JP2001102099A - 組電池の冷却構造 - Google Patents
組電池の冷却構造Info
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数個の組電池を均一かつ効率よく冷却する
ことを可能にした簡素な構造の組電池の冷却構造を提供
することを目的とするものである。 【解決手段】 車両駆動源の電池を複数ユニットからな
る組電池として配設し、これらを排気側に接続した排気
ダクトに配設された排気ファンによって空気を吸引して
冷却する組電池の冷却構造において、前記排気ダクト4
における各組電池2、3の各排気口1C、1D直後に排
気集合室4Cを形成し、該排気集合室4Cの下流に1個
の排気ファン6を設置したことを特徴とするもので、比
較的送風効率の高いファン6の吸気作用と排気集合室4
Cによる冷却後の排気風の混合作用によって、1個のフ
ァン6のみでも複数の組電池2、3から均等に風量を吸
引してそれぞれの組電池2、3を効果的に冷却すること
ができ、構成部品の削減による装置の軽量化と簡素化お
よびコスト低減ならびに通風抵抗や騒音発生の抑制を図
ることが可能となった。
ことを可能にした簡素な構造の組電池の冷却構造を提供
することを目的とするものである。 【解決手段】 車両駆動源の電池を複数ユニットからな
る組電池として配設し、これらを排気側に接続した排気
ダクトに配設された排気ファンによって空気を吸引して
冷却する組電池の冷却構造において、前記排気ダクト4
における各組電池2、3の各排気口1C、1D直後に排
気集合室4Cを形成し、該排気集合室4Cの下流に1個
の排気ファン6を設置したことを特徴とするもので、比
較的送風効率の高いファン6の吸気作用と排気集合室4
Cによる冷却後の排気風の混合作用によって、1個のフ
ァン6のみでも複数の組電池2、3から均等に風量を吸
引してそれぞれの組電池2、3を効果的に冷却すること
ができ、構成部品の削減による装置の軽量化と簡素化お
よびコスト低減ならびに通風抵抗や騒音発生の抑制を図
ることが可能となった。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車やハイ
ブリッド自動車等の車両に駆動源として搭載される電池
の冷却構造に関する。
ブリッド自動車等の車両に駆動源として搭載される電池
の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車の駆動源としてあるいは、エ
ンジンと電動モータの両方を適宜選択して駆動源とする
ハイブリッド自動車等の駆動源として搭載される電池は
大容量を必要とすることから、通常は、複数ユニットか
らなる組電池として車体の適所に配設されている。その
ような駆動源電池の冷却構造として、例えば特開平10
−270095号公報に開示されたものがある。この第
1の従来例は、複数の組電池に均等に冷却風を送風する
ために、各々の組電池にそれぞれ圧送式の冷却ファンを
設置するとともに、各組電池の入口部に風向ガイドを設
けて均一な風量を確保するようにしたものである。ま
た、第2の従来例として特開平10−306722号公
報に開示されたものが挙げられる。この例では、前記第
1の従来例と同様に各組電池の入口側に圧送式の冷却フ
ァンを設置するとともに、電池を冷却した温排気を車室
内の空調に流用制御するように構成したものである。さ
らに、第3の従来例として特開平11−195437号
公報に開示されたものが挙げられる。この例は、前記2
つの従来例のものと異なり、比較的送風効率が高いとさ
れる吸気ファンを各組電池の下流の各排気側に配設した
ものである。
ンジンと電動モータの両方を適宜選択して駆動源とする
ハイブリッド自動車等の駆動源として搭載される電池は
大容量を必要とすることから、通常は、複数ユニットか
らなる組電池として車体の適所に配設されている。その
ような駆動源電池の冷却構造として、例えば特開平10
−270095号公報に開示されたものがある。この第
1の従来例は、複数の組電池に均等に冷却風を送風する
ために、各々の組電池にそれぞれ圧送式の冷却ファンを
設置するとともに、各組電池の入口部に風向ガイドを設
けて均一な風量を確保するようにしたものである。ま
た、第2の従来例として特開平10−306722号公
報に開示されたものが挙げられる。この例では、前記第
1の従来例と同様に各組電池の入口側に圧送式の冷却フ
ァンを設置するとともに、電池を冷却した温排気を車室
内の空調に流用制御するように構成したものである。さ
らに、第3の従来例として特開平11−195437号
公報に開示されたものが挙げられる。この例は、前記2
つの従来例のものと異なり、比較的送風効率が高いとさ
れる吸気ファンを各組電池の下流の各排気側に配設した
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来例では、複数の組電池に均等に冷却
