JP2001098986A - エンジンのフリクション推定装置およびエンジンの燃料消費診断装置 - Google Patents

エンジンのフリクション推定装置およびエンジンの燃料消費診断装置

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JP2001098986A JP27862499A JP27862499A JP2001098986A JP 2001098986 A JP2001098986 A JP 2001098986A JP 27862499 A JP27862499 A JP 27862499A JP 27862499 A JP27862499 A JP 27862499A JP 2001098986 A JP2001098986 A JP 2001098986A
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの燃料消費の悪化原因を特定できる
ようにする。 【解決手段】 エンジンのクランキングを行うスタータ
を備える。この場合に、エンジンの始動時にスタータモ
ータに与えた電気エネルギーを演算手段21が演算し、
スタータよりエンジンに与えられた回転エネルギーをエ
ンジンの回転数に基づいて演算手段22が演算する。前
記電気エネルギーからこの回転エネルギーを差し引いた
値と判定値の比較によりエンジンフリクションが増加し
たかどうかを判定手段23が判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンのフリク
ション推定装置およびエンジンの燃料消費診断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】エンジンを車両から取り外すことなく、
車両の走行中にエンジンの状態量としての燃料消費率を
検出するようにした装置がある(特開平9−14459
2号公報参照)。この装置では、エンジン出力PEと、
エンジン回転数Neと、燃料コントロールラックのラッ
ク位置Rと、このRとNeとの関数f(R、Ne)とし
て特性曲線の形で予め設定している単位時間当たりの燃
料噴射量とから、たとえば、
【0003】
【数1】g=B×f(R、Ne)×γ/PE の式により燃料消費率gを求めている。ただし、Bは係
数、γは燃料の比重量である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンや
エンジンにより駆動される補機(ラジエータファンな
ど)の各フリクションが経時劣化(たとえばエンジンオ
イルの劣化)や故障ほどでない軽度の支障(たとえばギ
ヤや摺動面へのかみこみなど)によって増大すると、燃
料の消費量が多くなり、燃費が悪化するので、補機を含
めたエンジンのフリクションが増加したと判定できれ
ば、この判定結果よりエンジンの燃料消費悪化の原因を
特定できる。
【0005】しかしながら、現在のところそうした提案
はされていない。
【0006】そこで本発明は、エンジン始動時にスター
タモータの信号とエンジン回転数に基づいてエンジンフ
リクションを推定することにより、エンジンの燃料消費
の悪化原因を特定できるようにすることを目的とする。
【0007】また、エンジン始動時にスタータモータの
信号とエンジン回転数に基づいてエンジンの燃料消費の
悪化に関する診断を行うことにより、診断を簡易に行わ
せることをも目的とする。
【0008】なお、上記の燃料消費率を用いても、これ
が大きくなれば燃料消費が悪くなったと診断することが
できる。しかしながら、燃料消費率を用いて燃料消費の
悪化に関する診断を行うのでは、燃料消費率の計算が複
雑である。たとえば、数1式のエンジン出力PEを求め
るには次の操作が必要となる。まず、動力伝達トルク検
出器の有するひずみゲージで推進軸等のひずみを測定す
ることにより動力伝達トルクTPを検出する。そして、
このTPを用いて
【0009】
【数2】PE=(A×Ne×TP)/(η×K) の式によりエンジン出力PEに換算する。ただし、Aは
所定の係数、ηはエンジン出力端から動力伝達トルク検
出器までの動力伝達効率、Kは逆転機構や減速機等の歯
車比である。このように、燃料消費率を用いて燃料消費
の悪化に関する診断を行うときは、上記の関数f(R、
Ne)の設定に加えて、実際のエンジン出力PEを演算
しなければならない。
【0010】これに対して本発明では、診断に際してス
タータモータの信号とエンジンの回転数をパラメータと
