JP2001099141A - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置

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JP2001099141A JP27264799A JP27264799A JP2001099141A JP 2001099141 A JP2001099141 A JP 2001099141A JP 27264799 A JP27264799 A JP 27264799A JP 27264799 A JP27264799 A JP 27264799A JP 2001099141 A JP2001099141 A JP 2001099141A
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Masato Gomyo
五明  正人
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受の接合強度が高く、しかも、モータの小
型化と薄型化を可能とした動圧軸受装置を得る。 【解決手段】 軸1とこの軸1を相対回転可能に支持す
る軸受4の円筒部38との一方に動圧発生用溝を形成し
て動圧軸受部を形成するとともに、動圧軸受部に潤滑流
体を介在させ、軸1と軸受4との相対回転により発生す
る動圧により軸を相対回転可能に支持するようにした動
圧軸受装置において、軸受4の円筒部38の内周面に
は、ラジアル動圧軸受部40が形成されるとともに、円
筒部38の両端面には、スラスト動圧軸受部41a、4
1bが形成され、この2つのスラスト動圧軸受部41
a、41bがラジアル動圧軸受部40を挟むように配置
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スクドライブ用モータなどに適用可能な動圧軸受装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に従来型の動圧軸受装置を用いたモ
ータの一例を示す。従来の動圧軸受装置は、図2に示す
ように、ディスクを載置するためのハブ2の中心孔にシ
ャフト1が固定され、このシャフト1にラジアル動圧発
生用のグルーブ加工が施された軸受4が挿入されてい
る。シャフト1の下端側にはスラスト動圧軸受用のグル
ーブ加工が施されたスラストプレート5が圧入固定さ
れ、シャフト1の下端面に載置されたカウンタープレー
ト6と上記軸受4にてスラストプレート5を挟み込み、
カウンタープレート6を固定して、軸受4とカウンター
プレート6との間の隙間を接着剤等で封止して軸受組が
構成されている。この軸受組に、動圧発生のための潤滑
流体が封入される。ハブ2の周壁内周面にマグネット7
が固定され、シャフト1とスラストプレート5とハブ2
によりロータ組が構成されている。
【0003】また、ベースフレーム8に絶縁紙11及び
フレキシブル配線基板(FPC)10が貼り付けられて
ベース組が構成され、絶縁塗装を施した積層コア12に
導線が巻き付けられてコア巻線組が構成され、軸受4の
外周中央部に積層コア12が圧入固定され、軸受4の外
周下方部にはベース8が固定されて組み付けられ、ステ
ータ組が構成されている。
【0004】また、シャフト1と軸受4との間に潤滑流
体の漏れを防止するためのシール部18が設けられてい
る。ハブ2の天井部には、ハブ2と軸受4との隙間から
漏れるオイルを吸収するためのオイル吸収部材16が取
り付けられている。オイル吸収部材16は、ハブ2の天
井部に固着されたカバープレート15に保持されてい
る。カバープレート15はほぼ円板形をしており、その
内周端面は軸受4の外周面上端部に微小間隙をおいて対
向している。このカバープレート15の上に円板状のオ
イル吸収部材16が取り付けられており、オイル吸収部
材16の内周端面は上記ハブ2の下面17と軸受4の上
端面との間隔部分に対向している。上記ステータ組にロ
ータ組を組み付けることにより流体動圧軸受モータが完
成し、回転軸であるシャフト1と軸受4との間にはラジ
アル動圧軸受40が形成され、この動圧軸受による動圧
作用によりシャフト1は回転自在に支持されている。ま
た、シャフト1の下端部に圧入されたスラストプレート
5と、軸受4の下端開口部に被せられて軸受4の下端を
封止した蓋部材としてのカウンタープレート6との間、
およびスラストプレート5と軸受のスラストプレート対
向面との間にはスラスト動圧軸受41が形成され、スラ
スト荷重を支持するようになっている。
【0005】このような従来型のモータにおいては、軸
受装置の薄型化を図るに際し、薄型化を阻害する種々の
要因が存在する。まず、図2に示す軸受装置において
は、シャフト1の下端面側にカウンタープレート6が配
置されているため、このカウンタープレート6の厚みの
分だけ薄型化が阻害される。また、シャフト1の下端側
にはスラストプレート5が圧入固定されているが、十分
な接合強度を確保した圧入による固定を行うためには、
摩擦係数が0.2程度必要であるため、接合長さを長く
する必要がある。これは薄型化を阻害する要因である。
ラジアル軸受剛性を高めるためには、軸方向の軸受長さ
を長くする必要があり、カウンタープレートとスラスト
プレートの厚みは、薄型化を阻害する要因となってい
る。
【0006】さらに、シャフト方向に設けられたシール
