柄決定乱数Eが
“3”か判断する(S1116)、ここで、乱数が
“3”の際には(S1116:Yes)、大当たり図柄
として333を設定する(S1118)。
【0067】上記ステップ1116がNoの際には、大
当り図柄決定乱数Eが“4”か判断する(S112
0)、ここで、乱数が“4”の際には(S1120:Y
es)、大当たり図柄として444を設定する(S11
22)。上記ステップ1120がNoの際には、大当り
図柄決定乱数Eが“5”か判断する(S1124)、こ
こで、乱数が“5”の際には(S1124:Yes)、
大当たり図柄として555を設定する(S1126)。
上記ステップ1124がNoの際には、大当り図柄決定
乱数Eが“6”か判断する(S1128)、ここで、乱
数が“6”の際には(S1128:Yes)、大当たり
図柄として666を設定する(S1130)。
【0068】上記ステップ1128がNoの際には、大
当り図柄決定乱数Eが“7”か判断する(S113
2)、ここで、乱数が“7”の際には(S1132:Y
es)、大当たり図柄として777を設定する(S11
34)。上記ステップ1132がNoの際には、大当り
図柄決定乱数Eが“8”か判断する(S1136)、こ
こで、乱数が“8”の際には(S1136:Yes)、
大当たり図柄として888を設定する(S1138)。
一方、乱数が“9”の際には(S1136:No)、大
当たり図柄として999を設定する(S1140)。
【0069】引き続き、大当たり時のリーチ態様を決定
する図9に示すステップ1200の大当たり図柄変動態
様選択処理について、当該処理のサブルーチンを示す図
11のフローチャートを参照して詳細に説明する。先
ず、図16(E)に示す0〜127の128個の乱数
(大当たり図柄変動態様選択乱数)の内の1つを抽出す
る(S1201)。そして、抽出した乱数の値が0〜1
6かを判断する(S1202)。ここで、乱数が0〜1
6の際には(S1202:Yes)、通常リーチを設定
する(S1204)。他方、乱数が0〜16でない時に
は(S1202:No)、抽出した乱数の値が17〜7
1かを判断する(S1206)。ここで、乱数が17〜
71の際には(S1206:Yes)、ロングリーチを
設定する(S1208)。乱数が72〜127の時には
(S1206:No)、スーパーリーチを設定する(S
1210)。
【0070】上述したはずれ時にはずれ図柄を選択する
図9に示すステップ1300のはずれ特別図柄A・B・
C図柄選択処理について、当該処理のサブルーチンを示
す図12のフローチャートを参照して詳細に説明する。
先ず、図16(D)に示す0〜9の10個のはずれ特別
図柄選択乱数を用いて、特別図柄表示装置34の各表示
部34A、34B、34Cの各図柄を選択する(S13
02)。即ち、表示部34Aに乱数“0”が抽出された
際には図柄0が、表示部34Bに乱数“1”が抽出され
た際には図柄1が、表示部34Cに乱数“2”が抽出さ
れた際には図柄2、即ち、012の図柄が選択される。
【0071】次に、選択した図柄が000等の大当たり
図柄かを判断し(S1304)、大当たり図柄となる際
には(S1304:Yes)、特別図柄A(表示部34
A)の図柄を+1コマ分移動する(S1306)。例え
ば、000の図柄を選択した際には100の図柄とす
る。
【0072】引き続き、はずれ時のリーチ態様を決定す
る図9に示すステップ1200のはずれ変動態様選択処
理について、当該処理のサブルーチンを示す図13のフ
ローチャートを参照して詳細に説明する。先ず、はずれ
特別図柄のA図柄とB図柄とが同じリーチ図柄(例え
ば、115)かを判断する(S1402)。ここで、リ
ーチ図柄でない際には(S1402:No)、リーチ態
様ではない通常停止を設定する(S1404)。他方、
リーチ図柄の場合には(S1402:Yes)、はずれ
特別図柄のCの値がAの+1又は−1か(例えば、11
2,110)かを判断する(S1406)。ここで、+
1又は−1ではない際には(S1406:No)、通常
リーチを設定する(S1408)。
【0073】一方、+1又は−1の場合には(S140
6:Yes)、図16(F)に示す0〜127の128
個の乱数(はずれ図柄変動態様選択乱数)の内の1つを
抽出する(S1409)。そして、抽出した乱数の値が
0〜100かを判断する(S1410)。ここで、乱数
が0〜100の際には(S1410:Yes)、通常リ
ーチを設定する(S1412)。他方、乱数が0〜10
0でない際には(S1410:No)、乱数が101〜
122か判断し(S1414)、乱数が101〜122
の場合には(S1414:Yes)、ロングリーチを設
定し(S1416)、乱数が123〜127のときには
(S1414:No)、スーパーリーチを設定する(S
1418)。
【0074】図5のステップ1300における大入賞口
制御処理について図14に示すサブルーチンを参照して
説明する。まず、大当たりフラグが設定されているかの
判断(S1502:Yes)を経て、大入賞口の開放時
間中(30秒)か判断する(S1504)、最初の動作
は大入賞口の開放時間中ではないので(S1504:N
o)、ステップ1530へ進み、開放後のインターバル
時間かを判断する。最初の場合は大当りと判定された判
定後インターバル時間なので(S1530:No)、ス
テップ1538へ進み、R=16かを判断する。ここ
で、Rはラウンド数で1R終了後に特定領域を通過する
と+1されるものであり、これは今時点ではまだR=0
なので(S1538:No)、ステップ1540へ進
み、判定後インターバル時間タイマがタイムアップした
かを判断する。ここで、判定後インターバル時間とは、
大当りが確定して、大入賞口が開放するまでの時間であ
る。該設定時間に達すると(S1540:Yes)、ス
テップ1534へ進み、大入賞口の30秒の開放時間を
設定してから、大入賞口を開放させる(S1536)。
【0075】次のマシンサイクルにおいて、ステップ1
504での大入賞口は開放時間中かの判断が、今度は開
放時間中であるので(S1504:Yes)、ステップ
1506へ進む。該ステップ1506では、大入賞口開
放時間タイマがタイムアップしたかを判断する。ここで
は、大入賞口を開放したばかりなので(S1506:N
o)、ステップ1508へ進み、CPU102は、カウ
ントSW:ONかを判断する(S1508)。ここで、
カウントスイッチを通過していなかったら(S150
8:No)、処理を終了する。他方、通過した場合は
(S1508:Yes)、ステップ1510へ進み、R
=15かを判断する。ここで、大入賞口を開放するのは
最初なので(S1510:No)、ステップ1512へ
進み、特定領域SW:ONかを判断する。このステップ