してこれらより簡単な計算をすれば足りるので、従来装
置の燃料消費率を用いて診断を行う場合よりも構成を簡
単にすることができる。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、エンジン
のクランキングを行うスタータを備え、エンジンの始動
時にスタータモータの信号とエンジンの回転数に基づい
てエンジンフリクションが増加したかどうかを判定す
る。
【0012】第2の発明では、第1の発明において前記
スタータモータの信号がスタータモータに作用する電圧
およびスタータモータを流れる電流である。
【0013】第3の発明は、エンジンのクランキングを
行うスタータを備えるとともに、図10に示すように、
エンジンの始動時にスタータモータに与えた電気エネル
ギーを演算する手段21と、スタータよりエンジンに与
えられた回転エネルギーをエンジンの回転数に基づいて
演算する手段22と、前記電気エネルギーからこの回転
エネルギーを差し引いた値と判定値の比較によりエンジ
ンフリクションが増加したかどうかを判定する手段23
とを備える。
【0014】第4の発明では、第3の発明においてエン
ジンの完爆までに前記判定を行う。
【0015】第5の発明では、第4の発明において前記
判定のタイミングがほぼエンジンの完爆タイミングであ
る。
【0016】第6の発明では、第5の発明において前記
エンジンの完爆タイミングをスタータスイッチがONに
なってからの経過時間により予測する。
【0017】第7の発明では、第5の発明において前記
エンジンの完爆タイミングをエンジン回転数により予測
する。
【0018】第8の発明では、第5の発明において前記
エンジンの完爆タイミングをエンジン回転数の変化割合
より検出する。
【0019】第9の発明では、第3の発明において前記
判定が終わるまで燃料供給を停止する。
【0020】第10の発明では、第3の発明においてエ
ンジンにより駆動される補機を有する場合に、エンジン
により駆動される補機がない場合より前記判定値を大き
くする。
【0021】第11の発明では、第3の発明において前
記判定値が始動時のエンジン温度または外気温に応じ、
これら温度が低くなるほど大きくなる値である。
【0022】第12の発明は、エンジンのクランキング
を行うスタータを備え、エンジンの始動時にスタータモ
ータの信号とエンジンの回転数に基づいて燃料消費が悪
化したかどうかを判定する。
【0023】第13の発明では、第12の発明において
前記スタータモータの信号がスタータモータに作用する
電圧およびスタータモータを流れる電流である。
【0024】第14の発明は、エンジンのクランキング
を行うスタータを備えるとともに、図11に示すよう
に、エンジンの始動時にスタータモータに与えた電気エ
ネルギーを演算する手段21と、スタータよりエンジン
に与えられた回転エネルギーをエンジンの回転数に基づ
いて演算する手段22と、前記電気エネルギーからこの
回転エネルギーを差し引いた値と判定値の比較により燃
料消費が悪化したかどうかを判定する手段31とを備え
る。
【0025】第15の発明では、第14の発明において
エンジンの完爆までに前記判定を行う。
【0026】第16の発明では、第15の発明において
前記判定のタイミングがほぼエンジンの完爆タイミング
である。
【0027】第17の発明では、第16の発明において
前記エンジンの完爆タイミングをスタータスイッチがO
Nになってからの経過時間により予測する。
【0028】第18の発明では、第16の発明において
前記エンジンの完爆タイミングをエンジン回転数により
予測する。
【0029】第19の発明では、第16の発明において
前記エンジンの完爆タイミングをエンジン回転数の変化
割合より検出する。
【0030】第20の発明では、第14の発明において
前記判定が終わるまで燃料供給を停止する。
【0031】第21の発明では、第14の発明において
エンジンにより駆動される補機を有する場合に、エンジ
ンにより駆動される補機がない場合より前記判定値を大
きくする。
【0032】第22の発明では、第14の発明において
前記判定値が始動時のエンジン温度または外気温に応
じ、これら温度が低くなるほど大きくなる値である。
【0033】
【発明の効果】第1、第2、第3の発明によれば、エン
ジンフリクションが増加したと判定したときには、この
判定結果よりエンジンの燃料消費悪化の原因を特定でき
る。
【0034】第4の発明によれば、エンジンの完爆のタ