風を送風するために、各々の組電池にそれぞれ冷却ファ
ンを設置していたため、各組電池の数だけ冷却ファンが
必要で、そのためのスペースを要して設計の自由度が低
下する他、部品点数の増加およびコストアップを招い
た。また、前記第3の従来例の吸気ファンを排気側に配
設したものを除いて、一般に送風効率が低い送風型の冷
却ファンを配設した第1および第2の従来例のものでは
送風効率を高めるため容量の大きいものを採用する必要
があり、さらにコストアップと装置の肥大化を招いた。
うに構成された従来例では、複数の組電池に均等に冷却
風を送風するために、各々の組電池にそれぞれ冷却ファ
ンを設置していたため、各組電池の数だけ冷却ファンが
必要で、そのためのスペースを要して設計の自由度が低
下する他、部品点数の増加およびコストアップを招い
た。また、前記第3の従来例の吸気ファンを排気側に配
設したものを除いて、一般に送風効率が低い送風型の冷
却ファンを配設した第1および第2の従来例のものでは
送風効率を高めるため容量の大きいものを採用する必要
があり、さらにコストアップと装置の肥大化を招いた。
【0004】そこで本発明は、従来の組電池の冷却構造
の諸課題を解決して、複数個の組電池を均一かつ効率よ
く冷却することを可能にした簡素な構造の組電池の冷却
構造を提供することを目的とするものである。
の諸課題を解決して、複数個の組電池を均一かつ効率よ
く冷却することを可能にした簡素な構造の組電池の冷却
構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、車両
駆動源の電池を複数ユニットからなる組電池として配設
し、これらを排気側に接続した排気ダクトに配設された
排気ファンによって空気を吸引して冷却する組電池の冷
却構造において、前記排気ダクトにおける各組電池の各
排気口直後に排気集合室を形成し、該排気集合室の下流
に1個の排気ファンを設置したことを特徴とするもので
ある。また本発明は、前記排気集合室の断面積を排気フ
ァン通路の断面積より大きく形成したことを特徴とする
ものである。また本発明は、前記複数ユニットからなる
組電池を乗員席床下に平板状に配設したことを特徴とす
るものである。また本発明は、前記排気ダクトにおける
排気ファンを車輪懸架装置のストラット支持部近傍に配
設したことを特徴とするもので、これらを課題解決のた
めの手段とするものである。
駆動源の電池を複数ユニットからなる組電池として配設
し、これらを排気側に接続した排気ダクトに配設された
排気ファンによって空気を吸引して冷却する組電池の冷
却構造において、前記排気ダクトにおける各組電池の各
排気口直後に排気集合室を形成し、該排気集合室の下流
に1個の排気ファンを設置したことを特徴とするもので
ある。また本発明は、前記排気集合室の断面積を排気フ
ァン通路の断面積より大きく形成したことを特徴とする
ものである。また本発明は、前記複数ユニットからなる
組電池を乗員席床下に平板状に配設したことを特徴とす
るものである。また本発明は、前記排気ダクトにおける
排気ファンを車輪懸架装置のストラット支持部近傍に配
設したことを特徴とするもので、これらを課題解決のた
めの手段とするものである。
【0006】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1から図3は本発明の組電池の冷却構造
の1実施の形態を示すもので、図1は組電池の冷却構造
の全体平断面図、図2はその分解斜視図、図3は本発明
の一対の組電池の風量比を示す図である。図1に示すよ
うに、内燃機関等のエンジンと電動モータの両方を適宜
選択して駆動源とするハイブリッド自動車等の駆動源と
して搭載される電池は、複数ユニット(図示の例では運
転席側の右組電池3および助手席側の左組電池2の一
対:2個以上であってもよい。)からなる組電池として
配設される。各組電池2、3は、保持桁を構成する数本
のホルダ8によって保持された多数の棒状の電池(バッ
テリモジュール)7、7・・・の列がが上下に2段配列
(図2参照)されて構成されている。各組電池2、3は
左右に並設されてバッテリボックス1内に収納され、乗
員席床下に平板状に配設される。
て説明する。図1から図3は本発明の組電池の冷却構造
の1実施の形態を示すもので、図1は組電池の冷却構造
の全体平断面図、図2はその分解斜視図、図3は本発明
の一対の組電池の風量比を示す図である。図1に示すよ
うに、内燃機関等のエンジンと電動モータの両方を適宜
選択して駆動源とするハイブリッド自動車等の駆動源と
して搭載される電池は、複数ユニット(図示の例では運
転席側の右組電池3および助手席側の左組電池2の一
対:2個以上であってもよい。)からなる組電池として
配設される。各組電池2、3は、保持桁を構成する数本
のホルダ8によって保持された多数の棒状の電池(バッ
テリモジュール)7、7・・・の列がが上下に2段配列
(図2参照)されて構成されている。各組電池2、3は