1512では、遊技球が大入賞口51へ入賞した際に特
定領域を通過したなら(S1512:Yes)、ステッ
プ1514へ進み、通過していなければ(S1512:
No)、ステップ1516へ進む。ここでは通過したと
して説明を続ける(ステップ1516:Yes)。該通
過により、特定領域SWはON状態になる(S151
4)。次にカウント数≧9か、即ち、大入賞口に遊技球
がおおむね9個入賞したかを判断する(S1516)。
大入賞口への入賞により、9カウントになると(S15
16:Yes)、ステップ1518へ進み、大入賞口閉
口コマンドの指示を出して、大入賞口51を閉じる。
【0076】そして、ステップ1520へ進み、特定領
域SWはON状態になっているかを判断する。ここで
は、上述したようにON状態になっているので(S15
20:Yes)、ステップ1522へ進み、特定領域S
WをOFF状態にする。引き続き、ステップ1524へ
進み、大入賞口に入賞したカウント数をリセットした
後、ステップ1526へ進み、R=R+1にする。上述
したようにRはラウンドが開放した数を指し、大入賞口
が閉口して、特定領域SWがONされていれば、それを
1回として数える。
【0077】次のマシンサイクルで、ステップ1530
での開放後インターバル時間かの判断が、今度は開放後
インターバル時間なので(S1530:Yes)、ステ
ップ1532まで進む。開放後インターバル時間がタイ
マタイムアップとなると(ステップ1532:Ye
s)、ステップ1534へ進んで大入賞口の開放時間を
設定した後、再び大入賞口を開放する(S1536)。
【0078】引き続き、大入賞口の開放を16回繰り返
した際の処理の流れを説明する。16R目では、それま
でに大入賞口が連続して開いた回数は15回なのでR=
15となる。まず大入賞口開放時間中であるとして(S
1504:Yes)、ステップ1506へ進み、大入賞
口開放時間タイマがタイムアップするまでは(S150
6:No)、ステップ1508へ進み、カウントSW:
ONかの判断で、カウントスイッチを通過した場合は
(S1508:Yes)、ステップ1510へ進み、R
=15かを判断する。ここではR=15になっているた
め(S1510:Yes)、特定領域SWをON状態に
することなく、ステップ1516へ移行する。ステップ
1516の判断でカウント数≧9になることで(S15
16:Yes)、ステップ1518へ進み、大入賞口閉
口コマンドの指示を出力してから、ステップ1520へ
進み、特定領域SWはON状態かを判断する。上述した
ようにR=15となっており、特定領域SWはON状態
にしていないため(S1520:No)、ステップ15
28へ進み、Rが16にされる。
【0079】次回のマシンサイクルで、ステップ150
4における大入賞口は開放時間中かの判断において、現
在の状態は最終ラウンドが終了しているので(S150
4:No)、ステップ1530へ進む。該ステップ15
30での開放後インターバル時間かの判断で、今の状態
は大当りが終了して終了デイレー時間に入るので(S1
530:No)、ステップ1538へ移行する。該ステ
ップ1538でのR=16かの判断で、現時点でR=1
6であるので(S1538:Yes)、ステップ154
2へ進み、終了ディレー時間タイマがタイムアップかを
判断する。ここで、タイムアップが未だなら(S154
2:No)、当該処理を終了する。他方、タイムアップ
すれば(S1542:Yes)、ステップ1544へ進
み、Rをリセットしてから、大当りフラグをOFFにし
(S1546)、図中Aで示す確率設定動作を行う。
【0080】この確率設定処理について、当該処理のサ
ブルーチンを示す図15のフローチャートを参照して説
明する。先ず、大当たり図柄は、111,999かを判
断する(S1550)。大当たり図柄が111,999
の際には(S1550:Yes)、低高確率を設定する
ための低高確率フラグをオンする(S1552)。一
方、大当たり図柄が111,999では無い場合には
(S1550:No)、大当たり図柄は、555かを判
断する(S1554)。大当たり図柄が555の際には
(S1554:Yes)、中高確率を設定するための中
高確率フラグをオンする(S1556)。一方、大当た
り図柄が555では無い場合には(S1554:N
o)、大当たり図柄は、333、777かを判断する
(S1558)。大当たり図柄が333,777の際に
は(S1588:Yes)、高高確率を設定するための
高高確率フラグをオンする(S1556)。一方、大当
たり図柄が高確率へ移行する確率変動図柄では無い場
合、即ち、222,444等の図柄のときには(S15
58:No)、当該処理を終了する。
【0081】引き続き、第1実施形態の改変例に係るパ
チンコ機について、図17〜図19を参照して説明す
る。上述した第1実施形態では、低高確率状態、中高確
率状態、高高確率状態が次の大当たりが発生するまで継
続した。これに対して、改変例では、抽選結果により低
高確率状態、中高確率状態、高高確率状態が、特別図柄
表示装置の50回、100回の変動まで、或いは、次の
大当たりの発生まで継続する。この改変例は、図8を参
照して上述した特別図柄始動処置、図15を参照して上
述した確率設定処理、及び、図9を参照して上述した特
別図柄変動処理を除き第1実施形態と同様であるため、
当該特別図柄始動処理及び特別図柄変動処理についての
み説明する。
【0082】改変例の特別図柄始動処理を図17のフロ
ーチャートに示す。この改変例では、大当たりか否かを
決定する乱数の抽出(S508)、大当たり図柄を決定
する乱数の抽出E(S510)に続いて、高確率状態発
の継続回数を決定する図16(G)に示す0〜2の3コ
マの高確率状態回数決定乱数Fのいずれかを抽出する
(S512)。
【0083】そして、図14を参照して上述した大入賞
口制御処理の高確率設定処理(A)において、高確率と
共に変動回数を設定する。この改変例の高確率設定処理
(A)について、図20を参照して説明する。先ず、ス
テップ1550〜1560で上述した第1実施形態と同
様に低高確率状態、中高確率状態、高高確率状態を設定
する。その後、ステップ1570にて、上記ステップ5
10にて抽出した高確率状態回数決定乱数Fが、“2”
か判断する。ここで、乱数Fが“2”の時には(S15
70:Yes)、継続回数Nとして10000回、事実
上次回の大当たりの発生までを設定する(S157
2)。そして、乱数Fが“2”でない時には、乱数Fが
“1”かを判断する(S1574)。乱数Fが“1”の
時には(S1574:Yes)、継続回数Nとして10
0回を設定する(S1576)。他方、乱数Fが“0”
の際には(S174:No)、継続回数Nとして50回
を設定する(S1578)。
