JP2001102527A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2001102527A
JP2001102527A JP27469799A JP27469799A JP2001102527A JP 2001102527 A JP2001102527 A JP 2001102527A JP 27469799 A JP27469799 A JP 27469799A JP 27469799 A JP27469799 A JP 27469799A JP 2001102527 A JP2001102527 A JP 2001102527A
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film
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semiconductor device
forming
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Naohito Chikamatsu
尚人 親松
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合耐圧を低減し、静電気の放電現象により
素子が破壊することを防御する。 【解決手段】 素子分離領域17aと離間してソース・
ドレイン拡散領域28b及びエクステンション領域25
bを形成することにより、拡散領域のコーナー部41が
形成されている。このため、半導体装置に静電気、高電
界が瞬間的にかかったとき、コーナー部41に電界が集
中にする。つまり、このコーナー部41を介してソフト
ブレークダウンが生じ、このコーナー部41から放電す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、STI(Shallow
Trench Isolation)構造を用いたLSIのESD(Elec
trostatic discharge)回路に係わる半導体装置及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体装置の微細化を図るた
めにSTI(Shallow Trench Isolation)技術が用いら
れている。以下に、STI構造の半導体装置の製造方法
について説明する。
【0003】まず、図18に示すように、熱酸化によ
り、p型のシリコン基板11上に膜厚が例えば10nm
の熱酸化膜12が形成され、この熱酸化膜12上に、L
P−CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、
膜厚が例えば200nmの多結晶シリコン膜13が形成
される。この多結晶シリコン膜13上に、LP−CVD
法により、膜厚が例えば200nmのSiO2膜(シリ
コン酸化膜)14が形成される。次に、写真蝕刻法によ
り、素子領域上のSiO2膜14上にパターニングされ
たレジスト15が形成される。
【0004】次に、図19に示すように、多結晶シリコ
ン膜13に対し選択比をもつ異方性ドライエッチングに
より、レジスト15をマスクとしてSiO2膜14が除
去される。その後、レジスト15が除去される。
【0005】次に、熱酸化膜12に対して選択比が十分
に取れる異方性ドライエッチングにより、パターニング
されたSiO2膜14をマスクとして、多結晶シリコン
膜13が除去される。さらに、パターニングされたSi
2膜14をマスクとして、熱酸化膜12が除去され
る。
【0006】次に、図20に示すように、SiO2膜1
4に対して選択比が十分に取れる異方性ドライエッチン
グにより、シリコン基板11が除去され、深さが例えば
0.5μmの溝部16が形成される。次に、LP−CV
D法により、全面に膜厚が例えば1.5μmのSiO2
膜17が形成される。
【0007】次に、図21に示すように、多結晶シリコ
ン膜13に対して選択比の取れるCMP(Chemical Mec
hanical Polish:化学的機械研磨)法により、SiO2
膜17が平坦化される。次に、NH4F又はドライエッ
チングにより、SiO2膜14及び17が除去され、多
結晶シリコン膜13の表面が露出される。これにより、
STI構造の素子分離領域17aが形成される。
【0008】次に、図22に示すように、熱酸化膜12
と選択比が取れる等方性ドライエッチングにより、多結
晶シリコン13が除去され、熱酸化膜12の表面が露出
される。その後、素子分離領域17aのSiO2膜17
の膜応力を低減するために、例えば1000℃の熱処理
が行われる。
【0009】次に、NH4Fにより、シリコン基板11
上の熱酸化膜12が除去され、例えば800℃の熱酸化
により、再度シリコン基板11上にSiO2膜18が形
成される。
【0010】次に、加速電圧を例えば200keV、ド
ーズ量を例えば8×1012cm-2で、不純物として例え
ばB(ボロン)が注入される。さらに、nMOSFET
のしきい値を制御するため、加速電圧を例えば50ke
V、ドーズ量を例えば1×1013cm-2で、不純物とし
て例えばBが注入される。その後、1000℃、30秒
の熱処理により、導入した不純物(B)の活性化が行わ
れ、シリコン基板11内にpwell領域19が形成さ
れる。
【0011】次に、図23に示すように、シリコン基板
11の表面のSiO2膜18が除去され、750℃の熱
酸化により、再度シリコン基板11上に膜厚が例えば6
nmのゲート絶縁膜20が形成される。
【0012】次に、LP−CVD法により、全面に膜厚
