JP2001103832A - 穀粒排出装置 - Google Patents

穀粒排出装置

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JP2001103832A
JP2001103832A JP29041699A JP29041699A JP2001103832A JP 2001103832 A JP2001103832 A JP 2001103832A JP 29041699 A JP29041699 A JP 29041699A JP 29041699 A JP29041699 A JP 29041699A JP 2001103832 A JP2001103832 A JP 2001103832A
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JP
Japan
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cylinder
grain
horizontal
discharge cylinder
discharging cylinder
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JP29041699A
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English (en)
Inventor
Akira Nosaka
晃 野坂
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取作業や路上走行時の機体振動に伴う横穀
粒排出筒の揺れを軽減させ、該横穀粒排出筒の支持部の
変形や、破損を防止する。 【解決手段】 コンバイン等の走行機体に搭載された穀
粒タンク4から穀粒を排出する穀粒排出装置を、前記穀
粒タンク4に連通する縦穀粒排出筒8と、該縦穀粒排出
筒8に連設して水平旋回及び起伏作動する横穀粒排出筒
9から構成したものにおいて、前記横穀粒排出筒9を筒
方向に伸縮可能に構成すると共に、該横穀粒排出筒9が
機体上の格納位置にある時は、前記横穀粒排出筒9の伸
作動を規制する手段を設けると共に、横穀粒排出筒9が
格納位置に移動すると自動的に縮作動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等に設
けられる穀粒排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の穀粒排出装置において
は、横穀粒排出筒を伸縮可動自在に構成することによ
り、運搬車等への位置合わせをしやすくすることが既に
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来のもの
は、横穀粒排出筒を格納位置において伸長させた状態
で、刈取作業や路上走行すると、機体振動によって長い
横穀粒排出筒が揺れ、横穀粒排出筒の支持部が変形した
り、破損する恐れがあった。また横穀粒排出筒が、機体
より突出している状態での機体旋回操作は、特に周囲の
安全に注意を払う必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
実状に基づく課題を解決することを目的として創案され
たものであって、コンバイン等の走行機体に搭載された
穀粒タンクから穀粒を排出する穀粒排出装置を、前記穀
粒タンクに連通する縦穀粒排出筒と、該縦穀粒排出筒に
連設して水平旋回及び起伏作動する横穀粒排出筒から構
成したものにおいて、前記横穀粒排出筒を筒方向に伸縮
可能に構成すると共に、該横穀粒排出筒が機体上の格納
位置にある時は、前記横穀粒排出筒の伸作動を規制する
手段を設けたことを第1の特徴としている。
【0005】そして、上記横穀粒排出筒が格納位置に移
動すると、自動的に縮作動するように構成したことを第
2の特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図面において1はコンバインであって、
該コンバイン1は、穀稈を刈取る前処理部2、刈取った
穀稈から穀粒を脱穀し、かつ穀粒の選別を行う脱穀部
3、選別済みの穀粒を貯溜する穀粒タンク4、脱穀済み
の排稈を排出処理する後処理部5、クローラ式の走行部
6、各種の操作具が配設される操作部7等で構成される
が、これの基本構成は何れも従来通りである。
【0007】前記穀粒タンク4の底部には、該穀粒タン
ク4に連通する縦穀粒排出筒8が立設され、さらに該縦
穀粒排出筒8の上端部に連通して横設させた横穀粒排出
筒9とにより穀粒排出装置が構成されている。そして、
上記縦穀粒排出筒8及び横穀粒排出筒9は、外周に螺旋
体が固設された螺旋軸を内装してなり、該螺旋軸の回転
により穀粒が移送される。
【0008】また、上記縦穀粒排出筒8の底部近傍には
外周ギア10が付設されており、該外周ギア10と歯合
するピニオン11を固設した電動モータ12の駆動によ
って、該縦穀粒排出筒8と共に、その上端部に連通して