【0084】引き続き、特別図柄変動処理について、図
18のフローチャートを参照して説明する。この改変例
では、大当たりが発生した際には(S712,S71
6、S720,S722:Yes)、ステップ723に
て上述した継続回数Nを0に初期化する。
【0085】一方、大当たりが発生しない場合には(S
712,S716、S720,S722:No)、変動
回数を計数するステップ1600の処理(B)へ移行す
る。この処理(B)について、図19を参照して説明す
る。先ず、特別図柄表示装置を変動しはずれとなった際
には、変動回数Nから1を減算する(S1600)。そ
して、残りの変動回数を図3を参照して上述した図柄表
示装置34の一部に表示する(S1602)。具体的に
は、Nが100を越える場合には、“次回まで”と表示
し、Nが1〜100の時には、その回数、例えば“6
9”を表示する。その後、変動回数Nが“0”か判断す
る(S1604)。ここで、変動回数Nが“0”になっ
た際には(S1604:Yes)、低高確率フラグ、中
高確率フラグ、高高確率フラグをオフする(S160
6)。これにより、高確率状態が終了して、以降通常確
率により大当たりが発生するようになる。
【0086】この改変例では、高確率の維持され回数を
複数種類設けてあるため、高確率状態に変化を与えるこ
とで遊技の興趣を高めることができる。
【0087】引き続き、本発明の第2実施形態につい
て、図21〜図31を参照して説明する。この第2実施
形態のパチンコ機では、第1実施形態と同様に複数の高
確率状態が設けてある。但し、第1実施形態では、特別
図柄表示装置の表示図柄に対応させて低高確率、中高確
率、高高確率を発生させた。これに対して、第2実施形
態のパチンコ機では、高確率を発生させる確率変動図柄
で大当たりが発生した際に、更に、抽選を行い低高確
率、中高確率、高高確率を決定する。ここで、パチンコ
機の全体図及びパチンコ機の制御回路の回路構成は、図
1,図2及び図4を参照して上述した第1実施形態と同
様であるため、説明を省略する。
【0088】図21は、第2実施形態に係るパチンコ機
のセンターケースの正面図である。この第2実施形態の
パチンコ機では、遊技者に高確率の種類を知らしめるた
めに低高確率表示ランプ97A、中高確率表示ランプ9
7B、高高確率表示ランプ97Cが設けられている。
【0089】次に、図2、図4及び図21を参照し第2
実施態様のパチンコ機による遊技のあらましについて説
明する。ここで、普通図柄表示装置による遊技は、第1
実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0090】〔特別図柄表示装置による遊技〕遊技球が
第1種始動口41もしくは開放された普通電動役物42
へ入賞すると、特別図柄表示装置34の各表示部34
A、34B、34Cにて0〜9、Y、Zの図柄の変動を
それぞれ開始する。そして、予め設定された時間が経過
すると第1表示部34A、第2表示部34B、第3表示
部34Cの順で図柄の変動を停止する。ここで、第1表
示部34A、第2表示部34B、第3表示部34Cの図
柄が異なる場合にはハズレとなる。他方、第1表示部3
4A、第2表示部34B、第3表示部34Cの図柄が同
じときには、大当たりとなって、0.8秒間の停止表示
してから、大当りファンファーレが鳴った後、大入賞口
51を開放して、遊技球の非常に入賞し易い状態を提供
する。所定開放時間の経過又は開放時間内であっても遊
技球がおおむね9個入賞することにより大入賞口51が
閉じる。この大入賞口51の開放中に、特定領域53を
通過することにより大入賞口51は再び開放される。大
入賞口3の最大連続開放回数は16回までである。
【0091】この第2実施形態のパチンコ機は、所謂確
率変動機であって、特別図柄表示装置34の大当たり図
柄が222,444,666,888の偶数図柄、及
び、000、YYYの図柄の際には通常確率(1/31
5.5)となる。そして、111,333,555,7
77,999の奇数図柄及びZZZの確率変動図柄の際
には、高確率へ移行する。即ち、この確率変動図柄で大
当たりした際には、更に抽選を行い、3種類の高確率の
いずれかになる。ここで、高高確率では大当たりの確率
が(1/39.4375)となり、中高確率では大当た
りの確率が(1/78.875)となり、低高確率では
大当たりの確率が(1/157.75)となる。
【0092】なお、上述した第1実施形態では、低高確
率状態、中高確率状態、高高確率状態が次の大当たりが
発生するまで継続した。これに対して、第2実施形態で
は、抽選結果により低高確率状態、中高確率状態、高高
確率状態が、特別図柄表示装置の50回、100回の変
動まで、或いは、次の大当たりの発生まで継続する。こ
こで、50回又は100回の経過により、高高確率状態
では、大当たりの発生確率が相対的に低い中高確率状態
へ移行し、低高確率状態では、大当たりの発生確率が相
対的に高い中高確率状態へ移行する。なお、中高確率状
態では、そのまま中高確率状態が維持されることにな
る。
【0093】この第2実施形態のパチンコ機において
は、大当たりの発生する高確率を複数設けてあるため、
高確率状態に変化を与えることで遊技の興趣を高めるこ
とができる。また、高確率の維持される回数を複数種類
設けてあるため、高確率状態に変化を与えることで遊技
の興趣を高めることができる。
【0094】ここで、上述した第2実施形態のパチンコ
機による遊技を遂行するための遊技制御装置50の動作
について図22〜図31のフローチャートを参照して説
明する。遊技制御装置50の主たる処理手順について、
メインルーチンを示す図22のフローチャートを参照し
て説明する。
【0095】まず、CPU102は電源が投入されたか
を判断し(S100)、電源投入直後の1回目のループ
(S100:Yes)だけはステップ102へ移行し、
初期設定を行いメインルーチンを終了する。ここで、電
源投入時でないと判断されると(S100:No)、入
賞球検出スイッチ166(図4参照)等からの入賞球等
についての信号を入力し、他のフェーズで使用できる形
に整える入力処理を行い(S200)、出力編集された
出力データを払出制御基板140(図4参照)等へ出力
する出力処理を行う(S300)。
【0096】引き続き、普通図柄作動ゲート40(図2
参照)を通過した遊技球に対する処理である普通図柄始
動処理を行い(S400)、このゲート通過処理に伴
い、普通図柄表示装置32の図柄を変化させる普通図柄
・普通電役制御処理を行う(S600)。
【0097】また、第1種始動口41(図2参照)を通
過した遊技球に対する処理である特別図柄始動処理を行
い(S500)、第1種始動口41への入賞に伴い、特