が例えば300nmの多結晶シリコン膜21が形成され
る。次に、写真蝕刻法により、多結晶シリコン膜21上
にパターンニングされたレジスト22が形成される。そ
の後、ゲート絶縁膜20と選択比の十分に取れる異方性
ドライエッチングにより、レジスト22をマスクとして
多結晶シリコン膜21が除去され、ゲート電極21aが
形成される。その後、レジスト22が除去される。
【0013】次に、図24に示すように、800℃の熱
酸化により、全面に膜厚が例えば5nmのSiO2膜2
3が形成される。次に、加速電圧を例えば35keV、
ドーズ量を例えば2×1014cm-2で、不純物として例
えばAs(ヒ素)が注入され、1000℃のN2雰囲気
で30秒の熱処理により、シリコン基板11の表面にsh
allow extension(以下、エクステンション領域と称
す)25が形成される。
【0014】次に、図25に示すように、LP−CVD
法により、全面に膜厚が例えば150nmのSiN膜
(シリコン窒化膜)26が形成される。次に、ゲート絶
縁膜20とエッチング選択比のとれる異方性エッチング
により、SiN膜26が除去され、ゲート電極21aの
側面にSiN膜側壁26aが形成される。
【0015】次に、加速電圧を例えば60keV、ドー
ズ量を例えば5×1015cm-2で、不純物として例えば
Asが注入され、1000℃のN2雰囲気で30秒の熱
処理により、シリコン基板11内にdeep extension(以
下、ソース・ドレイン拡散領域と称す)28が形成され
る。これとともに、ゲート電極21aがn+にドーピン
グされる。その後、NH4Fにより、ゲート電極21a
及びシリコン基板11上のSiO2膜23が除去され
る。
【0016】次に、図26に示すように、全面に高融点
金属膜として膜厚が例えば30/20nmの例えばTi
/TiN膜(チタン/チタンナイトライド膜)29が形
成される。その後、700℃のN2雰囲気中で30秒の
熱処理が行われ、硫酸・過酸化水素水の混合液中にてS
iと未反応のTiが除去される。この後、800℃のN
2雰囲気中で30秒の熱処理が行われ、ゲート電極21
a及びシリコン基板11上に、低抵抗のTiシリサイド
膜29aが形成される。
【0017】次に、図27に示すように、LP−CVD
法により、全面にSiN膜30が形成される。次に、全
面に膜厚が例えば100nmのBPSG膜(若しくは膜
厚が例えば900nmのSiO2膜)31が形成され
る。その後、CMP法により、BPSG膜31が平坦化
される。
【0018】次に、図28に示すように、写真蝕刻法に
より、BPSG膜31上にパターニングされたレジスト
(図示せず)が形成され、SiN膜30とエッチング選
択比のとれる異方性エッチングにより、レジストをマス
クとしてBPSG膜31が除去される。その後、SiN
膜30が選択的に除去され、コンタクトの開口部32が
形成される。その後、レジストが除去される。
【0019】次に、図29に示すように、スパッタリン
グにより、開口部32の底部における膜厚が例えば10
nmの例えばTi膜33が全面に形成される。その後、
例えば600℃のN2雰囲気中で30分の熱処理が行わ
れ、Ti膜33上にTiN膜34が形成される。この
後、CVD法により、TiN膜34上に膜厚が例えば4
00nmのW(タングステン)膜35が形成される。そ
の後、CMP法により、W膜35、TiN膜34、Ti
膜33が除去され、BPSG膜32の表面が露出され
る。これにより、コンタクト36が形成される。
【0020】次に、図30に示すように、全面に膜厚が
例えば5/60nmのTi/TiN膜37が形成され、
このTi/TiN膜37上に膜厚が例えば400nmの
AlCu膜38が形成される。このAlCu膜38上に
膜厚が例えば5/60nmのTi/TiN膜39が形成
され、写真蝕刻法により、Ti/TiN膜39上にパタ
ーニングされたレジスト(図示せず)が形成される。こ
のレジストをマスクとして、異方性エッチングにより、
Ti/TiN膜39、AlCu膜38、Ti/TiN膜
37が除去され、Al配線40が形成される。その後、
レジストが除去される。
【0021】このようなSTI構造の半導体装置は、ソ
ース・ドレイン拡散領域28と素子分離領域17aとが
接する接合のコーナー部41に電界が集中することを防
止できる。このため、接合のコーナー部41のブレーク
ダウンの耐圧を向上することができる。
【0022】ところで、半導体素子の微細化技術の進歩
発展において、CMOSデバイス構造の変更及び微細化
が行われている。このため、半導体素子の設計におい
て、その入出力回路は、信頼性等の製品検査でのハンド
リング時、及びシステム、回路基板へのアセンブリ時に
発生する静電気から製品の内部回路を守ることの重要性
がさらに増している。
【0023】このため、いかなるプロセス技術で実現で
きるLSIでも静電気の放電現象から、LSIが破壊す
ることを防御する必要がある。
【0024】そこで、放電現象からLSIを防御するた
めに、ESD回路(Electrostaticdischarge protectiv
e devices)が用いられている。このESD回路は、図
31に示すように、拡散層の抵抗回路を用い、接合領域
のソフトブレークダウンにより内部の回路を保護してい
る。つまり、半導体基板内に形成される接合領域でソフ
トブレークダウンを生じさせることにより、瞬間的に発
生する電荷を放出し、素子を守るように設計されてい
る。これは、静電気による破壊現象において、発生する
電圧は高いものの放電する電流は微小であるということ
を利用したものである。
【0025】この接合領域のソフトブレークダウンは、