左右に並設されてバッテリボックス1内に収納され、乗
員席床下に平板状に配設される。
【0007】バッテリボックス1は、本体となる囲い部
材1Mとその上下から密閉状に閉塞して配設される蓋部
材1U、底部材1Tとから構成され、囲い部材1Mの前
面吸気側には複数の組電池2、3に対応して穿設された
左吸気口1Aおよび右吸気口1Bが開口し、後面排気側
には同様に、複数の組電池2、3に対応して穿設された
左排気口1Cおよび右排気口1Dが開口している。一
方、囲い部材1Mの後面排気側には排気ダクト4が連結
されて設置される。排気ダクト4は、前記各組電池2、
3の各排気口1C、1Dの直後に位置して両排気口1
C、1Dからの冷却後の空気を混合する排気集合室4C
と、該排気集合室4Cにて混合して集合された空気を大
気に放散させる排気ファン通路4Dとから構成される。
図1に示すように、排気ダクト4における排気集合室4
Cの前面の左排気口4Aと右排気口4Bとを、対応する
バッテリボックス1における囲い部材1Mの後面の左右
の排気口1C、1Dの起立フランジ等に密着嵌合させて
連結される。前記排気ファン通路4D内には電池温度の
上昇に伴ってON制御等される電動モータ5によって駆
動される排気ファン(冷却ファン)6が1個設置され
る。
材1Mとその上下から密閉状に閉塞して配設される蓋部
材1U、底部材1Tとから構成され、囲い部材1Mの前
面吸気側には複数の組電池2、3に対応して穿設された
左吸気口1Aおよび右吸気口1Bが開口し、後面排気側
には同様に、複数の組電池2、3に対応して穿設された
左排気口1Cおよび右排気口1Dが開口している。一
方、囲い部材1Mの後面排気側には排気ダクト4が連結
されて設置される。排気ダクト4は、前記各組電池2、
3の各排気口1C、1Dの直後に位置して両排気口1
C、1Dからの冷却後の空気を混合する排気集合室4C
と、該排気集合室4Cにて混合して集合された空気を大
気に放散させる排気ファン通路4Dとから構成される。
図1に示すように、排気ダクト4における排気集合室4
Cの前面の左排気口4Aと右排気口4Bとを、対応する
バッテリボックス1における囲い部材1Mの後面の左右
の排気口1C、1Dの起立フランジ等に密着嵌合させて
連結される。前記排気ファン通路4D内には電池温度の
上昇に伴ってON制御等される電動モータ5によって駆
動される排気ファン(冷却ファン)6が1個設置され
る。
【0008】本発明では、上記構成においてさらに、前
記排気集合室4Cの断面積D1を排気ファン通路4Dの
断面積D2より大きく形成したことを特徴とするもの
で、各組電池2、3の各排気口1C、1Dの直後に位置
して両排気口1C、1Dからの冷却後の空気を混合する
比較的大きな断面積の排気集合室4Cの存在によって、
単一の排気ファン6の設置のみであっても、高い送風効
率の吸気ファンの特性により、各組電池2、3をほぼ均
一の風量にて冷却することが可能となった。図3は、運
転席側の右組電池と助手席側の左組電池との吸い込み風
量比を風量を変えて比較した試験結果を示すもので、吸
い込み風量比は50±1%範囲内でであり、ほぼ左右均
等の風量が達成できた。また、図示しての詳述はしない
が、前記排気ダクト4における排気ファン6は車輪懸架
装置のストラット支持部近傍のデッドスペース部に配設
される。つまり排気ファン通路4Dを図2のような単純
なストレート形状ではなく、例えばホルン形状のように
形成して比較的自在に車体のデッドスペース等に沿って
配設することができる。
記排気集合室4Cの断面積D1を排気ファン通路4Dの
断面積D2より大きく形成したことを特徴とするもの
で、各組電池2、3の各排気口1C、1Dの直後に位置
して両排気口1C、1Dからの冷却後の空気を混合する
比較的大きな断面積の排気集合室4Cの存在によって、
単一の排気ファン6の設置のみであっても、高い送風効
率の吸気ファンの特性により、各組電池2、3をほぼ均
一の風量にて冷却することが可能となった。図3は、運
転席側の右組電池と助手席側の左組電池との吸い込み風
量比を風量を変えて比較した試験結果を示すもので、吸
い込み風量比は50±1%範囲内でであり、ほぼ左右均
等の風量が達成できた。また、図示しての詳述はしない
が、前記排気ダクト4における排気ファン6は車輪懸架
装置のストラット支持部近傍のデッドスペース部に配設
される。つまり排気ファン通路4Dを図2のような単純
なストレート形状ではなく、例えばホルン形状のように
形成して比較的自在に車体のデッドスペース等に沿って
配設することができる。
【0009】以上、本発明の各実施の形態について説明
してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、吸排気口の形状
を含むバッテリケースの形状、バッテリーケースへの組
電池の収納形態、組電池の形式、形状および数、排気
口、排気集合部および排気ファン通路の形状を含む排気
ダクトの形状、バッテリケースと排気ダクトとの連結形