別図柄表示装置34の図柄を変化させる特別図柄変動処
理を行う(S700)。そして、当たりの発生に応じて
大入賞口51を開放する大入賞口制御処理を行う(S1
300)。
【0098】引き続き、ランプ、LEDの点灯処理を行
う(S104)。最後に、上皿スピーカ用基板78を介
して音声を出力させる音声出力処理を進め(S10
6)、1サイクルのメインルーチン処理を完了する。そ
のメインルーチンは、内蔵のクロックからのリセット信
号がCPU102へ加わるマシンサイクルの度に繰り返
される。
【0099】ここで上述した普通図柄作動ゲート40へ
の遊技球の通過に基づく上述したステップ400での普
通図柄始動処理、及び、ステップ600での普通図柄・
普通電動役物制御処理については、図6及び図7を参照
して上述した第1実施形態と同様であるため説明を省略
する。
【0100】第1種始動口41又は普通電動役物42へ
の入賞に基づく上述した図22に示すステップ500、
ステップ700の特別図柄表示装置の変動処理につい
て、図23〜図28のサブルーチンに基づき詳細に説明
する。
【0101】先ず、ステップ500における特別図柄始
動処理について図23に示すサブルーチンを参照して説
明する。CPU102は、第1種始動口スイッチ41a
からの信号を基に第1種始動口41へ遊技球が入賞した
か否かを判断し(S502)、遊技球が入賞していない
場合には(S502:No)、該特別図柄始動サブルー
チンを終了する。他方、遊技球が入賞したときは(S5
02:Yes)、始動記憶変数Uが4未満かを判断する
(S504)。ここで、変数Uは、特別図柄表示装置3
4での図柄変動中に第1種始動口41へ入賞した遊技球
の数を示しており、本実施態様では前述したように4を
超える数は保持されないように構成されている。このた
め、変数Uが4の場合には(S504:No)、該サブ
ルーチンを終了する。
【0102】他方、変数Uが4未満の場合は(S50
4:Yes)、変数Uに1加算した後(S506)、図
32(A)に示す0から630までの631コマ数の大
当たり特別乱数内の現タイミング(第1種始動口41へ
遊技球が入賞時)に於ける値を抽出する(S508)。
後述するように本実施形態では、通常確率状態では、乱
数“7”、“327”を大当たりとして設定しており、
1/315.5の確率で大当たりが発生するようになっ
ている。一方、高高確率では、“7”、“47”、“8
7”、”127”、“167”、“207”、“24
7”、“287”、“327”、“367”、“40
7”、“447”、“487”、“527”、“56
7”、“607”の16通りが当たりとして設定されて
おり(確率:1/39.4375)、中高確率では
“7”、“87”、“167”、“247”、“32
7”、“407”、“487”、“567”の8通りが
当たりとして設定されており(確率:1/78.87
5)、低高確率では“7”、“167”、“327”、
“487”の4通りが当たりとして設定されている(確
率:1/157.75)。更に、ステップ510で、大
当たり図柄を決定する図32(B)に示す0〜11の1
2個の乱数(大当り図柄決定乱数E)の内のいずれかを
抽出する。そして、高確率状態の継続回数を決定する図
32(F)に示す0〜2の3コマの高確率状態回数決定
乱数Fのいずれかを抽出する(S512)。更に、高確
率の種類を決定する図32(G)に示す0〜2の3コマ
の高確率種類決定乱数Gのいずれかを抽出し(S51
4)、この値を保持して始動口入賞サブルーチンを終了
する。
【0103】次に、図5のステップ700における特別
図柄変動処理について図24に示すフローチャートを参
照して説明する。ここでは、第1種始動口41へ遊技球
が入賞していないとき、即ち、上記変数Uが0の時の処
理について述べる。CPU102は、先ず、図3に示す
特別図柄表示装置34の図柄を変動中か判断するが(図
9に示すS702)、ここでは特別図柄表示装置34を
変動していないため(S702:No)、変数Uが
“1”以上かを判断する(S704)。ここでは、変数
Uが0であるため(S704:No)、当該特別図柄変
動処理のサブルーチンを終了する。
【0104】引き続き、第1種始動口41へ遊技球が入
賞し、上記変数Uが1になった時の処理について説明す
る。特別図柄表示装置34を変動中かのステップ702
の判断がNoとなり、ステップ717の判断を経て、C
PU102は、変数Uが“1”以上かを判断するが(S
704)、変数Uが1であるため(S704:Ye
s)、変数Uから“1”を減じる(S706)。そし
て、特別図柄表示装置34の図柄の変動を開始する(S
708)。
【0105】その後、大当たりが発生しているか否かに
基づき停止図柄の選択及び、図柄停止時の態様を決定す
る。即ち、CPU102は、先ず、通常確率状態かを判
断し(S710)、通常確率状態の際には(S710:
Yes)、上述したステップ508にて設定した乱数値
が、大当たりの乱数値“7”、“327”であるかを判
断する(S712)。ここで、乱数値が“7”又は“3
27”の場合には(S712:Yes)、大当たりを発
生させるためステップ723へ進み、他方、乱数値が
“7”又は“327”以外の場合には(S712:N
o)、はずれとするためステップ1600へ移行する。
【0106】ここで、上述した通常確率状態かの判断の
ステップ710の判断がNoの際には、低高確率フラグ
がオンかを判断する(S714)。低高確率状態の際に
は(S714:Yes)、上述したステップ508にて
設定した乱数値が、大当たりの乱数値“7”、“16
7”、“327”、“487”であるかを判断する(S
716)。ここで、乱数値が“7”、“167”、“3
27”、“487”の場合には(S716:Yes)、
ステップ723へ進み、他方、乱数値が“7”、“16
7”、“327”、“487”以外の場合には(S71
6:No)、ステップ1600へ移行する。
【0107】一方、上述した低高確率状態かの判断のス
テップ714の判断がNoの際には、中高確率状態かを
判断する(S718)。中高確率状態の際には(S71
8:Yes)、上述したステップ508にて設定した乱
数値が、大当たりの乱数値“7”、“87”、“16
7”、“247”、“327”、“407”、“48
7”、“567”であるかを判断する(S720)。こ
こで、乱数値が“7”、“87”、“167”、“24
7”、“327”、“407”、“487”、“56
7”の場合には(S720:Yes)、ステップ723
へ進み、他方、乱数値が上記以外の場合には(S72
0:No)、ステップ1600へ移行する。
【0108】他方、上述した中高確率状態かの判断のス
テップ718の判断がNoの際に、即ち、高高確率状態