CMOSのLSIにおけるゲート絶縁膜のソフトブレー
クダウンよりも小さい。このため、ゲート絶縁膜の物理
的な破壊が起こる前に、接合領域がソフトブレークダウ
ンを起こす。従って、この接合領域から静電気を放電さ
せることにより、ゲート絶縁膜が破壊することを守って
いた。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
素子の微細化は、配線を含めた性能の改善、低消費電力
化を目的とした低電源電圧化のために、より薄膜のゲー
ト絶縁膜を志向した高電流駆動MOSFETが要求され
ている。また、接合領域に対しては、性能面からより低
容量化が求められている。
【0027】従って、これらの要求により、ゲート絶縁
膜の薄膜化が進んだ結果、現在では、接合領域のブレー
クダウン電圧がゲート絶縁膜のブレークダウン電圧より
も大きくなっている。このため、接合領域のソフトブレ
ークダウンが起こる前にゲート絶縁膜にブレークダウン
が生じ、ゲート絶縁膜が破壊する。
【0028】このような問題を解決する方法の一つとし
て、接合の耐圧を大きく下げることも考えられる。しか
し、LSIの性能の観点から考えると、耐圧の低下は形
成される空乏層の幅が減少する。すなわち、接合容量が
増大して高速化が図れなくなる。
【0029】また、STI構造の素子設計では、接合領
域のブレークダウンの耐圧を向上することができる一
方、接合領域のブレークダウンが起こりにくくなる。こ
のため、静電気による破壊に対する耐性が大きく劣化す
る。つまり、STI構造を用いて接合のコーナー部の電
界集中を抑制することが、静電気の放電現象の観点から
考えた場合、大きなデメリットになっている。
【0030】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、接合耐圧を低
減し、静電気の放電現象により素子が破壊することを防
御することができる半導体装置及びその製造方法を提供
することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために以下に示す手段を用いている。
【0032】本発明の半導体装置は、半導体基板内の素
子領域を分離する素子分離領域と、前記半導体基板の表
面に前記素子分離領域と少なくとも1箇所以上離間して
形成されたエクステンション領域と、前記エクステンシ
ョン領域よりも不純物濃度が高く、前記素子分離領域と
少なくとも1箇所以上離間し、前記エクステンション領
域を覆うように形成されたソース・ドレイン拡散領域と
を有する。
【0033】また、本発明の半導体装置は、半導体基板
内の素子領域を分離する素子分離領域と、前記半導体基
板の表面に前記素子分離領域と少なくとも1箇所以上離
間して形成されたエクステンション領域と、前記エクス
テンション領域よりも不純物濃度が高く、少なくとも両
側面が前記エクステンション領域内に形成されたソース
・ドレイン拡散領域とを有する。
【0034】前記エクステンション領域内に前記エクス
テンション領域と異なる導電型で形成された拡散領域と
を有する。
【0035】前記素子分離領域はSTI構造である。
【0036】前記エクステンション領域は、少なくとも
5つ以上のコーナー部を有している。また、前記ソース
・ドレイン拡散領域は、少なくとも5つ以上のコーナー
部を有している。
【0037】前記素子分離領域の側面と前記素子領域と
の界面上に前記ソース・ドレイン拡散領域の側面の上端
部と接して形成された側壁とを有する。
【0038】前記側壁と接し、前記エクステンション領
域及び前記ソース・ドレイン拡散領域上に形成された高
融点金属膜とを有する。
【0039】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基
板内に素子領域を分離する素子分離領域を形成する工程
と、前記素子分離領域の側面と前記素子領域との界面上
の前記ゲート絶縁膜上にパターニングされたレジストを
形成する工程と、前記レジストをマスクとして、前記素
子分離領域と少なくとも1箇所以上離間するエクステン
ション領域を形成する工程と、前記レジストを除去する
工程と、前記素子分離領域の側面と前記素子領域との界
面上の前記ゲート絶縁膜上に、前記エクステンション領
域の側面の上端部と離間して側壁を形成する工程と、前
記側壁をマスクとして、前記エクステンション領域より
も不純物濃度が高く、前記素子分離領域と離間し、前記
エクステンション領域を覆うようにソース・ドレイン拡
散領域を形成する工程とを含む。
【0040】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記半
導体基板内に素子領域を分離する素子分離領域を形成す
る工程と、前記素子分離領域の側面と前記素子領域との
界面上の前記ゲート絶縁膜上にパターニングされたレジ
ストを形成する工程と、前記レジストをマスクとして、
前記素子分離領域と少なくとも1箇所以上離間するエク
ステンション領域を形成する工程と、前記レジストを除
去する工程と、前記素子分離領域の側面と前記素子領域
との界面上の前記ゲート絶縁膜上に、前記エクステンシ
ョン領域の側面の上端部を覆うように側壁を形成する工
程と、前記側壁をマスクとして、前記エクステンション
領域よりも不純物濃度が高く、少なくとも両側面が前記
エクステンション領域内に位置するようにソース・ドレ
イン拡散領域を形成する工程とを含むことを特徴とする
半導体装置の製造方法。前記エクステンション領域を形
成する工程において、前記エクステンション領域内に前
記エクステンション領域と異なる導電型の拡散領域を形
成する工程とを含む。
