JP4520132B2 - インバータシステム及びインバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータ装置と、インバータ装置を制御するための外部制御装置と、これらの装置との間でデータの入力,出力を行なうための夫々1つ以上の入力装置及び出力装置とで構成されるインバータシステム、及びそのシステムに使用されるインバータ装置に関する。
一般に、インバータ装置には、例えば表示器や操作キー、LEDやスイッチ、メモリなどのリソースを備えている。また、インバータ装置には、制御用のコントローラが接続されるが、そのコントローラについても上記したようなリソースを必要に応じて備えている。図15は、上記のインバータ装置及びコントローラを含んで構成されるインバータシステムの一例であり、温度センサによって検出された温度に応じてファンを回転させ送風を行なうシステムを示すものである。
インバータ装置1は、モータ2を駆動することでファン3を回転させるもので、本体には、操作キーを含む設定器4及び表示器5を備えている。また、インバータ装置1は、当該装置1自体についての処理を行うためのCPU(マイクロコンピュータ,図示せず)を内蔵しており、そのCPUによってインバータ装置1を直接制御するために使用されるA/D変換入力ポート6,7やD/A変換出力ポート8,I/Oポート9などを備えている。
コントローラ10はやはりCPU(図示せず)を内蔵しており、インバータ装置1のCPUと通信を行うことでインバータ装置1を制御するものである。コントローラ10に対しては、温度センサ11のセンサ信号がA/D変換器12を介して与えられている。また、インバータ装置1と同様に、設定器13及び表示器14を備えている。尚、A/D変換器12は、本来コントローラ10に内蔵されているものである。
そして、コントローラ10は、温度センサ11のセンサ信号を読み込むと、その温度情報を表示器14に表示させると共に、その温度に応じた周波数指令をインバータ装置1側に送信する。すると、インバータ装置1は、その周波数指令に基づいて内蔵するインバータ主回路を構成するIGBTなどのスイッチング素子を制御し、モータ2を駆動してファン3を回転させる。
以上の制御形態においては、インバータ装置1側に配置されている設定器4,表示器5A/D変換入力ポート6,7やD/A変換出力ポート8,I/O入出力ポート9などは全く使用されていない。にもかかわらず、インバータ装置1とそのコントローラ10とが同じようなリソースを夫々備えていることは非効率的である。
特許文献1には、主に、インバータ装置の機種やコントローラ(延長器)の操作方法が異なる場合であっても両者を接続して使用可能とする目的で、コントローラが備えている操作キーや表示器をインバータ装置の操作キーや表示器としても使用できるようにした技術が開示されている。即ち、インバータ装置とコントローラとの間で通信を行い、所定条件下でコントローラの操作キーが操作されると、その情報をインバータ装置の操作キー情報として取り扱い、また、インバータ装置側の表示情報をコントローラの表示情報として取り扱うようにしている。
特開平10−304671号公報
しかしながら、特許文献1では、双方共に操作キーと表示器とを備えていることを前提としている。そして、インバータ装置側に設けられているリソースは、結局インバータ装置専用のリソースとして機能しており、上述した技術課題を解決するものではない。また、インバータ装置側には、周波数指令入力用のアナログ入力端子や運転指令入力用の接点入力端子が配置されている場合もあるが、例えばコントローラがRS−485などのシリアル通信を介してインバータ装置を制御する場合、それらの入力端子は使用されない(若しくは、例外的に手動運転を行う場合しか使用されない)。更に、操作キーについても、インバータ装置に制御パラメータを初期設定する場合のみに使用される場合も多い。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、インバータ装置と外部制御装置とが、共通の入力装置及び出力装置を必要に応じて使い分けることを可能とするインバータシステム、及びそのシステムに使用されるインバータ装置を提供することにある。
本発明のインバータシステムは、インバータ装置と、このインバータ装置との間で通信を行うことで当該インバータ装置を制御するための外部制御装置と、これらの装置との間でデータの入力,出力を行なうための夫々1つ以上の入力装置及び出力装置とで構成されるものにおいて、
前記入力装置及び出力装置を、前記インバータ装置側に配置し、
前記インバータ装置に、
前記入力装置によって入力されるデータの少なくとも一部が格納される入力データ記憶手段と、
この入力データ記憶手段に格納された入力データを、前記インバータ装置と前記外部制御装置との双方が使用するか、又は前記外部制御装置のみが使用するかを選択するための入力選択手段と、
前記インバータ装置によって出力されるデータが格納される第1出力データ記憶手段と、
前記外部制御装置によって出力されるデータが格納される第2出力データ記憶手段と、
前記第1,第2出力データ記憶手段に格納された出力データの何れか一方を、出力装置に対して出力するように選択するための出力選択手段とを備え、
前記外部制御装置は、前記入力及び出力選択手段の選択制御を行うように構成したことを特徴とする。