の際には、上述したステップ508にて設定した乱数値
が、大当たりの乱数値“7”、“47”、“87”、
“127”、“167”、“207”、“247”、
“287”、“327”、“367”、“407”、
“447”、“487”、“527”、“567”、
“607”であるかを判断する(S722)。ここで、
乱数値が“7”、“47”、“87”、“127”、
“167”、“207”、“247”、“287”、
“327”、“367”、“407”、“447”、
“487”、“527”、“567”、“607”の場
合には(S722:Yes)、ステップ723へ進み、
他方、乱数値が上記以外の場合には(S722:N
o)、ステップ1600へ移行する。
【0109】ここで、上記ステップ712,716,7
20,722の判断がYes、即ち、大当たりが発生し
た際には、図柄の変動回数を示すNを0に初期化してか
ら(S723)、大当たりフラグを設定し(S72
4)、111,333等の大当たり図柄を選出する(S
1100)。そして、停止時の態様としてリーチ態様を
セットし(S1200)、特別図柄の変動時間を設定す
る特別図柄変動タイマをスタートさせる(S726)。
【0110】他方、上記ステップ712,716,72
0,722の判断がNo、即ち、はずれとなった際に
は、ステップ1600へ進み、図柄の変動回数を示すN
を調整してから、ステップ1300へ進み、123,1
24等のはずれ図柄を選択するためのはずれ図柄選択処
理を行い、ステップ1400へ進み、はずれ態様で図柄
変動の停止を設定した後、特別図柄変動タイマをスター
トさせる(S726)。
【0111】上述したステップ708にて特別図柄表示
装置34の図柄変動を開始すると、次のマシンサイクル
において、ステップ702の判断において、図柄変動中
かの判断がYesとなり、CPU102は、先ず、上述
したステップ726にて設定した図柄変動タイマがタイ
ムアップしたかを判断する(S728)。ここで、変動
時間の経過により図柄停止タイマがタイムアップするま
では(S728:No)、図柄の変動を継続する(S7
30)。
【0112】そして、図柄変動タイマがタイムアップす
ると(S728:Yes)、CPU102は、各変動停
止態様で図柄変動を停止する(S734)。即ち、リー
チ態様ではない通常のハズレが設定されている時には、
通常の図柄停止を行い、リーチが設定されているときに
は、リーチ態様で図柄変動を停止する。そして、大当た
りフラグが設定されているかを判断し(S736)、大
当たりフラグが設定されているときには(S736:Y
es)、後述する高高確率フラグ、中高確率フラグ、低
高確率フラグをオフし(S738)、特別図柄変動処理
のサブルーチン処理を終了する。
【0113】上記ステップ1100での大当たり図柄選
択処理について、図10を参照して更に詳細に説明す
る。先ず、図21に示すステップ510にて抽出した図
32(B)に示す0〜11の12個の乱数(大当り図柄
決定乱数E)“0”か判断する(S1104)、ここ
で、乱数が“0”の際には(S1104:Yes)、大
当たり図柄として000を設定する(S1106)。上
記ステップ1104がNoの際には、大当り図柄決定乱
数Eが“1”か判断する(S1108)、ここで、乱数
が“1”の際には(S1108:Yes)、大当たり図
柄として111を設定する(S1110)。上記ステッ
プ1108がNoの際には、大当り図柄決定乱数Eが
“2”か判断する(S1112)、ここで、乱数が
“2”の際には(S1112:Yes)、大当たり図柄
として222を設定する(S1114)。上記ステップ
1112がNoの際には、大当り図柄決定乱数Eが
“3”か判断する(S1116)、ここで、乱数が
“3”の際には(S1116:Yes)、大当たり図柄
として333を設定する(S1118)。
【0114】上記ステップ1116がNoの際には、大
当り図柄決定乱数Eが“4”か判断する(S112
0)、ここで、乱数が“4”の際には(S1120:Y
es)、大当たり図柄として444を設定する(S11
22)。上記ステップ1120がNoの際には、大当り
図柄決定乱数Eが“5”か判断する(S1124)、こ
こで、乱数が“5”の際には(S1124:Yes)、
大当たり図柄として555を設定する(S1126)。
上記ステップ1124がNoの際には、大当り図柄決定
乱数Eが“6”か判断する(S1128)、ここで、乱
数が“6”の際には(S1128:Yes)、大当たり
図柄として666を設定する(S1130)。
【0115】上記ステップ1128がNoの際には、大
当り図柄決定乱数Eが“7”か判断する(S113
2)、ここで、乱数が“7”の際には(S1132:Y
es)、大当たり図柄として777を設定する(S11
34)。上記ステップ1132がNoの際には、大当り
図柄決定乱数Eが“8”か判断する(S1136)、こ
こで、乱数が“8”の際には(S1136:Yes)、
大当たり図柄として888を設定する(S1138)。
【0116】上記ステップ1136がNoの際には、大
当り図柄決定乱数Eが“9”か判断する(S114
0)。ここで、乱数が“9”の際には(S1140:Y
es)、大当たり図柄として999を設定する(S11
41)。上記ステップ1140がNoの際には、大当り
図柄決定乱数Eが“10”か判断する(S1142)、
ここで、乱数が“10”の際には(S1142:Ye
s)、大当たり図柄としてYYYを設定する(S114
4)。ここで、乱数が“11”の際には(S1142:
No)、大当たり図柄としてZZZを設定する(S11
46)。
【0117】引き続き、大当たり時のリーチ態様を決定
する図24に示すステップ1200の大当たり図柄変動
態様選択処理について、当該処理のサブルーチンを示す
図26のフローチャートを参照して詳細に説明する。先
ず、図32(D)に示す0〜127の128個の乱数
(大当たり図柄変動態様選択乱数)の内の1つを抽出す
る(S1201)。そして、抽出した乱数の値が0〜1
6かを判断する(S1202)。ここで、乱数が0〜1
6の際には(S1202:Yes)、通常リーチを設定
する(S1204)。他方、乱数が0〜16でない時に
は(S1202:No)、抽出した乱数の値が17〜7
1かを判断する(S1206)。ここで、乱数が17〜
71の際には(S1206:Yes)、ロングリーチを
設定する(S1208)。乱数が72〜127の時には
(S1206:No)、スーパーリーチを設定する(S
1210)。
【0118】上述したはずれ時にはずれ図柄を選択する
図24に示すステップ1300のはずれ特別図柄A・B
・C図柄選択処理について、当該処理のサブルーチンを
示す図27のフローチャートを参照して詳細に説明す