部18が毛細管シールの場合、潤滑流体の蒸発に起因す
る信頼性を高めるために、毛細管シールを長くして十分
なオイル量を確保する必要がある。そのため、軸方向に
長くなり薄型化の障害となる。また、磁性流体シールと
した場合でも、マグネットやポールピースの厚みが薄型
化の障害となる。
【0007】また、スラストプレート5がシャフト1と
別体の構成となっているため、シャフト1に対するスラ
ストプレート5の直角精度を十分に高く確保することが
難しく、軸受性能が悪くなるといった問題もある。
【0008】しかも、油吸収布等のオイル吸収部材16
はなるべくシール部近傍に設置したいが、モータ内はス
ペースが限られた構造となっているため、図2に示す軸
受装置において薄型化を図る場合、シール部近傍に十分
なスペースを確保することができないという問題もあ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来技術の問題点を解消するためになされたもので、軸
受の接合強度が高く、しかも、モータの小型化と薄型化
を可能とした動圧軸受装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
軸とこの軸を相対回転可能に支持する軸受の円筒部との
一方に動圧発生用溝を形成して動圧軸受部を形成すると
ともに、上記動圧軸受部に潤滑流体を介在させ、上記軸
と軸受との相対回転により発生する動圧力により上記軸
を相対回転可能に支持するようにした動圧軸受装置にお
いて、上記軸受の円筒部内周面には、ラジアル動圧軸受
部が形成されるとともに、上記円筒部の両端面には、ス
ラスト動圧軸受部が形成され、この2つのスラスト動圧
軸受部が上記ラジアル動圧軸受部を挟むように配置され
たことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の動
圧軸受装置において、軸の一方側には、軸受の円筒部端
面に面する円筒部対向面を有するディスクハブが固定さ
れ、他端側にはプレート部が固定され、上記軸受の円筒
部の一方側端面と上記ディスクハブの円筒部対向面との
間、および上記軸受の円筒部の他方側端面と上記プレー
ト部との間にそれぞれスラスト動圧軸受部が形成されて
いることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の動
圧軸受装置において、プレート部は、軸と一体成形され
ているか、又は別部材を接合して一体に形成したことを
特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項2記載の動
圧軸受装置において、請求項2記載の動圧軸受装置にお
いて、ディスクハブは、軸受の円筒部端面と対向するよ
うに形成された円筒部対向面より外周側に、円筒部の一
方側を囲むように形成された環状部を有し、上記円筒部
外周面と環状部内周面との間には、その間隔が円筒部の
他方側に向かって広くなるように毛細管シール部が形成
され、前記ラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸受部と
は潤滑流体で充填され、この潤滑流体の液面は上記毛細
管シール部に位置することを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の動
圧軸受装置において、潤滑流体は動圧用潤滑油であり、
油吸収材は毛細管シール部の軸受部よりも外側に設置さ
れていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる動圧軸受装置の実施の形態について説明する。
図1に本発明にかかる動圧軸受装置を用いることができ
る軸回転型のディスクドライブ用モータの一例を示す。
なお、図2に示したモータと同様の構成部材については
同様の番号を付している。図1に示すように、ディスク
を取付けるためのハブ2は、その中心孔が回転軸1の上
端部に圧入されることによって回転軸1に固定されてい
る。このとき回転軸1とハブ2の接合部から潤滑流体が
漏れないように全周を溶接し又はシール材を施すことに
よって漏れ防止措置を行う。
【0016】回転軸1は、中心に円筒部38を有するこ
とによって両端に開口部を有する軸受4の上記円筒部3
8に挿入されて、軸受4に取り付けられている。カウン
タープレート6は回転軸1の外周下端部に圧入固定され
ている。
【0017】回転軸1と軸受4の円筒部38とのいずれ
か一方には動圧発生溝が設けられてラジアル動圧軸受部
40が形成され、この動圧軸受部に潤滑流体が介在さ
れ、回転軸1と軸受との相対回転により発生する動圧力
により、回転軸1は相対回転可能に支持される。
【0018】また、軸受4の円筒部38の上端面4A
と、これに面するハブ2の対向面2Aとの間には上側ス
ラスト動圧軸受部41aが形成され、回転軸1の下端部
に圧入されたカウンタープレート6の上面6Aと軸受4
のカウンタープレート対向面4Bとの間には下側スラス
ト動圧軸受部41bが形成され、それぞれスラスト荷重
が支持されるようになっている。
【0019】上述のようにスラスト軸受部41aとスラ
スト軸受部41bは、ラジアル軸受部40を構成する軸
受4の円筒部38の軸方向両側に配置されている。この
ように、スラスト軸受部41をラジアル軸受部40に対
して軸方向に上下に配置することで、スラスト軸受の接
合強度、曲げ強度を向上させることができる。