斯様に構成すれば、入力装置によって入力データ記憶手段に格納された入力データは、外部制御装置による選択制御に基づき、入力選択手段によってインバータ装置と外部制御装置との双方が使用するか、又は前記外部制御装置のみが使用するかを選択することができる。また、インバータ装置,外部制御装置によって第1,第2出力データ記憶手段に夫々格納されたデータについても、外部制御装置による選択制御に基づき、出力選択手段によって何れか一方が、出力装置に対して出力されるように選択することができる。
本発明のインバータシステムによれば、外部制御装置側は、入力装置及び出力装置を独自に備える必要がなく、必要に応じてインバータ装置側に配置されている入力装置及び出力装置を使用することができる。従って、従来よりもシステムを効率的に構成することが可能となる。
(第1実施例)
以下、本発明をファンモータを駆動するためのインバータシステムに適用した場合の第1実施例について、図1乃至図8を参照して説明する。尚、図15と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。図1は、インバータシステムの全体構成を示すものである。インバータ装置21は、図15に示すインバータ装置1の内部に入出力選択制御部22を備えて構成されている。一方、コントローラ(外部制御装置)23側は、温度センサ11,A/D変換器12,設定器13及び表示器14を備えておらず、後述するようにして、インバータ装置21が備えている設定器4や表示器5を共用するようになっている。そして、温度センサ11は、インバータ装置21側のA/D変換入力ポート7に接続されている。
図2は、インバータ装置21の構成を示す機能ブロック図である。入出力選択制御部22(以下、単に選択制御部22と称す)は、設定器(入力装置)4や表示器(出力装置)5を、インバータ装置21側におけるスタンドアロン制御に使用する場合と、コントローラ23による制御に使用する場合とで共用するため、データの入出力経路を切換えるものである。ここで、「スタンドアロン制御」とは、コントローラ23によることなく、インバータ装置21側に配置されている入出力装置を用いて制御を行うことを称する。
尚、外部入力装置24は、A/D変換入力ポート6,7やI/Oポート9の入力側、即ち入力インターフェイス(I/F)25に接続される外部装置であり(例えば、温度センサ11)、外部出力装置26は、D/A変換出力ポート8やI/Oポート9の出力側、即ち出力インターフェイス27に接続される外部装置である。
コントローラ23とインバータ装置21とは、例えばRS−485などの通信インターフェイス28を介して通信を行うようになっている。そして、その通信結果に基づいて、選択制御部22の選択制御が行われ、データの入出力経路が決定される。コントローラ23は、ユーザによる入力設定や予め記憶されている制御プログラムに基づき、インバータ装置21,モータ2の制御を行うようになっている。一方、インバータ制御回路100はマイクロコンピュータで構成されており、必要に応じて選択制御部22に内蔵されているメモリにアクセスを行い、インバータ主回路29のスイッチング制御を行うようになっている。
図3は、選択制御部22において入力データ経路を制御する入力選択制御部22Iの構成を示す。入力選択制御部22Iは、入力データバッファ(入力データ記憶手段)30,スイッチ(入力選択手段)31,切換え用レジスタ(入力選択手段)32などで構成されている。入力データバッファ30は、入力リソースによって入力されるデータが書き込まれるメモリ若しくはレジスタである。ここで、「入力リソース」とは、設定器4や外部入力装置24の総称である。
コントローラ23は、入力データバッファ30に対して常に読み出しアクセスが可能となっている。一方、インバータ制御回路100がインバータ主回路29に対して与える制御データを読み出す経路は、スイッチ31を介して入力データバッファ30に接続されており、スイッチ31がバッファ30側に閉路されている場合のみバッファ30のデータを主回路29に与え、入力データ固定用仮想バッファ(入力データ設定手段)61側(この場合、入力リソースはコントローラ23側のみの使用となる)に閉路されている場合、そのバッファ61に設定された仮想的な入力データを主回路29に与えるようになっている。そして、スイッチ31が開路の場合は入力リソースがないとみなし主回路29に対してデータを与えない。
インバータ制御回路100は、スイッチ31が入力データバッファ30側に閉路されていない場合、入力データバッファ30を読み出し不可能な状態とすることで、インバータの動作に影響を与えないようにできる。このことにより入力リソースをコントローラ23専用に用いることができる。また、コントローラ23から所定のデータをこの入力データ固定用仮想バッファ61に設定することで、当該バッファ61の設定データを仮想的な入力リソースのデータとしてインバータ制御回路100に与えることが出来る。
更に、上述のようにしてコントローラ23が仮想バッファ61に入力データを設定しない場合、仮想バッファ61には、入力データバッファ30に初期値としてセットされるデフォルトデータ値(即ち、入力リソースによってデータが格納される前の状態)と同じデータ値がセットされた状態にある。
尚、スイッチ31は、実際にはインバータ制御回路100のソフトウエアによってバッファ30に対するアクセスの可否を設定する作用をハードウエア的なシンボルで表したものである。そして、スイッチ31の切換え制御は、切換え用レジスタ32の設定に基づいて行われるが、その設定は、コントローラ23がインバータ装置21との間で行う通信結果によって行われる。また、図3に示す構成は、1つの入力リソースに対応するものを代表して示しており、実際には、入力リソースの種類毎に同様の構成が存在している。
