JP2001100811A - 制御用表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

制御用表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体

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JP2001100811A
JP2001100811A JP27984999A JP27984999A JP2001100811A JP 2001100811 A JP2001100811 A JP 2001100811A JP 27984999 A JP27984999 A JP 27984999A JP 27984999 A JP27984999 A JP 27984999A JP 2001100811 A JP2001100811 A JP 2001100811A
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Satoshi Kato
三十四 加藤
Takaharu Hosokawa
崇晴 細川
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Schneider Electric Japan Holdings Ltd
Original Assignee
Digital Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラマブル・ロジック・コントローラの
通信速度を増大させることなく、制御プログラムの転送
時間を短縮可能な制御用表示装置を実現する。 【解決手段】 グラフィック操作パネル5のPLC側通
信処理部53は、通常処理の間、制御用ホストコンピュ
ータ7からのデータ読み書き命令と、表示制御処理部5
5の指示によるデータ読み書き命令とを交互に出力し
て、PLC3と通信する。一方、制御用ホストコンピュ
ータ7からのプログラム読み書き命令を、プログラム伝
送検出部57が検出すると、表示制御処理部55は、プ
ログラムの転送中である旨を表示し、PLC側通信処理
部53は、表示制御処理部55の指示によるデータ読み
書き命令を出力せず、プログラム転送に専念する。これ
により、通常処理時に合わせて、PLC3の通信速度を
低く設定していても、プログラム転送時間を短縮でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御プログラムを
変更可能な制御ユニットと、制御プログラムを管理また
は作成する制御用ホストコンピュータとを含む制御シス
テムで使用される制御用表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プログラマブル・ロジック・
コントローラ(以下、PLCと略称する)は、例えば、
ベルトコンベアー式の自動組付機など、種々のターゲッ
トシステムを制御する制御装置として、広く使用されて
いる。この制御システムでは、PLCからのデータの表
示、あるいは、PLCへの制御指示は、当該PLCの近
傍などに配される制御用表示装置で行われる。
【0003】ここで、PLCの制御プログラムは、例え
ば、ラダー図などを用いて、他のコンピュータで作成さ
れ、例えば、制御プログラムを記録した端末装置をPL
Cに接続するなどして、PLCに配付される。ところ
が、この場合は、PLCの近傍に端末装置を持ち込む必
要があり、制御プログラム変更時に手間がかかる。特
に、PLCの中には、制御用表示装置との通信用ポート
のみを備えているものもあるが、この場合には、接続を
変更して、当該通信用ポートと端末装置とを接続する必
要があるので、さらに手間がかかる。
【0004】この手間を削減するために、例えば、特開
平7−199799号公報では、図9に示すように、P
LC501と制御用表示装置502との間に、端末装置
503と接続可能な通信制御装置504を配した制御シ
ステム500が開示されている。上記制御システム50
0において、上記通信制御装置504は、データを受け
付けた順番に応じて、制御用表示装置502および端末
装置503の中から、PLC501の接続先を選択す
る。これにより、通信ポートを一つしか持たないPLC
501であっても、接続を切り換えることなく、制御プ
ログラムを変更できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、接続切り換えの手間を削減できる一方で、制御
プログラムの変更時間を短縮しようとすると、制御シス
テム全体の製造コストが高騰しやすいという問題を生ず
る。
【0006】具体的には、上記構成の通信制御装置50
4は、データを受け付けた順番に応じて、PLC501
の接続先を選択している。したがって、通常処理時のよ
うに、端末装置503と制御用表示装置502との双方
にて、PLC501からのデータを表示し、PLC50
1を操作する場合、通信制御装置504は、PLC50
1と端末装置503とのデータ通信と、PLC501と
制御用表示装置502とのデータ通信とが交互に行われ
るように、接続先を選択する。
【0007】ここで、一般に、表示/制御の際に伝送さ
れるデータ量は、例えば、PLC501から、100個