態、排気ファンの形式、形状、排気ダクトへの排気ファ
ンの設置形態およびその設置位置、組電池および冷却装
置の車両への設置形態およびその設置位置、排気ダクト
の車体への設置形態およびその設置位置等は適宜採用で
きる。
してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、吸排気口の形状
を含むバッテリケースの形状、バッテリーケースへの組
電池の収納形態、組電池の形式、形状および数、排気
口、排気集合部および排気ファン通路の形状を含む排気
ダクトの形状、バッテリケースと排気ダクトとの連結形
態、排気ファンの形式、形状、排気ダクトへの排気ファ
ンの設置形態およびその設置位置、組電池および冷却装
置の車両への設置形態およびその設置位置、排気ダクト
の車体への設置形態およびその設置位置等は適宜採用で
きる。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明に
よれば、車両駆動源の電池を複数ユニットからなる組電
池として配設し、これらを排気側に配設した排気ダクト
内の排気ファンによって空気を吸引して冷却する組電池
の冷却構造において、前記排気ダクトにおける各組電池
の各排気口直後に排気集合室を形成し、該排気集合室の
下流に1個の排気ファンを設置したことにより、比較的
送風効率の高いファンの吸気作用と排気集合室による冷
却後の排気風の混合作用によって、1個のファンのみで
も複数の組電池から均等に風量を吸引してそれぞれの組
電池を効果的に冷却することができ、構成部品の削減に
よる装置の軽量化と簡素化およびコスト低減ならびに通
風抵抗や騒音発生の抑制を図ることが可能となった。ま
た、前記排気集合室の断面積を排気ファン通路の断面積
より大きく形成した場合は、排気集合室による冷却後の
排気風の混合作用をより効果的にし、その下流に配設さ
れた排気ファンの吸引作用と相俟って、排気ファンが設
置された排気ファン通路を左右いずれかに偏位して配置
しても、1個のファンのみで複数の組電池から均等に風
量を吸引してそれぞれの組電池を効果的に冷却するこが
できるので、冷却装置の車体への設置形態の設計の自由
度が向上する。
よれば、車両駆動源の電池を複数ユニットからなる組電
池として配設し、これらを排気側に配設した排気ダクト
内の排気ファンによって空気を吸引して冷却する組電池
の冷却構造において、前記排気ダクトにおける各組電池
の各排気口直後に排気集合室を形成し、該排気集合室の
下流に1個の排気ファンを設置したことにより、比較的
送風効率の高いファンの吸気作用と排気集合室による冷
却後の排気風の混合作用によって、1個のファンのみで
も複数の組電池から均等に風量を吸引してそれぞれの組
電池を効果的に冷却することができ、構成部品の削減に
よる装置の軽量化と簡素化およびコスト低減ならびに通
風抵抗や騒音発生の抑制を図ることが可能となった。ま
た、前記排気集合室の断面積を排気ファン通路の断面積
より大きく形成した場合は、排気集合室による冷却後の
排気風の混合作用をより効果的にし、その下流に配設さ
れた排気ファンの吸引作用と相俟って、排気ファンが設
置された排気ファン通路を左右いずれかに偏位して配置
しても、1個のファンのみで複数の組電池から均等に風
量を吸引してそれぞれの組電池を効果的に冷却するこが
できるので、冷却装置の車体への設置形態の設計の自由
度が向上する。
【0011】さらに、前記複数ユニットからなる組電池
を乗員席床下に平板状に配設したことにより、デッドス
ペースとなりがちな乗員座席下方のスペースを有効利用
することが可能となる。さらにまた、前記排気ダクトに
おける排気ファンを車輪懸架装置のストラット支持部近
傍に配設した場合は、比較的余裕のあるストラット支持
部近傍のデッドスペースを有効に利用して排気ダクトお
よび排気ファンを配設することができ、排気ファンの保
守点検も容易となる他、排気ダクトを適宜引き回して配
設することで、車両後突時に排気ファンが車体のクラッ
シャブル構造を阻害することなくまた前方に配置した組
電池にも干渉せず電気的短絡等も防止して安全性が高い
等車両衝突の影響や荷物スペースを犠牲にすることもな
く、比較的能力の高い大きいファンを設置することも可
能となる。このように、本発明によれば、複数個の組電
池を均一かつ効率よく冷却することを可能にした簡素な
構造の組電池の冷却構造が提供される。
を乗員席床下に平板状に配設したことにより、デッドス
ペースとなりがちな乗員座席下方のスペースを有効利用
することが可能となる。さらにまた、前記排気ダクトに
おける排気ファンを車輪懸架装置のストラット支持部近
傍に配設した場合は、比較的余裕のあるストラット支持
部近傍のデッドスペースを有効に利用して排気ダクトお
よび排気ファンを配設することができ、排気ファンの保
守点検も容易となる他、排気ダクトを適宜引き回して配
設することで、車両後突時に排気ファンが車体のクラッ