図4は、選択制御部22において出力データ経路を制御する出力選択制御部22Oの構成を示す。出力選択制御部22Oは、出力データバッファ33(第1出力データ記憶手段)及び34(第2出力データ記憶手段),スイッチ(出力選択手段)35,切換え用レジスタ(出力選択手段)36などで構成されている。
出力データバッファ33,34は、夫々インバータ制御回路100,コントローラ23によって出力されるデータが格納されるメモリ若しくはレジスタである。そして、出力データバッファ33,34に格納されたデータの何れが出力リソースに対して出力可能になるかは、スイッチ35によって切換えられるようになっている。ここで、「出力リソース」とは、表示器5や外部出力装置26の総称である。
スイッチ35は、スイッチ31と同様に、インバータ制御回路100によるソフトウエアの動作をハードウエア的に示しており、この場合、出力リソースによる読み出しアクセスをバッファ33,34の何れに対して許可するかを設定している。そして、スイッチ35の切換え制御は切換え用レジスタ36の設定に基づいて行われ、その設定は、コントローラ23がインバータ装置21との間で行う通信結果によって行われる。また、図4に示す構成は、1つの出力リソースに対応するものを代表して示していることは図3と同様である。
図5は、図4の構成を実態に合わせてより具体的にしたものを示す。この例では、出力データバッファとして、インバータ制御用データバッファ(第1出力データ記憶手段)37,ASCII用データバッファ(第2出力データ記憶手段,キャラクタデータ記憶手段)38,連続数値用データバッファ(第2出力データ記憶手段,数値データ記憶手段)39の3種類があり、バッファ37はインバータ制御回路100によって、バッファ38及び39はコントローラ23によってデータが格納されるようになっている。
バッファ38には、ASCIIコードによるキャラクタ表示用のデータが格納され、バッファ39には、連続数値表示用のデータが格納される。また、インバータ制御用データバッファ37にはパラメータ番号(pno.)として(0000)が割り当てられ、ASCII用データバッファ38にはパラメータ番号(0001〜0004)が割り当てられ、連続数値用データバッファ39にはパラメータ番号(0006,0007)が割り当てられている。図6には、各パラメータ番号と夫々に対するデータの設定例を示す。
バッファ38,39の出力側には、表示変換部40,41が配置されている。表示変換部40は、バッファ38より出力されるASCIIコードデータを7セグメントLED表示用のデータに変換する。また、表示変換部(データ変換手段)41は、バッファ39より出力される連続数値データを、同様に7セグメントLED表示用のデータに変換する。そして、表示変換部40,41、即ち、ASCIIコードと連続数値との何れを選択するかは、スイッチ(表示データ選択手段)42によって行われるようになっている。
更に、スイッチ42によって選択されたコントローラ23側のデータと、インバータ制御用データバッファ37との何れを選択するかは、スイッチ43(出力選択手段)によって行われる。加えて、スイッチ43による選択結果を、表示器5と、オプションとしてインバータ装置21に接続される延長パネル(遠隔操作用端末,入力装置,出力装置)44との何れに対して出力するかは、スイッチ45によって切換えられる。延長パネル44は、インバータ装置21に配置されている設定器4,表示器5と同様な設定器,表示器を備えている。
そして、スイッチ42,43,45夫々の切換え制御は、表示方法選択レジスタ46,表示切換用選択レジスタ(出力選択手段,表示データ選択手段)47,リソース選択用レジスタ48によって行なわれる。また、表示方法選択レジスタ46にはパラメータ番号(0010)が割り当てられ、表示切換用選択レジスタ47にはパラメータ番号(0011)が割り当てられ、リソース選択用レジスタ48にはパラメータ番号(0012)が割り当てられている。
例えば、インバータ制御回路100が、表示器5に、ユーザによりセットされた駆動周波数「60.0(Hz)」を表示させる場合、インバータ制御回路100は、レジスタアドレスとしてのpno.0000に16進数値「1770」(10進数で「6000」)を書き込む。尚、インバータ制御用データバッファ37に格納される数値の単位は、デフォルトで0.01Hzに設定されている。
一方、コントローラ23が表示器5に文字「STOP」を表示させる場合、コントローラ23は、pno.0001〜0004に、ASCIIコードで夫々のキャラクタを指定するための数値「43H」,「44H」,「4FH」,「50H」を書き込み、表示方法選択レジスタ46に「0」をセットする。
また、コントローラ23が表示器5に、温度センサ11によって検出された温度を示す数値「20.0(℃)」を表示させる場合、コントローラ23は、pno.0006,0007に数値「00C8」(10進数で「200」),「000A」(10進数で「10」)を書き込み、表示方法選択レジスタ46に「1」をセットする。尚、pno.0007は、連続数値の小数点位置を示すデータをセットするレジスタであり、この場合、200/10=20.0として表示器5に表示される。