【0041】前記素子分離領域はSTI構造である。
【0042】前記側壁をマスクとして、前記エクステン
ション領域及び前記ソース・ドレイン拡散領域上に高融
点金属膜を形成する工程とを含む。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。
【0044】[第1の実施例]本発明の第1の実施例に
係るSTI構造の半導体装置の製造方法について説明す
る。
【0045】まず、図1に示すように、熱酸化により、
p型のシリコン基板11上に膜厚が例えば10nmの熱
酸化膜12が形成され、この熱酸化膜12上に、LP−
CVD法により、膜厚が例えば200nmの多結晶シリ
コン膜13が形成される。この多結晶シリコン膜13上
に、LP−CVD法により、膜厚が例えば200nmの
SiO2膜14が形成される。次に、写真蝕刻法によ
り、素子領域上のSiO2膜14上にパターニングされ
たレジスト15が形成される。
【0046】次に、図2に示すように、多結晶シリコン
膜13に対し選択比をもつ異方性ドライエッチングによ
り、レジスト15をマスクとしてSiO2膜14が除去
される。その後、レジスト15が除去される。
【0047】次に、熱酸化膜12に対して選択比が十分
に取れる異方性ドライエッチングにより、パターニング
されたSiO2膜14をマスクとして、多結晶シリコン
膜13が除去される。さらに、パターニングされたSi
2膜14をマスクとして、熱酸化膜12が除去され
る。
【0048】次に、図3に示すように、SiO2膜14
に対して選択比が十分に取れる異方性ドライエッチング
により、シリコン基板11が除去され、深さが例えば
0.5μmの溝部16が形成される。次に、LP−CV
D法により、全面に膜厚が例えば1.5μmのSiO2
膜17が形成される。
【0049】次に、図4に示すように、多結晶シリコン
膜13に対して選択比の取れるCMP法により、SiO
2膜17が平坦化される。次に、NH4F又はドライエッ
チングにより、SiO2膜14及び17が除去され、多
結晶シリコン膜13の表面が露出される。これにより、
STI構造の素子分離領域17aが形成される。
【0050】次に、図5に示すように、熱酸化膜12と
選択比が取れる等方性ドライエッチングにより、多結晶
シリコン13が除去され、熱酸化膜12の表面が露出さ
れる。その後、素子分離領域17aのSiO2膜17の
膜応力を低減するために、例えば1000℃の熱処理が
行われる。
【0051】次に、NH4Fにより、シリコン基板11
上の熱酸化膜12が除去され、例えば800℃の熱酸化
により、再度シリコン基板11上にSiO2膜18が形
成される。次に、加速電圧を例えば200keV、ドー
ズ量を例えば8×1012cm -2で、不純物として例えば
Bが注入される。さらに、nMOSFETのしきい値を
制御するため、加速電圧を例えば50keV、ドーズ量
を例えば1×1013cm-2で、不純物として例えばBが
注入される。その後、1000℃、30秒の熱処理によ
り、導入した不純物(B)の活性化が行われ、シリコン
基板11内にpwell領域19が形成される。
【0052】次に、図6に示すように、シリコン基板1
1の表面のSiO2膜18が除去され、750℃の熱酸
化により、再度シリコン基板11上に膜厚が例えば6n
mのゲート絶縁膜20が形成される。
【0053】次に、LP−CVD法により、全面に膜厚
が例えば300nmの多結晶シリコン膜21が形成され
る。次に、写真蝕刻法により、多結晶シリコン膜21上
にパターンニングされたレジスト22が形成される。そ
の後、ゲート絶縁膜20と選択比の十分に取れる異方性
ドライエッチングにより、レジスト22をマスクとして
多結晶シリコン膜21が除去され、ゲート電極21aが
形成される。その後、レジスト22が除去される。
【0054】次に、図7に示すように、800℃の熱酸
化により、全面に膜厚が例えば5nmのSiO2膜23
が形成される。このSiO2膜23上にパターニングさ
れたレジスト24が形成される。この際、レジスト24
は、素子分離領域17aの側面と素子領域(シリコン基
板11)との少なくとも1箇所以上の界面上に形成され
る。
【0055】次に、レジスト24をマスクとして、加速
電圧を例えば35keV、ドーズ量を例えば2×1014
cm-2で、不純物として例えばAsが注入され、100
0℃のN2雰囲気で30秒の熱処理により、シリコン基
板11の表面にshallow extension(以下、エクステン
ション領域と称す)25a、25bが形成される。この
際、レジスト24をマスクとして形成したエクステンシ
ョン領域25bは、素子分離領域17aと少なくとも1
箇所以上離間して形成される。その後、レジスト24が
除去される。
【0056】次に、図8に示すように、LP−CVD法
により、全面に膜厚が例えば150nmのSiN膜26
が形成される。このSiN膜26上にパターニングされ
たレジスト27が形成される。この際、レジスト27
は、エクステンション領域25bの端部25cから離間
して形成される。
【0057】次に、図9に示すように、ゲート絶縁膜2
0とエッチング選択比のとれる異方性エッチングによ
り、レジスト27をマスクとしてSiN膜26が除去さ
れ、SiN膜側壁26a及び26bが形成される。ここ
で、SiN膜側壁26aはゲート電極21aの側面に形
成され、SiN膜側壁26bは、素子分離領域17aの
側面と素子領域(シリコン基板11)との界面上に形成
される。
【0058】次に、加速電圧を例えば60keV、ドー
ズ量を例えば5×1015cm-2で、不純物として例えば