る。先ず、図32(C)に示す0〜9の10個のはずれ
特別図柄選択乱数を用いて、特別図柄表示装置34の各
表示部34A、34B、34Cの各図柄を選択する(S
1302)。即ち、表示部34Aに乱数“0”が抽出さ
れた際には図柄0が、表示部34Bに乱数“1”が抽出
された際には図柄1が、表示部34Cに乱数“2”が抽
出された際には図柄2、即ち、012の図柄が選択され
る。
【0119】次に、選択した図柄が000等の大当たり
図柄かを判断し(S1304)、大当たり図柄となる際
には(S1304:Yes)、特別図柄A(表示部34
A)の図柄を+1コマ分移動する(S1306)。例え
ば、000の図柄を選択した際には100の図柄とす
る。
【0120】引き続き、はずれ時のリーチ態様を決定す
る図24に示すステップ1400のはずれ変動態様選択
処理について、当該処理のサブルーチンを示す図28の
フローチャートを参照して詳細に説明する。先ず、はず
れ特別図柄のA図柄とB図柄とが同じリーチ図柄(例え
ば、115)かを判断する(S1402)。ここで、リ
ーチ図柄でない際には(S1402:No)、リーチ態
様ではない通常停止を設定する(S1404)。他方、
リーチ図柄の場合には(S1402:Yes)、はずれ
特別図柄のCの値がAの+1又は−1か(例えば、11
2,110)かを判断する(S1406)。ここで、+
1又は−1ではない際には(S1406:No)、通常
リーチを設定する(S1408)。
【0121】一方、+1又は−1の場合には(S140
6:Yes)、図16(F)に示す0〜127の128
個の乱数(はずれ図柄変動態様選択乱数)の内の1つを
抽出する(S1409)。そして、抽出した乱数の値が
0〜100かを判断する(S1410)。ここで、乱数
が0〜100の際には(S1410:Yes)、通常リ
ーチを設定する(S1412)。他方、乱数が0〜10
0でない際には(S1410:No)、乱数が101〜
122か判断し(S1414)、乱数が101〜122
の場合には(S1414:Yes)、ロングリーチを設
定し(S1416)、乱数が123〜127のときには
(S1414:No)、スーパーリーチを設定する(S
1418)。
【0122】図22のステップ1300における大入賞
口制御処理について図29に示すサブルーチンを参照し
て説明する。まず、大当たりフラグが設定されているか
の判断(S1502:Yes)を経て、大入賞口の開放
時間中(30秒)か判断する(S1504)、最初の動
作は大入賞口の開放時間中ではないので(S1504:
No)、ステップ1530へ進み、開放後のインターバ
ル時間かを判断する。最初の場合は大当りと判定された
判定後インターバル時間なので(S1530:No)、
ステップ1538へ進み、R=16かを判断する。ここ
で、Rはラウンド数で1R終了後に特定領域を通過する
と+1されるものであり、これは今時点ではまだR=0
なので(S1538:No)、ステップ1540へ進
み、判定後インターバル時間タイマがタイムアップした
かを判断する。ここで、判定後インターバル時間とは、
大当りが確定して、大入賞口が開放するまでの時間であ
る。該設定時間に達すると(S1540:Yes)、ス
テップ1534へ進み、大入賞口の30秒の開放時間を
設定してから、大入賞口を開放させる(S1536)。
【0123】次のマシンサイクルにおいて、ステップ1
504での大入賞口は開放時間中かの判断が、今度は開
放時間中であるので(S1504:Yes)、ステップ
1506へ進む。該ステップ1506では、大入賞口開
放時間タイマがタイムアップしたかを判断する。ここで
は、大入賞口を開放したばかりなので(S1506:N
o)、ステップ1508へ進み、CPU102は、カウ
ントSW:ONかを判断する(S1508)。ここで、
カウントスイッチを通過していなかったら(S150
8:No)、処理を終了する。他方、通過した場合は
(S1508:Yes)、ステップ1510へ進み、R
=15かを判断する。ここで、大入賞口を開放するのは
最初なので(S1510:No)、ステップ1512へ
進み、特定領域SW:ONかを判断する。このステップ
1512では、遊技球が大入賞口51へ入賞した際に特
定領域を通過したなら(S1512:Yes)、ステッ
プ1514へ進み、通過していなければ(S1512:
No)、ステップ1516へ進む。ここでは通過したと
して説明を続ける(ステップ1516:Yes)。該通
過により、特定領域SWはON状態になる(S151
4)。次にカウント数≧9か、即ち、大入賞口に遊技球
がおおむね9個入賞したかを判断する(S1516)。
大入賞口への入賞により、9カウントになると(S15
16:Yes)、ステップ1518へ進み、大入賞口閉
口コマンドの指示を出して、大入賞口51を閉じる。
【0124】そして、ステップ1520へ進み、特定領
域SWはON状態になっているかを判断する。ここで
は、上述したようにON状態になっているので(S15
20:Yes)、ステップ1522へ進み、特定領域S
WをOFF状態にする。引き続き、ステップ1524へ
進み、大入賞口に入賞したカウント数をリセットした
後、ステップ1526へ進み、R=R+1にする。上述
したようにRはラウンドが開放した数を指し、大入賞口
が閉口して、特定領域SWがONされていれば、それを
1回として数える。
【0125】次のマシンサイクルで、ステップ1530
での開放後インターバル時間かの判断が、今度は開放後
インターバル時間なので(S1530:Yes)、ステ
ップ1532まで進む。開放後インターバル時間がタイ
マタイムアップとなると(ステップ1532:Ye
s)、ステップ1534へ進んで、大入賞口び開放時間
を設定してから、再び大入賞口を開放する(S153
6)。
【0126】引き続き、大入賞口の開放を16回繰り返
した際の処理の流れを説明する。16R目では、それま
でに大入賞口が連続して開いた回数は15回なのでR=
15となる。まず大入賞口開放時間中であるとして(S
1504:Yes)、ステップ1506へ進み、大入賞
口開放時間タイマがタイムアップするまでは(S150
6:No)、ステップ1508へ進み、カウントSW:
ONかの判断で、カウントスイッチを通過した場合は
(S1508:Yes)、ステップ1510へ進み、R
=15かを判断する。ここではR=15になっているた
め(S1510:Yes)、特定領域SWをON状態に
することなく、ステップ1516へ移行する。ステップ
1516の判断でカウント数≧9になることで(S15
16:Yes)、ステップ1518へ進み、大入賞口閉
口コマンドの指示を出力してから、ステップ1520へ
進み、特定領域SWはON状態かを判断する。上述した
ようにR=15となっており、特定領域SWはON状態