のワードデバイスの状態を一度に読み出したとしても、
200バイト程度である。したがって、例えば、PLC
501の通信速度を9600bps程度に設定していた
としても、PLC501は、何ら支障なく、制御用表示
装置502および端末装置503の双方と通信できる。
【0008】ところが、制御プログラムは、表示/制御
用のデータよりも大幅に大きく、通常、50kバイト程
度であり、100kバイトを越えることも珍しくない。
この結果、上記通信速度では、制御プログラムの転送に
時間がかかってしまう。なお、PLC501の通信速度
を増大させれば、制御プログラムの転送時間が短縮され
るが、この場合には、PLC501の演算速度や記憶容
量を増加させる必要があるので、PLC501、延いて
は制御システム500の製造コストが高騰してしまう。
ここで、制御プログラムの転送は、表示/制御用のデー
タ転送に比べて、頻度が大幅に少ない。したがって、制
御プログラムの転送のためだけに、PLC501の通信
速度、演算速度および記憶容量を増加させると、制御シ
ステム500のコストパフォーマンスが低下してしま
う。
【0009】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、制御ユニットの通信速度を増
加させることなく、制御プログラムの転送時間を短縮可
能な制御用表示装置を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る制
御用表示装置は、上記課題を解決するために、制御プロ
グラムに応じてデバイスを制御する制御ユニットと通信
する第1通信ポートと、制御プログラムを作成または管
理する制御用ホストコンピュータと通信する第2通信ポ
ートと、上記第1通信ポートを介して、上記制御ユニッ
トと通信して、デバイスの状態を表示または制御する表
示制御処理手段と、上記表示制御処理手段と制御ユニッ
トとの間の通信の要否、および、上記制御用ホストコン
ピュータと制御ユニットとの間の通信の要否に応じて、
上記表示制御処理手段および上記第2通信ポートの一方
を、上記第1通信ポートの接続先として選択する通信制
御手段とを有する制御用表示装置において、以下の手段
を講じたことを特徴としている。
【0011】すなわち、上記第1および第2通信ポート
を介する制御プログラムの転送を検出する検出手段を備
え、上記通信制御手段は、制御プログラムの転送を開始
してから終了するまでの間(プログラム転送期間)、上
記表示制御処理手段と制御ユニットとの間の通信の要否
に拘わらず、上記第1通信ポートの接続先として、上記
第2通信ポートを選択する。なお、検出手段は、制御プ
ログラムの転送の有無を判定できればよく、例えば、制
御プログラムの読み書き命令と、制御プログラム以外の
データの読み書き命令とが異なっている場合は、これら
の命令に基づいて判定してもよいし、格納アドレスなど
が異なっている場合は、格納アドレスに基づいて判定し
てもよい。
【0012】上記構成において、通信制御手段は、プロ
グラム転送期間以外の通常処理期間中、上記表示制御処
理手段と制御ユニットとの間の通信の要否、および、上
記制御用ホストコンピュータと制御ユニットとの間の通
信の要否に応じて、第1通信ポートの接続先を切り換え
る。これにより、ケーブルを接続し直すことなく、制御
ユニットは、表示制御処理手段および制御用ホストコン
ピュータの双方と通信できる。また、制御用表示装置が
通信を切り換えているので、制御ユニットと制御用表示
装置とを接続し、制御用表示装置と制御用ホストコンピ
ュータとを接続するだけで、3者間の通信が可能とな
り、ケーブル設置の手間など、3者を含む制御システム
構築時の手間を削減できる。
【0013】一方、制御用表示装置の検出手段が制御プ
ログラムの転送を検出すると、上記通信制御手段は、プ
ログラム転送期間、上記表示制御処理手段と制御ユニッ
トとの間の通信の要否に拘わらず、上記第1および第2
通信ポートを接続して、制御プログラムの転送に専念す
る。これにより、制御ユニットの通信速度を増大させる
ことなく、通常処理の場合のように接続先を切り換える
場合よりも、制御プログラムの転送期間を短縮できる。
【0014】ここで、制御システムにおいて、制御プロ
グラムのデータ量は、通常の際の一度に伝送されるデー
タ(通常のデータ)のデータ量よりも遙に大きいので、
制御プログラムを短時間に転送できる程度に制御ユニッ
トの通信速度を向上しようとすると、通常処理に必要な
通信速度よりも遙に大きな速度が必要となる。この場合
は、制御ユニットの演算速度や記憶容量も増大させる必
要があるので、制御システム全体の製造コストが増大す
る虞れがある。一方、制御プログラムの転送頻度は、上
記通常のデータの発生頻度に比べて大幅に低いため、殆
どの期間(通常処理期間)、制御ユニットの通信速度が
無駄になってしまう。
【0015】これに対して、請求項1記載の発明の構成
によれば、制御ユニットの通信速度を増大させることな
く、制御プログラムの転送時間を短縮できるので、制御
システム全体の製造コストの増大を抑制できる。
【0016】ところで、転送期間中、制御用表示装置
は、制御プログラムの転送に専念しており、表示制御処
理手段と制御ユニットとは通信できない。したがって、
表示制御処理手段がデバイスの新しい状態を取得でき