Asが注入され、1000℃のN2雰囲気で30秒の熱
処理により、シリコン基板11内にdeep extension(以
下、ソース・ドレイン拡散領域と称す)28a、28b
が形成される。ここで、ソース・ドレイン拡散領域28
bは、エクステンション領域25bを覆うように形成さ
れる。また、素子分離領域17aと少なくとも1箇所以
上離間してエクステンション領域25b及びソース・ド
レイン拡散領域28bが形成されるため、拡散領域の接
合のコーナー部41が形成される。また、これととも
に、ゲート電極21aがn+にドーピングされる。その
後、NH4Fにより、ゲート電極21a及びシリコン基
板11上のSiO2膜23が除去される。
【0059】次に、図10に示すように、全面に高融点
金属膜として膜厚が例えば30/20nmの例えばTi
/TiN膜29が形成される。その後、700℃のN2
雰囲気中で30秒の熱処理が行われ、硫酸・過酸化水素
水の混合液中にてSiと未反応のTiが除去される。こ
の後、800℃のN2雰囲気中で30秒の熱処理が行わ
れ、ゲート電極21a及びシリコン基板11上に、低抵
抗のTiシリサイド膜29a、29bが形成される。こ
の際、SiN側壁26bによりTiシリサイド膜29b
は素子分離領域17aと離間して形成される。
【0060】次に、図11に示すように、LP−CVD
法により、全面にSiN膜30が形成される。次に、全
面に膜厚が例えば100nmのBPSG膜(若しくは膜
厚が例えば900nmのSiO2膜)31が形成され
る。その後、CMP法により、BPSG膜31が平坦化
される。
【0061】次に、図12に示すように、写真蝕刻法に
より、BPSG膜31上にパターニングされたレジスト
(図示せず)が形成され、SiN膜30とエッチング選
択比のとれる異方性エッチングにより、レジストをマス
クとしてBPSG膜31が除去される。その後、SiN
膜30が選択的に除去され、コンタクトの開口部32が
形成される。その後、レジストが除去される。
【0062】次に、図13に示すように、スパッタリン
グにより、開口部32の底部における膜厚が例えば10
nmの例えばTi膜33が全面に形成される。その後、
例えば600℃のN2雰囲気中で30分の熱処理が行わ
れ、Ti膜33上にTiN膜34が形成される。この
後、CVD法により、TiN膜34上に膜厚が例えば4
00nmのW膜35が形成される。その後、CMP法に
より、W膜35、TiN膜34、Ti膜33が除去さ
れ、BPSG膜32の表面が露出される。これにより、
コンタクト36が形成される。
【0063】次に、図14に示すように、全面に膜厚が
例えば5/60nmのTi/TiN膜37が形成され、
このTi/TiN膜37上に膜厚が例えば400nmの
AlCu膜38が形成される。このAlCu膜38上に
膜厚が例えば5/60nmのTi/TiN膜39が形成
され、写真蝕刻法により、Ti/TiN膜39上にパタ
ーニングされたレジスト(図示せず)が形成される。こ
のレジストをマスクとして、異方性エッチングにより、
Ti/TiN膜39、AlCu膜38、Ti/TiN膜
37が除去され、Al配線40が形成される。その後、
レジストが除去される。
【0064】上記第1の実施例によれば、素子分離領域
17aと離間してソース・ドレイン拡散領域28b及び
エクステンション領域25bを形成することにより、拡
散領域のコーナー部41が形成されている。これによ
り、半導体装置に静電気、高電界が瞬間的にかかったと
き、コーナー部41に電界が集中にする。このため、こ
のコーナー部41を介してソフトブレークダウンが生
じ、放電することができる。つまり、コーナー部41を
設けることにより、接合耐圧が低減され、静電気の放電
現象をより低電圧状態から発生させることができる。従
って、静電気の放電現象によって素子が破壊することを
防御することができ、優れたESD回路を提供できる。
【0065】また、拡散領域の少なくとも1箇所にコー
ナー部41が形成されていれば、放電させる領域が確保
できる。従って、従来通り、素子分離領域17aをST
I構造とすることができるため、素子の微細化を図りつ
つ、優れたESD回路を提供できる。
【0066】また、ソース・ドレイン拡散領域28bを
形成する際にマスクとしたSiN側壁26bをサリサイ
ド工程でも用いることにより、Tiシリサイド膜29b
を素子分離領域17aと離間して形成することができ
る。
【0067】また、異なる導電型の不純物で半導体基板
内にESD回路の拡散層領域19、25b、28bが形
成されている。このように、複数の不純物を導入するこ
とにより、形成される空乏層が減少しブレークダウンの
耐圧が低下する。従って、静電気の放電現象によって素
子が破壊することを防御することができ、優れたESD
回路を提供できる。
【0068】[第2の実施例]本発明の第2の実施例
は、ソース・ドレイン拡散領域の構造のみが第1の実施
例と異なる。従って、第2の実施例において、第1の実
施例と同様の製造工程は省略し、異なる工程のみ説明す
る。
【0069】まず、図1乃至図7に示すように、第1の
実施例と同様に、シリコン基板11内に素子分離領域1
7aと少なくとも1箇所以上離間するエクステンション
領域25bが形成され、レジスト24が除去される。
【0070】次に、図15(a)に示すように、LP−
CVD法により、全面に膜厚が例えば150nmのSi
N膜26が形成される。このSiN膜26上にパターニ
ングされたレジスト27が形成される。この際、レジス
ト27は、エクステンション領域25bの端部25cを
覆うように形成される。
【0071】次に、図15(b)に示すように、ゲート