イミングでは判定(推定)を終了しているので、始動時
の運転性に影響を与えることがない。
【0035】第5の発明は判定(推定)のタイミングを
遅くするほどデータの信頼性が増すことに対応するもの
で、第5の発明によれば、いわゆる分解能が最もよくな
る。
【0036】第6の発明によれば、判定(推定)までの
期間を一律に設定できる。
【0037】第7、第8の発明によれば、始動時のクラ
ンキング回転数の上昇度合が急なものやゆっくりしたも
のがあっても、あるいはエンジンの経時劣化により始動
時のクランキング回転数の上昇度合が当初より緩やかに
なるものがあっても判定(推定)タイミングを精度よく
設定できる。
【0038】推定中も燃料供給を行い、エンジン燃焼室
内で燃焼を行わせると、燃焼熱による分がエンジンの回
転エネルギーを演算する際の誤差として生じ、推定の精
度が低下してしまうのであるが、第9の発明によれば、
こうした誤差が生じることがないので、推定精度が向上
する。
【0039】第10の発明によれば、エンジンにより駆
動される補機の有無に関係なく推定精度を向上できる。
【0040】第11の発明はエンジンのフリクションは
エンジン温度や外気温に応じ、これら温度が低下するほ
ど大きくなるのに対応するもので、第11の発明によれ
ば、エンジン温度や外気温に関係なく、推定精度を向上
できる。
【0041】第12、第13、第14の発明によれば、
判定(診断)に際してスタータモータの信号とエンジン
の回転数をパラメータとしてこれらより簡単な計算をす
れば足りるので、従来装置の燃料消費率を用いて診断を
行う場合よりも構成を簡単にすることができる。
【0042】第15の発明によれば、エンジンの完爆の
タイミングでは判定(診断)を終了しているので、始動
時の運転性に影響を与えることがない。
【0043】第16の発明は判定(診断)のタイミング
を遅くするほどデータの信頼性が増すことに対応するも
ので、第16の発明によれば、いわゆる分解能が最もよ
くなる。
【0044】第17の発明によれば、判定(診断)まで
の期間を一律に設定できる。
【0045】第18、第19の発明によれば、始動時の
クランキング回転数の上昇度合が急なものやゆっくりし
たものがあっても、あるいはエンジンの経時劣化により
始動時のクランキング回転数の上昇度合が当初より緩や
かになるものがあっても判定(診断)タイミングを精度
よく設定できる。
【0046】診断中も燃料供給を行い、エンジン燃焼室
内で燃焼を行わせると、燃焼熱による分がエンジンの回
転エネルギーを演算する際の誤差として生じ、診断の精
度が低下してしまうのであるが、第20の発明によれ
ば、こうした誤差が生じることがないので、診断精度が
向上する。
【0047】第21の発明によれば、エンジンにより駆
動される補機の有無に関係なく診断精度を向上できる。
【0048】第22の発明によれば、エンジン温度や外
気温に関係なく、診断精度を向上できる。
【0049】
【発明の実施の形態】図1、図2において エンジン1
にはクランキングのためスタータ(たとえばリダクショ
ン式スタータ)5を備える。スタータ5は、シャフト5
b上を前後(図で左右)に移動できるピニオン5aを有
し、このピニオン5aがエンジン1のフライホイールの
外側にはめ込まれたリングギヤ3にかみ合うようになっ
ている。つまり、始動時にスタータスイッチ11をON
にすると、ピニオン5aがリングギヤ3にかみ合い、か
つ大きな起動トルクと大きなスピードを有するスタータ
モータ5cにより、リングギア3に駆動力が与えられて
エンジン1がクランキングされる。
【0050】その一方で、コントロールユニット6から
の燃料噴射弁2への燃料噴射信号と点火装置(図示しな
い)への点火信号により、エンジン1の回転に応じて所
定のタイミングで燃料噴射と点火が行われると、燃焼室
内で混合気が燃焼する。この燃焼によるエネルギーがエ
ンジン回転を加速し、これによってエンジン回転が完爆
回転数に達すると、エンジン1が自立運転に入る。この
とき、スタータスイッチ11をOFFにすることで、ピ
ニオン5aはリングギヤ3とのかみ合いから外れて元の
位置に戻り、スタータモータ5cへの通電がやんでモー
タ5cが停止する。
【0051】燃料噴射と点火を制御するため、主にマイ
コンからなるコントロールユニット6には、クランク角
センサ12からのクランク角の基準位置信号と単位クラ
ンク角度毎の信号、水温センサ13からエンジン水温信
号などが入力されている。
【0052】さて、上述したところは一般的なエンジン