ず、使用者が表示制御処理手段によりデバイスの制御を
指示したとしても、制御指示は、制御ユニットに伝わら
ない。この場合、表示制御処理手段が、通常処理時と同
様に、既に把握したデバイスの状態のみに基づいてデバ
イスの状態を表示すると、使用者の操作が表示に反映さ
れない。したがって、使用者は、例えば、タッチパネル
の押し操作などの操作が制御用表示装置に受け付けられ
なかったと誤解して、操作を繰り返したり、制御用表示
装置が誤動作したと誤解して、制御用表示装置を停止さ
せる虞れがある。また、制御用表示装置が使用者の操作
を参照して表示を変更したとしても、デバイスの現状が
表示されていないので、使用者が現状を誤解して、誤っ
た制御を指示する虞れがある。なお、デバイスの不所望
な動作は、事故に直結するため、制御システムの安全性
向上のためには、使用者の誤操作を防止することが望ま
れる。
【0017】したがって、請求項2の発明に係る制御用
表示装置は、請求項1記載の発明の構成において、上記
表示制御処理手段は、制御プログラムの転送を開始して
から終了するまでの間、予め定められた転送期間用メッ
セージを表示することを特徴としている。なお、転送期
間用メッセージは、使用者に通常処理時と異なることを
通知できるメッセージであれば、例えば、操作を受け付
けていない旨の表示など、制御用表示装置の状態を示す
メッセージであってもよいし、例えば、転送期間中であ
るなど、状態の原因を表示するメッセージであってもよ
い。
【0018】上記構成では、転送期間中、表示制御処理
手段は、転送期間用メッセージを表示する。これによ
り、使用者は、制御用表示装置が通常処理していないこ
とを確実に把握できる。この結果、使用者の誤解に起因
する誤操作を防止でき、制御システムの安全性を向上で
きる。
【0019】一方、請求項3の発明に係る記録媒体は、
制御プログラムに応じてデバイスを制御する制御ユニッ
トと通信可能な第1通信ポートと、制御プログラムを作
成または管理する制御用ホストコンピュータと通信可能
な第2通信ポートとを有するコンピュータで読み取り可
能で、上記第1通信ポートを介して、上記制御ユニット
と通信して、デバイスの状態を表示または制御する表示
制御処理手段として、上記コンピュータを動作させるプ
ログラムが記録された記録媒体において、以下の手段を
講じたことを特徴としている。
【0020】すなわち、上記記録媒体には、上記第1お
よび第2通信ポートを介する制御プログラムの転送を検
出する検出手段、並びに、上記表示制御処理手段と制御
ユニットとの間の通信の要否、および、上記制御用ホス
トコンピュータと制御ユニットとの間の通信の要否に応
じて、上記表示制御処理手段および上記第2通信ポート
の一方を、上記第1通信ポートの接続先として選択する
と共に、制御プログラムの転送を開始してから終了する
までの間、上記表示制御処理手段と制御ユニットとの間
の通信の要否に拘わらず、上記第1通信ポートの接続先
として、上記第2通信ポートを選択する通信制御手段と
して、上記コンピュータを動作させるプログラムが記録
されている。
【0021】上記構成の記録媒体から上記プログラムが
読みだされ、上記コンピュータで実行されると、当該コ
ンピュータは、請求項1記載の制御用表示装置として動
作する。これにより、制御ユニットの通信速度を増大さ
せることなく、通常処理の場合のように接続先を切り換
える場合よりも、制御プログラムの転送期間を短縮で
き、制御システム全体の製造コスト増大を抑制できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図8に基づいて説明すると以下の通りである。す
なわち、本実施形態に係る制御システム1には、図1に
示すように、例えば、ベルトコンベアー式の自動組付機
などのデバイス21…を有するターゲットシステム2
と、各デバイス21…を制御するプログラマブル・ロジ
ック・コントローラ(PLC)3と、当該PLC3にシ
リアルケーブル4を介して接続され、多くの場合、ター
ゲットシステム2の近傍にて、ターゲットシステム2の
オペレータにより操作されるグラフィック操作パネル5
と、グラフィック操作パネル5にシリアルケーブル6を
介して接続され、多くの場合、グラフィック操作パネル
5よりも離れた場所から制御システム1全体の監視制御
あるいは設定などを行う制御用ホストコンピュータ7と
が設けられている。なお、上記グラフィック操作パネル
5が特許請求の範囲に記載の制御用表示装置に対応し、
PLC3が制御ユニットに対応する。
【0023】上記PLC3は、各デバイス21をアドレ
スによって特定しており、例えば、スイッチのように、
オン/オフの2つの状態を持つデバイス21には、ビッ
トアドレスが割り当てられる。例えば、図2に示すよう
に、当該アドレスAへのデータ書き込み命令が与えられ
ると、PLC3は、書き込まれた値Dに応じて、スイッ
チのオン/オフを制御する。一方、図3に示すように、
上記アドレスAからのデータ読み出し命令を受け取る
と、PLC3は、スイッチの状態をグラフィック操作パ
ネル5へ出力する。これらの各命令は、アドレスAなど
と共に伝送されるコマンドコードCw・Crによって区
別され、伝送開始を示すコード(ESC)と伝送終了を
示すコード(RET)とで挟まれて、上記各シリアルケ
ーブル4・6上を伝送される。