絶縁膜20とエッチング選択比のとれる異方性エッチン
グにより、レジスト27をマスクとしてSiN膜26が
除去され、ゲート電極21aの側面及び素子分離領域1
7aと素子領域(シリコン基板11)との界面上にSi
N膜側壁26a及び26bが形成される。
【0072】次に、加速電圧を例えば60keV、ドー
ズ量を例えば5×1015cm-2で、不純物として例えば
Asが注入され、1000℃のN2雰囲気で30秒の熱
処理により、シリコン基板11内にdeep extension(以
下、ソース・ドレイン拡散領域と称す)28a、28b
が形成される。ここで、ソース・ドレイン拡散領域28
bは、少なくとも両側面がエクステンション領域25b
内に形成される。また、素子分離領域17aと離間して
エクステンション領域25b及びソース・ドレイン拡散
領域28bが形成されるため、拡散領域のコーナー部4
1が形成される。また、これとともに、ゲート電極21
aがn+にドーピングされる。その後、NH4Fにより、
ゲート電極21a及びシリコン基板11上のSiO2
23が除去される。
【0073】その後、図10乃至図14に示すように、
第1の実施例と同様に、配線40等が形成される。
【0074】上記本発明の第2の実施例によれば、第1
の実施例と同様に効果を得ることができる。さらに、エ
クステンション領域25bの不純物プロファイルはソー
ス・ドレイン拡散領域28bに比べシャローで急峻に形
成できる。このため、コーナー部41の接合耐圧をさら
に低下させ良好なESD回路実現できる。
【0075】[第3の実施例]本発明の第3の実施例
は、ソース・ドレイン拡散領域の構造のみが第1の実施
例と異なる。従って、第3の実施例において、第1の実
施例と同様の製造工程は省略し、異なる工程のみ説明す
る。
【0076】まず、図1乃至図6に示すように、第1の
実施例と同様に、シリコン基板11上にゲート電極21
aが形成され、レジスト22が除去される。
【0077】次に、図16に示すように、800℃の熱
酸化により、全面に膜厚が例えば5nmのSiO2膜2
3が形成される。このSiO2膜23上にパターニング
されたレジスト24が形成される。この際、レジスト2
4は、素子分離領域17aの側面と素子領域(シリコン
基板11)との少なくとも1つ以上の界面上に形成され
る。
【0078】次に、レジスト24をマスクとして、加速
電圧を例えば35keV、ドーズ量を例えば2×1014
cm-2で、不純物として例えばAsが注入され、100
0℃のN2雰囲気で30秒の熱処理により、シリコン基
板11の表面にshallow extension(以下、エクステン
ション領域と称す)25a、25bが形成される。これ
と同時に、不純物として例えばBが注入され、熱処理を
行うことにより、エクステンション領域25a、25b
内に拡散領域42a、42bが形成される。この際、レ
ジスト24をマスクとして形成したエクステンション領
域25b及び拡散領域42bは、素子分離領域17aと
少なくとも1箇所以上離間して形成される。その後、レ
ジスト24が除去される。
【0079】その後は、図8乃至図14に示すように、
第1の実施例と同様に、ソース・ドレイン拡散領域28
a、28b、配線40等が形成される。
【0080】尚、第3の実施例におけるソース・ドレイ
ン拡散領域28a、28bは、エクステンション領域2
5bを覆うように形成されることに限定されず、第2の
実施例のように、エクステンション領域25b内に形成
されてもよい。また、ソース・ドレイン拡散領域28b
にコーナー部を設けてもよい。
【0081】上記本発明の第3の実施例によれば、第1
の実施例と同様に効果を得ることができる。さらに、エ
クステンション領域25bにエクステンション領域25
bと異なる導電型の拡散領域42が形成されている。従
って、短チャネル効果を抑制するとともに、コーナー部
の増加により接合領域の耐圧を低減し、さらに優れたE
SD回路を提供できる。
【0082】[第4の実施例]本発明の第4の実施例
は、ソース・ドレイン拡散領域の構造のみが第1の実施
例と異なる。従って、第4の実施例において、第1の実
施例と同様の製造工程は省略し、異なる工程のみ説明す
る。
【0083】まず、図1乃至図7に示すように、第1の
実施例と同様に、シリコン基板11内に素子分離領域1
7aと少なくとも1箇所以上離間するエクステンション
領域25bが形成される。
【0084】ここで、図17に、エクステンション領域
25bの平面図を示す。図17に示すように、エクステ
ンション領域25bは、少なくとも5つ以上のコーナー
部25dを有する拡散領域となっている。また、鋭角
(90°以下)のコーナー部25eを有してもよい。
【0085】その後は、図8乃至図14に示すように、
第1の実施例と同様に、配線40等が形成される。
【0086】上記本発明の第4の実施例によれば、第1
の実施例と同様に効果を得ることができる。さらに、エ
クステンション領域25bにコーナー部25d、25e
を設けている。このため、コーナー部を増やすことがで
きるため、接合領域の耐圧をさらに低減できる。従っ
て、接合のブレークダウン電圧を低くなるため、さらに
優れたESD回路を提供できる。特に、エクステンショ
ン領域25bに鋭角のコーナー部25eを設けることに
より、電界集中の効果を高めることができ、より優れた
ESD回路を提供できる。
【0087】その他、本発明は、その要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することが可能である。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