始動時の動作であるが、本実施形態では、エンジン始動
時に燃料噴射を停止した状態でスタータモータの信号と
エンジン回転数に基づいて、エンジンフリクションを推
定するか、またはエンジンの燃料消費の悪化に関する診
断を行う。
【0053】これについてさらに説明すると、スタータ
モータに与えた電気エネルギーがエンジンの回転エネル
ギーに変換されるとともに、電気エネルギーの一部はエ
ンジンのフリクションに伴う熱として消失する。つま
り、スタータモータに与えた電気エネルギーから、エン
ジンの有する回転エネルギーを差し引いた値がエンジン
フリクション分であるから、両者をそれぞれ求めること
ができれば、エンジンフリクションの推定が可能にな
る。
【0054】ここで、スタータに与えられる電気エネル
ギーSUMWは、スタータモータの単位時間当たりの仕
事量である電力W(=I×V)を推定のタイミングまで
積算することで求めることができる。また、エンジンの
有する回転エネルギーEは推定タイミングにおけるエン
ジン回転数Neの二乗に比例する。したがって、推定タ
イミングで両者の差であるSUMW−Eを計算し、これ
と判定値(エンジンフリクションが標準的なエンジンに
対する値)を比較することにより、SUMW−Eが判定
値を超えれば標準エンジンよりもエンジンフリクション
が大きくなっていると、またSUMW−Eが判定値以下
であるときは標準エンジンと同等のエンジンフリクショ
ンであると推定できる。
【0055】同様にして、スタータモータの単位時間当
たりの仕事量である電力Wを診断タイミングまで積算す
ることで、スタータに与えられる電気エネルギーSUM
Wを求めるとともに、診断タイミングでエンジン回転数
Neの二乗に比例することで、エンジンの有する回転エ
ネルギーEを求め、両者の差であるSUMW−Eを計算
し、これと判定値を比較することにより、SUMW−E
が判定値を超えれば燃料消費が悪化していると、またS
UMW−Eが判定値以下であるときは燃料消費が悪化し
ていないと診断できる。
【0056】上記のスタータモータに与える電力Wを計
測するため、コントロールユニット6には、図2に示し
たように、スターモータ5cのプラス端子とマイナス端
子の各電圧VA、VBのほか、マイナス端子側に接続した
電流検出用の抵抗(シャント抵抗といわれる)15とア
ースの間の電圧VCが入力されている。
【0057】コントロールユニット6で実行されるエン
ジンフリクションの推定または燃料消費悪化に関する診
断の制御内容を、図3のフローチャートにしたがってさ
らに説明する。図3は一定時間毎(たとえば10mse
c毎)に実行する。
【0058】なお、エンジンフリクションの推定と燃料
消費悪化に関する診断とではほぼ同様の処理を行うの
で、エンジンフリクションの推定について主に説明し、
その後に燃料消費悪化に関する診断に言及する。
【0059】同図において、ステップ1、2では現在の
スタータスイッチの状態と前回のスタータスイッチの状
態をみる。スタータスイッチが前回はOFFで今回はO
Nのときには(つまり始動開始)、ステップ3、4、5
に進み、スタータに与えた電気エネルギー(総量)を表
すSUMWとスタータON時間を計測するためのタイマ
をともにクリアした(SUMW=0、タイマ=0)あ
と、燃料噴射を停止する指令信号を出し(たとえば燃料
噴射停止フラグを導入しこれを1にする)、今回の処理
を終了する。図示しない燃料噴射制御フローでは、この
指令信号を受けると、燃料噴射が禁止される。
【0060】スタータスイッチが前回、今回ともONの
ときは、ステップ1、2よりステップ6に進み、タイマ
と所定値を比較する。ここで、所定値は、標準エンジン
(エンジンフリクションが標準的なエンジンのこと)に
対して燃料噴射すればエンジンが完爆するであろう電気
エネルギーがスタータに供給されたと判断される時間で
あり、予め設定したものである。当初はタイマが所定値
より小さいため、ステップ7に進んでタイマを演算周期
(つまり10msec)の分だけインクリメントした
後、ステップ8、9、10では3つの電圧VA、VB、V
Cを読み込み、このうちスタータモータに印加された電
圧VをV=VA−VBの式により、またスタータモータを
流れる電流IをI=(VB−VC)/R(ただしRは抵抗
15の値)の式により計算し、これら電圧Vと電流Iを
用いて、
【0061】
【数3】SUMW=SUMWz+k1×I×V の式によりスタータモータに与えた電気エネルギーSU