【0024】本実施形態では、上記データ読み出し命令
によって、複数アドレスに渡る読み出しを指示すること
ができ、PLC3は、上記アドレスAを基準(例えば、
始点や終点など)にして、サイズSが示す大きさのアド
レス領域に対応するデバイス21の状態を順次出力す
る。同様に、複数アドレスに渡る書き込みも指示可能で
あり、PLC3は、アドレスAを基準にして、図2に示
す値Dの大きさ(データ量)のアドレス領域へアクセス
して、当該領域に対応するデバイス21を制御する。
【0025】なお、上記では、ビットデバイスの場合を
例にして説明したが、当然ながら、レベル計などのよう
に、入出力されるデータが数値(ワードデータ)のデバ
イス21には、ワードを示すアドレスが割り当てられ、
PLC3は、当該アドレスへのデータ読み書き命令に基
づいて動作する。
【0026】さらに、PLC3のアドレス空間には、図
4に示すように、上記各デバイス21に対応するアドレ
ス領域A1の他に、PLC3の動作を示す制御プログラ
ムを格納するための領域A0も用意されている。当該領
域A0には、PLC3の内部メモリ(図示せず)が対応
しており、例えば、ニーモニック、ラダー回路図、フロ
ーチャートあるいはシーケンシャルファンクション・チ
ャート(SFC)などを用いて記述された制御プログラ
ムが格納される。さらに、PLC3は、制御プログラム
に基づいた手順で、各デバイス21を制御できる。これ
により、グラフィック操作パネル5や制御用ホストコン
ピュータ7から逐次指示しなくても、ターゲットシステ
ム2は、PLC3によって、各デバイス21の状態に応
じて自動制御される。
【0027】本実施形態では、上記内部メモリがRAM
( Random Access Memory )などの書換え可能なメモリ
で実現されており、PLC3は、予め定められたプログ
ラム読み出し命令、あるいは、プログラム書き込み命令
に応じて、当該メモリを読み書きできる。当該プログラ
ム書き込み命令は、図2に示すデータ書き込み命令と同
様のフォーマットであり、アドレスAや書き込むデータ
列Dが含まれているが、書き込みを示すコマンドコード
Cwに代えて、プログラムの書き込みを示すコマンドコ
ードCwpが付加されている。また、プログラム読み出
し命令は、図3に示すデータ読み出し命令と同様のフォ
ーマットであるが、コマンドコードが異なる値(Cr
p)に設定される。なお、プログラムの読み書き時は、
通常のデータ読み書きよりも多くのデータが連続して読
み書きされる。ただし、PLC3の通信用バッファ領域
の大きさなどを削減するために、一つの命令で読み書き
可能なプログラム長は、例えば、500バイトなどに制
限されており、それ以上の長さを読み書きする場合に
は、複数の読み書き命令が順次与えられる。
【0028】一方、上記グラフィック操作パネル5は、
図1に示すように、上記各シリアルケーブル4・6へそ
れぞれ接続される第1および第2のシリアルポート51
・52と、当該第1のシリアルポート51およびシリア
ルケーブル4を介して、上記PLC3と通信するPLC
側通信処理部53と、上記第2のシリアルポート52お
よびシリアルケーブル6を介して、上記制御用ホストコ
ンピュータ7と通信するホスト側通信処理部54と、オ
ペレータの操作および表示を制御する表示制御処理部
(表示制御処理手段)55と、ターゲットシステム2の
各デバイス21の状態を示すデータが格納された記憶部
56とを備えており、上記PLC側通信処理部53は、
制御プログラムを伝送していない通常処理の間、PLC
3の通信相手として、ホスト側通信処理部54および表
示制御処理部55を交互に選択し、ホスト側通信処理部
54は、必要に応じて、第1のシリアルポート51を介
した通信と第2のシリアルポート52を介した通信とを
中継する。なお、上記第1および第2のシリアルポート
51・52が、特許請求の範囲に記載の第1および第2
通信ポートに対応し、PLC側通信処理部53および表
示制御処理部55が、通信制御手段および表示制御処理
手段に、それぞれ対応する。
【0029】これにより、PLC3と制御用ホストコン
ピュータ7とを直接接続していないにも拘わらず、制御
用ホストコンピュータ7は、PLC3から、各デバイス
21の状態を示すデータを受け取って表示すると共に、
各デバイス21への指示をPLC3へ伝えることができ
る。
【0030】さらに、本実施形態に係るグラフィック操
作パネル5は、検出手段として、ホスト側通信処理部5
4が中継するデータが制御プログラムか否かを判定する
プログラム伝送検出部57を備えており、プログラム伝
送検出部57は、制御プログラムの場合、上記PLC側
通信処理部53に指示して、表示制御処理部55とのデ
ータ通信を一時中断して、ホスト側通信処理部54との
データ通信に専念させることができる。
【0031】上述したように、本実施形態では、プログ
ラムの読み書き命令と、デバイスの読み書き命令とで、
コマンドコードが互いに異なっているので、上記プログ
ラム伝送検出部57は、命令のコマンドコードに基づい
て、両者を判別している。
【0032】なお、上記各部材53〜57は、例えば、
CPU(Central Processing Unit)などの演算手段が、
RAM( Random Access Memory )やROM( Read-On
ly Memory )などの記憶手段に記憶されたプログラムを