次に、本実施例の作用について図7及び図8をも参照して説明する。図7は、インバータ装置21をコントローラ23によって制御せず、インバータ装置21側のみで制御する場合(マニュアル運転,スタンドアロン制御)にも対応した構成例を示すものである。即ち、インバータ装置21のI/Oポート9の入力側には、外部入力装置24としてインバータ/コントローラの制御切換え用スイッチ49と、マニュアル運転開始用(RUN)スイッチ50が接続されており、A/D変換ポート6には、外部入力装置24として周波数制御用の可変抵抗器51が接続されている。
図8は、コントローラ23を中心として、その起動時に実行される制御切換え処理の内容を示すフローチャートである。コントローラ23は、インバータ装置21の端子入力情報、即ち、I/Oポート9の入力端子の状態を読み出す(ステップS1)。そして、制御切換え用スイッチ49がONされているか否かを判断する(ステップS2)。
スイッチ49がONであれば、コントローラ23によってインバータ装置21を制御することになる。この場合、コントローラ23は、ステップS3〜S6において、表示器、操作キー、外部入力、外部出力の各切換え用レジスタに夫々「1」をセットすることで、それらをコントローラ23側が使用可能となるように切換える。
それから、コントローラ23は、インバータ装置21側の設定器4における操作キーの操作状態を、図3に示す入力データバッファ30を介して読み出すと(ステップS7)、その操作状態に応じた操作キーの入力ソフト処理を実行する(ステップS8)。入力ソフト処理は、パラメータの設定や、表示器5に出力する表示データの作成である。そして、コントローラ23は、図4に示す出力データバッファ34を介して表示器5にデータを出力する(ステップS9)。また、上記と同様の出力データバッファ34を介して、外部出力装置26にデータを出力する(ステップS10)。それから、具体的には図示しないその他の処理を実行した後、ステップS1の方に戻る。
一方、ステップS2において、制御切換え用スイッチ49がOFFである場合、コントローラ23は、ステップS11〜S14において、表示器、操作キー、外部入力、外部出力の各切換え用レジスタに夫々「0」をセットすることで、それらをインバータ装置21側が使用可能となるように切換える。尚、デフォルトでは、インバータ装置21側により制御を行うよう、各切換え用レジスタは夫々「0」に設定されている。
インバータ制御回路100は、各切換え用レジスタの設定を読み出して、スタンドアロン制御を行うように設定されていると認識すると、RUNスイッチ50がONされているか否かを確認し、ONされている場合は可変抵抗器51の設定値を読取り、その設定値に応じてインバータ主回路29をスイッチング制御する。
そして、上述した図5はより具体的な制御の一例となっている。図5は、コントローラ23が表示器5に表示データを出力する場合の制御例であり、スイッチ43はコントローラ23側にパスが切換えられており、スイッチ45は、表示器5側に切換えられている。また、スイッチ42は、連続数値データ側に切換えられている。すると、連続数値用データバッファ39に書き込まれたデータ「200」→「20.0」は、表示変換部41において7セグメントLED表示の駆動用データに変換されて、表示器5に出力される。
以上のように本実施例によれば、設定器4、温度センサ11や制御切換え用スイッチ49などの入力装置、また、表示器5などの出力装置26をインバータ装置21側に配置する。また、インバータ装置21に、入力装置によって入力されるデータが格納される入力データバッファ30と、格納された入力データをインバータ装置21とコントローラ23との何れが使用するかを選択するためのスイッチ31,切換え用レジスタ32と、インバータ装置21,コントローラ23によって出力されるデータが格納される出力データバッファ33,34、格納された出力データの何れか一方を出力装置26に対して出力するように選択するためのスイッチ35,切換え用レジスタ36とを備える。そして、コントローラ23は、切換え用レジスタ32,36に設定データを書込むことで、スイッチ31,35の選択制御を行うようにした。
従って、コントローラ23側は、入力装置及び出力装置26を独自に備える必要がなく、必要に応じてインバータ装置21側に配置されている入力装置及び出力装置26を使用することができるようになり、従来よりもシステムを効率的に、低コストで構成することが可能となる。
また、入力側のスイッチ31は、初期状態において入力データをインバータ装置21側が使用するように設定され、出力側のスイッチ35は、初期状態において出力データバッファ33に格納された出力データを出力装置26に対して出力する。従って、インバータ装置21にコントローラ23が接続されない場合、ユーザは、インバータ装置21側に用意されている入力装置及び出力装置26を使用してインバータ装置21を制御することができる。
更に、キャラクタデータを格納するためのASCII用データバッファ37と、数値データを格納するための連続数値用データバッファ39と、これらのデータバッファ37,39に格納されたデータの何れか一方を表示器5に出力するように選択を行なうためのスイッチ42と備え、コントローラ23は、スイッチ42の選択制御も行うので、表示器5の表示形態をより多様にすることができる。
また、連続数値用データバッファ39に、数値データの小数点位置を示すデータも格納するようにし、表示変換部41は、数値データ並びに小数点位置データに基づいて、表示器5に対して出力可能となるように、データ形式を7セグメントLEDの駆動用に変換するので、ユーザは表示データの設定をより直感的に容易に行うことができる。