にしていないため(S1520:No)、ステップ15
28へ進み、Rが16にされる。
【0127】次回のマシンサイクルで、ステップ150
4における大入賞口は開放時間中かの判断において、現
在の状態は最終ラウンドが終了しているので(S150
4:No)、ステップ1530へ進む。該ステップ15
30での開放後インターバル時間かの判断で、今の状態
は大当りが終了して終了デイレー時間に入るので(S1
530:No)、ステップ1538へ移行する。該ステ
ップ1538でのR=16かの判断で、現時点でR=1
6であるので(S1538:Yes)、ステップ154
2へ進み、終了ディレー時間タイマがタイムアップかを
判断する。ここで、タイムアップが未だなら(S154
2:No)、当該処理を終了する。他方、タイムアップ
すれば(S1542:Yes)、ステップ1544へ進
み、Rをリセットしてから、大当りフラグをOFFにし
(S1546)、図中Aで示す確率設定動作を行う。
【0128】この確率設定処理について、当該処理のサ
ブルーチンを示す図30のフローチャートを参照して説
明する。先ず、図23を参照して上述したかステップ5
10にて抽出した乱数Eに基づく図柄が確率変動図柄
(111,333,555,777,999の奇数図柄
及びZZZ図柄)であるかを判断する(S1550)。
ここで、確率変動図柄でない時は(S1550:N
o)、処理を終了する。一方、確率変動図柄の際には
(S1550:Yes)図図23を参照して上述したか
ステップ514にて抽出した乱数(高確率種類決定乱
数)Gが“2”かを判断する(S1551)。乱数Gが
“2”の際には(S1551:Yes)、低高確率を設
定するための低高確率フラグをオンする(S155
2)。一方、“2”では無い場合には(S1550:N
o)、乱数Gが“1”かを判断する(S1554)。
“1”の際には(S1554:Yes)、中高確率を設
定するための中高確率フラグをオンする(S155
6)。一方、“1”では無い場合には(S1554:N
o)、即ち、乱数Gが“0”の際には、高高確率を設定
するための高高確率フラグをオンする(S1558)。
【0129】引き続き、変動回数を設定する。先ず、ス
テップ1570にて、上記ステップ512にて抽出した
高確率状態回数決定乱数Fが、“2”か判断する。ここ
で、乱数Fが“2”の時には、継続回数Nとして100
00回、事実上次回の大当たりの発生までを設定する
(S1572)。そして、乱数Fが“2”でない時に
は、乱数Fが“1”かを判断する(S1574)。乱数
Fが“1”の時には(S1574:Yes)、継続回数
Nとして100回を設定する(S1576)。他方、乱
数Fが“0”の際には(S1574:No)、継続回数
Nとして50回を設定する(S1578)。
【0130】引き続き、特別図柄変動処理における変動
回数を計数するステップ1600の処理(B)につい
て、図31のフローチャートを参照して説明する。この
第2実施形態のパチンコ機では、大当たりが発生しない
場合には(図24に示すS712,S716、S72
0,S722:No)、変動回数を計数するステップ1
600の処理(B)へ移行する。
【0131】先ず、はずれとなった際には、変動回数N
から1を減算する(S1601)。そして、残りの変動
回数を図3を参照して上述した図柄表示装置34の一部
に表示する(S1602)。具体的には、Nが100を
越える場合には、“次回まで”と表示し、Nが1〜10
0の時には、その回数、例えば“69”を表示する。そ
の後、変動回数Nが“0”か判断する(S1604)。
ここで、変動回数Nが“0”になった際には(S160
4:Yes)、高高確率フラグ又は低高確率フラグが設
定されているかを判断し(S1605)、フラグが設定
されているときには(S1605:Yes)、低高確率
フラグ、高高確率フラグをオフし、中高確率フラグをオ
ンする(S1606)。これにより、上記所定回数の経
過により、高高確率状態では、大当たりの発生確率が相
対的に低い中高確率状態へ移行し、低高確率状態では、
大当たりの発生確率が相対的に高い中高確率状態へ移行
する。なお、中高確率状態では、そのまま中高確率状態
が維持されることになる。
【0132】引き続き、高高確率フラグがオンされてい
るかを判断し(S1608)、高高確率フラグがオンさ
れているときには(S1608:Yes)、図21を参
照して上述した高高確率表示ランプ97Cを点灯し(S
1610)、高高確率状態であることを遊技者に知らし
める。一方、高高確率フラグがオンされていない時には
(S1608:No)、中高確率フラグがオンされてい
るかを判断し(S1612)、中高確率フラグがオンさ
れているときには(S1612:Yes)、図21を参
照して上述した中高確率表示ランプ97Bを点灯する
(S1614)。一方、中高確率フラグがオンされてい
ない時には(S1616:No)、低高確率フラグがオ
ンされているかを判断し(S1616)、低高確率フラ
グがオンされているときには(S1616:Yes)、
図21を参照して上述した低高確率表示ランプ97Aを
点灯する(S1618)。他方、高高確率フラグ、中確
率フラグ、低確率フラグがオフされている時には(S1
620:Yes)、低高確率表示ランプ97A、中高確
率表示ランプ97B、高高確率表示ランプ97Cを消灯
する(S1622)。
【0133】なお、上述した第1、第2実施形態では、
高確率状態として、高高確率状態、中高確率状態、低高
確率状態の3種類を設けたが、高確率状態として、高高
確率状態、低高確率状態の2種類を設けることで、十分
に遊技に変化を与えることができる。また、高確率状態
は、4種類以上設定することも可能である。
【0134】
【発明の効果】以上記述したように、本発明のパチンコ
機では、大当たりの発生する高確率を複数設けてあるた
め、高確率状態に変化を与えることで遊技の興趣を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の正面
図である。
【図2】図1に示すパチンコ機の遊技領域の正面図であ
る。
【図3】図2に示すセンターケースの正面図である。
【図4】図1に示すパチンコ機の制御装置のブロック図
である。
【図5】第1実施形態に係るパチンコ機を制御するため
のメインルーチンのフローチャートである。