横設させた横穀粒排出筒9が水平旋回する。そして、上
記縦穀粒排出筒8と横穀粒排出筒9の連結部には、該横
穀粒排出筒9を起伏作動させる油圧シリンダ13が設け
られている。
【0009】上記横穀粒排出筒9は、固定筒9aと、該
固定筒9aに嵌装される可動筒9bからなり、固定筒9
aから筒方向に延設させた螺杆14を、固定筒9aに付
設した電動モータ15で正逆転駆動することによって、
これに螺合する螺子ボス16を付設した可動筒9bを筒
方向に伸縮可動するように構成されている。そして、脱
穀部3の内側部側面に付設された支持部材17の上部に
は、一対の遊転ローラ18からなる上記可動筒9bを案
内する横穀粒排出筒受け部を設け、上記横穀粒排出筒9
が機体上の格納位置にある時は、可動筒9bの伸縮作動
を遊転ローラ18により円滑に行えるように構成してい
る。
【0010】また、前記穀粒タンク4に連通している揚
穀筒19の下部において、揚穀筒19と連結する一番螺
旋の中途部Aで、ドッグラッチ等により螺旋軸及び筒を
断続可能に分断し、該穀粒タンク4と、それに支持固定
された揚穀筒19とを一体で、縦穀粒排出筒8中心に水
平回動するように構成させることによって、脱穀部3の
内側部の整備性を向上させている。
【0011】次に、縦穀粒排出筒8に連設してなる横穀
粒排出筒9の作動について図4〜図7に示すフローチャ
ートで説明する。前記横穀粒排出筒9は、先端の穀粒放
出口20を運搬車等の貯溜タンクに位置合わせするた
め、起伏、旋回、伸縮の作動がなされる。即ち、横穀粒
排出筒9の前記動作のうち起伏、旋回については、運転
席21の後方に設けられた起伏・旋回レバー22を操作
し、伸縮ついては、伸縮スイッチ23a、23bを操作
することによって前記各作動がなされる。
【0012】まず、横穀粒排出筒9は、横穀粒排出筒受
け部に受けられて格納位置にある状態から、中立状態に
ある起伏・旋回レバー22を上げ方向に操作すると上げ
スイッチがONとなり、前記縦穀粒排出筒8と横穀粒排
出筒9の連結部に付設されている油圧シリンダ13が伸
作動して、横穀粒排出筒9は上昇する。逆に起伏・旋回
レバー22を下げ方向に操作すると下げスイッチがON
となり、上記油圧シリンダ13が縮作動して、横穀粒排
出筒9は降下する。上記起伏・旋回レバー22を中立状
態に戻せば、該当する上げ、又は下げスイッチがOFF
となり、上記油圧シリンダ13の作動が停止する。した
がって、上記操作の繰り返しにより、横穀粒排出筒9を
所望の高さに配置すれば良い。また、前述した一対の遊
転ローラ18からなる横穀粒排出筒受け部近傍には、横
穀粒排出筒9の格納スイッチ24が設けてあり、横穀粒
排出筒9が降下して格納スイッチ24がONになると、
上記油圧シリンダ13の作動は停止する。
【0013】次に、上記操作により所望の高さとなった
横穀粒排出筒9を旋回させて、その先端の穀粒放出口2
0を運搬車等の貯溜タンクに位置合わするには、中立状
態にある起伏・旋回レバー22を左右何れかの所望の旋
回方向に操作すると、該当する左又は右旋回スイッチが
ONとなり、前述した縦穀粒排出筒8の底部近傍に付設
された外周ギア10と歯合するピニオン11を固設した
電動モータ12の駆動によって、縦穀粒排出筒8と共に
横穀粒排出筒9が所望方向に旋回する。上記起伏・旋回
レバー22を中立状態に戻せば、該当する旋回スイッチ
がOFFとなり、電動モータ12の駆動は停止する。し
たがって、上記操作の繰り返しにより、横穀粒排出筒9
を所望の旋回位置に位置合わせすれば良い。尚、横穀粒
排出筒9の左右旋回角度を、適当な範囲に規制するため
の左右リミットスイッチ25a・25bが、縦穀粒排出
筒8の下部近傍に設けられている。
【0014】次に、手動操作による横穀粒排出筒9の伸
縮作動について説明する。横穀粒排出筒9の伸縮は、運
転席21の後方に設けられた伸スイッチ23a、又は縮
スイッチ23bを操作することによりなされる。即ち、
螺杆14のストッパー部14aと可動筒9bに付設した
縮リミットスイッチ26か、又は伸リミットスイッチ2
7が接触して、該リミットスイッチ26、27がONと
なるまでの範囲内で、固定筒9aに付設した電動モータ
15によって、可動筒9bを伸縮作動させることができ
る。上述した一連の操作を実施することにより、横穀粒
排出筒9のの先端の穀粒放出口20を、所望の運搬車等
の貯溜タンクに位置合わせできる。
【0015】次に、横穀粒排出筒9の伸縮制御につい
て、図7に示すフローチャートで説明する。該伸縮制御
は、マイクロコンピュータユニットで構成する制御部に
おいて自動制御される。上記マイクロコンピュータユニ
ットにおいて、自動制御をON、OFFする自動制御ス
イッチをONにする。そして、横穀粒排出筒9が格納位
置に移動して、格納スイッチ24がONの状態となった
時、つまり前述した一対の遊転ローラ18からなる可動
筒9bを案内する横穀粒排出筒受け部に、可動筒9bが
受けられて、横穀粒排出筒9が格納状態となると、螺杆
14のストッパー部14aと縮リミットスイッチ26が