合耐圧を低減し、静電気の放電現象により素子が破壊す
ることを防御することができる半導体装置及びその製造
方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体装置の製造工程を示す断
面図。
【図2】図1に続く、本発明に係わる半導体装置の製造
工程を示す断面図。
【図3】図2に続く、本発明に係わる半導体装置の製造
工程を示す断面図。
【図4】図3に続く、本発明に係わる半導体装置の製造
工程を示す断面図。
【図5】図4に続く、本発明に係わる半導体装置の製造
工程を示す断面図。
【図6】図5に続く、本発明に係わる半導体装置の製造
工程を示す断面図。
【図7】図6に続く、本発明に係わる半導体装置の製造
工程を示す断面図。
【図8】図7に続く、本発明の第1の実施例に係わる半
導体装置の製造工程を示す断面図。
【図9】図8に続く、本発明の第1の実施例に係わる半
導体装置の製造工程を示す断面図。
【図10】図9に続く、本発明に係わる半導体装置の製
造工程を示す断面図。
【図11】図10に続く、本発明に係わる半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図12】図11に続く、本発明に係わる半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図13】図12に続く、本発明に係わる半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図14】図13に続く、本発明に係わる半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図15】図7に続く、本発明の第2の実施例に係わる
半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図16】図6に続く、本発明の第3の実施例に係わる
半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図17】図7に続く、本発明の第4の実施例に係わる
半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図18】従来技術による半導体装置の製造工程を示す
断面図。
【図19】図18に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図20】図19に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図21】図20に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図22】図21に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図23】図22に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図24】図23に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図25】図24に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図26】図25に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図27】図26に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図28】図27に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図29】図28に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図30】図29に続く、従来技術による半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図31】ESD回路を示す図。
【符号の説明】
11…シリコン基板、 12…熱酸化膜、 13、21…多結晶シリコン膜、 14、17、18、23…SiO2膜、 15、22、24…レジスト、 16…溝部、 17a…素子分離領域、 19…pwell領域、 20…ゲート絶縁膜、 21a…ゲート電極、 25a、25b…エクステンション領域、 25c…エクステンション領域の端部、 25d…コーナー部、 25e…鋭角のコーナー部、 26、30…SiN膜、 27a、27b…SiN膜側壁、 28a、28b…ソース・ドレイン拡散領域、 29、37、39…Ti/TiN膜、 29a…Tiシリサイド膜、 31…層間絶縁膜、 32…コンタクトの開口部、 33…Ti膜、 34…TiN膜、 35…W膜、 36…コンタクト、 38…AlCu膜、 40…配線、 41…接合のコーナー部、 42a、42b…拡散領域。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板内の素子領域を分離する素子
    分離領域と、 前記半導体基板の表面に前記素子分離領域と少なくとも
    1箇所以上離間して形成されたエクステンション領域
    と、 前記エクステンション領域よりも不純物濃度が高く、前
    記素子分離領域と少なくとも1箇所以上離間し、前記エ
    クステンション領域を覆うように形成されたソース・ド
    レイン拡散領域とを有することを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 半導体基板内の素子領域を分離する素子