【0020】なお、図1に示すように、スラスト軸受を
構成する部材としてスラストプレートを別体に設けずに
軸受4とスラストプレートとを一体とすることで、スラ
ストプレートの厚さ分だけ薄型化を図ることができる。
さらに、スラスト軸受部とラジアル軸受部とを同時に加
工することができるため、回転軸に対するスラスト軸受
の直角度を精度よく仕上げることができる。なお、図1
ではカウンタープレート6と回転軸1とは別体で、カウ
ンタープレート6は回転軸1の外周下端部に圧入固定さ
れているが、回転軸1とカウンタープレート6は一体で
あってもかまわない。
【0021】ベースフレーム8の内側円筒部35の外周
には、積層コア12の中心孔が圧入等によって固定さ
れ、軸受4はその外周部とベースフレーム8の中心孔と
の圧入等によってベースフレーム8に固定されている。
【0022】ディスクハブ2は、軸受4の円筒部38の
上端面4Aと対向するように形成された円筒部38の対
向面2Aより外周側に、軸受4の円筒部38の一方側の
端面を囲むように形成された環状部39を有している。
円筒部38の外周面38Aと環状部39の内周面39A
との間隔は、円筒部38の他方側の端面に向かって順次
広くなるようになっており、この部分は毛細管シール部
37となっている。ラジアル動圧軸受部40及びスラス
ト動圧軸受部41a、41bは潤滑流体で充填され、こ
の潤滑流体の液面は毛細管シール部37に位置するよう
になっている。このように毛細管シール部を軸受4の外
周面側に配置することにより、ラジアル軸受部40の長
さを必要以上に長くする必要がなくなる。
【0023】軸受4の外側上端面4Cと対向するハブ2
の対向面17Bは緩やかなテーパー面に形成されてい
て、このハブ2の下面17Bと軸受4の外側上端面4C
との間隔は、軸受4の半径方向外側に向かって順次広く
なるように形成されている。
【0024】上記軸受4の外側上端面4Cとハブ2の下
面17Bにより形成された空間の開放端側には、ハブ2
と軸受4との隙間から漏れるオイルを吸収するためのオ
イル吸収部材16が配置されている。このオイル吸収部
材16は、ベースフレーム8の内側円筒部35の上端に
設けられたプレート36上に固定されている。軸受4の
外側上端面4Cと、これに対向するハブ2の下面17B
には、それぞれ撥油処理が施されている。このように本
発明によれば、オイル吸収部材16を毛細管シール部3
7に隣接して配置することができるので、モータの内部
が流体オイルで汚染されることを防ぐことができる。
【0025】なお、潤滑流体が漏れないように毛細管シ
ール部37側の上側スラスト軸受41aは、軸受内周側
圧力が上がるように、軸受外周側のポンピング力が大き
くなるようなグルーブ形状とするとよい。
【0026】ハブ2の周壁内周面には円筒状のロータマ
グネット7が嵌められ、接着等によってハブ2に固着さ
れている。ロータマグネット7は予め周方向に一定間隔
でNSに交互に着磁されている。
【0027】ベースフレーム8の下面に形成された溝に
はフレキシブル配線基板10が配置され、また、ベース
8の上側からは絶縁紙11が落とし込まれ、ベースフレ
ーム8の内底部に配置されている。これらによってベー
ス組が構成されている。
【0028】また、積層コア12の各突極にワイヤを巻
いてこれを駆動コイル13とし、コア巻線組が構成され
ている。コア巻線組の各駆動コイル端末は上記フレキシ
ブル配線基板10の所定の配線パターンに半田付されて
いる。さらに、接着剤等でフレキシブル配線基板10の
引き出し部分その他が封止されている。
【0029】軸受4、カウンタープレート6、回転軸1
の下方部は、カバー34によって閉封され、カバー34
の一端側は軸受4に接合され、潤滑流体が漏れないよう
に封止されている。このようにカバー34を用いて封止
することにより、オイル注入口を一箇所とすることがで
き、オイル注入時の作業性を向上させることができる。
【0030】本発明は図1に示す実施の形態に限らず、
回転軸1を段付回転軸とし、油切り部まで一体で加工し
てもよく、また、回転軸1とハブ2も一体として形成し
てもよい。さらに、上下別々のスラストプレートを設
け、これらを軸受に固定しラジアル軸受を構成してもよ
い。また、軸1が固定で、軸受4が回転するタイプであ
ってもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、軸とこの
軸を相対回転可能に支持する軸受の円筒部との一方に動
圧発生用溝を形成して動圧軸受部を形成するとともに、
上記動圧軸受部に潤滑流体を介在させ、上記軸と軸受と
の相対回転により発生する動圧力により上記軸を相対回
転可能に支持するようにした動圧軸受装置において、上
記軸受の円筒部内周面には、ラジアル動圧軸受部が形成
されるとともに、上記円筒部の両端面には、スラスト動
圧軸受部が形成され、この2つのスラスト動圧軸受部を
上記ラジアル動圧軸受部を挟むように配置したため、ス
ラスト軸受の接合強度、曲げ強度を上げることができ
る。さらに、スラスト軸受とラジアル軸受を同時に加工
することができるため、回転軸に対するスラスト軸受の
直角度を精度よく確保することができる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の動圧軸受装置において、軸の一方側には、軸受の円
筒部端面に面する円筒部対向面を有するディスクハブが
固定され、他端側にはプレート部が固定され、上記軸受