MW[J]を計算する。これは、単位時間当たりの電気
エネルギーを表す電力W(=I×V)[J/s]を積算
するものである(図6参照)。ただし、数3式のk1は
10msec当たりに換算するための係数である。
【0062】タイマのインクリメントの繰り返しにより
やがてタイマが所定値以上になると、推定タイミングに
なったと判断し、ステップ6よりステップ11以降に進
む。ステップ11では燃料噴射停止を解除する指令を出
す(燃料噴射停止フラグを0にする)。図示しない燃料
噴射制御フローでは、この指令信号を受けると、燃料噴
射(および点火)が開始される。
【0063】このように、始動から診断タイミングまで
のあいだ燃料噴射を行わないのは、この間も燃料噴射を
行うと、燃焼熱による分がエンジンの回転エネルギーを
演算する際の誤差として生じ、そのぶんエンジンフリク
ションの推定(または燃料消費悪化の診断)の精度が低
下してしまうのでこれを避けるためである。
【0064】ステップ12では推定タイミングでのエン
ジン回転数Neとエンジン水温Twを読み込み、このう
ちエンジン回転数Neからステップ13において
【0065】
【数4】E=k2×Ne2 の式により推定タイミングでエンジンが有する回転エネ
ルギーE[J]を計算する。ただし、数4式の係数k2
はエンジン回転部分の慣性モーメントに応じた値であ
る。
【0066】ここで、推定タイミングでのこの回転エネ
ルギーEは、推定タイミングまでにスタータに与えた電
気エネルギーSUMWより小さく、その差であるSUM
W−Eがエンジンフリクションのために熱として消失す
るエネルギー分である。したがって、SUMW−Eをエ
ンジンフリクションとして推定することで、エンジンの
燃料消費悪化の原因を特定できる。本発明ではこの推定
結果を表示させるため、あるいはデータとして記憶する
ためステップ14、15でエンジン水温Twに応じた判
定値を演算し、この判定値とエンジンフリクションを表
すW−Eの値を比較する。ここで、W−Eを横軸とする
頻度分布を図4に示すと、エンジン水温一定の条件のも
とで、エンジンのフリクションが標準のエンジン(標準
エンジン)に対してこの標準エンジンよりエンジンフリ
クションの増加したエンジンでは、頻度のピーク位置が
右側にずれる。したがって、図示の位置に判定値を設定
しておけば、W−Eが判定値を超えると、エンジンフリ
クションが標準エンジンよりも増加していると、またW
−Eが判定値以下のとき、エンジンフリクションは標準
エンジンと同等であると判断できる。このため、W−E
が判定値を超えるときだけステップ15よりステップ1
6、17に進み、エンジンフリクションが標準エンジン
よりも増加していることを表す情報(図では「NG」で
略記)をコントロールユニット6内のメモリ(たとえば
EEPROM)に格納するとともに、その情報を警告表
示装置7(図1参照)に表示させる。この表示によりド
ライバに対してエンジンフリクションが標準エンジンよ
りも増加している事態が警告されるとともに、整備工場
やディーラーへの入庫が促されることになる。
【0067】一方、W−Eが判定値以下のときはそのま
ま今回の処理を終了する(このときは、エンジンフリク
ションが標準エンジンよりも増加していることを表す情
報がコントロールユニット6内のメモリに格納されるこ
ともないし、警告表示装置7に何も表示されない)。そ
して、次回からは、従来と同様に、図示しない燃料噴射
制御フローにおいて、始動時の燃料噴射が実行され、や
がてエンジンが自立運転に入る。
【0068】エンジンフリクションはエンジン水温Tw
の影響を大きく受けるので、図5に示したように、実際
には上記の判定値をエンジン水温Twに応じた値として
いる。同図において、エンジン水温Twが低くなるほど
判定値を大きくするのは、エンジン水温Twが低くなる
ほどエンジンフリクションが大きくなることに対応させ
たものである。また、エンジン駆動の補機がない場合と
エンジン駆動の補機(たとえばラジエータファン)があ
る場合とでは判定値を変え、エンジン駆動の補機がある
場合のほうがエンジンフリクションが大きくなるためそ
のぶん判定値を大きくする必要がある。また、パワース
テアリング装置(図では「パワステ」で略記)を備える
車両では、始動時に、電磁クラッチを接続してパワース
テアリング用のオイルポンプをエンジンにより駆動する
ようにしているので、このパワーステアリング用のオイ
ルポンプの駆動分だけさらに判定値を大きくする。した
がって、始動時のエンジン駆動の補機の有無を考慮して