    分離領域と、 前記半導体基板の表面に前記素子分離領域と少なくとも
    1箇所以上離間して形成されたエクステンション領域
    と、 前記エクステンション領域よりも不純物濃度が高く、少
    なくとも両側面が前記エクステンション領域内に形成さ
    れたソース・ドレイン拡散領域とを有することを特徴と
    する半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記エクステンション領域内に前記エク
    ステンション領域と異なる導電型で形成された拡散領域
    とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 前記素子分離領域はSTI構造であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記エクステンション領域は、少なくと
    も5つ以上のコーナー部を有していることを特徴とする
    請求項1又は2記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記ソース・ドレイン拡散領域は、少な
    くとも5つ以上のコーナー部を有していることを特徴と
    する請求項1又は2記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記素子分離領域の側面と前記素子領域
    との界面上に前記ソース・ドレイン拡散領域の側面の上
    端部と接して形成された側壁とを有することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記側壁と接し、前記エクステンション
    領域及び前記ソース・ドレイン拡散領域上に形成された
    高融点金属膜とを有することを特徴とする請求項7記載
    の半導体装置。
  9. 【請求項9】 半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する
    工程と、 前記半導体基板内に素子領域を分離する素子分離領域を
    形成する工程と、 前記素子分離領域の側面と前記素子領域との界面上の前
    記ゲート絶縁膜上にパターニングされたレジストを形成
    する工程と、 前記レジストをマスクとして、前記素子分離領域と少な
    くとも1箇所以上離間するエクステンション領域を形成
    する工程と、 前記レジストを除去する工程と、 前記素子分離領域の側面と前記素子領域との界面上の前
    記ゲート絶縁膜上に、前記エクステンション領域の側面
    の上端部と離間して側壁を形成する工程と、 前記側壁をマスクとして、前記エクステンション領域よ
    りも不純物濃度が高く、前記素子分離領域と離間し、前
    記エクステンション領域を覆うようにソース・ドレイン
    拡散領域を形成する工程とを含むことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体基板上にゲート絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記半導体基板内に素子領域を分離する素子分離領域を
    形成する工程と、 前記素子分離領域の側面と前記素子領域との界面上の前
    記ゲート絶縁膜上にパターニングされたレジストを形成
    する工程と、 前記レジストをマスクとして、前記素子分離領域と少な
    くとも1箇所以上離間するエクステンション領域を形成
    する工程と、 前記レジストを除去する工程と、 前記素子分離領域の側面と前記素子領域との界面上の前
    記ゲート絶縁膜上に、前記エクステンション領域の側面
    の上端部を覆うように側壁を形成する工程と、 前記側壁をマスクとして、前記エクステンション領域よ
    りも不純物濃度が高く、少なくとも両側面が前記エクス
    テンション領域内に位置するようにソース・ドレイン拡
    散領域を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記エクステンション領域を形成する
    工程において、前記エクステンション領域内に前記エク
    ステンション領域と異なる導電型の拡散領域を形成する
    工程とを含むことを特徴とする請求項9又は10記載の
    半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記素子分離領域はSTI構造である
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の半導体装置の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 前記側壁をマスクとして、前記エクス
    テンション領域及び前記ソース・ドレイン拡散領域上に
    高融点金属膜を形成する工程とを含むことを特徴とする
    請求項9又は10記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010194813A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Fujifilm Corp インクジェットヘッドの製造方法及びインクジェット記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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