【図6】図5に示す普通図柄始動処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図7】図5に示す普通図柄・普通電役制御処理のサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図8】図5に示す特別図柄始動処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図9】図5に示す特別図柄変動処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図10】図9に示す大当たり図柄選択処理処理のサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図11】図9に示す大当たり図柄変動態様選択処理の
サブルーチンのフローチャートである。
【図12】図9に示すはずれ特別図柄A・B・C選択処
理のサブルーチンのフローチャートである。
【図13】図9に示すはずれ変動態様選択処理のサブル
ーチンのフローチャートである。
【図14】図5に示す大入賞口制御処理のサブルーチン
のフローチャートである。
【図15】図14に示すA部のサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図16】図16(A)及び図16(B)は、大当たり
及当たり発生になるかどうかの決定する乱数値を示す説
明図であり、図16(C)及び図16(D)は、大当た
り図柄及びはずれ図柄を選択する乱数値を示す説明図で
あり、図16(E)及び図16(F)は、リーチ態様を
選択する乱数値を示す説明図であり、図16(G)は、
高確率状態の継続回数を選択する乱数値を示す説明図で
ある。
【図17】第1実施形態の改変例に係るパチンコ機の特
別図柄始動処理のサブルーチンのフローチャートであ
る。
【図18】第1実施形態の改変例に係るパチンコ機の特
別図柄変動処理のサブルーチンのフローチャートであ
る。
【図19】図18に示す特別図柄変動処理のB部のサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図20】第1実施形態の改変例に係るパチンコ機の大
入賞口制御処理におけるA部のサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図21】第2実施形態に係るパチンコ機のセンターケ
ースの正面図である。
【図22】第2実施形態に係るパチンコ機を制御するた
めのメインルーチンのフローチャートである。
【図23】図22に示す特別図柄始動処理のサブルーチ
ンのフローチャートである。
【図24】図22に示す特別図柄変動処理のサブルーチ
ンのフローチャートである。
【図25】図24に示す大当たり図柄選択処理のサブル
ーチンのフローチャートである。
【図26】図24に示す大当たり図柄変動態様選択処理
のサブルーチンのフローチャートである。
【図27】図24に示すはずれ特別図柄A・B・C選択
処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図28】図24に示すはずれ変動態様選択処理のサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図29】図22に示す大入賞口制御処理のサブルーチ
ンのフローチャートである。
【図30】図29に示す大入賞口制御処理におけるA部
のサブルーチンのフローチャートである。
【図31】図24に示す特別図柄変動処理におけるB部
のサブルーチンのフローチャートである。
【図32】図32(A)は、大当たり発生を決定する乱
数値を示す説明図であり、図32(B)及び図32
(C)は、大当たり図柄及びはずれ図柄を選択する乱数
値を示す説明図であり、図32(D)及び図32(E)
は、リーチ態様を選択する乱数値を示す説明図であり、
図32(F)は、高確率状態の継続回数を選択する乱数
値を示す説明図であり、図32(G)は、高確率状態の
種類を選択する乱数値を示す説明図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機 30 センターケース 34 図柄表示装置 34A 第1表示部 34B 第2表示部 34C 第3表示部 41 第1種始動口 51 大入賞口 97A 低高確率表示ランプ 97B 中高確率表示ランプ 97C 高高確率表示ランプ 102 CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄を可変表示する図柄表示装置
    と、該図柄表示装置を可変表示させる始動領域と、該図
    柄表示装置の停止表示する図柄の組み合わせが当たり態
    様の時に遊技者に不利な第1状態から遊技者に有利な第
    2状態に可変可能な変動入賞装置とを備え、 前記当たり態様の内の複数の特別態様のいずれかで前記
    図柄表示装置が停止表示された際に、所定期間中、前記
    当たり態様で前記図柄表示装置が停止表示される確率が
    高確率になるパチンコ機において、 前記複数の特別態様のいずれかで前記図柄表示装置が停
    止表示された際の前記高確率を、前記複数の特別態様に
    対応させて複数種類設けたことを特徴とするパチンコ
    機。
  2. 【請求項2】 複数の図柄を可変表示する図柄表示装置
    と、該図柄表示装置を可変表示させる始動領域と、該図
    柄表示装置の停止表示する図柄の組み合わせが当たり態
    様の時に遊技者に不利な第1状態から遊技者に有利な第
    2状態に可変可能な変動入賞装置とを備え、 前記当たり態様の内の複数の特別態様のいずれかで前記
    図柄表示装置が停止表示された際に、所定期間中、前記
    当たり態様で前記図柄表示装置が停止表示される確率が
    高確率になるパチンコ機において、 前記当たり態様で前記図柄表示装置が停止表示する前記
    高確率を、複数種類設けたことを特徴とするパチンコ
    機。
  3. 【請求項3】 複数の図柄を可変表示する図柄表示装置
    と、該図柄表示装置を可変表示させる始動領域と、該図
    柄表示装置の停止表示する図柄の組み合わせが当たり態
    様の時に遊技者に不利な第1状態から遊技者に有利な第
    2状態に可変可能な変動入賞装置とを備え、 前記当たり態様の内の複数の特別態様のいずれかで前記
    図柄表示装置が停止表示された際に、所定期間中、前記
    当たり態様で前記図柄表示装置が停止表示される確率が
    高確率になるパチンコ機において、 前記所定期間の内容が複数種類設けてあることを特徴と
    するパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記高確率が維持されている状態におい
    て、前記複数の高確率状態のいずれであるかを表示する
    表示手段を設けたことを特徴とする請求項2のパチンコ
    機。
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