判定値のテーブルを予め作成しておき、このテーブルを
上記のステップ14で検索させる。
【0069】一方、燃料消費悪化に関する診断では、上
記の推定タイミングが診断タイミングとなり、ステップ
15でW−Eが判定値を超えると燃料消費が悪化してい
ると判断し、ステップ16、17で燃料消費が悪化して
いることを表す情報(図では「NG」で略記)をコント
ロールユニット6内のメモリ(たとえばEEPROM)
に格納するとともに、その情報を警告表示装置7(図1
参照)に表示させる。この表示によりドライバに対して
燃料消費が悪化している事態が警告されるとともに、整
備工場やディーラーへの入庫が促されることになる。ま
た、W−Eが判定値以下のとき、燃料消費が悪化してい
ないと判断し、そのまま今回の処理を終了する(このと
きは、燃料消費が悪化していることを表す情報がコント
ロールユニット6内のメモリに格納されることもない
し、警告表示装置7に何も表示されない)。
【0070】このように本実施形態では、エンジンの始
動時に推定タイミングまでにスタータモータに与えた電
気エネルギーSUMWと、推定タイミングにおいてエン
ジンの有する回転エネルギーEとをそれぞれ演算し、こ
れらの差であるSUMW−Eと判定値との比較により標
準エンジンよりもエンジンフリクションが増加したかど
うかを判定するので、エンジンフリクションが増加した
と判定したときには、この判定結果よりエンジンの燃料
消費悪化の原因を特定できる。
【0071】また、燃料消費の悪化に関する診断に際し
てはスタータモータの信号とエンジンの回転数をパラメ
ータとしてこれらより上記の数3式、数4式により簡単
な計算をすれば足りるので、従来装置の燃料消費率を用
いて診断を行う場合よりも診断装置の構成を簡単にする
ことができる。
【0072】また、診断結果の表示される警告表示装置
7をみれば、エンジンフリクションが増大していること
やエンジンの燃料消費が悪化していることを容易に知る
ことができる。
【0073】また、エンジンフリクションの推定中や燃
料消費の悪化に関する診断中も燃料噴射を行いエンジン
燃焼室内で燃焼を行わせると、燃焼熱による分がエンジ
ンの回転エネルギーを演算する際の誤差として生じ、推
定や診断の精度が低下してしまうのであるが、本実施形
態では、推定や診断が終わるまで燃料噴射を停止するの
で、こうした誤差が生じることがなく、推定や診断の精
度を向上できる。
【0074】また、推定や診断の各タイミングをエンジ
ンの完爆タイミングにほぼ合わせることにより完爆タイ
ミングでは推定や診断を終了させるようにしているの
で、始動時の運転性に影響を与えることがない。
【0075】なお、推定や診断のタイミングを完爆タイ
ミングの前にもってきてもかまわない。ただし、推定や
診断のタイミングを遅くするほどデータの信頼性が増す
ので、運転性に影響のない最も遅い時期であるエンジン
の完爆タイミングに推定や診断のタイミングを近づける
ことで、いわゆる分解能が最もよくなる。
【0076】図7のフローチャートは第2実施形態で、
第1実施形態の図3と置き換わるものである。なお、図
3と同一部分には同一のステップ番号をつけてその詳細
な説明は省略する。この実施形態は、推定や診断のタイ
ミングの判定方法が第1実施形態と異なり、エンジン回
転数Neが所定値以上のとき推定や診断のタイミングに
なったと判定するものである(ステップ21、22)。
ここで、所定値は、標準エンジンに対して燃料噴射すれ
ばエンジンが完爆するであろう電気エネルギーがスター
タに与えられたと判断される回転数で、予め設定したも
のである。
【0077】完爆回転数は同じでも始動時のクランキン
グ回転数の上昇度合が急なものやゆっくりしたものなど
や、エンジンの経時劣化により始動時のクランキング回
転数の上昇度合が当初より緩やかになるものがあり、第
1実施形態ではこうした場合にタイマと比較するための
所定値のマッチングが困難であるが、第2実施形態によ
れば、始動時のクランキング回転数の上昇度合が急なも
のやゆっくりしたものがあっても、あるいはエンジンの
経時劣化により始動時のクランキング回転数の上昇度合
が当初より緩やかになるものがあっても推定や診断のタ
イミングを精度よく設定できる。
【0078】ただし、スタータの故障などによりエンジ
ンに対してスタータからエネルギーが与えられなくなる
と、所定値までエンジン回転が上昇せず、エンジン回転
数が所定値以上とならないので、推定や診断を行うこと