実行して、例えば、液晶表示パネルやタッチパネルなど
の入出力手段、あるいは、例えば、RS−232Cイン
ターフェース回路などの通信手段を制御することで実現
される機能ブロックである。したがって、これらの手段
を有するコンピュータが、上記プログラムが記録された
記録媒体(例えば、CD−ROMなど)を読み取り、当
該プログラムを実行するだけで、本実施形態に係るグラ
フィック操作パネル5を実現できる。なお、例えば、各
シリアルポート51・52や他の通信路を介してプログ
ラムをダウンロードするためのプログラムが、上記コン
ピュータに予めインストールされていれば、当該通信路
を介して、上記コンピュータへ上記プログラムを配付す
ることもできる。
【0033】ここで、本実施形態に係るPLC3は、通
信速度、記憶容量および演算速度などが、通常処理にお
いて、制御用ホストコンピュータ7およびグラフィック
操作パネル5がデバイス21の状態を取得し制御する際
に十分な程度に低く設定されている。具体的には、例え
ば、PLC3から、100個のワードデバイスの状態を
一度に読み出したとしても、データ量が200バイト程
度である。したがって、本実施形態の場合、PLC3と
グラフィック操作パネル5との間の通信速度は、960
0bps程度に抑えられている。
【0034】また、PLC3の記憶容量は、制御プログ
ラムの書換えや上記外部機器からの指示を待っていては
間に合わない処理を示す制御プログラムが格納できる程
度(例えば、数十kバイト程度など)に抑えられてい
る。なお、上述したように、PLC3の制御プログラム
は、シリアルケーブル4を介して外部から書換え可能で
ある。また、通常処理の際であっても、緊急の処理でな
ければ、PLC3は、グラフィック操作パネル5や制御
用ホストコンピュータ7と通信して、指示を仰ぐことも
できる。したがって、記憶容量が抑えられていても、通
常処理において、PLC3は、何ら支障なく、各デバイ
ス21を制御できる。
【0035】さらに、PLC3の演算速度は、上記制御
プログラムを実行して各デバイス21を制御し、上記通
信速度で通信可能な程度に設定されている。ここで、制
御対象となるデバイス21は、機械的に動作する部分を
備えていたり、大電力を制御したりするために、比較的
動作速度が遅く、上記のように、通信速度も低く設定さ
れている。したがって、PLC3の演算速度が余り高く
なくても、通常処理において、PLC3は、十分な速度
で、各デバイス21を制御し、外部機器と通信できる。
【0036】一方、グラフィック操作パネル5は、近年
では、高解像度の画像表示が求められているため、例え
ば、数Mバイト程度の記憶容量を持ち、表示に十分な演
算速度を有している。また、グラフィック操作パネル5
には、例えば、背景画像など、画像を示すデータが予め
格納されており、更新が必要な場合には、制御用ホスト
コンピュータ7からシリアルケーブル6を介してグラフ
ィック操作パネル5にダウンロードされる。このデータ
量は、数Mバイトに達することもある。したがって、グ
ラフィック操作パネル5と制御用ホストコンピュータ7
との間の通信速度は、グラフィック操作パネル5とPL
C3との間よりも高く設定されている。なお、この場合
でも、グラフィック操作パネル5の記憶容量や演算速度
は、PLC3よりも大きいので、グラフィック操作パネ
ル5は、何ら支障なく制御用ホストコンピュータ7と高
速に通信できる。
【0037】上記構成において、通常処理時における制
御システム1の動作を、図5ないし図8を参照して説明
すると、以下の通りである。すなわち、制御用ホストコ
ンピュータ7とグラフィック操作パネル5とは、互いに
独立して、デバイス21の状態にアクセスしており、グ
ラフィック操作パネル5のPLC側通信処理部53は、
図5に示すステップ1(以下では、S1のように略称す
る)において、制御用ホストコンピュータ7から読み書
き命令を受け取ったか否かを判定する。
【0038】受け取らなかった場合(上記S1にて、な
しの場合)、PLC側通信処理部53は、S2におい
て、記憶部56を参照して、表示制御処理部55が要求
するアドレスのデータ読み出し命令を出力する。一方、
PLC3は、当該アドレスのデータを出力し、PLC側
通信処理部53は、記憶部56に当該データを格納す
る。ここで、表示制御処理部55は、表示に必要なデバ
イス21のアドレスを記憶部56に、例えば、リスト状
に格納している。したがって、PLC側通信処理部53
が記憶部56を参照して、表示用のデータ通信すること
で、表示制御処理部55は、当該アドレスの状態に応じ
た画面を表示できる。
【0039】これとは逆に、制御用ホストコンピュータ
7から、シリアルケーブル6、第2のシリアルポート5
2およびホスト側通信処理部54を介して、データ読み
出し命令を受け取った場合(上記S1にて、ありの場
合)、PLC側通信処理部53は、S3において、第1
のシリアルポート51およびシリアルケーブル4を介し
てPLC3へ転送する。これに応じて、PLC3は、要
求されたアドレスのデータを送出し、PLC側通信処理
部53は、ホスト側通信処理部54、第2のシリアルポ
ート52およびシリアルケーブル6を介して、当該デー
タを制御用ホストコンピュータ7へ転送する。これによ
り、制御用ホストコンピュータ7は、所望のデータを取