また、インバータ装置21は、スイッチ31が入力データバッファ30側より開路されることで入力リソースの選択が実質的にコントローラ23側となっている場合に、仮想バッファ61に設定されているデータを入力データバッファ30に格納されているデータに代えて読み込むようにした。従って、入力リソースより送信されるデータをコントローラ23側が使用する場合でも、インバータ装置21を、仮想バッファ61に設定されているデータによって制御することができる。そして、インバータ装置21側において、入力データが不定になることで制御に支障を来たすようなケースを回避できる。
また、仮想バッファ61にデフォルトで設定されるデータは、入力データバッファ30のデフォルトデータと同じデータが格納されるので、インバータ装置21の初期制御条件を双方とも同一に設定することができる。更に、仮想バッファ61には、コントローラ23によってデータが設定可能であるから、上述のように入力リソースより送信されるデータをコントローラ23側が使用する場合でも、その選択切換え前にコントローラ23が仮想バッファ61にデータを設定すれば、そのデータによってインバータ装置21を制御することができる。
(第2実施例)
図9及び図10は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。図9は、図3相当図である。入力選択制御部22Iには、タイマ(時間計時用タイマ)52が配置されている。タイマ52は、フリーランタイマ及びインバータ制御回路100のソフトウエアによって実現されており、コントローラ23が入力データバッファ30に対してリードアクセスを行う毎に、計時動作がリセットされるようになっている。そして、タイマ52が予め設定されている所定時間を計時すると、切換え用レジスタ32の設定データが書き換えられるように構成されている。
次に、第2実施例の作用について図10をも参照して説明する。図10は、タイマ52の動作内容を示すフローチャートである。タイマ52は、カウント動作を開始してスタートすると、コントローラ23により入力データバッファ30に対するリードアクセスがあるか否かを判断する(ステップS21)。そして、リードアクセスがなければ(「NO」)、自身のカウント値がオーバーフローしているか否かを判断し(ステップS22)、オーバーフローしていなければ(「NO」)ステップS21に戻る。
ステップS21,S22のループを回っている間に、コントローラ23が入力データバッファ30にリードアクセスを行うと(ステップS21,「YES」)タイマ52はリセットスタートされて(ステップS23)、ステップS21に戻る。一方、ステップS21,S22のループを回っている間に、コントローラ23によるリードアクセスが行われず、タイマ52がオーバーフローすると(ステップS22,「YES」)、切換え用レジスタ32の設定データは、その時点での設定状態にかかわらずインバータ装置21側となるよう「0」に書き換えられる。
即ち、ステップS22において「YES」と判断されるケースは、通常動作状態であればコントローラ23によって定期的に行われるはずのリードアクセスが、例えば、通信回線の途絶などの理由により行われなくなった状態にある。その状態をそのまま放置すると、コントローラ23に代わりインバータ装置21に対する制御を行うことができなくってしまう。そこで、タイマ52がオーバーフローした場合には、インバータ装置21側においてスタンドアロン制御が可能となるようにスイッチ31を切換える。
以上のように第2実施例によれば、インバータ装置21は、コントローラ23が入力データバッファ30にアクセスを行う毎にタイマ52のリセットを行ない、前記アクセスがないまま所定時間が経過しタイマ52がオーバーフローすると、スイッチ31がインバータ装置21側を選択するように切換えを行なうようにした。従って、コントローラ23による制御が不可能になった場合でも、ユーザは、インバータ装置21側の入力,出力装置24,26を用いてスタンドアロン制御を行うことができる。
(第3実施例)
図11は本発明の第3実施例であり、第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。第3実施例は、コントローラ23とインバータ装置21との間における通信プロトコルの一例を示すものであり、図11は両者間の通信シーケンスを示している。
<ケース(1) スイッチ31:ON>
入力装置24(例えば、設定器4)は、インバータ装置21に対してデータ「1234」を、レジスタアドレス「0060」で出力する。この場合、データ「1234」は入力データバッファ30に書き込まれる。その後、コントローラ23がアドレス「0060」を読み出すため、リードコマンド「r」を付してインバータ装置21に送信する。この時、入力選択制御部22Iのスイッチ31はONしているので、データ「1234」は、インバータ制御回路100が直接読み出してインバータ主回路29の制御に使用するべきデータとなっている。
そして、インバータ装置21(のインバータ制御回路100)は、コントローラ23による送信に対して応答データ返すが、スイッチ31がONであり、入力データバッファ30に書き込まれたデータによってインバータ装置21に対する直接制御が行われていることを示すため、リードコマンドを大文字の「R」に替えて返信する。従って、コントローラ23は、その応答データによってインバータ装置21に対する直接制御が行われていることを認識できる。即ち、応答データのリードコマンド「R」が判別情報に相当する。