接触していない状態であれば、縮リミットスイッチ26
はOFFであり、その時は、固定筒9aに付設した電動
モータ15によって、可動筒9bが自動的に縮作動する
ように自動制御される。そして、上記可動筒9bの縮作
動によって、螺杆14のストッパー部14aと縮リミッ
トスイッチ26が接触して、縮リミットスイッチ26が
ONとなれば、上記電動モータ15の駆動は停止する。
又、横穀粒排出筒9が、横穀粒排出筒受け部に受けられ
て格納位置にある時は、前記可動筒9bを伸作動できな
いように規制する手段が設けてある。即ち、自動制御ス
イッチがONの時、格納スイッチ24がONであれば、
伸スイッチ23を操作しても電動モータ15は伸作動し
ない。このように横穀粒排出筒9が格納位置では、可動
筒9bが自動的に縮作動し、また伸作動は規制されるの
で、横穀粒排出筒9は機体から突出することがない。し
たがって、刈取作業や路上走行時の機体振動に付随する
横穀粒排出筒9の揺れを軽減することができるので、横
穀粒排出筒9の支持部が変形したり、破損する恐れが殆
どなくなると共に、機体の旋回操作が安全に行える。
尚、上記一実施態様では、横穀粒排出筒9が格納位置に
移動すると、自動的に縮作動するように構成したが、横
穀粒排出筒9の格納位置での伸作動が規制されれば、例
えば横穀粒排出筒9が排出位置から格納位置まで移動す
る間に、可動筒9bが自動的に縮作動するように構成し
てもよく、また手動で縮作動させてもよい。
【0016】一方、自動制御スイッチをOFFの状態に
すると、上記自動制御は解除され、格納スイッチ24の
ON、OFFにかかわらず、横穀粒排出筒9の伸縮は、
伸縮スイッチ23a、23bによって自由に行うことが
できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、コンバイン等の走行機体に搭
載された穀粒タンク4から穀粒を排出する穀粒排出装置
を、前記穀粒タンク4に連通する縦穀粒排出筒8と、該
縦穀粒排出筒8に連設して水平旋回及び起伏作動する横
穀粒排出筒9から構成したものにおいて、前記横穀粒排
出筒9を筒方向に伸縮可能に構成すると共に、該横穀粒
排出筒9が機体上の格納位置にある時は、前記横穀粒排
出筒9の伸作動を規制する手段を設けたことによって、
格納位置にある横穀粒排出筒9が不用意に伸長して突出
することがないので、刈取作業や路上走行時の機体振動
に付随する横穀粒排出筒9の揺れを軽減することがで
き、横穀粒排出筒9の支持部が変形したり、破損する恐
れが殆どなくなる。また上記横穀粒排出筒9が格納位置
に移動すると、自動的に縮作動するように構成すれば、
上記効果が一層助長される。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】コンバインの平面図である。
【図3】コンバインの断正面図である。
【図4】横穀粒排出筒の全体制御を示すフローチャート
である。
【図5】横穀粒排出筒の起伏制御を示すフローチャート
である。
【図6】横穀粒排出筒の旋回制御を示すフローチャート
である。
【図7】横穀粒排出筒の伸縮制御を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 前処理部 3 脱穀部 4 穀粒タンク 5 後処理部 6 走行部 7 操作部 8 縦穀粒排出筒 9 横穀粒排出筒 9a 固定筒 9b 可動筒 10 外周ギア 11 ピニオン 12 電動モータ 13 油圧シリンダ 14 螺杆 14a ストッパー部 15 電動モータ 16 螺子ボス 17 支持部材 18 遊転ローラ 19 揚穀筒 20 穀粒放出口 21 運転席 22 起伏・旋回レバー 23a 伸スイッチ 23b 縮スイッチ 24 格納スイッチ 25a 左リミットスイッチ 25b 右リミットスイッチ 26 縮リミットスイッチ 27 伸リミットスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンバイン等の走行機体に搭載された穀
    粒タンク(4)から穀粒を排出する穀粒排出装置を、前
    記穀粒タンク(4)に連通する縦穀粒排出筒(8)と、
    該縦穀粒排出筒(8)に連設して水平旋回及び起伏作動
    する横穀粒排出筒(9)から構成したものにおいて、前
    記横穀粒排出筒(9)を筒方向に伸縮可能に構成すると
    共に、該横穀粒排出筒(9)が機体上の格納位置にある
    時は、前記横穀粒排出筒(9)の伸作動を規制する手段
    を設けたことを特徴とする穀粒排出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、横穀粒排出筒(9)
    が格納位置に移動すると、自動的に縮作動するように構
    成したことを特徴とする穀粒排出装置。
JP29041699A 1999-10-13 1999-10-13 穀粒排出装置 Pending JP2001103832A (ja)

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