の円筒部の一方側端面と上記ディスクハブの円筒部対向
面との間、および上記軸受の円筒部の他方側端面と上記
プレート部との間にそれぞれスラスト動圧軸受部が形成
されているため、軸受の両端面においてスラスト荷重を
支持することができる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の動圧軸受装置において、ディスクハブは、軸受の円
筒部端面と対向するように形成された円筒部対向面より
外周側に、円筒部の一方側を囲むように形成された環状
部を有し、上記円筒部外周面と環状部内周面との間に
は、その間隔が円筒部の他方側に向かって広くなるよう
に毛細管シール部が形成され、ラジアル動圧軸受部とス
ラスト動圧軸受部とは潤滑流体で充填され、この潤滑流
体の液面は上記毛細管シール部に位置するようにしたた
め、ラジアル軸受部を余分に長くする必要がなく、ま
た、油切り構造を毛細管シールに隣接して配置すること
ができるので、モータの内部が流体オイルで汚染される
ことを防ぐことができる。
【0034】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の動圧軸受装置において、潤滑流体は動圧用潤滑油で
あり、油吸収材を毛細管シール部の軸受部よりも外側に
設置したため、油吸収材を毛細管シール部に隣接して配
置することができるので、モータの内部が流体オイルで
汚染されることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる動圧軸受装置を用いることがで
きるモータの一例を示す断面図である。
【図2】従来の動圧軸受装置を用いたモータの一例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 軸 4 軸受 38 円筒部 40 ラジアル動圧軸受部 41a スラスト動圧軸受部 41b スラスト動圧軸受部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸とこの軸を相対回転可能に支持する軸
    受の円筒部との一方に動圧発生用溝を形成して動圧軸受
    部を形成するとともに、上記動圧軸受部に潤滑流体を介
    在させ、上記軸と軸受との相対回転により発生する動圧
    力により上記軸を相対回転可能に支持するようにした動
    圧軸受装置において、 上記軸受の円筒部内周面には、ラジアル動圧軸受部が形
    成されるとともに、上記円筒部の両端面には、スラスト
    動圧軸受部が形成され、この2つのスラスト動圧軸受部
    が上記ラジアル動圧軸受部を挟むように配置されたこと
    を特徴とする動圧軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記軸の一方側には、軸受の円筒部端面
    に面する円筒部対向面を有するディスクハブが固定さ
    れ、他端側にはプレート部が固定され、上記軸受の円筒
    部の一方側端面と上記ディスクハブの円筒部対向面との
    間、および上記軸受の円筒部の他方側端面と上記プレー
    ト部との間にそれぞれスラスト動圧軸受部が形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記プレート部は、軸と一体成形されて
    いるか、又は別部材を接合して一体に形成したことを特
    徴とする請求項2記載の動圧軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスクハブは、軸受の円筒部端面
    と対向するように形成された円筒部対向面より外周側
    に、円筒部の一方側を囲むように形成された環状部を有
    し、上記円筒部外周面と環状部内周面との間には、その
    間隔が円筒部の他方側に向かって広くなるように毛細管
    シール部が形成され、前記ラジアル動圧軸受部とスラス
    ト動圧軸受部とは潤滑流体で充填され、この潤滑流体の
    液面は上記毛細管シール部に位置することを特徴とする
    請求項2記載の動圧軸受装置。
  5. 【請求項5】 前記潤滑流体は動圧用潤滑油であり、油
    吸収材は毛細管シール部の軸受部よりも外側に設置され
    ていることを特徴とする請求項4記載の動圧軸受装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6554475B2 (en) * 2000-11-28 2003-04-29 Ntn Corporation Hydrodynamic bearing unit
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US7866047B2 (en) 2005-03-18 2011-01-11 Nidec Corporation Sleeve-unit manufacturing method
US7988810B2 (en) 2006-09-20 2011-08-02 Nidec Corporation Sleeve unit, method of manufacturing thereof, and motor using the sleeve unit

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