<ケース(2) スイッチ31:OFF>
入力装置24は、コントローラ23に対して送信すべきデータ「5678」を、レジスタアドレス「0060」でインバータ装置21に対して出力する。その後、ケース(1)と同様に、コントローラ23がアドレス「0060」を読み出すと、インバータ装置21はその送信に対して応答データ返す。その際、スイッチ31がOFFであり、データ「5678」はコントローラ23が読み込んで処理すべきデータであることを示すため、リードコマンドを小文字「r」のままで返信する。従って、コントローラ23は、データ「5678」が自身に対して送信されたデータであることを認識できる。
<ケース(3) スイッチ35:コントローラ23側>
コントローラ23は、出力装置26(例えば、表示器5)に対して送信すべきデータ「0050」を、レジスタアドレス「0001」でライトコマンド「w」を付してインバータ装置21に対して出力する。この場合、データ「0050」は出力データバッファ34に書き込まれる。また、この時、出力選択制御部22Oのスイッチ35はコントローラ23側に切換えられており、インバータ装置21は、出力装置26に対してデータ「0050」を送信する。
それから、インバータ装置21はコントローラ23に対して応答データ返すが、その際、データ「0050」が出力装置26に対して送信されたことを示すため、ライトコマンドを大文字の「W」に替えて返信する。従って、コントローラ23は、データ「0050」が出力装置26に対して確実に送信されたことを認識できる。即ち、応答データのライトコマンド「W」が判別情報に相当する。
<ケース(4) スイッチ35:インバータ制御回路100側>
コントローラ23は、ケース(3)と同様に、出力装置26に対して送信すべきデータ「0070」を、レジスタアドレス「0001」でライトコマンド「w」を付してインバータ装置21に出力する。この時、出力選択制御部22Oのスイッチ35はインバータ制御回路100側に切換えられており、インバータ装置21は、出力装置26に対してデータ「0070」を送信することができないため、コントローラ23に対して応答データ返す際に、ライトコマンドを小文字「w」のままで返信する。従って、コントローラ23は、データ「0070」が出力装置26に対して送信されなかったことを認識することができ、必要に応じてスイッチ35の切換え制御を行うことなどが可能となる。
以上のように第3実施例によれば、インバータ装置21は、コントローラ23が入力データバッファ30にアクセスを行うとコントローラ23に応答を返すと共に、その応答データに、スイッチ31による選択がインバータ装置21側となっている否かを判別するための情報を付加するようにした。従って、コントローラ23は、判別情報に基づいて、入力データバッファ30より読取ったデータに基づいて自身が制御を行うべきか否かを判断することができる。
また、インバータ装置21は、コントローラ23が出力データバッファ34にアクセスした場合、コントローラ23に対して返す応答データに、スイッチ35によって選択されているものが出力データバッファ33,34の何れ側であるかを判別するための情報を付加するようにした。従って、コントローラ23は、その判別情報に基づいて、自身が送信したデータが出力装置26に出力されているか否かを判断することができる。
(第4実施例)
図12及び図13は本発明の第4実施例を示すものである。第4実施例は、インバータ装置21にオプションリソースとしての延長パネル44が接続されている場合、その延長パネル44と予め配置されている表示器5との表示機能を使い分ける例を示す。図12は、第1実施例の図5相当図である。スイッチ(表示設定手段)43,45の固定接点である「0」側端子間には、両端子間を断続するためのスイッチ(表示設定手段)53が配置されている。そして、スイッチ53の開閉は、個別表示設定レジスタ(表示設定手段)54(pno.0013)によって行う。個別表示設定レジスタ54に「0」がセットされるとスイッチ53は開路し、「1」がセットされるとスイッチ53は閉路するが、スイッチ53はデフォルトで開路している。
次に、第4実施例の作用について図13をも参照して説明する。図13は、コントローラ23による処理内容を示すフローチャートである。コントローラ23は、延長パネル44がインバータ装置21の本体に接続されているか否かを、対応するレジスタの状態を参照して判断する(ステップS31)。そして、延長パネル44が接続されていなければ(「NO」)、レジスタアドレス「0012」、「0013」に夫々「0」をセットする(ステップS32,S33)。すると、スイッチ45は表示器5側を選択し、スイッチ53は開路するので、第1実施例と同様に、インバータ制御回路100、若しくはコントローラ23の何れかが出力した表示データは、選択的に表示器5に出力される。尚、所期状態においてアドレス「0012」、「0013」に夫々「0」がセットされている場合、これらの処理を敢えて行う必要はない。
一方、延長パネル44がインバータ装置21に接続されていると(ステップS31,「YES」)、コントローラ23は、レジスタアドレス「0010」、「0012」、「0013」に夫々「1」をセットする(ステップS34,S35,S36)。すると、スイッチ43はコントローラ23側を、スイッチ45は延長パネル44側を夫々選択し、スイッチ53は閉路する。この場合、インバータ制御回路100によって出力されたデータは、スイッチ53を介して表示器5に出力され、コントローラ23よって出力されたデータは、スイッチ43及び45を介して延長パネル44に出力されるようになる。