ができない。そこで、スタータの故障などによりエンジ
ンにエネルギーが与えられなくなる場合までを考慮する
のであれば、第1段階でまず第2実施形態による推定や
診断を行い、スタータスイッチのOFF→ONから所定
時間が経過しても推定や診断のタイミングにならなけれ
ば、第2段階に移り、今度は第1実施形態による推定や
診断を行うことが考えられる。
【0079】また、エンジンの完爆タイミングに推定や
診断のタイミングを近づけることにより完爆タイミング
になったときには推定や診断を終了させているので、第
1実施形態と同様に、始動時の運転性に影響を与えるこ
とがない。
【0080】図8のフローチャートは第3実施形態で、
第1実施形態の図3と置き換わるものである。なお、図
3と同一部分には同一のステップ番号をつけてその詳細
な説明は省略する。
【0081】第1、第2の各実施形態が、推定や診断が
終わるまで燃料噴射を停止したのに対して、第3実施形
態は始動の開始から燃料噴射を行いつつエンジンの完爆
までに推定や診断を終了するようにしたものである。こ
の実施形態では、エンジンが実際に完爆したタイミング
を推定や診断のタイミングとするので(ステップ3
1)、図9に示したように、エンジン回転数の所定時間
当たりの変化量(=エンジン回転数の変化割合)ΔNが
所定値以上となったとき、エンジンが完爆したと判定さ
せる。
【0082】第3実施形態では完爆タイミングを実際に
検出しているので、第2実施形態と同様に、始動時のク
ランキング回転数の上昇度合が急なものやゆっくりした
ものがあっても、あるいはエンジンの経時劣化により始
動時のクランキング回転数の上昇度合が当初より緩やか
になるものがあっても推定や診断のタイミングを精度よ
く設定できる。
【0083】なお、第3実施形態でも、エンジンの完爆
のタイミングでは推定や診断を終了しているので、始動
時の運転性に影響を与えることがない。
【0084】実施形態では判定値をエンジン水温に応じ
て演算する場合で説明したが、外気温に応じて判定値を
演算させてもかまわない。このときも、外気温が低くな
るなるほど判定値が大きくなる特性である。
【0085】最後に、スタータモータやバッテリが劣化
しているときに本発明の推定や診断を行わない等の対策
は必要でない。なぜなら電力計算によりエンジンに与え
たエネルギーを演算するので、劣化等の影響を受けない
からである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の制御システム図。
【図2】電気回路図。
【図3】推定や診断を説明するためのフローチャート。
【図4】W−Eに対する頻度分布図。
【図5】エンジン水温に対する判定値の特性図。
【図6】第1実施形態の作用説明図。
【図7】第2実施形態の推定や診断を説明するためのフ
ローチャート。
【図8】第3実施形態の推定や診断を説明するためのフ
ローチャート。
【図9】完爆判定を説明するための波形図。
【図10】第3の発明のクレーム対応図。
【図11】第14の発明のクレーム対応図。
【符号の説明】
1 エンジン 5 スタータ 5c スタータモータ 6 コントロールユニット 11 スタータスイッチ 12 クランク角センサ(エンジン回転数センサ)

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランキングを行うスタータを
    備え、エンジンの始動時にスタータモータの信号とエン
    ジンの回転数に基づいてエンジンフリクションが増加し
    たかどうかを判定することを特徴とするエンジンのフリ
    クション推定装置。
  2. 【請求項2】前記スタータモータの信号はスタータモー
    タに作用する電圧およびスタータモータを流れる電流で
    あることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのフリ
    クション推定装置。
  3. 【請求項3】エンジンのクランキングを行うスタータを
    備えるとともに、 エンジンの始動時にスタータモータに与えた電気エネル
    ギーを演算する手段と、 スタータよりエンジンに与えられた回転エネルギーをエ
    ンジンの回転数に基づいて演算する手段と、 前記電気エネルギーからこの回転エネルギーを差し引い
    た値と判定値の比較によりエンジンフリクションが増加
    したかどうかを判定する手段とを備えることを特徴とす
    るエンジンのフリクション推定装置。