得できる。上記S3において、制御用ホストコンピュー
タ7とPLC3とのデータ通信が終了すると、上記S2
の処理が行われ、グラフィック操作パネル5とPLC3
とのデータ通信が行われる。
【0040】このように、通常処理時には、制御用ホス
トコンピュータ7とグラフィック操作パネル5とは、互
いに独立して、デバイス21の状態にアクセスしてお
り、図6に示すように、それぞれのデータ読み書き命令
は、交互に処理される。
【0041】ここで、PLC側通信処理部53は、バッ
ファを備えており、一方がアクセス中、当該アクセスが
終了するまで、他方のアクセスをバッファに格納して遅
延させる。ここで、シリアルケーブル4での通信速度
は、通常処理において、制御用ホストコンピュータ7お
よびグラフィック操作パネル5がデバイス21の状態を
取得し制御する際に十分な程度に低く設定されており、
1回のデータ転送は、例えば、データ量が200バイト
程度の場合、約0.2秒で終了する。したがって、それ
ぞれのアクセスが衝突したとしても、制御用ホストコン
ピュータ7およびグラフィック操作パネル5は、何ら支
障なく、デバイス21のデータを取得し、制御指示を与
えることができる。
【0042】なお、図6では、PLC3からデバイス2
1のデータを読み出す場合を例にして説明したが、PL
C3へデータ書き込み命令を送出する場合も同様に、P
LC側通信処理部53は、それぞれのデータ書き込み命
令を交互に処理してPLC3と通信する。
【0043】一方、PLC3の制御プログラムを書き換
える場合、あるいは、PLC3から制御プログラムを読
み出す場合には、通常処理よりも、データ量の多いプロ
グラムが一度に転送される。したがって、グラフィック
操作パネル5がプログラム伝送検出部57を備えておら
ず、PLC側通信処理部53が、通常処理と同様に、制
御用ホストコンピュータ7およびグラフィック操作パネ
ル5からの命令を交互に処理する構成(比較例の構成)
では、以下に示す不具合が発生する。
【0044】具体的には、図7に示すように、50kバ
イトの制御プログラムを読み出す場合を例にすると、制
御用ホストコンピュータ7は、制御プログラムを500
バイト毎に区切り、アドレス♯0から♯99までのプロ
グラム読み出し命令を連続して送出する。これらのプロ
グラム読み出し命令は、PLC側通信処理部53によっ
て、PLC3へ転送され、PLC3は、アドレス♯0か
ら♯99までのプログラムを出力する。シリアルケーブ
ル4の通信速度が本実施形態と同様とすると、これらの
データ転送(500バイト毎)は、例えば、それぞれ、
約0.5秒程度で終了するので、制御プログラム全体
(50kバイト)の転送は、本来、約50秒程度で終了
するはずである。
【0045】ところが、グラフィック操作パネル5の表
示制御処理部55も、表示に必要なデバイスアドレスを
記憶部56に格納しているので、上記比較例の構成のP
LC側通信処理部53は、プログラム読み出し命令の合
間に、通常処理時と同様、データ読み出し命令を出力す
る。
【0046】ここで、グラフィック操作パネル5が自ら
の表示用にデータ読み出し命令を出力する周期は、用途
によっても異なるが、各制御プログラム転送毎にデータ
転送が挿入された場合、制御プログラムの伝送を開始し
てから終了するまでの間に、シリアルケーブル4を転送
されるデータ量は、70kに達し、所要時間は、70秒
程度に達する。なお、上記では、制御用ホストコンピュ
ータ7からデータ読み出し命令が出力されない場合を例
にして説明したが、制御用ホストコンピュータ7からも
出力される場合は、さらに、所要時間が増加してしま
う。
【0047】これに対して、本実施形態では、図5に示
すS1とS3との間に、S11の処理が加えられてお
り、プログラム伝送検出部57がプログラム読み書き命
令を検出すると(S11にて、真の場合)、表示制御処
理部55は、S12において、プログラム伝送検出部5
7の指示に従い、例えば、「プログラムの伝送中であ
り、操作を受け付けない」旨を表示する。
【0048】さらに、プログラム読み書き命令を検出し
た場合、PLC側通信処理部53は、S13において、
制御プログラムの転送が終了するまでの間、プログラム
転送に専念する。この場合、PLC側通信処理部53
は、表示/制御に必要なデバイス21のアドレスが記憶
部56に格納されていたとしても、データ読み書き命令
を出力せず、図8に示すように、制御用ホストコンピュ
ータ7からのプログラム読み書き命令と、その応答とに
専念する。この結果、制御プログラムの伝送を開始して
から終了するまでの間に、シリアルケーブル4を転送さ
れるデータ量は、50kに止まり、所要時間を約50秒
程度にまで短縮できる。また、プログラムの伝送が終了
すると、表示制御処理部55は、S14において、上記
S12での表示を消去すると共に、グラフィック操作パ
ネル5は、上記S2以降の処理を繰り返して、通常処理
に復帰する。
【0049】ここで、PLC側通信処理部53がプログ
ラム転送に専念している期間中、データ読み書き命令が
伝送されないため、グラフィック操作パネル5は、デバ
イス21のデータを取得できず、制御指示を与えること
ができない。この状態では、記憶部56に記憶されてい
るデバイス21の状態は、更新されないため、通常処理
時と同様に、表示制御処理部55が記憶部56を参照し