尚、以上は出力装置としての表示器5及び延長パネル44に配置されている表示器に対して出力される表示データについてのみ説明したが、入力装置としての設定器4と延長パネル44に配置されている設定器よりインバータ装置21,コントローラ23に入力されるデータについても、同様な経路切換えを行なうことで、設定器4より入力されたデータはインバータ装置21側に与え、延長パネル44に配置されている設定器より入力されたデータはコントローラ23側に与えるようにすることが可能である。
以上のように第4実施例によれば、コントローラ23は、インバータ装置21に延長パネル44が接続されている場合、設定器4,表示器5をインバータ装置21側の入力及び表示に使用し、延長パネル44をコントローラ23側の入力及び表示に使用するようにデータ経路の切換えを行うようにした。従って、コントローラ23がインバータ装置21から比較的離れた場所に設置されているような状況で制御を行う場合、作業者は、延長パネル44を介して制御を行うことができる。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
例えば、第1実施例のように、ASCIIコードのキャラクタを1つずつ指定することに替えて、図14に示すような表示用テーブルを予め作成しておき、表示変換部において保持しておくようにする。そして、例えばコントローラ23側より表示内容に対応する番号「0」,「1」,「2」,・・・をデータとして送信し、表示変換部において対応する表示内容「STOP」,「RUN」,「GO」,・・・の表示データを表示器5に出力するようにしても良い。
データ経路の切換えは、バスバッファを用いることでデータバス等の接続をハードウエア的に切換えて行っても良い。
ASCIIコードキャラクタ、連続数値データの何れか一方のみを表示しても良い。
入力データ固定用仮想バッファ61のデフォルトデータは、必ずしも入力データバッファ30のデフォルトデータと同一にする必要はない。また、必ずしもコントローラ23が仮想バッファ61のデータを更新可能に構成する必要はなく、デフォルトデータが固定されていても良い。
仮想バッファ61は必要に応じて設ければ良く、仮想バッファ61を削除した場合、スイッチ31は、インバータ制御回路100と入力データバッファ30との間の経路を開閉する(即ち、インバータ制御回路100が入力リソースの使用の有無を判別させる)スイッチにすれば良い。
第2実施例において、出力装置側について同様の切換え制御を実施しても良い。
第3実施例において、応答データのコマンドを小文字から大文字に替えるものに代えて、例えばケース(1)では応答データのアドレスに1000Hを加算して、(r1060 1234)をコントローラ23に返すようにしても良い。
第4実施例において、表示機能を切り分ける処理は選択的に実施しても良い。
インバータ装置の駆動対象は、ファンモータに限ることはない。
本発明をファンモータを駆動するためのインバータシステムに適用した場合の第1実施例であり、システム全体の構成を示す機能ブロック図 インバータ装置の構成を示す機能ブロック図 入力選択制御部の構成を示す機能ブロック図 出力選択制御部の構成を示す機能ブロック図 図4の構成を実態に合わせてより具体的に示す図 各パラメータ番号(レジスタアドレス)と夫々に対するデータの設定例を示す図 インバータ装置を、当該装置側のみで制御する場合にも対応した構成例を示す図 コントローラを中心として、その起動時に実行される制御切換え処理の内容を示すフローチャート 本発明の第2実施例を示す図3相当図 タイマの動作内容を示すフローチャート 本発明の第3実施例であり、各装置間における通信シーケンスの一例を示す図 本発明の第4実施例を示す図5相当図 コントローラによる処理内容を示すフローチャート 変形例として用いる表示データテーブルを示す図 従来技術を示す図1相当図
符号の説明
図面中、4は設定器(入力装置)、5は表示器(出力装置)、11は温度センサ(入力装置)、21はインバータ装置、23はコントローラ(外部制御装置)、24は外部入力装置、26は外部出力装置、30は入力データバッファ(入力データ記憶手段)、31はスイッチ(入力選択手段)、32は切換え用レジスタ(入力選択手段)、33,34は出力データバッファ(第1、第2出力データ記憶手段)、35はスイッチ(出力選択手段)、36は切換え用レジスタ(出力選択手段)、37はインバータ制御用データバッファ(第1出力データ記憶手段)、38はASCII用データバッファ(第2出力データ記憶手段,キャラクタデータ記憶手段)、39は連続数値用データバッファ(第2出力データ記憶手段,数値データ記憶手段)、41は表示変換部(データ変換手段)、42はスイッチ(表示データ選択手段)、43はスイッチ(出力選択手段)、44は延長パネル(遠隔操作用端末,入力装置,出力装置)、47は表示切換用選択レジスタ(出力選択手段,表示データ選択手段)、49は制御切換え用スイッチ(入力装置)、52はタイマ(時間計時用タイマ)、53はスイッチ(表示設定手段)、54は個別表示設定レジスタ(表示設定手段)、61は入力データ固定用仮想バッファ(入力データ設定手段)を示す。

Claims (12)

  1. 負荷を駆動するインバータ装置と、このインバータ装置との間で通信を行うことで当該インバータ装置を制御するための外部制御装置と、これらの装置との間でデータの入力,出力を行なうための夫々1つ以上の入力装置及び出力装置とで構成されるインバータシステムにおいて、