  4. 【請求項4】エンジンの完爆までに前記判定を行うこと
    を特徴とする請求項3に記載のエンジンのフリクション
    推定装置。
  5. 【請求項5】前記判定のタイミングはほぼエンジンの完
    爆タイミングであることを特徴とする請求項4に記載の
    エンジンのフリクション推定装置。
  6. 【請求項6】前記エンジンの完爆タイミングをスタータ
    スイッチがONになってからの経過時間により予測する
    ことを特徴とする請求項5に記載のエンジンのフリクシ
    ョン推定装置。
  7. 【請求項7】前記エンジンの完爆タイミングをエンジン
    回転数により予測することを特徴とする請求項5に記載
    のエンジンのフリクション推定装置。
  8. 【請求項8】前記エンジンの完爆タイミングをエンジン
    回転数の変化割合より検出することを特徴とする請求項
    5に記載のエンジンのフリクション推定装置。
  9. 【請求項9】前記判定が終わるまで燃料供給を停止する
    ことを特徴とする請求項3に記載のエンジンのフリクシ
    ョン推定装置。
  10. 【請求項10】エンジンにより駆動される補機を有する
    場合に、エンジンにより駆動される補機がない場合より
    前記判定値を大きくすることを特徴とする請求項3に記
    載のエンジンのフリクション推定装置。
  11. 【請求項11】前記判定値は始動時のエンジン温度また
    は外気温に応じ、これら温度が低くなるほど大きくなる
    値であることを特徴とする請求項3に記載のエンジンの
    フリクション推定装置。
  12. 【請求項12】エンジンのクランキングを行うスタータ
    を備え、エンジンの始動時にスタータモータの信号とエ
    ンジンの回転数に基づいて燃料消費が悪化したかどうか
    を判定することを特徴とするエンジンの燃料消費診断装
    置。
  13. 【請求項13】前記スタータモータの信号はスタータモ
    ータに作用する電圧およびスタータモータを流れる電流
    であることを特徴とする請求項12に記載のエンジンの
    燃料消費診断装置。
  14. 【請求項14】エンジンのクランキングを行うスタータ
    を備えるとともに、 エンジンの始動時にスタータモータに与えた電気エネル
    ギーを演算する手段と、 スタータよりエンジンに与えられた回転エネルギーをエ
    ンジンの回転数に基づいて演算する手段と、 前記電気エネルギーからこの回転エネルギーを差し引い
    た値と判定値の比較により燃料消費が悪化したかどうか
    を判定する手段とを備えることを特徴とするエンジンの
    燃料消費診断装置。
  15. 【請求項15】エンジンの完爆までに前記判定を行うこ
    とを特徴とする請求項14に記載のエンジンの燃料消費
    診断装置。
  16. 【請求項16】前記判定のタイミングはほぼエンジンの
    完爆タイミングであることを特徴とする請求項15に記
    載のエンジンの燃料消費診断装置。
  17. 【請求項17】前記エンジンの完爆タイミングをスター
    タスイッチがONになってからの経過時間により予測す
    ることを特徴とする請求項16に記載のエンジンの燃料
    消費診断装置。
  18. 【請求項18】前記エンジンの完爆タイミングをエンジ
    ン回転数により予測することを特徴とする請求項16に
    記載のエンジンの燃料消費診断装置。
  19. 【請求項19】前記エンジンの完爆タイミングをエンジ
    ン回転数の変化割合より検出することを特徴とする請求
    項16に記載のエンジンの燃料消費診断装置。
  20. 【請求項20】前記判定が終わるまで燃料供給を停止す
    ることを特徴とする請求項14に記載のエンジンの燃料
    消費診断装置。
  21. 【請求項21】エンジンにより駆動される補機を有する
    場合に、エンジンにより駆動される補機がない場合より
    前記判定値を大きくすることを特徴とする請求項14に
    記載のエンジンの燃料消費診断装置。
  22. 【請求項22】前記判定値は始動時のエンジン温度また
    は外気温に応じ、これら温度が低くなるほど大きくなる
    値であることを特徴とする請求項14に記載のエンジン
    の燃料消費診断装置。
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