て表示すると、操作の有無に拘わらず、同一の画面が表
示され続ける。この結果、オペレータは、例えば、タッ
チパネルの押し操作が受け付けられなかったと誤解し
て、押し操作を繰り返したり、グラフィック操作パネル
5が故障したと判断して、グラフィック操作パネル5を
停止したりする虞れがある。また、この期間中は、デバ
イス21の現状が表示されないため、オペレータが現状
を誤解して、誤った制御を指示する虞れもある。
【0050】これに対して、本実施形態に係る表示制御
処理部55は、上記S12およびS14において、プロ
グラム伝送検出部57の指示に従い、プログラムの転送
中、その旨を表示するなどして、グラフィック操作パネ
ル5のオペレータに、現在の状態、および、その理由を
報知する。これにより、オペレータは、現在の状態を把
握でき、オペレータの誤解に起因する誤操作を防止でき
る。
【0051】なお、上記では、現在の状態と、理由との
双方を表示する場合を例にして説明したが、少なくとも
一方を報知できれば、オペレータの誤解を防止できるの
で、同様の効果が得られる。ただし、状態だけでなく理
由も通知した方が、オペレータは、操作を受け付けない
期間の長さなどを推測しやすい。また、理由だけでなく
状態も通知した方が、オペレータが余りグラフィック操
作パネル5の操作に習熟しておらず、理由から状態を類
推できない場合であっても、オペレータの誤解を防止で
きる。したがって、一方を通知するよりも、状態と理由
との双方を通知する方が好ましい。
【0052】また、本実施形態に係るプログラム伝送検
出部57は、命令中のコマンドコードに基づいて、プロ
グラムの伝送か否かを判定したが、これに限るものでは
ない。プログラムとデバイス21とでアドレス領域が異
なっていれば、命令中のアドレスに基づいて判定しても
よい。また、プログラム伝送の方がデータ量が多いの
で、命令のデータ量に基づいて、プログラムの伝送か否
かを判定してもよい。いずれの場合であっても、プログ
ラムの伝送か否かを判定できれば、本実施形態と同様の
効果が得られる。
【0053】さらに、本実施形態では、表示制御処理部
55が表示または制御に必要なデバイス21のアドレス
を記憶部56に格納し、PLC側通信処理部53が記憶
部56を参照することで、表示制御処理部55とPLC
3との通信の要否を判定しているが、これに限るもので
はない。表示制御処理部55がデバイス21の状態を表
示または制御するにあたって、PLC側通信処理部53
がデータ読み書き命令をPLC3へ出力する必要がある
か否かを判定できれば、例えば、表示制御処理部55が
PLC3へのデータ読み書き命令を出力し、PLC側通
信処理部53が当該命令に基づいて、要否を判定しても
よい。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明に係る制御用表示装置
は、以上のように、制御ユニットと通信する第1通信ポ
ートと、制御用ホストコンピュータと通信する第2通信
ポートとを介する制御プログラムの転送を検出する検出
手段を備え、上記第1通信ポートの接続先として、第2
通信ポートおよび表示制御処理手段の一方を選択する通
信制御手段が、制御プログラムの転送期間中、上記表示
制御処理手段と制御ユニットとの間の通信の要否に拘わ
らず、第2通信ポートを選択する構成である。
【0055】上記構成では、制御用表示装置の検出手段
が制御プログラムの転送を検出すると、上記通信制御手
段は、プログラム転送期間、上記表示制御処理手段と制
御ユニットとの間の通信の要否に拘わらず、上記第1お
よび第2通信ポートを接続して、制御プログラムの転送
に専念する。これにより、制御ユニットの通信速度を増
大させることなく、通常処理の場合のように接続先を切
り換える場合よりも、制御プログラムの転送期間を短縮
でき、制御システム全体の製造コストの増大を抑制でき
るという効果を奏する。
【0056】請求項2の発明に係る制御用表示装置は、
以上のように、請求項1記載の発明の構成において、上
記表示制御処理手段は、制御プログラムの転送を開始し
てから終了するまでの間、予め定められた転送期間用メ
ッセージを表示する構成である。
【0057】上記構成では、転送期間中、表示制御処理
手段は、転送期間用メッセージを表示して、制御用表示
装置が通常処理していないことを使用者に通知する。こ
の結果、使用者の誤解に起因する誤操作を防止でき、制
御システムの安全性を向上できるという効果を奏する。
【0058】請求項3の発明に係る記録媒体は、以上の
ように、請求項1記載の表示制御処理手段、検出手段お
よび通信制御手段として、上記第1および第2通信ポー
トを有するコンピュータを動作させるプログラムが記録
されている構成である。
【0059】上記構成の記録媒体から上記プログラムが
読みだされ、上記コンピュータで実行されると、当該コ
ンピュータは、請求項1記載の制御用表示装置として動
作する。これにより、制御ユニットの通信速度を増大さ
せることなく、通常処理の場合のように接続先を切り換
える場合よりも、制御プログラムの転送期間を短縮で
き、制御システム全体の製造コスト増大を抑制できると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、制御シ
ステムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】上記制御システムにおいて、各シリアルケーブ
ルで伝送されるデータのフォーマットを示すものであ
り、PLCへの書き込み命令を示す説明図である。
【図3】上記制御システムにおいて、各シリアルケーブ
ルで伝送されるデータのフォーマットを示すものであ
り、PLCからの読み出し命令を示す説明図である。
【図4】上記制御システムにおいて、PLCのアドレス
マップを示す説明図である。
【図5】上記制御システムにおいて、グラフィック操作
パネルの動作を示すフローチャートである。
【図6】上記制御システムにおいて、通常処理時のデー
タ伝送を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の比較例を示すものであり、制御プログ
ラム更新時のデータ伝送を示すタイミングチャートであ
る。
【図8】上記実施形態に係る制御システムにおいて、制
御プログラム更新時のデータ伝送を示すタイミングチャ
ートである。
【図9】従来例を示すものであり、制御システムの要部
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 プログラマブル・ロジック・コントローラ(制御
ユニット) 5 グラフィック操作パネル(制御用表示装置) 7 制御用ホストコンピュータ 21 デバイス 51 第1のシリアルポート(第1通信ポート) 52 第2のシリアルポート(第2通信ポート) 53 PLC側通信処理部(通信制御手段) 55 表示制御処理部(表示制御処理手段) 57 プログラム伝送検出部(検出手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 5H220 BB03 CC09 CX06 CX09 HH01 JJ15 JJ27 JJ38 JJ55 JJ59 9A001 CC02 JJ71

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御プログラムに応じてデバイスを制御す
    る制御ユニットと通信する第1通信ポートと、 制御プログラムを作成または管理する制御用ホストコン
    ピュータと通信する第2通信ポートと、 上記第1通信ポートを介して、上記制御ユニットと通信
    して、デバイスの状態を表示または制御する表示制御処
    理手段と、 上記表示制御処理手段と制御ユニットとの間の通信の要
    否、および、上記制御用ホストコンピュータと制御ユニ
    ットとの間の通信の要否に応じて、上記表示制御処理手
    段および上記第2通信ポートの一方を、上記第1通信ポ
    ートの接続先として選択する通信制御手段とを有する制
    御用表示装置において、 上記第1および第2通信ポートを介する制御プログラム
    の転送を検出する検出手段を備え、 上記通信制御手段は、制御プログラムの転送を開始して
    から終了するまでの間、上記表示制御処理手段と制御ユ
    ニットとの間の通信の要否に拘わらず、上記第1通信ポ
    ートの接続先として、上記第2通信ポートを選択するこ
    とを特徴とする制御用表示装置。
  2. 【請求項2】上記表示制御処理手段は、制御プログラム
    の転送を開始してから終了するまでの間、予め定められ
    た転送期間用メッセージを表示することを特徴とする請
    求項1記載の制御用表示装置。
  3. 【請求項3】制御プログラムに応じてデバイスを制御す
    る制御ユニットと通信可能な第1通信ポートと、制御プ
    ログラムを作成または管理する制御用ホストコンピュー
    タと通信可能な第2通信ポートとを有するコンピュータ
    で読み取り可能で、 上記第1通信ポートを介して、上記制御ユニットと通信
    して、デバイスの状態を表示または制御する表示制御処
    理手段として、上記コンピュータを動作させるプログラ
    ムが記録された記録媒体において、 上記第1および第2通信ポートを介する制御プログラム
    の転送を検出する検出手段、並びに、 上記表示制御処理手段と制御ユニットとの間の通信の要
    否、および、上記制御用ホストコンピュータと制御ユニ
    ットとの間の通信の要否に応じて、上記表示制御処理手
    段および上記第2通信ポートの一方を、上記第1通信ポ
    ートの接続先として選択すると共に、制御プログラムの
    転送を開始してから終了するまでの間、上記表示制御処
    理手段と制御ユニットとの間の通信の要否に拘わらず、
    上記第1通信ポートの接続先として、上記第2通信ポー
    トを選択する通信制御手段として、上記コンピュータを
    動作させるプログラムが記録されていることを特徴とす
    る記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103019241A (zh) * 2012-12-04 2013-04-03 中国核电工程有限公司 一种双plc加冗余通讯方式的转运装置控制系统及方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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