    前記入力装置及び前記出力装置は、前記インバータ装置側に配置されており、
    前記インバータ装置に、
    前記入力装置によって入力されるデータの少なくとも一部が格納される入力データ記憶手段と、
    この入力データ記憶手段に格納された入力データを、前記インバータ装置と前記外部制御装置との双方が使用するか、又は前記外部制御装置のみが使用するかを選択するための入力選択手段と、
    前記インバータ装置によって出力されるデータが格納される第1出力データ記憶手段と、
    前記外部制御装置によって出力されるデータが格納される第2出力データ記憶手段と、
    前記第1,第2出力データ記憶手段に格納された出力データの何れか一方を、前記出力装置に対して出力するように選択するための出力選択手段とを備え、
    前記外部制御装置は、前記入力及び出力選択手段の選択制御を行うように構成されることを特徴とするインバータシステム。
  2. 前記入力選択手段は、初期状態において入力データを前記インバータ装置と前記外部制御装置との双方が使用するように設定されており、
    前記出力選択手段は、初期状態において前記第1出力データ記憶手段に格納された出力データを前記出力装置に対して出力するように設定されていることを特徴とする請求項1記載のインバータシステム。
  3. 前記出力装置の1つは表示器であり、
    前記第2出力データ記憶手段は、前記表示器に出力するキャラクタデータを格納するためのキャラクタデータ記憶手段と、前記表示器に出力する数値データを格納するための数値データ記憶手段とで構成され、
    前記キャラクタデータ記憶手段と前記数値データ記憶手段とに格納されたデータの何れか一方を前記表示器に出力するように選択を行なうための表示データ選択手段を備え、
    前記外部制御装置は、前記表示データ選択手段の選択制御も行うように構成されることを特徴とする請求項1又は2記載のインバータシステム。
  4. 前記数値データ記憶手段には、数値データの小数点位置を示すデータも格納され、
    前記数値データ並びに前記小数点位置データに基づいて、前記表示器に対して出力可能となるようにデータ形式を変換するデータ変換手段を備えることを特徴とする請求項3記載のインバータシステム。
  5. 前記インバータ装置は、時間計時用タイマを備え、前記外部制御装置が前記データ記憶手段にアクセスを行う毎に前記タイマのリセットを行ない、前記タイマによる計時が所定時間を経過すると、前記入力又は出力選択手段が前記インバータ装置側を選択するように切換えるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のインバータシステム。
  6. 前記インバータ装置は、前記入力装置及び前記出力装置の1つとして操作キー及び表示器を備え、
    更に、前記インバータ装置に、前記入力装置及び前記出力装置の他の1つとして操作キー及び表示器を備えて構成される遠隔操作用端末が接続されている場合、
    前記2組の操作キー及び表示器の一方を前記インバータ装置側で使用し、他方を前記外部装置側で使用するように設定するための操作及び表示設定手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のインバータシステム。
  7. 前記インバータ装置は、前記外部制御装置が前記第2出力データ記憶手段にアクセスを行うと前記外部制御装置側に応答を返すように構成され、
    前記応答データには、前記出力選択手段によって選択されているものが前記第1,第2出力データ記憶手段の何れ側であるかを判別するための情報が付加されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のインバータシステム。
  8. 前記インバータ装置は、前記外部制御装置が前記入力データ記憶手段にアクセスを行うと前記外部制御装置側に応答を返すように構成され、
    前記応答データには、前記入力選択手段による選択が前記インバータ装置側となっている否かを判別するための情報が付加されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のインバータシステム。
  9. 前記インバータ装置は、入力データ設定手段を備え、前記入力選択手段による選択が、格納された入力データを前記外部制御装置のみが使用する側となっている場合に、前記入力データ設定手段に設定されている入力データを、前記入力データ記憶手段に格納されているデータに代えて読み込むように構成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のインバータシステム。
  10. 前記入力データ設定手段に設定されるデータは、前記入力装置によって前記入力データ記憶手段にデータが格納される以前の初期状態において、当該入力データ記憶手段に格納されているデータであることを特徴とする請求項9記載のインバータシステム。
  11. 前記入力データ設定手段には、前記外部制御装置によってデータが設定可能に構成されていることを特徴とする請求項9または10記載のインバータシステム。
  12. 請求項1乃至11の何れかに記載のインバータシステムに使用されることを特徴とするインバータ装置。
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