シャブル構造を阻害することなくまた前方に配置した組
電池にも干渉せず電気的短絡等も防止して安全性が高い
等車両衝突の影響や荷物スペースを犠牲にすることもな
く、比較的能力の高い大きいファンを設置することも可
能となる。このように、本発明によれば、複数個の組電
池を均一かつ効率よく冷却することを可能にした簡素な
構造の組電池の冷却構造が提供される。
【図1】本発明の組電池の冷却構造の1実施の形態を示
すもので、組電池の冷却構造の全体平断面図である。
すもので、組電池の冷却構造の全体平断面図である。
【図2】同、組電池の冷却構造の分解斜視図である。
【図3】同、本発明の冷却構造による一対の組電池の風
量比を示す図である。
量比を示す図である。
1 バッテリボックス 1A 左吸気口 1B 右吸気口 1C 左排気口 1D 右排気口 1U 蓋部材 1M 囲い部材 1T 底部材 2 左組電池 3 右組電池 4 排気ダクト 4A 左排気口 4B 右排気口 4C 排気集合室 4D 排気ファン通路 5 電動モータ 6 排気ファン(冷却ファン) 7 電池 8 ホルダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月4日(1999.10.
4)
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
Claims (4)
- 【請求項1】 車両駆動源の電池を複数ユニットからな
る組電池として配設し、これらを排気側に接続した排気
ダクトに配設された排気ファンによって空気を吸引して
冷却する組電池の冷却構造において、前記排気ダクトに
おける各組電池の各排気口直後に排気集合室を形成し、
該排気集合室の下流に1個の排気ファンを設置したこと
を特徴とする組電池の冷却構造。 - 【請求項2】 前記排気集合室の断面積を排気ファン通
路の断面積より大きく形成したことを特徴とする請求項
1に記載の組電池の冷却構造。 - 【請求項3】 前記複数ユニットからなる組電池を乗員
席床下に平板状に配設したことを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の組電池の冷却構造。 - 【請求項4】 前記排気ダクトにおける排気ファンを車
輪懸架装置のストラット支持部近傍に配設したことを特
徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の組電池の
冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27567099A JP2001102099A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 組電池の冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27567099A JP2001102099A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 組電池の冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001102099A true JP2001102099A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17558722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27567099A Pending JP2001102099A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 組電池の冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001102099A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6819085B2 (en) | 2003-03-26 | 2004-11-16 | Panasonic Ev Energy Co., Ltd. | Battery pack apparatus |
JP2005019231A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Toyota Motor Corp | バッテリパックの冷却構造 |
WO2006067928A1 (ja) * | 2004-12-24 | 2006-06-29 | Nissan Motor Co., Ltd. | 高電圧バッテリユニットの車両搭載構造 |
KR100658717B1 (ko) | 2004-10-28 | 2006-12-15 | 삼성에스디아이 주식회사 | 전지 모듈 및 전지 모듈용 냉각장치 |
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